JPH07201140A - ディジタル信号記録伝送方法 - Google Patents

ディジタル信号記録伝送方法

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JPH07201140A
JPH07201140A JP952395A JP952395A JPH07201140A JP H07201140 A JPH07201140 A JP H07201140A JP 952395 A JP952395 A JP 952395A JP 952395 A JP952395 A JP 952395A JP H07201140 A JPH07201140 A JP H07201140A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、上記課題を解決し、バースト
エラーに対する訂正能力が向上するディジタル信号の記
録伝送方法を提供することにある。 【構成】距離の異なる複数のブロックに記録されるディ
ジタルデータ群から生成される第1の誤り検出訂正符号
と、アドレス情報と所定数個のディジタルデータまたは
第1の誤り検出訂正符号から生成される第2の誤り検出
訂正符号により2重に符号化することにより達成され
る。 【効果】一定遅延を与える場合に対して、少ないメモリ
容量で第1の誤り検出訂正符号の遅延量を大きくでき、
さらに、アドレス情報の誤り検出能力が向上するため、
バーストエラーに対する訂正能力が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はディジタル信号を記録再
生する装置に係り、特に誤り検出訂正符号を分散させる
構成で生成および記録するインターリーブ回路に用いて
好適なディジタル信号の記録伝送方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のディジタル信号記録再生装置は、
特開昭58−187039号公報記載のように、入力さ
れる各データ間にブロック単位の遅延によるインターリ
ーブを施して記録再生する方法がとられている。これは
ディジタルオーディオテープレコーダのような装置では
高密度記録を行うため、その結果バースト性のエラーが
増大するがこれをランダムエラーに変換し、誤り検出訂
正符号の効果を高めるとともに誤り訂正不能となった場
合に対しても、その前後のデータが同時に誤りとならな
いようにして、この正しい両データの平均値データで近
似補間することを目的としている。このようにオーディ
オ信号やビデオ信号の場合は誤りデータを平均値補間し
たとしても、D/A変換されて出力する信号では聴覚上
あるいは視覚上それほど支障はない。ところがフロッピ
ーディスクのようにデータレコーダとして使用されるよ
うなディジタル信号の記録再生装置では、データ1ビッ
トの誤りがあっても致命的な欠陥となるため、誤り検出
もれや誤訂正は存在してはならず、もちろん平均値補間
などのデータを変換してしまうような方法は使用できな
い。そこでテープレコーダなどでは絶対的に誤り発生回
数を低減するため記録密度を低くしてエラーレートを低
減させる方法が一般的である。 【0003】この様な従来技術の一例として特開昭59
−84305号公報に記載されるような静止画情報を専
用のフロッピーディスクに記録する電子カメラ(スチル
カメラまたはビデオフロッピー)システムを用いて画像
の代わりにディジタルデータを記録する場合において述
べる。 【0004】図2は電子カメラのデータ記録のための記
録フォーマットである。図中(a)はフレーム構成を示
し、1フレームは128ブロックから構成されるととも
に、21はヘッド接触開始位置に相当し、マージンとし
てバースト信号等が記録される。またID部は入力され
る信号以外の制御信号を付加する領域である。(b)は
1ブロックの構成を示しており、Syncは同期信号、
BAはブロックアドレスおよびサブコード、CRCはB
A部の誤り検出を行うパリティ符号である。PCMda
ta領域は入力されるデータを32サンプル(1サンプ
ルは8ビットで全256ビット)に分散し、C1,C2
PCMdataの誤り検出および訂正を行うための第1
および第2の符号を記録する領域で、たとえばリードソ
ロモン符号等が生成されて記録される。22はビデオフ
ロッピーディスクとよばれる磁気シートであり、図中2
3〜26に示すような4セクタに分割して記録する方法
がとられる。 【0005】図3は従来のインターリーブによるメモリ
マップである。図中BLOCKは図2に示した1ブロッ
ク構成と対応しており、Sはサブコード等、所定の冗長
符号を記録する領域、Dは入力されるPCMデータの記
録領域、C1,C2は第1および第2の誤り検出訂正符号
による冗長パリティ符号を記録する領域である。従来の
インターリーブでは、入力される時系列順の各データに
それぞれ同一の遅延を与えて同図矢印Bに示した位置に
各々記憶する。また矢印Bに位置するデータから第2の
符号C2を生成して上記同一の遅延による矢印Qの位置
に記憶する。さらに第1の符号C1は矢印Aに位置する
PCMデータおよび符号C2から生成し、矢印Pで示し
た様に矢印Aと同一ブロック上に記憶する。ここで各ブ
ロックの同期信号から符号C1までを矢印A,Pの順で
かつブロック番号の順に従って読みだし記録する。した
がって入力される時系列データおよび符号C2は矢印
B,Qで示したようなブロックごとに遅延されたインタ
ーリーブがかかることになり、またC1は1ブロックで
完結して生成、記録されることになる。 【0006】上記従来の技術によるインターリーブを施
した記録方法では、2点の課題があげられる。第1は重
ね書きによるアフターレコーディングを行った際の消え
残りによる誤りの誤検出、誤訂正が発生すること。第2
は予め決められたメモリ領域内で一定遅延のインターリ
ーブによる訂正符号の生成を行うことによるメモリ容量
との不整合あるいは訂正能力の劣化である。以下この課
題について詳細に説明する。 【0007】図4は上記第1の課題を説明する図で、図
中a,bは各フレーム信号中のブロックおよびそのブロ
ック番号である。ここで(a)は正常な状態で信号が記
録される位置関係を示しており、磁気シートの回転に応
じて生じるTAC1パルスで挾まれた位置Tに記録され
る。また(a)の様に記録されている上から重ね書きに
よってアフターレコーディングを行った場合に、しかも
TAC2パルスが同図(b)のように本来記録される位
置Tからずれた場合を考える。この時アフターレコーデ
ィング後の信号は同図(c)のようになり、Eで示した
部分はアフターレコーディング信号(b)の終了部にあ
たるため、古いブロックデータa125,a126が誤りにな
ったとする。この時a127,a128は古いデータではある
がブロック完結形で生成、記録されたC1符号によるチ
ェックを行った場合、誤りとはならない。また再生時に
おいては同図(c)のパルスRPのように、本来記録さ
れる領域Tより前後ともマージンをとったRの領域でデ
ータ検出が行われるため、(b)のようにアフターレコ
ーディングが行われると、データはT領域にあるb3
4,…,b128,a125,a126,a127,a128の128
個が新しく記録されたデータとして取り扱われることに
なる。この結果、a125,a126が誤りとなっている場
合、誤りと判断されていないb3〜b128およびa127
128の各データにより誤りデータa125,a126の誤り
訂正が行われることになり誤訂正が発生してしまうこと
になる。したがって、従来の装置では記録が終了した際
に同図(d)の斜線部に示したようなアフターレコーデ
ィングマージンとして一定の期間無信号を記録するため
の回路および装置が必要であった。 【0008】次に第2の課題を説明する。ディジタル記
録装置においては前述したようなブロック単位で完結す
る誤り訂正符号C1が付加されるが、さらに効果的な訂
正能力を得るために、これらにクロスした斜交の系列で
第2の誤り訂正符号C2が付加されることが多い。この
場合隣接するデータ間の遅延をより大きくすることでバ
ースト性のエラーに対する訂正能力を向上させる効果が
得られる。しかしながら遅延を大きくすればするほど必
要となるメモリ容量も大きくなる。ここで一定ブロック
数から構成されるフレーム内でC2符号を完結させる場
合等においてはメモリの容量が一定に決められるため、
この領域内でより大きな遅延を与えてやれば最大の効果
が発揮できることになる。ところが従来のように一定の
遅延で隣接するデータの距離dを大きくする時、たとえ
ば1フレームが128ブロックで構成され、C2符号が
36サンプルから生成される場合は、128/36以下
の最大の整数は3となり、隣接するデータの距離dは3
ブロックとなる。しかしながらdを3で一定にすると3
6×3=108ブロックとなって最大128ブロックの
分散に対して効率良く分散したことにはならず、それだ
けバーストエラーに対する訂正能力が薄れることになっ
てしまう。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
課題を解決し、バーストエラーに対する訂正能力が向上
するディジタル信号の記録伝送方法を提供することにあ
る。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的は、ディジタル
データ群に第1の冗長符号を付加して第1の誤り検出訂
正符号を構成し、所定数個の前記ディジタルデータまた
は第1の冗長符号に第2の冗長を付加して第2の誤り検
出訂正符号を構成し、所定数個の前記ディジタルデータ
または第1の冗長符号と第2の冗長符号とでブロックを
構成し、ブロックを複数個単位で1フレームを構成して
記録するディジタル信号記録伝送方法において、ブロッ
クには、少なくともブロックの順序を識別するアドレス
情報を付加し、第1の誤り検出訂正符号は、それぞれ異
なるブロックに記録されるディジタルデータ群と、ディ
ジタルデータ群から生成される複数個の第1の冗長符号
により構成し、第2の誤り検出訂正符号は、アドレス情
報と所定数個のディジタルデータまたは第1の冗長符号
と第2の冗長により構成し、第1の誤り検出訂正符号を
構成するディジタルデータ群および複数個の第1の冗長
符号が分散して記録される隣接データの任意のブロック
間の距離を、少なくとも1箇所以上は異なるように配置
して、例えば第1の距離をd1、第2の距離をd2として
記録することにより達成される。 【0011】 【作用】これにより、第1の誤り検出訂正符号の隣接す
るデータ間の遅延が、一定遅延量を与えた場合に換算し
て(d1+d2)/2となり、d1とd2の値を最適に設定
すれば、一定遅延を与える場合に対して、少ないメモリ
容量で遅延量を大きくでき、バーストエラーに対する訂
正能力が向上する。 【0012】さらに、第2の誤り検出訂正符号にブロッ
クのアドレス情報を含めることにより、アドレス情報の
誤り検出能力が向上し、バーストエラーによりブロック
のアドレスを誤って検出してしまうことを防止できる。 【0013】 【実施例】以下本発明の一実施例を図1により説明す
る。 【0014】図1(a)は誤り検出訂正符号生成あるい
はインターリーブのためのメモリーマップで、(b)は
その一部の拡大図であり、図2(b)のブロック構成と
対応して示している。ここで入力された時系列のディジ
タルデータは矢印A’で示した順でメモリーマップ上黒
丸W1〜W32で示した位置に順次記憶されてゆくものと
すると、同図中白丸D1〜D3で示した位置のデータ32
個から矢印B’の順でC2符号q0〜q3が生成され、図
示した位置に記憶される。ここでC2符号が生成される
データD1〜D32の記憶位置、および生成されたC2符号
0〜q3の記憶位置は隣り合うデータ間の遅延ブロック
距離dが交互にd=3,d=4となるような非線形の形
となっている。またC1符号P0〜P3を生成するデータ
は図中黒丸W0〜W32およびC2符号Q0〜Q3の37個
で、矢印A’の順により生成されるとともに(b)に示
したP0〜P3の位置すなわちd’=1の関係となるよう
な遅延のかかった位置に記憶される。このように記憶さ
れたデータを磁気シートに記録するために読みだす順番
を図中矢印A’の順とする。つまり図1(b)において
第n番目のブロックに示したように、Sync,W0
S,P,W1〜W32,Q0〜Q3,P0,P1’,P2’,P
3’の順とする。この結果はすなわち入力された時系列
なデータはインターリーブをかけることなく、入力した
順で読みだし記録する。また、C2符号についてはd=
3,d=4の非線形インターリーブを施し、4シンボル
のC1符号P0〜P3についてはC2符号生成のための遅延
ブロック距離dの最小値であるd=3以下となるように
それぞれ隣り合うブロック間距離d’=1となるスクラ
ンブルをかけた状態で記録するもので、4ブロックでC
1符号が完結するようになっている。 【0015】このような方法で記録する場合は、アフタ
ーレコーディングマージンを設けることなく前述した問
題点が解決できる。次にその様子を図5により説明す
る。 【0016】図5において図4と同一符号は同一の意味
を持った同一内容を表すものである。ここでTAC2
ルスがずれた状態でアフターレコーディングを行い、消
え残りブロックa125〜a126が生じた際、(ただしa
125,a126は誤りブロックとする)TAC2パルスがず
れた分を検出してT’の領域でC1符号チェックを行っ
た場合、たとえばb126ブロック中のデータW0〜W32
0〜Q3,および同図(d)のP4,P5,P6,P7のデ
ータによるC1チェックではすべてのデータに誤りがな
ければ正しいデータとして判断される。しかしTAC2
パルスのずれ分を検出補正する回路および装置を設けて
いない場合、TAC2がずれていないものとしてC1チェ
ックを行うため、T”の領域のデータを用いてC1によ
る誤り検出を行うことになる。たとえばa127ブロック
中のデータW0〜W32とQ0〜Q3およびP8’,P9’,
10”,P11”によるチェックではW0〜W32とQ0〜Q
3およびP8’,P9’は消え残りの古いデータであり、
10”,P11’はアフターレコーディングによって重ね
書きされた新しいデータであるため、当然C1チェック
では誤りが検出されることになる。同様にa128ブロッ
クについても誤りと判断される。すなわちE2領域では
全ての誤りデータと判断されることにより誤りの誤検
出、および誤訂正は起こりえないだけでなく、連続的に
誤りブロックとなるE2領域を検出し、T領域からのず
れ分を正しく補正したT領域のデータを用いてチェック
することが可能である。 【0017】図6は本発明による他の一実施例である図
6において図1と同一符号は同一意味を持った同一内容
を表すものである。ここでC2符号q0〜q3は遅延ブロ
ック距離d=8としたインターリーブとし、C2生成の
ためのD1〜D16のデータおよびD17〜D32についても
d=3とする非線形な生成順位である。また、隣り合う
2符号q0,q1,q2,q3の遅延ブロック間距離はd
=8としたことにより、4シンボルの隣りあうC1符号
0,p1,p2,p3の各遅延ブロック間距離はd’=2
とできるものである。この実施例においてはC1符号が
7ブロックで完結するため、アフターレコーディングマ
ージンを6ブロック長とった回路構成の装置と同等の効
果を有することになる。 【0018】図7は本発明による他の一実施例であり、
図1と同一符号は同一意味を持った同一内容を表すもの
である。ここで入力される時系列のディジタルデータは
矢印A’で示した順でメモリーマップ上黒丸W1〜W32
で示した位置に順次記憶されてゆくものとすると、同図
中黒丸W1〜W32で示した位置のデータおよび仮定され
たC2符号データQ0〜Q3の37個から矢印A’の順に
よりC1符号P0〜P3が生成され、黒丸で図示した位置
に記憶される。またC2符号は図中白丸で図示した位置
の矢印B’の順、すなわちD1〜D16,d17〜D32およ
びC1符号P0〜P3の37個から新しくC2符号を生成
し、図中白丸q0〜q3の位置に記憶する。ここでC2
号を生成するためのデータD1〜D16およびD17〜D32
は隣り合うデータ間の遅延ブロック距離はd=3で、ま
たP0〜P3はd=4とするとともに生成されたq0〜q3
のデータもd=4とするものである。さらにこのように
記憶されたデータにおいてC2符号Q0〜Q3およびC1
号P0〜P3については、同図(b)のq0〜q3およびp
0〜p3のように遅延ブロック間距離d’=1でスクラン
ブルをかけて記憶し、磁気シートに記録するために読み
だす順番はたとえば同図(b)の第n番目のブロックに
ついて示すと、Sync,S,P,W1〜W32,Q0,Q
1,Q2,Q3,P0,P1,P2,P3の順とする。この結
果入力されるPCMデータについてはインターリーブを
かけることなく時系列で出力され、C1およびC2符号に
ついては非線形インターリーブがかかることになる。 【0019】次に本発明を実現するディジタル信号記録
再生装置のディジタル信号処理回路の一実施例を図8お
よび図9を用いて説明する。図8は記録系を構成する回
路のブロック図で、1はA/D変換器、2はサブコード
の入力インターフェース、3はブロックアドレスおよび
IDコード生成回路、4はパリティ生成回路、5はメモ
リ、6はメモリのアドレスコントロール回路、7はC2
符号生成回路、8はC1符号生成回路、9はタイミング
クロック生成回路、10は変調回路である。ここでアナ
ログ信号が入力端子Aから、またサブ信号が入力端子B
から入力されると、アナログ信号はA/D変換器1によ
りディジタル信号に変換するとともに1ブロックを構成
するデータがそろうごとにブロックアドレスおよびID
コードをブロックアドレス、IDコード生成回路3によ
り生成する。さらに生成されたブロックアドレスおよび
IDコードからパリティたとえばCRC符号等をパリテ
ィ生成回路4により生成する。またA/D変換器の出力
であるディジタル信号は時系列にメモリ5に記憶し、こ
のメモリ内のデータを読みだしてC2符号およびC1符号
をC2符号生成回路7およびC1符号生成回路8により生
成し、メモリ5に記憶させる。このときC2符号および
1符号生成のためのデータ読みだし順序あるいは、生
成した符号をメモリ5に記憶するときのアドレスは、た
とえば図1、図6、図7の例で示したような順序となる
ようにアドレスコントロール回路6を制御してメモリ5
からデータを読みだし、変調回路10により同期信号を
付加するとともにディジタル変調を施して出力端子Oか
ら出力し、たとえば磁気フロッピーディスク等の記録媒
体に記録する。なお、タイミングクロック生成回路9は
各回路で必要とするタイミングクロックを発生する回路
である。 【0020】図9は同装置の再生系を構成する回路のブ
ロック図で、11はデータストローブ回路、12は同期
信号検出保護回路、13は復調回路、14はパリティチ
ェック回路、15はメモリ、16はメモリのアドレスコ
ントロール回路、17はC1符号復調回路、18はC2
号復号回路、19はタイミングクロック発生回路、20
はD/A変換器である。同図において記録媒体に記録さ
れた信号を再生した信号を入力端子INへ入力し、デー
タストローブ回路11により各信号の“1”あるいは
“0”の判別を行うとともにその間隔を判別してもとの
矩形波の記録変調波系に整形する。この矩形波パターン
から同期信号検出保護回路12により同期信号パターン
を検出し、フレーム同期をかけてデータストローブ回路
11の出力を復調回路13によりディジタル復調を行っ
てもとのディジタル信号を得る。次にパリティーチェッ
ク回路14によりブロックアドレスおよびIDコードの
符号誤りを検出するとともに復調されたディジタルデー
タはジッタ成分等を吸収して、メモリ15に記憶させ
る。さらに、このメモリ15に記憶したデータを読みだ
してC1符号の復号をC1復号回路17により行い、誤り
検出をするとともにC2復号回路18でC2符号の復号を
おこなって、誤り検出および訂正をおこなってメモリ1
5に記憶されていた誤りデータを訂正し置換するととも
に、D/A変換器20によってもとのアナログ信号に変
換して出力端子OUTから出力する。なおタイミングク
ロック生成回路は各回路で必要とするタイミングあるい
はクロックを生成し、供給するものである。 【0021】以下に図8で示した、本発明によるインタ
ーリーブを実現するメモリのアドレスコントロール回路
の動作および回路の一実施例を図10、図11に従い説
明する。図10は本発明の一実施例を示した図1の方法
に対応したメモリマップであり、図11はこのメモリア
ドレスを生成するアドレスコントロール回路である。図
10の枠内の数字は各データを記憶するためのアドレス
を示しており、本実施例はいったんメモリに記憶させた
PCMデータ、ID、サブコード、C1、C2をフロッピ
ーディスクへの記録のためにメモリからデータを読みだ
す際のアドレスを0から1ビットずつカウントアップに
より生成できるように設計した例である。ここで入力さ
れるPCMデータは1フレーム(32バイト×128ブ
ロック)単位となる様制御されており、記憶するアドレ
スは図10でアドレスが3,4,5,…,3,4,4
6,47,…,77,89,…,120,…,5495
のように、PCMdata領域を順次埋めてゆくように
図11のPCMデータ書き込みアドレス生成用ROM6
7,68で上記アドレスを生成する。ここでADR.R
OM2は3,4,5,…,34の32個アドレスデータ
を出力し、OFFSET.ROM2はブロックが変わる
ごとにそのオフセット量として0,43,86,12
9,…なるデータを出力して加算器75で加算すること
によりPCMdata領域に示したアドレスを生成する
ものである。なおROMのアドレスを指定しているカウ
ンタ64、62は32分周および128分周カウンタで
データ数とブロック番号をそれぞれカウントするカウン
タである。PCMdata領域に1フレーム分のデータ
がすべて記憶された後、IDを生成し、アドレスの0,
1,2,43,44,45,86,…,5461,54
62,5463に順次記憶する。この動作を図11の3
分周カウンタ63によりID,parity書き込みア
ドレス生成用ROM68から0,1,2,43,4,4
5,…を読みだし、ブロック数カウンタCNT128によ
りID,parity書き込みアドレス生成用オフセッ
トROM67から0,43,86,129,…を読みだ
して加算することにより実現する。 【0022】次にC2符号生成のために図1矢印B’で
示した順すなわち図10でアドレス3,134,30
7,…の順で32個のメモリアドレスをC2生成用デー
タ読みだしアドレスおよびC2データ書き込みアドレス
生成用ROM72およびC2生成用データ読みだしアド
レスおよびC2データ書き込みアドレス生成用オフセッ
トROM71により各アドレスを生成してデータを読み
だし、4個のC2符号Q0,Q1,Q2を生成した後さらに
ROM71,72により図1で示した所定のアドレスを
生成して記憶する。最後に上記手順で記憶したブロック
アドレス、PCMデータ、C2符号を用いてC1符号を生
成する。すなわち、41分周カウンタ66とブロック数
カウンタ62で、C1生成用データ読みだしアドレスお
よびC1データ書き込みアドレス生成用ROM73,7
4を駆動し、両ROMを加算器75で加算することによ
り所定のアドレス0,3,4,5,…,37,38を生
成して各データを読みだし、4個のC1符号P0,P1
2,P3を生成してさらにROM73,74および加算
器62によりアドレス39,40,41,42を生成
し、この位置に記憶する。以上で冗長符号を含む1フレ
ームデータ全てが埋め尽くされたことになり、この時5
504分周カウンタ61により0,1,2,…,550
4までのカウント値をそのままアドレスとしてメモリか
らデータを読みだし、フロッピーディスクに記録すれば
図1で示した本発明のインターリーブが実現できる。 【0023】なお図11でMPXは上記各動作を行うタ
イミングで指定したアドレスが出力される様にSele
ct信号で切り替える5入力1出力のマルチプレクサで
あり、このSelect信号および各動作を行うために
必要なクロックSCK0〜SCK4は図8で示したタイミ
ングクロック生成回路9により生成するものである。ま
た図11で実現するアドレス生成回路はたとえば大容量
ROM1個で実現することもできる。図12はその回路
図で77はカウンタ、79は大容量ROMまたはPLA
等のデコーダ機能を有する回路、5はメモリである。こ
こでROM79は図10、図11で説明した動作および
アドレスデータを順次出力する様に設計されており、カ
ウンタ77によりまずPCMデータの記憶のためのアド
レス(13bit×32word×128Block=
53.248kbit)、次にID記憶のためのアドレ
ス(13bit×3word×128B1ock=4.
992kbit)、C2生成のための各読みだしおよび
生成したC2符号の記憶用のアドレス(13bit×
(32+4)word×128Block=66.56
kbit)、C1生成のための各データ読みだしおよび
生成したC1符号の記憶ようのアドレス(13bit×
(37+4)word×128Blook=68.22
4kbit)を出力するため、以上24.128kバイ
ト以下の容量であればよい。このROM79により所定
のアドレスを生成してPCMデータ、ID,C2,C1
号をメモリに記憶させ、冗長符号を含む1フレームデー
タすべてを記憶した後にディスクに記憶するためのデー
タ読みだし用のアドレスをカウンタ78により出力して
マルチプレクサ80で切換を行うことで本発明のインタ
ーリーブを実現するメモリのアドレスコントロール回路
を構成するものである。 【0024】 【発明の効果】本発明によれば、少なくとも2種類以上
の異なる距離d1〜dn(遅延量)を備え、C2符号を構
成する系列のそれぞれ隣接するデータ間に上記異なる遅
延量を組み合わせて与え、符号が完結する総遅延量が所
定のメモリ容量(あるいはブロック数)に最も近付ける
ことができるので、一定のメモリ領域内で一定遅延量を
与えた場合に対して効率の良い分散ができ、隣接するデ
ータ間の遅延が大きくできるためバーストエラーに対す
る訂正能力が向上する。 【0025】また特許請求の範囲第2項の効果はたとえ
ばC2符号がフレームで完結し、1フレームが128ブ
ロックで構成され、C2符号が36サンプルから生成さ
れる場合において、第1の距離d1を3ブロックとし、
これと異なる第2の距離d2を4ブロックとして隣接す
るデータ間でそれぞれ交互に与えて記録するため、一定
遅延量を与えた場合に換算して隣接するデータ間の遅延
が(3+4)/2=3.5ブロックとなり、一定遅延d
=3ブロックとした場合に対してバーストエラーに対す
る訂正能力が0.5ブロック長向上する。またC2符号
が完結する総遅延量は3.5×36=126ブロックと
なり、データ格納のために既存する128ブロック相当
のメモリ容量を最大限有効に活用できて整合性が良い。 【0026】さらに、C1符号にブロックのアドレス情
報を含めているので、ブロックアドレスが誤って検出さ
れても、その誤りをC1符号による誤り検出訂正時に検
出することができ、ブロックのアドレスの誤検出を防止
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による記録方法の一実施例を示す各デー
タのメモリマップ図。 【図2】電子カメラのデータ記録方法を示す磁気シート
フォーマット図。 【図3】従来の記録方法である各データのインターリー
ブを示すメモリマップ図。 【図4】従来の記録方法で生じる問題点を示す概念図。 【図5】本発明による効果を示す概念図。 【図6】本発明による記録方法の他の一実施例を示すデ
ータのメモリマップ図。 【図7】本発明による記録方法の他の一実施例を示すデ
ータのメモリマップ図。 【図8】本発明による記録方法を実現する記録再生装置
の記録系回路のブロック図。 【図9】本発明による記録方法を実現する記録再生装置
の再生系回路のブロック図。 【図10】本発明による記録方法の他の一実施例を示す
データのメモリマップ図。 【図11】本発明による記録方法を実現するメモリのア
ドレスコントロール回路の一実施例を示すブロック図。 【図12】本発明による記録方法を実現するメモリのア
ドレスコントロール回路の他の一実施例を示すブロック
図。 【符号の説明】 W0〜W32…C1符号生成用PCMデータ、 P0〜P3…C1冗長符号、 A’…C1符号生成順序、 D1〜D32…C2符号生成用PCMデータ、 q0〜q3…C2冗長符号、 B’…C2符号生成順序、 d…インターリーブによるブロック間遅延距離、 1…A/D変換器、 2…サブコードの入力インターフェース回路、 3…ブロックアドレスおよびIDコード生成回路、 4…パリティ生成回路、 5…メモリ、 6…メモリのアドレスコントロール回路、 7…C2符号生成回路、 8…C1符号生成回路、 9…タイミングクロック生成回路、 10…変調回路、 11…データストローブ回路、 12…同期信号検出保護回路、 13…復調回路、 14…パリティチェック回路、 15…メモリ、 16…メモリのアドレスコントロール回路、 17…C1符号復号回路、 18…C2符号復号回路、 19…タイミングクロック生成回路、 20…D/A変換器。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 576 F 9074−5D 20/12 102 9295−5D

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ディジタルデータ群に第1の冗長符号を付加して第
    1の誤り検出訂正符号を構成し、所定数個の前記ディジ
    タルデータまたは第1の冗長符号に第2の冗長を付加し
    て第2の誤り検出訂正符号を構成し、前記所定数個の前
    記ディジタルデータまたは第1の冗長符号と前記第2の
    冗長符号とでブロックを構成し、前記ブロックを複数個
    単位で1フレームを構成して記録するディジタル信号記
    録伝送方法において、 前記ブロックには、少なくともブロックの順序を識別す
    るアドレス情報を付加し、 前記第1の誤り検出訂正符号は、それぞれ異なるブロッ
    クに記録されるディジタルデータ群と、前記ディジタル
    データ群から生成される複数個の第1の冗長符号により
    構成し、 前記第2の誤り検出訂正符号は、前記アドレス情報と所
    定数個の前記ディジタルデータまたは第1の冗長符号と
    第2の冗長により構成し、 前記第1の誤り検出訂正符号を構成する前記ディジタル
    データ群および複数個の第1の冗長符号が分散して記録
    される隣接データの任意のブロック間の距離を、少なく
    とも1箇所以上は異なるように配置して記録することを
    特徴とするディジタル信号記録伝送方法。 2.前記第1の誤り検出符号を構成するディジタルデー
    タ群および複数個の第1の冗長符号が分散して記録され
    る第1の距離を3ブロックとし、第2の距離を4ブロッ
    クとして、前記第1および第2の距離で交互に配置して
    記録することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    ディジタル信号記録伝送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61154227A (ja) * 1984-12-26 1986-07-12 Mitsubishi Electric Corp 2段符号化方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61154227A (ja) * 1984-12-26 1986-07-12 Mitsubishi Electric Corp 2段符号化方法

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