JPH07213885A - 混合用容器及びこの混合用容器を用いて混合する方法 - Google Patents

混合用容器及びこの混合用容器を用いて混合する方法

Info

Publication number
JPH07213885A
JPH07213885A JP951594A JP951594A JPH07213885A JP H07213885 A JPH07213885 A JP H07213885A JP 951594 A JP951594 A JP 951594A JP 951594 A JP951594 A JP 951594A JP H07213885 A JPH07213885 A JP H07213885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
mixing
wall surface
container body
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP951594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Shirai
寧 白井
Koichi Kano
孝一 叶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP951594A priority Critical patent/JPH07213885A/ja
Publication of JPH07213885A publication Critical patent/JPH07213885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessories For Mixers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 混合容器の容器本体内に材料を残すことな
く、混合した材料を全て確実に取出すことが出来ると共
に、容器本体の内壁面等の洗浄作業を省略できる混合用
容器及びこの混合用容器を用いて混合する方法を提供す
ることを目的とするものである。 【構成】 容器本体1の内壁面1aには、吸引密着手段
を構成する多数の吸引穴を備えた焼結金属等の部材2
が、嵌め込むように取付けられている。この部材2の取
付け位置としては、容器本体1の上部部材2aと下部部
材2bとを環状に形成し、この上部部材2aと下部部材
2bとを周方向に所定の間隔で複数の連結部材2cによ
り接続して形成してある。部材2の上部部材2aには、
図示しないバキューム装置と接続する吸引パイプ4が接
続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、混合用容器及びこの
混合用容器を用いて混合する方法に係わり、更に詳しく
は混合攪拌装置用の混合用容器において、混合攪拌を行
う際に容器本体の内壁面に内装容器を密着させて混合攪
拌し、攪拌作業の終了後、内装容器と共に混合材料を取
り出すことにより、容器本体を汚さず混合攪拌し、容器
本体の洗浄作業を省略することが出来る混合用容器及び
この混合用容器を用いて混合する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高粘度もしくは付着性の高い材
料、例えば接着剤、シーリング材等の混合攪拌を行うと
き、材料を直接混合容器に投入し混合攪拌を行っている
が材料が混合容器に直に接しているため、材料が混合容
器の内壁面に付着し、また混合容器を繰返し使用する等
の点や、原材料の科学的性質及び混合物の色等の制約か
ら材料取り出し後に、混合容器の内壁面を洗浄する必要
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、上記のよ
うな混合容器での材料取り出し方法では、次のような問
題を有していた。即ち、材料取り出しを行う毎に治具等
を直接材料に接しなければならず、また材料品質に影響
を与える可能性があるため混合容器に残った材料は屑と
して廃棄するので混合材料の収量が低下してしまう。
【0004】更に、混合容器内壁に付着した材料を有機
溶剤等の洗浄剤を用い洗浄しなければならないので、多
くの労力と時間を要し、作業能率が極めて悪い。この発
明は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、
混合容器の容器本体内に材料を残すことなく、混合した
材料を全て確実に取出すことが出来ると共に、材料の品
質に影響を与えることなく材料の取り出しができ、また
容器本体の内壁面等の洗浄作業を省略でき、作業性及び
作業能率を著しく向上させることが出来る混合用容器及
びこの混合用容器を用いて混合する方法を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、有底筒状に形成された容器本体の内壁面
に、混合攪拌時に内装する可撓性の内装容器を容器本体
の内壁面に吸引密着させる吸引密着手段を配設したこと
を要旨とするものである。前記吸引密着手段として、容
器本体の内壁面に多数の吸引穴を備えた部材を配設し、
この部材にバキューム装置を接続し、また前記多数の吸
引穴を備えた部材として、例えば、焼結金属を用いるも
のである。更に、前記可撓性の内装容器は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等を
材料として形成するものである。
【0006】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、有底
筒状に形成された容器本体内に、容器本体の内径と同一
寸法で、かつ混合容器内部の高さ以上の寸法を有する可
撓性の内装容器を挿入し、前記内装容器を吸引密着手段
を介して容器本体の内壁面に密着させ、この状態で内装
容器内に収容した材料を混合攪拌し、混合攪拌終了後、
内装容器に材料取出し装置をセットし内装容器内から混
合材料を取り出した後、容器本体内の内装容器を取り出
すか、或いは容器本体内から内装容器と共に混合材料を
取り出すことにより、混合容器の容器本体内に材料を残
すことなく、混合した材料を全て確実に取出すことが出
来る。従って、容器本体の内壁面等の洗浄作業を省略で
き、作業性及び作業能率を著しく向上させることが出来
るものである。
【0007】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1は、この発明を実施した高粘度
もしくは付着性の高い材料、例えば接着剤、シーリング
材等の混合材料Wの混合攪拌を行うとき使用する有底筒
状に形成された容器本体1の縦断正面図を示し、この容
器本体1の内壁面1aには、吸引密着手段を構成する多
数の吸引穴を備えた焼結金属等の部材2が、嵌め込むよ
うに取付けられている。
【0008】この部材2の取付け位置としては、例え
ば、図3及び図4に示すように、容器本体1の上部部材
2aと下部部材2bとを環状に形成し、この上部部材2
aと下部部材2bとを周方向に所定の間隔で複数の連結
部材2cにより接続して形成してある。なお、この部材
2の配置構造としては、特に上記のような構造に限定さ
れないが、後述する容器本体1内に挿入し、攪拌時に可
撓性の内装容器3を容器本体1の内壁面1aに吸着保持
出来る構造であれば特に限定されるものではない。
【0009】また、部材2の上部部材2aには、図示し
ないバキューム装置と接続する吸引パイプ4が接続され
ている。次に、混合材料Wを収容する可撓性の内装容器
3は、図5及び図6に示すように、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の厚さ0.02
〜2.0mm 程度の樹脂シートにより成形され、この内装容
器3は、前記容器本体1の内径Dと同一寸法で、かつ混
合容器1内部の高さH以上の寸法を有するように形成さ
れている。
【0010】なお、内装容器3は、材料の厚さ等によっ
て、形状を自己保持出来るものと、自己保持出来ないも
のとがあり、それは使用条件や使用状態に応じて任意に
作成して使用するものである。次に、上記のような容器
本体1を使用して、混合材料Wの混合攪拌を行う方法に
ついて説明する。
【0011】まず、図1に示すように図示しない混合攪
拌装置へセットした容器本体1内に可撓性の内装容器3
を挿入するか、または予め混合材料Wを収容した内装容
器3を挿入し、この状態で、バキューム装置を駆動させ
て内装容器3を容器本体1の内壁面1aに配設した部材
2を介して容器本体1の内壁面1aに吸引密着させて保
持させ、この状態で、内装容器3に収容されている混合
材料Wを混合攪拌装置により攪拌する。
【0012】この攪拌作業は、上記のように容器本体1
の内壁では直接おこなわず、内装容器3を介して行うの
で、容器本体1の内壁を混合材料Wにより汚したり、付
着させるようなことはない。以上のような攪拌作業が終
了したら、容器本体1内から混合材料Wと共に内装容器
3を取り出し、内装容器3を絞り機等(加圧ローラー
等)にかけて、混合材料Wに触れることなく内装容器3
の内壁面に付着している混合材料Wを完全に絞り出して
抽出させ、絞り出した後の内装容器3は、廃棄させる。
【0013】また、混合材料Wの他の抽出方法として
は、図2に示すように容器本体1内において内装容器3
により攪拌作業が終了した混合材料W上に加圧プレート
5を載置し、加圧プレート5を押圧させながら混合材料
Wを抽出パイプ6により順次抽出させる。この場合に
も、内装容器3から全ての混合材料Wを抽出させること
が難しいので、殆どの混合材料Wを抽出させた後、内装
容器3を容器本体1から取外し、上記の実施例と同様に
絞り機等(加圧ローラー等)にかけて、残った混合材料
Wを抽出させ、絞り出した後の内装容器3は、廃棄させ
るものである。
【0014】以上のように、この発明では混合材料Wの
攪拌作業は、上記のように容器本体1の内壁では直接お
こなわず、内装容器3を介して行うので、容器本体1の
内壁を混合材料Wにより汚したり、付着させるようなこ
とはなく、従って、混合した材料を全て確実に取出すこ
とが出来ると共に、材料の品質に影響を与えることなく
材料の取り出しができる。また、容器本体1の内壁面等
の洗浄作業を省略でき、作業性及び作業能率を著しく向
上させることが出来るものである。
【0015】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成したの
で、混合容器の容器本体内に材料を残すことなく、混合
した材料を全て確実に取出すことが出来ると共に、短時
間に作業を行うことが出来、また材料の品質に影響を与
えることなく材料の取り出しができる上に、容器本体の
内壁面等の洗浄作業を省略でき、内装容器を取り外す作
業のみで洗浄剤を使用せず、作業性及び作業能率を著し
く向上させることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した容器本体から内装容器を介
して混合材料を取り出す方法を示す容器本体の断面図で
ある。
【図2】この発明を実施した容器本体から内装容器を介
して混合材料を取り出す方法の他の実施例を示す容器本
体の断面図である。
【図3】容器本体の平面図である。
【図4】図3のAーA矢視断面図である。
【図5】内装容器の平面図である。
【図6】図5のBーB矢視断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 1a 容器本体の
内壁面 2 部材 2a 上部部材 2b 下部部材 2c 連結部材 3 内装容器 4 吸引パイプ 5 加圧プレート 6 抽出パイプ W 混合材料

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状に形成された容器本体の内壁面
    に、混合攪拌時に内装する可撓性の内装容器を容器本体
    の内壁面に吸引密着させる吸引密着手段を配設したこと
    を特徴とする混合用容器。
  2. 【請求項2】 前記吸引密着手段として、容器本体の内
    壁面に多数の吸引穴を備えた部材を配設し、この部材に
    バキューム装置を接続した請求項1に記載の混合用容
    器。
  3. 【請求項3】 前記多数の吸引穴を備えた部材として、
    焼結金属を用いた請求項2に記載の混合用容器。
  4. 【請求項4】 前記可撓性の内装容器は、ポリエチレ
    ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等を
    材料として形成した請求項1に記載の混合用容器。
  5. 【請求項5】 有底筒状に形成された容器本体内に、容
    器本体の内径と略同一寸法で、かつ混合容器内部の高さ
    以上の寸法を有する可撓性の内装容器を挿入し、前記内
    装容器を吸引密着手段を介して容器本体の内壁面に密着
    させ、この状態で内装容器内に収容した材料を混合攪拌
    し、混合攪拌終了後、容器本体内から内装容器と共に混
    合材料を取り出すことを特徴とする混合用容器を用いて
    混合する方法。
  6. 【請求項6】 前記混合攪拌終了後、内装容器に材料取
    出し装置をセットし内装容器内から混合材料を取り出す
    請求項4に記載の混合用容器を用いて混合する方法。
JP951594A 1994-01-31 1994-01-31 混合用容器及びこの混合用容器を用いて混合する方法 Pending JPH07213885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP951594A JPH07213885A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 混合用容器及びこの混合用容器を用いて混合する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP951594A JPH07213885A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 混合用容器及びこの混合用容器を用いて混合する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07213885A true JPH07213885A (ja) 1995-08-15

Family

ID=11722401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP951594A Pending JPH07213885A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 混合用容器及びこの混合用容器を用いて混合する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07213885A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101647090B1 (ko) * 2015-05-18 2016-08-09 김장훈 원료 혼합장치
JP2020525262A (ja) * 2017-06-28 2020-08-27 フォーディー ファーマ レオン エス.エル.ユー.4D Pharma Leon, S.L.U. チャンバを裏張りするための方法および装置
CN114130238A (zh) * 2021-11-30 2022-03-04 重庆盛科能源有限公司 一种高清洁无烟柴油的调配方法及装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101647090B1 (ko) * 2015-05-18 2016-08-09 김장훈 원료 혼합장치
JP2020525262A (ja) * 2017-06-28 2020-08-27 フォーディー ファーマ レオン エス.エル.ユー.4D Pharma Leon, S.L.U. チャンバを裏張りするための方法および装置
CN114130238A (zh) * 2021-11-30 2022-03-04 重庆盛科能源有限公司 一种高清洁无烟柴油的调配方法及装置
CN114130238B (zh) * 2021-11-30 2024-05-10 重庆盛科能源有限公司 一种高清洁无烟柴油的调配方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5846493A (en) System for analyzing a substance from a solution following filtering of the substance from the solution
EP1441048A3 (en) Plating apparatus, plating cup and cathode ring
EP1340982A3 (en) Assay work station
JP2019519793A (ja) 計量ヘッド、計量ヘッドを備えた計量装置、および計量ヘッドを用いた計量方法
JP4000184B1 (ja) 自動洗浄乾燥方法及び自動洗浄乾燥機
JPH07213885A (ja) 混合用容器及びこの混合用容器を用いて混合する方法
JP2017018053A (ja) 核酸抽出キット、核酸抽出方法および核酸抽出装置
CN101658849B (zh) 吸嘴清洁冶具及其使用方法
CN218339673U (zh) 一种肥料生产调配装置
CN217572076U (zh) 一种数控机床用冷却液过滤装置
CN217613057U (zh) 一种具有过滤功能的萃取机
CN209871493U (zh) 便于拆卸的干法制粒机垂直供料装置
CN210333647U (zh) 一种反应杯清洗设备
CN217247146U (zh) 固液分离漏斗
CN219681962U (zh) 一种压滤机进料滤布脱渣设备
CN113144962A (zh) 一种基于定量多腔道进料的化工配比混料机
JP2007268412A (ja) ペースト充填装置およびこれを用いたペースト充填方法
CN215560337U (zh) 一种多重pcr用的密封的反应仓
CN111334417A (zh) 预分装磁珠法核酸提取装置
CN116551448B (zh) 一种精密零件生产用数控加工中心
DE112010000856B4 (de) Automatischer Analysator
JP2017118835A (ja) 試薬カートリッジ及び核酸精製キット
CN218524687U (zh) 一种生物有机肥生产用成分检验装置
CN216260254U (zh) 一种具有清洗功能的锥式搅拌设备
CN217141035U (zh) 一种小麦粉加工用防堵定量自动填充机

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040427

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040928

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02