JPH0719713Y2 - バレル研磨機のライニング材 - Google Patents

バレル研磨機のライニング材

Info

Publication number
JPH0719713Y2
JPH0719713Y2 JP1990125999U JP12599990U JPH0719713Y2 JP H0719713 Y2 JPH0719713 Y2 JP H0719713Y2 JP 1990125999 U JP1990125999 U JP 1990125999U JP 12599990 U JP12599990 U JP 12599990U JP H0719713 Y2 JPH0719713 Y2 JP H0719713Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lining
core material
polishing tank
polishing
lining material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990125999U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0483565U (ja
Inventor
勝次 堤
Original Assignee
株式会社堤製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社堤製作所 filed Critical 株式会社堤製作所
Priority to JP1990125999U priority Critical patent/JPH0719713Y2/ja
Publication of JPH0483565U publication Critical patent/JPH0483565U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0719713Y2 publication Critical patent/JPH0719713Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、研磨槽内で被研磨物を研磨剤とともに攪拌し
て研磨を行うバレル研磨機のライニング材に関する。
〈従来の技術〉 バレル研磨機の研磨槽の内面には、研磨槽の保護、被研
磨物への衝撃緩衝等のためにライニングが施されてい
る。特に、サブミクロン単位での仕上げ精度が要求され
る被研磨物を研磨するものにあっては、ライニングは必
要不可欠になっている。
かかるライニングは、ゴム系とウレタン系とに大別され
るが、前者はゴム板を所望の厚さになるように研磨槽の
内面に張り合わせた後、焼付け、加硫することによって
施している。一方、後者のものにあっては、取り付ける
研磨槽に適合した型を設け、この型に溶融した材料を流
し込んで成形している。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述した従来のライニングには交換に手
間がかかるという問題がある。
すなわち、ライニングを大まかに除去した後、研磨槽の
内面にブラスト又はショット加工を施さなければ、次に
ライニングをすることができない。また、研磨槽全体を
加熱してライニングを除去する方法もあるが、加熱の際
に研磨槽が歪むとともに、全体が酸化するため、加熱の
後に酸化物の除去作業が必要となる。また、この方法で
は、有毒な黒煙ガスが発生するので、公害防止の観点か
ら好ましくない。
本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、容易にラ
イニングを交換することができるバレル研磨機のライニ
ング材を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、バレル研磨機の研磨槽の内面に沿って配置さ
れるライニング材であって、バレル研磨機の内面に沿っ
て延びる板状の芯材と、芯材の表面に一体的に被着をさ
れるライニング層と、ライニング層を研磨槽の内面に着
脱自在に固定するために、芯材に固定されるねじ部材と
を備え、上記ねじ部材が、研磨槽に装着されるねじ部材
と螺合するようにしたことを特徴とするバレル研磨機の
ライニング材を提供するものである。
〈作用〉 研磨槽に装着されるねじ部材を、芯材に固定されたねじ
部材に対して着脱することにより、研磨槽の内面に対す
るライニング材の着脱を行える。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本考案に係る一実施例を説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係るバレル研磨機のライニ
ング材の概略的断面図、第2図はこのバレル研磨機のラ
イニング材を研磨槽の内面に取り付けた状態を示す概略
的断面図、第3図及び第4図は他のバレル研磨機のライ
ニング材の概略的断面図、第5図は他の実施例に係るバ
レル研磨機のライニング材の概略的断面図である。
本実施例に係るバレル研磨機のライニング材100は、芯
材110と、この芯材110に被着された耐摩耗性を有するラ
イニング層120と、研磨槽200の内面210に対応して着脱
自在に取り付けるための取付手段とを有している。な
お、以下の説明における研磨槽200の内面210には、研磨
槽200の蓋の内面をも含んでいる。
ライニング材100は、取り付けられる研磨槽200の内面21
0の大きさ、形状に適合するように設定されている。
芯材110には、鉄或いはアルミニウム等の金属の板材
や、合成樹脂の板材等が用いられており、この芯材110
には取付手段が設けられている。この芯材110は、研磨
槽200の内面210より若干小さめに設定されている。
取付手段は、ライニング材100を研磨槽200の内面210に
着脱自在に取り付けるものであり、具体的には第1図に
示すように芯材110に開設された貫通孔111に脚部131aが
貫通されたボルト131である。
このような取付手段を有する芯材110にライニング層120
が被着されてライニング材100となる。ライニング層120
には、耐摩耗性とある程度の柔軟性とを有しているもの
が用いられるが、具体的には従来と同様にゴム系或いは
ウレタン系の材料が望ましいが、要求される耐摩耗性等
を満たすものであればよい。なお、芯材110にライニン
グ層120を被着させるのは、従来と同様に焼付け等で行
う。芯材110は、研磨槽200の内面210より若干小さめな
ので、ライニング層120を被着した状態で、内面210に適
合するようになる。
次に、上述したようなライニング材100の研磨槽200の内
面210への取付作業について説明する。
まず、ライニング材100の裏面、すなわち研磨槽200の内
面に密着する面にシリコン等のシール材140を付着させ
る。このシール材140は、研磨槽200に開設されている取
付用開口220から水等が漏れるのを防止するためであ
る。
前記取付用開口220に取付手段を構成するボルト131の脚
部131aを挿入し、研磨槽200の外側に突出した脚部131a
にナット132を螺合させ、ライニング材100を研磨槽200
の内面210に固定する。
ライニング槽120の寿命が来たならば、ナット132を取り
外して新しいライニング材100を研磨槽200の内面210に
取り付ける。
上述した実施例では、ボルト131の脚部131aを芯材110に
貫通させて取り付けたが、第3図に示すように、ボルト
131の頭部131bを芯材110に溶接等で固定してもよい。ま
た、第4図に示すように、ナット132を芯材110に溶接等
で固定し、研磨槽200の取付用開口220には対応するボル
ト131を挿入するようにしてもよい。ただし、ナット132
を芯材110に固定してなるライニング材100の場合には、
ライニング層120には開口121を予め開設しておかなけれ
ばならない。
また、研磨槽200の内面210に断面視略L字形状のガイド
レールを設け、このガイドレールにライニング材100を
嵌め込むことによって取り付けてもよい。この方法によ
ると、研磨槽200に取付用開口220を開設しなくともよい
ので、前記シール材140は不要になる。
さらに、他の実施例によると、芯材110に前記ボルト131
が貫通する貫通孔111の他に、第5図に示すように、複
数の貫通孔112を開設してもよい(ただし、第5図には
貫通孔111は示していない)。このような芯材110を用い
ると、芯材110の表と裏とのライニング層120が貫通孔11
2を介してつながるので、ライニング層120が芯材110か
ら剥がれにくくなる。芯材110として網を用いても同様
である。
また、ライニング層120は芯材110の片面にのみ被着して
もよい。
〈考案の効果〉 本考案に係るバレル研磨機のライニング材は、研磨槽の
内面に着脱自在になっているので、交換作業が従来のも
のよりきわめて容易になる。
又、より詳細に説明すると、本考案では、芯材と、その
表面に一体的に被着をされるライニング層とでライニン
グ材を構成しているので、ライニング材の表面に充分な
柔軟性及び耐摩耗性を与え、しかも、ライニング材全体
としては充分な剛性を確保することができる。それによ
り、ねじ部材により簡単に固定可能なライニング材を実
現している。すなわち、ライニング材に芯材を設け、研
磨槽に装着されるねじ部材を、芯材に固定されたねじ部
材に対して着脱することにより、研磨槽の内面に対する
ライニング材の着脱を簡単に行えるようになっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るバレル研磨機のライニ
ング材の概略的断面図、第2図はこのバレル研磨機のラ
イニング材を研磨槽の内面に取り付けた状態を示す概略
的断面図、第3図及び第4図は他のバレル研磨機のライ
ニング材の概略的断面図、第5図は他の実施例に係るバ
レル研磨機のライニング材の概略的断面図である。 100……ライニング材 110……芯材 120……ライニング層 131……ボルト(取付手段) 132……ナット(取付手段) 200……研磨槽 210……(研磨槽の)内面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バレル研磨機の研磨槽の内面に沿って配置
    されるライニング材であって、バレル研磨機の内面に沿
    って延びる板状の芯材と、芯材の表面に一体的に被着を
    されるライニング層と、ライニング層を研磨槽の内面に
    着脱自在に固定するために、芯材に固定されるねじ部材
    とを備え、上記ねじ部材が、研磨槽に装着されるねじ部
    材と螺合するようにしたことを特徴とするバレル研磨機
    のライニング材。
JP1990125999U 1990-11-27 1990-11-27 バレル研磨機のライニング材 Expired - Lifetime JPH0719713Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990125999U JPH0719713Y2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 バレル研磨機のライニング材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990125999U JPH0719713Y2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 バレル研磨機のライニング材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0483565U JPH0483565U (ja) 1992-07-21
JPH0719713Y2 true JPH0719713Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=31873576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990125999U Expired - Lifetime JPH0719713Y2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 バレル研磨機のライニング材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0719713Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3820727A (en) * 1972-11-10 1974-06-28 Koppers Co Inc Liner for grinding mills
JPS61203260A (ja) * 1985-03-05 1986-09-09 Tipton Mfg Corp 球体バレル槽を有する渦流バレル加工機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0483565U (ja) 1992-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2074225A1 (en) Contour sanding device
US6682410B2 (en) Barrel container for use with dry barrel polishing
JPH0719713Y2 (ja) バレル研磨機のライニング材
CA2137493C (en) Plate cylinder for a sleeve-type printform
US4547941A (en) Method for repairing housings of pumps and the like
EP2349611B1 (en) Lining plate for lining of moulding chambers of moulding machines
KR101195277B1 (ko) 농후 물질 펌프용 재료 공급 용기
JPH07284915A (ja) スライドゲ−トプレ−ト
US2553627A (en) Wear insert for core boxes
CA2217919A1 (en) Injected molded magnetic roller mold cavity with replaceable inserts
JPH0713970Y2 (ja) ロールジャーナル部の保護筒
US5780166A (en) Arrangement in connection with a wear resistant coating in particle feeder and method for producing the same
US2628457A (en) Sandblasting device
JP7423073B2 (ja) 洗車機用防汚シートおよび洗車機
KR900002264Y1 (ko) 개량샌드기의 도어장치
JPH01120309A (ja) タイヤ成形用金型
CN219925730U (zh) 一种喷砂治具
JP3779708B2 (ja) 乾式バレル研磨用容器の製造方法
US3010165A (en) Wear resistance and cushioning means for foundry flasks and patterns
JP3107432U (ja) バレル研磨機のバレル槽
JPH0454211Y2 (ja)
US20070190917A1 (en) Contoured interface pad for an abrasive finishing device
KR0119628Y1 (ko) 차량의 바디 샌딩용 정반
JPH08267359A (ja) 吸引式ブラスト装置における研掃用ノズル
JPH08240001A (ja) コンクリート型枠の表面処理

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050909

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20051219

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

A977 Report on retrieval

Effective date: 20080724

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080731

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081211

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100507