JPH0720420A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

Info

Publication number
JPH0720420A
JPH0720420A JP18443193A JP18443193A JPH0720420A JP H0720420 A JPH0720420 A JP H0720420A JP 18443193 A JP18443193 A JP 18443193A JP 18443193 A JP18443193 A JP 18443193A JP H0720420 A JPH0720420 A JP H0720420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
observer
image information
display device
observation system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18443193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Morishima
英樹 森島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP18443193A priority Critical patent/JPH0720420A/ja
Publication of JPH0720420A publication Critical patent/JPH0720420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示素子等の表示画像情報と外界の風景
等の画像情報を環境状態の変化に応じて選択的に視認さ
せるようにした画像表示装置を得ること。 【構成】 画像発生器に表示された表示画像情報に基づ
く光束を光学系を介して観察者の瞳に導光し、該表示画
像情報を虚像面上に形成して観察する第1観察系、外界
の画像情報を該第1観察系の観察方向と同じ方向で観察
する第2観察系、該観察系の周囲の環境状態の異常を検
出する異常検出手段、そして該異常検出手段からの信号
に基づいて該第1観察系と第2観察系の観察状態を制御
する制御手段とを有していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像表示装置に関し、特
に観察者の頭部や顔面に装着して液晶表示素子やCRT
等の表示画像情報を拡大した虚像の個人用として観察す
るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶等の画像表示素子に表示
された画像情報を臨場感のある大画面の映像として観察
するようにした画像表示装置として大型CRTディスプ
レイ装置やプロジェクションTV装置等が用いられてい
る。
【0003】これらの画像表示装置は大きな空間を必要
とし、周囲を暗くしないと観察しにくく、又狭い部屋に
設置しようとすると、適切なる観察距離が確保できない
等の問題点があった。
【0004】これに対して、画像表示素子からの光束を
顔面近くに配置した光学系により、直接、眼に導光して
画像情報を拡大した虚像として観察するようにした画像
表示装置が種々と提案されている。
【0005】図4は米国特許第5034809号で提案
されている画像表示装置の光学系の要部概略図である。
【0006】同図において101L,101Rは各々観
察者の左眼、右眼であり10L,108Rは各々左眼
用、右眼用の液晶表示素子である。また109L,10
9Rは各々左眼用、右眼用の接眼レンズである。
【0007】液晶表示素子108L,108R上に表示
された画像情報から出た光束は各々接眼レンズ109
L,109Rにより集光され、各々左眼101L,右眼
101Rに投光される。接眼レンズ109L,109R
のレンズ作用により液晶表示素子108L,108R上
の各点は各々虚像面103上の各点と観察者に視認され
る。
【0008】従って液晶表示素子108L,108R上
に表示された画像情報は、観察者に虚像面103上に拡
大表示された虚像として視認される。
【0009】図4に示す画像表示装置では画像表示素子
の画像を直接接眼レンズで拡大して視認しており、画像
表示素子が前方の視界を遮っているので、前方の風景を
観察することができない。(以下、このようなタイプを
直視型の画像表示装置という。) 図5は特開平1−133479号公報で提案されている
画像表示装置の要部概略図である。
【0010】同図においては液晶表示素子110で表示
された画像情報に基づく光束をミラー113で反射させ
て、半透鏡の反射型凹面鏡104で反射させて、観察者
の眼に導光している。
【0011】これにより画像情報を拡大した虚像として
観察している。又同装置では液晶表示素子110で表示
された画像情報を半透鏡の凹面鏡104を介して風景等
と空間的に重畳させて双方が同時に観察できようにして
いる。(以下、このようなタイプをシースルー型の画像
表示装置という。)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】直視型の画像表示装置
では、観察者は外界の風景を画像表示装置を取り外すま
では見ることができない。
【0013】この為、観察者の周囲に異常が発生して観
察者に対して身体的な危険が外部から迫った場合、対応
が遅れてしまうという問題点があった。
【0014】具体的には観察者が列車や飛行機等の乗物
の中で、該画像表示装置を使用中に大きな揺れを感じて
も、観察者は該装置を取り外すまでは適切な対応が取れ
ず危険である。
【0015】従って直視型の画像表示装置を使用する範
囲は狭いものと言わざるを得ない。又シースルー型の画
像表示装置においては、表示画像と外景とが重なって観
察者に視認される為に表示画像が暗く、見ずらいという
問題点があった。
【0016】本発明は液晶表示素子等に表示された表示
画像情報と外界の風景等の画像情報を観察者の周囲の環
境状態の変化に対応して選択的に観察者に視認させるこ
とにより、観察者の身体の安全を図りつつ、表示画像情
報を観察することのできる画像表示装置の提供を目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の画像表示装置
は、画像発生器に表示された表示画像情報に基づく光束
を光学系を介して観察者の瞳に導光し、該表示画像情報
を虚像面上に形成して観察する第1観察系、外界の画像
情報を該第1観察系の観察方向と同じ方向で観察する第
2観察系、該観察系の周囲の環境状態の異常を検出する
異常検出手段、そして該異常検出手段からの信号に基づ
いて該第1観察系と第2観察系の観察状態を制御する制
御手段とを有していることを特徴としている。
【0018】特に、(イ)前記制御手段は前記異常検出
手段で得られる信号と予め設定した判断基準値とを比較
し、その結果に基づいて前記第1観察系と第2観察系の
観察状態を制御していること。
【0019】(ロ)前記第1観察系はハーフミラー面を
有しており、前記表示画像情報を該ハーフミラー面で反
射した光束で観察しており、前記第2観察系は外界の画
像情報を該ハーフミラー面を透過した光束で観察してい
ること。
【0020】(ハ)前記第2観察系は外界からの光束の
透過光量を制限する遮光部材を有しており、前記制御手
段は前記異常検出手段からの信号に基づいて該遮光部材
の透過光量を制御していること。
【0021】(ニ)前記異常検出手段は加速度センサ
ー、光センサー、音センサー、TVカメラのうちの少な
くとも1つより成っていること。
【0022】(ホ)前記制御手段は前記異常検出手段と
判断基準値による前記、結果に基づき、前記第1観察
系、および第2観察系のどちらか一方を選択的に観察者
に視認せしめること。等を特徴としている。
【0023】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部概略図であ
る。
【0024】本実施例の画像表示装置の各要素は観察者
を頭上より見たとき、頭の中心線4に対して左右対称と
なっている。
【0025】この為、図1では左眼側の各要素のみを符
号L(右眼用の要素のときは符号R)を付して示してい
る。
【0026】図中、破線は各要素間を結合する信号ライ
ンを示し、矢印は信号の流れる方向を示している。
【0027】5は画像ソースであり、例えばTV受信器
やVTR等から成っている。画像ソース5により発生さ
れた画像信号及び音声信号は信号ライン17を通りコン
トローラ6に入る。通常時においてはコントローラ6は
画像ソース5からの画像信号を液晶表示素子(以後LC
D)8L用の駆動信号に変換して信号ライン22Lを通
じてLCD8Lに送る。LCD8Lは駆動信号に基づい
て画像を表示している。
【0028】7Lは、LCD8Lに対するバックライト
光源である。バックライト光源7Lに照明されたLCD
8Lからの画像情報を含んだ光束は接眼レンズ9Lで集
光されて、観察者の左眼1Lに入射する。
【0029】左眼1Lに入射したLCD8Lからの画像
情報を含んだ光束により、観察者はLCD8L上に表示
された画像情報を、例えば観察者の前方1mにある虚像
面3上に拡大された虚像として視認している。
【0030】尚各要素5,7L,8L等は画像発生器の
一要素を構成している。画像ソース5に基づいてコント
ローラ6より出力された音声信号は信号ライン19Lを
通じてイヤホーン10Lで音声となり、観察者の左耳2
Lに入力している。
【0031】11は加速度センサーである。13は例え
ばフォトダイオード等の光センサーである。12はコン
デンサーレンズであり、光センサー13に観察者前方か
らの光を集光している。14は集音マイクである。16
LはCCD等の小型のTVカメラである。15LはTV
カメラ用の結像レンズで、観察者前方の風景をTVカメ
ラ16に撮影している。TVカメラ16からの画像信号
は信号ライン21Lを通じてコントローラ6に送ってい
る。
【0032】本実施例において加速度センサー11、光
センサー13、集音マイク14L等は観察者の周囲の環
境状態の異常を検出する異常検出手段の一要素を構成
し、これらからの出力信号は各々信号ライン18,信号
ライン23,信号ライン20Lを通じて制御手段として
のコントローラ6に送られている。
【0033】尚、集音マイク14Lと頭の中心線4に対
し、対称な位置にあり同一の部材である集音マイク14
Rからの出力信号も同様に信号ライン20R(不図示)
を通じてコントローラ6に送られている。
【0034】コントローラ6は加速度センサー11,光
センサー13,集音マイク14L,集音マイク14R等
からの出力信号が後述するように予め設定された判断基
準値に合致するか否かを判断している。
【0035】そして判断基準値に合致したときは画像ソ
ース5からの画像信号をLCD8Lに送るのを停止し、
その代わりにTVカメラ16Lで得られる観察者前方の
風景の画像信号に切り換えてLCD8Lに入力してい
る。
【0036】これによりLCD8L上にTVカメラ16
Lで得られた風景等の画像信号を表示している。TVカ
メラ用の結像レンズ15Lは虚像面3の位置と略等しい
位置の前方の風景をOn FocusでTVカメラ16Lに結像
している。このときLCD18L上にTVカメラ16L
からの画像信号による画像を表示した場合、観察者が視
認する虚像面3上の物体像がTVカメラ16Lで撮影し
た風景と略同一の大きさになるように結像レンズ15L
の焦点距離、倍率等の光学定数を設定している。尚観察
者の頭の中心線の右側の部分についても同一の構成を設
定してある。
【0037】以上説明したように、本実施例によれば加
速度センサー11,光センサー13,集音マイク14
L,集音マイク14R(不図示)等からの出力信号が予
め設定された判断基準値に合致した場合、観察者は自動
的に画像ソース5からの画像情報を視認することを中断
し、その代わりに前方の風景を視認している。
【0038】これにより観察者の身体に対する安全行動
を始めるようにしている。尚、このとき左耳用のイヤホ
ーン10L及び右耳用イヤホーン10R(不図示)に対
する画像ソース5からの音声信号を止めたり、左耳用の
イヤホーン10Lに集音マイク14Lから音信号を出力
し右耳用イヤホーン10Rに集音マイク14Rからの音
信号を出力するようにしても良い。
【0039】尚図中、画像ソース5及びコントローラ6
以外の部材は固定部材(不図示)により観察者の頭部に
保持装置されており、又破線で示した信号ラインは実際
は部材及び光路と干渉することなく保持している。
【0040】次にコントローラ6及び加速度センサー1
1や光センサー12等からの出力信号と予め設定した判
断基準値との判断方法について説明する。
【0041】本実施例においては観察者は通常、画像ソ
ース5からの画像を視認し、音声を聴いている際には外
界の風景は全く見ることができなく、又外界の音もよく
聴き取ることはできないようにしている。
【0042】本実施例では観察者が発明の画像表示装置
を列車・飛行機等の乗物内や屋外で使用し、このとき観
察者の身体の周囲に生じた異常(危険)を身体に加わる
加速度、外界の光量そして外界の音等を利用して判断し
ている。このときの身体に対する危険が迫っているかど
うか、判断は次の要素を利用して行っている。
【0043】(1−1)身体に加わる加速度がある値を
越えた場合 (1−2)外界の光量が著しく変化した場合 (1−3)外界の音量がある値を越えて大きくなった場
合 (1−4)外界の音量が著しく変化した場合 具体的には本実施例においては以下の値を判断基準値と
して設定している。
【0044】(2−1)加速度センサー11からの関知
する加速度が2Gを越えた場合 (2−2)光センサー13からの出力が0.1sの間に
20dB以上変化した場合 (2−3)光センサー13からの出力が1sの間に20
dB以上変化した場合 (2−4)集音マイク14L又は/かつ集音マイク14
Rからの出力が80ホーン相当を越えた場合 (2−5)集音マイク14L又は/かつ集音マイク14
Rの出力が0.1sの間に20dB以上変化した場合 本実施例では(2−1)〜(2−5)のうち少なくとも
1つの基準値に図1の加速度センサー11、光センサー
13、集音マイク14L、集音マイク14Rからの出力
が合致した場合コントローラ6は観察者の周囲に対して
危険が迫っていると判断し、すでに説明した処理を行
い、観察者に前方の風景を自動的に視認させている。
【0045】図2は図1のコントローラ6の動作を示す
要部ブロック図である。
【0046】次にコントローラ6が観察者の周囲に危険
が迫っていると判断した場合、例としてイヤホーン10
L,10Rに集音マイク14L,14Rからの信号を出
力する構成について説明する。
【0047】図中、図1で示した要素と同一要素には同
符番を付している。
【0048】図2において30はCPU、31はRA
M、32はROM、33はバスである。加速度センサー
11からの出力は信号ライン18を通り、インターフェ
イス37を介して、又光センサー13からの出力は信号
ライン23を通りインターフェイス38を介してバス3
3と通じている。
【0049】画像ソース5からの右眼用と左眼用の画像
信号及び右耳用と左耳用の音声信号は、信号ライン17
により信号分離回路39に入力され、該信号分離回路3
9により分離される。そして右眼用の画像信号は信号ラ
イン43により左眼用の画像信号は信号ライン42によ
り各々右眼用切り換え回路34R、左眼用切り換え回路
34Lに送られる。
【0050】一方、右眼用切り換え回路34Rと左眼用
切り換え回路34Lには右眼用の小型のTVカメラ16
R(不図示)と左眼用の小型のTVカメラ16Lの画像
信号も各々信号ライン21R,21Lにより送られてお
り、かつバス33に各々つながっている。また右耳用音
声信号、左耳用音声信号は各々右耳用切り換え回路36
R、左耳用切り換え回路36Lに各々信号ライン41,
42により送られる。
【0051】一方、右側集音マイク14R(不図示)と
左側集音マイク14Lからの出力信号は各々信号ライン
20R,20Lによりコントローラ6に送られ、各々右
耳用切り換え回路36Rとインターフェイス35R及び
左耳用切り換え回路36Lとインターフェイス35Lに
送られる。
【0052】CPU30はある時間間隔、例えば1/1
00s毎にインターフェイス38,37,35L,35
Rを介して光センサー13、加速度センサー11、左側
集音マイク14L、右側集音マイク14Rからの出力を
サンプリングする。光センサー及び左右の集音マイクの
出力については、データをRAM31に記憶し、加速度
センサー11からの出力についてはCPU30内のキャ
シュメモリに記憶して判断をする。
【0053】本実施例において判断の手順は以下の通り
である。
【0054】(3−1)加速度センサー11からの出力
は2G以上か。
【0055】YESなら危険として判断プロセス終了、
NOならば次ステップへ (3−2)RAMに記憶されている0.1s前の光セン
サー13からの出力と新しくサンプリングした光センサ
ー13からの出力を比較して変化が20dB以上か。
【0056】YESなら危険として判断プロセス終了、
NOならば次ステップへ (3−3)新しくサンプリングした右側集音マイク14
Rからの出力が80ホーン相当以上か。YESなら危険
として判断プロセス終了、NOならば次ステップへ (3−4)新しくサンプリングした左側集音マイク14
Lからの出力が80ホーン相当以上か。
【0057】YESなら危険として判断プロセス終了、
NOならば次ステップへ (3−5)RAMに記憶されている1s前の光センサー
13からの出力と新しくサンプリングした光センサー1
3からの出力を比較して変化力20dB以上か。
【0058】YESなら危険として判断プロセス終了、
NOならば次ステップへ (3−6)RAM31に記憶されている0.1s前の右
側集音マイク14Rからの出力と新しくサンプリングし
た右側集音マイク14Rからの出力を比較して変化が2
0dB以上か。
【0059】YESなら危険として判断プロセス終了、
NOならば次ステップへ (3−7)RAM31に記憶されている0.1s前の左
側集音マイク14Lからの出力と新しくサンプリングし
た左側集音マイク14Lからの出力を比較して変化が2
0dB以上か。
【0060】YESなら危険として判断プロセス終了、
NOならば次のサンプリングまで待機。
【0061】本実施例の画像表示装置が通常、画像を表
示している場合は右眼用切り換え回路34R、左眼用切
り換え回路34Lは各々画像ソース5からの画像信号を
各々信号ライン22R,22Lを通じて右眼用、左眼用
のLCD(8L,8R)に送っている。そして右耳用切
り換え回路36Rと左耳用切り換え回路36Lは、該画
像ソース5からの音声信号を各々信号ライン19L,1
9Rを通じて右耳用イヤホーン、左耳イヤホーンに送
る。
【0062】判断プロセスが危険と判断して終了した場
合、CPU30は右眼用切り換え回路34R、左眼用切
り換え回路34Lに対して右側TVカメラ、左側TVカ
メラの信号を各々右眼用LCD8R、左眼用LCD8L
に送るように切り換えるよう、命令をバス33を通じて
出す。右耳用切り換え回路36Rと、左耳用切り換え回
路36Lに対して右側集音マイクと左側集音マイクの信
号を各々右耳用イヤホーン、左耳用イヤホーンに送るよ
う切り換え命令をバス33を通じて出す。
【0063】図2のROM32には判断及び切り換え命
令を出す為のプログラムのほとんどが記録されている。
【0064】本実施例において観察者が判断基準となる
数値をRAM31に記憶させて判断基準のチューニング
が行える構成にすることも可能である。
【0065】本発明において以上説明した前記判断基準
及び該判断基準に用いる外界の刺激値及びそれに対する
センサーは、本発明の画像表示装置を使用する環境にお
いて適切なものをその都度選べば良い。
【0066】従って以上説明してきた判断基準及び該判
断基準に用いる外界刺激値及びそれに対するセンサー
は、本発明の内容を規定するものでない。
【0067】図3は本発明の実施例2の要部概略図であ
る。図中、図1で示した要素と同一要素には同符番を付
している。
【0068】図1の実施例1では観察者の周囲に異常が
発生し、危険が迫ったときにはTVカメラで撮影した風
景をLCDに表示して観察者に視認させていた。
【0069】これに対して本実施例ではTVカメラを用
いずに外の風景を直接、観察者に視認させていることを
特徴としている。
【0070】図3においても、図1と同様左右両側に対
称に存在する部材についてはその左側に存在する部材の
み図示し、その番号にLを付け加えている。
【0071】本実施例の説明においては実施例1と異な
る部分について重点的に説明し、共通する部分について
は説明の簡略化又は省略する。
【0072】本実施例においてはLCD8Lに表示され
た画像はリレーレンズ51L及び非球面ハーフミラー5
0Lによって左眼1Lに投光され虚像面3上に拡大され
た画像として観察者に視認される。
【0073】非球面ハーフミラー50Lはトーリック面
等の非球面より成り、リレーレンズ51Lと共にLCD
8L上の画像を虚像面3上に虚像として収差少なく拡大
投影している。
【0074】非球面ハーフミラー50Lはガラス材をN
C研削機で研削し、金属膜を凹面側に蒸着し、反射率が
例えば30%、透過率が70%になるようにしてある。
又該非球面ハーフミラー50Lは透過光に対しては光学
的パワーを持たないように全ての部分で厚さが略均一で
あるように製作されている。
【0075】更に凸面には反射防止膜を蒸着してある。
52Lは遮光板であり、透明電極つき平行平板でその間
に液晶層を保持した構造より成っている。そして液晶層
に印加する電圧を変えることにより透過率を変えること
ができる構成となっている。54Lは遮光板52Lの液
晶層に加える電圧を制御する液晶コントローラである。
【0076】本実施例において画像ソース5の画像を表
示する場合には、液晶コントローラ54Lは遮光板52
Lの透過率を略0とするように遮光板52L内の液晶層
に電圧を印加している。
【0077】この為観察者は画像ソース5からの画像の
みを視認することができる。実施例1と同様の手段によ
って加速度センサー11、光センサー13、左側集音マ
イク14L及び右側集音マイク14R(不図示)等から
の出力によりコントローラ6が観察者に危険が迫ってい
ると判断した場合には、コントローラ6は液晶コントロ
ーラ54Lに信号ライン55Lを通じて命令を出す。
【0078】そして遮光板52Lの透過率が略100%
となるような電圧を遮光板52L内の液晶層に印加せし
め、バックライト光源7Lのコントローラ55Lに信号
ライン53Lを通じてバックライト光源7Lの点燈を注
視するよう命令を出す。
【0079】そして実施例1と同様に左耳用イヤホーン
10L及び右耳用イヤホーン10Rに対する画像ソース
5からの音声を止めるか、又は左耳用イヤホーン10
L,10Rに集音マイク14L及び右耳用イヤホーン1
0Rに右側集音マイクの出力を出すようにする。
【0080】遮光板52Lの透過率が略100%とな
り、バックライト光源7Lが消灯すると透過率70%の
非球面ハーフミラー50L及び遮光板52Lを通して、
観察者は外界の風景を直接視認することができる。非球
面ハーフミラー50Lは透過では光学的パワーを持って
いないので外界の風景が拡大・縮小されて視認されるこ
ともない。
【0081】本実施例によれば以上説明したように、加
速度センサー、光センサー、集音マイク等からの出力に
よりコントローラ6が観察者に危険が迫っていると判断
した場合は、自動的に観察者は外界の風景を直接視認
し、安全保持の為の行動に移ることができるようにして
いる。
【0082】尚本実施例において非球面ハーフミラーの
代わりにホログラムコンバイナーや平板ハーフミラー等
を用いることが可能である。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、液晶表示
素子等に表示された表示画像情報と外界の風景等の画像
情報を観察者の周囲の環境状態の変化に対応して選択的
に観察者に視認させることにより、観察者の身体の安全
を図りつつ、表示画像情報を観察することのできる画像
表示装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 図1のコントローラの要部ブロック図
【図3】 本発明の実施例2の要部概略図
【図4】 従来の画像表示装置の要部概略図
【図5】 従来の画像表示装置の要部概略図
【符号の説明】
1L 左眼 3 虚像面 4 中心線 5 画像ソース 6 コントローラ 7L バックライト光源 8L 液晶表示素子 9L 接眼レンズ 10L イヤホーン 11 加速度センサー 12 コンデンサーレンズ 13 光センサー 14L 集音マイク 15L 結像レンズ 16L TVカメラ 50L ハーフミラー 51L リレーレンズ 52L 遮光板 54L 液晶コントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像発生器に表示された表示画像情報に
    基づく光束を光学系を介して観察者の瞳に導光し、該表
    示画像情報を虚像面上に形成して観察する第1観察系、
    外界の画像情報を該第1観察系の観察方向と同じ方向で
    観察する第2観察系、該観察系の周囲の環境状態の異常
    を検出する異常検出手段、そして該異常検出手段からの
    信号に基づいて該第1観察系と第2観察系の観察状態を
    制御する制御手段とを有していることを特徴とする画像
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記異常検出手段で得ら
    れる信号と予め設定した判断基準値とを比較し、その結
    果に基づいて前記第1観察系と第2観察系の観察状態を
    制御していることを特徴とする請求項1の画像表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1観察系はハーフミラー面を有し
    ており、前記表示画像情報を該ハーフミラー面で反射し
    た光束で観察しており、前記第2観察系は外界の画像情
    報を該ハーフミラー面を透過した光束で観察しているこ
    とを特徴とする請求項1の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第2観察系は外界からの光束の透過
    光量を制限する遮光部材を有しており、前記制御手段は
    前記異常検出手段からの信号に基づいて該遮光部材の透
    過光量を制御していることを特徴とする請求項3の画像
    表示装置。
  5. 【請求項5】 前記異常検出手段は加速度センサー、光
    センサー、音センサー、TVカメラのうちの少なくとも
    1つより成っていることを特徴とする請求項2又は3の
    画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記異常検出手段と判断
    基準値による前記、結果に基づき、前記第1観察系、お
    よび第2観察系のどちらか一方を選択的に観察者に視認
    せしめることを特徴とする請求項2の画像表示装置。
JP18443193A 1993-06-29 1993-06-29 画像表示装置 Pending JPH0720420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18443193A JPH0720420A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18443193A JPH0720420A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0720420A true JPH0720420A (ja) 1995-01-24

Family

ID=16153036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18443193A Pending JPH0720420A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0720420A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009251428A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Konica Minolta Holdings Inc 情報表示システム
WO2017077660A1 (ja) * 2015-11-06 2017-05-11 株式会社三和機工 体感型仮想現実空間システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009251428A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Konica Minolta Holdings Inc 情報表示システム
WO2017077660A1 (ja) * 2015-11-06 2017-05-11 株式会社三和機工 体感型仮想現実空間システム
JPWO2017077660A1 (ja) * 2015-11-06 2017-11-02 株式会社三和機工 体感型仮想現実空間システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7144113B2 (en) Virtual image display apparatus
US5153569A (en) Visual image display apparatus having a video display for one eye and a controllable shutter for the other eye
JP2910111B2 (ja) 眼鏡型網膜直接表示装置
US5886822A (en) Image combining system for eyeglasses and face masks
JP3129719B2 (ja) ビデオディスプレイ装置
EP0687932A2 (en) Display device
US5751493A (en) Head-mounted display apparatus with a single image display device
JPH10148789A (ja) ヘッドマウントディスプレー装置
JP2001305476A (ja) 映像表示装置
JPH08179223A (ja) 画像観察装置及びこれを用いた両眼画像観察装置
CN112285934B (zh) 图像显示装置及可穿戴设备
JP2000249974A (ja) 表示装置及び立体表示装置
US6980363B1 (en) Image observation apparatus and system
JP2001027738A (ja) 映像表示装置
EP0577268A1 (en) Optical system
JP2000171749A (ja) 頭部装着形表示装置
JP2002098928A (ja) 映像表示装置
JPH0720420A (ja) 画像表示装置
JP2005284007A (ja) 透過式映像表示装置
JPH06289318A (ja) 頭部装着型表示装置
JP2994960B2 (ja) 虚像式立体画像表示装置
JPH09211376A (ja) ヘッドマウントディスプレー装置
JP2000214408A (ja) 画像表示装置
JP3028575B2 (ja) 光学装置
JPH08211332A (ja) 立体映像再生装置