JPH07208820A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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Publication number
JPH07208820A
JPH07208820A JP1981294A JP1981294A JPH07208820A JP H07208820 A JPH07208820 A JP H07208820A JP 1981294 A JP1981294 A JP 1981294A JP 1981294 A JP1981294 A JP 1981294A JP H07208820 A JPH07208820 A JP H07208820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capillary
pressure
refrigeration system
capillary tube
refrigerant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1981294A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Yamamoto
勉 山本
Yutaka Ueki
裕 植木
Hiroyuki Umezawa
浩之 梅沢
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP1981294A priority Critical patent/JPH07208820A/ja
Publication of JPH07208820A publication Critical patent/JPH07208820A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膨張装置の抵抗の増加や閉塞などによる不具
合が発生した場合でも、本来の冷凍装置の機能を容易に
維持することができるHFC系の冷媒を使用した冷凍装
置を開発する。 【構成】 HFC系の冷媒を使用する冷凍装置におい
て、凝縮器と蒸発器との間には切り替え使用可能な複数
の膨張装置を並列に配設し、使用中の膨張装置の入口と
出口の圧力差を検出し、圧力差が所定の値を超えた場合
は他の膨張装置に切り替えることを特徴とする冷凍装置
により目的を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はHFC系冷媒(「新代替
物質」と呼ばれているフロン)を使用した冷凍装置に関
し、詳しくはキャピラリや膨張弁などの膨張装置を有す
るHFC系冷媒を使用する冷凍装置において、膨張装置
を2個以上並列に冷凍装置に組み込み、使用中の膨張装
置に抵抗の増加や閉塞などの不具合が生じた場合は、冷
媒の流れを切り換えて新しい他の膨張装置に流すことに
より冷凍装置の機能を維持できるようにした冷凍装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】CFC系冷媒(特定フロン)を使用した
冷凍サイクルは、約30年程度の歴史があり改善の努力
がなされて信頼性、耐久性などの高い今日の品質レベル
に至っているが、HFC系冷媒を使用した冷凍サイクル
は、従来のCFC、HCFC系冷媒(指定フロン)を使
用した冷凍サイクルと比較して、潤滑性が低下する傾向
が大きく、問題がある。
【0003】この原因は色々考えられるが、HFC系冷
媒と混合して用いるエステル系潤滑油は、極圧剤として
の効果がCFC系冷媒を用いた場合と比較して不十分で
あり、圧縮機内部の摺動部品の摩擦・摩耗で温度が上昇
し、摩耗によってスラッジ成分(異物)が発生しやす
く、また塩素成分と水分の作用で分解しやすい傾向があ
ることに主に起因すると考えられる。
【0004】図3は従来の冷凍装置の説明図である。1
は圧縮機、2は凝縮器、3はドライヤー、4はキャピラ
リ、7は蒸発器、8はアキュムレータである。矢印は冷
媒の流れ方向を示す。しかし、キャピラリ4による蒸発
温度制御ではキャピラリ4内にスラッジがたまって抵抗
が増加したり、詰まりが発生したりすると、正常な蒸発
温度や冷却時間が維持できなくなる。従来の冷凍装置に
は、キャピラリは経済性の点から通常は1本だけしか使
われていないので、キャピラリにスラッジがたまって上
記のように抵抗が増えたり、外部からの力でキャピラリ
に異常が生じた場合、冷凍装置の機能は低下し、場合に
よっては、機能しなくなるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用中の膨
張装置に抵抗の増加や閉塞などの不具合が生じた場合で
も、現地へ出張して修理したり、あるいは工場に集めて
修理したりせずに、冷凍装置の機能を容易に維持できる
ようにしたHFC系冷媒を使用した冷凍装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく研究を重ねた結果、冷凍装置の凝縮器と蒸
発器との間に切り替え使用可能な複数の膨張装置を並列
して配設し、切り替え使用することにより解決すること
ができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明の請求項1の発明は、HFC系冷媒
を使用する冷凍装置において、凝縮器と蒸発器との間に
は切り替え使用可能な複数の膨張装置を並列に配設し、
使用中の膨張装置の入口と出口の圧力差を検出し、圧力
差が所定の値を超えた場合は他の膨張装置に切り替える
ことを特徴とする冷凍装置である。
【0008】本発明の請求項2の発明は、膨張装置がキ
ャピラリまたは膨張弁であることを特徴とする請求項1
記載の冷凍装置である。
【0009】
【作用】本発明は、スラッジが発生しても冷凍装置の性
能を維持できる冷凍装置であり、切り替え使用可能な複
数の膨張装置を従来の膨張装置と並列して配設し、使用
中の膨張装置にスラッジが詰まって抵抗が増加したり、
閉塞が起きたりする不具合の発生を、使用中の膨張装置
の入口と出口の圧力差により検出し、この圧力差が所定
の値を超えた場合は冷媒の流れを自動的に、あるいは手
動で切り換えて新しい他の膨張装置に流すことにより、
本来の冷凍装置の性能を維持することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の内容を実施例によりさらに具
体的に説明するが、本発明はこれらの内容に何ら限定さ
れるものではない。図1は本発明のHFC系の冷媒を使
用した冷凍装置の説明図である。1は圧縮機、2は凝縮
器、3はドライヤー、4Aは使用中のキャピラリ、4B
は使用中のキャピラリ4Aと並列に配設したキャピラ
リ、5は三方弁、6は制御装置、7は蒸発器、8はアキ
ュムレータ、P1 はキャピラリ入口の圧力を検出する圧
力センサ、P2 はキャピラリ出口の圧力を検出する圧力
センサである。矢印は冷媒の流れ方向を示す。
【0011】図1に示すように本発明の上記HFC系の
冷媒を使用した冷凍装置には従来の冷凍装置のキャピラ
リチューブ4Aと並行して同じキャピラリチューブ4B
が設けられており、2つのキャピラリチユーブの出入口
には入口の圧力を検出する圧力センサP1 、出口の圧力
を検出する圧力センサP2 が設けられており、それらか
らの信号はそれぞれ制御装置6へ入力されて処理され
る。即ち、キャピラリチューブ4Aにスラッジが詰まっ
て、このキャピラリチューブの入口側と出口側の圧力の
差が予め設定した一定値を越えた場合は、制御装置6か
ら信号が三方弁5に出力されて、当初使っていたキャピ
ラリチューブ4Aから切換用のキャピラリチューブ4B
に冷媒の流路が切換えられる。
【0012】制御装置6へ予め入力しておくキャピラリ
チューブの入口側と出口側の圧力の差の設定値は、圧縮
機など使用している部品および配管長さの違いなど冷凍
装置の回路の違いや、負荷変動や起動などに起因する圧
力変動により異なるので、一概に決めることはできな
い。従って、これらを考慮して、冷凍装置毎の特性をマ
イコンで把握して設定値を決めて冷媒の流路切換時期を
判断することが好ましい。
【0013】なお冷媒の流路切換は、上記実施例におい
ては三方弁で制御装置6からの信号で自動的に行うよう
にしたが、冷凍装置の価値、コストなどの観点から手動
で行っても差し支えない。
【0014】図2は本発明の他のHFC系の冷媒を使用
した冷凍装置の説明図である。4aは使用中の膨張弁、
4bは使用中の膨張弁4aと並列に配設した膨張弁、P
1 は膨張弁入口の圧力を検出する圧力センサ、P2 は膨
張弁出口の圧力を検出する圧力センサである以外は上記
図1の場合と同じである。
【0015】尚、上述したスラッジは冷凍装置の仕様に
もよるが、5年程度で発生し易くなる。このため、冷凍
装置自体の耐用年数は凡そ10年程度であるので、実施
例のように膨張装置(キャピラリ、弁)を2つ設けてお
けば、冷凍装置の耐用年数期間中におけるスラッジの詰
まりなどによる冷凍能力の低下を防止できる。
【0016】
【発明の効果】本発明はHFC系の冷媒を使用した冷凍
装置に関するものであり、使用中の膨張装置の抵抗の増
加や閉塞などによる不具合が発生した場合でも、冷媒の
流れを自動的に、あるいは手動で切り換えて新しい他の
膨張装置に流すことにより本来の冷凍装置の機能を容易
に維持することができる。本発明のHFC系の冷媒を使
用した冷凍装置において、不具合が発生した場合でも、
現地へ出張して修理したり、あるいは工場に集めて修理
したりせずに、この冷凍装置の機能を容易に維持できる
ので産業上の利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のHFC系の冷媒を使用した冷凍装置
の説明図である。
【図2】 本発明の他の実施例を示す冷凍装置の説明図
である。
【図3】 従来の冷凍装置の説明図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 3 ドライヤー 4A、4B キャピラリ 4a、4b 膨張弁 5 三方弁 6 制御装置 7 蒸発器 8 アキュムレータ P1 、P2 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 哲也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HFC系冷媒を使用する冷凍装置におい
    て、凝縮器と蒸発器との間には切り替え使用可能な複数
    の膨張装置を並列に配設し、使用中の膨張装置の入口と
    出口の圧力差を検出し、圧力差が所定の値を超えた場合
    は他の膨張装置に切り替えることを特徴とする冷凍装
    置。
  2. 【請求項2】 膨張装置がキャピラリまたは膨張弁であ
    ることを特徴とする請求項1記載の冷凍装置。
JP1981294A 1994-01-21 1994-01-21 冷凍装置 Pending JPH07208820A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981294A JPH07208820A (ja) 1994-01-21 1994-01-21 冷凍装置

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JP1981294A JPH07208820A (ja) 1994-01-21 1994-01-21 冷凍装置

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JPH07208820A true JPH07208820A (ja) 1995-08-11

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ID=12009748

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JP1981294A Pending JPH07208820A (ja) 1994-01-21 1994-01-21 冷凍装置

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JP (1) JPH07208820A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043758A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷却装置
JP2010065982A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置
US20140290091A1 (en) * 2011-10-25 2014-10-02 Electrolux Home Products Corporation N.V. Laundry Dryer with a Heat Pump System

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010043758A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷却装置
JP2010065982A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置
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