JPH0720777Y2 - カード処理装置のケーシング構造 - Google Patents

カード処理装置のケーシング構造

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JPH0720777Y2
JPH0720777Y2 JP1990082059U JP8205990U JPH0720777Y2 JP H0720777 Y2 JPH0720777 Y2 JP H0720777Y2 JP 1990082059 U JP1990082059 U JP 1990082059U JP 8205990 U JP8205990 U JP 8205990U JP H0720777 Y2 JPH0720777 Y2 JP H0720777Y2
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JP
Japan
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casing
card
engaging
side wall
processing device
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JP1990082059U
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宗穂 坂内
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 〈産業上の利用分野〉 本考案は、情報記録媒体としてのカードを搬送可能に受
容するケーシングを有するカード処理装置のケーシング
構造に関する。
〈従来の技術〉 従来、使用可能度数に応じて代金を前払いして使用し得
るプリペイドカードや磁気カード等の情報記録カードに
対して情報の授受を行うための処理装置には、各種構造
のものがある。例えば、カードをケーシング内に挿入
し、ケーシングに組付けられた搬送装置によりカードを
ケーシング内に取り込み、ケーシング内にて磁気ヘッド
等の情報授受手段によりカードに対して情報の授受を行
って、情報授受終了後にはカードをケーシングの外へ排
出するものがある。
このような構造のカード処理装置に於て、そのケーシン
グは、搬送装置や情報授受手段を組付け易くするため等
上下に2分割された構造のものがあるが、上下の各分割
体は、例えばねじ止めにより互いに結合されて一体化さ
れている。また、両分割体同士をそれぞれコ字状断面形
状に形成し、両者の重なり合う部分同士間に凹凸係合部
を設けて弾発係合させることにより、ねじを用いずにケ
ーシングを組み立てることができる。このようにするこ
とにより組み立てが容易になるが、何等かの原因により
一方の係合部が他方から離れるように一方の分割体が変
形すると、両分割体の結合状態が外れてしまう虞れがあ
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的
は、2分割構造のケーシングの両分割体同士を容易に結
合し得ると共に、安定した結合状態を確保し得るカード
処理装置のケーシング構造を提供することにある。
[考案の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、情報記録媒体とし
てのカードを搬送可能に受容するべく、該カードをその
両面から挾むように2分割にされた構造のケーシング
と、前記ケーシングの各分割体のいずれか一方の両側縁
からいずれか他方の分割体の側壁部に沿う向きに突出す
るように一体に形成された少なくとも左右一対の弾発係
合片と、前記弾発係合片と前記側壁部とのいずれか一方
に形成された係合凸部と、前記両分割体同士を組付けた
際に前記係合凸部に係合するように前記弾発係合片と前
記側壁部とのいずれか他方に形成された係合孔とを有
し、前記弾発係合片が、前記ケーシングを外部の部材に
固定するための取付けブラケットであることを特徴とす
るカード処理装置のケーシング構造を提供することによ
り達成される。
〈作用〉 このようにすれば、一方の分割体に一体に形成した弾発
係合片と他方の分割体の側壁部とにそれぞれ形成された
係合凸部と係合孔とを互いに弾発係合させることによ
り、両分割体同士を容易に結合することができると共
に、その一方の弾発係合片が、ケーシングを外部の部材
に固定するための取付けブラケットであることから、そ
の固定状態に於て弾発係合片の変形を防止することがで
き、係合状態が不良となることがない。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図乃至第3図は、本考案が適用されたカード処理装
置としてのカードリーダライタ1を示す図である。この
カードリーダライタ1のケーシングは、上下に2分割さ
れた上側ケーシング2aと下側ケーシング2bとからなり、
第1図及び第2図に於ける左右に開放された偏平な箱型
をなしている。尚、下側ケーシング2bは、第3図に示さ
れる状態で上方に凹形の断面形状に形成されており、上
側ケーシング2aは、下側ケーシング2bの上方開放端面を
覆うように平板状に形成されている。
ケーシングの第1図及び第2図の左側である前端にてプ
リペイドカード3が挿入・排出されるようになってお
り、上側ケーシング2aの前端の両側方端近傍には、挿入
口としての図示されない挿入スロット体を取付けるため
の各フランジ部4a、4bが上側ケーシング2aの一部を折り
曲げて形成されている。上記挿入口から挿入されるカー
ド3が、上下のケーシングン2a、2bにより郭成されるケ
ーシング内を長手方向に搬送されるが、ケーシングの第
1図及び第2図の右側である後端には、下側ケーシング
2bの一部を切り起こされた舌片体5の遊端部を略直角に
折り曲げてなるストッパ5aが設けられている。また、ケ
ーシング内には、コ字形状のガイド溝を有する1対のガ
イド部材6a、6bが、カード3の両側縁部を搬送方向に沿
ってガイドするべく、互いに幅方向に所定の間隔をおい
て対峙するようにケーシングの長手方向に沿って平行に
配設されている。
上側ケーシング2aの挿入口側近傍には、第2図及び第3
図に良く示されるように円板状の弾性ローラ部を有する
搬送ローラ7が、その一部をケーシング内に臨ませるよ
うに軸線を傾けられて回動自在に枢着されている。上側
ケーシング2aには搬送ローラ7を駆動するためのモータ
8及びアイドルギヤ9が取付けられている。モータ8の
駆動軸にはピニオンギヤが固着されており、そのピニオ
ンギヤにはアイドルギヤ9のクラウンギヤ部が歯合して
おり、搬送ローラ7に同軸的に固着されたはすば歯車が
アイドルギヤ9の円筒歯車部に歯合して、モータ8の正
逆転に応じて搬送ローラ7が正逆回転するようになって
いる。
下側ケーシング2bには、搬送ローラ7のケーシング内に
臨む最下端部に対向して、対向押付けローラ11が板ばね
12を介して支持されている。従って、カード3が、搬送
ローラ7と対向押付けローラ11との間に弾発的に挾持さ
れて、搬送ローラ7の回転に応じてカード3が搬送され
る。また、下側ケーシングン2bの搬送方向中間部には、
搬送方向に沿って消去用磁気ヘッド13と読込用磁気ヘッ
ド14とが並設されている。上側ケーシング2aに板ばね16
を介して支持された船型のヘッドパッド15が、両磁気ヘ
ッド13、14にまたがって対向するように設けられてお
り、両磁気ヘッド13、14に達したカード3が両磁気ヘッ
ド13、14に向けて弾発的に押し付けられるようになって
いる。
前記したストッパ5aを形成された舌片体5の上面は、挿
入方向に搬送されたカード3の下面を支持し得る高さに
位置している。この舌片体5の上面に対向してスタンプ
装置17が配設されている。スタンプ装置17は、上側ケー
シング2aの一部をL字状に折り曲げてなる支持ブラケッ
トにより支持されており、プランジャ型ソレノイド18
と、ソレノイド18のプランジャの突出端部に設けられた
ゴム製の印体21とにより構成されている。このプランジ
ャのソレノイド18内への没入端部にはフェライト磁石が
設けられており、ソレノイド18の非励磁時にソレノイド
内の鉄心に吸着しているプランジャが、励磁時には磁束
を相殺されて図の下方に向けて落下するようになってい
る。印体21は、インクを染込ませた構造のものを用いて
おり、舌片体5上に載置された状態のカード3に対して
押印することにより、印体21の印影をカード3上に記す
ことができる。
また、上側ケーシング2aの前端近傍には、搬送方向に間
隔をおいて2つのLED24a、25aがそれぞれ配設されてお
り、下側ケーシング2bには、それらLED24a、25aに対応
する各フォトトランジスタ24b、25bが配設されている。
ところで、上側ケーシング2aの長手方向に沿う両側縁部
には、カード3の主面3aに略直交する向きに、即ち下側
ケーシング2bの両側壁部26a、26bの外壁面に沿って下方
に向けて突出するように一体に形成された弾発係合片と
しての左右一対の取付ブラケット27が、長手方向に間隔
をおいて2箇所に計4箇所に設けられている。これら取
付ブラケット27の遊端部27aは、第3図に示されるよう
にケーシングの側方外側に向けて略直角に曲折されてお
り、遊端部27aには、本カードリーダライタ1を外部の
部材としての図示されない装置に取付けるためのねじ28
用の孔29が設けられている。即ち、本実施例のカードリ
ーダライタ1は、取付ブラケット27の孔29にねじ28を挿
入して本体となる装置にねじ止めにより取付けられて使
用される。
また第4図に示されるように、下側ブラケット2bの側壁
部26bの外壁面に取付ブラケット27の基端部が重なり合
うようにされている(他方の側壁部26a側も同様であ
る)。側壁部26bの外壁面の中間部には係合凸部として
の凸部31が形成されており、取付ブラケット27には対応
する係合孔32が設けられている。尚、両側壁部26a、26b
は、上側ケーシング2aの上側に取り付けられる各部品を
囲うように上方に向けて延出しているが、各取付ブラケ
ット27に対応する位置にはそれぞれ切欠き部33が設けら
れている。
両ケーシング2a、2b同士を組付けるには、第5図に示さ
れるように上側ケーシング2aを下側ケーシング2bに蓋を
被せるようにして、第6図に示されるように取付ブラケ
ット27を下側ケーシング2bの切欠き部33に合わせ、取付
ブラケット27の弾性を利用して第4図に示されるように
係合孔32を凸部31にはめ合わせる。そして、係合孔32と
凸部31とが互いに係合されて、両ケーシング2a、2bの結
合により本カードリーダライタ1のケーシングが形成さ
れる。
このように、カードリーダライタ1の各部品をそれぞれ
取り付けられた状態の両ケーシング2a、2b同士を、取付
ブラケット27の係合孔32と側壁部26a、26bの凸部31とを
互いに弾発的に係合させて、両者を結合させてケーシン
グを組み立てることから、各部品のケーシングへの取付
け作業及びケーシングの組立作業が容易である。また、
前記したように取付ブラケット27を装置にねじ止めする
ことにより、装置に取付けた後に何等かの原因により取
付ブラケット27がケーシングの外側に拡がる向きに変形
しようとしても、その変形を防止し得るため、係合孔32
と凸部31との係合が外れることがなく、安定した係合状
態が得られる。尚、凸部31と係合孔32とは、各ケーシン
グ2a、2bの上記実施例とはそれぞれ逆の方に設けても良
い。
次に、作動要領について以下に示す。尚、制御信号等は
図示されない装置の制御部との間で入出力される。
カード3が挿入されると、ケーシング前端側のLED24aと
フォトトランジスタ24bとによりカード3の先端を検出
し、モータ8を回転して搬送ローラ7を回転させること
によりカード3をケーシング内に向けて搬送し、読込用
磁気ヘッド14にてカード3の磁気データを読込み、LED2
4aとフォトトランジスタ24bとによりカード3の後端が
通過したことを検出するとモータ8を停止する。
ストッパ5aに達した状態のカード3の停止中に、例えば
カード3が使用済であれば、ソレノイド18を励磁して、
カード3の上面の印字面に使用済を記すべく印体21にて
押印する。そして、モータ8を逆転して、カード3を排
出する向きに搬送し、使用済カード3に対しては、以後
使用されないようにするべく消去用磁気ヘッド13により
磁気データを消去して、LED25aとフォトトランジスタ25
bとによりカード3の挿入方向側の先端が通過したこと
を検出したら、モータ8を停止する。
[考案の効果] このように本考案によれば、2分割構造のケーシングの
一方の分割体に一体に形成された弾発係合片と他方の分
割体の側壁部とにそれぞれ形成された係合凸部と係合孔
とを互いに弾発係合させて、両分割体同士を結合するこ
とから、ケーシングの組み立てが容易であると共に、弾
発係合片が外部の部材に固定するための取付けブラケッ
トであることから、弾発係合片が直接的に固定されるた
め、弾発係合片の変形により係合状態が解除されること
がなく、上記係合状態を安定化し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案が適用されたカード処理装置を示す平
面図である。 第2図は、第1図のII-II線に沿って見た側断面図であ
る。 第3図は、第1図の矢印III線から見た端面図である。 第4図は、第1図のIV-IV線について見た要部拡大断面
図である。 第5図及び第6図は、ケーシングの組付け要領を示す要
部斜視図である。 1……カードリーダ、2a……上側ケーシング 2b……下側ケーシング、3……カード 3a……主面、4a、4b……フランジ部 5……舌片体、5a……ストッパ 6a、6b……ガイド部材 7……搬送ローラ、8……モータ 9……アイドルギヤ、11……対向押付けローラ 12……板ばね、13……消去用磁気ヘッド 14……読込用磁気ヘッド 15……ヘッドパッド、16……板ばね 17……スタンプ装置、18……ソレノイド 21……印体、24a、25a……LED 24b、25b……フォトトランジスタ 26a、26b……側壁部 27……取付けブラケット 27a……遊端部、28……ねじ 29……孔、31……凸部 32……係合孔、33……切欠き部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体としてのカードを搬送可能に
    受容するべく、該カードをその両面から挟むように2分
    割にされた構造のケーシングと、前記ケーシングの各分
    割体のいずれか一方の両側縁からいずれか他方の分割体
    の側壁部に沿う向きに突出するように一体に形成された
    少なくとも左右一対の弾発係合片と、前記弾発係合片と
    前記側壁部とのいずれか一方に形成された係合凸部と、
    前記両分割体同士を組付けた際に前記係合凸部に係合す
    るように前記弾発係合片と前記側壁部とのいずれか他方
    に形成された係合孔とを有し、前記弾発係合片が、前記
    ケーシングを外部の部材に固定するための取り付けブラ
    ケットであることを特徴とするカード処理装置のケーシ
    ング構造。
JP1990082059U 1990-08-01 1990-08-01 カード処理装置のケーシング構造 Expired - Lifetime JPH0720777Y2 (ja)

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