JPH0721074U - ゴルフ用アドレスコンパス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】コンパスの針が、ゴルファーの身体やクラブフ
ェースの向きを、目標に対して正しく導いてくれる、ア
ドレスコンパスを提供する。 【構成】ボールと目標を結ぶ線上に目標に向かって正対
すれば身体の線と目標線は、直交状態となる。この姿勢
は誰にでも簡単に作れるので、これを基準とする。次に
９０度身体の向きを換えてアドレス位置に立てば身体の
線と目標線とは平行となる。この９０度変換動作が難し
いので，コンパスの特徴を利用して行なう。限定された
使用範囲内に於ては，コンパス針は，平行移動すると考
えてよいので当然コンパス針を基準軸とすることができ
る。従来のコンパスに、任意の位置に於るコンパス針を
捕捉し９０度変換出来る機構を設け、目標方向や身体の
線が分かるようにし腰部中心に装着出来る様にした。こ
れにより誰にでも正確なアドレスが簡単に作れる。

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ コンパスの針が、ゴルファーの身体やクラブフェースの向きを、目標に 対して正しく導いてくれる、アドレスコンパスに関するものであります。 ゴルファーは、他の人に指摘されなければ、どの方角を向いているか分 かりませんので、肩は良くても腰や足はあっちを向いたりで、かなり不安な状態 でアドレスをしています。 この事が １０００万ゴルフアー共通の悩みであり、良いスウィングを 妨げる、第一番目の要因となっています。 本案はこの悩みを解決する、他に類を見ない画期的なものであります。 ［従来の技術］ 類似品として、遠大な区域で東西南北の位置確認を目的とする、登山や ハイキング専用の、コンパスがあります。 これに対し使用者の移動距離が、精々６〜７ｍ、ボールの到達距離が最 高でも３５０ｍ位と云う、限定された範囲での使途は、全く眼中になかったと思 われます。 本案は、限られた範囲での使用に比し、Ｎ極までの距離が大なることか ら、コンパス針Ｎ−Ｎ’は、ほぼ平行に移動する事に着目し身体の向きを替える 為の基準線に出来ると考えました。 従来にない発想ですのでゴルフ用とするには、組合わせや、表示や、付 属品が不充分です。 本案はこの欠点を除く為に、考えたものであります。 ［考案が解決しようとする問題点］ 腰の向きは、目標線に平行にしたい。 肩や足は、平行を基準にしてオープンやクローズに調整したい。 クラブフェースは、目標に直角にしたい。 前傾姿勢は、常に一定でありたい。 ［解決する為の手段と作用］ １、コンパス針のセンター線、Ｎ−Ｎ’を基準線とする。 本案の様に限られた範囲で、コンパスを使用する場合Ｎ−Ｎ’をほぼ平 行な移動であると判じる事は、実用上何ら問題はない。 本案はこれを前提として、コンパスに細工したものである。 ２、Ｎ−Ｎ’捕捉用 ｃ ｄ 針 図、１、２、３ ツマミとシャフトと、ギャーとギャーの芯棒には９０度に固定し たｃｄ針を設けた。それと透明板▲１０▼で構成されている。 ３６０度移動するＮ−Ｎ’捕捉用で、ｃｄ針をツマミで左右に回して 合わせ、その位置を保持する。尚このｃｄ針を回す捕捉方式は、本体のいろい ろな形状、例えば楕円形、長方形、四角形、円形等に、対応できる利点がある。 ３、ａ ｂ 線 図、１、２、４ 基盤面に、目標捕捉用ａ線、これに直交してコンパス軸芯を通るｂ線 を、明確に表示した。 ４、三面を重ね合わせた、本体 図、１、７、１１、１２，１３ 上からｃｄ針、コンパス針、ａｂ線を表示した基盤面の、三面を、 同一芯上に重ね合わせて組み込む。 これにより、５本の線の相対位置が明確となり、ａ−ｃで捕捉したα_１ を、ｂ−ｄに移項しα_２とするさまを、即座に表現できる。 さらに見やすいように、ａ線とｃ針、コンパス針、ｂ線とｄ針の三種類 に色分けした。 また、三面の上中下の組合わせを、替えてもよい。 ５、腰部装着用グリップ 図、１、２、６、７、８、９、１０、１ １ 本体の端部に、ジョイントを介してグリップを取り付けた腰部中 央の、ズボンやベルトに装着する為のもので、これにより身体とコンパスが、一 体化し連動する。それ故、足元を揃えて目標地点、ボールに、ａ線を合わせれば 、簡単にＰ−Ｐ’に直交するｘ−ｘ’を得られる。 又、移動してＮ−Ｎ’にｄ針を合わせる時にも、素早く反応できる。 ６、ジョイント 図−１、２、５、１１、１３ 本体とグリップを結合するのに用いる。 又、目標や平行設定時に、プレーヤーの姿勢に応じて本器を，水平に調 整し、保持もできる。スウイングの邪魔にならぬ様収納もできる。 更にアドレス時に、前傾姿勢が一定になるよう本器を、水準器替わりに 用いる。その為に本体とジョイントに、目盛りと矢印を表示した。 ７、照準糸巻器 図−１、２、６ 本体の端部に取り付ける。ａ線のセンターと、照準糸出口を合わせて いる。より正確な目標捕捉を目的とする。 以上の様な手段を講じ、目標と平行な身体の線をはじめとする問題点を解決 するものである。 ［使 用 方 法］ １、腰部中心線のズボンに、グリップを用い本器を、装着します。 ２、足元を揃え、目標地点とボールの延長線上にたちます。（図６）本器の 水平を、確認し調整します。 ３、目標地点、ボールと、ａ線が一直線になるよう足元を動かして、調整し ます。（より正確に捕捉する場合は、照準糸巻器より、照準糸を目の高さまで 引き出して、使用します） （図６） 合致すれば身体の線ｘ−ｘ’は、目標線ｐ−ｐ’に、直交しています。 ４、直交状態のまま、ツマミを回し、Ｎ−Ｎ’に、ｃ針を合わせます。 合致したら ａ−ｃ間で角度を、捕捉したことになります。（図７）同 時に同じ角度が、９０度ずれてｂ−ｄ間で表示されています（図−７） ５、そのまま、アドレス位置に移つります。 足元を動かし、Ｎ−Ｎ’とｄ針が、合致するまで調整します。 合致してなければ身体は、図８．図９のように平行では有りません ６、合致すれば、身体は図１０のようになります。 これでｐ−ｐ’に、ｘ−ｘ’とｂ線が、平行になりました。 ７、ｂ線を基準にして、足や肩の線をきめます。 ａ線に平行に、クラブフェースの向きを合わせます。 ジョイントの、目印しと本器の水平をみて、前傾姿勢を一定にします 。 （図５−４） ８、本器を押し下げて収納し、スウィングを開始します。（図５−３） ［実施例］ １、請求項１〜８まで、各々について実施した。 ２、三面の組合わせは、６通りあるが各々に就いて、請求項１〜６まで、 それぞれに就いて実施した。 （例）請求項２で、上からコンパス針面、ａｂ線面、ｃｄ針面、 請求項３で、上からａｂ線面、コンパス針面、ｃｄ針面、 ３、本体１の形状を替え、請求項１〜３で色いろな形状をそれぞれ実施し た。 （例）請求項２で楕円形、請求項３で円形 ４、身体の線との平行を示すｂ線に、補助針を設けて請求項１〜６につい て実施した。 この針を、ａｂ線と同芯で左右に回し、使用者が初めからクローズや オープンのアドレスをとりたい時に用いる。 それぞれに着いて実施したところ、結果はどれも良好であった。 ［効 果］ 先に掲げた問題点、身体の平行や、フェースの向き等は、全て解決した。 またボールの位置も分かるし、身体のヒネリ度をチェックできる副次的な効果も ある。何より良い点は今まで出来なかった自身で身体の向きのコントロールが可 能となり、方向に対する不安が払拭され、自信をもってスウィングでき、プレー を一段と楽しめる様になったことである。

【図面の簡単な説明】 １、図５は起倒自在に位置保持出来る、ジョイントの
働きを示し、図５−４は、前傾姿勢が確認できる矢印と
目盛りである。 ２、図６、７、８、９、１０は本器の設定操作の動作図
で、図７は目標線上に立ち身体の線を直交させ、ｃ針を
操作しコンパス針に合致させた図である。図８、９、１
０は、アドレス位置に於て、足を揃えて身体を動かしＮ
−Ｎ’にｄ針を、合致させる動作を示す。 ３、図−１１ ［請求項４］ コンパス針捕捉機能をもつ回転リングの、リング平面に
相い直交するｃｄ線を表示したものである。−（請求項
１のｃｄ針とその捕捉手段に替えて） ４、図−１２ ［請求項３］ 本体を、腕バンドにつけた図である。 ５、図−１３ ［請求項２］ 腰部中心のズボンのベルトに本体を組み込んだ図であ
る。

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【手続補正書】 【提出日】平成６年３月３日 【手続補正１】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】図面の簡単な説明 【補正方法】変更 【補正内容】 【図面の簡単な説明】 【図１】本器アドレスコンパスの 斜視図 【図２】図１の断面図 【図３】図１に示す ｃｄ針部の平面図 【図４】図１に示す ａｂ線部の平面図 【図５】ジョイント７の働きを示す。 【図６】正確な目標設定を行なっている図です。 【図７】α_１設定時に於る本器の各指針と身体の向きの
相関を示したものである。 【図８】アドレス位置における本器と使用者の相関を図
示したものでＮ−Ｎ’とｄが合致していないので不良。 【図９】アドレス位置における本器と使用者の相関を図
示したものでＮ−Ｎ’とｄが合致していないので不良。 【図１０】アドレス位置における本器と使用者の相関を
図示したものでＮ−Ｎ’とｄが合致した状態つまり良好
をしめす 【図１１】回転リング方式の斜視図本体上部に、左右３
６０度自在に回せ、任意の位置を保持出来る回転リンク
を設けた。また回転リンク平面の透明板に９０度で直交
するｃｄ線を配した。この回転リンクの機能により、磁
石針Ｎ−Ｎ’を捕捉するものである。 −［請求項−
４］ 【図１２】斜視図 本体１をリストバンドに組み込んだ
方式である。これをリストにつけて使用する［請求項
３］ 【図１３】斜視図 本体１をベルトのバックルに組み込
んだ方式である。これを腰部中心に装着し使用する［請
求項２］ 【符号の説明】 １．本体 ２．コンパス針 ３．基盤 ４．ツマミ ５．照準糸巻き器 ６．ギヤ ７．ジョイント ８．グリップ ９．シャフト １０．透明盤 １１．オイル

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ［請求項１］ （１）コンパス針とその軸を設けた容器基盤面に、目標
   捕捉用の線（ａ線）、これと直交して、身体の線との平
   行を示す線（ｂ線）を表示した。 （２）コンパス針捕捉用として、２本の直交する針（ｃ
   ｄ針）を容器外周から、動作させる動作手段を講じた。 （３）前記、目標捕捉用の線（ａ線）身体の線との平行
   を示す線（ｂ線）と、コンパス針、及びコンパス針捕捉
   用の２本の直交する針（ｃｄ針）の、三面を同一軸芯上
   に組込み、これらの線や針の相対位置をわかるようにし
   た。 （４）容器端部に起倒自在なグリップを、ヒンジ結合し
   た。 （５）容器端部に、照準糸巻器を設けた。 以上の様に構成された、アドレスコンパス。 ［請求項２］ズボンのベルトに、起倒自在なジョイント
   でヒンジ結合した実用新案登録請求範囲第一項記載のア
   ドレスコンパス。−但しグリップは排す ［請求項３］腕バンドに取り付けた、実用新案登録請求
   範囲第一項記載のアドレスコンパス。−但しグリップは
   排す ［請求項４」前記［請求項−１］−（２）に示すコンパ
   ス針補捉用の２本の針（ｃｄ針）及びその動作手段に替
   えて、容器に、コンパス針と同一軸芯で回転する回転リ
   ングを設けた，又そのリング平面に、二つの相い直交す
   る 線（ｃｄ線）を表示した、実用新案登録請求範囲第
   一項記載のアドレスコンパス。 ［請求項５］ズボンのベルトに、起倒自在なジョイント
   でヒンジ結合した実用新案登録請求範囲、第四項記載の
   アドレスコンパス。−但しグリップは排す ［請求項６］腕バンドに取り付けた、実用新案登録請求
   範囲、第四項記載のアドレスコンパス。 −但しグリッ
   プは排す ［請求項７］液晶表示の電子方位計に於て、目標捕捉用
   の線（ａ線）と、身体の線との平行を示す線（ｂ線）と
   を、算出手段を用いて算出し表示手段を用いて表示し
   た、アドレスコンパス。 ［請求項８］［請求項１］及び、［請求項４］に記載し
   たアドレスコンパスの本体を、ヘッドに組み込んだ、パ
   ター。