JPH07211209A - リレー固着防止装置 - Google Patents

リレー固着防止装置

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Publication number
JPH07211209A
JPH07211209A JP487394A JP487394A JPH07211209A JP H07211209 A JPH07211209 A JP H07211209A JP 487394 A JP487394 A JP 487394A JP 487394 A JP487394 A JP 487394A JP H07211209 A JPH07211209 A JP H07211209A
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JP
Japan
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relay
relay switch
contacts
sticking
switch
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Withdrawn
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JP487394A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Nomura
徹也 野村
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07211209A publication Critical patent/JPH07211209A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H47/00Circuit arrangements not adapted to a particular application of the relay and designed to obtain desired operating characteristics or to provide energising current
    • H01H47/002Monitoring or fail-safe circuits

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  • Relay Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アーク放電等でリレースイッチの接点が固着
した場合に、接点を自動的に復帰させることにより、保
守作業を軽減させる。 【構成】 リレースイッチ11の接点11aが接点11
cにアーク放電等により固着した場合に、ソレノイド3
が駆動され、衝撃部材6により外装ケース11に衝撃が
与えられる。これにより接点11aが元の位置に復帰さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリレースイッチにおける
接点がオン/オフ時のアーク放電等により固着するのを
防止するためのリレー固着防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば伝送器を介して接続され
た端末装置やプラント制御装置あるいは自動車に搭載さ
れた制御装置には、出力電流等をオン/オフ制御するた
めのリレースイッチが用いられている。このようなリレ
ースイッチは電流をオン/オフさせるための接点と、こ
の接点を駆動させるためのコイルとを含んで構成されて
おり、前記端末装置や制御装置等に用いられる場合、定
格電流に応じたリレースイッチが通常用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記リレースイッチに
定格電流が流れている時は問題ないが、リレースイッチ
のオン時の負荷突入電流やオフ時の負荷遮断電流により
接点が解けて固着する場合がある。特にリレースイッチ
がオンからオフする時に接点の接触点の回りでアーク放
電等が発生し、例えば接点材質が銅系や銀酸化スズ系の
場合、接点温度が約1000℃を超えると接触点の回り
が溶けて接点間が溶着するような事態が発生する場合が
ある。これにより、リレースイッチが用いられている前
記端末装置や制御装置等が誤動作するような事態が生じ
る。その場合、従来はリレースイッチがオンしたまま或
は接点がオープンのまま保持されるため重要不良モード
となる可能性が高かった。さらに不良が発生した場合、
不良のリレースイッチを新しいリレースイッチに交換す
るために、端末装置や制御装置が設置されている場所ま
で保守員が出むいており、保守のための経費が嵩むとい
う課題があった。
【0004】本発明は上記のような課題に鑑みなされた
ものであり、アーク放電等により接点が溶けて固着した
リレースイッチを自動的に復帰させることができるリレ
ー固着防止装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るリレー固着防止装置(1)は、リレース
イッチにおける接点の固着を防止するためのリレー固着
防止装置であって、前記接点がアーク放電等により固着
した場合に、前記接点を収納した外装ケースに物理的な
衝撃を与える衝撃付与手段を備えていることを特徴とし
ている。
【0006】本発明に係るリレー固着防止装置(2)
は、リレースイッチにおける接点の固着を防止するため
のリレー固着防止装置であって、前記接点がアーク放電
等により固着した場合に前記外装ケースに物理的な振動
を与える振動付与手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0007】本発明に係るリレー固着防止装置(3)
は、上記リレー固着防止装置(1)又はリレー固着防止
装置(2)において、衝撃付与手段あるいは振動付与手
段による衝撃エネルギーあるいは振動エネルギーを可変
とする付与エネルギー可変手段を備えていることを特徴
としている。
【0008】本発明に係るリレー固着防止装置(4)
は、複数個のリレースイッチを備えたスイッチシステム
における前記リレースイッチの接点の固着を防止するた
めのリレー固着防止装置であって、前記複数個のリレー
スイッチのうち、あるリレースイッチの接点がアーク放
電等により固着した場合に、前記あるリレースイッチ以
外の正常なリレースイッチのオン/オフ動作を繰り返さ
せる制御手段を備えていることを特徴としている。
【0009】本発明に係るリレー固着防止装置(5)
は、リレースイッチにおける接点の固着を防止するため
のリレー固着防止スイッチであって、前記接点を収納し
た外装ケースに物理的な衝撃を与える衝撃付与手段を備
えるとともに、前記リレースイッチがオンからオフする
毎に前記衝撃付与手段を駆動させる制御手段を備えてい
ることを特徴としている。
【0010】本発明に係るリレー固着防止装置(6)
は、リレースイッチにおける接点の固着を防止するため
のリレー固着防止装置であって、前記接点を収納した外
装ケースに物理的な振動を与える振動付与手段を備える
とともに、前記リレースイッチがオンからオフする毎に
前記振動付与手段を駆動させる制御手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0011】本発明に係るリレー固着防止装置(7)
は、複数個のリレースイッチを備えたスイッチシステム
における前記リレースイッチの接点の固着を防止するた
めのリレー固着防止スイッチであって、前記接点がアー
ク放電等により固着した場合に、前記接点を収納した外
装ケースに物理的な振動や衝撃等の力学的エネルギーを
与える複数種の力学的エネルギー付与手段を前記各リレ
ースイッチに対応して備え、前記接点がアーク放電等に
より固着した場合に、前記複数種の力学的エネルギー付
与手段のうちの振動エネルギーや衝撃エネルギーのエネ
ルギーの量の小さい力学的エネルギー付与手段から順に
駆動させる制御手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】上記構成のリレー固着防止装置(1)によれ
ば、リレースイッチの接点がアーク放電等により固着し
た場合、例えばソレノイド、可動棒、衝撃部材等から構
成される衝撃付与手段が駆動され、これによりリレース
イッチの前記外装ケースに衝撃が与えられ、接点が復帰
される。
【0013】上記構成のリレー固着防止装置(2)によ
れば、リレースイッチの接点がアーク放電等により固着
した場合、圧電素子等の振動付与手段が駆動され、これ
により前記リレースイッチの外装ケースに振動が与えら
れ、接点が復帰される。
【0014】上記構成のリレー固着防止装置(3)によ
れば、抵抗可変装置等の付与エネルギー可変手段により
付与される衝撃エネルギーあるいは振動エネルギーが可
変となり、これにより前記リレースイッチの外装ケース
に与えられる衝撃あるいは振動が最適なものに調整され
ることとなる。
【0015】上記構成のリレー固着防止装置(4)によ
れば、複数個のリレースイッチのうち、あるリレースイ
ッチの接点がアーク放電等により固着した場合、マイク
ロコンピュータ等の制御手段が正常なリレースイッチの
オン/オフ動作を繰り返させ、これにより正常なリレー
スイッチの接点の振動が固着したリレースイッチに伝わ
り、固着したリレースイッチの接点が復帰される。
【0016】上記構成のリレー固着防止装置(5)によ
れば、マイクロコンピュータ等の制御手段によりリレー
スイッチがオンからオフする毎に前記衝撃付与手段が駆
動され、これにより前記リレースイッチの外装ケースに
衝撃が与えられ、リレースイッチの接点が固着していた
場合はその衝撃により接点が復帰される。
【0017】上記構成のリレー固着防止装置(6)によ
れば、マイクロコンピュータ等の制御手段によりリレー
スイッチがオンからオフする毎に前記振動付与手段が駆
動され、これにより前記リレースイッチの外装ケースに
振動が与えられ、リレースイッチの接点が固着していた
場合はその振動により接点が復帰される。
【0018】上記構成のリレー固着防止装置(7)によ
れば、リレースイッチの接点がアーク放電等により固着
した場合、制御回路等の制御手段により複数種の力学的
エネルギー付与手段のうちのエネルギー量の小さいもの
から順に駆動され、接点が復帰されるとその時点で力学
的エネルギー付与手段の駆動が停止される。したがっ
て、リレースイッチに与えられるストレスは最小限に抑
えられる。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係るリレー固着防止装置の実
施例を図面に基づいて説明する。
【0020】[実施例1]図1は実施例1に係るリレー
固着防止装置におけるリレースイッチ及びその付近の構
成を示す断面図である。図1において、1はリレースイ
ッチ11の外装ケースを示しており、この外装ケース1
は基板8上に実装されている。外装ケース1内には可動
接点11aと固定接点11b、11cとソレノイド11
eが収納されている。ソレノイド3はコイル2及び可動
鉄心4を備えており、その可動鉄心4の上部にはピン1
0を介して回動自在に棒状の可動棒5の一端が連結され
ている。又、この回動棒5の他端はピン9によって回動
自在の状態で支持部材7の一端に連結され、支持部材7
の他端は例えば基板8に固定されている。又、可動棒5
の中央下部にはリレースイッチ11の外装ケース1に衝
撃を与えるための硬質ゴム等を用いて形成された衝撃部
材6が取り付けられている。21は制御装置等のケース
を示しており、このケース21には可動鉄心4を上方に
付勢するスプリング23と上方向の上限を設定するため
の停止部材22が取り付けられている。以上説明したソ
レノイド3、可動棒5、衝撃部材6等によりリレースイ
ッチ11の外装ケース1に物理的な衝撃を与える衝撃付
与手段が構成されている。
【0021】図2は実施例1における衝撃付与手段を駆
動させるための制御回路を示す回路図である。図2にお
いて、マイクロコンピュータ19は端子A、B、C、D
を備えており、端子AはNPN型トランジスタ(以下単
にトランジスタと言う)14のベースに接続され、端子
Bはトランジスタ15のコレクタに接続されている。
又、端子Cはトランジスタ13のベースに接続され、端
子Dはトランジスタ20のベースに接続されている。ト
ランジスタ14のエミッタは接地され、そのコレクタは
リレースイッチ11のコイル11dの一端に接続されて
いる。リレースイッチ11のコイル11dの他端は固定
接点11b及びシステム用リレースイッチ12の可動接
点12bに接続され、リレースイッチ11の可動接点1
1aは負荷18及び抵抗16の一端に接続されている。
抵抗16の他端は抵抗17を介して接地されるとともに
トランジスタ15のベースに接続され、トランジスタ1
5のエミッタは接地されている。トランジスタ13のエ
ミッタは接地され、そのコレクタはリレースイッチ11
の固着状態をテストするためのシステム用リレースイッ
チ12のコイル12dを介して電源VCCに接続され、リ
レースイッチ12の固定接点12aも電源VCCに接続さ
れている。トランジスタ20のエミッタは接地され、そ
のコレクタはコイル2を介して電源VCCに接続されてい
る。
【0022】次に図1、図2及び図3に示したフローチ
ャートに基づいて実施例1に係る装置の動作を説明す
る、まず、ステップ1ではマイクロコンピュータ19の
端子Aの出力がオフであるかどうかが判断され、オフで
ある場合はステップ6に進みオフでない場合はステップ
2に進む。前記オフである場合とはマイクロコンピュー
タ19の端子Aからローレベル信号が出力され、リレー
スイッチ11は作動していないオフ状態(可動接点11
aが固定接点11cに接続されている状態)にある場合
をいう。又、前記オフでない場合、即ちオンである場合
とは、マイクロコンピュータ19の端子Aからハイレベ
ル信号が出力され、リレースイッチ11が作動している
状態(可動接点11aが固定接点11bに接続されてい
る状態)にある場合をいう。
【0023】ステップ6では端子Bに対するモニタS出
力がオフであるかどうか、即ち、負荷18に電源VCC
らの電圧が与えられ、トランジスタ15がオンし、マイ
クロコンピュータ19の端子Bにローレベル信号が与え
られているかどうかが判断される。モニタ出力がオフの
場合には端子Bにローレベル信号は与えられずマイクロ
コンピュータ19はリレースイッチ11が作動していな
いことを検出し、端子Aからの出力がオンであるにもか
かわらず、リレースイッチが作動していないことが検出
され、リレースイッチ11の固着が検出される。ステッ
プ6においてモニタ出力がオフであると判断された場
合、端子Aからの出力がオンであり、モニタ出力もオン
であり、リレースイッチ11が正常と判断されステップ
7に進み、ソレノイド3がオフされる。そしてステップ
8においてシステム用リレースイッチ12がオンされ
る。即ち、マイクロコンピュータ19の端子Cからはハ
イレベル信号が出力され、トランジスタ13がオンさ
れ、これによりシステム用リレースイッチ12がオンさ
れる。ステップ6においてモニタ出力がオフでないと判
断された場合、即ち、モニタ出力がオンであると判断さ
れた場合、ステップ3に移り、ソレノイド3をオンオフ
させる復帰動作が例えば5回未満の場合はステップ4に
おいてシステム用リレースイッチ12がオフされ、次に
ステップ5においてマイクロコンピュータ19の端子D
からの出力信号によりソレノイド3をオン/オフ制御
し、リレースイッチの外装ケース1に衝撃を与えてステ
ップ1に戻る。他方、ステップ2においてモニタ出力が
オンの場合は端子Aからの出力がオンで端子Bへの出力
がオンでリレースイッチ11は正常であり、ステップ7
に進み、ソレノイド3がオフされ、次のステップ8でシ
ステム用リレースイッチ12がオンされる。又、ステッ
プ2においてモニタ出力がオンでない場合、即ち、モニ
タ出力がオフの場合は、異常と判断されて前述したステ
ップ3、ステップ4及びステップ5に進む。
【0024】以上のような処理を行うことによって、リ
レースイッチ11がオンからオフ時にアーク放電等によ
り、リレースイッチ11の可動接点11aが固定接点1
1bに固着した場合、マイクロコンピュータ19はその
固着状態を検出し、ソレノイド3をオン/オフ制御す
る。これにより可動鉄心4は図中矢印Aで示したように
上下運動し、可動棒5はピン9を中心に所定範囲内で回
動し、リレースイッチ11の外装ケース1には衝撃部材
6によって衝撃が与えられ、可動接点11aは固定接点
11bから離れることになる。
【0025】以上説明したように実施例1によれば、リ
レースイッチ11の接点がアーク放電等により固着して
も、その固着を検出してリレースイッチ11の外装ケー
ス1をたたいて衝撃を与えることにより、リレースイッ
チ11の接点を元の状態にすることができる。したがっ
て、重要不良モードの発生防止と不良のリレースイッチ
11を新しいリレースイッチと取り換える必要がなく、
保守作業にかかる経費を削減できる。
【0026】[実施例2]図4は本発明の実施例2に係
るリレー固着防止装置におけるリレースイッチ及びその
周辺を示す側面図である。図4において1はリレースイ
ッチの外装ケースであり、この外装ケース1は基板8上
に実装されている。26は基板8上に取り付けられるモ
ータであり、このモータ26の軸28にはカム27が取
りつけられている。24は下方向に付勢された弾性力を
有する可動棒であり、その一端にはリレースイッチの外
装ケース1に衝撃を与えるための衝撃部材6が取り付け
られ、その他端は基板8に取り付けられた支持部材25
に固定されている。モータ28、カム27、可動棒2
4、衝撃部材6等により衝撃付与手段が構成されてい
る。なお、モータ26を駆動させる制御回路は図2中の
ソレノイド3をモータ26に入れ換えればよく、ここで
はその説明を省略する。この実施例2の場合は、モータ
26を駆動させることによりカム27が回転し、これに
より可動棒24を介して衝撃部材6が上下運動し、リレ
ースイッチの外装ケース1に衝撃が与えられる。したが
って、リレースイッチの接点が固着した場合、この接点
を衝撃によって離すことができ、上記実施例1の場合と
同様な効果を得ることができる。
【0027】[実施例3]図5は本発明の実施例3に係
るリレースイッチ及び振動付与手段としての圧電素子を
示す斜視図である。図5において、リレースイッチの外
装ケース1には、このリレースイッチ11に振動を与え
るための振動付与手段としての圧電素子29が取り付け
られている。
【0028】図6は圧電素子29を駆動させるための制
御回路を示す回路図であり、図6に示した制御回路は図
2に示した制御回路と大部分において同じ構成を有して
おり、図2に示した構成部品と同一の機能を有する構成
部品には同一の符号を付し、その説明を省略する。マイ
クロコンピュータ19の端子Dにはトランジスタ34の
ベースが接続され、トランジスタ34のエミッタは接地
され、そのコレクタはトランジスタ33のエミッタ及び
圧電素子29の端子29Cに接続されている。トランジ
スタ33のベースは抵抗32の一端に接続され、抵抗3
2の他端は圧電素子29の端子29b及び抵抗31の一
端に接続されている。抵抗31の他端は抵抗30の一端
及び圧電素子29の端子29aに接続されて、抵抗30
の他端は電源VCCに接続されている。
【0029】次に図5、図6及び図7に示したフローチ
ャートに基づいて実施例3に係る装置の動作を説明す
る。まずステップ11ではマイクロコンピュータ19の
端子Aの出力がオフであるかどうかが判断され、オフで
ある場合はステップ17に進み、オフでない場合は(オ
ンである場合は)ステップ12に進む。ステップ17で
は端子Bに対するモニタ出力がオフであるかどうかが判
断される。即ち、端子Aからの出力がオフで、リレース
イッチ11がオフし、負荷18に電源VCCからの電圧が
与えらていない場合は正常であり、モニタ出力がオフで
正常であり、そのオフ状態が判断される。そして端子B
に対するモニタ出力がオフで正常の場合は、ステップ1
8に進み、圧電素子29がオフされ、次にステップ19
でシステム用のリレースイッチ12がオンされ、ステッ
プ11に戻る。
【0030】ステップ17においてモニタ出力がオフで
ないと判断された場合、即ち可動接点11aの固定接点
11bへの固着が検出され、モニタ出力がオンである場
合はステップ13において圧電素子29オンの復帰動作
が例えば5回以上行われたかどうかが判断される。5回
以上になれば処理を終えるが、5回未満であるとステッ
プ14に進み、システム用リレースイッチ12をオフ
し、負荷18に電源VCCからの電圧がかからないように
しておいて、次にステップ15において圧電素子29を
オンする。次のステップ16では圧電素子29の発振周
波数(例えば1Hz〜100Hz)をスイープする。こ
のスイープ周期は例えば3秒とし、この3秒間で復帰動
作1回とする。この発振周波数のスイープは、例えばリ
レースイッチ11の可動接点11aが固定接点11bに
アーク放電等により固着した場合、それを元の状態に復
帰させるためにリレースイッチ11の外装ケース1を振
動させる際、前記固着状態の解除に最適な振動数の振動
を圧電素子29によって外装ケース1に与えるために行
う。
【0031】他方、ステップ12においてモニタ出力が
オンの場合は端子Aの出力オンでリレースイッチ11が
オンで正常であり、前述したステップ18及びステップ
19へと進む。又、ステップ17において出力モニタが
オフでないと判断された場合は端子Aの出力オフでリレ
ースイッチ11がオンで異常であり、ステップ13、ス
テップ14、ステップ15、ステップ16へと進む。
【0032】実施例3によれば、リレースイッチ11の
外装ケース1を振動させる手段として圧電素子29を用
いたので前記実施例1、2に比べれば構成が簡単であり
ながらより大きな効果を得ることができる。
【0033】[実施例4]図8は本発明の実施例4に係
るリレー固着防止装置の制御回路を示す回路図である。
図8に示した制御回路の大部分は図2に示した制御回路
と同じ構成になっており、図2に示した構成部分と同一
の機能を有する構成部品には同一の符号を付し、その説
明を省略する。図8において、35は図1で示したソレ
ノイド3のコイル2に並列接続された可変抵抗であり、
この可変抵抗35はマイクロコンピュータ19の端子E
に接続された抵抗可変装置36により操作され、抵抗値
(なお、ここでの抵抗値はトランジスタ20を保護する
ため所定の最小値があるものとする)が変えられる構成
となっている。可変抵抗35と抵抗可変装置36とによ
り、リレースイッチ11の外装ケース1(図1参照)に
与えられる衝撃エネルギーを可変とする付与エネルギー
可変手段が構成されている。したがって、このような付
与エネルギー可変手段により外装ケース1に与えられる
衝撃を最適値に調整することができる。
【0034】なお。実施例4では可変抵抗35をコイル
2に並列接続したが、別の実施例では可変抵抗35をコ
イル2に直列接続してもよい。
【0035】[実施例5]図9は本発明の実施例5に係
るリレー固着防止装置の制御回路を示す回路図である。
図9に示した制御回路は図6に示した制御回路と大部分
において同じ構成を有しており図6に示した構成部品と
同一の機能を有する構成部品には同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。図9において、37は図6で示した
抵抗30に代わり接続された可変抵抗であり、この可変
抵抗37はマイクロコンピュータ19の端子Eに接続さ
れた抵抗可変装置36より操作され、抵抗値(なお、こ
こでの抵抗値はトランジスタ33、34を保護するため
所定の最小値があるものとする)が変えられる構成とな
っている。可変抵抗37と抵抗可変装置36とにより、
リレースイッチの外装ケース1(図5参照)に与えられ
る振動エネルギーを可変とする付与エネルギー可変手段
により外装ケース1に与えられる振動を最適値に調整す
ることができる。
【0036】なお、実施例5では可変抵抗37を介装
し、この抵抗値を変えることにより、圧電素子29の振
幅や振動周波数を変えて振動エネルギーを変化させるよ
うにしたが、これに限定されず、別の実施例では抵抗3
1や抵抗32を可変抵抗として制御してもよい。
【0037】[実施例6]実施例6は、図10及び図1
1に示すように複数個のリレースイッチ11を備えたス
イッチシステムにおけるリレー固着防止装置に関し、複
数個のリレースイッチ11のうち、あるリレースイッチ
11の接点がアーク放電等により固着した場合に、前記
あるリレースイッチ11以外の正常なリレースイッチ1
1のオン/オフ動作を繰り返させる制御手段としてのマ
イクロコンピュータ19を備えている。
【0038】図11は本発明の実施例6に係るリレー固
着防止装置の制御回路を示す回路図である。図11に示
した回路ブロックP1 、P2 …は図2に示した制御回路
とほぼ同じ構成を有しており図2に示した構成部品と同
一の機能を有する構成部品には同一の符号を付し、その
説明を省略する。マイクロコンピュータ19は端子A
1、B1、A2、B2、A3、B3、…を備え、そのそ
れぞれに回路ブロックP1、P2、P3、…が接続され
ている。各ブロックP1内のリレースイッチ11は例え
ば図10に示したように基板8上に実装されている。
【0039】次に実施例6に係るリレー固着防止装置の
動作を図10、図11、及び図12に示したフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、図12に示したステッ
プ21ではマイクロコンピュータ19の端子A1の出力
がオフであるかどうかが判断され、オフである場合はス
テップ39に進み、オフでない場合(オンである場合
は)はステップ22に進む。ステップ39ではマイクロ
コンピュータ19の端子Bに対するモニタ出力がオフで
あるかどうかが判断され、端子A1からの出力がオフ
で、端子B1に対するモニタ出力がオフの場合は正常で
あり、ステップ40に進み、オンの場合は異常であり、
ステップ23に進む。マイクロコンピュータ19の端子
A1からの出力がオンで、かつ端子B1に対するモニタ
出力がオンであるリレースイッチ11が正常の場合は、
ステップ40においてリレースイッチ11が正常である
ことを示すため出力フェイルフラグF1が「0」にセッ
トされる。一方、マイクロコンピュータ19の端子A1
からの出力がオンで、かつ端子B1に対するモニタ出力
がオフであるとステップ22で判断された場合、あるい
は端子A1からの出力がオフで、かつ端子B1に対する
モニタ出力がオンであるとステップ39で判断された場
合、リレースイッチ11は異常であり、ステップ23に
進んでリレースイッチ11が異常であることを示すため
出力フェイルフラグF1が「1」にセットされる。
【0040】ステップ24では、図1の回路ブロックP
2内のリレースイッチ(図示せず)を調べるため、マイ
クロコンピュータ19の端子A2からの出力がオフであ
るかどうかが判断され、以後前記ステップ22、39と
同様の内容の処理がステップ25、41の処理で実行さ
れ、ステップ42では出力フェイルフラグF2が「0」
にセットされ、前記リレースイッチが正常であることが
示され、出力フェイルフラグF2が「1」にセットさ
れ、前記リレースイッチが異常であることが示される。
図10の回路ブロックP3内のリレースイッチ(図示せ
ず)についても同様の処理がステップ27、28、4
3、29、44において実行される。
【0041】以上のように回路ブロックP1、P2、P
3、…におけるリレースイッチに対する処理を終え、次
のステップ30では全リレースイッチが正常であるかど
うかを判断するため、出力フェイルフラグF1、F2、
F3、…のセット状態が検知される。即ち、出力フェイ
ルフラグF1、F2、F3、…がすべて「0」にセット
されていればすべてのリレースイッチは正常であり、次
にステップ45に進み、システム用リレースイッチ12
がオンされ、ステップ21へ戻る。
【0042】一方、ステップ30において、フェイルフ
ラグF1、F2、F3、…のうち、いずれかが「1」に
セットされていれば、何れかのリレースイッチが異常で
あり、ステップ31に進む。ステップ31ではリレース
イッチ11の異常を元の状態に復帰させるため、リレー
スイッチ11の外装ケースに衝撃を与える復帰動作が例
えば5回以上行われたかどうかが判断され、4回以下の
場合、ステップ32に進み、システム用リレースイッチ
12がオフされる。ステップ32からステップ33に進
み、ステップ33では回路ブロックP1のリレースイッ
チ11が正常であるかどうかが判断され、正常であれば
ステップ34に進み、マイクロコンピュータ19の端子
A1からの出力が例えば1秒間隔でオン/オフ制御さ
れ、リレースイッチ11がオン/オフされる。このオン
/オフ制御により他のリレースイッチ11に衝撃が与え
られる。次のステップ35においても同様に回路ブロッ
クP2のリレースイッチ11が正常であると判断されれ
ば、ステップ36においてそのリレースイッチ11がオ
ン/オフ制御され、他のリレースイッチに衝撃が与えら
れる。そして、以後同様の処理が他のリレースイッチ1
1についても行われた後ステップ21へ戻る。このよう
に回路ブロックP1、P2、P3、…のリレースイッチ
11のうち、何れかのリレースイッチ11が異常なら
ば、その他の正常なリレースイッチ11がオン/オフ制
御され、その振動が固着を生じている異常なリレースイ
ッチ11に伝達され、これによりアーク放電等により固
着した接点間が離され、元の正常な状態に戻される。
【0043】[実施例7]図13は本発明の実施例7に
係るリレー固着防止装置における制御回路の特徴とする
動作を示すフローチャートである。なお、実施例7にお
ける制御回路の構成は図2に示したものと同様であり、
ここではその説明を省略する。まず、ステップ50で
は、出力オフ制御であるかどうかが判断される。即ち、
図2中のリレースイッチ11をオンからオフにする出力
オフ信号が出力されたかどうかが判断され、ステップ5
0で出力オフ制御と判断された場合、ステップ53に進
み、リレースイッチ11はオフされ、次にステップ54
でシステム用リレースイッチ12がオフされる。その
後、ステップ55において固着復帰制御が行われる。即
ち、リレースイッチ11がオンからオフする毎に図1中
のソレノイド2が駆動され、衝撃部材6によってリレー
スイッチ11の外装ケース1に衝撃が与えられ、リレー
スイッチ11の接点間が固着していた場合は、元の正常
な状態に接点が戻される。
【0044】一方、ステップ50において出力OFF制
御でないと判断された場合はステップ51に進んでシス
テム用リレースイッチ12がオンされ、次にステップ5
2に進んでシステムリレー用スイッチ11がオンされ
る。
【0045】以上のような動作が繰り返されるリレース
イッチ11がオンからオフする毎に図1に示した衝撃手
段が駆動されリレースイッチ11の接点固着が防止され
る。なお、実施例7では衝撃手段として図1に示したソ
レノイド3や衝撃部材6を含む構成要素の場合を説明し
たが、これに限定されるものではなく、別の実施例では
振動手段として図5に示した圧電素子29を用いてもよ
い。
【0046】[実施例8]図14は本発明の実施例8に
係るリレー固着防止装置の概略を示すブロック図であ
る。図14において、1は振動や衝撃を与える対象とな
るリレースイッチの外装ケース、43は図10に基づい
て説明した他のリレースイッチ11による振動付与手段
(力学的エネルギー付与手段)、44は図5に示した圧
電素子29等の振動付与手段(力学的エネルギー付与手
段)、45は図1に示したソレノイド3や衝撃部材6等
の衝撃付与手段(力学的エネルギー付与手段)である。
41は図2に示したマイクロコンピュータ19等を含む
制御回路を示し、42は複数種の力学的エネルギー付与
手段のうちのエネルギー量の小さい振動付与手段43か
ら順次選択してく選択図を示している。
【0047】次に実施例8に係るリレー固着防止装置の
動作を図15に示したフローチャートに基づいて説明す
る。まずステップ61ではリレースイッチ11の接点の
固着を元の状態に復帰させるための固着復帰制御の回数
を示すフラグがクリアされる。次にステップ62に進
み、ステップ62ではリレースイッチ11の接点の固着
が発生したかどうかが判断され、固着が発生したと判断
された場合はステップ63に進み、図12に示したフロ
ーチャートにおける各処理、即ち、他の正常なリレース
イッチ11のオン/オフ制御により振動を発生させる処
理が実行され、次のステップ64に進む。他方、ステッ
プ62でリレースイッチ11の固着が発生していないと
判断された場合は処理を終了する。
【0048】ステップ64では固着復帰制御回数が例え
ば5回になったかどうかを示す5回フラグが「0」であ
るかどうかが判定され、5回フラグが「0」であれば固
着復帰制御回数が5回未満であるので、ステップ67に
進み、固着復帰制御回数が5回以上になったかどうかが
判断され、5回以上になったと判断されればステップ6
8に進み、5回フラグが「1」にセットされてステップ
65に進み、他方5回未満であると判断されればステッ
プ12に戻る。
【0049】ステップ65では5回フラグが「1」にセ
ットされた場合の図7に示したフローチャートにおける
各処理が実行される。即ち、他のリレースイッチ11に
よる振動エネルギーよりも大きい振動エネルギーを有す
る圧電素子29による振動を付すための固着復帰制御処
理が実行される。この処理が実行された後、ステップ6
6に進み、固着復帰制御回数が例えば5回になったこと
を示す5回フラグが「0」であるかどうかが判断され、
「0」でないと判断されるとステップ71に進み、
「0」であると判断されると次のステップ69に進み、
固着復帰制御回数が5回以上であるかどうかが判断され
る。ステップ69において、5回以上になったと判断さ
れるとステップ70に進み、5回フラグが「1」にセッ
トされた後、ステップ71に進む。一方、5回未満であ
ると判断されるとステップ62に戻る。
【0050】ステップ71では図3に示したフローチャ
ートにおける各処理が実行される。即ち、圧電素子29
より力学的エネルギーの大きいソレノイド3や衝撃部材
6等で構成された衝撃付与手段を用いてリレースイッチ
11に衝撃を与える固着復帰制御処理が実行される。こ
の処理が実行された後、ステップ72に進み、固着復帰
制御回数が例えば5回になったことを示す5回フラグが
「0」であるかどうかが判断され、「0」であると判断
された場合はステップ75に進み、他方「0」でないと
判断された場合はステップ73に進む。ステップ75で
は固着復帰制御回数が5回以上になったかどうかが判断
され、5回以上になったと判断された場合はステップ6
に進み、5回フラグが「1」にセットされてステップ7
3に進む。5回未満であると判断された場合はステップ
62に戻る。ステップ73では全制御が3回以上実行さ
れたかどうかが判断される。即ち、ステップ63におけ
る固着復帰制御、ステップ65における固着復帰制御、
及びステップ71における固着復帰制御の各処理が5回
ずつ、それが3回以上実行されたかどうかが判断され、
実行されていると判断された場合は以上の処理を終える
が、全部実行されていない場合はステップ74に進み、
ステップ63、65、71の実行による5回フラグをク
リアしてステップ62に戻る。
【0051】以上説明したように実施例8に係るリレー
固着防止装置ではリレースイッチ11の外装ケース1に
物理的な振動や衝撃等の力学的エネルギーを与える複数
種の力学的エネルギー付与手段を各リレースイッチ11
に対応して装備し、エネルギー量の小さい力学的エネル
ギー付与手段から順に接点が復帰するまで駆動させるの
で、リレースイッチ11の接点間がアーク放電等により
固着した場合の固着レベルに応じて振動や衝撃を与える
ことができ、リレースイッチ11に対するストレスを最
小限に抑えることができる。また、一種類の力学的エネ
ルギー付与手段が故障しても、他の種類の力学的エネル
ギー付与手段によりリレースイッチ11の接点の固着復
帰制御を行うことができるので、リレースイッチ11を
使用した制御装置等の動作の確実性を向上させることが
できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、リレースイッチの接点がアーク放電等により
固着した場合に、前記リレースイッチの外装ケースに物
理的な衝撃を与える衝撃付与手段を備えているので、リ
レースイッチの接点がアーク放電等により固着した場
合、前記衝撃付与手段により、前記リレースイッチの外
装ケースに衝撃が与えられ、これにより接点を復帰させ
ることができる。従って、重要不良モードの発生防止あ
るいは不良のリレースイッチの交換のために設置現場へ
行って保守作業をする必要がなくなり、より高い安全性
と保守の経費を節減することができる。
【0053】請求項2記載の発明によれば、リレースイ
ッチの接点がアーク放電等により固着した場合に前記外
装ケースに物理的な振動を与える振動付与手段を備えて
いるので、リレースイッチの接点がアーク放電等により
固着した場合、前記振動付与手段により、前記リレース
イッチの外装ケースに振動が与えられ、これにより接点
を復帰させることができる。従って、重要不良モードの
発生防止あるいは不良のリレースイッチの交換のために
設置場所へ行って保守作業をする必要がなく、より高い
安全性と保守の経費を節減することができる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、衝撃付与手
段あるいは振動付与手段によるエネルギーを可変とする
付与エネルギー可変手段を備えているので、リレースイ
ッチの外装ケースに与える衝撃エネルギーあるいは振動
エネルギーを調整することができ、これにより衝撃エネ
ルギーあるいは振動エネルギーの最適化を図ることがで
き、また、前記リレースイッチの接点の固着レベルに応
じて該リレースイッチの外装ケースに衝撃あるいは振動
を与えることもでき、接点復帰の効率を向上させること
ができる。
【0055】請求項4記載の発明によれば、複数個のリ
レースイッチのうち、あるリレースイッチの接点がアー
ク放電等により固着した場合に、前記あるリレースイッ
チ以外の正常なリレースイッチのオン/オフ動作を繰り
返させる制御手段を備えているので、あるリレースイッ
チの接点がアーク放電等により固着した場合、それ以外
の正常なリレースイッチのオン/オフ動作による振動で
接点を復帰させることができる。従って動作や衝撃を与
える新たな装置が不要となり、低価格でリレー固着防止
装置を実現でき、重要不良モードの発生防止と不良のリ
レースイッチの交換の保守作業をする必要がなくなり、
保守経費を節減することができる。
【0056】請求項5記載の発明によれば、リレースイ
ッチがオンからオフする毎にリレースイッチの外装ケー
スに衝撃を与えるように衝撃付与手段を駆動させる制御
手段を備えているので、前記リレースイッチがオンから
オフする毎に前記外装ケースに衝撃を与えることができ
る。これにより接点固着の検知が不要で、接点固着があ
った場合には接点を復帰させることができ、重要不良モ
ードの発生防止と不良のリレースイッチの交換の保守作
業をする必要がなくなり、保守経費を節減することがで
きる。
【0057】請求項6記載の発明によれば、リレースイ
ッチがオンからオフする毎に前記リレースイッチの外装
ケースに振動を与えるように振動付与手段を駆動させる
制御手段を備えているのでリレースイッチがオンからオ
フする毎に前記外装ケースに振動を与えることができ
る。これにより接点固着の検知が不要で、接点固着があ
った場合には接点を復帰させることができ、重要不良モ
ードの発生防止と不良のリレースイッチの交換の保守作
業をする必要がなくなり、保守経費を節減することがで
きる。
【0058】請求項7記載の発明によれば、リレースイ
ッチの接点がアーク放電等により固着した場合に、外装
ケースに振動や衝撃等の力学的エネルギーを与える複数
種の力学的エネルギー付与手段のうちのエネルギー量の
小さいものから順に駆動させる制御手段を備えているの
で、前記リレースイッチの接点がアーク放電により固着
した場合、エネルギー量の小さい力学的エネルギー付与
手段から順に駆動され、それによる振動や衝撃が前記外
装ケースに与えられる。これにより接点の固着レベルに
応じた振動や衝撃を前記外装ケースに与えることがで
き、前記リレースイッチを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るリレー固着防止装置に
おけるリレースイッチ及びその付近の構成を示す断面図
である。
【図2】実施例1における衝撃付与手段を駆動させるた
めの制御回路を示す回路図である。
【図3】実施例1における制御回路の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の実施例2に係るリレー固着防止装置に
おけるリレースイッチ及びその周辺を示す側面図であ
る。
【図5】本発明の実施例3に係るリレー固着防止装置に
おけるリレースイッチ及び圧電素子を示す斜視図であ
る。
【図6】実施例3における制御回路を示す回路図であ
る。
【図7】実施例3における制御回路の動作を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の実施例4に係るリレー固着防止装置に
おける制御回路を示す回路図である。
【図9】本発明の実施例5に係るリレー固着防止装置に
おける制御回路を示す回路図である。
【図10】本発明の実施例6に係るリレー固着防止装置
の構成を示す平面図である。
【図11】実施例6におけるリレー固着防止装置の制御
回路を示す回路図である。
【図12】実施例6における制御回路の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】本発明の実施例7に係るリレー固着防止装置
における制御回路の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施例8に係るリレー固着防止装置
の構成を示す概略ブロック図である。
【図15】実施例8における制御回路の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 リレースイッチの外装ケース 2 コイル 3 ソレノイド 4 可動鉄心 5 可動棒 6 衝撃部材 11 リレースイッチ 11a 可動接点 11b、11c 固定接点 19 マイクロコンピュータ 24 可動棒 26 モータ 27 カム 29 圧電素子 35、37 可変抵抗 36 抵抗可変装置 41 制御回路 42 選択回路 43 振動付与手段 44 衝撃付与手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リレースイッチにおける接点の固着を防
    止するためのリレー固着防止装置であって、前記接点が
    アーク放電等により固着した場合に、前記接点を収納し
    た外装ケースに物理的な衝撃を与える衝撃付与手段を備
    えていることを特徴とするリレー固着防止装置。
  2. 【請求項2】 リレースイッチにおける接点の固着を防
    止するためのリレー固着防止装置であって、前記接点が
    アーク放電等により固着した場合に前記接点を収納した
    外装ケースに物理的な振動を与える振動付与手段を備え
    ていることを特徴とするリレー固着防止装置。
  3. 【請求項3】 衝撃付与手段あるいは振動付与手段によ
    る衝撃エネルギーあるいは振動エネルギーを可変とする
    付与エネルギー可変手段を備えていることを特徴とする
    請求項1あるいは請求項2記載のリレー固着防止装置。
  4. 【請求項4】 複数個のリレースイッチを備えたスイッ
    チシステムにおける前記リレースイッチの接点の固着を
    防止するためのリレー固着防止装置であって、前記複数
    個のリレースイッチのうち、あるリレースイッチの接点
    がアーク放電等により固着した場合に、前記あるリレー
    スイッチ以外の正常なリレースイッチのオン/オフ動作
    を繰り返させる制御手段を備えていることを特徴とする
    リレー固着防止装置。
  5. 【請求項5】 リレースイッチにおける接点の固着を防
    止するためのリレー固着防止スイッチであって、前記接
    点を収納した外装ケースに物理的な衝撃を与える衝撃付
    与手段を備えるとともに、前記リレースイッチがオンか
    らオフする毎に前記衝撃付与手段を駆動させる制御手段
    を備えていることを特徴とするリレー固着防止装置。
  6. 【請求項6】 リレースイッチにおける接点の固着を防
    止するためのリレー固着防止装置であって、前記接点を
    収納した外装ケースに物理的な振動を与える振動付与手
    段を備えるとともに、前記リレースイッチがオンからオ
    フする毎に前記振動付与手段を駆動させる制御手段を備
    えていることを特徴とするリレー固着防止装置。
  7. 【請求項7】 複数個のリレースイッチを備えたスイッ
    チシステムにおける前記リレースイッチの接点の固着を
    防止するためのリレー固着防止スイッチであって、前記
    接点がアーク放電等により固着した場合に、前記接点を
    収納した外装ケースに物理的な振動や衝撃等の力学的エ
    ネルギーを与える複数種の力学的エネルギー付与手段を
    前記各リレースイッチに対応して備え、前記接点がアー
    ク放電等により固着した場合に、前記複数種の力学的エ
    ネルギー付与手段のうちの振動エネルギーや衝撃エネル
    ギーのエネルギーの量の小さい力学的エネルギー付与手
    段から順に駆動させる制御手段を備えていることを特徴
    とするリレー固着防止装置。
JP487394A 1994-01-20 1994-01-20 リレー固着防止装置 Withdrawn JPH07211209A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117238725A (zh) * 2023-11-16 2023-12-15 东莞市元则电器有限公司 一种高压直流继电器

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