JPWO2017077660A1 - 体感型仮想現実空間システム - Google Patents
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Abstract
Description
また、このような仮想現実空間は、ユーザーの動きや視点に対して反応するのではなく、マウス操作やキーボード操作等の端末操作性に左右される。しかも、かかる仮想現実空間は、2次元としてホームページ等の映像を配信させることでカタログ的な2次元平面の物品確認を行うことを主流としている。このような体感型仮想現実空間システムは、例えば特許文献1において開示されている。
しかしながら、このような体感型仮想現実空間システムは、2次元的(平面的)な視点表現であり、それは映像的表現のため、画像の大きさやモニターの大きさによって立体表現が縮小してしまうものとなり、利用ユーザーはそこで表現される3次元表現のスケールを認識することができないものであった。
すなわち、3次元空間の表現方法として平面モニターを使用することで、平面的3次元でイメージを確認することはできるが、実際の距離感や大きさを認識することができないのである。しかも、凹凸感が無く、空間内を移動する場合に実際の画面まで距離があるため、上下左右前後の表現にどうしても距離感を出すことができないのである。また、視界の広がりも原因となり、例えば仮想現実空間の座標位置が従来は利用者の視点となる前方に対し180度の角度範囲にあって、視点を中心に360度の角度範囲に設定していないため、実際に空間内にいる感覚を味わうことは不可能であった。
また、このような従来の仮想現実空間は、ユーザーの動きや視点に対して反応するのではなく、マウス等の端末の操作性に左右されることから空間内を自由に動き回るといった自由性に乏しい。しかも従来の3次元空間は、実際の物などを立体化したものをその空間内に取り込むことができない。例えばこのような仮想現実空間は漠然と物の配置やカラーコーデイネートされた空間として表示されている物の具体的内容を知らせることができないもので、全てが仮想すなわち嘘に近いものであった。つまり、寸法や色・質感・特徴等を表現することが正確に行えるものではなかった。
また、このような従来の仮想現実空間は、不特定多数のユーザーが同時に参加することができず、コミュニケーション空間とはいえないものであった。当然、顔や体格を判断することも困難であった。結局は2次元としてホームページ等の映像配信の対応までであった。
また、従来はホームページ等のカタログ的な2次元平面の物品確認が主流となっており、物の形状、色、大きさ等を視覚的に確認することができなかった。例えば、商品在庫等の店頭で見る事ができる物ならば構わないが、受注生産品や在庫に無い物に対して注文するのはとてもリスクがあり不安なものであった。
また、このような従来の仮想空間は、確認の場であり、継続性と依存性が全く無く、一度観たら終わるようなプライベート空間としての位置付けが見出されていない。これは、仮想空間オリジナルの部屋を作るのではなく、実際の部屋を単に模様替えするだけのことになる。つまり、お金を掛けて満足するか分からない作業を行うだけのものとなる。また、従来は、物を買えば物は残るが、物が気に入らなくなったり、飽きたりすると最終的には捨てるということになる。実際の物品を使用することが基本と考えるからである。
また、従来における人のコミュニケーションは携帯電話や電子メール等を利用して会話するのであり、実際の親近感が無くジェスチャーや同じ物を見ながら対話するには、お互い同じ場所にいないと困難である。また、従来は世界中のお店に行くにはその国まで行くことが原則であった。勿論、インターネット売買は可能にしても、お店の雰囲気を感じることはできなかった。
そこで、このような従来システムでは満足し得ない問題点を解決すべく、利用ユーザーの体型、五感(聴覚、視覚等)に合わせて現実の大きさで構成された立体仮想空間内を実際の生活空間と同じように継続的且つ依存的に利用ユーザーだけのプライベート空間として利用可能にした実物大モジュールによる体感型仮想現実空間システムが開発された。
すなわち、かかる体感型仮想現実空間システムは、現実空間を仮想した空間(仮想現実空間)を、ヘッドマウントディスプレー等のユーザー専用装置を装着して体感するシステムであり、ユーザーは、上下左右前後および時間の4次元パノラマとして仮想現実空間を体感することができる。このような体感型仮想現実空間システムは、例えば特許文献2に開示された技術が参照される。
このため、ユーザーは、火災や不審者の侵入等、緊急対応(即時的な対応)を迫られる場合にあっても気づかずに現実空間の危険な状態にさらされる恐れがある。また、ユーザーは、非ユーザーからの連絡や来客等の緊急対応(即時的な対応)を迫られる場合にも気づかずに仮想現実空間を体感したままの状態となる恐れがある。このような問題は、4次元パノラマの体感型仮想現実空間システムの普及拡大を前に解決しなければならない問題として指摘されていた。
本願発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザーが緊急時に対応することができる体感型仮想現実空間システムを提供することを目的とする。
本発明によれば、立体仮想現実プログラム内の3次元に変換したデータを、無限座標上において上下左右前後および時間の4次元パノラマとして変換すると共に、ユーザーの動作によって仮想現実空間を継続的に変化可能に構成し、緊急対応機能を備えることとしたので、ユーザー専用装置を装着したユーザーが、仮想現実空間に没入した場合にあっても、緊急対応機能を動作させることによりユーザーが緊急時に対応することができる。
また、緊急対応機能は、現実世界を表示して動作することとすれば、緊急対応機能が仮想現実空間で動作したという錯覚を防止して、ユーザーが確実に緊急時に対応することができる(請求項2)。
上記目的を達成するために、体感型仮想現実空間システムに係る請求項3の発明は、立体仮想現実プログラムをインストール可能にした専用ソフトと、ユーザーに装着され、立体仮想現実プログラムに基づいて仮想現実空間を体験可能としたユーザー専用装置とを備えた体感型仮想現実空間システムにおいて、ユーザー専用装置は、立体仮想現実プログラム内の3次元に変換したデータを、無限座標上において上下左右前後および時間の4次元パノラマとして変換すると共に、ユーザーの動作によって仮想現実空間を継続的に変化可能に構成し、緊急対応機能を備え、緊急対応機能は、報知機能および/または停止機能を有し、報知機能はユーザーに報知を行い、停止機能はユーザー専用装置を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザー専用装置は、立体仮想現実プログラム内の3次元に変換したデータを、無限座標上において上下左右前後および時間の4次元パノラマとして変換すると共に、ユーザーの動作によって仮想現実空間を継続的に変化可能に構成し、緊急対応機能を備え、緊急対応機能は、報知機能および/または停止機能を有し、報知機能はユーザーに報知を行い、停止機能はユーザー専用装置を停止させることとすれば、ユーザー専用装置を装着したユーザーが、仮想現実空間に没入している場合にあっても、ユーザーに緊急時に報知したり、ユーザー専用装置を緊急時に停止したりすることができる等、ユーザーが緊急時に対応することができる。
また、緊急対応機能は、報知信号生成部と、表示制御部および/または音出力制御部と、を有し、報知信号生成部は、所定に入力した信号により報知を行う報知信号を生成し、表示制御部は、報知信号生成部により生成された報知信号を入力して報知信号に基づく報知内容をユーザー専用装置の表示部に表示し、音出力制御部は、報知信号生成部により生成された報知信号を入力して報知内容をユーザー専用装置の音出力部に出力することとすることができる(請求項4)。
更に、表示制御部および/または音出力制御部は、表示部に現実空間を表示して動作することができる(請求項5)。
また、緊急対応機能は、停止信号生成部とインターロック回路駆動部を有し、停止信号生成部は、所定に信号を入力して停止信号を生成し、インターロック回路駆動部は、停止信号生成部により生成された停止信号を入力してユーザー専用装置を停止させることとすることができる(請求項6)。
また、ユーザー専用装置は、仮想現実空間内での距離や大きさを実際の物と全く同じに構成されるようにすることができる(請求項7)。
更に、ユーザー専用装置は、仮想現実空間内での仮想物や仮想人との接触を可能にすることができる(請求項8)。
また、ユーザー専用装置は、仮想現実空間内で仮想物や仮想人以外の現実の物や人を登場させることを可能にした3次元スキャナー装置を備えたこととすることができる(請求項9)。
更に、ユーザー専用装置は、仮想物や仮想人等の3次元データのダウンロードや、第3者との通信を可能にした通信手段を備えたこととすることができる(請求項10)。
また、ユーザー専用装置は、仮想現実空間の言語をユーザー使用の言語に対応させる字幕変換機能もしくは吹き替え機能を備えたこととすることができる(請求項11)。
更に、ユーザー専用装置は、該装置の複数の増設に伴い、立体仮想現実空間内に複数のユーザーを参加可能にすることができる(請求項12)。
また、ユーザー専用装置は、仮想現実空間内での様々な物や人、形状や環境に対して適用可能にすることができる(請求項13)。
更に、3次元スキャナー装置は、様々な産業分野に対応可能にし、物品の製造過程で様々な3次元データを仮想現実空間内に取り入れ可能にすることができる(請求項14)。
また、ユーザー専用装置は、仮想現実空間内でのユーザーの音声に反応可能にすることができる(請求項15)。
更に、専用ソフトは、ソフトをパッケージ化した専用パッケージソフトとし、該専用パッケージソフトは、前記パッケージ化することで、データ複製の防止やウイルス汚染の防止、作成者の著作権保護等を可能にすることができる(請求項16)。
また、専用ソフトは、複製等やプログラム変更等ができないプロテクトプログラムが含まれるものとすることができる(請求項17)。
更に、ユーザー専用装置は、仮想現実空間内で物品購入や音楽配信及び画像・映像配信データのダウンロードも可能とし、仮想クレジットや仮想銀行等を利用して電子決済を可能にすることができる(請求項18)。
また、ユーザー専用装置は、仮想物として仮想表示物を仮想現実空間内に配置させ、この3次元データを利用することでTV(映画)や音楽の鑑賞、ホームページの閲覧を可能にすることができる(請求項19)。
更に、仮想現実空間全体に表現される物は、事前にプログラム化されることで、表示物の内容や価格等を事前登録可能とし、使用ユーザーはそれを随時確認可能とすることができる(請求項20)。
また、ユーザー専用装置は、充電を可能にしコードレスでの利用を可能とすることができる(請求項21)。
更に、ユーザー専用装置は、ワイヤレス対応でリアルタイムに通信可能となるように接続されることとすることができる(請求項22)。
図2は同体感型仮想現実空間システムにおけるユーザー専用装置の外観構成を示す図である。
図3は同体感型仮想現実空間システムにおける緊急対応機能を説明するための図である。
図4は同緊急対応機能における報知機能を説明するための図である。
図5は同緊急対応機能における停止機能を説明するための図である。
図6は同緊急対応機能の構成を示すブロック図である。
図7は同緊急対応機能の動作を説明するためのフローチャートである。
図8は本発明の変形例を示すブロック図である。
本体サーバー装置2はインターネットに対応し、規格化された記録媒体等として例えば立体仮想現実プログラムを含み、かつ、立体仮想現実プログラムをインストール可能にした専用ソフト3より詳しくは専用パッケージソフト3(以下、専用ソフト3は、専用パッケージソフト3または単にソフト3とする)を本体サーバー装置1に挿入しインストールすることで、各ソフト3それぞれのプログラム化された空間を体験できるようにしている。
具体的な仮想現実空間を可能にする媒体として、上記本体サーバー装置2、専用パッケージソフト3それぞれに加え、図2に示すような外観構成を有するユーザー専用装置4を備えている。
このとき、前記本体サーバー装置2は専用パッケージソフト3を挿入することで、立体仮想現実プログラムを読み取り、本体サーバー装置2とユーザー専用装置4とがワイヤレスな例えば無線通信等により接続されることで、データをユーザー側にリアルタイムに送信すると共に、ユーザーの様々な動作に対応したデータを前記本体サーバー装置2にも伝達送信できるようにしている。なお、ユーザー専用装置4は、本体サーバ装置1台より複数台増設し利用することを可能としており、本体サーバ装置2もしくはユーザー専用装置4は、充電を可能にしコードレスでの利用を可能としている。
ここで、専用パッケージソフト3自体は、ソフトをパッケージ化することで、データ複製やウイルス防止にも繋がり、作成者の著作権保護も可能にしている。すなわち、このような仮想現実空間を可能にする記録媒体としての専用パッケージソフト3は、様々な分野の産業に対応するべく当該専用パッケージソフト3内の基本動作プログラムを基準として作成されており、ソフト3の内容は各分野のプログラム作成者の創作性に寄与し、著作権等の権利が厳密に保護されるようにしている。具体的には、専用パッケージソフト3は、独自のパッケージ商品としての例えば複製等やプログラム変更等ができないプロテクトプログラムが含まれる。
また、本体サーバー装置2に向けてワイヤレスに反応する仮想現実空間専用の視覚装置、聴覚装置、音声入力装置及び体型スキャニング装置等を備えたユーザー専用装置4を備えており、従来のようなネットワークを介してサーバーと接続された複雑なユーザー端末等を利用しなくても、利用ユーザー自身に装着させるだけで何人でも仮想現実空間に入り込むことができるようにしている。
すなわち、専用パッケージソフト3による仮想現実空間内の全てのデータは3次元に変換されており、4次元感覚で(聴覚、視覚等)で構成された上下左右前後の4次元パノラマより詳しくは4次元感覚で(聴覚、視覚等)で構成された上下左右前後の4次元の360度パノラマ(以下、4次元の360度パノラマは、単に4次元パノラマとする)がワイヤレスタイプのユーザー専用装置4によって作り出せるようにすることで、このユーザー専用装置4を使用した際に、2次元平面に対してのテクスチャーマッピングではなく、3次元凹凸面に対してのテクスチャーマッピングを行うことができ、これによって距離感のある4次元を容易に体験できるように構成している。
具体的には、3次元で構成された無数の無限座標上に音や光や影等の要素を含めてユーザー専用装置4がそれを4次元パノラマとして変換して表現するものとし、これにより自分の背中(後側)や上下部にある物がユーザー独自の視点や聴覚等で感じ取ることができ、且つ物を感じる現実の状態と等価なものとなることで、例えば人が背後から近づく感覚で後ろを見ると人が立っているというような感じが得られる。
また、ユーザー専用装置4には、ワイヤレスに反応する前記視覚装置、聴覚装置、音声入力装置及び体型スキャニング装置等に関連した各種のセンサー5が備え付けられ、このセンサー5によりユーザーの動きを読み取ることができるようにし、専用コードのジャックを必要とせずに単にユーザー専用装置4を装着するだけで、何人でもその場で参加することができるようにしている。すなわち、ユーザー専用装置4はワイヤレス対応なことから視覚装置、聴覚装置、音声入力装置及び体型スキャニング装置等は複数に増設することも可能であり、立体仮想空間内に複数のユーザーが参加することが可能となるのである。
具体的には、ユーザーの目の動きや顔の動き等の動作によって変化させ、且つ人間の五感等に反応させる仮想現実空間を継続的且つ依存的に利用できることから、時間の要素を含めることで4次元パノラマが可能となるようにしている。すなわち、本体サーバー装置2に挿入された専用パッケージソフト3と、ワイヤレスタイプのユーザー専用装置4との併用により、仮想現実空間は距離や大きさを実際のものと全く同じに構成され、物を配置した場合の空間の状況を把握するだけでなく、ユーザーがどのくらい手を伸ばせば届くのか、何歩移動したら目的点に到達するのか、どのくらいの速さで動けば良いのか等も判断できるものとしている。
また、ユーザー専用装置4の体型スキャニング装置に関連して、本体サーバー装置2に例えば3次元スキャナー装置6等を利用することによって、仮想物や仮想人だけでなく現実の物や人を仮想現実空間内に登場させることができるものとしている。すなわち、TV電話等の発展形とも言うべき、第3者の姿を登場させ、仮想現実空間内を移動しながら会話する等、当該仮想現実空間内での仮想物や仮想人との接触も可能である。また、本体サーバー装置2もしくはユーザー専用装置4は、仮想現実空間内でのユーザーの音声に反応可能にしている。例えば前記ユーザー専用装置4の音声入力装置によって、仮想現実空間内に登場する仮想上の人との対話もでき、例えば仮想現実空間内で時間での待ち合わせ等を行うことも可能としている。このとき、仮想現実空間は、専用パッケージソフト3内のプログラム化された空間のため、仮想現実空間の言語は、ユーザーが使用する言語に対応することができるよう聴覚装置もしくは音声入力装置には吹き替え機能7を備え、また視覚装置には字幕変換機能8を備えることで、バーチャルグローバルコミュニケーションを可能にしている。
また、仮想現実空間内では仮想上の実物大の家具等を自由に配置することができ、且つその物の中へ仮想的に収納したり使用することができる。また、前記ユーザー専用装置4の聴覚装置により、仮想現実空間内の音や会話等の臨場感も距離感を現実化することで容易に把握できるようにしている。例えば、仮想物品等として仮想表示部等を仮想現実空間内に配置させ、この3次元データを利用することでTV(映画)を観たり音楽を聴いたりホームページを見たりすることができる。このとき、仮想現実空間全体に表現される物等は、事前にプログラム化されることで、表示物の内容や価格等も事前に登録しておくことができるため、使用ユーザーはそれを随時確認する事ができ、しかも使用ユーザーに対しての購買宣伝に使用することもできる。仮想表示物は、例えば、パソコン、テレビ、映画のスクリーン等、各種の表示物が含まれる。
また、仮想現実空間は、ブロードバンド等の通信手段を利用して仮想物や仮想人等の3次元データのダウンロードや第3者に対する通信より詳しくは送受信が可能となるようにしてあり、これと同時にユーザー本人のプライベート仮想現実空間から第3者のプライベート仮想現実空間へ移動することも可能である。このとき、それぞれの本体サーバー装置2同士が任意の通信網で接続されていることを条件としている。また、仮想現実空間内では、物品購入や音楽配信及び画像・映像配信データのダウンロードも可能とし、仮想クレジットや仮想銀行等を利用して電子決済を可能にしている。そして、各産業業者はブロードバンドを通じて仮想現実空間内で商品説明や価格交渉等をユーザーと行えるようにしている。このように仮想現実空間は様々な人や物、形状や環境等に対応して自由に適用できるものとしている。
次に、本システムの使用について説明すると、本体サーバー装置2に専用パッケージソフト3を挿入して立体仮想現実プログラムを読み取る。そして、使用ユーザーはユーザー専用装置4を装着して、該ユーザー専用装置4をワイヤレスな無線通信等でもって本体サーバー装置2に接続する。こうしてデータをユーザー側にリアルタイムに送信すると共に、ユーザーの様々な動作に対応したデータを前記本体サーバー装置2にも伝達送信することが可能となる。
このとき、3次元で構成された無数の無限座標上に音や光や影等の要素を含めてユーザー専用装置4が該要素を4次元パノラマとして変換し表現する。こうして専用パッケージソフト3による仮想現実空間内の全てのデータは3次元に変換され、4次元感覚(聴覚、視覚等)で構成された上下左右前後の4次元パノラマがワイヤレスタイプのユーザー専用装置4によって作り出され、当該ユーザー専用装置4を利用するユーザー自身に装着させるだけで何人でも仮想現実空間に入り込めるものとなる。
また、ワイヤレスに反応する視覚装置、聴覚装置、音声入力装置及び体型スキャニング装置等に関連した各種のセンサー5でもってユーザーの動きを読み取る。このように読み取られたユーザーの目の動きや顔の動き等の動作によって継続的且つ依存的に仮想現実空間を変化させ且つ人間の五感等に反応させることで、時間の要素を含めた4次元パノラマが可能となる。
そして、ユーザー専用装置4の体型スキャニング装置に関連した本体サーバー装置2の3次元スキャナー装置6を使用し、必要に応じて、仮想物や仮想人だけでなく現実の物や人を仮想現実空間内に登場させる。
このとき使用される仮想現実空間の言語は、ユーザーが使用する言語に対応することができるよう聴覚装置もしくは音声入力装置には吹き替え機能7を備え、また視覚装置には字幕変換機能8を備えることで、バーチャルグローバルコミュニケーションが可能となる。
また仮想現実空間は、ブロードバンド等の通信手段によって仮想物や仮想人等の3次元データをダウンロードしたり、第3者に対する通信より詳しくは送受信を行ったりすると同時にユーザー本人のプライベート仮想現実空間から第3者のプライベート仮想現実空間へ移動することもできる。
ここで、図1に示すように、本発明のユーザー専用装置4は、緊急対応機能10を備え、緊急対応機能10は、ユーザー専用装置4を使用するユーザーが緊急時に所定の対応(即時的な対応)を可能とするための手段として機能する。
図3に示すように、緊急対応機能10は、報知機能10aおよび停止機能10bを有し、報知機能10aは、ユーザーに緊急時に報知を行う機能を有し、停止機能10bは、ユーザー専用装置4を緊急時に停止させる機能を有する。
報知機能10aおよび停止機能10bは、各種の機器、システム、インターフェース200(以下、各種の機器、システム、インターフェース200は、単に各種の機器等200とする)からの信号を入力可能に構成されている。
図4に示すように、報知機能10aは、火災報知機能11a、振動報知機能12a、侵入報知機能13a、連絡報知機能14a、および位置報知機能15aを含む。
火災報知機能11aは、火災の発生を報知する機能を有する。火災報知機能11aは、熱感知器201aおよび/または煙感知器201bから熱感知信号および/または煙感知信号を入力して火災報知信号を生成する。
振動報知機能12aは、振動の発生を報知する機能を有する。振動報知機能12aは、振動感知器202から振動感知信号を入力して振動報知信号を生成する。
侵入報知機能13aは、不審者の侵入等を報知する機能を有する。侵入報知機能13aは、警備システム203から不審者の侵入等により出力される警備信号を入力して侵入報知信号を生成する。
連絡報知機能14aは、非ユーザーからの連絡を報知する機能を有する。連絡報知機能14aは、非ユーザーとのインターフェース204から連絡信号を入力して連絡報知信号を生成する。インターフェース204は、電話機より詳しくは携帯電話機(以下、単に電話機とする)、インターネットシステム、電子メールシステム、インターホン、およびリモートコントローラを含む。なお、本発明において非ユーザーとは、体感型仮想現実空間システム1のユーザー以外の非利用者を言う。
位置報知機能15aは、ユーザー専用装置4の現在位置を報知する機能を有する。位置報知機能15aは、位置検出システム205から位置検出信号を入力して現在位置を設定し、該設定した現在位置に基づいて位置報知信号を生成する。位置報知機能15aは、例えば、現在位置を報知する他、現在位置が所定の基準位置から所定の距離離間して緊急対応が必要な場合に、基準位置に対する現在位置の離間距離や離間方向を報知する。位置検出システム205は、例えば、GPS(Global Positioning System)その他周知、公知の位置検出システムが採用される。
図5に示すように、停止機能10bは、火災停止機能11b、振動停止機能12b、侵入停止機能13b、連絡停止機能14b、および位置停止機能15bを含み、停止機能10bが動作することにより体感型仮想現実空間システム1の全停止や電源停止等の動作が行われる。
火災停止機能11bは、火災の発生により停止動作を行う機能を有する。火災停止機能11bは、熱感知器201aおよび/または煙感知器201bから熱感知信号および/または煙感知信号を入力して火災停止信号を生成する。
振動停止機能12bは、振動の発生により停止動作を行う機能を有する。振動停止機能12bは、振動感知器202から振動感知信号を入力して振動停止信号を生成する。
侵入停止機能13bは、不審者の侵入により停止動作を行う機能を有する。侵入停止機能13bは、警備システム203から不審者の侵入等により出力される警備信号を入力して侵入停止信号を生成する。
連絡停止機能14bは、非ユーザーからの連絡により停止動作を行う機能を有する。連絡停止機能14bは、非ユーザーとのインターフェース204から連絡信号を入力して連絡停止信号を生成する。
位置停止機能15bは、ユーザー専用装置4の現在位置により停止動作を行う機能を有する。位置停止機能15bは、位置検出システム205から位置検出信号を入力して現在位置を設定し、該設定した現在位置に基づいて位置停止信号を生成する。位置停止機能15bは、例えば、現在位置に基づいてユーザー専用装置4を停止させる他、所定の基準位置に対する現在位置の離間距離が所定距離を超えた場合にユーザー専用装置4を停止させる。
このように各種の機能を有する緊急対応機能10は、図6に示す機能ブロックにより構成される。
すなわち、緊急対応機能10は、入力部20、信号種別記憶部30、報知信号/停止信号判断部40、報知信号生成部50、表示制御部60、音出力制御部80、停止信号生成部100、およびインターロック回路駆動部110を有し、上述した緊急対応機能10における火災報知機能11a、振動報知機能12a、侵入報知機能13a、連絡報知機能14a、位置報知機能15a、火災停止機能11b、振動停止機能12b、侵入停止機能13b、連絡停止機能14b、位置停止機能15bを実現することができる。
入力部20は、各種の機器等200から信号を入力し、該入力した信号を報知信号/停止信号判断部40に出力する機能を有する。より詳しくは、入力部20は、各種の機器等200から上述した熱感知信号、煙感知信号、振動感知信号、警備信号、連絡信号、および位置検出信号を入力する。
信号種別記憶部30は、各種の機器等200から入力される信号の種別情報を予め記憶する機能を有する。すなわち、信号種別記憶部30は、入力部に入力され得る信号が報知信号に該当するか停止信号に該当するかを予め記憶する機能を有している。
報知信号/停止信号判断部40は、各種の機器等200の信号を入力部20から入力するとともに、信号種別記憶部30から信号の種別情報を読み出して、入力した信号が報知信号に該当するか停止信号に該当するかを判断する機能を有する。
報知信号生成部50は、報知信号/停止信号判断部40の判断結果を入力して報知信号を生成する機能を有する。すなわち、報知信号生成部50は、報知信号/停止信号判断部40が、入力した信号が報知信号に該当すると判断した場合に表示制御部60および音出力制御部80を動作させる報知信号を生成する。報知信号生成部50により生成される報知信号は、上述の如く火災報知信号、振動報知信号、侵入報知信号、連絡報知信号、および位置報知信号を含む。
表示制御部60は、報知信号生成部50により生成された報知信号を入力して、ユーザー専用装置4の表示部70に現実世界を表示しつつ、報知信号が示す報知内容を表示部70に表示する機能を有している。
音出力制御部80は、報知信号生成部50により生成された報知信号を入力して、ユーザー専用装置4の表示部70に現実世界を表示しつつ、報知信号が示す報知内容をユーザー専用装置4の音出力部(ヘッドホン)90に出力する機能を有している。
なお、表示制御部60および音出力制御部80における現実世界の表示とは、ユーザー専用装置4の周囲における実際の現実空間の表示を含む他、該現実空間において実際に生じている状況を文字や図形で表現した表示物も含むものとする。
また、表示制御部60および音出力制御部80における現実世界の表示は、仮想現実空間の表示を一時停止させたり、消滅させて行うことができる。
停止信号生成部100は、報知信号/停止信号判断部40の判断結果を入力して停止信号を生成する機能を有する。すなわち、停止信号生成部100は、報知信号/停止信号判断部40が、入力した信号が停止信号に該当すると判断した場合にインターロック回路駆動部110を動作させる停止信号を生成する。停止信号生成部100により生成される停止信号は、上述の如く火災停止信号、振動停止信号、侵入停止信号、連絡停止信号、および位置停止信号を含む。
インターロック回路駆動部110は、停止信号生成部100により生成された停止信号を入力してインターロック回路を動作させユーザー専用装置4を停止させる機能を有している。
次に、本発明の体感型仮想現実空間システム1の緊急対応機能10による動作フローを図7のフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップS10において、例えばユーザーがユーザー専用装置4の所要の操作部を操作して、各種の機器等200から入力され得る信号の種別情報を信号種別記憶部30に予め記憶させる。
次いで、ステップS20において、入力部20が、各種の機器等200から信号を入力するとともに、該入力した信号を報知信号/停止信号判断部40に出力する。
続いて、ステップS30において、報知信号/停止信号判断部40が、各種の機器等200の信号を入力部20から入力するとともに、信号種別記憶部30から信号の種別情報を読み出して、入力した信号が報知信号に該当するか停止信号に該当するかの判断を行う。
報知信号/停止信号判断部40が、報知信号に該当すると判断する場合は、ステップS40において、報知信号生成部50が、報知信号を生成する。
続いて、ステップS50において、表示制御部60および/または音出力制御部80が、報知信号生成部50により生成された報知信号を入力してユーザー専用装置4の表示部70に現実世界を表示する。この現実世界の表示は、例えば仮想現実空間の表示を一時停止させたり、消滅させて行う。
次いで、ステップS60において、表示制御部60および/または音出力制御部80が、ユーザー専用装置4の表示部70および/または音出力部90に報知内容を出力する。
一方、ステップS30において、報知信号/停止信号判断部40が、停止信号に該当すると判断する場合は、ステップS70において、停止信号生成部100が、停止信号を生成する。
次いで、ステップS80において、インターロック回路駆動部110が、停止信号生成部100が生成した停止信号を入力してインターロック回路を動作させユーザー専用装置4を停止させる。
以上説明したように本発明によれば、体感型仮想現実空間システム1は、緊急対応機能10を有することとしたので、より詳しくは、緊急対応機能10は、報知機能10aおよび停止機能10bを有し、報知機能10aはユーザーに報知を行い、停止機能10bはユーザー専用装置4を停止させることとしたので、ユーザー専用装置4を装着したユーザーが、仮想現実空間に没入した場合にあっても、緊急対応機能10を動作させることによりユーザーが緊急時に即時的な対応することができる。
また、緊急対応機能10は、現実世界を表示して動作することとしたので、より詳しくは、表示制御部60および/または音出力制御部80は、表示部70に現実世界を表示して動作することとしたので、緊急対応機能10が仮想現実空間で動作したという錯覚を防止して、ユーザーが確実に緊急対応をすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において種々の変形実施、応用実施が可能であることは勿論である。
すなわち、上述した実施形態にあっては、緊急対応機能10は、報知機能10aおよび停止機能10bのいずれも有することとしているが、いずれか一方のみとしても所要の効果を奏する。
また、報知機能10aは、火災報知機能11a、振動報知機能12a、侵入報知機能13a、連絡報知機能14a、および位置報知機能15aのいずれも有することとしているが、これら機能11a,12a,13a,14a,15aのうち少なくともいずれか一つを含むこととすれば所要の効果を奏する。
更に、停止機能10bは、火災停止機能11b、振動停止機能12b、侵入停止機能13b、連絡停止機能14b、および位置停止機能15bのいずれも有することとしているが、これら機能11b,12b,13b,14b,15bの少なくともいずれか一つを含むこととすれば所要の効果を奏する。
更にまた、上述した実施形態にあっては、視覚装置、聴覚装置、音声入力装置、体型スキャニング装置、センサー5、吹き替え機能7、字幕変換機能8、および緊急対応機能10をユーザー専用装置4に備えることとしているが、図8に示すように、体感型仮想現実空間システム1´の本体サーバー装置2に備えることとしてもよい。すなわち、かかる場合にあっては、視覚装置、聴覚装置、音声入力装置、体型スキャニング装置、センサー5、吹き替え機能7、字幕変換機能8、および緊急対応機能10により生成される各種信号を本体サーバー装置2から通信網を介してユーザー専用装置4に送信することによりユーザー専用装置4が動作し、本発明の効果を奏することができる。すなわち、本体サーバー装置2に視覚装置、聴覚装置、音声入力装置、体型スキャニング装置、センサー5、吹き替え機能7、字幕変換機能8、および緊急対応機能10を備えることとしても、これらの機能をユーザー専用装置4が発揮する限りにおいて、本変形例はユーザー専用装置4が視覚装置、聴覚装置、音声入力装置、体型スキャニング装置、センサー5、吹き替え機能7、字幕変換機能8、および緊急対応機能10を備えることと技術的に同義となる。
また、上述した実施形態にあっては、3次元スキャニング装置6を本体サーバー装置2に備えることとしているが、図8に示すように、ユーザー専用装置4に備えることとしても所要の効果を奏することができる。
また更に、上述した実施形態にあっては、緊急対応機能10は、各種の機器等200からの信号を入力する入力部20を有することとしているが、更に各種の機器等200に対し信号を送信する送信部を有することとしてもよい。かかる場合にあっては、例えば、各種の機器等200を電話機、インターネットシステム、電子メールシステム等とすることでユーザーと非ユーザーとが緊急時に交信やコミュニケーションを可能とする。
1´ 体感型仮想現実空間システム
2 本体装置
3 専用ソフト
4 ユーザー専用装置
5 センサー
6 3次元スキャナー装置
7 吹き替え機能
8 字幕変換機能
10 緊急対応機能
20 入力部
30 信号種別記憶部
40 報知信号/停止信号判断部
50 報知信号生成部
60 表示制御部
70 表示部
80 音出力制御部
90 音出力部
100 停止信号生成部
110 インターロック回路駆動部
200 各種の機器等
Claims (22)
- 立体仮想現実プログラムをインストール可能にした専用ソフトと、ユーザーに装着され、前記立体仮想現実プログラムに基づいて仮想現実空間を体験可能としたユーザー専用装置とを備えた体感型仮想現実空間システムにおいて、
前記ユーザー専用装置は、前記立体仮想現実プログラム内の3次元に変換したデータを、無限座標上において上下左右前後および時間の4次元パノラマとして変換すると共に、前記ユーザーの動作によって前記仮想現実空間を継続的に変化可能に構成し、緊急対応機能を備えることを特徴する体感型仮想現実空間システム。 - 前記緊急対応機能は、現実世界を表示して動作することを特徴とする請求項1に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 立体仮想現実プログラムをインストール可能にした専用ソフトと、ユーザーに装着され、前記立体仮想現実プログラムに基づいて仮想現実空間を体験可能としたユーザー専用装置とを備えた体感型仮想現実空間システムにおいて、
前記ユーザー専用装置は、前記立体仮想現実プログラム内の3次元に変換したデータを、無限座標上において上下左右前後および時間の4次元パノラマとして変換すると共に、前記ユーザーの動作によって前記仮想現実空間を継続的に変化可能に構成し、緊急対応機能を備え、
前記緊急対応機能は、報知機能および/または停止機能を有し、前記報知機能は、前記ユーザーに報知を行う機能を有し、前記停止機能は、前記ユーザー専用装置を停止させる機能を有することを特徴とする体感型仮想現実空間システム。 - 前記緊急対応機能は、報知信号生成部と、表示制御部および/または音出力制御部と、を有し、前記報知信号生成部は、所定に入力した信号により前記報知を行う報知信号を生成し、前記表示制御部は、前記報知信号生成部により生成された報知信号を入力して前記報知信号が示す報知内容を前記ユーザー専用装置の表示部に表示し、前記音出力制御部は、前記報知信号生成部により生成された報知信号を入力して前記報知内容を前記ユーザー専用装置の音出力部に出力することを特徴とする請求項3に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記表示制御部および/または前記音出力制御部は、前記表示部に現実世界を表示して動作することを特徴とする請求項4に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記緊急対応機能は、停止信号生成部とインターロック回路駆動部を有し、前記停止信号生成部は、所定に信号を入力して停止信号を生成し、前記インターロック回路駆動部は、前記停止信号生成部により生成された停止信号を入力して前記ユーザー専用装置を停止動作させることを特徴とする請求項3に記載の体感型仮想現実空間システム
- 前記ユーザー専用装置は、前記仮想現実空間内での距離や大きさを実際の物と全く同じに構成されるようにすることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記ユーザー専用装置は、前記仮想現実空間内での仮想物や仮想人との接触を可能にすることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記ユーザー専用装置は、前記仮想現実空間内で仮想物や仮想人以外の現実の物や人を登場させることを可能にした3次元スキャナー装置を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記ユーザー専用装置は、仮想物や仮想人等の3次元データのダウンロードや、第3者との通信を可能にした通信手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記ユーザー専用装置は、仮想現実空間の言語をユーザー使用の言語に対応させる字幕変換機能もしくは吹き替え機能を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記ユーザー専用装置は、該装置の複数の増設に伴い、前記立体仮想現実空間内に複数のユーザーを参加可能にすることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記ユーザー専用装置は、前記仮想現実空間内での様々な物や人、形状や環境に対して適用可能にすることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記3次元スキャナー装置は、様々な産業分野に対応可能にし、物品の製造過程で様々な3次元データを仮想現実空間内に取り入れ可能にすることを特徴とする請求項9記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記ユーザー専用装置は、前記仮想現実空間内でのユーザーの音声に反応可能にすることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記専用ソフトは、ソフトをパッケージ化した専用パッケージソフトとし、該専用パッケージソフトは、前記パッケージ化することで、データ複製の防止やウイルス汚染の防止、作成者の著作権保護等を可能にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記専用ソフトは、複製等やプログラム変更等ができないプロテクトプログラムが含まれるものとしたことを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記ユーザー専用装置は、前記仮想現実空間内で物品購入や音楽配信及び画像・映像配信データのダウンロードも可能とし、仮想クレジットや仮想銀行等を利用して電子決済を可能にすることを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記ユーザー専用装置は、仮想物として仮想表示物を仮想現実空間内に配置させ、この3次元データを利用することでTV(映画)や音楽の鑑賞、ホームページの閲覧を可能にすることを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 仮想現実空間全体に表現される物は、事前にプログラム化されることで、表示物の内容や価格等を事前登録可能とし、使用ユーザーはそれを随時確認可能とすることを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記ユーザー専用装置は、充電を可能にしコードレスでの利用を可能とすることを特徴とする請求項1乃至請求項20のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
- 前記ユーザー専用装置は、ワイヤレス対応でリアルタイムに通信可能となるように接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれか一項に記載の体感型仮想現実空間システム。
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野口康人ほか1名: ""複合現実感を用いた分散会議における複数アバタの配置と表現"", 情報処理学会論文誌, vol. 第48巻,第1号, JPN6016001041, 15 January 2007 (2007-01-15), JP, pages 54 - 62, ISSN: 0003605742 * |
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