JPH07200316A - 子プロセス生成方式 - Google Patents

子プロセス生成方式

Info

Publication number
JPH07200316A
JPH07200316A JP33784193A JP33784193A JPH07200316A JP H07200316 A JPH07200316 A JP H07200316A JP 33784193 A JP33784193 A JP 33784193A JP 33784193 A JP33784193 A JP 33784193A JP H07200316 A JPH07200316 A JP H07200316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
child
generation
parent
processes
generation process
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP33784193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Osada
和久 長田
Minoru Noda
実 野田
Tatsuo Hanzawa
健生 半澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP33784193A priority Critical patent/JPH07200316A/ja
Publication of JPH07200316A publication Critical patent/JPH07200316A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi Processors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 親子関係の変更処理時間および子プロセス全
体の生成時間の短縮化をともに図ることを目的とする。 【構成】 第一世代プロセス0の仕事の一部を分担して
処理するためのn個の子プロセスを生成するとともに、
これらの子プロセスのそれぞれと第一世代プロセス0と
の親子関係を確保するようにしたものであって、子プロ
セス1〜15の生成については、各世代プロセスが必要に
応じて生成するといった木構造的な態様で実行し、少な
くとも第三世代以降の子プロセス3、5、6、7、9〜
15のそれぞれは、自分の親プロセスに親子関係の切離し
を、また第一世代プロセス0に親子関係の設定を要求
し、親プロセスおよび第一世代プロセス0は当該要求に
合わせて親子関係を更新するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、子プロセス生成方式に
関し、特に第一世代プロセスの仕事の一部を分担して処
理するための所定個数の子プロセスを生成する方式に関
する。なお、1つのジョブステップ(またはジョブ)は
1つのプロセス(第一世代プロセス)、または第一世代
プロセスとこれのいくつかの子プロセスとからなってい
る。
【0002】そして、本明細書で用いる「親プロセ
ス」、「子プロセス」とは任意のプロセス生成のときの
生成する側と生成される側の各プロセスを示す相対的な
概念であって、例えば第四世代プロセスは自分の親にあ
たる第三世代プロセスの子プロセスであると同時に第五
世代プロセスの親プロセスでもある。
【0003】また、第一世代プロセスや複数の子プロセ
スなどの各プロセスの処理は単一プロセッサや通信回線
を介したマルチプロセッサにより実行されることになる
が、本発明にとってこの実行プロセッサの状況は任意で
あり、本明細書ではマルチプロセッサの使用を一応の前
提としている。
【0004】一般に、1つのプロセス(第一世代プロセ
ス)の仕事の一部を複数の子プロセスが分担して処理す
る、例えば第一世代プロセスが実行予定の科学技術計算
の一部を所定個数の子プロセスが担当しててこれらのプ
ロセス全体によりこの計算を終了させるといったことが
行われている。
【0005】この場合、当該所定個数だけの子プロセス
の生成時間の短縮を図るとともに、当該子プロセスと第
一世代プロセスとの親子関係を確保することが要請され
ており、本発明はこのような要請に応えるものである。
【0006】なお、通常、前記任意のプロセス(第一世
代プロセス)は例えば行列計算などの応用プログラム及
びその処理デ−タ並びに自プロセスのIDなどを記述し
たもので、子プロセスの生成に際してはこの記述内容が
いわばコピーされることになる。このような子プロセス
の生成方式は、例えばUNIXオペレーティングシステ
ムではforkシステムコールを用いることにより実現され
ている。
【0007】
【従来の技術】図6および図7は、一般的な、n個の子
プロセスの生成方式の概要を示すものであり、 ・第一世代プロセスがn個の子プロセスを順次生成する
方式(図6参照) ・第一世代プロセスから木構造的に第二世代、第三世代
・・・といったn個の子プロセスを生成していく方式
(図7参照) とに大別される。
【0008】そして、n個の子プロセスの生成に要する
時間は、図6の方式ではnのオーダ、図7の方式ではlo
g nのオーダとなり後者の方が短時間でこれら子プロセ
スの生成を行うことができる。
【0009】その反面、後者の木構造的な子プロセス生
成方式では、第三世代以降の子プロセスは第一世代プロ
セスとの間に親子関係が確保されておらず、例えば第三
世代プロセスが異常終了したとき、その子プロセスであ
る第四世代プロセス以降のものがたとえ正常終了したと
しても強制終了となるのでそれまでの処理がむだにな
る。
【0010】また、図6の子プロセス生成方式により親
プロセス(第一世代プロセス)がn個の子プロセスをを
発生するには、例えばforkシステムコールをn回呼び出
してそれを実行すればよい〔図6(a) 参照〕。
【0011】なお、プロセッサを指定したプロセスの生
成は、forkシステムコールを拡張したpeforkシステムコ
ールにより行う。そして、このpeforkは、プロセスを生
成すべきプロセッサIDを受け取り、 ・指定されたプロセッサ番号(ID)が自プロセッサな
ら、forkと同様に子プロセスを生成し、 ・指定されたプロセッサ番号(ID)が自プロセッサと
は異なるプロセッサであれば、当該プロセッサと通信し
て必要な子プロセスを生成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の子
プロセス生成方式では、n個の子プロセスの生成時間の
短縮を図ることと、子プロセスのそれぞれと第一世代プ
ロセスとの親子関係の確保を図ることとの両者を満足さ
せることができないという問題点があった。
【0013】そこで、本発明では、前記の木構造的な手
法を基本としてn個の子プロセスを、その親プロセスや
第一世代プロセスのIDが承継されるかたちで生成する
とともに、生成後には少なくとも第三世代以降の世代プ
ロセスそれぞれの親子関係を変更してこれらのプロセス
が第一世代プロセスに管理されるようにし、さらには第
一世代プロセスが優先的に子プロセスを生成していくよ
うにすることにより、親子関係の変更処理時間および子
プロセス全体の生成時間の短縮化をともに図ることを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図において、[1] は子プロセス生成の様子
を、また[2] は第三世代以降の各プロセスと第一世代プ
ロセスとの間に親子関係を設定するための基本的手順を
それぞれ示している。
【0015】ここで、0は第一世代プロセスを示し、1
〜15はそれぞれ子プロセスの番号とプロセス生成の優先
順位とを示しており、 ・子プロセス1、2、4および8は第二世代プロセス ・子プロセス3、5、6、9、10および11は第三世代プ
ロセス ・子プロセス7、12、13および14は第四世代プロセス ・子プロセス15は第五世代プロセス となっている。
【0016】そして、子プロセスの生成は、 ・先ず、第一世代プロセス0がその子プロセス1を生成
し、 ・次に、第一世代プロセス0がその子プロセス2を、ま
た第二世代プロセス1がその子プロセス3をそれぞれ生
成し、 ・次に、第一世代プロセス0がその子プロセス4を、第
二世代プロセス1がその子プロセス5を、第二世代プロ
セス2がその子プロセス6を、また第三世代プロセス3
がその子プロセス7をそれぞれ生成し、 ・次に、第一世代プロセス0がその子プロセス8を、第
二世代プロセス1がその子プロセス9を、第二世代プロ
セス2がその子プロセス10を、第二世代プロセス4がそ
の子プロセス11を、第三世代プロセス3がその子プロセ
ス12を、第三世代プロセス5がその子プロセス13を、第
三世代プロセス6がその子プロセス14を、また第四世代
プロセス7がその子プロセス15をそれぞれ生成するとい
った順序になっている。
【0017】また、子プロセスの生成に際しては、後述
のようなかたちでそれぞれの親プロセスの番号(I
D)、例えば第四世代プロセス(子プロセス)7の場合
には第三世代プロセス3の番号と第一世代プロセス0の
番号(ID)とが承継される。
【0018】そして、これらの承継されたプロセス番号
やこれに対応する後述のプロセッサ番号(図3および図
4参照)に基づき、生成完了の子プロセスと第一世代プ
ロセス0との間の新たな親子関係設定が(a) や(b) の手
順で行われる。
【0019】すなわち、(a) の手順は、 各プロセスは、自分が生成した子プロセスの番号を自
らのプロセス管理表に記載し(図2参照)、 第三世代以降の各プロセス、すなわち第一世代プロセ
ス0のプロセス管理表に(子プロセスとして)記載され
ていない子プロセス3、5、6、7、9〜15のそれぞれ
は、 ・親子関係の切離しを自らの親プロセス、例えば子プロ
セス7の場合にはその親プロセスである第三世代プロセ
ス3に要求するとともに、 ・第一世代プロセス0には新たな親子関係の設定を要求
し、 この要求を受けた親プロセスや第一世代プロセス0
は、自らのプロセス管理表の内容を当該要求に応じて更
新するといったものである。
【0020】また、(b) の手順は、 ′第一世代プロセス0は、第二世代以降の各プロセス
についてのプロセス管理表をそれぞれの生成前にあらか
じめ仮作成しておき、 ′第二世代または第三世代以降の各プロセスは、自ら
の生成完了を第一世代プロセスに通知し、 ′この通知を受けた第一世代プロセス0は、仮作成の
プロセス管理表の対応部分に生成完了のフラグをたてる
といったものである。
【0021】ステップ′のプロセス管理表には生成予
定の子プロセスそれぞれのプロセッサ番号などを記入し
ておいてもよく、またステップ′で第三世代以降の各
プロセスを用いる場合には、(a) の手順のときと同じよ
うに、第一世代プロセス0が第二世代の子プロセスを生
成した段階でその旨を前記プロセス管理表に記入するこ
とになる。なお、ここで用いるプロセッサ番号は1つの
ジョブステップ内では一意になるように仮想化されてお
り、この仮想化によって、プロセッサ番号で子プロセス
を識別することが可能となる。
【0022】
【作用】本発明は、このように、第一世代プロセスから
スタートしてn個の子プロセスを木構造的に生成すると
ともに、これらのプロセスのそれぞれを第一世代プロセ
スの子プロセスにするべく当該プロセスの親子関係を変
更するようにしたものである。
【0023】さらには、この木構造的な子プロセスの生
成に際して、 ・親プロセスとなりえる複数のプロセスが同時に存在し
それぞれの世代が異なる場合には第一世代プロセスまた
はこれに近い方のプロセス ・同じ近さ(同じ世代)なら、先に生成された方のプロ
セス を優先させることにより、第一世代プロセス自身から生
成される子プロセスの個数をより増やしてその後の親子
関係の変更の必要数が減るようにしている。
【0024】また、あるプロセスの親子関係の変更・設
定を行うには、 ・(a) の手順のときには、当該プロセスはその親プロセ
スおよび第一世代プロセス0とロックをとること ・(b) の手順のときには、当該プロセスは第一世代プロ
セス0とのロックをとること が先ず必要である。
【0025】そして、このプロセスが子プロセスを生成
する前に自プロセスの親子関係を変更・設定しようとし
ても当該ロックの相手プロセスが子プロセスの生成中で
あってその分待たされる可能性があり、一方、一つのプ
ロセスを生成する時間は例えば100ms といったオーダで
あるのに対し、親子関係の変更に要する時間はせいぜい
5ms 程度である。
【0026】そのため、プロセスの親子関係の変更・設
定については、n個の子プロセスのすべての生成が完了
してから行うようにすることにより、待ち時間はたかだ
かそのロック相手が親子関係の変更・設定を実行してい
る場合の5ms 程度に抑えることができる。
【0027】なお、図2は、(a) の手順における更新前
の各プロセス管理表の状態、すなわちステップで各プ
ロセスが生成した子プロセスすべての番号(ID)を記
入した状態を示すもので、例えばプロセス0は1、2、
4および8の子プロセスを生成したことが、またプロセ
ス8〜15のそれぞれは子プロセスを生成していないこと
が記入されている。ここで、各プロセスについてその親
プロセスの番号や第一世代プロセスの番号もプロセス管
理表に記入するかどうかは任意である。
【0028】
【実施例】図3〜図5を参照して本発明の実施例を説明
する。図3および図4は、子プロセス生成プログラムの
処理手順を示す説明図であり、ここでは生成すべき子プ
ロセスの個数nと子プロセスを生成すべきプロセッサ番
号を記入したPEリストが与えられるものとしている。
【0029】また、 ・pid0には第一世代プロセスの番号(ID)を、p
id1には親プロセスの番号(ID)をそれぞれ記憶
し、 ・peid0には第一世代プロセスに対応のプロセッサ
の番号(ID)を、peid1には親プロセスに対応の
プロセッサのの番号(ID)をそれぞれ記憶している。
【0030】この処理手順は次のようになっている。 (1) 第一世代プロセスのIDをpid0に記憶してpi
d1にこのpid0を設定し、第一世代プロセスを処理
するプロセッサのIDをpeid0に記憶してpeid
1にこのpeid0を設定し、また世代変数であるne
stに「0」を設定して、次のステップに進む。 (2) PEリストの先頭に記載されているプロセッサ上に
子プロセスを生成して、次のステップに進む。なお、子
プロセスは、前記したように親プロセスの内容である応
用プログラムやそのデ−タに加えて当該親プロセスや第
一世代プロセスそれぞれのIDおよびこれらのプロセス
の担当プロセッサそれぞれのIDなどを承継したもので
ある。 (3) 前のステップで一対の親子プロセスが存在すること
になるが、判断対象となっているプロセスはこの親子プ
ロセスの中の子プロセスであるかどうかを判断し、「YE
S 」の場合はステップ(9) に進み、「NO」の場合は次の
ステップに進む。 (4) 自らのプロセス管理表に、生成された子プロセス
(自分が生成した子プロセス)の番号を記入して、次の
ステップに進む。このステップからステップ(8) までは
ステップ(2) の親プロセス(第一世代プロセスとは限ら
ない)に対する処理である。 (5) 「n=1」であるかどうかを判断し、「YES 」の場
合はステップ(14)に進み、「NO」の場合は次のステップ
に進む。ここで、「NO」の場合とは今回のステップ(2)
の処理で一つの子プロセスを生成した後もまだ未生成の
子プロセスが(n−1)個だけ残っているときであり、
「n=1」の場合とは前回の当該ステップの処理におい
て未生成の子プロセスが1個と特定され今回のステップ
(2) の処理でこの一つの子プロセスが生成されてn個の
子プロセスの生成が完了したときである。 (6) nは偶数であるかどうかを判断し、「YES 」の場合
は次のステップに進み、「NO」の場合はステップ(8) に
進む。 (7) PEリストの第2エントリから(n/2+1)番目
までのエントリを新PEリストとし、かつ、nをn/2
で更新して、ステップ(2) に戻る。 (8) PEリストの第2エントリから(n+1)/2番目
までのエントリを新PEリストとし、かつ、nを(n−
1)/2で更新して、ステップ(2) に戻る。
【0031】続いて、ステップ(2) の子プロセスに対す
る処理が行われる。 (9) 「n≦2」であるかどうかを判断し、「YES 」の場
合はステップ(14)に進み、「NO」の場合は次のステップ
に進む。ここで、判断基準が「2」となっているのは、
「n=2」の場合、すなわち前回のステップ(2) の子プ
ロセスの生成後も2個の未生成の子プロセスが残ってい
る場合には今回のステップ(2) の処理で一つの子プロセ
スが生成され、残りの一つのプロセスの次回の生成は親
プロセスに対する前記ステップ(4) 〜(8) で分担するよ
うにしているからである。 (10)nは偶数であるかどうかを判断し、「YES 」の場合
は次のステップに進み、「NO」の場合はステップ(12)に
進む。 (11)PEリストの(n/2+2)番目のエントリから最
終エントリまでを新PEリストとし、かつ、nを(n/
2−1)で更新して、ステップ(13)に進む。 (12)PEリストの〔(n+1)/2+1〕番目のエント
リから最終エントリまでを新PEリストとし、かつ、n
を(n−1)/2で更新して、次のステップに進む。 (13)(nest+1)でnestを更新し、この子プロ
セスのIDををpid1に設定し、またこの子プロセス
を生成したプロセッサのIDをpeid1に設定して、
ステップ(2) に戻る。このIDを持つ子プロセスがその
後のステップ(2)の処理では親プロセスとして子プロセ
スを生成することになる。 (14)nestの値が2以上の子プロセス、すなわち第三
世代以降の子プロセスについての親子関係の変更処理を
行う(図7参照)。
【0032】なお、以上のプロセス生成プログラムの処
理手順は図1の(a) の親子関係の変更手順を前提として
いるが、図1の(b) の親子関係の変更手順をとる場合に
はステップ(4) を削除して例えばステップで求めた子プ
ロセスのIDと生成完了を第一世代プロセスに通知する
ように変更すればよい。
【0033】図7は、子プロセスの親子関係を変更する
ときの手順を示す説明図であり、その内容は次のように
なっている。 (21)ステップ(2) で承継したIDに基づいて第一世代プ
ロセスまたはそのプロセッサ単位の排他ロックをとる。 (22)ステップ(2) で承継した、ステップ(13)のIDに基
づいて親プロセスまたはそのプロセッサ単位の排他ロッ
クをとる。 (23)自プロセスまたはそのプロセッサ単位の排他ロック
をとる。 (24)第一世代プロセスに親子関係の付け替え要求を行
う。 (25)親プロセスに親子関係の切離し要求を行う。 (26)第一世代プロセスまたはそのプロセッサ単位の排他
ロックを解除する。 (27)親プロセスまたはそのプロセッサ単位の排他ロック
を解除する。 (28)自プロセスまたはそのプロセッサ単位の排他ロック
をとる。
【0034】ここで、第一世代プロセスは親子関係の付
け替え要求に応じて、また親プロセスは親子関係の切離
し要求に応じてそれぞれのプロセス管理表の内容を更新
することになる。
【0035】また、排他ロックの要求元プロセスと要求
先プロセスとが別々のプロセッサで動作しているときに
は、それぞれのプロセッサ間で通信して排他ロックの獲
得要求を行いその結果を要求元プロセスは通知してもら
うが、要求先プロセッサは、排他ロックを獲得できない
ときには「獲得できなかった」ことの通知を行わずにこ
の獲得できた時点でその旨の通知を行うようにしてい
る。これはプロセッサ間での通信量を削減するためであ
る。
【0036】なお、要求先プロセッサのIDは要求先プ
ロセスのIDから求め、排他ロックの解放処理は解放す
べきプロセスのIDからそのプロセスが動作しているプ
ロセッサのIDを求めて当該プロセッサに対する通信に
より排他ロックの解放要求を依頼する。
【0037】また、自プロセッサに対する排他ロックの
獲得は次のように行なわれる。 ・排他ロック要求をロックキューに繋ぐ。 ・排他ロック要求の受付が可能で、かつロックキューに
排他ロック要求が繋がっていれば一つ取り出して排他ロ
ックを獲得し、その旨を要求元に通知する。 ・このとき、排他ロックが獲得できなければ、要求元に
は何も通知しないで終了する。このとき、要求元は待ち
状態のままである。
【0038】そして、排他ロックの解放要求があったと
きには、 ・その排他ロックを解除し、 ・排他ロック要求の受付が可能で、かつロックキューに
(別の)排他ロック要求が繋がっていれば一つ取り出し
て排他ロックの獲得処理を行う。
【0039】なお、ロックキューは、プロセスの生成・
消滅処理を排他制御するため各プロセッサに一つ作成し
たもので、排他ロック要求元のプロセスID、プロセッ
サIDおよび通知アドレス(起動手段)を格納してい
る。
【0040】
【発明の効果】本発明は、このように、木構造的な手法
を基本としてn個の子プロセスを生成するとともに、生
成後には少なくとも第三世代以降の世代プロセスそれぞ
れの親子関係を変更してこれらの世代プロセスが第一世
代プロセスに管理されるようにし、さらには第一世代プ
ロセスが優先的に子プロセスを生成するようにしている
ため、親子関係の変更処理をより少なくしつつ子プロセ
ス全体の生成時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、原理説明図である。
【図2】図1の(a) の変更手順における各プロセス管理
表の更新前の状態を示す説明図である。
【図3】本発明の、子プロセス生成プログラムの処理手
順を示す説明図(その1)である。
【図4】本発明の、子プロセス生成プログラムの処理手
順を示す説明図(その2)である。
【図5】本発明の、子プロセスの親子関係を変更する手
順を示す説明図である。
【図6】一般的な、親プロセスと生成されたn個の子プ
ロセスとの関係を示す説明図である。
【図7】一般的な、木構造的に子プロセスを生成する方
法を示す説明図である。
【符号の説明】
図1において、 0・・・第一世代プロセス(親プロセス) 1・・・第二世代プロセス(子プロセス/親プロセス) 2・・・第二世代プロセス(子プロセス/親プロセス) 3・・・第三世代プロセス(子プロセス/親プロセス) 4・・・第二世代プロセス(子プロセス/親プロセス) 5・・・第三世代プロセス(子プロセス/親プロセス) 6・・・第三世代プロセス(子プロセス/親プロセス) 7・・・第四世代プロセス(子プロセス/親プロセス) 8・・・第二世代プロセス(子プロセス) 9・・・第三世代プロセス(子プロセス) 10・・・第三世代プロセス(子プロセス) 11・・・第三世代プロセス(子プロセス) 12・・・第四世代プロセス(子プロセス) 13・・・第四世代プロセス(子プロセス) 14・・・第四世代プロセス(子プロセス) 15・・・第五世代プロセス(子プロセス)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一世代プロセスの仕事の一部を分担し
    て処理するための所定個数の子プロセスを生成するとと
    もに、当該子プロセスのそれぞれと前記第一世代プロセ
    スとの間の親子関係を確保するようにした子プロセス生
    成方式であって、 前記子プロセスの生成については、前記第一世代プロセ
    ス以降の各世代プロセスが必要に応じて生成するといっ
    た木構造的な態様で実行し、 少なくとも第三世代以降の前記子プロセスのそれぞれ
    は、自分の親プロセスに対して親子関係の切離しを、ま
    た前記第一世代プロセスに対して親子関係の設定を要求
    し、 当該親プロセスおよび前記第一世代プロセスは、当該要
    求に合わせて親子関係を更新するようにしたことを特徴
    とする子プロセス生成方式。
  2. 【請求項2】 前記親子関係の切離しおよび前記親子関
    係の設定の要求を、前記所定個数の前記子プロセスのす
    べての生成が完了してから実行するようにした請求項1
    記載の子プロセス生成方式。
  3. 【請求項3】 第一世代プロセスの仕事の一部を分担し
    て処理するための所定個数の子プロセスを生成するとと
    もに、当該子プロセスのそれぞれと前記第一世代プロセ
    スとの間の親子関係を確保するようにした子プロセス生
    成方式であって、 前記第一世代プロセスはあらかじめ前記所定個数の前記
    子プロセスについてのプロセス管理表を仮作成してお
    き、 前記子プロセスの生成については、前記第一世代プロセ
    ス以降の各世代プロセスが必要に応じて生成するといっ
    た木構造的な態様で実行し、 少なくとも第三世代以降の前記子プロセスのそれぞれ
    は、自プロセスの生成完了を前記第一世代プロセスに通
    知し、 前記第一世代プロセスは、前記プロセス管理表にこの生
    成完了の情報を追加するようにしたことを特徴とする子
    プロセス生成方式。
  4. 【請求項4】 前記子プロセスの生成を、その親プロセ
    スおよび前記第一世代プロセスそれぞれのIDが承継さ
    れるかたちで行うようにした請求項1、2または3記載
    の子プロセス生成方式。
  5. 【請求項5】 前記プロセスの生成を前記木構造的な態
    様で実行するに際し、前記第一世代プロセスが優先して
    子プロセスを生成するようにした請求項1、2、3また
    は4記載の子プロセス生成方式。
JP33784193A 1993-12-28 1993-12-28 子プロセス生成方式 Withdrawn JPH07200316A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33784193A JPH07200316A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 子プロセス生成方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33784193A JPH07200316A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 子プロセス生成方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07200316A true JPH07200316A (ja) 1995-08-04

Family

ID=18312481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33784193A Withdrawn JPH07200316A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 子プロセス生成方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07200316A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012073786A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Fujitsu Ten Ltd 情報処理装置及び情報処理方法
KR20210084003A (ko) * 2019-12-27 2021-07-07 주식회사 안랩 호출 기반의 악성 진단 장치 및 호출 기반의 악성 진단 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012073786A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Fujitsu Ten Ltd 情報処理装置及び情報処理方法
KR20210084003A (ko) * 2019-12-27 2021-07-07 주식회사 안랩 호출 기반의 악성 진단 장치 및 호출 기반의 악성 진단 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7483981B2 (en) Scalable virtual partitioning of resources
US5872971A (en) Data processing systems and methods providing interoperability between data processing resources
US8499298B2 (en) Multiprocessing transaction recovery manager
US20030101211A1 (en) Execution of dynamically configured application service in access method-independent exchange
JPH08286918A (ja) 手順トランザクション・コーディネータと相互動作するオブジェクト指向トランザクション・サービスを作成するためのシステムおよび方法
US6385668B1 (en) Method and apparatus for compound hardware configuration control
JPH047640A (ja) クラス継承解決処理方法
JPH03231352A (ja) オブジェクトクラス定義情報実装装置
US7020659B2 (en) System and method for managing bi-directional relationships between objects
US10768974B2 (en) Specifying an order of a plurality of resources in a transaction according to distance
CN112114894A (zh) 基于Activiti流程引擎的流程处理方法、装置及电子设备
CN110599166A (zh) 一种区块链内获取交易依赖关系的方法及装置
JPH0565892B2 (ja)
JPH07200316A (ja) 子プロセス生成方式
CN106598726A (zh) 一种多任务管理系统及其分布式部署方法
CN106815061B (zh) 一种业务处理方法及装置
CN111161069A (zh) 区块链系统
JPH04152465A (ja) データ処理システム及びデータ処理方法
US10929388B1 (en) Distributed multi-version partitioned mapreduce for a data fabric
EP1380939A1 (en) Version management for software object associations
JP2926873B2 (ja) 計算機システム
EP0097258A2 (en) Computing apparatus and method for operating the same
CN117493874A (zh) 确定标签计算任务的方法、处理器及存储介质
JP3299164B2 (ja) 計算機システム
JPH03147149A (ja) データファイルの更新管理方式

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010306