JPH07199793A - 通信教育システム - Google Patents

通信教育システム

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JPH07199793A
JPH07199793A JP35400193A JP35400193A JPH07199793A JP H07199793 A JPH07199793 A JP H07199793A JP 35400193 A JP35400193 A JP 35400193A JP 35400193 A JP35400193 A JP 35400193A JP H07199793 A JPH07199793 A JP H07199793A
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JP
Japan
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question
file
student
answer
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Application number
JP35400193A
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English (en)
Inventor
Tatsumi Takahashi
達見 高橋
Isao Hirata
功 平田
Masao Furuya
昌夫 古谷
Seiichi Tochihara
聖一 栃原
Yasuo Koike
康雄 小池
Masa Saito
雅 斎藤
Koyo Ueno
幸洋 上野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 個々の受講者に適した個別の問題を作成す
る。 【構成】 問題ファイル21には、難易度に基づく第1
のグループ分けと、学習項目に基づく第2のグループ分
けと、を行うことにより多数の問題が収容されている。
一方、受講者ファイル22には、各受講者ごとに、受講
コースや過去の成績に関する個人情報が収容されてい
る。問題作成部11は、受講者ファイル22内の個人情
報に基づいて、各受講者について、学習項目グループお
よび難易度グループを選択し、選択したグループから問
題を抽出して、これを今回出題する問題とする。また、
模範解答作成部12では前回の模範解答が作成され、解
答用紙作成部13では解答用マークシートが作成され
る。作成された問題、模範回答、マークシートは、プリ
ンタ31で紙面に打ち出され、郵送される。受講者の回
答は、採点部16において採点される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信教育システム、特
に、コンピュータを利用して個々の受講者に適した問題
を作成し、多数の受講者に、一人一人の学力に対応した
個別的な学習指導を行うことができるシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】学問や習いごとが多様化した現代では、
学生/社会人を問わず、通信教育が広く普及している。
学生は、授業内容の補講や受験勉強の一環として、主要
科目についての通信教育講座を受講しており、社会人
は、ビジネスに必要な専門能力や一般教養を身につける
ために種々の通信教育講座を受講している。このような
通信教育講座の特徴は、講座提供者側から受講者に対し
て問題を送付し、受講者にこの問題を解いてもらい、解
答結果を講座提供者側に返送してもらう、という双方向
の通信が行われる点にある。講座提供者側は、受講者の
解答結果を採点し、この採点結果およびコメントを受講
者に伝えることができる。このように、採点結果をフィ
ードバックすることにより、受講者の理解度を把握する
ことができ、独学では得られない指導効果が得られるこ
とになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ごく一般的な通信教育
講座では、予め受講期間が定められており、受講者に対
しては、定期的に教材が送付される。たとえば、1か月
おきに教材が送付され、1年で受講完了するというスケ
ジュールが決められている講座について考えてみる。こ
の場合、12回に分けて送付する教材の内容は予め決め
られており、既に印刷物の状態で用意されているのが一
般的である。したがって、受講者の理解度にかかわら
ず、予め用意された12回分の教材が、1か月ごとに送
付されることになり、理解度の高い受講者にも、理解度
の低い受講者にも、一律に同じ練習問題が送付されるこ
とになる。このため、理解度の高い受講者にとって見れ
ば、練習問題は易しすぎて物足りないと感じられ、理解
度の低い受講者にとって見れば、練習問題は難しすぎて
理解できないと感じられることになる。いずれにして
も、受講者の学習意欲を低下させることになり好ましく
ない。
【0004】そこで本発明は、個々の受講者に適した個
別の問題を作成することができる通信教育システムを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 本願第1の発明は、通信教育システムにおいて、
複数の通信教育用問題を、少なくとも難易度に基づいて
グループ分けすることにより構成される問題ファイルを
記憶する手段と、出題した問題についての過去の成績を
含む個人情報を、各受講者ごとに集計した受講者ファイ
ルを記憶する手段と、この受講者ファイル内の過去の成
績に基づいて、問題ファイルから1つの難易度グループ
を選択し、選択したグループ内から、今回出題すべき問
題を抽出する問題作成手段と、作成された問題を受講者
に配信する配信手段と、を設けたものである。
【0006】(2) 本願第2の発明は、上述の第1の発
明に係る通信教育システムにおいて、問題ファイルを、
複数の問題に対して、難易度に基づく第1のグループ分
けと、学習項目に基づく第2のグループ分けと、を行う
ことにより構成し、受講者ファイル内の個人情報に、受
講者が学習すべき学習項目に関する情報を含ませ、問題
作成手段に、受講者ファイル内の過去の成績に基づい
て、第1のグループ分けに関する選択を行い、受講者フ
ァイル内の学習項目に関する情報に基づいて、第2のグ
ループ分けに関する選択を行わせるようにしたものであ
る。
【0007】(3) 本願第3の発明は、上述の第1また
は第2の発明に係る通信教育システムにおいて、問題フ
ァイル内の各問題に解答を付加しておき、出題した問題
に対する受講者の回答を、問題ファイル内の解答に基づ
いて採点し、採点結果を受講者ファイル内の個人情報に
成績として記録する採点手段、を更に設けたものであ
る。
【0008】(4) 本願第4の発明は、上述の第3の発
明に係る通信教育システムにおいて、前回出題した問題
についての解答を問題ファイルから抽出する模範解答作
成手段を更に設け、配信手段によって、今回出題すべき
問題とともに前回出題した問題についての模範解答を配
信するようにしたものである。
【0009】(5) 本願第5の発明は、上述の第1〜第
4の発明に係る通信教育システムにおいて、問題作成手
段によって抽出された問題について解答を書き込むため
の解答用紙、を作成する解答用紙作成手段を更に設け、
配信手段によって、今回出題すべき問題とともに作成し
た解答用紙を配信するようにしたものである。
【0010】(6) 本願第6の発明は、上述の第1〜第
5の発明に係る通信教育システムにおいて、配信手段
に、配信すべき情報を紙面に出力するプリンタと、この
プリンタの出力紙を断裁綴合する加工機と、綴合された
小冊子を封筒に封入する封入機と、を設けたものであ
る。
【0011】
【作 用】本発明に係るシステムでは、多数の問題が少
なくとも難易度に基づいてグループ分けされてコンピュ
ータ用の記憶手段内に問題ファイルとして保持される。
一方では、過去の成績を含む各受講者ごとの個人情報
も、コンピュータ用の記憶手段内に受講者ファイルとし
て保持される。このような受講者ファイルが用意できれ
ば、その個人情報に基づいて、問題ファイル内から各受
講者ごとに最適な問題を抽出することができる。たとえ
ば、過去の成績が低い受講者に対しては、難易度の低い
グループの中から問題を抽出し、過去の成績が高い受講
者に対しては、難易度の高いグループの中から問題を抽
出すればよい。抽出された問題は配信手段によって、各
受講者に配信される。従来の通信教育では、いわば「レ
ディーメイド」の共通問題が同じ講座の受講者全員に配
信されていたが、本発明に係る通信教育では、いわば
「オーダーメイド」というべき固有問題が個々の受講者
ごとに配信されることになる。すなわち、個々の受講者
には、毎回、自分の理解度に適した問題が提供されるこ
とになる。
【0012】また、問題ファイル内のグループ分けを、
問題の難易度に関してだけでなく、学習項目に関しても
行うようにすれば、個々の受講者に適した問題の選択を
より柔軟に行うことが可能になる。更に、問題ファイル
内に問題とともに解答を付加しておけば、コンピュータ
による自動採点を行うことができ、採点結果を受講者フ
ァイル内に成績として記録することにより、この採点結
果を次回配信すべき問題の抽出に反映させることができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。ここで述べる実施例は、小学生を対象に授業内
容の補講を目的とする通信教育を行う場合に、本発明を
適用した例である。図1に示すように、この通信教育シ
ステムは、大きく分けて、情報処理部10、情報記憶部
20、配信処理部30、受信処理部40、の4つの部分
によって構成されている。この実施例における具体的な
ハードウエア構成について述べておくと、情報処理部1
0はコンピュータによって、情報記憶部20はこのコン
ピュータ用の外部記憶装置によって、配信処理部30お
よび受信処理部40は後述する種々の機器によって、そ
れぞれ構成されている。
【0014】情報記憶部20には、問題ファイル21と
受講者ファイル22との2つのファイルが保存されてい
る。ここで、問題ファイル21は、複数の通信教育用問
題を、少なくとも難易度に基づいてグループ分けするこ
とにより構成されるファイルであり、受講者ファイル2
2は、出題した問題についての過去の成績を含む個人情
報を、各受講者ごとに集計したファイルである。なお、
ここでいう「ファイル」とは、「概念的に同一の範疇に
入る情報の集まり」という意味で用いているものであ
り、コンピュータの具体的なソフトウエア処理における
情報の記録単位としての「ファイル」と必ずしも一致す
るものではない(具体的なソフトウエア処理を行う上で
は、より多数のファイルが作成されるのが一般的であ
る。)。
【0015】一方、情報処理部10は、情報記憶部20
内の情報に基づいて問題を作成する問題作成部11と、
情報記憶部20内の情報に基づいて模範解答を作成する
模範解答作成部12と、問題作成部11によって作成さ
れた問題に基づいて解答用紙を作成する解答用紙作成部
13と、これら各作成部によって作成された情報に基づ
いて、問題、模範解答、解答用紙に対するレイアウト処
理を行うレイアウト処理部14と、情報記憶部20に対
して種々の情報入力を行う情報入力部15と、受講者か
ら返送された回答を採点する採点部16と、によって構
成されている。これら各部の細かな処理動作について
は、後に詳述する。なお、前述したように、情報処理部
10はコンピュータによって構成されており、これら構
成要素となる各部は、このコンピュータによる処理を機
能ブロックとして表現したものであり、実際にはこれら
各部の機能はソフトウエアによって実現されることにな
る。
【0016】配信処理部30は、情報処理部10によっ
て作成された問題、模範解答、解答用紙を受講者に配信
する処理を行う装置である。この実施例では、この配信
を行うための経路として2とおりの経路を用意してあ
る。第1の経路は郵送による配信であり、第2の経路は
ファクシミリによる配信である。郵送による配信を行う
ために、プリンタ31、加工機32、封入機33が設け
られており、ファクシミリによる配信を行うために、F
AXモデム34が設けられている。この2とおりの経路
のいずれかにより、情報処理部10によって作成された
問題、模範解答、解答用紙が受講者の自宅50に配信さ
れることになる。
【0017】受講者は、この配信を受けて問題を解き、
その結果を解答用紙に記入する。そして、この解答用紙
に記入した回答情報を、2とおりの経路のいずれかによ
り、受信処理部40に返信する。郵送により返信された
回答情報は、光学読取機41によって読み込まれ、採点
部16に与えられる。ファクシミリにより返信された回
答情報は、FAX受信機により受信され、直接採点部1
6に与えられるか、紙面上に出力した後に光学読取機4
1によって読み込んで、採点部16に与えられる。
【0018】以上、図1に示すシステムの全体構成を説
明したが、続いて、情報記憶部20内に保持される問題
ファイル21および受講者ファイル22の内容につい
て、より詳しく説明する。前述したように、この実施例
は、小学生を対象とした通信教育を行うシステムであ
り、問題ファイル21は、算数ファイルFa、国語ファ
イルFb、理科ファイルFc、社会ファイルFd、の4
つの科目ファイルから構成されている。そして、これら
の各科目ファイル内には、それぞれの科目に関連した多
数の問題が、2つの条件に基づいてグループ分けされて
収容されている。グループ分けの第1の条件は「難易
度」であり、第2の条件は「学習項目」である。図3
は、算数ファイルFaについてのグループ分けの概念を
示す図である。ここで縦軸方向には第1の条件である難
易度によるグループ分けがなされており、横軸方向には
第2の条件である学習項目によるグループ分けがなされ
ている。ここでは、難易度は、1〜5の5段階のレベル
値で示されており、学習項目は、四則演算・分数I・比
の値・図形I・……、といった具体的な項目内容で示さ
れている。そこで、各グループを、図のように問題グル
ープA1,A2,A3,…,D4,D5,…と呼ぶこと
にする。たとえば、「四則演算」という学習項目の「レ
ベル2」という難易度に分類されるグループは、問題グ
ループA2になる。
【0019】各問題グループには、それぞれ多数の問題
が用意されている。個々の問題には、ユニークな問題番
号が付加されるとともに、その解答が付加される。たと
えば、問題グループA2に所属している個々の問題は、
図4に示すように、問題番号と問題文と解答によって構
成されている。図5に、問題番号A2−1という問題に
ついての問題文と解答の一例を示す。この問題は、学習
項目が「四則演算」、難易度が「レベル2」という問題
グループA2に所属する第1番目の問題であるから、内
容も四則演算のレベル2にふさわしい問題(レベル1よ
りも難しく、レベル3よりも易しい四則演算)となって
いる。
【0020】このように、問題ファイル21内には、各
学習項目および各難易度ごとにグループ分けされ、多数
の問題文および解答が収容されることになる。これらの
問題文および解答は、予め出題者によって作成され、情
報入力部15(キーボードやスキャナなどの入力機器を
含んだ構成要素)から入力される。また、必要に応じ
て、出題者は問題ファイル21内の問題を追加したり、
削除したり、変更したりすることができる。
【0021】次に、受講者ファイル22の具体例を図6
に示す。この実施例では、受講者ファイル22は、各受
講者ごとに付与されたユニークな識別コードと、その受
講者の個人情報と、によって構成されている。個人情報
は、図7にその具体例が示されているように、固有デー
タと成績データとによって構成されている。固有データ
は、氏名、性別、生年月日、受講コース、住所、学校
名、料金回収のための銀行口座情報、などのデータから
なり、成績データは、この通信教育講座において過去に
発送した問題の問題番号と発送日付、およびその問題に
対する受講生の成績を示すデータからなる。ここで、固
有データとして必要な内容は、受講者に対して受講申込
書などを配布し、この受講申込書の記載内容に基づい
て、情報入力部15から受講者ファイル22へ書き込み
を行うようにすればよい。また、成績データについて
は、後述するように、問題作成部11および採点部16
によって受講者ファイル22へ書き込みが行われる。
【0022】続いて、このようなシステムにおける問題
作成部11の処理動作について説明する。問題作成部1
1は、このシステムの中枢となる働きをする部分であ
り、受講者ファイル22内の個人情報に基づいて、問題
ファイル21から1つの問題グループを選択し、選択し
たグループ内から、今回出題すべき問題を抽出する機能
を有する。すなわち、この実施例における問題作成部1
1による「問題の作成処理」とは、問題ファイル21内
に予め用意された多数の問題の中から問題を抽出する処
理に他ならない。そして、この抽出処理を行うにあたっ
て、問題グループの選択が行われるのである。別言すれ
ば、問題ファイル21内に収容された多数の問題から無
作為にランダム抽出を行うのではなく、まず、対象とな
る受講者の個人情報に基づいて、その受講者に適した問
題グループの選択が行われるのである。前述のように、
問題ファイル21内に収容された多数の問題は、2とお
りのグループ分けがなされている。難易度に基づく第1
のグループ分けと、学習項目に基づく第2のグループ分
けである。そこで、問題作成部11は、受講者ファイル
22内の「過去の成績」に基づいて、第1のグループ分
けに関する選択を行い、受講者ファイル22内の「学習
項目に関する情報」に基づいて、第2のグループ分けに
関する選択を行うことになる。この実施例では、受講者
ファイル22内の個人情報は、図7に示すように、固有
データと成績データとによって構成されているが、この
うち、成績データに基づいて、第1のグループ分けに関
する選択を行い、固有データに基づいて、第2のグルー
プ分けに関する選択を行っている。具体的な選択基準
は、この通信教育の講座提供者が自由に設定し、コンピ
ュータ内に処理プログラムとして記述しておけばよい。
ここでは、一例として、次のような選択基準を例示して
おく。
【0023】まず、図7に示す固有データにおける「受
講コース」によって、学習項目の順番が一義的に決定で
きるようにしておく。たとえば、受講コースが「算数基
礎コース」となっている受講者に対しては、図3の横軸
に示されているように、算数ファイルFaにおいて四
則演算、分数I、比の値、図形I、…という学習
項目の順を定義しておけばよい。また、「算数中級コー
ス」となっている受講者に対しては、「四則演算」と
「分数I」とを省略して、比の値、図形I、分数
II、…という学習項目の順を定義してもよい。同様
に、国語、理科、社会、といった他の科目のコースにつ
いても、このような学習項目の順を定義しておく。もち
ろん、この受講コースを学年別に設定したりすることも
できるし、授業の補講用コースと受験用コースとに分け
て設定したりすることもできる。このように、各受講者
についての「受講コース」のデータにより、学習項目が
決定されることになるので、この例の場合は、「受講コ
ース」のデータが「学習項目に関する情報」ということ
になる。
【0024】この他、「住所」や「学校名」といったデ
ータを学習項目に関する情報として用いることも可能で
ある。たとえば、次のような場合は、「受講コース」と
「住所」との両方を学習項目に関する情報として用いる
ことができる。いま、関東地方の小学校では、算数の学
習指導要領として、四則演算、分数I、比の値、
図形I、…の順に授業を行うことが定められている
が、関西地方の小学校では、四則演算、図形I、
比の値、分数I、…というように、分数よりも先に図
形の授業を行うことが定められていたと仮定しよう。こ
の場合、同じ「算数基礎コース」を受講する受講者であ
っても、関東地方の受講者と関西地方の受講者とでは、
学習項目の順を授業に合致させるために変えた方がよい
ことになる。そこで、同じ「算数基礎コース」を受講す
る受講者であっても、「住所」のデータが関東地方のも
のであれば、四則演算、分数I、比の値、図形
I、…という学習項目の順を定義し、「住所」のデータ
が関西地方のものであれば、四則演算、図形I、
比の値、分数I、…という学習項目の順を定義してお
けばよい。このような場合は、「受講コース」のデータ
と「住所」のデータとの双方が「学習項目に関する情
報」ということになる。
【0025】このように、固有データ内の「学習項目に
関する情報」について、学習項目の順を一義的に定義し
ておき、かつ、各学習項目について通信教育を行う期間
を定義しておけば、ある特定の受講者についての固有デ
ータに基づいて、第2のグループ分けに関する選択(学
習項目に関する選択)を一義的に行うことができる。た
とえば、各学習項目について通信教育を行う期間をそれ
ぞれ3か月と決めておけば、上述の例の場合、「算数基
礎コース」を受講する「関東地方」に住所をもつ受講者
については、最初の3か月は「四則演算」、次の3か
月は「分数I」、次の3か月は「比の値」、次の3
か月は「図形I」というように、学習項目に関するグ
ループが一義的に選択できることになる。
【0026】一方、第1のグループ分けに関する選択
(難易度に関する選択)は、成績データに基づいて行う
ことができる。たとえば、「各学習項目について、初回
はレベル1から始め、前回の成績が90点以上であった
場合には、1つ上のレベルに進む」というような選択基
準を定めておけば、難易度に関する選択も、過去の成績
データに基づいて一義的に行うことができる。すなわ
ち、新しい学習項目に進む場合には、常にレベル1を選
択し、前回と同じ学習項目の場合には、前回の成績が9
0点以上であった場合には、前回より1つ上のレベルに
進み(最上レベルの場合はそのまま)、90点未満であ
った場合には、前回のレベルにとどまる、という選択処
理を行えばよいことになる。
【0027】図7に例示した成績データには、上述のよ
うな選択基準によって問題グループの選択を行った履歴
が示されている。この図7に示す受講者「鈴木一郎」の
場合は、固有データとして、「算数基礎コース」を受講
し「関東地方」に住所をもつ旨の情報が記録されている
ので、最初の3か月の学習項目は「四則演算」とな
る。この例では、1か月に2回のペースで問題送付が行
われているが、第1回送付にあたる4月1日には、問題
グループA1(学習項目「四則演算」、難易度「レベル
1」に相当するグループ)の中から問題A1−8が抽出
されている。第2回送付にあたる4月15日には、前回
の成績が90点であったため、レベルが1つ上に進み、
問題グループA2の中から問題A2−4が抽出されてい
る。続く、第3回送付にあたる5月7日には、前回の成
績が85点であったため、レベルは現状維持となり、前
回と同じグループA2の中から問題A2−1が抽出され
ている。なお、この実施例では、選択された問題グルー
プ内からの問題抽出処理は、ランダムに行っている。次
の第4回送付にあたる5月20日には、前回の成績が9
2点であったため、レベルが1つ上に進み、問題グルー
プA3の中から問題A3−12が抽出されている。続く
第5回送付にあたる6月3日および第6回送付にあたる
6月18日には、いずれも前回の成績が90点未満であ
るため、レベルは現状維持となり、前回と同じグループ
A3の中から問題A3−3および問題A3−9が抽出さ
れている。続く第7回送付にあたる7月3日には、前回
の成績にかかわらず、新しい学習項目「分数I」の難易
度「レベル1」に相当する問題グループB1の中から問
題B1−6が抽出されている。これは、前述したよう
に、1つの学習項目の期間を3か月とする基準を設定し
たためである。
【0028】以上、問題グループの選択基準を具体的な
例に基づいて説明したが、この選択基準はあくまでも一
例であり、どのような基準設定をするかは自由に決めて
かまわない。たとえば、上述の例では、1つの学習項目
の期間を3か月としたが、「1つの学習項目でレベル5
まで到達したら次の学習項目に進む」というような設定
をすることもできるであろう。また、「前の学習項目で
レベル5まで進めた場合には、次の学習項目ではレベル
1をスキップしてレベル2から始める」というような設
定をすることもできる。あるいは、「前回の成績が10
0点の場合にはレベルを2段階上げる」とか、「前回の
成績が30点以下の場合にはレベルを1段階下げる」と
いった設定も可能である。更に、固有データ内の「学校
名」を参照して、受講者の所属する学校ごとに学習項目
の選択基準を変えることも可能である。また、新規受講
申し込みを行った受講者に対しては、最初に実力判定試
験を行い、その試験の成績に基づいて、今後の学習項目
を決定するようなことも可能である。その他にも、種々
の選択基準によって、個々の受講生について問題グルー
プの選択を行うことができる。要するに、本システムの
特徴は、個々の受講者の個人情報に基づいて、その受講
者に適した問題グループを選択し、選択したグループ内
から問題を抽出して出題する点にある。
【0029】続いて、図1に示すシステム全体としての
処理動作を説明する。ここでは、図7に示す成績データ
に履歴が残っているように、7月3日付で第7回目の問
題についての発送および採点が完了しており、これから
第8回目の問題を7月18日付で発送し、これを採点す
る処理を行うという前提で以下の説明を行う。
【0030】まず、問題作成部11は、図6に示すよう
な受講者ファイル22を参照しながら、各受講者に対し
て今回発送すべき問題の作成(抽出)を行う。すなわ
ち、まず識別コード10101の受講者「鈴木一郎」に
ついての問題作成を行うために、図7に示すような「鈴
木一郎」の個人情報(固有データおよび成績データ)
を、受講者ファイル22から読み出してくる。そして、
前回の出題が、問題グループB1から抽出され、その成
績が71点であることを認識し、今回の出題を行うため
の問題グループの選択を行う。前述したような選択基準
が設定されていれば、前回と同じ問題グループB1が選
択されることになる。問題グループが選択されたら、そ
のグループの中から問題を抽出する。この実施例では、
1回に1問だけを抽出する単純な例を示しているが、実
際には、複数問を抽出するのが好ましい。なお、成績デ
ータには、過去に出題した問題の問題番号が履歴として
残っているので、同一の問題を再度出題してしまうこと
を防ぐことができる。この実施例では、乱数を発生させ
て、選択された問題グループから任意の1題を抽出して
いるが、前回の問題B1−6が再び抽出されたら、別な
問題が抽出しなおされることになる。こうして、たとえ
ば問題B1−2が抽出できたら、問題作成部11は、受
講者ファイル22内の成績データに、今回の出題内容を
示すデータを追加書き込みする。この例の場合、日付と
して「7月18日」、問題番号として「B1−2」が書
き込まれることになる。なお、「成績」の欄はまだ空欄
のままとなる。
【0031】一方、模範解答作成部12は、前回の出題
に対する模範解答を作成する。すなわち、成績データの
履歴によれば、前回は問題「B1−6」が出題されたこ
とが認識できるので、問題ファイル21をアクセスし
て、この問題「B1−6」に対する解答を抽出してく
る。これが前回の出題に対する模範解答になる。この実
施例では、模範解答作成部12によって、問題ファイル
21から模範解答を抽出するとともに、受講者ファイル
22から前回の成績「71点」を抽出するようにしてい
る。
【0032】また、解答用紙作成部13は、問題作成部
11が作成(抽出)した問題について解答を書き込むた
めの解答用紙を作成する。この実施例の場合、コンピュ
ータによる読取りに適したマークシートを作成するよう
にしている。
【0033】こうして、問題作成部11により今回出題
すべき問題「B1−2」の問題文が出力され、模範解答
作成部12により前回出題された問題「B1−6」の模
範解答および成績が出力され、解答用紙作成部13によ
り問題「B1−2」の解答に適した解答用紙が出力され
る。もっとも、こうして出力される問題文、模範解答、
解答用紙、といったものは、この段階ではコンピュータ
内部で取り扱われるデジタルデータの形式になってい
る。具体的には、問題文および模範解答はJISコード
からなる文字データ、解答用紙はマークシートを表現す
る画像データである。これらのデータは、レイアウト処
理部14に与えられ、ここでレイアウト処理が施され
る。レイアウト処理部14に、所定のフォーマットを設
定しておけば、与えられた文字データや画像データをこ
のフォーマットに従ってレイアウトすることができる。
こうして、レイアウト処理が施されたデータは、配信情
報として配信処理部30に与えられる。
【0034】配信処理部30は、情報処理部10から与
えられた配信情報を、郵送またはファクシミリによって
受講者に配信する。郵送による配信の場合には、プリン
タ31によって配信情報を紙面上に出力し、加工機32
によってこの出力紙を断裁綴合して小冊子の形態にし、
封入機33によってこの小冊子を封筒に封入した後に発
送する。図8に、プリンタ31から出力された出力紙の
一例を示す。この例では、問題作成部11によって作成
された今回の問題と、模範解答作成部12によって作成
された前回の模範解答および前回の成績と、解答用紙作
成部13によって作成された解答用紙と、がそれぞれ1
頁ずつの形態で出力されている。この実施例では、解答
用紙はいわゆるマークシートの形態になっている。
【0035】一方、ファクシミリによる配信の場合に
は、FAXモデム34から、電話回線を通じて直接受講
者の自宅50のファクシミリ受信機宛に配信情報を伝送
する。郵送にするかファクシミリ送信するかは、予め受
講者ごとの希望を個人情報として受講者ファイル22に
保存しておき、各受講者の希望に沿った方法を選択すれ
ばよい。いずれの場合にも、受講者は自宅50において
図8に示す3頁の紙面からなる小冊子を手にすることに
なる。
【0036】以上の手順は、識別コード10101の受
講者「鈴木一郎」についての問題作成および発送手順で
あるが、他の受講者についても同様の要領で問題作成お
よび発送が実行される。結局、各受講者ごとに発送され
る問題は、それぞれ固有のものになる。別言すれば、個
々の受講者ごとに内容の異なる小冊子が送付されること
になる。これまでの通信教育システムでは、同一の印刷
物を多数の受講者に配布することが前提であったが、本
発明に係るシステムでは、受講者ごとに異なる印刷物を
配布することが前提となる。この点が、本発明の大きな
特徴である。
【0037】さて、受講者は、前回の模範解答および成
績を手にして理解を深めるとともに、今回の問題を解
き、その結果を解答用紙として与えられたマークシート
に記入し、これを郵送またはファクシミリ送信により返
送する。郵送されてきたマークシートについては、光学
読取機41を用いて受講者の回答情報を読み取る。ま
た、ファクシミリ送信されてきたマークシートについて
は、FAX受信機42によって紙面上に出力した後、光
学読取機41を用いて回答情報を読み取る。光学読取機
41によって読み取られた回答情報は、採点部16に送
られる。もちろん、FAX受信機42が直接回答情報を
読み取る機能を備えている場合には、FAX受信機42
から採点部16に直接回答情報を送るようにしてもかま
わない。
【0038】採点部16は、この回答情報に対して自動
的に採点を行う。たとえば、上述の例の場合、受講者は
問題「B1−2」に対しての回答情報を送ってきたの
で、問題ファイル21をアクセスして問題「B1−2」
についての解答を読み出し、受講者の回答情報との一致
/不一致を調べれば、画一的な自動採点を行うことがで
きる。採点部16は、こうして得た採点結果を、受講者
ファイル22内の成績データの所定欄に成績として記録
する。この成績は、次回の問題を作成するときの問題グ
ループの選択に反映されることになる。
【0039】以上、本発明を図示する実施例に基づいて
説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものでは
なく、この他にも種々の態様で実施可能である。以下に
いくつかの変形例を挙げておく。
【0040】(1) 上述の実施例では、問題ファイル2
1内に用意される問題文や解答は、文字データから構成
されていたが、文字データだけでなく画像データを付加
することも可能である。たとえば、図やグラフを含む問
題の場合には、文字データと画像データとによって問題
が構成されることになる。この場合、レイアウト処理部
14から出力する配信情報として、たとえば、ポストス
クリプト言語によって記述されたデータを用いれば、文
字データと画像データとを混合して出力することができ
る。
【0041】(2) 上述の実施例では、解答用紙として
マークシートの形態のものを用いているが、たとえば、
図9に示すように、マークシート部と文章解答部とを有
する解答用紙を用いることもできる。「○○について述
べよ」のような文章によって解答する問題については、
文章解答部に手書き文字で解答すればよい。また、この
ような文章による解答についての受信処理部40による
受信処理は、OCR機能をもった光学読取機41を用
い、文章解答部に記載された手書き文字を文字データと
して読み取るか、あるいは、手書き文字をそのままのイ
メージをもった画像データとして入力すればよい。な
お、このような文章解答に対する自動採点は困難である
ため、採点者の手に委ねるのがよい。たとえば、採点部
16では自動採点を行わず、この文章解答の内容をディ
スプレイ画面上に表示させ、採点者がディスプレイ上に
表示された内容を見て採点を行い、採点結果を採点部1
6に対してキーボードなどから入力してやればよい。
【0042】(3) 上述の実施例では、算数1科目を受
講している受講者についての単純な例を示したが、複数
科目を同時に受講している受講者に対しては、複数科目
分の問題を小冊子の形式で同時に送付すればよい。ま
た、上述の実施例は、練習問題を受講者に送付して解か
せる講座の例であるが、練習問題だけでなく種々の教材
を送付する場合にも、このシステムを適用することが可
能である。
【0043】(4) 上述の実施例では、問題ファイル2
1内の問題を、難易度と学習項目とによってグループ分
けしているが、グループ分けを他の条件に基づいて行っ
てもよい。たとえば、学年、科目、単元、入試における
出題校、学習参考書の参照頁、などの条件に基づいてグ
ループ分けすることも可能である。また、図3では、各
グループごとに記憶領域を分けるような図が示されてい
るが、実際には、各問題ごとに、その問題がどのグルー
プに所属する問題であるかを示す情報を付加しておくよ
うにすれば、特に記憶領域の分割を行う必要はない。
【0044】(5) 図1に示す加工機32としては、た
とえば、特開平4−371895号公報に記載されてい
る冊子態の作成方法を利用した装置を利用することがで
きる。この装置を利用する場合には、プリンタ31か
ら、たとえば、図10(a) に示すような連続紙を出力す
ればよい。この連続紙の両側には、紙送りのためのマー
ジナルパンチ孔が形成されているので、この部分を切断
除去し、受講者1人分の内容(問題、模範解答、マーク
シート)が印刷された連続頁だけを単体として分離す
る。そして、これを同図(b) に示すように折り畳み、同
図(c) に示すように片側を綴じ合わせ、もう片側を一点
鎖線で示す切断線に沿って切り離せば、同図(d) のよう
に、受講者1人分の小冊子が作成できる。あとは、この
小冊子を封入機33で封筒に入れて郵送すればよい。こ
のような処理を行う加工機は、たとえば、特開平5−1
93613号公報や、特開平2−286568号公報に
開示されている。
【0045】(6) 小冊子を作成する加工機を用いた場
合、作成された小冊子を封入機33によって封筒に封入
する必要があるが、たとえば、特開平5−178319
号公報に開示された封書作成装置を用いれば、加工機3
2と封入機33とを兼ねる仕事を行うことができる。こ
の装置は、プリンタ31から出力された連続紙の一部分
を封筒として利用し、連続紙をこの封筒の中に自動的に
折り畳んで封をする機能を有する。この封書作成装置を
利用する場合には、プリンタ31から、たとえば図11
に示すような連続紙を出力させればよい。この連続紙の
両側には、紙送りのためのマージナルパンチ孔が形成さ
れている。また、図に破線で示す部分はミシン目により
切り離すことができるようになっており、図に二点鎖線
で示す部分は折り目になっている。図にハッチングを施
した部分および両側のマージナルパンチ孔の部分は、切
り離されて除去される。この例では、頁P1〜P10ま
でが、受講者1人分の内容(封筒、問題、模範解答、マ
ークシート)となっている。頁P1およびP2は、後に
封筒を形成する部分となる。プリンタ31から、このよ
うな連続紙を出力すれば、これをミシン目から切り離
し、図12(a) 〜(e)に示すように、折り畳んで糊しろ
を接着すれば、そのまま封書として郵送することができ
る。
【0046】(7) 上述の実施例では、1つの学習項目
についての通信教育期間を、たとえば「3か月単位」と
いうように決め、1か月に2回のペースで問題文などを
定期的に配信していたが、必ずしもこのような定期的な
配信を行う必要はない。受講者の解答返送スピードに合
わせて、適宜、次回の配信を行うようにしてもよい。た
とえば、各受講者には、解答ができ次第、返送をしても
らうようにし、返送があったら直ちに次回の配信を行う
ようにすることもできる。学習意欲が旺盛な受講者であ
れば、解答を返送するスピードも速くなるであろうし、
その分、1か月に多数回の配信を受けれるようになる。
【0047】(8) 上述の実施例では、受講者に対し
て、今回の問題と前回の模範回答を配信していたが、こ
の他、受講者に受講を継続する意欲を促すための付加的
な情報を配信することもできよう。たとえば、短い解
説、英単語、歴史年表などをワンポイントレッスンと称
して、毎回継続的に配信することもできる。あるいは、
動物/植物図鑑、自然界のカラー写真、イラスト付き解
説カード、受講者の地域に関連した豆知識/産業情報、
読書案内、などを少しずつ毎回継続的に配信することも
できる。これらの情報を、たとえば、ミシン目入りの印
刷物として配布し、ミシン目から切り離すことによりカ
ード状になるようにしておけば、カードを集める楽しみ
が加わり、受講を継続する意欲を高めることができる。
あるいは、ジグソーパズルのピースを、毎回、数片分ず
つ送付するようにし、最後まで受講すると、パズルの絵
(たとえば世界地図の絵)が完成するような趣向を凝ら
すこともできる。
【0048】(9) 上述の実施例では、受講者宛てに配
信を行っているが、受講者の保護者宛てに別な配信を行
い、各受講者の成績、全受講者の平均点、その他のお知
らせなどを通知することもできる。
【0049】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る通信教育シス
テムによれば、多数の問題を少なくとも難易度に基づい
てグループ分けして保持しておき、各受講者の個人情報
に基づいて所定のグループを選択して問題を抽出するよ
うにしたため、個々の受講者に適した個別の問題を作成
することができるようになり、多数の受講者があたかも
個別の指導を受けているに等しい学習効果をもたらすこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る通信教育システムの基
本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すシステムにおける問題ファイル21
の具体的な構成例を示す図である。
【図3】図2に示す算数ファイルFaを、難易度および
学習項目に関してグループ分けした状態を示す図であ
る。
【図4】図3に示す問題グループA2に所属する複数の
問題を示す図である。
【図5】図4に示す問題番号A2−1なる問題の具体的
内容を例示する図である。
【図6】図1に示すシステムにおける受講者ファイル2
2の具体的な構成例を示す図である。
【図7】図6に示す識別コード10101なる受講者に
ついての個人情報の具体的内容を例示する図である。
【図8】図1に示すシステムにおいてプリンタ31から
出力された出力紙の一例を示す図である。
【図9】図1に示すシステムにおける解答用紙作成部1
3で作成される解答用紙の別な一実施例を示す図であ
る。
【図10】図1に示すシステムにおける加工機32の作
業内容を説明する図である。
【図11】図1に示すシステムに封書作成装置を用いる
場合のプリンタによる連続出力紙の一例を示す図であ
る。
【図12】図11に示す連続出力紙を折り畳む状態を示
す図である。
【符号の説明】
10…情報処理部 11…問題作成部 12…模範解答作成部 13…解答用紙作成部 14…レイアウト処理部 15…情報入力部 16…採点部 20…情報記憶部 21…問題ファイル 22…受講者ファイル 30…配信処理部 31…プリンタ 32…加工機 33…封入機 34…FAXモデム 40…受信処理部 41…光学読取機 42…FAX受信機 50…受講者の自宅 Fa〜Fd…各科目別問題ファイル P1〜P10…プリンタの連続出力紙の各頁
フロントページの続き (72)発明者 栃原 聖一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 小池 康雄 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 斎藤 雅 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 上野 幸洋 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信教育用問題を、少なくとも難
    易度に基づいてグループ分けすることにより構成される
    問題ファイルを記憶する手段と、 出題した問題についての過去の成績を含む個人情報を、
    各受講者ごとに集計した受講者ファイルを記憶する手段
    と、 前記受講者ファイル内の過去の成績に基づいて、前記問
    題ファイルから1つの難易度グループを選択し、選択し
    たグループ内から、今回出題すべき問題を抽出する問題
    作成手段と、 作成された問題を受講者に配信する配信手段と、 を備えることを特徴とする通信教育システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、 問題ファイルが、複数の問題に対して、難易度に基づく
    第1のグループ分けと、学習項目に基づく第2のグルー
    プ分けと、を行うことにより構成されており、受講者フ
    ァイル内の個人情報が、受講者が学習すべき学習項目に
    関する情報を含んでおり、 問題作成手段が、受講者ファイル内の過去の成績に基づ
    いて、第1のグループ分けに関する選択を行い、受講者
    ファイル内の学習項目に関する情報に基づいて、第2の
    グループ分けに関する選択を行うことを特徴とする通信
    教育システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のシステムにお
    いて、 問題ファイル内の各問題に解答を付加しておき、出題し
    た問題に対する受講者の回答を、前記問題ファイル内の
    解答に基づいて採点し、採点結果を受講者ファイル内の
    個人情報に成績として記録する採点手段、を更に設けた
    ことを特徴とする通信教育システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシステムにおいて、 前回出題した問題についての解答を問題ファイルから抽
    出する模範解答作成手段を更に設け、配信手段によっ
    て、今回出題すべき問題とともに前回出題した問題につ
    いての模範解答を配信するようにしたことを特徴とする
    通信教育システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のシステ
    ムにおいて、 問題作成手段によって抽出された問題について解答を書
    き込むための解答用紙、を作成する解答用紙作成手段を
    更に設け、配信手段によって、今回出題すべき問題とと
    もに作成した解答用紙を配信するようにしたことを特徴
    とする通信教育システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のシステ
    ムにおいて、 配信手段が、配信すべき情報を紙面に出力するプリンタ
    と、このプリンタの出力紙を断裁綴合する加工機と、綴
    合された小冊子を封筒に封入する封入機と、を有するこ
    とを特徴とする通信教育システム。
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