JPH0721419U - 自動車の窓ガラス保護シートカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の窓ガラス面に保護シートカバーを接
着剤などを用いることなく自己粘着させ、しかも反復し
て粘装着、剥離が容易にできて確実な防塵、防熱防光線
等の効果が得られ美しい外観を得られる。 【構成】 窓ガラス枠３の内側に現れているガラス面１
に、該ガラス面の広さ以内に裁断された、接着剤を用い
ることなく反復してガラス面に密着、剥離が可能な軟ら
かくて弾性があり耐候性に優ぐれ滑らかで粘着力に富む
銀色の薄くて丈夫な塩化ビニル系フイルムによる粘着保
護シートカバー２を自動車のフロント窓ガラス保護シー
トカバーＡ、自動車の後部窓ガラス保護シートカバー
Ｂ、自動車のサイド窓ガラス保護シートカバーＣとして
各々を自動車の窓ガラスに貼付け固定してなる自動車の
窓ガラス保護シートカバー。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の窓ガラス保護シートカバーに係るもので、未然に、車の中 にあるものを窓ガラスを透して侵入する有害な光線や熱から保護したり、窓の外 側に付着するやっかいな砂ぼこりなどを防ぐものであり、詳しくは車の窓ガラス 面に塩化ビニル系フイルムシートの自己粘着性を応用した滑らかな車の窓ガラス 面に容易に密着、剥離を繰り返えして行うことのできる粘着保護シートカバー装 置とそのカバーに関するものである。

【０００２】 〔従来の技術〕 従来、車のシートカバー装置といえば外側から車全体をすっぽりと覆うカバー か、車の腰から上の部分を覆うカバーが主にあり、内側にするものとしては着脱 が速いロールスクリーン装置、カラーフイルムを接着してしまうタイプなどがあ り、フロントガラス部位にアルミ箔を施こした厚紙を立てかけて強い光線を少し でも遮断しようとする装置も多く利用されている。

【０００３】 〔考案が解決しようとする課題〕 従来の技術で述べたもののうち前者においては良く普及しているが窓ガラス面 に付着する粉のような砂ぼこりが舞い込みガラス面を汚すことがしばしば起こり 、いざ発車しようとする時にわざわざウエスでガラス面を清拭することがある。

【０００４】 また、後者において、ロールスクリーン装置のものはほとんど四角型で車の窓 ガラスとのズレが大きく隙間から入り込む光線を遮断するには不完全である、カ ラーフイルムをガラス面に合わせて接着してしまうタイプは一度貼ったらその取 りはづしは大変困難であるから必要でない時にも貼られたまゝで過ごさねばなら ない、アルミ箔を施した厚紙による遮光用の装置も窓ガラス面とのズレが大きく 隙間から光線が入り易すく又立てかけて使用するが安定が悪い。

【０００５】 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本考案における窓ガラス保護シートカバー装置は 、自動車の窓ガラス枠の内側に現れているガラス面に、該ガラス面の広さ以内に 裁断された、接着剤などを用いることなく反復してガラス面に密着、剥離が可能 な軟らかくて弾性があり耐候性に優ぐれ滑らかで粘着力に富む銀色の薄くて丈夫 な塩化ビニル系フイルムによる粘着保護シートを貼り装置することによりなる自 動車の窓ガラス保護シートカバーを考案した。

【０００６】 粘着保護シートはその用途によりアルミ蒸着を施したものやカラー印刷を施し たものを使用するのもよいし写真や絵画、ポスターなどを配してもよい。

【０００７】 あらかじめ採光、通水、通気などの為、等間隔に穴を空けた粘着保護シートも あるが穴が空いていないものもある 用途に応じ選択するのがよいし自分で穴を 空けるのもよい、自分で空けるときはシートの粘着効果などに配慮しながら行え ばよい。

【０００８】 あらかじめ補強用の化繊糸を格子状に仕込んだ粘着保護シートもある、補助シ ートとして軽るいレースやスポンヂその他を貼り合わせて使用する場合などにも 有効である。シートカバーの型や広さは被着面以内において自由に裁断、組み合 わせなどが可能となる。

【０００９】 自動車のサイドミラーやヘツドランプのガラス面に裁断した粘着保護シートカ バーを使うのもよい。必要なところだけの窓ガラスに粘着保護シートを装置した り、取り替えたり、剥離するとよい。

【００１０】 自動車の窓ガラス面の内側のみか外側のみかあるいはその両面に粘着保護シー トカバーを装置するのもよい。

【００１１】 粘着保護シートカバーは薄いフイルムであるため、用途によってはそのフイル ムに重ねて貼る補助シートを用いることもよい。

【００１２】 粘着保護シートのフイルムを窓ガラス全面に貼らないでガラス面の上部１０ｃ ｍ幅程度にだけ貼り、そのシートフイルムにその窓ガラス全面を覆うほどの軽る い補助シートを貼り合わせて使用するのもよい。

【００１３】 自動車の窓ガラス面に貼ることを目的とした粘着保護シートカバーであるが滑 らかなプラスチックや金属面にも粘着するので自動車の天窓にも使用するとよい 。

【００１４】 〔作用〕 アルミ蒸着を施した粘着保護シートカバーを自動車の窓ガラス全面に内側から 貼付け装置することによって車の中を光線や熱から保護できる 着脱が速く簡単 に行え手を汚すことも無く、たゝめば小さく納まるので携行し易すい。

【００１５】 アルミ蒸着を施した粘着保護シートカバーを自動車の窓ガラス全面に外側から 貼付け装置することによって車の中を光線や熱から保護しガラス面を砂ぼこりな どから防ぐことができ防雪、防塵作用がある。

【００１６】 自動車の窓ガラス全てに強力な保護を施こす方法としては内側面、外側面に粘 着保護シートカバーを貼付けさらにその上から補助シートを貼り合せる方法によ り強力な保護作用が認められる。

【００１７】 〔実施例〕 実施例について図面を参照して説明する。 図１において、自動車のフロント窓ガラス保護シートカバーＡは、車の内側ガ ラス面に貼付けてもよいし、外側ガラス面に貼付けてもよく、同じサイズのカバ ーを用意して両面に貼付けることも出来た。

【００１８】 図２において、自動車の後部窓ガラス保護シートカバーＢは、後部窓ガラスの 型がフロント窓ガラスと類似しているのであるが一般的にはよくあるので図示し たものであるが、同様、車の内側ガラス面１に粘着保護シートカバー２を貼付け ても良いし、外側ガラス面１に粘着保護シートカバー２を貼付けてもよく、同じ サイズのカバー２を用意して両面に貼付けることも出来た。

【００１９】 図３において、自動車のサイド窓ガラス保護シートカバーＣは、粘着保護シー トカバー２を車のサイド窓ガラス面１の内側ガラス面に貼付けてもよいし、外側 ガラス面に貼付けてもよいし、同じサイズのカバー２を用意して両面に貼付ける ことも出来た。

【００２０】 〔考案の効果〕 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００２１】 請求項１の自動車のフロント窓ガラス保護シートカバーにおいて、窓ガラス面 に密着するので保護効果が著しい、作業がすこぶる簡単、コンパクトに折りたゝ み収納ができて外観的にも優ぐれている。

【００２２】 請求項２の自動車後部窓ガラス保護シートカバーにおいても上記同様の効果を 奏する。

【００２３】 請求項３の自動車サイド窓ガラス保護シートカバーにおいても上記同様の効果 を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】未装着部分を残こし 粘着保護シートカバーを
自動車のフロント窓ガラスに装置する過程を示す正面図
である。

【図２】未装着部分を残こし 粘着保護シートカバーを
自動車の後部窓ガラスに装置する過程を示す正面図であ
る。

【図３】未装着部分を残こし粘着保護シートカバーを自
動車のサイド窓ガラスに装置する過程を示す正面図であ
る。

【符号の説明】

Ａ、自動車のフロント窓ガラス保護シートカバー Ｂ、自動車の後部窓ガラス保護シートカバー Ｃ、自動車のサイド窓ガラス保護シートカバー １、自動車の窓ガラス面 ２、粘着保護シートカバー ３、自動車の窓ガラス枠 ４、未装着部分

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 窓ガラス枠（３）の内側に現れているガ
   ラス面（１）に該ガラス面の広さ以内に裁断された、接
   着剤を用いることなく反復してガラス面に密着，剥離が
   可能な軟らかくて弾性があり耐候性に優ぐれ滑らかで粘
   着力に富む銀色の薄くて丈夫な塩化ビニル系フイルムに
   よる粘着保護シート（２）を貼付けてなる、自動車のフ
   ロント窓ガラス保護シートカバー（Ａ）。
2. 【請求項２】 請求項１の粘着保護シート（２）を自動
   車後部窓ガラス枠（３）の内側に現れているガラス面
   （１）に該ガラス面の広さ以内に裁断して貼付けてなる
   自動車の後部窓ガラス保護シートカバー（Ｂ）。
3. 【請求項３】 請求項１の粘着保護シート（２）を自動
   車の両サイド窓ガラス枠（３）の内側に現れているガラ
   ス面（１）に該ガラス面の広さ以内に裁断して貼付けて
   なる自動車の両サイド窓ガラス保護シートカバー
   （Ｃ）。