JPH0720135U - 過熱蒸気による食品のロースティング装置 - Google Patents

過熱蒸気による食品のロースティング装置

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Publication number
JPH0720135U
JPH0720135U JP009644U JP964494U JPH0720135U JP H0720135 U JPH0720135 U JP H0720135U JP 009644 U JP009644 U JP 009644U JP 964494 U JP964494 U JP 964494U JP H0720135 U JPH0720135 U JP H0720135U
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JP
Japan
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zone
superheated steam
food
cooking zone
roasting
Prior art date
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Pending
Application number
JP009644U
Other languages
English (en)
Inventor
守正 榎本
Original Assignee
ジョンソンボイラ株式会社
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Publication date
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  • Commercial Cooking Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過熱蒸気により風味のよいローストチキン、
焼ぶた、ローストビーフ、ハンバーグその他の食品類を
短時間で仕上げることができる。 【構成】 常圧熱処理室1内を調理ゾーン3とローステ
ィングゾーン4に分割し、入口8から調理ゾーン3を通
り、ロースティングゾーン4を通り、同ゾーン4の出口
に達する多孔搬送手段5を設ける。調理ゾーン3の搬送
手段の上下に、食品の前処理に適する温度の加熱蒸気を
食品に吹き付ける過熱蒸気吹き付け手段21、22を設
け、上記ロースティングゾーン4には、調理ゾーン3に
おいて吹き付けた過熱蒸気より高い温度の過熱蒸気を食
品に吹き付けてあぶり焼き食品とする過熱蒸気吹き付け
手段41、42を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、過熱蒸気を利用したローストチキン、焼ぶた、ローストビーフ、 ハンバーグその他の食品類のロースティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特公昭57−58147号公報には耐圧本体内に金網コンベヤを設け、本体の 一端に設けた供給装置から供給された豆などの食品を上記金網コンベヤ上に供給 してコンベヤで搬送する途中で、コンベヤ上の豆などに蒸気を吹き付けると同時 に本体内を蒸気にて加熱する装置が示されている。
【0003】 この公知の装置は、コンベヤ上の豆などを蒸煮するもので、蒸煮後の豆などは 集収ホッパで回収し、取出弁を介して本体外に取出す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来装置では、本体内に吹き込む蒸気が120℃程度の温度の飽 和蒸気であるため、豆などの食品の蒸煮はできるが肉類のあぶり焼などはできな い。
【0005】 この考案の課題は過熱蒸気を用いてローストチキン、ローストビーフなどのあ ぶり焼き食品を得ることができる食品のロースティング装置を提供することであ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は外気の流通をほぼ遮断した状態の常 圧熱処理室内を仕切板により調理ゾーンとロースティングゾーンに分割し、調理 ゾーンの入口から調理ゾーンを通り、仕切板の開口を経てロースティングゾーン を通り、同ゾーンの出口に達する多孔搬送手段を設け、上記調理ゾーンの搬送手 段の上下には、食品の前処理に適する温度の加熱蒸気を搬送手段上の食品に吹き 付ける過熱蒸気吹き付け手段を設け、上記ロースティングゾーンの搬送手段の上 下には、調理ゾーンにおいて吹き付けた過熱蒸気より高い温度の過熱蒸気を搬送 手段上の食品に吹き付けてあぶり焼き食品とする過熱蒸気吹き付け手段を設けた 装置を提供する。
【0007】
【作用】
この考案は上記の構成であり、多孔搬送手段により最初に調理ゾーンに食品を 供給して上下の過熱蒸気吹き付け手段から吹き付ける過熱蒸気により前処理を行 い、この前処理ずみの食品をロースティングゾーンに導いて、その上下の過熱蒸 気吹き付け手段から、上記調理ゾーンの過熱蒸気より高い温度の過熱蒸気を吹き 付けることにより加熱してあぶり焼き食品としたのち、つぎの冷却室へ導く。
【0008】
【実施例】
図面はこの考案の実施例を示すもので、熱処理室1内のほぼ中央を仕切板2で 仕切り、調理ゾーン3とロースティングゾーン4を直列に設ける。 5は多孔搬送手段で、金網製などの多孔無端ベルトからなるベルトコンベヤを 用い、水平の材料供給部6から上り勾配部7となって入口8を経て調理ゾーン3 内を水平となって進み、仕切板2の開口9を通り、ロースティングゾーン4を水 平となって進んだのち、下り勾配部10を経て出口11から進出し、水平となっ てつぎの冷却室12内に入っていく。
【0009】 上記入口8と出口11間は底板14で閉じ、熱処理室1の入口側端壁の内側と 出口側端壁の内側には、それぞれ室1の頂板から垂下する仕切板15、16を設 けて遮蔽ゾーン17、18を設ける。
【0010】 21、22は調理ゾーン3の側壁に固定した上下の過熱蒸気吹き付け手段で、 搬送手段5のキャリア側上下に配置する。 上記手段21、22は図2のように先端を閉鎖した複数のパイプからなり、搬 送手段5のキャリア側の上下に過熱蒸気を吹き付ける複数のノズル23、24を 有し、バルブ25、26を有する配管27に連通する。
【0011】 29は遮蔽ゾーン17の上部に通じる循環用配管でバルブ30を介して循環ブ ロワ31の吸込口に通じ、同ブロワ31の出口は蒸気過熱器32内の過熱管33 の入口に通じ、前記配管27は過熱管33の出口に通じている。
【0012】 蒸気過熱器32はバーナ34を有し、過熱管33内を通過する蒸気を約100 ℃〜120℃に加熱する。 35は補助蒸気供給管で、バルブ36を有し、図示省略してあるボイラに通じ ている。
【0013】 41、42はロースティングゾーン4の側壁に固定した上下の過熱蒸気吹き付 け手段で、搬送手段5のキャリア側の上下に配置する。 上記手段41、42も先端を閉鎖したパイプからなり、キャリア側の上下に過 熱蒸気を吹き付ける複数のノズル43、44を有し、バルブ45、46を有する 配管47に連通する。
【0014】 49は遮蔽ゾーン18の上部に通じる循環用配管でバルブ50を介して循環ブ ロワ51の吸込口に通じ、同ブロワ51の出口は蒸気過熱器52内の過熱管53 の入口に通じ、前記配管47は過熱管53の出口に通じている。
【0015】 蒸気過熱器52はバーナ54を有し、過熱管53内を通過する蒸気を約170 ℃〜200℃に加熱する。 55は補助蒸気供給管で、バルブ56を有し、図示省略してあるボイラに通じ ている。 前記冷却室12内には、搬送手段5上を移動する加工ずみの食品に冷却空気を 吹き付ける複数のノズル(図示省略)を設ける。
【0016】 上記装置の作用を説明すれば、駆動手段により搬送手段5を図1の矢印方向に 駆動すると共に、材料供給部6に人手または、自動供給装置を利用して、処理物 として例えばローストチキン用などの材料57を供給する。
【0017】 一方、ブロワ31、51を運転し、蒸気過熱器32、52の過熱管33、53 内を通る蒸気をバーナ34、54により加熱して100℃〜120℃の過熱蒸気 はバルブ25、26、配管27を経て吹き付け手段21、22に送り、その各ノ ズル23、24から噴出させる。
【0018】 また、170℃〜200℃の過熱蒸気は配管47、バルブ45、46を経て吹 き付け手段41、42に送りその各ノズル43、44から噴出させる。
【0019】 上記の熱処理室1において、調理ゾーン3とロースティングゾーン4内の過熱 蒸気は空気より軽いので遮蔽ゾーン17、18において空気より軽い過熱蒸気が 滞留して外気の流入を防止する。従って、入口8や出口11に蓋をする必要はな い。
【0020】 上記のように、各ノズル23、24、43、44からの過熱蒸気の噴出により 、ゾーン3、4が高温となり搬送手段5上に載せた材料57は最初に調理ゾーン 3において加熱されて適当な温度に上昇し、ロースティングゾーン4に入るとさ らに高温の過熱蒸気のために、表裏全面がこんがりと狐色の照焼き状となって出 口11から出ていく。 上記のように出口11から出た材料は冷却室12に入り、空気冷却により適宜 の温度に下って搬送手段5の先端から引出される。
【0021】
【効果】
この考案の装置に用いる過熱蒸気の特性は蒸気の潜熱+過熱蒸気の顕熱である ため、熱量の非常に高い気体である。しかも、この過熱蒸気が調理ゾーンとロー スティングゾーン内に充満して無酸素状態(空気がない状態)となっているため 、この中で、食品のあぶり焼を行うと、その風味は元より、ロースティングに大 切な焼けむらや黒色の酸化皮膜などが全くなくなり、全面がこんがりと狐色の照 焼状に仕上る。
【0022】 また、過熱蒸気は熱量が高いため、焼上りまでに要する時間が短かく省エネル ギーになる。 また、調理ゾーンでは材料の温度上昇をめざすもので材料が冷凍状態であれば 、あらかじめ解凍してこの調理ゾーンへ入れると材料の温度が迅速に上昇するが 、冷凍食品を解凍せずにそのまま調理ゾーンに入れて解凍と温度上昇とを同時に 行うこともできる。
【0023】 さらに、この考案の装置では多孔搬送手段により材料を搬送しながら過熱蒸気 を充満させた調理ゾーンとロースティングゾーンを順次通過させていく間に上記 の昇温とあぶり焼きを自動的に行うので人手を要せずにきわめて能率のよいロー スティングが行えるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図
【図2】図1のA−A拡大縦断側面図
【符号の説明】
1 熱処理室 2 仕切板 3 調理ゾーン 4 ロースティングゾーン 5 多孔搬送手段 8 入口 9 開口 11 出口 21 過熱蒸気吹き付け手段 22 過熱蒸気吹き付け手段 32 蒸気過熱器 41 過熱蒸気吹き付け手段 42 過熱蒸気吹き付け手段 52 蒸気過熱器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気の流通をほぼ遮断した状態の常圧熱
    処理室内を仕切板により調理ゾーンとロースティングゾ
    ーンに分割し、調理ゾーンの入口から調理ゾーンを通
    り、仕切板の開口を経てロースティングゾーンを通り、
    同ゾーンの出口に達する多孔搬送手段を設け、上記調理
    ゾーンの搬送手段の上下には、食品の前処理に適する温
    度の加熱蒸気を搬送手段上の食品に吹き付ける過熱蒸気
    吹き付け手段を設け、上記ロースティングゾーンの搬送
    手段の上下には、調理ゾーンにおいて吹き付けた過熱蒸
    気より高い温度の過熱蒸気を搬送手段上の食品に吹き付
    けてあぶり焼き食品とする過熱蒸気吹き付け手段を設け
    た過熱蒸気による食品のロースティング装置。
JP009644U 1994-08-05 1994-08-05 過熱蒸気による食品のロースティング装置 Pending JPH0720135U (ja)

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JP009644U JPH0720135U (ja) 1994-08-05 1994-08-05 過熱蒸気による食品のロースティング装置

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JP009644U JPH0720135U (ja) 1994-08-05 1994-08-05 過熱蒸気による食品のロースティング装置

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JPH0720135U true JPH0720135U (ja) 1995-04-11

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JP009644U Pending JPH0720135U (ja) 1994-08-05 1994-08-05 過熱蒸気による食品のロースティング装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006137418A1 (ja) * 2005-06-21 2009-01-22 友田セーリング株式会社 過熱蒸気発生装置、過熱蒸気を用いた食品製造方法および加熱方法

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JPS5070565A (ja) * 1973-10-29 1975-06-12
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