JPH07194892A - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
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- JPH07194892A JPH07194892A JP5352860A JP35286093A JPH07194892A JP H07194892 A JPH07194892 A JP H07194892A JP 5352860 A JP5352860 A JP 5352860A JP 35286093 A JP35286093 A JP 35286093A JP H07194892 A JPH07194892 A JP H07194892A
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- JP
- Japan
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- fan
- fan belt
- belt
- rotation speed
- pulley
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- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 経年変化によるファンベルトの伸びが生じた
とき、材質変更等の対応を図ることなく、排気ファンの
風量を確保して衣類乾燥効率を向上させる。 【構成】 排気ファン42の単位時間当たりの回転数が
回転数検知センサ28により検知される。また、回転ド
ラム23の単位時間当たりの回転数が回転数検知センサ
28により検知される。マイクロコンピュータ26は、
回転ドラム23の回転状態と比較することにより排気フ
ァン42の回転数の低下状態を検知し、ファンベルト5
5の伸び状態を判断する。ファンベルト55が所定量伸
びると、レバークラッチ71が作動し、そのレバー71
aが係止板62aを押し下げ、引張コイルばね62を矢
印A方向に伸ばす。この引張コイルばね62の伸びによ
り滑車61が同方向に付勢され、その結果ファンベルト
55の伸びが吸収され、その張力が一定に保たれる。
とき、材質変更等の対応を図ることなく、排気ファンの
風量を確保して衣類乾燥効率を向上させる。 【構成】 排気ファン42の単位時間当たりの回転数が
回転数検知センサ28により検知される。また、回転ド
ラム23の単位時間当たりの回転数が回転数検知センサ
28により検知される。マイクロコンピュータ26は、
回転ドラム23の回転状態と比較することにより排気フ
ァン42の回転数の低下状態を検知し、ファンベルト5
5の伸び状態を判断する。ファンベルト55が所定量伸
びると、レバークラッチ71が作動し、そのレバー71
aが係止板62aを押し下げ、引張コイルばね62を矢
印A方向に伸ばす。この引張コイルばね62の伸びによ
り滑車61が同方向に付勢され、その結果ファンベルト
55の伸びが吸収され、その張力が一定に保たれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ドラム内の衣類を
温風により乾燥させる衣類乾燥機に係り、特に、駆動モ
ータの回転力をファンベルトを介して排気ファンに伝達
し、衣類から発生した水蒸気を排気ファンにより回転ド
ラム内から排出してなる衣類乾燥機に関する。
温風により乾燥させる衣類乾燥機に係り、特に、駆動モ
ータの回転力をファンベルトを介して排気ファンに伝達
し、衣類から発生した水蒸気を排気ファンにより回転ド
ラム内から排出してなる衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の衣類乾燥機では、排気フ
ァンの駆動源として、回転ドラム用の駆動モータが兼用
されており、駆動モータの回転力はファンベルトおよび
2つのプーリを介して排気ファンに伝達されるようにな
っている。
ァンの駆動源として、回転ドラム用の駆動モータが兼用
されており、駆動モータの回転力はファンベルトおよび
2つのプーリを介して排気ファンに伝達されるようにな
っている。
【0003】ところで、この従来の衣類乾燥機では、回
転ドラム内に収容された衣類を効率良く乾燥させるため
に回転ドラムをゆっくりと回転させる一方、衣類から発
生した水蒸気を効率良く排出させるために排気ファンを
高速で回転させる。そのため駆動モータの回転力を回転
ドラムおよび排気ファンへ伝達するためのベルトとして
は、ドラムベルトが平ベルトであるのに対し、ファンベ
ルトでは樹脂製の丸ベルトが用いられている。
転ドラム内に収容された衣類を効率良く乾燥させるため
に回転ドラムをゆっくりと回転させる一方、衣類から発
生した水蒸気を効率良く排出させるために排気ファンを
高速で回転させる。そのため駆動モータの回転力を回転
ドラムおよび排気ファンへ伝達するためのベルトとして
は、ドラムベルトが平ベルトであるのに対し、ファンベ
ルトでは樹脂製の丸ベルトが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
衣類乾燥機では、ファンベルトとして樹脂製の丸ベルト
が用いられているため、長期間の使用による経年変化に
よって丸ベルトが伸び易く、機器の耐久性に問題があっ
た。すなわち、このファンベルトの伸びにより排気ファ
ンへの駆動力の伝達が不十分となり、排気ファンの風量
が低下して排気効率が低下し、結果として衣類乾燥効率
が低下したり、また過熱防止装置が動作しやすくなって
いた。また、ファンベルトが排気ファンおよび駆動モー
タのプーリから外れてしまい、同じく運転不能となると
いうこともあった。
衣類乾燥機では、ファンベルトとして樹脂製の丸ベルト
が用いられているため、長期間の使用による経年変化に
よって丸ベルトが伸び易く、機器の耐久性に問題があっ
た。すなわち、このファンベルトの伸びにより排気ファ
ンへの駆動力の伝達が不十分となり、排気ファンの風量
が低下して排気効率が低下し、結果として衣類乾燥効率
が低下したり、また過熱防止装置が動作しやすくなって
いた。また、ファンベルトが排気ファンおよび駆動モー
タのプーリから外れてしまい、同じく運転不能となると
いうこともあった。
【0005】なお、ファンベルトの経年変化は使用頻度
により大きく異なる。従って、使用頻度が高く、運転時
間が長いと、短期間で上述のように運転不具合となるこ
ともある。また、ファンベルトに耐久性を持たせる手段
としては、その材質を耐久性のあるものに変更したり、
ベルトの太さを変える等の対応が考えられるが、これら
の対策ではコスト高になるなどの問題がある。そのため
現状では使用者からの苦情があった時に新規ベルトに交
換したり、定期的なベルト交換を行うことにより対応が
図られている。このような事情から、ファンベルトの材
質変更やベルト太さの対応によらず、機器の耐久性を向
上させる方法が望まれている。
により大きく異なる。従って、使用頻度が高く、運転時
間が長いと、短期間で上述のように運転不具合となるこ
ともある。また、ファンベルトに耐久性を持たせる手段
としては、その材質を耐久性のあるものに変更したり、
ベルトの太さを変える等の対応が考えられるが、これら
の対策ではコスト高になるなどの問題がある。そのため
現状では使用者からの苦情があった時に新規ベルトに交
換したり、定期的なベルト交換を行うことにより対応が
図られている。このような事情から、ファンベルトの材
質変更やベルト太さの対応によらず、機器の耐久性を向
上させる方法が望まれている。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、材質変更等の対応を図ることなく、
経年変化によるファンベルトの伸びが生じても排気ファ
ンの風量を確保でき、衣類乾燥効率の低下を防止すると
共に、過熱防止装置の動作しやすさを防止でき、耐久性
の向上した衣類乾燥機を提供することにある。
ので、その目的は、材質変更等の対応を図ることなく、
経年変化によるファンベルトの伸びが生じても排気ファ
ンの風量を確保でき、衣類乾燥効率の低下を防止すると
共に、過熱防止装置の動作しやすさを防止でき、耐久性
の向上した衣類乾燥機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回転ドラム内に収納された衣類を温風により乾燥させる
と共に、駆動モータの回転力を、前記駆動モータと排気
ファンとの間に張設されたファンベルトを介して前記排
気ファンに伝達し、前記排気ファンにより、衣類から発
生した水蒸気を前記回転ドラム内から排出してなる衣類
乾燥機を、前記ファンベルトに張力を付加し、前記ファ
ンベルトの伸びを吸収するためのファンベルト張力付加
手段と、前記排気ファンの単位時間当りの回転数を検知
する回転数検知手段と、この回転数検知手段の検知結果
を受けて、前記ファンベルトの伸び状態を判断し、所定
の伸びが生じたと判断した場合に前記ファンベルト張力
付加手段を作動させる制御手段とを備えた構成としたも
のである。
回転ドラム内に収納された衣類を温風により乾燥させる
と共に、駆動モータの回転力を、前記駆動モータと排気
ファンとの間に張設されたファンベルトを介して前記排
気ファンに伝達し、前記排気ファンにより、衣類から発
生した水蒸気を前記回転ドラム内から排出してなる衣類
乾燥機を、前記ファンベルトに張力を付加し、前記ファ
ンベルトの伸びを吸収するためのファンベルト張力付加
手段と、前記排気ファンの単位時間当りの回転数を検知
する回転数検知手段と、この回転数検知手段の検知結果
を受けて、前記ファンベルトの伸び状態を判断し、所定
の伸びが生じたと判断した場合に前記ファンベルト張力
付加手段を作動させる制御手段とを備えた構成としたも
のである。
【0008】この衣類乾燥機では、駆動モータから発生
した駆動力が、駆動モータとファンベルトとの間に張設
されたファンベルトを介して排気ファンに伝達され、排
気ファンを回転させる。この排気ファンの単位時間当り
の回転数が回転数検知手段により検知される。この回転
数検知手段の検知結果を受けて、制御手段では、ファン
ベルトの伸び状態を判断し、所定の伸びが生じたと判断
した場合には、ファンベルト張力付加手段が作動し、フ
ァンベルトに対して伸びに応じた張力が付加される。
した駆動力が、駆動モータとファンベルトとの間に張設
されたファンベルトを介して排気ファンに伝達され、排
気ファンを回転させる。この排気ファンの単位時間当り
の回転数が回転数検知手段により検知される。この回転
数検知手段の検知結果を受けて、制御手段では、ファン
ベルトの伸び状態を判断し、所定の伸びが生じたと判断
した場合には、ファンベルト張力付加手段が作動し、フ
ァンベルトに対して伸びに応じた張力が付加される。
【0009】請求項2記載の発明は、回転ドラム内に収
納された衣類を温風により乾燥させると共に、前記回転
ドラム用の駆動モータの回転力を、前記駆動モータと排
気ファンとの間に張設されたファンベルトを介して前記
排気ファンに伝達し、前記排気ファンにより、衣類から
発生した水蒸気を前記回転ドラム内から排出してなる衣
類乾燥機を、前記回転ドラムの単位時間当りの回転数を
検知する第1の回転数検知手段と、前記排気ファンの単
位時間当りの回転数を検知する第2の回転数検知手段
と、前記第1の回転数検知手段および第2の回転数検知
手段のそれぞれの検知結果を受けて、前記ファンベルト
の伸び状態を判断し、所定の伸びが生じたと判断した場
合に前記ファンベルト張力付加手段を作動させる制御手
段とを備えた構成としたものである。
納された衣類を温風により乾燥させると共に、前記回転
ドラム用の駆動モータの回転力を、前記駆動モータと排
気ファンとの間に張設されたファンベルトを介して前記
排気ファンに伝達し、前記排気ファンにより、衣類から
発生した水蒸気を前記回転ドラム内から排出してなる衣
類乾燥機を、前記回転ドラムの単位時間当りの回転数を
検知する第1の回転数検知手段と、前記排気ファンの単
位時間当りの回転数を検知する第2の回転数検知手段
と、前記第1の回転数検知手段および第2の回転数検知
手段のそれぞれの検知結果を受けて、前記ファンベルト
の伸び状態を判断し、所定の伸びが生じたと判断した場
合に前記ファンベルト張力付加手段を作動させる制御手
段とを備えた構成としたものである。
【0010】この衣類乾燥機では、回転ドラムの単位時
間当りの回転数が第1の回転数検知手段により検知され
る。一方、排気ファンの単位時間当りの回転数が第2の
回転数検知手段により検知され、これら第1の回転数検
知手段および第2の回転数検知手段のそれぞれの検知結
果を受けて、制御手段では、ファンベルトの伸び状態を
判断し、所定の伸びが生じたと判断した場合には、ファ
ンベルト張力付加手段が作動し、ファンベルトに対して
伸びに応じた張力が付加される。
間当りの回転数が第1の回転数検知手段により検知され
る。一方、排気ファンの単位時間当りの回転数が第2の
回転数検知手段により検知され、これら第1の回転数検
知手段および第2の回転数検知手段のそれぞれの検知結
果を受けて、制御手段では、ファンベルトの伸び状態を
判断し、所定の伸びが生じたと判断した場合には、ファ
ンベルト張力付加手段が作動し、ファンベルトに対して
伸びに応じた張力が付加される。
【0011】請求項3記載の衣類乾燥機は、請求項1ま
たは2記載の衣類乾燥機のファンベルト張力付加手段
を、前記駆動モータと前記排気ファンとの間に配設さ
れ、その案内溝に前記ファンベルトが掛けられた滑車
と、一端部が前記滑車に取り付けられると共に他端部が
変位可能な自由端とされた弾性部材と、前記制御手段の
制御に応じて前記弾性部材の他端部に作用し、前記滑車
を前記ファンベルトに所定の張力が生ずる方向に変位さ
せる駆動手段と、前記滑車を回転自在に、かつ前記駆動
手段により変位される方向に対して同一平面上で移動可
能に支持する支持部材とを備える構成としたものであ
る。
たは2記載の衣類乾燥機のファンベルト張力付加手段
を、前記駆動モータと前記排気ファンとの間に配設さ
れ、その案内溝に前記ファンベルトが掛けられた滑車
と、一端部が前記滑車に取り付けられると共に他端部が
変位可能な自由端とされた弾性部材と、前記制御手段の
制御に応じて前記弾性部材の他端部に作用し、前記滑車
を前記ファンベルトに所定の張力が生ずる方向に変位さ
せる駆動手段と、前記滑車を回転自在に、かつ前記駆動
手段により変位される方向に対して同一平面上で移動可
能に支持する支持部材とを備える構成としたものであ
る。
【0012】この衣類乾燥機では、制御手段がファンベ
ルトに所定の伸びが生じたと判断すると、この制御手段
の制御により駆動手段が駆動され、弾性部材の他端部に
引張力若しくは圧縮力が作用し、その弾性力により滑車
が変位する。その結果ファンベルトに所定の張力が付加
され、ファンベルトの伸びが吸収される。
ルトに所定の伸びが生じたと判断すると、この制御手段
の制御により駆動手段が駆動され、弾性部材の他端部に
引張力若しくは圧縮力が作用し、その弾性力により滑車
が変位する。その結果ファンベルトに所定の張力が付加
され、ファンベルトの伸びが吸収される。
【0013】なお、請求項3記載の衣類乾燥機では、フ
ァンベルト張力付加手段が作動し、張力が付加された後
では、滑車は、コイルばね等の弾性部材により、常時、
ファンベルトに一定の張力を発生させる方向に付勢され
ており、更にファンベルトが伸びても、その伸び量に応
じて変位するので、ファンベルトの張力は一定に保たれ
る。
ァンベルト張力付加手段が作動し、張力が付加された後
では、滑車は、コイルばね等の弾性部材により、常時、
ファンベルトに一定の張力を発生させる方向に付勢され
ており、更にファンベルトが伸びても、その伸び量に応
じて変位するので、ファンベルトの張力は一定に保たれ
る。
【0014】請求項4記載の衣類乾燥機は、請求項1な
いし3のいずれか1に記載の衣類乾燥機において、前記
制御手段がファンベルトに限界以上の伸びが生じたと判
断したときに、前記ファンベルトが交換時期である旨を
報知する報知手段を更に備える構成としたものであり、
ユーザ等は機器の内部を分解することなく、ファンベル
トの交換時期を知ることができる。
いし3のいずれか1に記載の衣類乾燥機において、前記
制御手段がファンベルトに限界以上の伸びが生じたと判
断したときに、前記ファンベルトが交換時期である旨を
報知する報知手段を更に備える構成としたものであり、
ユーザ等は機器の内部を分解することなく、ファンベル
トの交換時期を知ることができる。
【0015】請求項5記載の衣類乾燥機は、請求項1な
いし3のいずれか1に記載の衣類乾燥機において、前記
制御手段がファンベルトに限界以上の伸びが生じたと判
断したときに、前記駆動モータの動作を停止させる停止
手段を更に備える構成としたものである。
いし3のいずれか1に記載の衣類乾燥機において、前記
制御手段がファンベルトに限界以上の伸びが生じたと判
断したときに、前記駆動モータの動作を停止させる停止
手段を更に備える構成としたものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0017】まず、本発明の第1の実施例について、そ
の構成を説明する。図1は第1の実施例に係る衣類乾燥
機10の部分破断背面図である。図2は、図1に示した
衣類乾燥機10の部分破断側面図である。
の構成を説明する。図1は第1の実施例に係る衣類乾燥
機10の部分破断背面図である。図2は、図1に示した
衣類乾燥機10の部分破断側面図である。
【0018】本実施例の衣類乾燥機10は、ハウジング
21内に、衣類Mを回転させるための回転ドラム23を
有する回転体装置20と、この回転体装置20の回転ド
ラム23内の衣類Mに対して温風吹出口33aを介して
温風を吹き込むための温風供給装置30と、この温風供
給装置30によって吹き込まれた温風により衣類Mから
発生した水蒸気を、吹き込まれた温風と共に吸引して衣
類乾燥機10の外部に排出するための排気装置40と、
回転体装置20および排気装置40をそれぞれ駆動させ
るための駆動装置50とを備えたものである。
21内に、衣類Mを回転させるための回転ドラム23を
有する回転体装置20と、この回転体装置20の回転ド
ラム23内の衣類Mに対して温風吹出口33aを介して
温風を吹き込むための温風供給装置30と、この温風供
給装置30によって吹き込まれた温風により衣類Mから
発生した水蒸気を、吹き込まれた温風と共に吸引して衣
類乾燥機10の外部に排出するための排気装置40と、
回転体装置20および排気装置40をそれぞれ駆動させ
るための駆動装置50とを備えたものである。
【0019】回転体装置20の回転ドラム23には、内
部に衣類Mを収納するための衣類収納空間23aが形成
されている。この衣類収納空間23aに対向してハウジ
ング21の前面側には衣類取出口21aが設けられてい
る。ハウジング21には、この衣類取出口21aを覆う
ように開閉自在のドア22が配設されており、衣類収納
空間23aから衣類Mを出し入れする際に開閉されるよ
うになっている。回転ドラム23の前面側には、回転ド
ラム23の端面を折曲形成してなる回転支持部23bが
設けられている。この回転支持部23bの内周面は、衣
類取出口21aに沿ってハウジング21の前面側の内壁
面に形成された回転支持部21bの外周面に当接してお
り、これにより回転ドラム23の前面側が回転可能に支
持されている。一方、回転ドラム23の背面側の開口部
には回転支持部23cが設けられている。この回転支持
部23cの内周面は、後述の排気室41の外周面に形成
された回転支持部41aに当接しており、これにより回
転ドラム23の背面側が回転可能に支持されている。
部に衣類Mを収納するための衣類収納空間23aが形成
されている。この衣類収納空間23aに対向してハウジ
ング21の前面側には衣類取出口21aが設けられてい
る。ハウジング21には、この衣類取出口21aを覆う
ように開閉自在のドア22が配設されており、衣類収納
空間23aから衣類Mを出し入れする際に開閉されるよ
うになっている。回転ドラム23の前面側には、回転ド
ラム23の端面を折曲形成してなる回転支持部23bが
設けられている。この回転支持部23bの内周面は、衣
類取出口21aに沿ってハウジング21の前面側の内壁
面に形成された回転支持部21bの外周面に当接してお
り、これにより回転ドラム23の前面側が回転可能に支
持されている。一方、回転ドラム23の背面側の開口部
には回転支持部23cが設けられている。この回転支持
部23cの内周面は、後述の排気室41の外周面に形成
された回転支持部41aに当接しており、これにより回
転ドラム23の背面側が回転可能に支持されている。
【0020】ハウジング21の前面には、温風温度など
の種々の基準値や運転の開始を指示するための操作パネ
ル24が設けられている。また、ハウジング21の回転
支持部21bの温風吹出口33a近傍にはセンサ25が
配設されており、このセンサ25により衣類収納空間2
3aに収納された衣類Mの乾燥の度合いを検出するよう
になっている。このセンサ25には、抵抗値の変化を利
用して衣類Mの乾燥の度合いを検出する電極センサや衣
類温センサなどが用いられる。センサ25の検出信号は
マイクロコンピュータ26へ送られ、このマイクロコン
ピュータ26により衣類乾燥機10の運転制御がなされ
るようになっている。
の種々の基準値や運転の開始を指示するための操作パネ
ル24が設けられている。また、ハウジング21の回転
支持部21bの温風吹出口33a近傍にはセンサ25が
配設されており、このセンサ25により衣類収納空間2
3aに収納された衣類Mの乾燥の度合いを検出するよう
になっている。このセンサ25には、抵抗値の変化を利
用して衣類Mの乾燥の度合いを検出する電極センサや衣
類温センサなどが用いられる。センサ25の検出信号は
マイクロコンピュータ26へ送られ、このマイクロコン
ピュータ26により衣類乾燥機10の運転制御がなされ
るようになっている。
【0021】温風供給装置30は、回転ドラム23の前
面側の下方位置に配設されている。この温風供給装置3
0は温風供給室31内に、温風を発生させるためのガス
バーナ32を備えている。このガスバーナ32にはガス
通路33を介してガスが供給されるようになっている。
ガス通路33の適宜の場所には電磁弁34が配設されて
おり、マイクロコンピュータ26からの指示によりガス
通路33を開閉させるようになっている。
面側の下方位置に配設されている。この温風供給装置3
0は温風供給室31内に、温風を発生させるためのガス
バーナ32を備えている。このガスバーナ32にはガス
通路33を介してガスが供給されるようになっている。
ガス通路33の適宜の場所には電磁弁34が配設されて
おり、マイクロコンピュータ26からの指示によりガス
通路33を開閉させるようになっている。
【0022】排気装置40は、排気室41内に排気ファ
ン42を備え、この排気ファン42の高速回転により衣
類収納空間23a内の水蒸気を含む温風を排気室41内
へ吸引するようになっている。排気ファン42は、排気
室41の壁面に対し回転可能に支持された回転軸42a
と、この回転軸42aに取り付けられた回転翼42bと
により構成されている。この排気ファン42に対向し
て、排気室41の前面(すなわち衣類収納空間23aに
接している面)にはフィルタ43が配設されている。排
気室41を貫通した回転軸42aの端部には、排気ファ
ン42に駆動力を伝達するための回転プーリ42cが取
り付けられている。
ン42を備え、この排気ファン42の高速回転により衣
類収納空間23a内の水蒸気を含む温風を排気室41内
へ吸引するようになっている。排気ファン42は、排気
室41の壁面に対し回転可能に支持された回転軸42a
と、この回転軸42aに取り付けられた回転翼42bと
により構成されている。この排気ファン42に対向し
て、排気室41の前面(すなわち衣類収納空間23aに
接している面)にはフィルタ43が配設されている。排
気室41を貫通した回転軸42aの端部には、排気ファ
ン42に駆動力を伝達するための回転プーリ42cが取
り付けられている。
【0023】排気室41には排気管44の一端部が連接
されている。この排気管44の他端部はハウジング21
を貫通してハウジング21の外部に開放された排気口4
4aとなっており、排気ファン42により排気室41内
に吸引された水蒸気を含んだ温風が、この排気口44a
を介して外部に排出されるようになっている。
されている。この排気管44の他端部はハウジング21
を貫通してハウジング21の外部に開放された排気口4
4aとなっており、排気ファン42により排気室41内
に吸引された水蒸気を含んだ温風が、この排気口44a
を介して外部に排出されるようになっている。
【0024】駆動装置50は、回転ドラム23の背面側
の下方位置に配置された駆動モータ51を有する。この
駆動モータ51の出力軸51aの一端部には駆動プーリ
52が取り付けられている。駆動プーリ52と回転ドラ
ム23の胴部との間にはドラムベルト53が掛け渡され
ており、駆動モータ51の駆動力を回転ドラム23に伝
達するようになっている。一方、駆動モータ51の出力
軸51aの他端部には駆動プーリ54が取り付けられて
いる。この駆動プーリ54と、排気ファン42の回転軸
42aに取り付けられた回転プーリ42cとの間にはフ
ァンベルト55が掛け渡されており、このファンベルト
55により駆動モータ51の駆動力を排気ファン42に
伝達するようになっている。
の下方位置に配置された駆動モータ51を有する。この
駆動モータ51の出力軸51aの一端部には駆動プーリ
52が取り付けられている。駆動プーリ52と回転ドラ
ム23の胴部との間にはドラムベルト53が掛け渡され
ており、駆動モータ51の駆動力を回転ドラム23に伝
達するようになっている。一方、駆動モータ51の出力
軸51aの他端部には駆動プーリ54が取り付けられて
いる。この駆動プーリ54と、排気ファン42の回転軸
42aに取り付けられた回転プーリ42cとの間にはフ
ァンベルト55が掛け渡されており、このファンベルト
55により駆動モータ51の駆動力を排気ファン42に
伝達するようになっている。
【0025】ここで、回転プーリ42c、駆動プーリ5
2、駆動プーリ54および回転ドラム23の各径の相互
の関係は、回転ドラム23が比較的低速(例えば、毎分
50回転)で回転するのに対し、排気ファン42が高速
(例えば、毎分2000回転)で回転するような関係に
設定されている。そのためドラムベルト53としては例
えば平ベルト、一方ファンベルト55としては例えば樹
脂製の丸ベルトが用いられる。
2、駆動プーリ54および回転ドラム23の各径の相互
の関係は、回転ドラム23が比較的低速(例えば、毎分
50回転)で回転するのに対し、排気ファン42が高速
(例えば、毎分2000回転)で回転するような関係に
設定されている。そのためドラムベルト53としては例
えば平ベルト、一方ファンベルト55としては例えば樹
脂製の丸ベルトが用いられる。
【0026】回転ドラム23の近傍には第1の回転数検
知手段としての回転数検知センサ27が、また排気室4
1内の排気ファン42の近傍には第2の回転数検知手段
としての回転数検知センサ28がそれぞれ配設されてい
る。これら回転数検知センサ27、28としては各々例
えば、発光ダイオード(LED)およびフォトダイオー
ド(PD)からなるロータリエンコーダが用いられる。
知手段としての回転数検知センサ27が、また排気室4
1内の排気ファン42の近傍には第2の回転数検知手段
としての回転数検知センサ28がそれぞれ配設されてい
る。これら回転数検知センサ27、28としては各々例
えば、発光ダイオード(LED)およびフォトダイオー
ド(PD)からなるロータリエンコーダが用いられる。
【0027】本実施例の衣類乾燥機10は、更に、ファ
ンベルト55に張力を付加し、ファンベルト55の伸び
を吸収するためのファンベルト張力付加装置60と、運
転を開始した後の総運転時間が予め定められた基準時間
に達したときにファンベルト張力付加装置60を作動さ
せるための制御装置70とを備えている。
ンベルト55に張力を付加し、ファンベルト55の伸び
を吸収するためのファンベルト張力付加装置60と、運
転を開始した後の総運転時間が予め定められた基準時間
に達したときにファンベルト張力付加装置60を作動さ
せるための制御装置70とを備えている。
【0028】ファンベルト張力付加装置60は、駆動モ
ータ51と排気ファン42との間に配設され、その案内
溝にファンベルト55が掛けられた滑車61と、一端部
が滑車61に取り付けられると共に他端部が変位可能な
自由端とされた弾性部材、例えば引張コイルばね62
と、駆動手段の制御に応じて引張コイルばね62の他端
部に作用し、滑車61をファンベルト55に所定の張力
が生ずる方向に変位させる駆動手段、例えばレバークラ
ッチ71と、滑車61を回転自在に、かつレバークラッ
チ71により変位される方向(図1に矢印Aで示す方
向)に対して同一平面上で移動可能に支持する支持部材
としての支持板63とにより構成されている。
ータ51と排気ファン42との間に配設され、その案内
溝にファンベルト55が掛けられた滑車61と、一端部
が滑車61に取り付けられると共に他端部が変位可能な
自由端とされた弾性部材、例えば引張コイルばね62
と、駆動手段の制御に応じて引張コイルばね62の他端
部に作用し、滑車61をファンベルト55に所定の張力
が生ずる方向に変位させる駆動手段、例えばレバークラ
ッチ71と、滑車61を回転自在に、かつレバークラッ
チ71により変位される方向(図1に矢印Aで示す方
向)に対して同一平面上で移動可能に支持する支持部材
としての支持板63とにより構成されている。
【0029】滑車61は、周面に案内溝が形成された滑
車本体61aの側面中央位置を回転軸61bが貫通した
構造となっている。滑車本体61aは、排気ファン42
に取り付けられた回転プーリ42cおよび駆動モータ5
1に取り付けられた駆動プーリ54との間で同一平面を
形成する位置に配設されている。
車本体61aの側面中央位置を回転軸61bが貫通した
構造となっている。滑車本体61aは、排気ファン42
に取り付けられた回転プーリ42cおよび駆動モータ5
1に取り付けられた駆動プーリ54との間で同一平面を
形成する位置に配設されている。
【0030】回転軸61bの一端部には、引張コイルば
ね62の一端部(フック)が取り付けられている。引張
コイルばね62の自由端には係合片62aが取り付けら
れている。この係合片62aがレバークラッチ71によ
って押圧されることにより、引張コイルばね62が適宜
に伸長されるようになっている。
ね62の一端部(フック)が取り付けられている。引張
コイルばね62の自由端には係合片62aが取り付けら
れている。この係合片62aがレバークラッチ71によ
って押圧されることにより、引張コイルばね62が適宜
に伸長されるようになっている。
【0031】支持板63は一辺がハウジング21に固定
されており、その中央位置には案内孔63aが形成され
ている。この案内孔63aには滑車61の回転軸61b
が貫通している。案内孔63aは、ファンベルト55が
伸びた際に滑車61が引張コイルばね62の付勢力に従
って変位できるように、引張コイルばね62による付勢
方向に沿って縦長に形成されている。案内孔63aを貫
通した支持軸61bの他端部には係止部材61cが取り
付けられている。この係止部材61cと支持板63とが
協動して、回転軸61bが支持板63に対して常時垂直
になるように保持、つまり滑車本体61aを、回転プー
リ42cおよび駆動プーリ54との間で形成される同一
平面内に保持するようになっている。
されており、その中央位置には案内孔63aが形成され
ている。この案内孔63aには滑車61の回転軸61b
が貫通している。案内孔63aは、ファンベルト55が
伸びた際に滑車61が引張コイルばね62の付勢力に従
って変位できるように、引張コイルばね62による付勢
方向に沿って縦長に形成されている。案内孔63aを貫
通した支持軸61bの他端部には係止部材61cが取り
付けられている。この係止部材61cと支持板63とが
協動して、回転軸61bが支持板63に対して常時垂直
になるように保持、つまり滑車本体61aを、回転プー
リ42cおよび駆動プーリ54との間で形成される同一
平面内に保持するようになっている。
【0032】レバークラッチ71は、マイクロコンピュ
ータ26から作動(オンまたはオフ)が指示されると、
レバー71aを定常位置(図1において水平位置)から
作動位置(図1において実線で示す傾斜位置)へ変位さ
せるようになっている。レバー71aは、その先端部が
係合片62aに対向して配設されており、その変位に応
じて引張コイルばね62の係合片62aを下方に向けて
押圧するようになっている。
ータ26から作動(オンまたはオフ)が指示されると、
レバー71aを定常位置(図1において水平位置)から
作動位置(図1において実線で示す傾斜位置)へ変位さ
せるようになっている。レバー71aは、その先端部が
係合片62aに対向して配設されており、その変位に応
じて引張コイルばね62の係合片62aを下方に向けて
押圧するようになっている。
【0033】図3は本実施例の、マイクロコンピュータ
26を含む制御装置70とその周辺の構成を表すブロッ
ク図である。すなわちマイクロコンピュータ26の入力
部には前述のセンサ25、回転数検知センサ27および
回転数検知センサ28がそれぞれ接続されている。一
方、マイクロコンピュータ26の出力部には前述の電磁
弁34を駆動するための電磁弁駆動回路82、ハウジン
グ21の前面等適宜の箇所に設けられた報知ランプ81
を駆動するためのランプ駆動回路83、駆動モータ51
を駆動するためのモータ駆動回路84、およびレバーク
ラッチ71を駆動するためのクラッチ駆動回路85がそ
れぞれ接続されている。
26を含む制御装置70とその周辺の構成を表すブロッ
ク図である。すなわちマイクロコンピュータ26の入力
部には前述のセンサ25、回転数検知センサ27および
回転数検知センサ28がそれぞれ接続されている。一
方、マイクロコンピュータ26の出力部には前述の電磁
弁34を駆動するための電磁弁駆動回路82、ハウジン
グ21の前面等適宜の箇所に設けられた報知ランプ81
を駆動するためのランプ駆動回路83、駆動モータ51
を駆動するためのモータ駆動回路84、およびレバーク
ラッチ71を駆動するためのクラッチ駆動回路85がそ
れぞれ接続されている。
【0034】マイクロコンピュータ26は、回転数検知
センサ27および回転数検知センサ28のそれぞれの検
知結果を受けて、ファンベルト55に所定の伸びが生じ
たか否かを判断し、所定量の伸びが生じたと判断した場
合にファンベルト張力付加手段60を作動させるように
なっている。すなわち、前述のように樹脂製の丸ベルト
により形成されたファンベルト55は、経年変化により
ドラムベルト53に比べて伸び易く、この伸びにより排
気ファン42とファンベルト55との間で滑りが発生
し、そのためファンベルト55の単位時間当たりの回転
数が、回転ドラム23のそれが殆ど変化しないのに対し
て大きく低下する。従って、回転ドラム23の回転数と
ファンベルト55の回転数とを比較し、その差の変化量
によりファンベルト55の伸び量を推定することができ
る。このようなことから予め乾燥効率が低下するファン
ベルト55の基準の伸び量に対応する回転数差(以下、
基準回転数差という)を設定しておき、回転ドラム23
の回転数とファンベルト55の回転数との間の回転数差
が、この基準回転数差を越えた場合にファンベルト張力
付加装置60を作動させるものである。
センサ27および回転数検知センサ28のそれぞれの検
知結果を受けて、ファンベルト55に所定の伸びが生じ
たか否かを判断し、所定量の伸びが生じたと判断した場
合にファンベルト張力付加手段60を作動させるように
なっている。すなわち、前述のように樹脂製の丸ベルト
により形成されたファンベルト55は、経年変化により
ドラムベルト53に比べて伸び易く、この伸びにより排
気ファン42とファンベルト55との間で滑りが発生
し、そのためファンベルト55の単位時間当たりの回転
数が、回転ドラム23のそれが殆ど変化しないのに対し
て大きく低下する。従って、回転ドラム23の回転数と
ファンベルト55の回転数とを比較し、その差の変化量
によりファンベルト55の伸び量を推定することができ
る。このようなことから予め乾燥効率が低下するファン
ベルト55の基準の伸び量に対応する回転数差(以下、
基準回転数差という)を設定しておき、回転ドラム23
の回転数とファンベルト55の回転数との間の回転数差
が、この基準回転数差を越えた場合にファンベルト張力
付加装置60を作動させるものである。
【0035】また、マイクロコンピュータ26は、基準
回転数差を更に越える限界の回転数差(以下、限界回転
数差という)に達したときには、報知ランプ81を駆動
させ、ファンベルト55が交換時期である旨を報知させ
るようになっている。なお、この限界回転数差はファン
ベルト55の耐久限度に応じて設定される。
回転数差を更に越える限界の回転数差(以下、限界回転
数差という)に達したときには、報知ランプ81を駆動
させ、ファンベルト55が交換時期である旨を報知させ
るようになっている。なお、この限界回転数差はファン
ベルト55の耐久限度に応じて設定される。
【0036】次に、本実施例の衣類乾燥機10につい
て、その作用を説明する。
て、その作用を説明する。
【0037】本実施例の衣類乾燥機10では、最初の運
転が開始される前は、レバークラッチ71のレバー71
aは、図4に示したように定常位置(ここにおいてはレ
バー71aが水平状態)に保持されている。従って、フ
ァンベルト張力付加装置60も作動されておらず、回転
プーリ42cと駆動プーリ54との間に掛け渡されたフ
ァンベルト55にも、引張コイルばね62による付勢力
は働いていない。また、マイクロコンピュータ26に
は、ファンベルト55の伸びによって乾燥効率が低下す
ると予想される前述の基準回転数差が設定される。
転が開始される前は、レバークラッチ71のレバー71
aは、図4に示したように定常位置(ここにおいてはレ
バー71aが水平状態)に保持されている。従って、フ
ァンベルト張力付加装置60も作動されておらず、回転
プーリ42cと駆動プーリ54との間に掛け渡されたフ
ァンベルト55にも、引張コイルばね62による付勢力
は働いていない。また、マイクロコンピュータ26に
は、ファンベルト55の伸びによって乾燥効率が低下す
ると予想される前述の基準回転数差が設定される。
【0038】操作パネル24を通じて始動が指示される
と、衣類乾燥機10は、マイクロコンピュータ26によ
り各部を制御して運転を開始する。
と、衣類乾燥機10は、マイクロコンピュータ26によ
り各部を制御して運転を開始する。
【0039】すなわち、駆動モータ51が駆動を開始
し、その駆動力が駆動プーリ52およびドラムベルト5
3を介して回転ドラム23へ伝達され、その結果回転ド
ラム23が低速で回転する。同時に、駆動モータ51の
駆動力は、駆動プーリ52、ファンベルト55および回
転プーリ42cを介して排気ファン42にも伝達され、
その結果排気ファン42が高速で回転する。
し、その駆動力が駆動プーリ52およびドラムベルト5
3を介して回転ドラム23へ伝達され、その結果回転ド
ラム23が低速で回転する。同時に、駆動モータ51の
駆動力は、駆動プーリ52、ファンベルト55および回
転プーリ42cを介して排気ファン42にも伝達され、
その結果排気ファン42が高速で回転する。
【0040】一方、電磁弁34が開き、ガス通路33を
介してガスバーナ32にガスが供給されると同時に、ガ
スが点火される。これにより空気が加熱され、温風が温
風吹出口33aを介して、回転中の回転ドラム23の衣
類収納空間23aに吹き込まれ、収納された衣類Mを乾
燥させる。ここで、衣類Mは、回転ドラム23が低速で
回転しているため所定の高さまで持ち上げられた後に落
下し、温風に対し均一に接触される。
介してガスバーナ32にガスが供給されると同時に、ガ
スが点火される。これにより空気が加熱され、温風が温
風吹出口33aを介して、回転中の回転ドラム23の衣
類収納空間23aに吹き込まれ、収納された衣類Mを乾
燥させる。ここで、衣類Mは、回転ドラム23が低速で
回転しているため所定の高さまで持ち上げられた後に落
下し、温風に対し均一に接触される。
【0041】衣類収納空間23aに供給された温風およ
び衣類Mから発生した水蒸気は、排気ファン42の高速
回転に伴い排気室41内に吸引された後、排気管44を
介して衣類乾燥機10の外部に排出される。そして、所
定の時間が経過し、センサ25の検出値から衣類Mが乾
燥したと判断されると、各部の運転が停止され、最初の
運転が終了する。このような動作により乾燥された衣類
Mは、その後ドア22を開けて取り出される。
び衣類Mから発生した水蒸気は、排気ファン42の高速
回転に伴い排気室41内に吸引された後、排気管44を
介して衣類乾燥機10の外部に排出される。そして、所
定の時間が経過し、センサ25の検出値から衣類Mが乾
燥したと判断されると、各部の運転が停止され、最初の
運転が終了する。このような動作により乾燥された衣類
Mは、その後ドア22を開けて取り出される。
【0042】以上のような運転を繰り返しながら、衣類
乾燥機10は、マイクロコンピュータ26において、回
転数検知センサ27から出力される回転ドラム23の回
転数と回転数検知センサ28から出力される排気ファン
42の回転数とを比較し、その差が基準回転数差に達し
たか否かを判断し、基準回転数差に達すると、クラッチ
駆動回路85に対して作動信号を出力する。
乾燥機10は、マイクロコンピュータ26において、回
転数検知センサ27から出力される回転ドラム23の回
転数と回転数検知センサ28から出力される排気ファン
42の回転数とを比較し、その差が基準回転数差に達し
たか否かを判断し、基準回転数差に達すると、クラッチ
駆動回路85に対して作動信号を出力する。
【0043】クラッチ駆動回路85に作動信号が出力さ
れると、レバークラッチ71は、図5に示すようにレバ
ー71aを定常位置から作動位置(レバー71aが下降
した状態)に変位させる。この変位に応じてレバー71
aは、引張コイルばね62の係止板62aを押圧し、引
張コイルばね62を伸長させる。これにより回転プーリ
42cと駆動プーリ54との間に掛け渡されたファンベ
ルト55は、引張コイルばね62によって滑車61を介
して矢印A方向に弾性的に付勢される。このとき、滑車
61は、ファンベルト55が伸びた量に応じ、案内孔6
3aに沿って矢印A方向に変位する。従って、ファンベ
ルト55の伸びは吸収され、その結果ファンベルト55
に一定の張力が発生する。
れると、レバークラッチ71は、図5に示すようにレバ
ー71aを定常位置から作動位置(レバー71aが下降
した状態)に変位させる。この変位に応じてレバー71
aは、引張コイルばね62の係止板62aを押圧し、引
張コイルばね62を伸長させる。これにより回転プーリ
42cと駆動プーリ54との間に掛け渡されたファンベ
ルト55は、引張コイルばね62によって滑車61を介
して矢印A方向に弾性的に付勢される。このとき、滑車
61は、ファンベルト55が伸びた量に応じ、案内孔6
3aに沿って矢印A方向に変位する。従って、ファンベ
ルト55の伸びは吸収され、その結果ファンベルト55
に一定の張力が発生する。
【0044】その後、操作パネル24により始動が指示
されると、駆動モータ51の駆動力は、引張コイルばね
62によって一定の張力が発生されたファンベルト55
により排気ファン42へ伝達される。このとき、滑車6
1は、引張コイルばね62による付勢力によりファンベ
ルト55を弾性的に付勢しつつ、駆動モータ51の駆動
に伴い、回転軸61bを中心にファンベルト55の回転
に従って矢印で示す方向に回転する。また、ファンベル
ト55は、常時、引張コイルばね62によって滑車61
を介して矢印A方向に弾性的に付勢される。従って、フ
ァンベルト55が更に伸びると、その伸びた量に応じ、
滑車61が案内孔63aに沿って矢印A方向に変位す
る。これにより、ファンベルト55が更に伸びても、そ
の伸びは引張コイルばね62により吸収され、その結果
ファンベルト55の張力が一定に保たれる。
されると、駆動モータ51の駆動力は、引張コイルばね
62によって一定の張力が発生されたファンベルト55
により排気ファン42へ伝達される。このとき、滑車6
1は、引張コイルばね62による付勢力によりファンベ
ルト55を弾性的に付勢しつつ、駆動モータ51の駆動
に伴い、回転軸61bを中心にファンベルト55の回転
に従って矢印で示す方向に回転する。また、ファンベル
ト55は、常時、引張コイルばね62によって滑車61
を介して矢印A方向に弾性的に付勢される。従って、フ
ァンベルト55が更に伸びると、その伸びた量に応じ、
滑車61が案内孔63aに沿って矢印A方向に変位す
る。これにより、ファンベルト55が更に伸びても、そ
の伸びは引張コイルばね62により吸収され、その結果
ファンベルト55の張力が一定に保たれる。
【0045】そして、更に、運転が行われ、回転数差が
予め設定された限界回転数差に達すると、マイクロコン
ピュータ26はランプ駆動回路84に対して報知信号を
出力する。これにより報知ランプ81が点灯あるいは点
滅し、ベルト交換時期である旨を報知する。
予め設定された限界回転数差に達すると、マイクロコン
ピュータ26はランプ駆動回路84に対して報知信号を
出力する。これにより報知ランプ81が点灯あるいは点
滅し、ベルト交換時期である旨を報知する。
【0046】このように本実施例の衣類乾燥機10で
は、ファンベルト55の材質変更等の対応を図ることな
く、駆動モータ51の駆動力を、長期間にわたって、確
実に排気ファン42へ伝えることができ、排気ファン4
2の風量を確保できる。よって、衣類乾燥機10の衣類
乾燥効率が改善され、また、過熱防止装置の動作が少な
くなり、結果として衣類乾燥機10の耐久性が向上す
る。また、本実施例では、報知ランプ81の点灯等によ
り、ユーザ等は機器の内部を分解することなく、ファン
ベルト55の交換時期を知ることができる。
は、ファンベルト55の材質変更等の対応を図ることな
く、駆動モータ51の駆動力を、長期間にわたって、確
実に排気ファン42へ伝えることができ、排気ファン4
2の風量を確保できる。よって、衣類乾燥機10の衣類
乾燥効率が改善され、また、過熱防止装置の動作が少な
くなり、結果として衣類乾燥機10の耐久性が向上す
る。また、本実施例では、報知ランプ81の点灯等によ
り、ユーザ等は機器の内部を分解することなく、ファン
ベルト55の交換時期を知ることができる。
【0047】ところで、排気ファン42の回転数の低下
の原因としては、ファンベルト55の伸び以外に、駆動
モータ51の駆動力(回転数)の低下も考えられる。し
かし、本実施例においては、回転ドラム23の回転数と
排気ファン42の回転数とを比較し、その回転数差の変
化量によりファンベルト55の伸び状態を推定している
ので、ファンベルト55の伸び状態を正確に検出するこ
とができ、精度良い制御を行うことができる。
の原因としては、ファンベルト55の伸び以外に、駆動
モータ51の駆動力(回転数)の低下も考えられる。し
かし、本実施例においては、回転ドラム23の回転数と
排気ファン42の回転数とを比較し、その回転数差の変
化量によりファンベルト55の伸び状態を推定している
ので、ファンベルト55の伸び状態を正確に検出するこ
とができ、精度良い制御を行うことができる。
【0048】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図6は第2の実施例に係る衣類乾燥機100の部
分破断背面図を示すものである。なお、第1の実施例と
同一の構成要素については、第1の実施例に付した符号
と同一の符号を付して、その説明を省略する。
する。図6は第2の実施例に係る衣類乾燥機100の部
分破断背面図を示すものである。なお、第1の実施例と
同一の構成要素については、第1の実施例に付した符号
と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0049】本実施例の衣類乾燥機100では、ファン
ベルト張力付加装置60の滑車61を、ファンベルト5
5の外側で、かつ回転プーリ42c側の近傍位置に配設
させる共に、弾性部材として圧縮コイルばね64を用い
たものである。すなわち、滑車61は、回転プーリ42
cの近傍配置において、その案内溝がファンベルト55
の外周面に当接するように配設されている。また、圧縮
コイルばね64の一端部は滑車61の回転軸61bに取
り付けられ、他端部には係止板64aが取り付けられて
いる。この係止板64aがレバークラッチ71のレバー
71aによって押圧されることにより圧縮コイルばね6
4が適宜に圧縮されるようになっている。従って、レバ
ークラッチ71は、そのレバー71aの先端部が定常位
置(図6の二点鎖線で示す位置)から作動位置(図6の
実線で示す位置)へ変位することにより、圧縮コイルば
ね64の係止板64aを押圧できる位置に配設されてい
る。
ベルト張力付加装置60の滑車61を、ファンベルト5
5の外側で、かつ回転プーリ42c側の近傍位置に配設
させる共に、弾性部材として圧縮コイルばね64を用い
たものである。すなわち、滑車61は、回転プーリ42
cの近傍配置において、その案内溝がファンベルト55
の外周面に当接するように配設されている。また、圧縮
コイルばね64の一端部は滑車61の回転軸61bに取
り付けられ、他端部には係止板64aが取り付けられて
いる。この係止板64aがレバークラッチ71のレバー
71aによって押圧されることにより圧縮コイルばね6
4が適宜に圧縮されるようになっている。従って、レバ
ークラッチ71は、そのレバー71aの先端部が定常位
置(図6の二点鎖線で示す位置)から作動位置(図6の
実線で示す位置)へ変位することにより、圧縮コイルば
ね64の係止板64aを押圧できる位置に配設されてい
る。
【0050】回転数検知センサ27、28については、
第1の実施例と同様に、回転数検知センサ27は回転ド
ラム23の近傍、また、回転数検知センサ28は排気室
41内の排気ファン42の近傍にそれぞれ配設されてい
る。
第1の実施例と同様に、回転数検知センサ27は回転ド
ラム23の近傍、また、回転数検知センサ28は排気室
41内の排気ファン42の近傍にそれぞれ配設されてい
る。
【0051】本実施例の衣類乾燥機100では、回転ド
ラム23の回転数と排気ファン42の回転数との差が基
準回転数差に達すると、第1の実施例と同様に、レバー
クラッチ71が作動し、ファンベルト55が滑車61を
介して圧縮コイルばね64により図6の矢印Bで示す方
向に弾性的に付勢される。これにより、滑車61は、フ
ァンベルト55が伸びた量に応じ、案内孔63aに沿っ
て同方向に変位する。従って、ファンベルト55の伸び
は圧縮コイルばね64により吸収され、その結果ファン
ベルト55の張力が一定に保たれる。これにより駆動モ
ータ51の駆動力を確実に排気ファン42へ伝達できる
共に、排気ファン42の風量を確保でき、よって衣類乾
燥効率が改善され、また、過熱防止装置の動作が少なく
なり、結果として衣類乾燥機100の耐久性が向上す
る。
ラム23の回転数と排気ファン42の回転数との差が基
準回転数差に達すると、第1の実施例と同様に、レバー
クラッチ71が作動し、ファンベルト55が滑車61を
介して圧縮コイルばね64により図6の矢印Bで示す方
向に弾性的に付勢される。これにより、滑車61は、フ
ァンベルト55が伸びた量に応じ、案内孔63aに沿っ
て同方向に変位する。従って、ファンベルト55の伸び
は圧縮コイルばね64により吸収され、その結果ファン
ベルト55の張力が一定に保たれる。これにより駆動モ
ータ51の駆動力を確実に排気ファン42へ伝達できる
共に、排気ファン42の風量を確保でき、よって衣類乾
燥効率が改善され、また、過熱防止装置の動作が少なく
なり、結果として衣類乾燥機100の耐久性が向上す
る。
【0052】また、更に、運転が行われ、回転ドラム2
3の回転数と排気ファン42の回転数との差が予め設定
された限界回転数差に達すると、報知ランプ81が点灯
あるいは点滅し、ベルト交換時期である旨を報知する。
3の回転数と排気ファン42の回転数との差が予め設定
された限界回転数差に達すると、報知ランプ81が点灯
あるいは点滅し、ベルト交換時期である旨を報知する。
【0053】なお、本実施例の衣類乾燥機100では、
更に、滑車61を回転プーリ42cの近傍に配設させる
共に、弾性部材として圧縮コイルばね64を用いて、滑
車61をファンベルト55の外周面側から内側に向けて
押圧させる構成としているので、ファンベルト55の回
転プーリ42cに対する巻き掛け角度、つまり両者の接
触面積を大きくできる。従って、上記の効果に加え、駆
動モータ51の駆動力がより確実に回転プーリ42cに
伝達できると共に、ファンベルト55の回転プーリ42
cからの脱落を確実に防止できる。
更に、滑車61を回転プーリ42cの近傍に配設させる
共に、弾性部材として圧縮コイルばね64を用いて、滑
車61をファンベルト55の外周面側から内側に向けて
押圧させる構成としているので、ファンベルト55の回
転プーリ42cに対する巻き掛け角度、つまり両者の接
触面積を大きくできる。従って、上記の効果に加え、駆
動モータ51の駆動力がより確実に回転プーリ42cに
伝達できると共に、ファンベルト55の回転プーリ42
cからの脱落を確実に防止できる。
【0054】なお、第1および第2の実施例のいずれに
おいても、ファンベルト55が耐久限度に達すると、報
知ランプ81において報知し、ファンベルト55の交換
を促すようにしたが、マイクロコンピュータ26からモ
ータ駆動回路84へ停止信号を出力し、駆動モータ51
を停止させるようにしても良く、更には電磁弁34を閉
じてガスの供給をも停止させ衣類乾燥機10全体の運転
を停止させるようにしてもよい。このような構成であれ
ば、上記効果に加え、安全性がより向上する。
おいても、ファンベルト55が耐久限度に達すると、報
知ランプ81において報知し、ファンベルト55の交換
を促すようにしたが、マイクロコンピュータ26からモ
ータ駆動回路84へ停止信号を出力し、駆動モータ51
を停止させるようにしても良く、更には電磁弁34を閉
じてガスの供給をも停止させ衣類乾燥機10全体の運転
を停止させるようにしてもよい。このような構成であれ
ば、上記効果に加え、安全性がより向上する。
【0055】以上、実施例を挙げて本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、そ
の要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。たとえ
ば、第1の実施例では、ファンベルト張力付加装置60
を構成する弾性部材として、引張コイルばね62を用い
て説明したが、それと同等の機能を有するその他の弾性
部材、例えばゴム部材を用いることもできる。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、そ
の要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。たとえ
ば、第1の実施例では、ファンベルト張力付加装置60
を構成する弾性部材として、引張コイルばね62を用い
て説明したが、それと同等の機能を有するその他の弾性
部材、例えばゴム部材を用いることもできる。
【0056】また、上記実施例においては、ファンベル
ト55として樹脂製の丸ベルトを用いたものについて説
明したが、本発明は丸ベルトに限らず、経年変化により
伸びるおそれがある材質のファンベルトを用いた衣類乾
燥機であれば、全てに適用できるものである。
ト55として樹脂製の丸ベルトを用いたものについて説
明したが、本発明は丸ベルトに限らず、経年変化により
伸びるおそれがある材質のファンベルトを用いた衣類乾
燥機であれば、全てに適用できるものである。
【0057】更に、上記実施例においては、ファンベル
ト張力付加装置60の駆動手段として、レバークラッチ
71を用いて説明したが、その他電磁ソレノイドも用い
ることができる。
ト張力付加装置60の駆動手段として、レバークラッチ
71を用いて説明したが、その他電磁ソレノイドも用い
ることができる。
【0058】また、上記実施例においては、回転数検知
センサとして2つの回転数検知センサ27、28を用い
て説明したが、一方の排気ファン42の回転状態を検知
するための回転数検知センサ28のみを用い、排気ファ
ン42の回転数の低下量が基準の量を越えた場合にファ
ンベルト張力付加装置60を駆動させるようにしてもよ
い。
センサとして2つの回転数検知センサ27、28を用い
て説明したが、一方の排気ファン42の回転状態を検知
するための回転数検知センサ28のみを用い、排気ファ
ン42の回転数の低下量が基準の量を越えた場合にファ
ンベルト張力付加装置60を駆動させるようにしてもよ
い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の衣類乾燥機
によれば、ファンベルトに張力を付加し、ファンベルト
の伸びを吸収するためのファンベルト張力付加手段を設
けると共に、このファンベルト張力付加手段を、排気フ
ァンの単位時間の回転数が所定量以上変化したときに作
動させるようにしたので、経年変化によりファンベルト
が伸びても、ファンベルトの張力を一定に保つことがで
き、よってファンベルトの回転数の低下を防止でき、排
気ファンの風量を確保できるという効果を奏する。従っ
て、ファンベルトの材質変更等の対応を図ることなく、
衣類乾燥効率が向上する共に、過熱防止装置の動作を少
なくすることができ、耐久性の向上した衣類乾燥機を提
供できる。
によれば、ファンベルトに張力を付加し、ファンベルト
の伸びを吸収するためのファンベルト張力付加手段を設
けると共に、このファンベルト張力付加手段を、排気フ
ァンの単位時間の回転数が所定量以上変化したときに作
動させるようにしたので、経年変化によりファンベルト
が伸びても、ファンベルトの張力を一定に保つことがで
き、よってファンベルトの回転数の低下を防止でき、排
気ファンの風量を確保できるという効果を奏する。従っ
て、ファンベルトの材質変更等の対応を図ることなく、
衣類乾燥効率が向上する共に、過熱防止装置の動作を少
なくすることができ、耐久性の向上した衣類乾燥機を提
供できる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る衣類乾燥機の構成
を表す部分破断背面図である。
を表す部分破断背面図である。
【図2】図1に示した衣類乾燥機の構成を表す部分破断
側面図である。
側面図である。
【図3】図1に示した衣類乾燥機の制御部およびその周
辺の構成を表すブロック図である。
辺の構成を表すブロック図である。
【図4】図1に示した衣類乾燥機の動作を説明するため
の部分背面図である。
の部分背面図である。
【図5】図1に示した衣類乾燥機の動作を説明する部分
背面図である。
背面図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る衣類乾燥機の構成
を表す部分破断背面図である。
を表す部分破断背面図である。
10 衣類乾燥機 26 マイクロコンピュータ 27 回転数検知センサ(第1の回転数検知手段) 28 回転数検知センサ(第2の回転数検知手段) 42 排気ファン 50 駆動装置 51 駆動モータ 55 ファンベルト 60 ファンベルト張力付加装置 61 滑車 62 引張コイルばね(弾性部材) 62a 係止板 63 支持板 63a 案内孔 64 圧縮コイルばね(弾性部材) 64a 係止板 71 レバークラッチ 71a レバー
Claims (5)
- 【請求項1】 回転ドラム内に収納された衣類を温風に
より乾燥させると共に、駆動モータの回転力を、前記駆
動モータと排気ファンとの間に張設されたファンベルト
を介して前記排気ファンに伝達し、前記排気ファンによ
り、衣類から発生した水蒸気を前記回転ドラム内から排
出してなる衣類乾燥機において、 前記ファンベルトに張力を付加し、前記ファンベルトの
伸びを吸収するためのファンベルト張力付加手段と、 前記排気ファンの単位時間当りの回転数を検知する回転
数検知手段と、この回転数検知手段の検知結果を受け
て、前記ファンベルトの伸び状態を判断し、所定の伸び
が生じたと判断した場合に前記ファンベルト張力付加手
段を作動させる制御手段とを備えたことを特徴とする衣
類乾燥機。 - 【請求項2】 回転ドラム内に収納された衣類を温風に
より乾燥させると共に、前記回転ドラム用の駆動モータ
の回転力を、前記駆動モータと排気ファンとの間に張設
されたファンベルトを介して前記排気ファンに伝達し、
前記排気ファンにより、衣類から発生した水蒸気を前記
回転ドラム内から排出してなる衣類乾燥機において、 前記ファンベルトに張力を付加し、前記ファンベルトの
伸びを吸収するためのファンベルト張力付加手段と、 前記回転ドラムの単位時間当りの回転数を検知する第1
の回転数検知手段と、 前記排気ファンの単位時間当りの回転数を検知する第2
の回転数検知手段と、 前記第1の回転数検知手段および第2の回転数検知手段
のそれぞれの検知結果を受けて、前記ファンベルトの伸
び状態を判断し、所定の伸びが生じたと判断した場合に
前記ファンベルト張力付加手段を作動させる制御手段と
を備えたことを特徴とする衣類乾燥機。 - 【請求項3】 前記ファンベルト張力付加手段が、 前記駆動モータと前記排気ファンとの間に配設され、そ
の案内溝に前記ファンベルトが掛けられた滑車と、 一端部が前記滑車に取り付けられると共に他端部が変位
可能な自由端とされた弾性部材と、 前記制御手段の制御に応じて前記弾性部材の他端部に作
用し、前記滑車を前記ファンベルトに所定の張力が生ず
る方向に変位させる駆動手段と、 前記滑車を回転自在に、かつ前記駆動手段により変位さ
れる方向に対して同一平面上で移動可能に支持する支持
部材とを備えてなることを特徴とする請求項1又は2記
載の衣類乾燥機。 - 【請求項4】 前記制御手段がファンベルトに限界以上
の伸びが生じたと判断したときに、前記ファンベルトが
交換時期である旨を報知する報知手段を更に備えたこと
を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の
衣類乾燥機。 - 【請求項5】 前記制御手段がファンベルトに限界以上
の伸びが生じたと判断したときに、前記駆動モータの動
作を停止させる停止手段を更に備えたことを特徴とする
請求項1ないし3のいずれか1つに記載の衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5352860A JPH07194892A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5352860A JPH07194892A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 衣類乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07194892A true JPH07194892A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18426940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5352860A Pending JPH07194892A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07194892A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109468806A (zh) * | 2017-09-08 | 2019-03-15 | 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 | 一种离合器结构及衣物处理装置 |
JP2021523798A (ja) * | 2018-05-18 | 2021-09-09 | 青島海爾滾筒洗衣机有限公司 | 衣類処理機に用いられるクラッチ装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5352860A patent/JPH07194892A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109468806A (zh) * | 2017-09-08 | 2019-03-15 | 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 | 一种离合器结构及衣物处理装置 |
JP2020533078A (ja) * | 2017-09-08 | 2020-11-19 | 青島海爾滾筒洗衣机有限公司 | クラッチ構造及び衣類処理装置 |
JP2021523798A (ja) * | 2018-05-18 | 2021-09-09 | 青島海爾滾筒洗衣机有限公司 | 衣類処理機に用いられるクラッチ装置 |
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