JPH0720274U - エアーハンマ - Google Patents

エアーハンマ

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JPH0720274U
JPH0720274U JP5216093U JP5216093U JPH0720274U JP H0720274 U JPH0720274 U JP H0720274U JP 5216093 U JP5216093 U JP 5216093U JP 5216093 U JP5216093 U JP 5216093U JP H0720274 U JPH0720274 U JP H0720274U
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JP
Japan
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piston
snap
air
cylinder body
flow path
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Pending
Application number
JP5216093U
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English (en)
Inventor
正二 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokota Industrial Co Ltd
Original Assignee
Yokota Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品を交換することなく長期間使用でき且つ
使用時における振動及び騒音が確実に減衰するエアーハ
ンマを提供すること。 【構成】 シリンダボディ1内に収容させたピストン2
を空気圧力により連続的に進退させ、前記シリンダボデ
ィ1の一端部に設けたスナップ3の内端にピストン2を
衝突させることによりスナップ3の外端部でピンPを打
ち込む形式のエアーハンマに於いて、ピストン2が、シ
リンダボディ1の内径と略一致する外径を有した一端開
放の鉄製の筒状体20と、前記筒状体20内に抜止め状
態且つ進退可能に挿入されている鉄製の軸体21と、前
記筒状体20と軸体21とが形成する水密性を有する空
室内に充填された液体とから成り、前記軸体21におけ
る筒状体20からの突出部をスナップ3の内端との衝突
部としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、空気圧を利用してピン等を打込むための所謂エアーハンマに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
エアーハンマは、シリンダボディ内に収容させたピストンを空気圧力により連 続的に進退運動させ、前記シリンダボディの端部に設けたスナップにピストンを 衝突させることによりスナップ先端のピンを打ち込む構造としてある。 しかしながら、ピストンが一つの鉄の固まりであること及び、ピストンとスナ ップとの衝突が3500回/分程度の高速であることから、振動と騒音が非常に 大きく、このため作業を長時間行うと、手指障害、白ろう病、更には難聴の原因 となるといわれ、産業衛生上の問題となっている。
【0003】 このため、上記問題を解決するための一手段として、例えば、実開昭64−2 6179号公報に開示されたもの、即ち、図4や図5に示すように、スナップ9 に形成したピン挿入孔90の底部に、打ち込まれるピンの端面が当接する樹脂材 料製のパッド91を装着したものが採用できる。 しかしながら、この手段を採用したものでは、振動及び騒音はほとんど減衰し ないし、また、短期間の使用でパッド91が破損してしまう。
【0004】 近年、部品を交換することなく長期間使用でき且つ使用時における振動及び騒 音が確実に減衰するエアーハンマの開発が望まれている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案では、部品を交換することなく長期間使用でき且つ使用時に おける振動及び騒音が確実に減衰するエアーハンマを提供することを課題とする 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、シリンダボディ1内に収容させたピストン2を空気圧力により連 続的に進退させ、前記シリンダボディ1の一端部に設けたスナップ3の内端にピ ストン2を衝突させることによりスナップ3の外端部でピンPを打ち込む形式の エアーハンマに於いて、ピストン2が、シリンダボディ1の内径と略一致する外 径を有した一端開放の鉄製の筒状体20と、前記筒状体20内に抜止め状態且つ 進退可能に挿入されている鉄製の軸体21と、前記筒状体20と軸体21とが形 成する水密性を有する空室22内に充填された液体23とから成り、前記軸体2 1における筒状体20からの突出部をスナップ3の内端との衝突部としている。
【0007】 尚、上記液体23はオイルであることが好ましい。
【0008】
【作用】
この考案は次のように作用する。 このエアーハンマではピストン2がスナップ3に衝突すると、スナップ3から の反力によって軸体21が空室22内の液体23(オイル)を圧縮すべく移動す ることとなり、打撃時の反動は液体23(オイル)により吸収される。したがっ て、このエアーハンマでは使用状態における振動及び騒音を従来のものと比較し て確実に低下させることができる。
【0009】 また、このエアーハンマのピストン2全体は鉄製であり、従来の技術の欄に記 載したもののようなパッドの如き寿命の短くないから、部品を交換することなく 長期間使用できる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の構成を実施例として示した図面に従って説明する。 この実施例のエアーハンマは、図1に示すように、スロットルレバーの操作に より空気流路を開閉する開閉弁Aと、二つの流路に交互に空気を供給すべく切り 換わる流路切換え弁Bと、前記流路切換え弁Bの動作により作動状態となる駆動 部Cと、前記駆動部Cの作動に伴って進退する出力部Dと、前記開閉弁Aと流路 切換え弁Bとの間を繋ぐ主流路Eとから構成されている。
【0011】 以下に上記した各部の構成について詳述する。〔開閉弁Aの構成〕 開閉弁Aは、図1に示すように、ロッド部41と弁体部42とから成り、スロ ットルレバー40の押込み操作によりロッド部41をコイルバネ43の付勢力に 抗して押し下げ、前記弁体部42を弁座44から離反させて開弁せしめる構造と してある。〔流路切換え弁Bの構成〕 流路切換え弁Bは、基本的には図1に示すように、ロアーバルブ50と、アッ パバルブ51と、これらバルブ50,51相互間に介在せしめられたメインバル ブ52とから構成されている。
【0012】 メインバルブ52は、同図に示すように、薄い環状板52a内に薄板状のバル ブ主体52bを進退可能に設けて成るもので、前記バルブ主体52bはこれに作 用する圧力差(ロアーバルブ50とアッパバルブ51に形成された上流側流路5 0a,50b等からバルブ主体52bに作用する空気圧の差)により移動せしめ られるものとしてある。尚、このメインバルブ52における環状板52aの外周 部には後述する下流側流路51bとの関係において空気流路を形成する開孔52 cを穿設てある。
【0013】 ロアーバルブ50は円板状に形成されたもので、図1に示すように、主流路E と連通し且つ上記バルブ主体52bの内側面外周部に到る上流側流路50aと、 後述するシリンダボディ1の後室10と連通する下流側流路50bとを有する構 成としてある。尚、このロアーバルブ50の外周部には後述する下流側流路51 bとの関係において空気流路を形成する開孔50cを穿設してある。
【0014】 アッパバルブ51は円板状に形成されたもので、同図に示すように、主流路E と連通し且つ上記バルブ主体52bの外側面外周部に到る上流側流路51aと、 後述するシリンダボディ1の空気流路12に連通する下流側流路51bとを有す る構成としてある。尚、上流側流路51aの断面積は、同図に示すように、ロア ーバルブ50の上流側流路50aのそれよりも小さく設定してある。〔駆動部Cの構成〕 駆動部Cは、図1に示すように、シリンダボディ1と、このシリンダボディ1 内に進退可能に収容させたピストン2とを有するもので、前記シリンダボディ1 に、排気流路13及び、前室11と上記開孔50cとを繋ぐ空気流路12を設け てある。
【0015】 上記したピストン2は、図2に示すように、その外径がシリンダボディ1の内 径よりも僅かに小径に設定された両端開放の鉄製の筒状体20と、前記筒状体2 0の一端側に抜止め状態に且つ進退可能に挿入されている鉄製の軸体21と、前 記筒状体20の他端側にネジ込まれた栓体24と、前記栓体24にネジ込まれた オイル栓26と、前記筒状体20と軸体21と栓体24とが形成する空室22内 に充填された液体23(この実施例ではオイル)とから成り、前記軸体21にお ける筒状体20からの突出部を後述するスナップ3の内端との衝突部としている 。尚、上記空室22は水密性を有するものとするため、上記軸体21の拡大径部 の外周面、栓体24の挿入端側の外周面及びオイル栓26の雄螺子部に、Oリン グ25又はOリング27を装着している。〔出力部Dの構成〕 出力部Dは、図1に示すように、一端部にピン挿入孔30を有し且つ他端部が シリンダボディ1内に進退可能に挿入されたスナップ3と、一端側がシリンダボ ディ1の端部に、他端側がスナップ3の中程部に、それぞれ固着されている引張 コイルバネ31とから成り、前記スナップ3は、上記したピストン2からの衝撃 力により前進せしめられ、前記引張コイルバネ31により後退するようにしてあ る。〔空気の流れと各部品の動作との関係〕 .スロットルレバー40を押し込むと、上記の如く開閉弁Aが開弁状態となり 主流路Eを介して空気源と流路切換え弁Bとが連通状態となる。 .ここで、ロアーバルブ50の上流側流路50aの断面積はアッパバルブ51 の上流側流路51aのそれよりも大きいことから、メインバルブ52のバルブ主 体52bは図1に示すように右側に押圧移動せしめられる。したがって、主流路 Eに至っている空気は、上流側流路50a→下流側流路50bの経路でシリンダ ボディ1の後室10内に供給されることとなり、上記ピストン2は図1の二点鎖 線の位置から実線の位置へ移動せしめられる。そして、ピストン2の軸体21と スナップ3の内端とが衝突し、スナップ3は引張コイルバネ31の付勢力に抗し て前進せしめられることになる。 .上記のとき、前室11内の空気の一部はシリンダボディ1とこれに挿入さ れたスナップ3との隙間から外部に排出され、残りは空気流路12→開口50c →開口52c→下流側流路51bの経路で移動する。そして、前記経路からの空 気の圧力と上流側流路51aからの空気圧との総和が、上流側流路50aからの 空気圧よりも大きくなると、バルブ主体52bが左側に移動せしめられ、主流路 Eに至っている空気は、上流側流路51a→下流側流路51b→開口52c→開 口50c→空気流路12の経路でシリンダボディ1の前室11内に供給される。 したがって、ピストン2は図1に示す実線の位置から二点鎖線の位置に復帰する ことになる。この際、後室10内の空気の一部は、排気流路13を介して外部( エキゾーストカバー14内)に排出され、残りは下流側流路50bを介してバル ブ主体52bを図1に示す如く右側に移動せしめる空気圧として作用することと なる。 .上記のようなピストン2の連続的な進退動作によりスナップ3の先端に装着 されたピン打ちが可能となるが、ピストン2を上記構成としてあるから作用の欄 に記載したように振動及び騒音が確実に減衰することになる。
【0016】 ここで、図3に示す如く、この考案に係るエアーハンマと標準のエアーハンマ (ピストンが鉄の固まりである)について同じ条件で振動及び騒音試験を行った 際における試験データを以下に示す。尚、図3において、AHはエアーハンマを 、TBはテストベンチをそれぞれ示し、X,Y,Zは振動の測定方向を示す。 〔振動・騒音試験時の諸条件〕 使用空気圧力:6kgf/cm2 使用エアーホース:内径9.5mm ×5m テストベンチ:木材及び鋼材を打撃する 工具振動レベル(VL):X,Y,Z 測定機器:三方向加速度型ピックアップ PV−93(RION社製) 工具振動レベル計 VM−50(RION社製) 騒音計 NA−20(RION社製) 〔振動・騒音のデータ〕 数値の単位VL(dB) 数値の単位dB(A) 上記データから考案に係るエアーハンマは標準のものと比較して振動及び騒音 が小さいことが判る。
【0017】
【考案の効果】
この考案は上記のような構成であるから、次の効果を有する。 上記作用の欄に記載した内容から、部品を交換することなく長期間使用でき且 つ使用時における振動及び騒音が確実に減衰するエアーハンマを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例のエアーハンマの断面図。
【図2】前記エアーハンマに使用されているピストンの
断面図。
【図3】振動・騒音試験の状態を示す斜視図。
【図4】従来のエアーハンマの外観図。
【図5】従来のエアーハンマのスナップ部の断面図。
【符号の説明】
1 シリンダボディ 2 ピストン 3 スナップ 20 筒状体 21 軸体 22 空室 23 液体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボディ(1)内に収容させたピ
    ストン(2)を空気圧力により連続的に進退させ、前記
    シリンダボディ(1)の一端部に設けたスナップ(3)
    の内端にピストン(2)を衝突させることによりスナッ
    プ(3)の外端部でピン(P)を打ち込む形式のエアー
    ハンマに於いて、ピストン(2)が、シリンダボディ
    (1)の内径と略一致する外径を有した一端開放の鉄製
    の筒状体(20)と、前記筒状体(20)内に抜止め状
    態且つ進退可能に挿入されている鉄製の軸体(21)
    と、前記筒状体(20)と軸体(21)とが形成する水
    密性を有する空室(22)内に充填された液体(23)
    とから成り、前記軸体(21)における筒状体(20)
    からの突出部をスナップ(3)の内端との衝突部とした
    ことを特徴とするエアーハンマ。
  2. 【請求項2】 液体(23)が、オイルであることを特
    徴とする請求項1記載のエアーハンマ。
JP5216093U 1993-09-27 1993-09-27 エアーハンマ Pending JPH0720274U (ja)

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JP5216093U JPH0720274U (ja) 1993-09-27 1993-09-27 エアーハンマ

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JP5216093U JPH0720274U (ja) 1993-09-27 1993-09-27 エアーハンマ

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JPH0720274U true JPH0720274U (ja) 1995-04-11

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ID=12907096

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JP5216093U Pending JPH0720274U (ja) 1993-09-27 1993-09-27 エアーハンマ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09509371A (ja) * 1994-02-28 1997-09-22 アトラス コプコ ブレマ アクチボラグ 圧縮空気駆動モータにおける弁装置
JP2005319055A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Pentax Corp 内視鏡の推進装置
JP2009125931A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Hilti Ag 空気式の打撃機構を有する手工具装置
KR101431955B1 (ko) * 2013-01-09 2014-08-19 에어보스 에어 툴 컴퍼니 리미티드 공압공구용 샤프트를 제작하는 방법 및 동일하게 만들어진 샤프트

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