JPH0720023A - 材料試験機 - Google Patents
材料試験機Info
- Publication number
- JPH0720023A JPH0720023A JP16171293A JP16171293A JPH0720023A JP H0720023 A JPH0720023 A JP H0720023A JP 16171293 A JP16171293 A JP 16171293A JP 16171293 A JP16171293 A JP 16171293A JP H0720023 A JPH0720023 A JP H0720023A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- test piece
- testing machine
- inner ring
- material testing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 引張または圧縮や曲げ試験の切換が容易であ
るとともに引張または圧縮や曲げ試験における荷重計測
精度もよく、かつ、精度よい両振試験を可能にする。 【構成】 互いに対向する負荷部材10を離接させて試
験片を負荷するための負荷枠と、負荷枠に取り付けられ
て試験片の負荷荷重を検出する荷重検出手段27とを備
えた材料試験機において、負荷枠に取り付けられた外輪
20と、この外輪20に全周方向に揺動可能に支持され
て試験片の負荷荷重が軸心方向に作用するように設けら
れた内輪23とを備え、荷重検出手段27を内輪23に
設けた。
るとともに引張または圧縮や曲げ試験における荷重計測
精度もよく、かつ、精度よい両振試験を可能にする。 【構成】 互いに対向する負荷部材10を離接させて試
験片を負荷するための負荷枠と、負荷枠に取り付けられ
て試験片の負荷荷重を検出する荷重検出手段27とを備
えた材料試験機において、負荷枠に取り付けられた外輪
20と、この外輪20に全周方向に揺動可能に支持され
て試験片の負荷荷重が軸心方向に作用するように設けら
れた内輪23とを備え、荷重検出手段27を内輪23に
設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試験片の圧縮および引
張試験を行う材料試験機に関する。
張試験を行う材料試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばテーブル上に一対の支
柱を立設してそこにクロスヘッドを横架してなる負荷枠
内に試験片を設置し、試験片を負荷しながらロードセル
等によって荷重を測定する材料試験機が知られている。
柱を立設してそこにクロスヘッドを横架してなる負荷枠
内に試験片を設置し、試験片を負荷しながらロードセル
等によって荷重を測定する材料試験機が知られている。
【0003】図5は、試験片に引張荷重を負荷する引張
試験を行う材料試験機の要部を示す一部断面正面図であ
る。図5において、1はクロスヘッド、2は不図示の試
験片を把持する上部つかみ具、3はクロスヘッド1に固
定されたロードセルであり、上部つかみ具2は自在継手
4を介してロードセル3に連結されている。自在継手4
は、ロードセル3に偏心荷重が作用するのを防ぐために
設けられている。
試験を行う材料試験機の要部を示す一部断面正面図であ
る。図5において、1はクロスヘッド、2は不図示の試
験片を把持する上部つかみ具、3はクロスヘッド1に固
定されたロードセルであり、上部つかみ具2は自在継手
4を介してロードセル3に連結されている。自在継手4
は、ロードセル3に偏心荷重が作用するのを防ぐために
設けられている。
【0004】また、図6は、試験片に圧縮荷重を負荷す
る圧縮試験を行う材料試験機の要部を示す一部断面正面
図である。図6において、5はロードセル3に連結され
た圧縮負荷治具であり、不図示の試験片が当接される圧
盤6と、球座ジョイント7とを備える。球座ジョイント
7は、上述の自在継手4と同様に、ロードセル3に偏心
荷重が作用するのを防ぐために設けられている。また、
図6に示す材料試験機では、圧盤6のかわりにポンチ8
を取り付ければ曲げ試験を行うこともできる。
る圧縮試験を行う材料試験機の要部を示す一部断面正面
図である。図6において、5はロードセル3に連結され
た圧縮負荷治具であり、不図示の試験片が当接される圧
盤6と、球座ジョイント7とを備える。球座ジョイント
7は、上述の自在継手4と同様に、ロードセル3に偏心
荷重が作用するのを防ぐために設けられている。また、
図6に示す材料試験機では、圧盤6のかわりにポンチ8
を取り付ければ曲げ試験を行うこともできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の材料試験機は、以下に挙げるような問題を持っ
ていた。
た従来の材料試験機は、以下に挙げるような問題を持っ
ていた。
【0006】(1)圧縮や曲げ試験を行った後に引張試験
を行う場合、またその逆の場合、ロードセル3に連結さ
れている自在継手4または圧縮負荷治具5ごと交換する
必要があり、操作が面倒である。 (2)自在継手4と球座ジョイント7とではそれらの連結
部における摩擦力が異なるため、絶対値で同じ引張・圧
縮荷重を負荷してもロードセル3で計測される荷重の絶
対値が異なるおそれがある。 (3)自在継手4は圧縮荷重を伝達できず、また球座ジョ
イント7は引張荷重を伝達できないため、引張荷重と圧
縮荷重とを交互に負荷するいわゆる両振試験を行うとき
にはこれら自在継手4、圧縮負荷治具5を設けずにロー
ドセル3をつかみ具2に直結している。このため、ロー
ドセル3に偏心荷重が負荷されるおそれがあり、両振試
験を精度よく実施することは困難であった。
を行う場合、またその逆の場合、ロードセル3に連結さ
れている自在継手4または圧縮負荷治具5ごと交換する
必要があり、操作が面倒である。 (2)自在継手4と球座ジョイント7とではそれらの連結
部における摩擦力が異なるため、絶対値で同じ引張・圧
縮荷重を負荷してもロードセル3で計測される荷重の絶
対値が異なるおそれがある。 (3)自在継手4は圧縮荷重を伝達できず、また球座ジョ
イント7は引張荷重を伝達できないため、引張荷重と圧
縮荷重とを交互に負荷するいわゆる両振試験を行うとき
にはこれら自在継手4、圧縮負荷治具5を設けずにロー
ドセル3をつかみ具2に直結している。このため、ロー
ドセル3に偏心荷重が負荷されるおそれがあり、両振試
験を精度よく実施することは困難であった。
【0007】本発明の目的は、引張または圧縮や曲げ試
験の切換が容易であるとともに引張または圧縮や曲げ試
験における荷重計測精度もよく、かつ、精度よい両振試
験を可能にする材料試験機を提供することにある。
験の切換が容易であるとともに引張または圧縮や曲げ試
験における荷重計測精度もよく、かつ、精度よい両振試
験を可能にする材料試験機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに対向す
る負荷部材を離接させて試験片を負荷するための負荷枠
と、負荷枠に取り付けられて試験片の負荷荷重を検出す
る荷重検出手段とを備えた材料試験機に適用される。そ
して、上述の目的は、負荷枠に取り付けられた外輪と、
この外輪に全周方向に揺動可能に支持されて試験片の負
荷荷重が軸心方向に作用するように設けられた内輪とを
備え、荷重検出手段を内輪に設けることにより達成され
る。
る負荷部材を離接させて試験片を負荷するための負荷枠
と、負荷枠に取り付けられて試験片の負荷荷重を検出す
る荷重検出手段とを備えた材料試験機に適用される。そ
して、上述の目的は、負荷枠に取り付けられた外輪と、
この外輪に全周方向に揺動可能に支持されて試験片の負
荷荷重が軸心方向に作用するように設けられた内輪とを
備え、荷重検出手段を内輪に設けることにより達成され
る。
【0009】
【作用】負荷枠により試験片を負荷する場合、負荷荷重
の方向が負荷部材の対向方向からずれた場合でも、この
負荷荷重が軸心方向に作用するように内輪が外輪に対し
て揺動する。これにより、荷重検出手段に偏心荷重が作
用することを防ぐことができる。
の方向が負荷部材の対向方向からずれた場合でも、この
負荷荷重が軸心方向に作用するように内輪が外輪に対し
て揺動する。これにより、荷重検出手段に偏心荷重が作
用することを防ぐことができる。
【0010】
−第1実施例− 図1は、本発明による材料試験機の一実施例の要部を示
す断面図、図3は図1を上からみた上面図である。図1
において、10はクロスヘッドであり、不図示のテーブ
ルに立設された一対のねじ棹間に横架され、同様に不図
示のアクチュエータによりテーブルに対して相対的に上
下されて試験片を負荷する。11は球面軸受部である。
す断面図、図3は図1を上からみた上面図である。図1
において、10はクロスヘッドであり、不図示のテーブ
ルに立設された一対のねじ棹間に横架され、同様に不図
示のアクチュエータによりテーブルに対して相対的に上
下されて試験片を負荷する。11は球面軸受部である。
【0011】球面軸受部11は、外形が角型に形成さ
れ、内面に球面21が形成された外輪部材20と、球体
の上下を切断した形状に形成され、球面21に対応する
球面22が外周に形成された内輪部材23とを備える。
各外輪部材20および内輪部材23はそれぞれ上下に分
割され、それぞれ分割外輪部材20a、20bおよび分
割内輪部材23a、23bとされる。球面21、22の
間には若干の隙間が形成されており、この隙間にはボー
ル24が収納されている。ボール24は、図2に示すよ
うに、中空球体の上下を切断した形状に形成されたリテ
ーナ25に転動可能に支持されている。このリテーナ2
5は、上下に分割された分割リテーナ25a、25bか
らなる。以上の構成により内輪部材23は外輪部材20
に対して全周方向にわたって揺動可能に支持されてい
る。
れ、内面に球面21が形成された外輪部材20と、球体
の上下を切断した形状に形成され、球面21に対応する
球面22が外周に形成された内輪部材23とを備える。
各外輪部材20および内輪部材23はそれぞれ上下に分
割され、それぞれ分割外輪部材20a、20bおよび分
割内輪部材23a、23bとされる。球面21、22の
間には若干の隙間が形成されており、この隙間にはボー
ル24が収納されている。ボール24は、図2に示すよ
うに、中空球体の上下を切断した形状に形成されたリテ
ーナ25に転動可能に支持されている。このリテーナ2
5は、上下に分割された分割リテーナ25a、25bか
らなる。以上の構成により内輪部材23は外輪部材20
に対して全周方向にわたって揺動可能に支持されてい
る。
【0012】内輪部材23の中央部には、大小2つの径
を有する貫通孔26が形成されており、この貫通孔26
の段部26a上にロードセル27が載置されている。ロ
ードセル27は、その上部にリング状の蓋部材28が載
置され、この蓋部材28がボルト29により分割内輪部
材23b側に固着されることにより内輪部材23と一体
化されている。
を有する貫通孔26が形成されており、この貫通孔26
の段部26a上にロードセル27が載置されている。ロ
ードセル27は、その上部にリング状の蓋部材28が載
置され、この蓋部材28がボルト29により分割内輪部
材23b側に固着されることにより内輪部材23と一体
化されている。
【0013】30はロードセル27の中央を貫通する上
述したボルト、31はロードセル27の下部においてボ
ルト30に螺合するナットであり、これらボルト30お
よびナット31によりロードセル27が挟持されてい
る。ナット31は、ボルト30に引張および圧縮荷重の
いずれが作用した場合にもこの荷重をロードセル27に
伝達する役割を果たす。また、32は分割外輪部材20
a、20bの四隅に設けられてこれら分割外輪部材20
a、20bを貫通するボルトであり、このボルト32が
クロスヘッド10の上部に螺着することにより球面軸受
部11がクロスヘッド10に固着されている。
述したボルト、31はロードセル27の下部においてボ
ルト30に螺合するナットであり、これらボルト30お
よびナット31によりロードセル27が挟持されてい
る。ナット31は、ボルト30に引張および圧縮荷重の
いずれが作用した場合にもこの荷重をロードセル27に
伝達する役割を果たす。また、32は分割外輪部材20
a、20bの四隅に設けられてこれら分割外輪部材20
a、20bを貫通するボルトであり、このボルト32が
クロスヘッド10の上部に螺着することにより球面軸受
部11がクロスヘッド10に固着されている。
【0014】なお、この球面軸受部11は、外輪部材2
0、リテーナ25および内輪部材23がそれぞれ上下に
分割されているので、例えば上側の分割外輪部材20
a、分割リテーナ25a、分割内輪部材23aおよび下
側の分割外輪部材20b、分割リテーナ25b、分割内
輪部材23bをそれぞれ組み上げた後で上下を一体に組
み上げれば図1に示すような球面軸受部11を組み立て
ることができる。
0、リテーナ25および内輪部材23がそれぞれ上下に
分割されているので、例えば上側の分割外輪部材20
a、分割リテーナ25a、分割内輪部材23aおよび下
側の分割外輪部材20b、分割リテーナ25b、分割内
輪部材23bをそれぞれ組み上げた後で上下を一体に組
み上げれば図1に示すような球面軸受部11を組み立て
ることができる。
【0015】12は、クロスヘッド10に穿設された貫
通孔10a内に挿入された負荷ロッドであり、ボルト3
0およびナット33によりロードセル27を介して球面
軸受部11に連結されている。負荷ロッド12の下端に
は挿入穴12aが形成され、従来例と同様に上部つかみ
具、圧盤またはポンチ(図示例では連結部13のみ示
す)が挿入されてピン14により連結されている。
通孔10a内に挿入された負荷ロッドであり、ボルト3
0およびナット33によりロードセル27を介して球面
軸受部11に連結されている。負荷ロッド12の下端に
は挿入穴12aが形成され、従来例と同様に上部つかみ
具、圧盤またはポンチ(図示例では連結部13のみ示
す)が挿入されてピン14により連結されている。
【0016】以上のような構成において、不図示のアク
チュエータによりクロスヘッド10を上下させて不図示
の試験片を負荷すると、試験片に負荷された荷重が連結
部13、負荷ロッド12およびボルト30を介してロー
ドセル27に作用し、このロードセル27が試験片に負
荷された荷重を検出する。この際、ロードセル27が揺
動可能な内輪部材23に固定されているので、荷重の負
荷方向が鉛直方向からずれた場合でもこの負荷方向と負
荷ロッド12、ボルト30の軸心とが一致するように内
輪部材23が揺動し、ロードセル27に常に垂直に荷重
が作用する。これは、試験片に圧縮や曲げ荷重が作用す
る場合でも、引張荷重が作用する場合でも同じである。
チュエータによりクロスヘッド10を上下させて不図示
の試験片を負荷すると、試験片に負荷された荷重が連結
部13、負荷ロッド12およびボルト30を介してロー
ドセル27に作用し、このロードセル27が試験片に負
荷された荷重を検出する。この際、ロードセル27が揺
動可能な内輪部材23に固定されているので、荷重の負
荷方向が鉛直方向からずれた場合でもこの負荷方向と負
荷ロッド12、ボルト30の軸心とが一致するように内
輪部材23が揺動し、ロードセル27に常に垂直に荷重
が作用する。これは、試験片に圧縮や曲げ荷重が作用す
る場合でも、引張荷重が作用する場合でも同じである。
【0017】したがって、本実施例によれば、球面軸受
部11により引張または圧縮や曲げ荷重が作用するいず
れの場合においてもロードセル27に偏心荷重が作用し
ないようにできるので、球面軸受部11を装着したまま
で引張または圧縮や曲げ試験の両方を行うことができ
る。したがって、引張または圧縮や曲げ試験の切換の際
にはつかみ具等を交換するだけで足り、従来のように試
験切換の度に自在継手4や球座ジョイント6まで交換す
る必要がないので、切換操作に手間がかからない。ま
た、引張または圧縮や曲げ試験の双方において球面軸受
部11を兼用できるので、従来例のように自在継手4と
球座ジョイント6との間でそれらの連結部の摩擦力が異
なるような事態が生じず、常に同一条件で引張または圧
縮や曲げ試験を行うことができて荷重検出の精度が向上
する。さらに、引張または圧縮や曲げ試験のいずれにお
いてもロードセル27に偏心荷重が作用しないので、従
来は精密計測が困難であった両振試験を精度よく実施す
ることができる。加えて、自在継手4および球座ジョイ
ント6の双方を用意する必要がなくてコストダウンに寄
与できる。
部11により引張または圧縮や曲げ荷重が作用するいず
れの場合においてもロードセル27に偏心荷重が作用し
ないようにできるので、球面軸受部11を装着したまま
で引張または圧縮や曲げ試験の両方を行うことができ
る。したがって、引張または圧縮や曲げ試験の切換の際
にはつかみ具等を交換するだけで足り、従来のように試
験切換の度に自在継手4や球座ジョイント6まで交換す
る必要がないので、切換操作に手間がかからない。ま
た、引張または圧縮や曲げ試験の双方において球面軸受
部11を兼用できるので、従来例のように自在継手4と
球座ジョイント6との間でそれらの連結部の摩擦力が異
なるような事態が生じず、常に同一条件で引張または圧
縮や曲げ試験を行うことができて荷重検出の精度が向上
する。さらに、引張または圧縮や曲げ試験のいずれにお
いてもロードセル27に偏心荷重が作用しないので、従
来は精密計測が困難であった両振試験を精度よく実施す
ることができる。加えて、自在継手4および球座ジョイ
ント6の双方を用意する必要がなくてコストダウンに寄
与できる。
【0018】−第2実施例− 図4は、本発明による材料試験機の第2実施例の要部を
示す断面図である。図4に示す実施例では、外輪部材2
0の球面21および内輪部材23の球面22とが摺接す
る構成になっており、球面21、22がホワイトメタ
ル、燐青銅等の摺動抵抗の少ない材質で形成されてい
る。したがって、本実施例によっても、上述の第1実施
例と同様の作用効果を得ることができる。
示す断面図である。図4に示す実施例では、外輪部材2
0の球面21および内輪部材23の球面22とが摺接す
る構成になっており、球面21、22がホワイトメタ
ル、燐青銅等の摺動抵抗の少ない材質で形成されてい
る。したがって、本実施例によっても、上述の第1実施
例と同様の作用効果を得ることができる。
【0019】なお、本発明の材料試験機は、その細部が
上述の各実施例に限定されず、種々の変形例が可能であ
る。一例として、第2実施例の球面21、22間に微小
間隙を形成し、この微小間隙内に圧油を供給していわゆ
るジャーナル軸受を構成してもよい。この場合、外輪部
材20と内輪部材23との間に圧油漏れを防ぐシール機
構を設ける。あるいは、微小間隙内に圧気を導入しても
よい。
上述の各実施例に限定されず、種々の変形例が可能であ
る。一例として、第2実施例の球面21、22間に微小
間隙を形成し、この微小間隙内に圧油を供給していわゆ
るジャーナル軸受を構成してもよい。この場合、外輪部
材20と内輪部材23との間に圧油漏れを防ぐシール機
構を設ける。あるいは、微小間隙内に圧気を導入しても
よい。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、外輪に全周方向に揺動可能に支持された内輪に荷
重検出手段を設けたので、引張または圧縮や曲げ荷重が
作用するいずれの場合においても荷重検出手段に偏心荷
重が作用しないようにすることができ、従来のように試
験切換の度に自在継手や球座ジョイントまで交換する必
要がなく、切換操作に手間がかからない。また、引張ま
たは圧縮や曲げ試験の双方において外輪および内輪を使
用できるので、従来のように自在継手と球座ジョイント
との間でそれらの連結部の摩擦力が異なるような事態が
生じず、常に同一条件で引張または圧縮や曲げ試験を行
うことができて荷重検出の精度が向上する。さらに、引
張または圧縮や曲げ試験のいずれにおいても荷重検出手
段に偏心荷重が作用しないようにできるので、従来は精
密計測が困難であった両振試験を精度よく実施すること
ができる。加えて、自在継手および球座ジョイントの双
方を用意する必要がなくてコストダウンに寄与できる。
れば、外輪に全周方向に揺動可能に支持された内輪に荷
重検出手段を設けたので、引張または圧縮や曲げ荷重が
作用するいずれの場合においても荷重検出手段に偏心荷
重が作用しないようにすることができ、従来のように試
験切換の度に自在継手や球座ジョイントまで交換する必
要がなく、切換操作に手間がかからない。また、引張ま
たは圧縮や曲げ試験の双方において外輪および内輪を使
用できるので、従来のように自在継手と球座ジョイント
との間でそれらの連結部の摩擦力が異なるような事態が
生じず、常に同一条件で引張または圧縮や曲げ試験を行
うことができて荷重検出の精度が向上する。さらに、引
張または圧縮や曲げ試験のいずれにおいても荷重検出手
段に偏心荷重が作用しないようにできるので、従来は精
密計測が困難であった両振試験を精度よく実施すること
ができる。加えて、自在継手および球座ジョイントの双
方を用意する必要がなくてコストダウンに寄与できる。
【図1】本発明の第1実施例である材料試験機の要部を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】第1実施例のリテーナを示す一部破断正面図で
ある。
ある。
【図3】図1を上からみた上面図である。
【図4】本発明の第2実施例である材料試験機の要部を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】従来の材料試験機の一例の要部を示す一部破断
正面図である。
正面図である。
【図6】従来の材料試験機の他の例の要部を示す一部破
断正面図である。
断正面図である。
10 クロスヘッド 11 球面軸受部 20 外輪部材 21、22 球面 23 内輪部材 27 ロードセル
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに対向する負荷部材を離接させて試
験片を負荷するための負荷枠と、前記負荷枠に取り付け
られて前記試験片の負荷荷重を検出する荷重検出手段と
を備えた材料試験機において、前記負荷枠に取り付けら
れた外輪と、この外輪に全周方向に揺動可能に支持され
て前記試験片の負荷荷重が軸心方向に作用するように設
けられた内輪とを備え、前記荷重検出手段を前記内輪に
設けたことを特徴とする材料試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16171293A JPH0720023A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 材料試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16171293A JPH0720023A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 材料試験機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720023A true JPH0720023A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15740449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16171293A Pending JPH0720023A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 材料試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720023A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010536044A (ja) * | 2007-08-14 | 2010-11-25 | アーツェーシュ・インケニーウルゲゼルシャフト エムベーハー | 回転運動を種々の振幅の往復運動に変換する駆動部を有する試験装置 |
JP2012052938A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Shimadzu Corp | 材料試験機の軸心調整装置 |
WO2013108502A1 (ja) * | 2012-01-20 | 2013-07-25 | 昭和電工株式会社 | 荷重検出機能付きベッド及びベッド用荷重検出器 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16171293A patent/JPH0720023A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010536044A (ja) * | 2007-08-14 | 2010-11-25 | アーツェーシュ・インケニーウルゲゼルシャフト エムベーハー | 回転運動を種々の振幅の往復運動に変換する駆動部を有する試験装置 |
JP2012052938A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Shimadzu Corp | 材料試験機の軸心調整装置 |
WO2013108502A1 (ja) * | 2012-01-20 | 2013-07-25 | 昭和電工株式会社 | 荷重検出機能付きベッド及びベッド用荷重検出器 |
JPWO2013108502A1 (ja) * | 2012-01-20 | 2015-05-11 | 昭和電工株式会社 | 荷重検出機能付きベッド及びベッド用荷重検出器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3055660B1 (en) | Precision force applicator for force transducer calibration | |
JPH09287603A (ja) | 可撓性取付手段による動結合及びその方法 | |
CN104764809A (zh) | 用于岩石损伤测试的可调式声发射测试传感器定位装置 | |
CN106644687A (zh) | 小冲杆连续压痕一体试验机系统 | |
JP2003035639A (ja) | 圧縮バネの特性試験方法および装置 | |
CN204479520U (zh) | 岩石损伤测试用声发射测试传感器可调式定位装置 | |
JPH0720023A (ja) | 材料試験機 | |
JP5375771B2 (ja) | 材料試験機の軸心調整装置 | |
JP2016169943A (ja) | 軸心調整装置および材料試験機 | |
JP2012047623A (ja) | 材料試験機の軸心調整装置 | |
CN114018732B (zh) | 一种滚动微动疲劳试验装置及试验方法 | |
JPH10267819A (ja) | 摩擦摩耗試験機 | |
JP2004093377A (ja) | ボルトの軸力測定装置 | |
JPH1038775A (ja) | アライメント装置 | |
JP3340050B2 (ja) | 摩擦摩耗試験機 | |
CA2159303C (en) | Load cell mounting | |
JP2003057151A (ja) | 転がり軸受用保持器の疲労試験装置 | |
JPH0658308B2 (ja) | 硬脆材料試験における試験片のチヤツキング方法 | |
JPS58221146A (ja) | 試験片の取付構造 | |
JPS5822123Y2 (ja) | 圧縮試験荷重自在継手 | |
CN221291044U (zh) | 一种无支座稳定杆试验工装夹具 | |
JPH0674881A (ja) | 材料試験機 | |
JPH0772058A (ja) | 材料試験機 | |
JPH0329727Y2 (ja) | ||
CN221007033U (zh) | 一种压缩力传递效果好的长条状试样面内压缩试验工装 |