JPH07213621A - バルーンカテーテルとそれを使用した経皮的冠動 脈形成術装置 - Google Patents

バルーンカテーテルとそれを使用した経皮的冠動 脈形成術装置

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JPH07213621A
JPH07213621A JP6283569A JP28356994A JPH07213621A JP H07213621 A JPH07213621 A JP H07213621A JP 6283569 A JP6283569 A JP 6283569A JP 28356994 A JP28356994 A JP 28356994A JP H07213621 A JPH07213621 A JP H07213621A
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frequency signal
balloon
circuit
temperature
coronary angioplasty
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Setsuo Hashimoto
節夫 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安価で、しかもバルーンカテーテルが太くなら
ない経皮的冠動脈形成術装置とバルーンカテーテルを提
供することにある。 【構成】バルーンカテーテルは、細長く柔軟性を有する
チューブと、チューブの先端かそれに近い場所に固定さ
れた膨張及び収縮可能なバルーンと、バルーン内に固定
され熱起電力を発生可能な電極とを有する。また、高周
波発生装置は、バルーン内の電極に高周波信号を供給
し、その高周波信号を供給しない期間に電極から熱起電
力を検出して温度を検出し、バルーン内の温度が設定値
になるよう検出温度に応じて高周波信号を変化させる。
この構成によって、バルーンカテーテル内の電極に接続
するリード線が2本で済み、カテーテルの太さが大きく
ならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冠動脈血管にできた狭
窄部を血管壁を損傷すること無く拡張して治療する経皮
的冠動脈形成術装置に関し、特に、バルーンカテーテル
を使ってその狭窄部を治療する経皮的冠動脈形成術装置
とその装置に使用するバルーンカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動脈硬化等により冠動脈にできた
狭窄部を治療する経皮的冠動脈形成術(以下、これを英
語の頭文字で略したPTCAと言う)では、バルーンカ
テーテルが多く使用される。バルーンカテーテルは、冠
動脈血管の狭窄部に挿入されるバルーンを有し、常温で
バルーンを膨張させて機械的に狭窄部を拡張し、血流を
改善する。そのバルーンカテーテルは、図8に示すよう
に、先端に薄膜状のバルーン31が形成されたチューブ
で覆われたカテーテルシャフト30と、ワイヤガイドル
ーメン33と、バルーン・インフレーションルーメン3
4とから成る。ワイヤガイドルーメン34は、カテーテ
ルシャフト30の中に挿入されるワイヤを操作し、カテ
ーテルシャフト30の先端部を血管内で動かす。バルー
ン・インフレーションルーメン34は、バルーン31の
中にイオン液を注入する為のものである。イオン液によ
って、バルーン31が膨張する。
【0003】図9に示すように、膨張していないバルー
ン31が冠動脈血管40の狭窄部41に挿入されるま
で、バルーンカテーテルが血管内を移動する。その後、
バルーン・インフレーションルーメン34からイオン液
が注入されると、バルーン31がそのイオン液によって
膨張し、狭窄部41が拡張して血流の改善が行われる。
しかし、この治療方法では、血管内壁が複雑な形で拡張
され、拡張した部位が再び動脈硬化等になり易く、治療
を繰り返さなければならない。また、狭窄部を機械圧力
だけで拡張して治療するので、圧力を大きくしなければ
ならず、このために血管壁の内膜や中膜が損傷し、副次
的な血管疾病を招く恐れがある。
【0004】治療効果を上げるため、米国特許第5,0
42,980及び第5,207,669号では、バルー
ンカテーテルで冠動脈血管の狭窄部を拡張しながら熱を
加えることによって治療する経皮的冠動脈形成術装置
(PTCA装置)が開示されている。このPTCA装置
は、バルーンカテーテル内に光ファイバを有し、その先
端がバルーンの内部まで挿入されている。光ファイバの
一端からレーザ光が導入され、レーザ光が、膨張したバ
ルーン内の光ファイバからバルーンの壁を通して狭窄部
に照射される。このとき、狭窄部はバルーンによって拡
張されながらレーザ光の熱によって溶融し、除去され
る。熱を利用した狭窄部の治療は、治療経過が良く、治
療効果が高い。しかし、レーザ装置及びその駆動装置が
高価で、また電力も多く消費するので、経済的ではな
い。また、バルーン付近の温度を一定に保つための温度
制御が困難で、レーザ光が血管壁に穴を開ける危険があ
った。
【0005】一方、熱を利用した他のPTCAとして、
バルーンカテーテルのバルーン内に電極を固定し、その
電極に高周波信号を供給し狭窄部に高周波電界を与える
ことによって、狭窄部を加熱しながら拡張して治療する
方法が考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】高周波加熱を利用した
バルーンカテーテルは、狭窄部の温度をバルーンを通し
て検出するため温度センサがバルーン内に固定され、温
度センサの出力に応じて温度を一定に保つための温度制
御回路が必要となる。電極と温度センサと温度制御回路
は、レーザ装置及びその駆動回路に比べかなり安価で、
しかも治療の安全性が高いが、バルーンカテーテルの内
部には、加熱のための高周波信号が供給される電極と温
度センサのそれぞれに接続する少なくとも4本のリード
線が配線されることになる。その配線のため、バルーン
カテーテルの太さが増大し、柔軟性も失ってしまうの
で、いまだ実用化されていない。
【0007】本発明の目的は、安価で、しかもバルーン
カテーテルが太くならないPTCA装置とバルーンカテ
ーテルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明によるPTCA装置のバルーンカテーテル
は、細長く柔軟性を有するチューブと、そのチューブの
先端かそれに近い場所に固定された膨張及び収縮可能な
バルーンと、バルーン内に固定され熱起電力を発生可能
な電極とを有する。また、高周波発生装置は、バルーン
内の電極に高周波信号を供給し、その高周波信号を供給
しない期間に同じ電極から熱起電力を検出して温度を検
出し、バルーン内の温度が設定値になるよう検出温度に
応じて高周波信号を変化させる。
【0009】この構成によって、バルーンカテーテル内
に配線されるリード線が2本で済み、カテーテルの太さ
が大きくならない。また、バルーン内の電極は温度セン
サを兼ねた電極であるので、部品数が少なくなり経済的
である。
【0010】好ましい高周波発生装置は、高周波信号を
発生する高周波信号発生回路と、高周波信号をバルーン
内の電極に供給するかしないかを切り換える出力回路
と、高周波信号を供給しない期間にバルーン内の電極か
ら熱起電力を検出して温度を検出し、バルーン内の温度
が設定値になるよう検出温度に応じて高周波信号発生回
路を制御することで高周波信号を変化させる制御回路と
を有する。
【0011】また別の好ましい高周波発生回路は、高周
波信号を発生する高周波信号発生回路と、高周波信号を
バルーン内の電極に供給するかしないかを切り換える出
力回路と、高周波信号を供給しない期間にバルーン内の
電極から熱起電力を検出して温度を検出し、バルーン内
の温度が設定値になるよう検出温度に応じて出力回路を
制御することで高周波信号の供給期間を変化させる制御
回路とを有する。
【0012】また、本発明によれば、血管の狭窄部を治
療するためのPTCA装置に使用されるカテーテルであ
って、細長く柔軟性を有するチューブと、このチューブ
の先端かそれに近い場所に固定された膨張及び収縮可能
なバルーンと、バルーン内に固定され狭窄部の加熱とバ
ルーン内の温度検出とを兼ねた熱電対と、この熱電対に
接続する2本のリード線とを有するバルーンカテーテル
が得られる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0014】図1は本発明による実施例の経皮的冠動脈
形成術装置(PTCA装置)の斜視図、図2は図1のP
TCA装置のバルーンカテーテル先端部の拡大図と高周
波発生装置の詳細回路を示す回路図、図3は図2のA−
A断面図である。
【0015】図1及び図2において、PTCA装置は、
バルーンカテーテル10と高周波発生装置20とを有す
る。バルーンカテーテル10は、樹脂からなるカテーテ
ルシャフト1と、カテーテルシャフト1の周囲を包囲し
先端の一部を薄膜状にしてバルーン2を形成した樹脂チ
ューブ3と、カテーテルシャフト1の外周側面にカテー
テルシャフト1の長さ方向に固定された2本のリード線
4(図4)と、リード線4を高周波発生回路20に接続
するリード線5,6と、リード線4の先端に接続されバ
ルーン2の中に配置された熱電対50とを有する。熱電
対50は、図3に示すようにカテーテルシャフト1の外
周側面に螺旋状に巻き付いている。
【0016】カテーテルシャフト1は、長さ1〜2m、
直径が約1mmのポリエチレン樹脂の柔軟性中空シャフ
トで、内部に金属ワイヤ8が挿入されている。ワイヤ8
は、バルーンカテーテル10の血管への挿入をガイドす
るだけでなく、その先端がバルーンカテーテル10の先
端から少し突き出て、血管内に詰まった動脈硬化等のの
塊の部位を崩すことでバルーンカテーテルの血管への挿
入を補助する。
【0017】カテーテルシャフト1と樹脂チューブ3の
間には、イオン液をバルーン2の内部に注入するための
送液路7が形成され、イオン液が注入口7Aから送液路
7に注入される。バルーン2は、送液路7から注入され
たイオン液によって膨らむ。イオン液は、血液中に解け
ても支障の無いような材料が選ばれる。バルーン2は、
膨張、伸縮性が良く、熱電対50からの熱に十分耐える
材質のものが望ましい。このような材料として、例えば
ポリエチレン樹脂がある。
【0018】熱電対50は、幅1mm,長さ15mm,
厚さ0.3mmの白金線を使用した熱電対材料である。
図1に示すように、バルーンカテーテル10が心臓の冠
動脈血管40に挿入されるとき、冠動脈血管40の狭窄
部41の加熱のための高周波信号が高周波発生装置20
から熱電対50に供給され、高周波信号が供給されない
間、熱電対50は温度センサになる。高周波信号の印加
と温度検出の切り替えは、高周波発生装置20によって
繰り返し行われる。熱電対50と対極板9との間に高周
波信号が供給される。対極板9は、患者の背中に配置さ
れる。
【0019】高周波発生装置20は、熱電対50と対極
板9との間に高周波信号を供給し、それを供給しない間
に、熱電対50の熱起電力を検出することで、バルーン
2の内部の温度を検知する。高周波信号が熱電対50に
供給されるとき、熱電対50から高周波電界が発生し狭
窄部41に放射される。狭窄部41の誘電損失は大きい
ので、高周波電界によって狭窄部が効率よく加熱する。
また熱電対自体も多少加熱する。高周波信号による加熱
と温度検出は周期的に行われ、加熱温度は、検出温度に
応じて常にコントロールされる。このように、熱電対5
0が、狭窄部の加熱のための電極と温度センサの機能を
兼ねることで、バルーンカテーテル10の中のリード線
4は、2本で済み、バルーンカテーテル10の断面(図
3)の直径を0.5mm以下にすることができ、また柔
軟性が損なわれない。
【0020】図2において、高周波発生装置20は、発
熱と温度検出のタイミングを切り替えるためのスイッチ
ング回路11と、12.56MHzの高周波発振信号を
出力する発振回路12と、増幅回路13と、熱電対50
の熱起電力によって温度を検出し、検出された温度に応
じて増幅回路13の増幅率あるいは出力電圧を変化させ
る制御信号を発生する温度検出及びコントロール回路1
4と、スイッチングコントロール回路15とを有する。
バルーンカテーテル内のリード線4に接続するリード線
5と6は、スイッチング回路11の共通端子に接続され
る。
【0021】スイッチングコントロール回路15は、図
4に示すような切換信号Pをスイッチング回路11に出
力する。スイッチング回路11は、切換信号Pによっ
て、熱電対50に接続するリード線5,6を増幅回路1
3の出力側または温度検出及びコントロール回路14の
入力側に交互に接続する。すなわち、切換信号Pが高レ
ベルのとき(Tb時間)、増幅回路13が選択され、1
2.56MHzの高周波信号が熱電対50に供給され、
これにより熱電対50と対極板9の間に高周波信号(電
波)が流れ、狭窄部が加熱される。切換信号Pが低レベ
ルのとき(Ta時間)、温度検出及びコントロール回路
14が選択される。Ta時間内に、温度検出及びコント
ロール回路14は、熱電対50からの熱起電力を検出す
ることで温度を検出し、その検出値に応じてバルーン2
の内部の温度を設定値(45℃〜65℃)にするための
制御信号を発生し、増幅回路13の増幅率を制御する。
設定値は、冠動脈血管の狭窄部を溶かしかつ血管に損傷
を与えない適切温度である。制御信号が電圧の場合、増
幅回路13は電圧可変増幅回路が使用される。したがっ
て、バルーン2の内部の温度すなわち狭窄部の加熱温度
は、常に最適に保たれる。なお、12.56MHzは、
高周波信号を取り扱うために国際的に規格化された周波
数であるが、本実施例ではこれに限定されない。
【0022】図5は、高周波発生装置20の他の構成例
を示すブロック図である。図において、高周波発生装置
20Aは、熱電対50の検出温度に応じてスイッチング
コントロール回路15からの切換信号Pを制御するもの
で、増幅回路13の増幅率は一定である。温度検出及び
コントロール回路14は、図2の熱電対50からの熱起
電力によって温度を検出し、その温度が設定値(45〜
65℃)に成るよう図4の切換信号Pの高周波信号供給
時間Tbを変化させる。すなわち、温度が高ければ、温
度検出及びコントロール回路14は時間Tbを短くし、
温度が低ければ時間Tbを長くすることで、バルーン内
の温度を設定値に保つ。この場合、温度センスのための
時間Taを一定に保って時間Tbだけを変化させても、
高周波加熱と温度センスの周期(Ta+Tb)を一定に
保ちながら時間TaとTbを変化させても良い。
【0023】図6に示すように、温度検出及びコントロ
ール回路14は、熱電対50からの熱起電力を増幅する
増幅器21と、アナログ/ディジタル(A/D)変換器
22と、設定温度と熱電対50による検出温度との差分
を検出する差分検出回路23と、差分出力に応じて増幅
器13あるいはスイッチングコントロール回路15への
制御信号を発生する制御信号発生回路24と、設定温度
と検出温度とを表示させるための表示制御回路26とを
有する。温度設定回路25は、図2のバルーン内の温度
を適切に設定するための設定温度データを発生する。差
分検出回路23は、設定温度データとA/D変換器22
の出力から検出した検出温度データとの差を検出し、差
分信号を出力する。制御信号発生回路24は、差分信号
に応じてバルーン内の温度を設定値に保つための制御信
号を発生する。表示制御回路26は、温度設定回路25
からの設定温度データを設定温度表示器27に表示さ
せ、また、A/D変換器22の出力から検出した検出温
度を検出温度表示器28に表示させる。
【0024】以上のPTCA装置によって冠動脈血管の
狭窄部の治療を行う場合、最初、図7に示すように、患
者の背面に対極板9が接触面積を小さくするようにして
張り付けられる。次に、バルーンカテーテル10が患者
の太股の血管から挿入され、バルーン2が心臓の冠動脈
血管40(図1)の狭窄部41に挿入される。次に、イ
オン液が送液路7からバルーン2に注入され、バルーン
2が膨張すると同時に、高周波発生回路20から熱電対
50に高周波信号が供給され、図1の血管40の狭窄部
41が加熱され拡張される。高周波発生回路40は、高
周波信号の発生と温度検出を繰り返し、45〜65℃の
設定値にコントロールされながら治療が行われる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるPT
CA装置は、バルーンカテーテルのバルーン内に高周波
信号が供給される電極を有し、高周波発生装置はその電
極に高周波信号を供給しない間、電極の熱起電力によっ
てバルーン内の温度を検出して、高周波加熱温度をコン
トロールするので、安全に血管の狭窄部の治療ができ
る。また、バルーンカテーテル内の電極に接続するリー
ド線が2本で済むので、カテーテルの太さが大きくなら
ず、バルーン内の電極は温度センサを兼ねた電極である
ので、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるPTCA装置を示す斜
視図及びブロック図である。
【図2】図1のPTCA装置のカテーテルの先端部と高
周波発生装置の詳細を示す断面及びブロック図である。
【図3】図2のA−A断面を示す断面図である。
【図4】図2の高周波発生装置の動作を示すタイミング
チャートである。
【図5】図2の高周波発生装置の別な例を示すブロック
図である。
【図6】図2または図5の高周波発生装置の温度検出及
びコントロール回路の詳細回路図である。
【図7】本発明の実施例におけるPTCA装置による血
管の治療状態を示す図である。
【図8】従来のバルーンカテーテルを示す正面図であ
る。
【図9】図8の従来のバルーンカテーテルによる血管の
治療を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カテーテルシャフト 2 バルーン 10 バルーンカテーテル 20 高周波発生装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血管の狭窄部を治療するための経皮的冠
    動脈形成術装置において、細長く柔軟性を有するチュー
    ブと、前記チューブの先端かそれに近い場所に固定され
    た膨張及び収縮可能なバルーンと、前記バルーンの内部
    に固定され熱起電力を発生可能な電極とを有するバルー
    ンカテーテルと、 前記電極に高周波信号を供給し、前記高周波信号を供給
    しない期間に前記電極から前記熱起電力を検出して温度
    を検出し、前記バルーン内の温度が設定値になるよう検
    出温度に応じて前記高周波信号を変化させる高周波発生
    装置とを有する経皮的冠動脈形成術装置。
  2. 【請求項2】 前記高周波発生装置は、前記高周波信号
    を発生する高周波信号発生回路と、前記高周波信号を前
    記電極に供給するかしないかを切り換える出力回路と、
    前記高周波信号を供給しない期間に前記電極の前記熱起
    電力を検出して温度を検出し、前記バルーン内の温度が
    設定値になるよう検出温度に応じて前記高周波信号発生
    回路を制御することで前記高周波信号を変化させる制御
    回路とを有する請求項1の経皮的冠動脈形成術装置。
  3. 【請求項3】 前記出力回路は、前記高周波信号を前記
    電極に供給するかしないかの切り換えを交互に繰り返す
    ことを特徴とする請求項2の経皮的冠動脈形成術装置。
  4. 【請求項4】 前記高周波信号発生回路は、高周波発振
    信号を出力する高周波発振回路と、前記高周波発振信号
    を増幅し、前記制御回路の出力に応じて増幅率が変化す
    る増幅回路とを有する請求項3の経皮的冠動脈形成術装
    置。
  5. 【請求項5】 前記電極は、熱電対であることを特徴と
    する請求項4の経皮的冠動脈形成術装置。
  6. 【請求項6】 前記高周波発生装置は、前記高周波信号
    を発生する高周波信号発生回路と、前記高周波信号を前
    記電極に供給するかしないかを切り換える出力回路と、
    前記高周波信号を供給しない期間に前記電極から前記熱
    起電力を検出して温度を検出し、前記バルーンの内部の
    温度が設定値になるよう検出温度に応じて前記出力回路
    を制御することで前記高周波信号の供給時間を変化させ
    る制御回路とを有することを特徴とする請求項1の経皮
    的冠動脈形成術装置。
  7. 【請求項7】 前記出力回路は、前記電極を前記高周波
    信号発生回路の出力側と前記制御回路の入力側に交互に
    接続するスイッチング回路と、前記制御回路の出力によ
    って前記スイッチング回路における前記電極との接続を
    制御するスイッチング制御回路とを有する請求項6の経
    皮的冠動脈形成術装置。
  8. 【請求項8】 前記電極は、熱電対であることを特徴と
    する請求項7の経皮的冠動脈形成術装置。
  9. 【請求項9】 冠動脈の狭窄部を治療するための経皮的
    冠動脈形成術装置に使用されるカテーテルにおいて、 細長く柔軟性を有するチューブと、前記チューブの先端
    かそれに近い場所に固定された膨張及び収縮可能なバル
    ーンと、前記バルーン内に固定され前記狭窄部の加熱と
    前記バルーン内の温度検出とを兼ねた熱電対と、前記熱
    電対に接続する2本のリード線とを有するバルーンカテ
    ーテル。
JP6283569A 1993-12-09 1994-11-17 バルーンカテーテルとそれを使用した経皮的冠動 脈形成術装置 Pending JPH07213621A (ja)

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