JPH071942Y2 - コンバインにおける刈刃の注油装置 - Google Patents

コンバインにおける刈刃の注油装置

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JPH071942Y2
JPH071942Y2 JP1988145225U JP14522588U JPH071942Y2 JP H071942 Y2 JPH071942 Y2 JP H071942Y2 JP 1988145225 U JP1988145225 U JP 1988145225U JP 14522588 U JP14522588 U JP 14522588U JP H071942 Y2 JPH071942 Y2 JP H071942Y2
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JP
Japan
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cutting blade
oiling
cutting
lubrication
combine
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正寛 小松
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、少数の注油ノズルで刈刃に一様に注油ができ
るようにしたコンバインにおける刈刃の注油装置に関す
るものである。
[従来の技術および考案が解決しようとする課題] 従来、コンバインにおける刈刃の注油は、電動モータ等
で定速回転される注油ポンプを使用しているため、噴油
ノズルの噴油距離はほぼ一定であり、機体幅方向に長い
刈刃に一様に注油するには、注油ノズルを刈刃の長さ方
向に渡って多数配置しなければならず、刈取搬送時に各
注油ノズルのノズル部に多量の草、稈等がからみつき、
円滑な刈取搬送を行うことができない、という問題があ
った。
本考案は、上記の如き実状に鑑み、従来の欠点を解消す
べく創案されたものであって、その目的とするところ
は、少数の注油ノズルで刈刃に一様に注油ができると共
に、上記注油ノズルや注油パイプへの草、稈等のからみ
つきを減少することができる、コンバインにおける刈刃
の注油装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 課題を解決するため、本考案が採用した技術的手段は、
吐出量可変の注油ポンプを、エンジンより無段変速装置
を介して駆動される刈取部駆動軸に取付け、かつ刈刃方
向に噴油する注油ノズルを上記注油ポンプに接続し、無
段変速装置の変速制御に連繋して、上記注油ポンプの回
転数を変化させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
[考案の作用] したがって、本考案によれば、刈刃への注油に際し、注
油ポンプの吐出量を無段変速装置の変速制御に連繋させ
て変化させることによって、注油ポンプの吐出量が多い
時は、噴油距離を長くして注油ノズルから遠くの刈刃に
注油され、また吐出量が少ない時は、噴油距離が短くな
って注油ノズルに近い刈刃に注油され、この噴油距離の
変化を繰り返すことにより、広範囲に渡る刈刃への注油
を、少数の注油ノズルでカバーすることができ、注油ノ
ズルや注油パイプにからみつく草、稈等を未然に防止し
て円滑な刈取搬送を行うことができる。
[実施例] 以下本考案を、図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
図において、1はコンバイン、2は走行部、3は刈取
部、4は運転操作部であって、エンジン5の回転力は、
機体前方へは、カウンターケース6、無段階変速装置
7、トランスミッションケース8を経由して一方は走行
部2へ、他方はトランスミッションケース8から一度カ
ウンターケース6へ戻った後刈取部3へ伝達され、機体
後方へは図示しない脱穀部へ伝達される。
刈取部3は、デバイダー9、穀稈引起し装置10、刈刃1
1、掻込搬送装置12等で構成され、カウンターケース6
から再度取り出された刈取部電動軸13の回転は、刈取部
入力軸14、中間伝動軸15に受け継がれて刈取部駆動軸16
に伝えられ、穀稈引起し装置10、刈刃11、掻込搬送装置
12等が駆動されるようになっている。
上記刈取部駆動軸16の軸端部には、運転操作部4から遠
隔操作されるポンプクラッチ17を介して注油ポンプ18の
入力軸が連結され、注油ポンプ18の吸入口18aは油タン
ク19に、吐出口18bは刈刃注油パイプ21および他系統の
注油パイプ22に分岐された分配パイプ20に接続されてい
る。
刈刃注油パイプ21は、刈刃11を支持した刈取部フレーム
23の刈刃11上方に取付けられた刈刃注油ノズル24に接続
されており、他系統の注油パイプ22はさらに分岐されて
穀稈引起し装置10、掻込搬送装置12等の要部適所に配設
された他系統の注油ノズル25に接続されている。
前記刈刃注油ノズル24は、例えば3条刈のコンバインで
は、第3図、第4図に示すように、中央部のフレーム23
に一個取り付けて両側のノズル吐出口24aから噴油さ
せ、2条刈のコンバインでは、一側面のフレーム23に一
個取り付けて片側のノズル吐出口24aの刈刃11方向に噴
油させ、また、4条刈のコンバインでは、両側端のフレ
ーム23に一個づつ取り付けて片側のノズル吐出口24aか
ら中央方向に対向噴油させるように構成される。
次に、叙上の如く構成された本考案の作用について説明
する。
注油に際して、まずエンジン5を低速回転させて刈取搬
送部を運転し、運転操作部4のポンプクラッチレバー26
を入れる。
次いで、運転操作部4の変速レバー27を低速側と高速側
の間でゆっくり往復操作すると、エンジン5の回転力
は、高低無段階変速されてカウンターケース6の刈取部
伝動軸13から刈取部入力軸14、中間伝動軸15を通じて刈
取部駆動軸16に伝えられ、該刈取部駆動軸16の回転数が
低速域と高速域との間で連続的に変化することになる。
この時、刈取部駆動軸16の軸端部にポンプクラッチ17を
介して連結した注油ポンプ18の回転数も連続的に変化
し、回転数が高い時、すなわち吐出量が多い時は、噴油
距離が伸びて刈刃注油ノズル24から遠い刈刃11に注油さ
れ、また低回転数で吐出量が少ない時は、噴油距離が短
くなって刈刃注油ノズル24に近い刈刃11に注油されるこ
とになり、これが連続的に繰り返されて、少数の注油ノ
ズル24でも広範囲の刈刃11に一様に注油を行き届かせる
ことができる。
そして上記のように刈刃注油ノズル24の配設数を少なく
できることによって、該注油ノズル24や注油パイプ21、
22への草、稈等のからみつきを減少させることができ、
刈刃搬送に支障を来す不都合が解消される。
[考案の効果] これを要するに、本考案は、吐出量可変の注油ポンプ
を、エンジンより無段変速装置を介して駆動される刈取
部駆動軸に取付け、かつ刈刃方向に噴油する注油ノズル
を上記注油ポンプに接続し、無段変速装置の変速制御に
連繋して、上記注油ポンプの回転数を変化させるように
したから、注油ポンプを付加するだけの極めて簡単な構
成でありながら、変速レバーの操作によって注油ポンプ
の回転数を変化させて、同一注油ノズルの噴油距離を容
易に遠近可変に設定することができ、刈刃全体に一様に
注油するために必要な部品点数並びに組付けの手間を減
少させて、コスト低減を可能にするばかりでなく、注油
ノズルや注油パイプへの草、稈等のからみつきを未然に
防止し得て、円滑な刈取搬送を行うことができる、とい
う極めて有用な実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るコンバインにおける刈刃の注油装
置の一実施例を示すものであって、第1図は本考案を適
用したコンバインの前部側面図、第2図は同コンバイン
の動力伝達系統図、第3図は注油系統図、第4図は3条
刈コンバインの刈刃注油ノズルの配置例と作用を示した
正面図、第5図は2条刈コンバインの刈刃注油ノズルの
配置例と作用を示した正面図、第6図は4条刈コンバイ
ンの刈刃注油ノズルの配置例と作用を示した正面図、第
7図は刈刃注油ノズルの拡大斜視図、である。 図中、 1…コンバイン、3…刈取部、7…無段階変速装置、11
…刈刃、16…刈取部駆動軸、18…注油ポンプ、24…刈刃
注油ノズル、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐出量可変の注油ポンプを、エンジンより
    無段変速装置を介して駆動される刈取部駆動軸に取付
    け、かつ刈刃方向に噴油する注油ノズルを上記注油ポン
    プに接続し、無段変速装置の変速制御に連繋して、上記
    注油ポンプの回転数を変化させるようにしたことを特徴
    とするコンバインにおける刈刃の注油装置。
JP1988145225U 1988-11-07 1988-11-07 コンバインにおける刈刃の注油装置 Expired - Lifetime JPH071942Y2 (ja)

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JPH0267729U JPH0267729U (ja) 1990-05-22
JPH071942Y2 true JPH071942Y2 (ja) 1995-01-25

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JPS55151998U (ja) * 1979-04-17 1980-11-01

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JPH0267729U (ja) 1990-05-22

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