JPH07203039A - 電子交換機システム - Google Patents

電子交換機システム

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Publication number
JPH07203039A
JPH07203039A JP51094A JP51094A JPH07203039A JP H07203039 A JPH07203039 A JP H07203039A JP 51094 A JP51094 A JP 51094A JP 51094 A JP51094 A JP 51094A JP H07203039 A JPH07203039 A JP H07203039A
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JP
Japan
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ringing
multiline
line
extension
waiting time
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Application number
JP51094A
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English (en)
Inventor
Noriko Sakakibara
典子 榊原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】必要最小限の通信端末を鳴動させるだけで着信
を確実に通知することを可能とする。 【構成】内線電話機 4-1〜4-n のうちのマルチライン電
番が割り当てられたもののそれぞれに対して予め設定さ
れた鳴動開始待機時間を前記内線電話機のそれぞれに対
応付けて鳴動開始待機時間テーブル14bに記憶してお
く。そして鳴動制御手段15bは、マルチライン電番を
指定した呼が着信した場合、当該呼が指定するマルチラ
イン用番号に対応する内線電話機のいずれかが応答する
まで、これらの内線電話機のうちで応答待ち時間計時手
段15aにより計時された応答待ち時間よりも短い鳴動
開始待機時間が設定されたものを前記記憶手段から検索
し、該当する内線端末のみを鳴動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の通信端末に対し
て同一の電話番号で発呼することができるマルチライン
サービスを提供する電子交換機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル構内交換機には、マルチライ
ンサービスを提供するものがある。マルチラインサービ
スとは、複数の内線電話機に対して同一の電話番号を割
り当てておき、当該電話番号を指定した呼が着信した場
合に、対応する複数の内線電話機のそれぞれにおいて鳴
動を行わせるようにしたものである。
【0003】従って着信時には、複数の内線電話機が一
斉に鳴動することになり、多数の人に着信を通知するこ
とができ便利であるが、場合によっては周囲に居る人に
とって煩わしい。
【0004】そこで従来は、各内線端末毎に、鳴動/無
鳴動が任意に設定できるようになっている。これによ
り、主として電話を受ける人の近傍の内線電話機のみを
鳴動させるようにしておくことにより上記不具合を回避
できる。
【0005】しかしながら、特定の内線電話機のみを鳴
動するようにしておくと、鳴動する内線電話機の近辺に
誰も居なければ、無鳴動に設定された内線電話機の周囲
に人が居たとしてその人は着信を認識できず、従って、
当該着信に対する応答がなされなくなってしまうおそれ
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の電
子交換機システムでは、マルチラインサービス用の電話
番号を指定した呼が着信した場合に、対応する複数の通
信端末が一斉に鳴動すると騒々しく、周囲に居る人にと
って煩わしいので、通信端末毎に鳴動/無鳴動を任意に
設定できるようにしている。しかし、無鳴動である通信
端末においては着信を認識することが困難となるため、
着信に対する応答が全くなされなくなってしまうおそれ
があるという不具合があった。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、必要最小限の
通信端末を鳴動させるだけで着信を確実に通知すること
ができる電子交換機システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに第1の発明は、マルチライン対応端末(例えばマル
チライン電番が割り当てられた内線電話機)のそれぞれ
に対して予め設定された鳴動開始待機時間を前記マルチ
ライン対応端末のそれぞれに対応付けて記憶するための
例えば鳴動開始待機時間テーブルなどの記憶手段と、マ
ルチライン用番号(マルチライン電番)を指定した呼が
着信した時点からの経過時間(応答待ち時間)を計時す
るための例えば応答待ち時間計時手段などの計時手段
と、鳴動制御手段とを設け、この鳴動制御手段により、
前記マルチライン用番号を指定した呼が着信したとき
に、当該呼が指定するマルチライン用番号に対応するマ
ルチライン対応端末のいずれかが応答するまで、これら
のマルチライン対応端末のうちで前記計時手段により計
時された経過時間よりも短い鳴動開始待機時間が設定さ
れたものを前記記憶手段から検索し、該当するマルチラ
イン対応端末のみを鳴動させるようにした。
【0009】また第2の発明は、前記第1の発明に加え
て、前記鳴動制御手段により、呼が指定するマルチライ
ン用番号に対応するマルチライン対応端末のうちの最も
短い鳴動開始待機時間が設定されたものが応答不可能な
状態にあるときには、呼が指定するマルチライン用番号
に対応するマルチライン対応端末のうちで次に短い鳴動
開始待機時間が設定されたものを前記記憶手段から検索
し、該当するマルチライン対応端末を鳴動開始待機時間
に拘らずに鳴動させるようにした。
【0010】さらに第3の発明は、前記第1または第2
の発明に加えて、前記記憶手段を、単一のマルチライン
対応端末に対して複数のマルチライン用番号が割り当て
られている場合には、このマルチライン対応端末に対応
付けて、複数のマルチライン用番号のそれぞれについて
別々に設定された鳴動開始待機時間をそれぞれ記憶する
ことができるようにするとともに、鳴動制御手段によ
り、前記複数のマルチライン用番号が割り当てられたマ
ルチライン対応端末に関しては、マルチライン用番号に
対応する鳴動開始待機時間に基づいて前記記憶手段から
の検索を行うようにした。
【0011】
【作用】このような手段を講じたことにより、第1の発
明によれば、マルチライン用番号を指定した呼が着信し
たときには、当該呼が指定するマルチライン用番号に対
応するマルチライン対応端末のいずれかが応答するま
で、これらのマルチライン対応端末のうちで計時手段に
より計時された経過時間よりも短い鳴動開始待機時間が
設定されたもののみが鳴動される。すなわち、鳴動開始
待機時間によって各マルチライン対応端末に順番付けが
なされ、応答がなされるまでは時間の経過に伴って、順
位の高いマルチライン対応端末から順に鳴動の開始がな
される。
【0012】また第2の発明によればさらに、呼が指定
するマルチライン用番号に対応するマルチライン対応端
末のうちの最も短い鳴動開始待機時間が設定されたもの
が応答不可能な状態にあるときには、呼が指定するマル
チライン用番号に対応するマルチライン対応端末のうち
で次に短い鳴動開始待機時間が設定されたものが、設定
された鳴動開始待機時間に拘らずに鳴動される。すなわ
ち、順位が最高であるマルチライン対応端末が応答不可
能であるときには、次の順位のマルチライン対応端末の
鳴動が即座に開始される。
【0013】また第3の発明によればさらに、記憶手段
には、単一のマルチライン対応端末に対して複数のマル
チライン用番号が割り当てられている場合には、このマ
ルチライン対応端末に対応付けて、複数のマルチライン
用番号のそれぞれについて別々に設定された鳴動開始待
機時間がそれぞれ記憶されるとともに、前記複数のマル
チライン用番号が割り当てられたマルチライン対応端末
に関しては、マルチライン用番号に対応する鳴動開始待
機時間に基づいて前記記憶手段からの検索が行われる。
すなわち、単一のマルチライン対応端末に対して、複数
のマルチライン用番号のそれぞれに応じた別々の順位を
設定しておくことができ、指定されたマルチライン用番
号に応じて順位が変えられる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き説明する。図1は本実施例に係る電子交換機システム
を適用してなる構内交換システムの要部構成を示す機能
ブロック図である。図中、1は構内交換機である。この
構内交換機1は、交換回路11、局線インタフェース回
路12-1,12-2…,12-m、内線インタフェース回路13-1,
13-2…,13-n、番号登録記憶部14および制御部15を
備えており、交換回路11、局線インタフェース回路12
-1〜12-m、内線インタフェース回路13-1〜13-nおよび番
号登録記憶部14は、バスを介して制御部15に接続さ
れている。
【0015】交換回路11には、局線インタフェース回
路12-1〜12-mおよび内線インタフェース回路13-1〜13-n
がそれぞれ接続されており、制御部15の制御にしたが
って、これらのうちの任意の2つずつを互いに交換接続
する。
【0016】局線インタフェース回路12-1〜12-mには、
それぞれ局線2-1 ,2-2 …,2-m が接続され、この局線
2-1〜2-m はさらに、図示しない網に接続されている。
局線インタフェース回路12-1〜12-mでは、局線 2-1〜2-
m の状態監視や、網に対する種々の信号の送出などの局
線インタフェース動作が行なわれ、また制御部15との
間では、上記局線インタフェース動作に係わる制御情報
の授受が行なわれる。
【0017】内線インタフェース回路13-1〜13-nには、
それぞれ内線3-1 ,3-2 …,3-n が接続され、この内線
3-1〜3-n にはさらに、内線電話機4-1 ,4-2 …,4-n
が接続されている。内線インタフェース回路13-1〜13-n
では、内線 3-1〜3-n の状態監視や、内線電話機 4-1〜
4-n に対する種々の信号の送出などの内線インタフェー
ス動作が行なわれ、また制御部15との間では、上記内
線インタフェース動作に係わる制御情報の授受が行なわ
れる。
【0018】ところで内線電話機 4-1〜4-n には、それ
ぞれ異なるプライム電番が割り当てられている。また内
線電話機 4-1〜4-n の少なくとも一部には、複数の内線
電話機に対して共通に設定されたマルチライン電番が割
り当てられている。このマルチライン電番は、1つの内
線電話機に対して複数割り当てることも可能である。
【0019】図2は内線電話機 4-1〜4-n の外観の一例
を示す平面図である。この内線電話機は、“3001”
“3002”“3003”“3004”“3005”の
5つのマルチライン電番が割り当てられたものであり、
それぞれのマルチライン電番に対応する着信応答ボタン
21,22,23,24,25が設けられている。な
お、26はハンドセット、27はLCD、28はダイヤ
ルキー、29a,29b,29c,29d,29eは機
能キーである。
【0020】番号登録記憶部14には、鳴動方式テーブ
ル14aおよび鳴動開始待機時間テーブル14bが設定
されている。鳴動方式テーブル14aは、マルチライン
電番のそれぞれに対して設定された鳴動方式(個別鳴動
/通常鳴動)を、図3に示すようにマルチライン電番に
対応付けて記憶したものである。また鳴動開始待機時間
テーブル14bは、マルチライン電番と端末番号(例え
ばプライム電番に対応する)との組み合わせに対して設
定された鳴動開始待機時間を、図4に示すようにマルチ
ライン電番と端末番号とに対応付けて記憶したものであ
る。なお鳴動開始待機時間テーブル14bには、単一の
端末番号に対して、マルチライン電番毎におのおの任意
の鳴動開始待機時間を設定登録することができる。図4
の例では、端末番号“202”に対し、マルチライン電
番“3001”に対しては“60秒”が、またマルチラ
イン電番“3002”に対しては“0秒”がそれぞれ設
定されている。
【0021】ところで制御部15は、例えばマイクロコ
ンピュータを主制御回路として備えたものであり、構内
交換機における周知の一般的な制御手段に加えて、応答
待ち時間計時手段15aおよび鳴動制御手段15bを有
している。応答待ち時間計時手段15aは、マルチライ
ン電番を指定した呼が着信した場合に、その呼の着信か
らの経過時間を経時するものである。また鳴動制御手段
15bは、マルチライン電番を指定した呼が着信した場
合における内線電話機 4-1〜4-n の鳴動を制御するもの
である。
【0022】次に以上のように構成された構内交換シス
テムの動作を制御部15の処理手順に従って説明する。
なおここでは、内線電話機4-1 に端末番号“201”
が、また内線電話機4-2 に端末番号“202”がそれぞ
れ割り当てられているものとして説明する。
【0023】まず、マルチライン電番を指定した呼が、
局線 2-1〜2-m のいずれかまたは内線 3-1〜3-n のいず
れかを介して着信すると、この呼が局線インタフェース
回路12-1〜12-mおよび内線インタフェース回路13-1〜13
-nのいずれかにより検出され、制御部15に通知され
る。
【0024】そうすると制御部15は、図5に示すよう
にまずステップaにおいて、指定されたマルチライン電
番に対して設定されている鳴動方式を鳴動方式テーブル
14aからサーチし、ステップbにおいて個別鳴動であ
るか否かの判断を行う。
【0025】ここで例えば“3002”が指定されたマ
ルチライン電番であるとすると、図3に示す鳴動方式テ
ーブル14aをサーチすることにより、当該マルチライ
ン電番に対しては通常鳴動が設定されていることが分か
る。従ってこのような場合には、制御部15は処理をス
テップcに移行し、このステップで通常の鳴動・交換処
理を行う。通常の鳴動・交換処理とは、マルチラインサ
ービス時における従来より一般的に行われていた処理で
ある。
【0026】一方、例えば“3001”が指定されたマ
ルチライン電番であった場合、図3に示す鳴動方式テー
ブル14aをサーチすることにより、当該マルチライン
電番に対しては個別鳴動が設定されていることが分か
る。従ってこのような場合には、制御部15は処理をス
テップdに移行する。そして制御部15はステップdに
おいて、応答待ち時間計時手段15aによる応答待ち時
間の計時を開始する。さらに制御部15はステップeに
おいて、指定されたマルチライン電番が割り当てられた
内線電話機のうちで鳴動開始待機時間として“0”が設
定されているものを鳴動開始待機時間テーブル14bか
らサーチする。ここで例えば、指定されたマルチライン
電番が“3001”であれば、図4に示す鳴動開始待機
時間テーブル14bをサーチすることにより、端末番号
が“201”である内線電話機4-1が該当することが分
かる。
【0027】続いて制御部15はステップfにおいて、
このようにしてサーチされた内線電話機が空き状態であ
るか否かの判断を行い、空き状態であれば、この内線電
話機の鳴動を開始させる。従ってここでは、例えば端末
番号が“201”である内線電話機4-1 のみが鳴動を開
始する。
【0028】そして制御部15は、鳴動開始済みの内線
電話機4-1 を鳴動させたままの状態で、応答がなされる
か否かの判断(ステップh)、および応答待ち時間が鳴
動開始待機時間を上回り、かつ空き状態である内線電話
機があるか否かの判断(ステップi乃至ステップk)を
繰り返し行う。そして応答がなされる前に、応答待ち時
間が鳴動開始待機時間を上回り、かつ空き状態である内
線電話機が生じると、制御部15はステップg以降の処
理を繰り返すことにより、応答待ち時間が鳴動開始待機
時間を上回った内線電話機を鳴動させる。具体的には、
例えば指定されたマルチライン電番が“3001”であ
り、応答待ち時間が20秒を越えると、図4の例では端
末番号“203”と“204”の内線電話機が、鳴動開
始待機時間を応答待ち時間が上回ることになるため、こ
れらの内線電話機が鳴動を開始することになる。なおこ
のとき、既に鳴動している内線電話機4-1 は、そのまま
鳴動し続ける。以降、図4の例では、応答待ち時間が4
0秒を越えると、端末番号“205”の内線電話機が鳴
動を開始し、また応答待ち時間が60秒を越えると、端
末番号“202”の内線電話機4-2 が鳴動を開始するこ
とになる。
【0029】さて、呼出中のマルチライン番号が割り当
てられた内線電話機のいずれかが応答すると、これが対
応する内線インタフェース回路において検出され、制御
部15に通知される。そうすると制御部15は、処理を
ステップhからステップlに移行し、このステップで応
答待つ時間の計時を終了するとともに、ステップmにお
いて各内線電話機の鳴動を停止させたのち、ステップn
において交換接続処理を行う。この交換接続処理は、例
えば呼が着信した局線または内線と応答がなされた内線
とを交換接続するなどの周知の処理である。
【0030】かくして、マルチライン電番“3001”
を指定した呼が着信した場合、まず端末番号“201”
の内線電話機4-1 が鳴動を開始する。そして誰かが端末
番号“201”の内線電話機4-1 の鳴動に気付き、内線
電話機(内線電話機4-1 には限らない)に設けられた着
信応答ボタンによりマルチライン電番“3001”の着
信に対する応答を即座に指示すれば、当該呼は応答がな
された内線電話機に接続され、マルチライン電番“30
01”に対応する他の内線電話機は鳴動しない。しか
し、端末番号“201”の内線電話機の鳴動に誰も気付
かず、着信から20秒が経過すると、端末番号“20
3”の内線電話機と“204”の内線電話機とがそれぞ
れ鳴動を開始し、これらの内線電話機の周囲にいる人に
対する着信の通知がなされる。そして以降においても応
答がなされなければ、時間が経過するに従って、内線番
号“205”の内線電話機と内線番号“202”の内線
電話機4-2 とが順次鳴動され、最終的には着信から60
秒後に、マルチライン電番“3001”に対応する全て
の内線電話機が一斉に鳴動する状態となる。
【0031】従って、端末番号“201”の内線電話機
4-1 の近傍に人が居て、その人が即座に応答動作を行え
ば、他の内線電話機は全く鳴動せず、多くの人に煩わし
い思いをさせることがない。しかも端末番号“201”
の内線電話機4-1 の近傍に人がおらず、応答がなされな
い場合には、ある程度時間が経過したのちに他の内線電
話機が鳴動するので、他の場所に居る人にも着信を知ら
せることができ、応答が全くなされなくなってしまうこ
とも防止できる。
【0032】ところで、鳴動開始待機時間として“0”
が設定されている内線電話機が塞がり状態であり鳴動す
ることができないと、“0”以外で最短の鳴動開始待機
時間が経過するまで、いずれの内線電話機においても鳴
動が行われなくなってしまう。このため本実施例では図
5に示すように、鳴動開始待機時間として“0”が設定
されている内線電話機が塞がり状態である場合には、制
御部15はステップfおよびステップoにおいて、空き
状態で、かつ鳴動開始待機時間が最短である内線電話機
をサーチし、その後にステップg以降の処理を行うこと
によって該当する内線電話機を鳴動開始待機時間に拘ら
ずに即座に鳴動させるようにしている。これにより本実
施例によれば、鳴動開始待機時間として“0”が設定さ
れている内線電話機が塞がり状態であったとしても、着
信後に即座に鳴動を行って着信の通知が確実に行えるも
のとなっている。
【0033】また本実施例によれば、単一の内線電話機
に対して、マルチライン電番毎におのおの任意の鳴動開
始待機時間を設定することができるので、単一の内線電
話機に関しての鳴動の優先順位をマルチライン電番毎に
異ならせることができる。これにより、ある内線電話機
に関して、マルチライン電番“3001”は主として自
端末向けの着信用とし、マルチライン電番“3003”
は主として他端末向けの着信用とするといった具合に振
り分ける際に非常に便利である。
【0034】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば上記実施例では、鳴動開始待機時間は
秒数を任意に設定できるものとしているが、一定の時間
を段階的に設定しておき、これらを選択指定するように
しても良い。
【0035】また上記実施例では、応答待ち時間の計時
を制御部15がソフトウェア処理よって行っているが、
例えばハードウェアよりなるるタイマを別途設けてこの
タイマに計時を行わせたり、あるいは常時時刻を管理し
ている時計回路を別途設けて、その管理時刻に基づいて
ソフトウェア処理により計時を行うようにしても良い。
【0036】また上記実施例では、本発明に係る電子交
換機システムを構内交換システムに適用しているが、構
内交換用に限らず、一般的な交換システムやボタン電話
システムなどにも本発明の適用が可能である。
【0037】また上記実施例では、内線端末として内線
電話機 4-1〜4-n を例示しているが、任意の通信端末で
あって良い。また、マルチライン電番毎に鳴動の際の鳴
音を変えるようにすると、鳴音によってどのマルチライ
ン電番での着信かが分かり便利である。このほか、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】第1の発明によれば、マルチライン対応
端末(例えばマルチライン電番が割り当てられた内線電
話機)のそれぞれに対して予め設定された鳴動開始待機
時間を前記マルチライン対応端末のそれぞれに対応付け
て記憶するための例えば鳴動開始待機時間テーブルなど
の記憶手段と、マルチライン用番号(マルチライン電
番)を指定した呼が着信した時点からの経過時間(応答
待ち時間)を計時するための例えば応答待ち時間計時手
段などの計時手段と、鳴動制御手段とを設け、この鳴動
制御手段により、前記マルチライン用番号を指定した呼
が着信したときに、当該呼が指定するマルチライン用番
号に対応するマルチライン対応端末のいずれかが応答す
るまで、これらのマルチライン対応端末のうちで前記計
時手段により計時された経過時間よりも短い鳴動開始待
機時間が設定されたものを前記記憶手段から検索し、該
当するマルチライン対応端末のみを鳴動させるようにし
たので、指定されたマルチライン要番号に対応する複数
のマルチライン対応端末のうちの一部のみが最初に鳴動
し、この鳴動に応じた応答がなされない場合にのみ鳴動
するマルチライン対応端末が増やされていくので、必要
最小限の通信端末を鳴動させるだけで着信を確実に通知
することができる電子交換機システムを提供できる。
【0039】また第2の発明によれば、前記第1の発明
に加えて、前記鳴動制御手段により、呼が指定するマル
チライン用番号に対応するマルチライン対応端末のうち
の最も短い鳴動開始待機時間が設定されたものが応答不
可能な状態にあるときには、呼が指定するマルチライン
用番号に対応するマルチライン対応端末のうちで次に短
い鳴動開始待機時間が設定されたものを前記記憶手段か
ら検索し、該当するマルチライン対応端末を鳴動開始待
機時間に拘らずに鳴動させるようにしたので、必要最小
限の通信端末を鳴動させるだけで着信を確実に通知する
ことができるとともに、マルチライン対応端末のうちの
最も短い鳴動開始待機時間が設定されたものが応答不可
能な状態にあったとしても別のマルチライン対応端末が
即座に鳴動するために、呼が着信してから最初の鳴動が
なされるまでに長い時間がかかってしまうことがない電
子交換機システムを提供できる。
【0040】さらに第3の発明によれば、前記第1また
は第2の発明に加えて、前記記憶手段を、単一のマルチ
ライン対応端末に対して複数のマルチライン用番号が割
り当てられている場合には、このマルチライン対応端末
に対応付けて、複数のマルチライン用番号のそれぞれに
ついて別々に設定された鳴動開始待機時間をそれぞれ記
憶することができるようにするとともに、鳴動制御手段
により、前記複数のマルチライン用番号が割り当てられ
たマルチライン対応端末に関しては、マルチライン用番
号に対応する鳴動開始待機時間に基づいて前記記憶手段
からの検索を行うようにしたので、必要最小限の通信端
末を鳴動させるだけで着信を確実に通知することができ
るとともに、鳴動開始の順位をマルチライン用番号毎で
変えることができる電子交換機システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子交換機システムを
適用してなる構内交換システムの要部構成を示す機能ブ
ロック図。
【図2】図1中の内線電話機 4-1〜4-n の外観の一例を
示す平面図。
【図3】図1中の鳴動方式テーブル14aの内容を模式
的に示す図。
【図4】図1中の鳴動開始待機時間テーブル14bの内
容を模式的に示す図。
【図5】図1中の制御部15の処理手順を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…構内交換機 11…交換回路 12-1〜12-m…局線インタフェース回路 13-1〜13-n…内線インタフェース回路 14…番号登録記憶部 14a…鳴動方式テーブル 14b…鳴動開始待機時間テーブル 15…制御部 15a…応答待ち時間計時手段 15b…鳴動制御手段 2-1〜2-m …局線 3-1〜3-n …内線 4-1〜4-n …内線電話機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容された複数の通信端末のうちの少な
    くとも一部をマルチライン対応端末に設定するととも
    に、これらのマルチライン対応端末に対しては複数のマ
    ルチライン対応端末に同一のマルチライン用番号を割り
    当てている電子交換機システムにおいて、 前記マルチライン対応端末のそれぞれに対して予め設定
    された鳴動開始待機時間を前記マルチライン対応端末の
    それぞれに対応付けて記憶するための記憶手段と、 前記マルチライン用番号を指定した呼が着信した時点か
    らの経過時間を計時するための計時手段と、 前記マルチライン用番号を指定した呼が着信したとき
    に、当該呼が指定するマルチライン用番号に対応するマ
    ルチライン対応端末のいずれかが応答するまで、これら
    のマルチライン対応端末のうちで前記計時手段により計
    時された経過時間よりも短い鳴動開始待機時間が設定さ
    れたものを前記記憶手段から検索し、該当するマルチラ
    イン対応端末のみを鳴動させる鳴動制御手段とを具備し
    たことを特徴とする電子交換機システム。
  2. 【請求項2】 鳴動制御手段は、呼が指定するマルチラ
    イン用番号に対応するマルチライン対応端末のうちの最
    も短い鳴動開始待機時間が設定されたものが応答不可能
    な状態にあるときには、呼が指定するマルチライン用番
    号に対応するマルチライン対応端末のうちで次に短い鳴
    動開始待機時間が設定されたものを前記記憶手段から検
    索し、該当するマルチライン対応端末を鳴動開始待機時
    間に拘らずに鳴動させることを特徴とする請求項1に記
    載の電子交換機システム。
  3. 【請求項3】 記憶手段は、単一のマルチライン対応端
    末に対して複数のマルチライン用番号が割り当てられて
    いる場合には、このマルチライン対応端末に対応付け
    て、複数のマルチライン用番号のそれぞれについて別々
    に設定された鳴動開始待機時間をそれぞれ記憶すること
    ができ、 また鳴動制御手段は、前記複数のマルチライン用番号が
    割り当てられたマルチライン対応端末に関しては、マル
    チライン用番号に対応する鳴動開始待機時間に基づいて
    前記記憶手段からの検索を行うことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の電子交換機システム。
JP51094A 1994-01-07 1994-01-07 電子交換機システム Pending JPH07203039A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6026155A (en) * 1997-03-27 2000-02-15 Fujitsu Limited Incoming call transfer controller and incoming call transfer control method
JP2012065240A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Nec Infrontia Corp 音声メッセージによる着信通知システム、音声蓄積装置及び着信通知方法

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