JPH07203628A - 交直変換所 - Google Patents
交直変換所Info
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- JPH07203628A JPH07203628A JP107594A JP107594A JPH07203628A JP H07203628 A JPH07203628 A JP H07203628A JP 107594 A JP107594 A JP 107594A JP 107594 A JP107594 A JP 107594A JP H07203628 A JPH07203628 A JP H07203628A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 避雷器の縮小化及び絶縁安定性の向上を図
り、バルブホールの縮小化を可能とした交直変換所を提
供する。 【構成】 直流リアクトル用避雷器5はガス絶縁方式に
より構成され、バルブホール1と直流リアクトル4の間
の屋外に設置されている。そして、サイリスタバルブ2
からの直流出力は、接続線8によってブッシング7に送
られ、さらに、絶縁管路6を通して直流リアクトル4に
送られ、また、前記絶縁管路6に形成された分岐絶縁管
路9を介して、前記直流リアクトル用避雷器5に送られ
るように構成されている。
り、バルブホールの縮小化を可能とした交直変換所を提
供する。 【構成】 直流リアクトル用避雷器5はガス絶縁方式に
より構成され、バルブホール1と直流リアクトル4の間
の屋外に設置されている。そして、サイリスタバルブ2
からの直流出力は、接続線8によってブッシング7に送
られ、さらに、絶縁管路6を通して直流リアクトル4に
送られ、また、前記絶縁管路6に形成された分岐絶縁管
路9を介して、前記直流リアクトル用避雷器5に送られ
るように構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流送電における交直
変換所に係り、特に、変換器用変圧器及び直流リアクト
ルを保護するための避雷器をガス絶縁方式によって構成
し、これに伴って機器の配置及び構造に改良を施した交
直変換所に関するものである。
変換所に係り、特に、変換器用変圧器及び直流リアクト
ルを保護するための避雷器をガス絶縁方式によって構成
し、これに伴って機器の配置及び構造に改良を施した交
直変換所に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量、長距離送電及び異周波連
系等、系統運用上、多くのメリットを有する直流送電が
多方面で使用され、一部地域において、系統を連系する
250kV直流送電が実施されている。また、この様な
直流送電は、今後さらに大容量、高電圧化することが予
想されている。
系等、系統運用上、多くのメリットを有する直流送電が
多方面で使用され、一部地域において、系統を連系する
250kV直流送電が実施されている。また、この様な
直流送電は、今後さらに大容量、高電圧化することが予
想されている。
【0003】上記直流送電においては、交流を直流に、
あるいは直流を交流に変換するための交直変換所が設置
される。この交直変換所は、図5に示した様に、交流線
路51から入力した交流電圧を、変換器用変圧器18,
19、サイリスタバルブ群49,50を通して直流電圧
に変換し、直流リアクトル4を介して直流線路48に送
電するものである。また、前記サイリスタバルブ群4
9,50を形成するサイリスタバルブ2a,2bは、交
流電圧を直流電圧に、あるいは直流電圧を交流電圧に変
換する主要素で、現在のところ、運転実績、保守・点検
の面から、空気絶縁方式によるものが多用されている。
あるいは直流を交流に変換するための交直変換所が設置
される。この交直変換所は、図5に示した様に、交流線
路51から入力した交流電圧を、変換器用変圧器18,
19、サイリスタバルブ群49,50を通して直流電圧
に変換し、直流リアクトル4を介して直流線路48に送
電するものである。また、前記サイリスタバルブ群4
9,50を形成するサイリスタバルブ2a,2bは、交
流電圧を直流電圧に、あるいは直流電圧を交流電圧に変
換する主要素で、現在のところ、運転実績、保守・点検
の面から、空気絶縁方式によるものが多用されている。
【0004】この空気絶縁方式のサイリスタバルブ2
a,2bは、通常、バルブホール1と称される建家内に
収納される。また、前記変換器用変圧器18,19及び
直流リアクトル4としては、運転実績のある油絶縁方式
のものが用いられている。さらに、これらの機器を異常
電圧から保護するために、変圧器用避雷器15a,15
b、直流リアクトル用避雷器22及びサイリスタバルブ
用避雷器20,21が設置されている。
a,2bは、通常、バルブホール1と称される建家内に
収納される。また、前記変換器用変圧器18,19及び
直流リアクトル4としては、運転実績のある油絶縁方式
のものが用いられている。さらに、これらの機器を異常
電圧から保護するために、変圧器用避雷器15a,15
b、直流リアクトル用避雷器22及びサイリスタバルブ
用避雷器20,21が設置されている。
【0005】図6は、前記空気絶縁方式のサイリスタバ
ルブ、それを収納するバルブホール及び周辺機器の配置
の一例を示したものである。図において、交流線路51
から入力した交流電圧は、変換器用変圧器18,19で
適当な電圧に調整され、壁貫ブッシング16を介して、
バルブホール1内に収納されたサイリスタバルブ2に送
られ、このサイリスタバルブ2によって交流から直流に
変換された後、ブッシング7を介して、屋外に設置され
た直流リアクトルに送られるように構成されている。な
お、図6においては、前記直流リアクトル用避雷器22
は、サイリスタバルブ2とブッシング7の間に設置され
ている。
ルブ、それを収納するバルブホール及び周辺機器の配置
の一例を示したものである。図において、交流線路51
から入力した交流電圧は、変換器用変圧器18,19で
適当な電圧に調整され、壁貫ブッシング16を介して、
バルブホール1内に収納されたサイリスタバルブ2に送
られ、このサイリスタバルブ2によって交流から直流に
変換された後、ブッシング7を介して、屋外に設置され
た直流リアクトルに送られるように構成されている。な
お、図6においては、前記直流リアクトル用避雷器22
は、サイリスタバルブ2とブッシング7の間に設置され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た様な従来の交直変換所には、以下に述べる様な解決す
べき課題があった。即ち、図6に示した様に、主要機器
である変圧器18,19、サイリスタバルブ2が大型で
あるため、所要スペースのほとんどを占めるが、今後、
直流500kV化が実施されると、変圧器用避雷器1
5、直流リアクトル用避雷器22も著しく大型化する。
特に、直流リアクトル用避雷器22は巨大化すると予想
される。これは、これらの避雷器が空気絶縁方式による
ものであることに起因している。即ち、避雷器本体を形
成する碍管の長さは、汚損絶縁を考慮したものになるた
め、一般に、高電圧化するに従って著しく大きなものに
なる。従って、前記直流リアクトル用避雷器22の場合
も、直流500kV送電電圧が連続的に印加されるた
め、特に巨大化することが懸念されている。
た様な従来の交直変換所には、以下に述べる様な解決す
べき課題があった。即ち、図6に示した様に、主要機器
である変圧器18,19、サイリスタバルブ2が大型で
あるため、所要スペースのほとんどを占めるが、今後、
直流500kV化が実施されると、変圧器用避雷器1
5、直流リアクトル用避雷器22も著しく大型化する。
特に、直流リアクトル用避雷器22は巨大化すると予想
される。これは、これらの避雷器が空気絶縁方式による
ものであることに起因している。即ち、避雷器本体を形
成する碍管の長さは、汚損絶縁を考慮したものになるた
め、一般に、高電圧化するに従って著しく大きなものに
なる。従って、前記直流リアクトル用避雷器22の場合
も、直流500kV送電電圧が連続的に印加されるた
め、特に巨大化することが懸念されている。
【0007】この点を図7に基づいて説明する。即ち、
図7は直流リアクトル用避雷器22の設置状況を示すも
ので、サイリスタバルブ2で交流から直流に変換された
出力は、接続線8を通して直流リアクトル用避雷器22
に送られ、ブッシング7及び絶縁管路6を介して、バル
ブホール1の外部に設置された直流リアクトル4に送ら
れる。ここで、図から明らかな様に、直流リアクトル用
避雷器22は著しく地上高の高いものになる。この様に
高い避雷器を構成するには、避雷器を構成する素子を多
段積みしなければならず、その結果、電位分布が不均一
になり、避雷器を構成する素子に加わる電圧が不均等に
なり、避雷器の寿命を著しく短くするという欠点があっ
た。
図7は直流リアクトル用避雷器22の設置状況を示すも
ので、サイリスタバルブ2で交流から直流に変換された
出力は、接続線8を通して直流リアクトル用避雷器22
に送られ、ブッシング7及び絶縁管路6を介して、バル
ブホール1の外部に設置された直流リアクトル4に送ら
れる。ここで、図から明らかな様に、直流リアクトル用
避雷器22は著しく地上高の高いものになる。この様に
高い避雷器を構成するには、避雷器を構成する素子を多
段積みしなければならず、その結果、電位分布が不均一
になり、避雷器を構成する素子に加わる電圧が不均等に
なり、避雷器の寿命を著しく短くするという欠点があっ
た。
【0008】そこで、従来から、避雷器に生ずる電位分
布を改善するため、避雷器の各部に大きなシールドを取
り付けていた。しかしながら、これにより避雷器はます
ます大型化し、しかも、シールドを取り付けても電位分
布を完全に均一化することは困難であった。
布を改善するため、避雷器の各部に大きなシールドを取
り付けていた。しかしながら、これにより避雷器はます
ます大型化し、しかも、シールドを取り付けても電位分
布を完全に均一化することは困難であった。
【0009】また、図8は図7の平面図であり、これに
基づいて、直流リアクトル4に接続される直流リアクト
ル用避雷器22の設置状況について説明する。即ち、直
流500kV送電の場合、直流リアクトル用避雷器22
の頭部は500kVになるため、バルブホール壁までの
距離及びサイリスタバルブ2との距離を十分に確保する
必要があり、バルブホール1を大きくする必要があっ
た。この様に、大型化する避雷器をバルブホール1内に
設置することは、バルブホールの大型化の要因になって
いた。
基づいて、直流リアクトル4に接続される直流リアクト
ル用避雷器22の設置状況について説明する。即ち、直
流500kV送電の場合、直流リアクトル用避雷器22
の頭部は500kVになるため、バルブホール壁までの
距離及びサイリスタバルブ2との距離を十分に確保する
必要があり、バルブホール1を大きくする必要があっ
た。この様に、大型化する避雷器をバルブホール1内に
設置することは、バルブホールの大型化の要因になって
いた。
【0010】また、上記の様な問題は、変圧器用避雷器
についても同様に生じていた。即ち、図9に示した様
に、変換器用変圧器18の出力は、絶縁管路14及びブ
ッシング16を通してサイリスタバルブ2に送られ、ま
た、ブッシング16から変圧器用避雷器15にも送られ
る。なお、図10は図9の平面図である。また、前記変
圧器18の出力は3相で、各相にそれぞれ変圧器用避雷
器15が取り付けられている。この変圧器用避雷器15
は空気絶縁方式によるものであるため、汚損を考慮した
大きな絶縁距離をとる必要がある。また、避雷器の頭部
及び中間部にシールドを取り付けることにより、電位分
布の改善を図っている。さらに、避雷器の周囲は、各相
間、対バルブホール間、対サイリスタバルブ間で、それ
ぞれ絶縁のための所定の距離を確保する必要があるが、
この距離は、高電圧化するに従い大きくなるため、バル
ブホールの拡大化を引き起こしていた。
についても同様に生じていた。即ち、図9に示した様
に、変換器用変圧器18の出力は、絶縁管路14及びブ
ッシング16を通してサイリスタバルブ2に送られ、ま
た、ブッシング16から変圧器用避雷器15にも送られ
る。なお、図10は図9の平面図である。また、前記変
圧器18の出力は3相で、各相にそれぞれ変圧器用避雷
器15が取り付けられている。この変圧器用避雷器15
は空気絶縁方式によるものであるため、汚損を考慮した
大きな絶縁距離をとる必要がある。また、避雷器の頭部
及び中間部にシールドを取り付けることにより、電位分
布の改善を図っている。さらに、避雷器の周囲は、各相
間、対バルブホール間、対サイリスタバルブ間で、それ
ぞれ絶縁のための所定の距離を確保する必要があるが、
この距離は、高電圧化するに従い大きくなるため、バル
ブホールの拡大化を引き起こしていた。
【0011】本発明は、上述した様な従来技術の問題点
を解消するために提案されたもので、その目的は、避雷
器の縮小化及び絶縁安定性の向上を図り、バルブホール
の縮小化を可能とした交直変換所を提供することにあ
る。
を解消するために提案されたもので、その目的は、避雷
器の縮小化及び絶縁安定性の向上を図り、バルブホール
の縮小化を可能とした交直変換所を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、サイリスタバルブをバルブホール内に収納し、前記
バルブホールの外側に変換器用変圧器及び直流リアクト
ルを配設し、また、前記変圧器を保護するための変圧器
用避雷器と直流リアクトルを保護するための直流リアク
トル用避雷器を備えて成る交直変換所において、前記直
流リアクトル用避雷器をガス絶縁方式により構成し、こ
の直流リアクトル用避雷器を、前記バルブホールと直流
リアクトルの間の屋外に配設したことを特徴とするもの
である。
は、サイリスタバルブをバルブホール内に収納し、前記
バルブホールの外側に変換器用変圧器及び直流リアクト
ルを配設し、また、前記変圧器を保護するための変圧器
用避雷器と直流リアクトルを保護するための直流リアク
トル用避雷器を備えて成る交直変換所において、前記直
流リアクトル用避雷器をガス絶縁方式により構成し、こ
の直流リアクトル用避雷器を、前記バルブホールと直流
リアクトルの間の屋外に配設したことを特徴とするもの
である。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、サイリス
タバルブをバルブホール内に収納し、前記バルブホール
の外側に変換器用変圧器及び直流リアクトルを配設し、
また、前記変圧器を保護するための変圧器用避雷器と直
流リアクトルを保護するための直流リアクトル用避雷器
を備えて成る交直変換所において、前記変圧器用避雷器
をガス絶縁方式により構成し、この変圧器用避雷器を、
前記バルブホールと変換器用変圧器の間の屋外に配設し
たことを特徴とするものである。
タバルブをバルブホール内に収納し、前記バルブホール
の外側に変換器用変圧器及び直流リアクトルを配設し、
また、前記変圧器を保護するための変圧器用避雷器と直
流リアクトルを保護するための直流リアクトル用避雷器
を備えて成る交直変換所において、前記変圧器用避雷器
をガス絶縁方式により構成し、この変圧器用避雷器を、
前記バルブホールと変換器用変圧器の間の屋外に配設し
たことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、直流リアクト
ル用避雷器を、絶縁耐力の強いガス絶縁型にしたことに
より、避雷器自体の大きさを大幅に縮小することがで
き、また、従来、バルブホール内に設置していた避雷器
を、バルブホールの外部に設置することができるので、
バルブホールの大きさを大幅に縮小することも可能とな
る。
ル用避雷器を、絶縁耐力の強いガス絶縁型にしたことに
より、避雷器自体の大きさを大幅に縮小することがで
き、また、従来、バルブホール内に設置していた避雷器
を、バルブホールの外部に設置することができるので、
バルブホールの大きさを大幅に縮小することも可能とな
る。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、変圧器用
避雷器を、絶縁耐力の強いガス絶縁型にしたことによ
り、避雷器自体の大きさを大幅に縮小することができ、
また、従来、バルブホール内に設置していた避雷器を、
バルブホールの外部に設置することができるので、バル
ブホールの大きさを大幅に縮小することも可能となる。
さらに、変圧器出力を3相一括型として引き出すことが
できるため、変圧器出力の引き出し部の縮小化を図るこ
ともできる。
避雷器を、絶縁耐力の強いガス絶縁型にしたことによ
り、避雷器自体の大きさを大幅に縮小することができ、
また、従来、バルブホール内に設置していた避雷器を、
バルブホールの外部に設置することができるので、バル
ブホールの大きさを大幅に縮小することも可能となる。
さらに、変圧器出力を3相一括型として引き出すことが
できるため、変圧器出力の引き出し部の縮小化を図るこ
ともできる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4に基づ
いて具体的に説明する。なお、図5乃至図10に示した
従来型と同一の部材には同一の符号を付して、説明は省
略する。 (第1実施例)本実施例は請求項1に記載の発明に対応
するもので、直流リアクトル用避雷器の構成及び配置に
改良を施したものである。即ち、図1に示した様に、直
流リアクトル用避雷器5はガス絶縁方式により構成さ
れ、バルブホール1と直流リアクトル4の間の屋外に設
置されている。そして、サイリスタバルブ2からの直流
出力は、接続線8によってブッシング7に送られ、さら
に、絶縁管路6を通して直流リアクトル4に送られ、ま
た、前記絶縁管路6に形成された分岐絶縁管路9を介し
て、前記直流リアクトル用避雷器5に送られるように構
成されている。
いて具体的に説明する。なお、図5乃至図10に示した
従来型と同一の部材には同一の符号を付して、説明は省
略する。 (第1実施例)本実施例は請求項1に記載の発明に対応
するもので、直流リアクトル用避雷器の構成及び配置に
改良を施したものである。即ち、図1に示した様に、直
流リアクトル用避雷器5はガス絶縁方式により構成さ
れ、バルブホール1と直流リアクトル4の間の屋外に設
置されている。そして、サイリスタバルブ2からの直流
出力は、接続線8によってブッシング7に送られ、さら
に、絶縁管路6を通して直流リアクトル4に送られ、ま
た、前記絶縁管路6に形成された分岐絶縁管路9を介し
て、前記直流リアクトル用避雷器5に送られるように構
成されている。
【0017】この様な構成を有する本実施例の交直変換
所は、以下に述べる様に作用する。即ち、直流リアクト
ル用避雷器5を、絶縁耐力の弱い空気絶縁型から絶縁耐
力の強いガス絶縁型にしたことにより、避雷器自体の大
きさを大幅に縮小することができる。また、従来、バル
ブホール1内に設置されていた避雷器を、バルブホール
1の外部に設置することができるので、バルブホール1
の大きさを大幅に縮小することも可能となる。
所は、以下に述べる様に作用する。即ち、直流リアクト
ル用避雷器5を、絶縁耐力の弱い空気絶縁型から絶縁耐
力の強いガス絶縁型にしたことにより、避雷器自体の大
きさを大幅に縮小することができる。また、従来、バル
ブホール1内に設置されていた避雷器を、バルブホール
1の外部に設置することができるので、バルブホール1
の大きさを大幅に縮小することも可能となる。
【0018】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、図2に示した様に構成することもで
きる。即ち、従来、バルブホール1の壁を貫通して配設
されていたブッシングを、バルブホール1内に縦置きし
て設置される縦置き型ブッシング11とし、このブッシ
ング11の下部に接続された絶縁管路10を、バルブホ
ール1の外部に引き出し、横置き型とした直流リアクト
ル用避雷器12に接続すると共に、直流リアクトル4に
接続したものである。なお、図3は図2に示した交直変
換所の平面図であるが、直流リアクトル用避雷器12
は、それぞれの絶縁管路10に対し、それらと直角にな
るように設置されている。 (第2実施例)本実施例は請求項2に記載の発明に対応
するもので、変圧器用避雷器の構成及び配置に改良を施
したものである。即ち、図4に示した様に、変圧器用避
雷器13はガス絶縁方式により構成され、バルブホール
1と変換器用変圧器18の間の屋外に設置されている。
そして、変換器用変圧器18の出力は、絶縁管路14と
ブッシング16を通して、サイリスタバルブ2に送られ
ると共に、前記絶縁管路14に形成された分岐絶縁管路
9を介して、前記変圧器用避雷器13に送られるように
構成されている。
れるものではなく、図2に示した様に構成することもで
きる。即ち、従来、バルブホール1の壁を貫通して配設
されていたブッシングを、バルブホール1内に縦置きし
て設置される縦置き型ブッシング11とし、このブッシ
ング11の下部に接続された絶縁管路10を、バルブホ
ール1の外部に引き出し、横置き型とした直流リアクト
ル用避雷器12に接続すると共に、直流リアクトル4に
接続したものである。なお、図3は図2に示した交直変
換所の平面図であるが、直流リアクトル用避雷器12
は、それぞれの絶縁管路10に対し、それらと直角にな
るように設置されている。 (第2実施例)本実施例は請求項2に記載の発明に対応
するもので、変圧器用避雷器の構成及び配置に改良を施
したものである。即ち、図4に示した様に、変圧器用避
雷器13はガス絶縁方式により構成され、バルブホール
1と変換器用変圧器18の間の屋外に設置されている。
そして、変換器用変圧器18の出力は、絶縁管路14と
ブッシング16を通して、サイリスタバルブ2に送られ
ると共に、前記絶縁管路14に形成された分岐絶縁管路
9を介して、前記変圧器用避雷器13に送られるように
構成されている。
【0019】この様な構成を有する本実施例の交直変換
所は、以下に述べる様に作用する。即ち、変圧器用避雷
器13を、絶縁耐力の弱い空気絶縁型から絶縁耐力の強
いガス絶縁型にしたことにより、避雷器自体の大きさを
大幅に縮小することができる。また、従来、バルブホー
ル1内に設置されていた避雷器を、バルブホール1の外
部に設置することができるので、バルブホール1の大き
さを大幅に縮小することも可能となる。さらに、避雷器
をガス絶縁型とし、絶縁管路に連結する構成とすること
により、変圧器出力を3相一括型として引き出すことが
できるため、変圧器出力の引き出し部の縮小化を図るこ
ともできる。 (他の実施例)上記直流リアクトル用避雷器及び変圧器
用避雷器をガス絶縁方式とするにあたり、用いる絶縁ガ
スとしては、SF6 ガスのみならず、高気圧空気、窒素
など他の絶縁ガスでも良い。また、上記絶縁管路の形
状、形態については、特に限定されない。
所は、以下に述べる様に作用する。即ち、変圧器用避雷
器13を、絶縁耐力の弱い空気絶縁型から絶縁耐力の強
いガス絶縁型にしたことにより、避雷器自体の大きさを
大幅に縮小することができる。また、従来、バルブホー
ル1内に設置されていた避雷器を、バルブホール1の外
部に設置することができるので、バルブホール1の大き
さを大幅に縮小することも可能となる。さらに、避雷器
をガス絶縁型とし、絶縁管路に連結する構成とすること
により、変圧器出力を3相一括型として引き出すことが
できるため、変圧器出力の引き出し部の縮小化を図るこ
ともできる。 (他の実施例)上記直流リアクトル用避雷器及び変圧器
用避雷器をガス絶縁方式とするにあたり、用いる絶縁ガ
スとしては、SF6 ガスのみならず、高気圧空気、窒素
など他の絶縁ガスでも良い。また、上記絶縁管路の形
状、形態については、特に限定されない。
【0020】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、直流
リアクトル用避雷器及び変圧器用避雷器をガス絶縁方式
により構成し、これらの避雷器をバルブホールの外側に
配設することにより、避雷器の縮小化及び絶縁安定性の
向上を図り、バルブホールの縮小化を可能とした交直変
換所を提供することができる。
リアクトル用避雷器及び変圧器用避雷器をガス絶縁方式
により構成し、これらの避雷器をバルブホールの外側に
配設することにより、避雷器の縮小化及び絶縁安定性の
向上を図り、バルブホールの縮小化を可能とした交直変
換所を提供することができる。
【図1】本発明の第1実施例である直流リアクトル用避
雷器の配置構成を示す側面図
雷器の配置構成を示す側面図
【図2】本発明の直流リアクトル用避雷器の配置構成の
他の実施例を示す側面図
他の実施例を示す側面図
【図3】図2に示した実施例の平面図
【図4】本発明の第2実施例である変圧器用避雷器の配
置構成を示す側面図
置構成を示す側面図
【図5】一般的な交直変換所の配線図
【図6】バルブホール周囲の機器の配置を示す鳥瞰図
【図7】従来の直流リアクトル用避雷器の配置構成を示
す側面図
す側面図
【図8】図7に示した従来例の平面図
【図9】従来の変圧器用避雷器の配置構成を示す側面図
【図10】図9に示した従来例の平面図
1…バルブホール 2…サイリスタバルブ 4…直流リアクトル 5…直流リアクトル用避雷器 6,10,14…絶縁管路 7,11,16…ブッシング 8…接続線 9…分岐絶縁管路 12…横置き型避雷器 13…変圧器用避雷器 15a,15b…変圧器用避雷器 18,19…変換器用変圧器 20,21…A−K間避雷器 22…直流リアクトル用避雷器
Claims (2)
- 【請求項1】 サイリスタバルブをバルブホール内に収
納し、前記バルブホールの外側に変換器用変圧器及び直
流リアクトルを配設し、また、前記変圧器を保護するた
めの変圧器用避雷器と直流リアクトルを保護するための
直流リアクトル用避雷器を備えて成る交直変換所におい
て、 前記直流リアクトル用避雷器をガス絶縁方式により構成
し、この直流リアクトル用避雷器を、前記バルブホール
と直流リアクトルの間の屋外に配設したことを特徴とす
る交直変換所。 - 【請求項2】 サイリスタバルブをバルブホール内に収
納し、前記バルブホールの外側に変換器用変圧器及び直
流リアクトルを配設し、また、前記変圧器を保護するた
めの変圧器用避雷器と直流リアクトルを保護するための
直流リアクトル用避雷器を備えて成る交直変換所におい
て、 前記変圧器用避雷器をガス絶縁方式により構成し、この
変圧器用避雷器を、前記バルブホールと変換器用変圧器
の間の屋外に配設したことを特徴とする交直変換所。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP107594A JPH07203628A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 交直変換所 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP107594A JPH07203628A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 交直変換所 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07203628A true JPH07203628A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=11491395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP107594A Pending JPH07203628A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 交直変換所 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07203628A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108111029A (zh) * | 2017-12-20 | 2018-06-01 | 全球能源互联网研究院有限公司 | 一种饱和电抗器集中布置的换流阀塔 |
-
1994
- 1994-01-11 JP JP107594A patent/JPH07203628A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108111029A (zh) * | 2017-12-20 | 2018-06-01 | 全球能源互联网研究院有限公司 | 一种饱和电抗器集中布置的换流阀塔 |
CN108111029B (zh) * | 2017-12-20 | 2024-02-13 | 全球能源互联网研究院有限公司 | 一种饱和电抗器集中布置的换流阀塔 |
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