JPH0720352Y2 - エンジンの被覆体開閉装置 - Google Patents

エンジンの被覆体開閉装置

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JPH0720352Y2
JPH0720352Y2 JP13785586U JP13785586U JPH0720352Y2 JP H0720352 Y2 JPH0720352 Y2 JP H0720352Y2 JP 13785586 U JP13785586 U JP 13785586U JP 13785586 U JP13785586 U JP 13785586U JP H0720352 Y2 JPH0720352 Y2 JP H0720352Y2
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JP
Japan
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ignition coil
cylinder
cooling fan
lid
shaped
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JP13785586U
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JPS6345032U (ja
Inventor
健治 藤江
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Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、シリンダー,点火コイル,場合によつては
高圧コードをも被覆する可撓性材質からなる蓋体のシリ
ンダー側を止着し、この蓋体の中途に溝状の切込みを設
けることで、冷却フアンの回動でフアンケース内に吸引
された葉,枝,塵埃,砂れき等のような異物を、必要に
応じ切込みを支点とした蓋体の開放で取出し、エンジン
の駆動や点火系統の冷却効果に支障を招くことのないエ
ンジンの被覆体開閉装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来におけるエンジンの蓋体Aは、一例として第4図に
みるように、シリンダー1の頭部とフアンケース2の上
端の夫々にボルトもしくは鋲のような止着具3で固定さ
れ、フアンケース2に収納された冷却フアン4の回動で
発生した加圧風は、蓋体Aの内側を矢印y方向に流動
し、シリンダー1,点火コイル5,高圧コード6を冷却し乍
ら蓋体Aの外側に流出する。
〔考案が解決しようとする課題〕
エンジン駆動に伴う冷却フアン4の回動で外部からフア
ンケース2内に吸引された葉,枝,泥土,塵埃もしくは
砂れき等のような異物が、シリンダー1,点火コイル5,高
圧コード6等の各部材相互間に侵入・付着し、目詰り状
態となり、また、納屋,倉庫等での長期保管のとき、
「くも」の巣等がかかることで冷却効果を妨げる一方,
エンジン不調,甚しいときにはエンジンの焼付事態を生
ずるため、かゝる事態発生を回避するために時折,シリ
ンダー1,点火コイル5等の点検,清掃,整備等を行なう
必要があるが、前述のように蓋体Aはシリンダー1,フア
ンケース2に対し夫々止着具3で固定されている故、之
を取外す必要があるが、この取外しおよび取付けに際し
取付治具を要する一方,止着具を時として紛失する惧れ
がある等の欠点を有していた。
この考案は前述のような欠点に着目して提案されたもの
で、その目的とする所は、工具を要することなく蓋体を
溝状の切込みを支点として容易に開閉し、フアンケース
内に吸引された異物を容易に除去することでエンジン駆
動,点火系統の冷却効果に支障を招来しないエンジンの
被覆体開閉装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前述の目的達成のため、この考案に係るエンジンの被覆
体開閉装置は、上方にシリンダーを組付けたクランクケ
ースに回転自在に支持されたクランク軸端部に、冷却フ
ァンを定着する一方、クランクケース側縁に一体的に取
付けられ、かつ冷却ファンを被覆するファンケース内で
当該冷却ファンの駆動で生成される冷却風を、冷却ファ
ン上方の点火コイル、シリンダー周縁を経て冷却ファン
の設定位置と反対方向に誘導させると共にシリンダー側
縁を被覆するエンジンの被覆体において、当該被覆体
は、点火コイル側方に形成される開放部下方に通孔を設
けたファンケースと、点火コイルを被覆可能に回動すべ
く一端側をシリンダー頭部に止着具で固定され、かつこ
の止着具近傍に枢着点とすべく回動方向に対し直交する
溝状の切込みが刻設され、また他端側に前記通孔に係脱
可能な係脱子を具えた可撓性材質からなる曲折板状の蓋
体とからなり、この蓋体開放で点火コイル近傍の点検・
清掃等を可能としたものである。
〔実施例〕
第1,2,3図を参照しこの考案の実施例を述べるに、リコ
イルスタータRに連設するクランクケース11上方にシリ
ンダーZを一体的に組付ける一方,クランクケース11内
で回転自在に支持されたクランク軸Sの端部(第1図に
おいて右端)に、マグネトーMを一体的に結合した冷却
フアンFを定着し、該冷却フアンFを被覆せるフアンケ
ースCの一側(第1図において左側)下方に空気取入口
iを穿設し、また他側(第1図において右側)上端近傍
に、後述の蓋体Bの下端に形成した係脱子12先端の爪片
pが係脱する通孔hを穿設してある。前記シリンダーZ
頭部にボルトもしくは鋲のような止着具j・jで固定さ
れた可撓性材質たとえば合成樹脂もしくは薄板金属のよ
うな素材からなる蓋体Bの中途に、当該蓋体Bの上面に
厚さ方向に沿い溝状の、たとえば断面がV字状もしくは
U字状で、かつ前後(第1図、第2図の夫々において紙
面の表側、裏側を夫々前方、後方とする。)に亘り切込
みdを刻設し、該切込みdを支点として、第1図の鎖線
で示すように、蓋体Bを開放可能としてある。またシリ
ンダーZの頭部に直立・定着され、かつ蓋体Bを貫通す
る点火栓1Bのプラグキヤツプ14に、高圧コード15の一端
を接続し、該高圧コード15の他端を点火コイル16に接続
してある。しかして前記蓋体BとファンケースCとを含
め被覆体と称する。そしてこの被覆体は、ファンケース
C内で生成された冷却風が冷却ファンF上方の点火コイ
ル16を経てシリンダーZのフィンnの間を通過した後、
シリンダーZに対し点火コイル16とは反対側から排出さ
れるようにシリンダーZを被覆してある。
図中,kは鉄芯,nはフインgは開放部である。
〔作用,効果〕
この考案において、リコイルスタータRの作動でクラン
ク軸Sを回動させエンジンを起動するとき,クランク軸
Sに定着された冷却フアンFの回動で発生する加圧風
は、フアンケースC内を矢印y方向に流動し、シリンダ
ーZ,点火コイル16を冷却後,外部に流出する。しかし
て、この加圧風のフアンケースC内での流動で空気取入
口iからフアンケースC内に吸引された葉,枝,塵埃,
砂れき,その他の挟雑物(図示しない)が、シリンダー
Z,高圧コード15,点火コイル16,蓋体B内側等に付着・堆
積し、このため場所によつては目詰り状態となつた際,
加圧風の流動が妨げられ、シリンダーZ,高圧コード15,
点火コイル16が過熱される惧れのあるとき,蓋体Bの係
脱子12の爪片pを治具を用いることなく手作業で通孔h
から離脱し、切込みdを中心に第1図において、蓋体B
のフアンケースC側を鎖線位置に開放・保持すること
で、シリンダーZ,高圧コード15,点火コイル16等の点
検,清掃,整備等の作業を簡易に行ない得て作業者にと
つては何らの煩雑感を抱かず、また、前記作業終了後、
切込みdを中心に再び蓋体Bを実線位置に復帰させるこ
とで蓋体Bとしての機能を果たし得る故,ボルト,鋲の
ような止着具でシリンダー,フアンケースの夫々に被覆
体の一部を止着していた従来形式に比し前記作業も極め
て簡易で、しかも蓋体Bの中途に、当該蓋体Bの厚さ方
向に溝状のたとえば断面がV字状もしくはU字状の切込
みdを設けるだけで事足りるので、構造上徒らに複雑化
することもないと共に、蓋体Bの開閉に際してもドライ
バー,スパナのような工具も要しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案品を装着したエンジンの一部を切欠いた縦
断面図,第2図は第1図の被覆体部分での拡大断面図,
第3図は第1図の要部外観斜視図、第4図は従来形式の
被覆体を装着したエンジンの一部を切欠いた縦断面図で
ある。 B……蓋体、C……ファンケース、F……冷却ファン、
S……クランク軸、Z……シリンダー、d……切込み、
h……通孔、j……止着具、11……クランクケース、12
……係脱子、16……点火コイル、g……開放部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方にシリンダーを組付けたクランクケー
    スに回転自在に支持されたクランク軸端部に、冷却ファ
    ンを定着する一方、クランクケース側縁に一体的に取付
    けられ、かつ冷却ファンを被覆するファンケース内で当
    該冷却ファンの駆動で生成される冷却風を、冷却ファン
    上方の点火コイル、シリンダー周縁を経て冷却ファンの
    設定位置と反対方向に誘導させると共にシリンダー側縁
    を被覆するエンジンの被覆体において、当該被覆体は、
    点火コイル側方に形成される開放部下方に通孔を設けた
    ファンケースと、点火コイルを被覆可能に回動すべく一
    端側をシリンダー頭部に止着具で固定され、かつこの止
    着具近傍に枢着点とすべく回動方向に対し直交する溝状
    の切込みが刻設され、また他端側に前記通孔に係脱可能
    な係脱子を具えた可撓性材質からなる曲折板状の蓋体と
    からなり、この蓋体開放で点火コイル近傍の点検・清掃
    等を可能としたエンジンの被覆体開閉装置。
  2. 【請求項2】切込みは断面がV字状もしくはU字状に形
    成されている実用新案登録請求の範囲第1項記載のエン
    ジンの被覆体開閉装置。
JP13785586U 1986-09-10 1986-09-10 エンジンの被覆体開閉装置 Expired - Lifetime JPH0720352Y2 (ja)

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JP13785586U JPH0720352Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10 エンジンの被覆体開閉装置

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JP13785586U JPH0720352Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10 エンジンの被覆体開閉装置

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JPS6345032U JPS6345032U (ja) 1988-03-26
JPH0720352Y2 true JPH0720352Y2 (ja) 1995-05-15

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JP13785586U Expired - Lifetime JPH0720352Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10 エンジンの被覆体開閉装置

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JP4566125B2 (ja) * 2005-12-27 2010-10-20 本田技研工業株式会社 機関状態を検出するセンサを備える空冷式内燃機関

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JPS6345032U (ja) 1988-03-26

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