JPH07210542A - ニューロン回路 - Google Patents

ニューロン回路

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JPH07210542A
JPH07210542A JP6335375A JP33537594A JPH07210542A JP H07210542 A JPH07210542 A JP H07210542A JP 6335375 A JP6335375 A JP 6335375A JP 33537594 A JP33537594 A JP 33537594A JP H07210542 A JPH07210542 A JP H07210542A
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output
circuit
inputs
sum
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JP6335375A
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Shay-Ping T Wang
シェイ−ピン・トーマス・ウォン
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Motorola Inc
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N3/00Computing arrangements based on biological models
    • G06N3/02Neural networks
    • G06N3/06Physical realisation, i.e. hardware implementation of neural networks, neurons or parts of neurons
    • G06N3/063Physical realisation, i.e. hardware implementation of neural networks, neurons or parts of neurons using electronic means

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術よりも更に簡単、安価で、しかも集
積回路に実施する際にシリコン空間が少なくて済むニュ
ーロン回路を提供する。 【構成】 集積回路上に形成可能な人工ニューロンは、
唯一の重要な処理要素を加算器の形状(22、図2)で
有する。まず、入力がゲーティング関数に加算されて供
給され、ゲート入力を生成する。これらのゲート入力を
合計して和を生成し、これを重みに加算することにより
ニューロン出力を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に人工ニューロ
ン(artifical neurons)に関し、特にVLSI(超大型
集積回路)チップで実施可能なニューラル・ネットワー
クを構築するブロックとして用いることができるニュー
ロン回路の形状を取ることができ、しかも繰り返しトレ
ーニング(training)を必要とせず所与の各入力ベクトル
集合に対して大域的最小(global minimum)を生成する、
人工ニューロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、本発明と同一譲受人に譲渡さ
れた以下の発明と関連があることを最初に明記してお
く。 (1)出願番号08/076,602の「人工ニューロ
ン回路およびその使用方法」 (2)出願番号08/076,601の「ニューロン・
ネットワークおよびその使用方法」 (3)出願番号08/176,601で本願と同時に出
願された「対数関数を用いたニューラル・ネットワー
ク」 人工ニューラル・ネットワークは、音声認識、プロセス
制御、光学文字認識、手書き文字認識、連続ロジックま
たはファジイ・ロジック、エンジニアリングおよび科学
技術計算、信号処理、および画像処理のような広範な計
算環境において利用できるものである。上述の計算環境
の多くのための処理エンジン(processing engine)は、
複数のニューロン回路と呼ばれる基礎的な論理要素から
成るニューラル・ネットワークによって実施することが
できる。
【0003】ニューロン回路(即ち処理要素)は、ニュ
ーラル・ネットワークの基本的な構築ブロックである。
1つのニューロン回路は多数の入力と1つの出力を有す
る。上記関連発明(1)で論じられているように、従来
のニューロン回路の構造は、多くの場合、乗算回路、加
算回路、非線形関数を実行する回路(二値スレシホール
ドまたはシグモイド(sigmoid)関数のような)、および
シナプス即ち重み付けされた入力接続を含む。関連発明
(1)は、一実施例において、その主要処理要素として
1つの乗算器のみを含むニューロン回路を開示してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】関連発明(1)におい
て開示されているニューロン回路は、既に公知の従来技
術に対して非常に重要な進歩を示すものであるが、少な
くともこの関連発明1に開示された利点を有し、それよ
りも更に簡単でしかも安価であり、更に集積回路に実施
する際にシリコン空間が少なくて済む、改良されたニュ
ーロン回路を提供することができれば望ましいことであ
ろう。
【0005】したがって、上述のようなニューロン回路
であって、長々しい訓練回路を必要とせず1回のトレー
ニング・サイクルで大域的な解(global solution)に収
束(converge)するニューロン回路に対する必要性には非
常に高いものがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、その一実施例
において、加算回路のみをその主要処理要素として用い
る人工ニューロンを提供する。したがって、より多くの
ニューロン回路をVLSIチップに集積することができ
るので、かかるチップを1つ以上用いることによって、
ニューラル・ネットワークの計算能力を大幅に向上させ
ることができる。
【0007】更に、前記関連発明3に開示されたよう
に、従来のニューラル・ネットワークとは対照的に、本
発明による複数の人工ニューロンによって構成されるニ
ューラル・ネットワークは、1回のトレーニング・サイ
クル(エポック(epoch)または繰り返し(iteration)とも
呼ぶ)で大域的な解に収束する。多くの場合、これはパ
ーソナル・コンピュータ上でも数分で計算できる程度の
ものである。
【0008】したがって、本発明による人工ニューロン
から成るニューラル・ネットワークは、非常に正確な結
果を得ることができ、計算時間を大幅に短縮し、特に半
導体チップ上での実施においてコストおよび複雑性を大
幅に低減することが認められよう。
【0009】このように、本発明の利点の1つは、最少
数の回路要素で構成されるニューロン回路であるので、
大多数のかかるニューロン回路でニューラル・ネットワ
ークを構築することができるため、その結果高度な機能
性および低い生産コストによって商業上の競争力が非常
に高い製品を製造できることである。
【0010】また、本発明の別の利点は、その主要処理
要素として1つの加算器のみで構成された人工ニューロ
ンを提供することである。
【0011】本発明の更に別の利点は、繰り返し訓練を
必要とせず所与の各入力ベクトル集合に対して大域的最
小(global minimum)を生成するニューラル・ネットワー
ク(上述の関連発明3に開示されているような)の構築
ブロックとして利用可能な人工ニューロンを提供するこ
とである。
【0012】本発明の他の利点は、本発明による人工ニ
ューロンを用いる種々の方法を提供することである。
【0013】本発明の一態様によれば、複数のゲート入
力に応答し、1つの出力を発生する加算回路を含むニュ
ーロン回路が提供され、この加算回路は前記ゲート入力
を合計して和を生成する手段と、前記和を所定の重みに
加算して前記出力を発生する手段とから成るものであ
る。
【0014】本発明の別の態様によれば、複数の入力x
i(iは正の整数)を有するニューロンにおいて、
(a)ゲーティング関数(gi)を前記入力xiの各々に
適用して対応する複数のゲート入力を生成するステッ
プ;(b)前記ゲート入力を合計して和を生成するステ
ップ;および(c)前記和を所定の重みWに加算するス
テップから成る、出力生成方法が提供される。
【0015】
【実施例】本発明は添付の特許請求の範囲に特定して規
定されている。しかしながら、添付図面と関連付けられ
た以下の詳細な説明を参照することによって、本発明の
その他の特徴がより明確となり、本発明が最良に理解さ
れよう。
【0016】「ニューロン回路」と「ニューロン」とい
う用語は、「乗算回路」または「乗算器」という用語、
および「加算器」、「加算回路」、または「合算器(sum
mer)」という用語のように、実施のタイプに応じて相互
交換可能に用いられることは、当業者であれば理解でき
よう。
【0017】ここで図1を参照すると、本発明の好適実
施例による人工ニューロンの概念的ブロック図が示され
ている。入力xl,x2,・・・,xnは、各ゲーティン
グ関数(gating function)gl,g2,・・・, gnによっ
てゲートされ、gl,g2,・・・,gnとの積であるゲ
ート入力を生成する。例えば、gi=0の場合、入力xi
に対応するゲート入力は、0*xi即ち単に0であり、
gi=lの場合、入力xiに対応するゲート入力はxiで
あり、gi=2の場合、入力xiに対応するゲート入力は
2*xiとなり、以下同様である。
【0018】ゲート入力gl*xl,g2*x2,・・・,
gn*xnは加算器22において合計され、これらの和
が、線24から入力される重みWとして概念的に示され
ている重みWiに加算される。この結果得られた和は加
算器22から線25を通じて出力される(OUT)。
【0019】前述の関連発明3に更に詳しく説明されて
いるが、giおよびWiの適切な値は、ここに記載される
人工ニューロンを複数個組み込んだニューラル・ネット
ワークの動作の基本(basis)として利用される、多項式
展開(polynominal expansion)または直交関数の個々の
項によって決定される。
【0020】図1に示す人工ニューロンは、多くの異な
る方法で実施することができ、その1つが図2に示され
たものであることは、当業者であれば理解できよう。
【0021】図2は、図1に概念的に示した本発明のニ
ューロン回路を論理回路によって実施したものである。
この実施例では、複数の入力xiが連続的に(sequen tia
lly)ニューロン回路に適用される。
【0022】ニューロン回路は、5つの主要要素から成
る。即ち、カウンタ/ラッチ20、加算器22、マルチ
プレクサ(MUX)26、ラッチ28、および出力ラッ
チ38である。入力ラッチ18も、この回路構成の一部
として示されているが、例えば上述の関連発明3に開示
されているような、複数のニューロン回路を含むニュー
ラル・ネットワークにおいては、1つの入力ラッチ18
を複数のニューロン回路で共有することもできる。加算
器22は、ニューロン回路で唯一の重要な処理要素を代
表する。
【0023】図2は、バス16,19,21,23,2
4,35,36,37,41を、幅が8ビットのバスと
して示しているが、データバスの幅は16ビットでも他
の所望の値でもよいことは、当業者であれば理解できよ
う。
【0024】入力ラッチ18は、データ・バス16上の
入力xiを受ける。入力ラッチ18は、カウンタ/ラッ
チ20内のカウントが0に達した時に発生されるINP
UTCLOCKによって制御される。ニューラルネット
ワークは多くのニューロン回路から成り、その各々がカ
ウンタ/ラッチ回路を含んでおり、それらカウンタ/ラ
ッチ全てのカウントが0に達するまでINPUT CL
OCKは発生されないことは、当業者であれば理解でき
よう。
【0025】入力ラッチ18の出力は、例えば、8ビッ
ト・データ・バス19を通じて、カウンタ/ラッチ20
に供給される。
【0026】カウンタ/ラッチ20およびラッチ28
は、内部クロック信号(CLK)に応答する。CLK
は、一定速度で増大する。カウンタ/ラッチ20および
ラッチ28は、それぞれ線30,32を通じて、CLK
を受け取る。
【0027】カウンタ/ラッチ20は、所望数のCLK
サイクルの間入力データを保持し、所望のゲーティング
関数を生成するように作用する。カウンタ/ラッチ20
は、対応する入力値xiに対する値giを供給するゲーテ
ィング入力線に応答する。
【0028】図1に関して先に説明したように、入力x
1,x2,・・・,xnは、それぞれのゲーティング関数
g1,g2,・・・,g3によってゲートされ、ゲート入
力gi*xiを生成する。例えば、gi=2の場合、入力
xiに対応するゲート入力は、2*xiである。
【0029】カウンタ/ラッチ20の出力は、8ビット
・データ・バス21を通じて加算器22に供給される。
ラッチ28の出力は、8ビット・データ・バス41を通
じて加算器22に供給される。加算器22の出力は、8
ビット・データ・バス・セグメント23,36およびマ
ルチプレクサ26を通じて、ラッチ28の入力に結合さ
れている。マルチプレクサ26は、バス・セグメント3
6を通じて受け取った加算器22の出力値、およびバス
24を通じて受け取った重みWを、ラッチ28の入力に
多重化(multiplex)する。
【0030】加算器22の出力は、8ビット・データ・
バス・セグメント35を通じて、出力ラッチ38の入力
にも結合されている。重みWも、8ビット・バス・セグ
メント37を通じて、出力ラッチ38の入力に結合され
ている。計算によっては、Wは加算器22を迂回して出
力ラッチ38に直接送られ得ることは理解されよう。
【0031】計算サイクルの開始時において、MUX2
6は、データ・バス24に切り替えられて、重みWを受
ける。加算回路22が最初の和を発生した後、MUX2
6は線36をラッチ28に結合するように切り替わる。
【0032】ラッチ28は、カウンタ/ラッチ20の出
力との加算のために、一時的に加算器22の出力を保持
する。
【0033】カウンタ/ラッチ20は、最初にgiの値
がロードされgi=0まで減数する、カウント・ダウン
回路として機能する。後に更に詳しく説明するが、各内
部クロック・サイクルの間、線34を通じてカウンタ/
ラッチ20に印加されそこに記憶されているgiの値
は、1づつ減数され、giが0に等しくならない限り、
入力値xiは、直前の加算サイクルの和に加算され、そ
れがバス・セグメント23,26を通じて、MUX26
を介してラッチ28に印加される。gi=0の時、加算
器22は加算を停止し、出力ラッチ38に現れる加算器
22の出力がニューロン回路の出力(OUT)を表わ
す。
【0034】このようにして、図2に示す実施例のニュ
ーロン回路は、 glxl+g2x2+g3x3+g4x4+・
・・gnxnという形状の出力を発生する。
【0035】図3は、本発明の好適実施例によるニュー
ロン回路の使用方法のフロー・チャートを示す。ステッ
プが図3に示されているこの方法は、図2のニューロン
回路に関連するものである。
【0036】ボックス40に示すように、第1入力がニ
ューロン回路、例えばラッチ18(図2)によって受け
取られる。
【0037】次に、ボックス42に示すように、第1ゲ
ーティング関数が第1入力に適用され、第1ゲート入力
を生成する。ゲーティング関数は、後述の図5に更に詳
細に示されている。
【0038】次に、ボックス43に示すように、前記第
1ゲート入力が所定の重みWに加算され、和を生成す
る。
【0039】次に判断ボックス44において、全ての入
力が受け取られたか判断するためにチェックを行う。全
ての入力が受け取られたのであれば、現行の入力群によ
るこの手順を終了し、線45を通ってフローから出る。
全ての入力が受け取られていなければ、手順はボックス
46に進む。
【0040】ボックス46に示すように、他の入力がニ
ューロン回路によって受け取られる。
【0041】次に、ボックス47において、他のゲーテ
ィング関数がこの入力に適用され、他のゲート入力が生
成される。
【0042】次に、ボックス48において、ボックス4
7で生成されたゲート入力をボックス43で生成された
(または、最初にボックス48を通るのではない場合
は、先にボックス48で生成された)和に加算し、和を
生成する。
【0043】次に、手順は線49を通じて判断ボックス
44に戻る。
【0044】手順が全入力を処理した後、線45を通じ
て判断ボックス44から出てボックス50に入る。ここ
で、最終的な和がニューロン回路の出力を表わす。
【0045】図4は、本発明による別のニューロン回路
使用方法のフロー・チャートを示す。ステップが図4に
示されているこの方法は、図1の人工ニューロンに関連
するものである。
【0046】ボックス52に示すように、複数の入力x
iが人工ニューロンによって受けられ、加算回路に分配
される。
【0047】ボックス54に示すように、複数の入力x
iは加算器に分配され、ゲーティング関数がそれらの各
々に適用されて、対応する複数のゲート入力を生成す
る。このゲーティング関数については、後述の図5で詳
しく示す。
【0048】ボックス56に示すように、ゲート入力を
合計して和を生成する。次に、ボックス58に示すよう
に、この和を所定の重みWに加算し、人工ニューロンの
出力を表わす和を生成する。
【0049】図5は、図3,図4に示したニューロン回
路使用方法の一部を形成することができるゲーティング
関数のフロー・チャートを示す。
【0050】図1および図5を参照する。ニューロン回
路の入力xiに適用可能なゲーティング関数は、次のよ
うに表現することができる。(a)ゲーティング関数g
iが0の場合、0を加算回路22に渡す(図5のボック
ス60を参照)。(b)ゲーティング関数が1の場合、
入力xiを加算回路22に渡す(ボックス62を参
照)。(c)ゲーティング関数が1より大きい場合、入
力xiにgiを乗算したものを加算回路22に渡す(ボッ
クス64を参照)。
【0051】このようにして、図1に示した実施例のニ
ューロン回路は、W+glx1+g2x2+・・・gnxnと
いう形状の出力を発生する。 好適実施例の動作 ここで図2を参照して、本発明の好適実施例の動作を説
明する。以下にあげる例では、いかなる入力変数x1,
x2の値に対しても、ニューロン回路出力6+3xi+
2x2を生成することが目的である。
【0052】これを以下の表1を参照しながら説明す
る。
【0053】初期状態では、カウンタ/ラッチ20には
gi=3がロードされている。giのカウント値は0では
ないので、値xは加算器22に渡り(図8に関して上述
したゲーティング関数にしたがって)、MUX26を通
じて、線24上のW=6と加算される。
【0054】カウンタ/ラッチ20は減数カウントを開
始し、giのカウント値が0にならない限り、xiを連続
的に加算器22からの和に加算する。カウント値が0に
達した時、加算器22は加算を停止し(或いは、ニュー
ロン回路を組み込んだニューラル・ネットワークの構成
によっては、単に0を加算し続ける)、次の入力x2を
待つ。この時点で、ニューロン回路の中間出力は、6+
3xiとなっている。
【0055】INPUT CLOCK=2の時、x2が
ラッチ18にラッチされ、g2=2がカウンタ/ラッチ
20にロードされ、カウンタ/ラッチ20のカウント値
が0になるまで、実質的に上述したような動作が続けら
れる。この時点で、ニューロン回路の最終出力は6+3
xi+2x2となっている。
【0056】上記動作の詳細を、次の表1に示す。
【0057】
【表1】 入力 クロック クロック シーケンス シーケンス カウンタ/ラッチ 出力 1 1 3 6 + xi 1 2 2 6 + 2xl 1 3 1 6 + 3x1 1 4 0 6 + 3xl 2 5 2 6 + 3xl + x2 2 6 1 6 + 3xl + 2x2 2 7 0 6 + 3xl + 2x2 2 8 - 6 + 3xl + 2x2 この例では、計算サイクルの開始時にニューロン回路の
重みを加算するが、適切な時点であればいつ加算しても
よいことは理解されよう。 概要 以上、主要処理要素として1つの加算器のみがあればよ
い人工ニューロンの概念およびその好適実施例と、人工
ニューロン出力を生成する方法とを含む実施例をいくつ
か説明した。
【0058】これからわかるように、より多くのニュー
ロンをVLSIチップまたはコンピュータ・プログラム
に集積することができるので、かかるニューロンを複数
個用いることにより、ニューラル・ネットワークの計算
能力を大幅に向上させることができる。
【0059】この結果、従来のニューラル・ネットワー
ク製品に対して、処理能力および速度、製造コスト、応
用の多様性、および市場への受入性(acceptance)に関し
て、商業的に非常に有利なニューラル・ネットワーク製
品を得ることができる。
【0060】上述の関連発明3には、ここに開示した人
工ニューロンを基本構築ブロックとして用いるニューラ
ル・ネットワークの様々な実施例が開示されている。こ
れは、上述のような人工ニューロンの独特な機能、即
ち、複数のゲート入力を合計し、結果として得られた和
を重み値に加算する機能(ability)によるものである。
これらの特徴のため、上述の関連発明3に開示されてい
る様々なニューラル・ネットワークの実施例に、ここに
開示した人工ニューロンを使用して、かかるニューラル
・ネットワークの動作の基礎となる多項式展開または直
交関数を実現する際に、大きな利点を得ることができ
る。
【0061】以上、長いトレーニング・サイクルを必要
とせず、1回のトレーニング・サイクルで大域的な解に
収束するニューラル・ネットワークの基礎を形成するこ
とができる人工ニューロンについて説明した。
【0062】更に、ここに開示した発明は種々の方法で
変更可能であり、先に具体的に示しかつ説明した好適な
形状以外にも多くの実施例が考えられることは、当業者
には明白であろう。
【0063】更にまた、連続的な処理以外にも、適切な
回路によって複数の入力xiを並列に処理するような構
成を取ることもできる。
【0064】加えて、出力ラッチをマルチプレクサに置
き換えてもよい。
【0065】したがって、本発明の真の精神および範囲
に該当する、本発明の全ての変更物は特許請求の範囲に
よって包含されることを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による人工ニューロンの概念
的ブロック図。
【図2】本発明の好適実施例による加算回路を用いたニ
ューロン回路を、論理回路で実施した場合を示す図。
【図3】本発明の好適実施例によるニューロン回路使用
方法を示すフロー・チャート。
【図4】本発明による別のニューロン回路使用方法を示
すフロー・チャート。
【図5】図3,4に示されたニューロン回路使用方法の
一部を形成することができる、ゲーティング関数のフロ
ー・チャート。
【符号の説明】
20 カウンタ/ラッチ 22 加算器 26 マルチプレクサ(MUX) 28 ラッチ 38 出力ラッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のゲート入力に応答し、出力を発生す
    る加算回路(22)から成るニューロン回路であって:
    前記加算回路は:前記ゲート入力を合計して和を生成す
    る手段;および前記和に所定の重みを加て前記出力を発
    生する手段;から成ることを特徴とするニューロン回
    路。
  2. 【請求項2】請求項1記載のニューロン回路であって、
    更に:前記ニューロン回路への複数の入力の各々に対し
    て連続的にゲーティング関数(gi)を適用することに
    より、前記ゲート入力を発生する手段を含み: (a)前記ゲーティング関数が0の場合、0を前記加算
    回路に渡し; (b)前記ゲーティング関数が1の場合、前記入力を前
    記加算回路に渡し;および (c)前記ゲーティング関数が1より大きい場合、前記
    入力にgiを乗じて前記加算器に渡す;ことによって前
    記ゲート入力を発生することを特徴とするニューロン回
    路。
  3. 【請求項3】少なくとも1つのニューロン回路を備えた
    集積回路であって:複数のゲート入力に応答し出力を発
    生する加算回路から成り、該加算回路は:前記ゲート入
    力を合計して和を生成する手段;および前記和に所定の
    重みを加算し、前記出力を発生する手段;から成ること
    を特徴とする集積回路。
  4. 【請求項4】複数の入力xi(iは正の整数)に応答し
    て、前記入力xiの各々を連続的に記憶し、前記記憶し
    た入力xiの各々をその出力として連続的に送出する第
    1ラッチ手段(18);前記第1ラッチ手段の出力に応
    答して、前記記憶した入力をその出力として送出するカ
    ウンタ/ラッチ手段(20);出力を発生する第2ラッ
    チ手段(28);前記カウンタ/ラッチ手段の出力に応
    答する第1入力と、前記第2ラッチ手段の出力に応答す
    る第2入力とを有し、和を生成する加算回路(22);
    前記和または重み値Wを、前記第2ラッチ手段の入力に
    結合するマルチプレクサ(26);から成るニューロン
    回路であって、前記カウンタ/ラッチ手段は、更に、各
    値xiに対応する複数の値giにも応答し、 前記カウンタ/ラッチ手段は、前記加算回路のgi回の
    加算サイクルの間、所与の入力xiを記憶し、 前記入力xiは前記加算サイクルの各々の間、前記和に
    加算され、 前記和は、前記加算サイクルの内の1回の間に、前記重
    み値が加算され、 前記ニューロン回路は、W+glxl+g2x2+,・・
    ・,+gnxnという形式の出力を発生することを特徴と
    するニューロン回路。
  5. 【請求項5】複数の入力xi(iは正の整数)を有する
    ニューロン回路において、出力を生成する方法であっ
    て: (a)前記複数の入力の内第1入力を受けるステップ; (b)前記入力に第1ゲーティング関数を適用して、第
    1ゲート入力を生成するステップ; (c)前記第1ゲート入力に所定の重みを加算して和を
    生成するステップ; (d)前記複数の入力全てを受けたか否かを判定するス
    テップであって、(i)受けていれば、前記和を前記ニ
    ューロン回路の出力に指定し、(ii)受けていなけれ
    ば、ステップ(e)に進む、ステップ; (e)前記複数の入力の内他の入力を受けるステップ; (f)前記入力に他のゲーティング関数を適用してゲー
    ト入力を生成するステップ; (g)前記ゲート入力を前記和に加算して、更なる和を
    生成するステップ;および (h)前記複数の入力の全てを受けるまでステップ
    (d)に戻るステップ、から成ることを特徴とする方
    法。
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