JPH0719823A - 物体形状認識方法及びその装置 - Google Patents

物体形状認識方法及びその装置

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JPH0719823A
JPH0719823A JP18895093A JP18895093A JPH0719823A JP H0719823 A JPH0719823 A JP H0719823A JP 18895093 A JP18895093 A JP 18895093A JP 18895093 A JP18895093 A JP 18895093A JP H0719823 A JPH0719823 A JP H0719823A
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bright
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JP18895093A
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Kenji Mihashi
研二 三橋
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズや外乱光の影響を抑制することにより
測定対象物の3次元形状等の測定精度の向上を図る。 【構成】 スリットレーザ光投光器1と、CCDカメラ
5と、スリットレーザ光を2本の平行なレーザ光に分岐
し測定対象物へ導くハーフミラー2,固定ミラー3,回
転ミラー4と、分岐レーザ光照射時にCCDカメラ5に
より撮影した測定対象物の輝線を含む画像から分岐レー
ザ光照射前にCCDカメラ5により撮影した測定対象物
の輝線を含まない画像を差し引いて輝線抽出用画像を作
成し,輝線抽出用画像において輝度が比較的高い部分を
識別し,高輝度部分の中から所定の間隔を有し所定の輝
度差を有する隣接した2つの高輝度部分を輝線として抽
出し,抽出輝線に基づき測定対象物の3次元形状を認識
するCPU8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体形状認識方法及び
その装置に係り、特に、物体の3次元形状や地形等を測
定する場合に好適な物体形状認識方法及びその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図11に示す如く、レーザ
投光器50から発生させたスリット状のレーザ光Hを固
定ミラー51及び回転ミラー52で反射させて測定対象
物53へ照射し、測定対象物53へ照射したスリットレ
ーザ光Hによって生ずる輝線をCCDカメラ54(又は
PSDカメラ等)により撮像し、当該撮像データに基づ
き測定対象物53の3次元形状を測定するようにした物
体形状検査装置が開発されている。この場合、撮像手段
としては、画像処理が可能なCCDカメラが多く使用さ
れている。
【0003】前述したスリットレーザ光を使用して物体
の形状を測定する場合には、図12に示す如く、レーザ
投光器50から測定対象物へ照射したスリットレーザ光
によって生ずる輝線を如何に抽出するかが測定精度を向
上させる上で重要となっている。即ち、図13に示す如
く、測定対象物へ照射したスリットレーザ光によって生
ずる輝線をX−Y座標軸に対応させた時、Y軸に平行な
或る直線Lと交わる輝線は1本だけ存在するため、或る
直線Lと輝線との交点に対して上下方向の光切断面にお
ける波形を処理すれば輝線を抽出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術にあっては、測定対象物へ照射したスリット
レーザ光をCCDカメラで撮像する際に、例えば帯域通
過フィルタ等でノイズや外乱光を或る程度までは遮断す
ることは可能であるが、ノイズや外乱光を完全に除去す
ることはできないため、測定精度の面で問題があった。
また、例えば図14に示す如く、測定対象物の形状如何
では輝線の付近に反射が生ずるため、正確な輝線を抽出
することができず、上記と同様に測定精度が低下する問
題があった。更に、例えば図15に示す如く、輝線の近
傍にノイズが乗っていた場合、輝線抽出の基準をピーク
とした時はノイズAが輝線として誤認識され、輝線抽出
の基準を所定区間の積分値(ピーク部分の面積)の最大
値とした時はノイズBが輝線として誤認識される可能性
があるという不具合があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、ノイズや外乱光の影響を抑制することに
より測定対象物の3次元形状等の測定精度の向上を図っ
た物体形状認識方法及びその装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の物体形状認識方
法では、レーザ光を2本の平行なレーザ光に分岐した分
岐レーザ光を測定対象物へ照射すると共に当該分岐レー
ザ光の照射前後にわたって当該測定対象物を撮影し、前
記分岐レーザ光照射時に撮影した測定対象物の輝線を含
んだ画像から前記分岐レーザ光照射前に撮影した測定対
象物の輝線を含まない画像を差し引いて輝線抽出用画像
を作成し、当該輝線抽出用画像において輝度が比較的高
い部分を取り出し、当該高輝度部分の中から所定の間隔
を有し所定の輝度差を有する隣接した2つの高輝度部分
を輝線として抽出し、当該抽出輝線に基づき測定対象物
の3次元形状を認識する、という手法を採用している。
【0007】また、本発明の物体形状認識方法を具体化
する物体形状認識装置としては、測定対象物へ向けてレ
ーザ光を照射するレーザ光照射手段と、測定対象物を撮
影する撮影手段と、前記レーザ光照射手段によるレーザ
光照射時に前記撮影手段により撮影された測定対象物の
画像から前記レーザ光照射に伴い生じた輝線を抽出する
と共に,抽出した輝線に基づき測定対象物の3次元形状
を認識する形状認識手段とを備えた物体形状認識装置に
おいて、前記レーザ光照射手段のレーザ光照射方向側
に、当該レーザ光照射手段から照射されたレーザ光を2
本の平行なレーザ光に分岐すると共に当該分岐レーザ光
を測定対象物へ導くレーザ光分岐手段を設け、前記形状
認識手段が、前記レーザ光分岐手段による分岐レーザ光
照射時に前記撮影手段により撮影された測定対象物の輝
線を含んだ画像から前記分岐レーザ光照射前に撮影され
た測定対象物の輝線を含まない画像を差し引いて輝線抽
出用画像を作成する画像処理機能と,当該輝線抽出用画
像において輝度が比較的高い部分を識別する高輝度部分
識別機能と,当該高輝度部分の中から所定の間隔を有し
所定の輝度差を有する隣接した2つの高輝度部分を輝線
として抽出する輝線抽出機能とを具備する、という構成
を採っている。これにより、前述した目的を達成しよう
とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、レーザ光照射手段からレーザ
光を測定対象物へ向けて照射すると、レーザ光はレーザ
光分岐手段により2本の平行なレーザ光に分岐された
後、当該分岐レーザ光が測定対象物へ導かれ測定対象物
を照射する。また、撮影手段は、分岐レーザ光の照射前
後における測定対象物を撮影する。形状認識手段は、レ
ーザ光分岐手段による分岐レーザ光照射時に撮影手段に
より撮影した測定対象物の輝線を含んだ画像から、レー
ザ光分岐手段による分岐レーザ光照射前に撮影手段によ
り撮影した測定対象物の輝線を含まない画像を差し引
き、輝線抽出用画像を作成する。更に、形状認識手段
は、輝線抽出用画像において輝度が比較的高い部分を識
別すると共に、高輝度部分の中から所定の間隔を有し所
定の輝度差を有する隣接した2つの高輝度部分を輝線と
して抽出した後、抽出輝線に基づき測定対象物の3次元
形状を認識する。これにより、輝線の付近にノイズが発
生している場合においても輝線とノイズとを的確に区別
して輝線のみを抽出することが可能となるため、従来の
如く,輝線の付近にノイズや反射が生じた時にノイズを
輝線と誤認識したり反射の影響で輝線を正確に抽出でき
ない等の不具合を解消することができ、この結果、測定
対象物の形状認識精度を向上させることが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を適用してなる実施例を図面に
基づいて説明する。
【0010】先ず、本実施例の物体形状測定装置の全体
構成を図2に基づき説明すると、物体形状測定装置は、
スリット状のレーザ光Hを発射するスリットレーザ光投
光器1と、スリットレーザ光投光器1のレーザ光発射側
前方の所定箇所に配置されたハーフミラー2と、ハーフ
ミラー2の後方の所定箇所に配置された固定ミラー3
と、ハーフミラー2及び固定ミラー3の反射面と対向す
る位置に配置された回転ミラー4と、測定対象物へ照射
された2本の平行なスリットレーザ光H1,H2によっ
て生ずる2本の輝線を撮像するCCDカメラ5と、CC
Dカメラ5による撮像データに基づき測定対象物の3次
元形状を測定する測定装置本体6とを備える構成となっ
ている。図中符号12はスリットレーザ光投光器1及び
CCDカメラ5を支持するシャフトを示し、符号13,
14はCCDカメラ5を保持する保持部材を示す。
【0011】スリットレーザ光投光器1は、レーザビー
ムを線状のスリットを通過させてスリット状のレーザ光
Hを発生し、ハーフミラー2へ向けて発射するようにな
っている。ハーフミラー2は、スリットレーザ光投光器
1から発射されたスリットレーザ光Hの所定光量を反射
させて回転ミラー4へ入射させる一方、スリットレーザ
光の残りの光量を固定ミラー3側へ透過させるようにな
っている。固定ミラー3は、ハーフミラー2を透過して
きたスリットレーザ光を反射させて回転ミラー4へ入射
させるようになっている。
【0012】回転ミラー4は、スリットレーザ光投光器
1により適宜回転されてその反射面が調整されるように
なっており、ハーフミラー2により反射されてきたスリ
ットレーザ光を測定対象物へ向けて反射させると共に、
固定ミラー3により反射されてきたスリットレーザ光を
測定対象物へ向けて反射させるようになっている。即
ち、スリットレーザ光投光器1から発射されたスリット
レーザ光は、ハーフミラー2及び固定ミラー3により所
定間隔を有する2本の平行なスリットレーザ光として回
転ミラー4へ入射されると共に反射され、2本の平行な
スリットレーザ光H1,H2として測定対象物7の幅方
向(水平方向)へ照射されるようになっている。
【0013】CCDカメラ5は、スリットレーザ光投光
器1からハーフミラー2,固定ミラー3,回転ミラー4
を介して測定対象物へ照射された2本の平行なスリット
レーザ光によって生ずる2本の輝線を撮像し、2本の輝
線の撮像に基づく撮像データを測定装置本体6の後述す
るCPU8へ出力するようになっている。
【0014】この場合、図3に示す如く、スリットレー
ザ光投光器1から測定対象物へ照射した2本の平行なス
リットレーザ光によって生ずる2本の輝線K1,K2を
X−Y座標軸に対応させた時、Y軸に平行な或る直線L
と交わる2本の輝線K1,K2の光切断面においては間
隔dを隔てて隣接することになる。本実施例では、測定
対象物の形状測定に際しては、隣接する組合わせとして
の2本の輝線をノイズから分離して抽出することによ
り、従来のようにノイズや外乱光を輝線として誤認識す
る不具合を解消するようになっている。
【0015】ここで、例えば図4に示す如く、2本の輝
線K1,K2の付近にノイズA,ノイズBが乗っていた
場合に2本の輝線K1,K2を抽出する方法を説明する
と、先ず、輝線K1のピークとノイズAのピークとを比
較すると、両者の距離が離れておりレベルも相異するた
め、両者は「輝線」の組合わせでは無く、ノイズAは
「輝線」では無く「ノイズ」であることが判明する。次
に、輝線K1のピークと輝線K2のピークとを比較する
と、両者の距離が接近しておりレベルも同程度であるた
め、両者は「輝線」の組合わせであることが判明する。
【0016】ノイズAを「輝線」では無く「ノイズ」と
判定した場合は、図5に示す如く、ノイズAの‘山’を
カットして次のピークを探す。この場合、所定区間の積
分値(ピーク部分の面積)を基準として輝線を抽出する
ことも可能である。ところで、前述した2本の輝線の間
隔dは、スリットレーザ光投光器1から測定対象物まで
の距離と,測定対象物の測定対象面の角度とによって一
定とはならないが、本実施例では、物体形状測定装置の
測定可能範囲において2本の輝線を分離できるような間
隔dとして設定すると共に、CPU8の内部メモリに予
め記憶しておくようになっている。
【0017】次に、本実施例の物体形状測定装置の主要
部を成す測定装置本体を中心とした構成を図1に基づき
説明すると、測定装置本体6は、CPU(中央処理装
置)8と、スリットレーザ光角度制御部9と、RAM1
0と、第1及び第2フレームメモリを有するフレームバ
ッファ11とを備える構成となっている。CPU8は、
スリットレーザ光投光器1から発射すべきスリットレー
ザ光の角度を指令する指令信号をスリットレーザ光角度
制御部9へ出力するようになっている。スリットレーザ
光角度制御部9は、指令信号に対応した角度のスリット
レーザ光をスリットレーザ光投光器1から発射させるよ
うに制御するようになっている。
【0018】また、CPU8は、CCDカメラ5で撮像
したスリットレーザ光発射前の測定対象物の撮像データ
(輝線が無い原画像データ)をフレームバッファ11の
第1フレームメモリに記憶し、CCDカメラで撮像した
スリットレーザ光発射後の測定対象物の撮像データ(輝
線が有る画像データ)をフレームバッファ11の第2フ
レームメモリに記憶するようになっている。更に、CP
U8は、後述する抽出した輝線の座標を計算し、計算し
た座標をデータベースとしてRAM10に記憶するよう
になっている。
【0019】次に、上記の如く構成した本実施例におけ
る「物体形状測定処理」及び「輝線抽出処理」を図6乃
至図10に基づき説明する。
【0020】「物体形状測定処理」(図6) 物体形状測定装置のCCDカメラ5は、スリットレーザ
光投光器1から測定対象物へ2本の平行なスリットレー
ザ光を照射する前の時点における測定対象物を撮像し、
撮像データ(輝線の無い原画像データ)を測定装置本体
6のCPU8へ入力する。これにより、CPU8は、輝
線の無い原画像データをフレームバッファ11の第1フ
レームメモリに記憶する(ステップSA1)。
【0021】次に、CPU8は、スリットレーザ光投光
器1から発射すべきスリットレーザ光の角度を指令する
指令信号をスリットレーザ光角度制御部9へ出力する
と、スリットレーザ光角度制御部9は、スリットレーザ
光投光器1からCPUの指令信号に対応した角度のスリ
ットレーザ光を発射するように制御する。これにより、
スリットレーザ光投光器1から、ハーフミラー2,固定
ミラー3,回転ミラー4を介して2本の平行なスリット
レーザ光が測定対象物へ照射される(ステップSA
2)。
【0022】CCDカメラ5は、スリットレーザ光投光
器1からハーフミラー2,固定ミラー3,回転ミラー4
を介して測定対象物へ照射された2本の平行なスリット
レーザ光によって生ずる2本の輝線を撮像し、2本の輝
線の撮像に基づく撮像データ(輝線の有る画像データ)
を測定装置本体6のCPU8へ入力する。これにより、
CPU8は、輝線の有る画像データをフレームバッファ
11の第2フレームメモリに記憶する(ステップSA
3)。
【0023】次に、CPU8は、フレームバッファ11
の第1及び第2フレームメモリに記憶された「輝線の有
る画像データ」から「輝線の無い画像データ」を差し引
き、差し引きデータをフレームバッファ11の第2フレ
ームメモリに記憶し当該メモリの内容を書き変える(ス
テップSA4)。
【0024】次に、CPU8は、フレームバッファ11
の第2フレームメモリの記憶内容に基づき2本の輝線を
抽出し、抽出した2本の輝線データをフレームバッファ
11の第2フレームメモリに記憶し当該メモリの内容を
書き変える(ステップSA5)。輝線抽出方法について
は、図7において詳述する。
【0025】次に、CPU8は、測定対象物に係る抽出
した輝線の座標を計算すると共に、計算した座標をデー
タベースとしてRAM10に記憶する(ステップSA
6)。この後、CPU8は、測定対象物について予め決
めた範囲を測定したか否かを判定し(ステップSA
7)、予め決めた範囲を測定していない場合はステップ
SA2以降の処理を繰返す一方、予め決めた範囲を測定
した場合は本処理を終了する。
【0026】「輝線抽出処理」(図7) 物体形状測定装置のCPU8は、上記図6のステップS
A4における「輝線の有る画像データ」から「輝線の無
い画像データ」を差し引いた画像の縦方向に沿ったn番
目の画像ライン(図8参照)について、2本のスリット
レーザ光により生じた2本の輝線がなまらないように低
域通過フィルタをかける(図9参照)(ステップSB
1)。次に、CPU8は、低域通過フィルタをかけた画
像ラインにおける輝度の高い局所ピーク部分に識別番号
(1,2,3・・・)を付与し(図10参照)、その旨
を記憶する(ステップSB2)。
【0027】次に、CPU8は、当該画像ラインの識別
番号を付与した隣接する局所ピーク部分(識別番号mの
局所ピーク部分と識別番号(m+1)の局所ピーク部
分)の間の距離が設定幅(上述した2本の輝線の間隔d
に相当する幅)よりも広いか狭いかを判定し(ステップ
SB3)、広いと判定した場合はステップSB4の処理
を実行し、狭いと判定した場合はステップSB6の処理
を実行する(但し、m=1,2,3・・・)。
【0028】CPU8は、当該画像ラインの識別番号を
付与した隣接する局所ピーク部分(識別番号mの局所ピ
ーク部分と識別番号(m+1)の局所ピーク部分)の間
の距離が設定幅よりも広いと判定した場合は、両局所ピ
ーク部分は2本の輝線の組合わせでは無いと判断し、判
定対象の局所ピーク部分の識別番号を‘1’増加させ、
ステップSB3へ戻る。即ち、当該画像ラインの識別番
号を付与した隣接する局所ピーク部分の間の距離判定を
順次行う(ステップSB4)。そして、識別番号(m+
1)が局所ピーク部分の数を超えた場合は、ステップS
B1へ戻り画像の縦方向に沿ったn番目以後の画像ライ
ンについて上記の処理を繰返す。
【0029】他方、CPU8は、当該画像ラインの識別
番号を付与した隣接する局所ピーク部分(識別番号mの
局所ピーク部分と識別番号(m+1)の局所ピーク部
分)の間の距離が設定幅よりも狭いと判定した場合は、
隣接する局所ピーク部分(識別番号mの局所ピーク部分
と識別番号(m+1)の局所ピーク部分)のレベル差が
予め設定された値より大きいか小さいかを判定する(ス
テップSB6)。
【0030】CPU8は、当該画像ラインの隣接する局
所ピーク部分(識別番号mの局所ピーク部分と識別番号
(m+1)の局所ピーク部分)のレベル差が設定値より
大きいと判定した場合は,ステップSB4の処理を実行
する一方、レベル差が設定値より小さいと判定した場合
は,両局所ピーク部分を2本の輝線と判断し,フレーム
バッファ11に記憶してある両局所ピーク部分に対応し
たデータを輝線データとして確定する(ステップSB
7)。この後、ステップSB1へ戻り画像の縦方向に沿
ったn番目以後の画像ラインについて上記の処理を繰返
す。
【0031】上述したように、本実施例によれば、スリ
ットレーザ光投光器1から測定対象物へ向けて2本の平
行なスリットレーザ光を照射し,当該2本の平行なスリ
ットレーザ光が照射された測定対象物を撮影した画像か
ら所定間隔以内で所定レベル差以内の2本の輝線を抽出
し,抽出した2本の輝線に基づき物体形状を判定するた
め、輝線の付近にノイズが発生している場合でも、輝線
とノイズとを的確に区別して輝線のみを抽出することが
可能となる。これにより、従来の如く,輝線の付近にノ
イズや反射が生じた時にノイズを輝線と誤認識したり反
射の影響で輝線を正確に抽出できない等の不具合を解消
することができるため、物体形状の測定精度を向上させ
ることが可能となる。
【0032】この場合、本実施例では、上述した画像ラ
インの複数の局所ピーク部分から抽出すべき2本の輝線
の光切断面形状の特徴パターンを予め記憶しておき、画
像ラインの複数の局所ピーク部分から前記特徴パターン
を有するものをパターンマッチング手法により抽出する
ようにすることも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分岐レーザ光照射時に撮影した測定対象物の輝線を含ん
だ画像から分岐レーザ光照射前に撮影した測定対象物の
輝線を含まない画像を差し引いて輝線抽出用画像を作成
し,輝線抽出用画像において輝度が比較的高い部分を取
り出し,高輝度部分の中から所定の間隔を有し所定の輝
度差を有する隣接した2つの高輝度部分を輝線として抽
出し,抽出輝線に基づき測定対象物の3次元形状を認識
するため、輝線の付近にノイズが発生している場合にお
いても輝線とノイズとを的確に区別して輝線のみを抽出
することが可能となり、従って、従来の如く,輝線の付
近にノイズや反射が生じた時にノイズを輝線と誤認識し
たり反射の影響で輝線を正確に抽出できない等の不具合
を解消することができ、この結果、測定対象物の形状認
識精度を向上させることが可能となる、という優れた効
果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した本実施例の物体形状測定装置
の主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の物体形状測定装置の全体構成を示す
説明図である。
【図3】本実施例における2本の輝線を示す説明図であ
る。
【図4】本実施例における2本の輝線及びノイズを示す
説明図である。
【図5】図4でノイズをカットした状態を示す説明図で
ある。
【図6】本実施例における物体形状測定処理を示す流れ
図である。
【図7】本実施例における物体形状測定処理の一部を成
す輝線抽出処理を示す流れ図である。
【図8】本実施例における画像ラインを示す説明図であ
る。
【図9】図8の画像ラインに低域通過フィルタをかけた
場合の説明図である。
【図10】図9の画像ラインの局所ピーク部分に識別番
号を付与した説明図である。
【図11】従来例における物体形状検査装置の構成を示
す説明図である。
【図12】従来例における輝線を示す説明図である。
【図13】従来例における輝線抽出を示す説明図であ
る。
【図14】従来例における輝線付近に反射が生じた場合
の説明図である。
【図15】従来例における輝線及びノイズを示す説明図
である。
【符号の説明】
1 レーザ光照射手段としてのスリットレーザ光投光器 2 レーザ光分岐手段としてのハーフミラー 3 レーザ光分岐手段としての固定ミラー 4 レーザ光分岐手段としての回転ミラー 5 撮影手段としてのCCDカメラ 6 測定装置本体 7 測定対象物 8 形状認識手段としてのCPU 9 スリットレーザ光角度制御部 10 RAM 11 フレームバッファ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を2本の平行なレーザ光に分岐
    した分岐レーザ光を測定対象物へ照射すると共に当該分
    岐レーザ光の照射前後にわたって当該測定対象物を撮影
    し、前記分岐レーザ光照射時に撮影した測定対象物の輝
    線を含んだ画像から前記分岐レーザ光照射前に撮影した
    測定対象物の輝線を含まない画像を差し引いて輝線抽出
    用画像を作成し、当該輝線抽出用画像において輝度が比
    較的高い部分を取り出し、当該高輝度部分の中から所定
    の間隔を有し所定の輝度差を有する隣接した2つの高輝
    度部分を輝線として抽出し、当該抽出輝線に基づき測定
    対象物の3次元形状を認識することを特徴とする物体形
    状認識方法。
  2. 【請求項2】 測定対象物へ向けてレーザ光を照射する
    レーザ光照射手段と、測定対象物を撮影する撮影手段
    と、前記レーザ光照射手段によるレーザ光照射時に前記
    撮影手段により撮影された測定対象物の画像から前記レ
    ーザ光照射に伴い生じた輝線を抽出すると共に,抽出し
    た輝線に基づき測定対象物の3次元形状を認識する形状
    認識手段とを備えた物体形状認識装置において、 前記レーザ光照射手段のレーザ光照射方向側に、当該レ
    ーザ光照射手段から照射されたレーザ光を2本の平行な
    レーザ光に分岐すると共に当該分岐レーザ光を測定対象
    物へ導くレーザ光分岐手段を設け、 前記形状認識手段が、前記レーザ光分岐手段による分岐
    レーザ光照射時に前記撮影手段により撮影された測定対
    象物の輝線を含んだ画像から前記分岐レーザ光照射前に
    撮影された測定対象物の輝線を含まない画像を差し引い
    て輝線抽出用画像を作成する画像処理機能と,当該輝線
    抽出用画像において輝度が比較的高い部分を識別する高
    輝度部分識別機能と,当該高輝度部分の中から所定の間
    隔を有し所定の輝度差を有する隣接した2つの高輝度部
    分を輝線として抽出する輝線抽出機能とを具備したこと
    を特徴とする物体形状認識装置。
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JP18895093A Withdrawn JPH0719823A (ja) 1993-07-01 1993-07-01 物体形状認識方法及びその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008059627A1 (fr) * 2006-11-14 2008-05-22 Fujitsu Limited Dispositif de commande d'éclairage, procédé de commande d'éclairage et appareil d'imagerie

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