JPH07194281A - 鮎の友釣用おもり - Google Patents

鮎の友釣用おもり

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JPH07194281A
JPH07194281A JP35248393A JP35248393A JPH07194281A JP H07194281 A JPH07194281 A JP H07194281A JP 35248393 A JP35248393 A JP 35248393A JP 35248393 A JP35248393 A JP 35248393A JP H07194281 A JPH07194281 A JP H07194281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
main body
water
ayu
sweet fish
Prior art date
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Pending
Application number
JP35248393A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Mizuno
良夫 水野
Taira Yamashita
平 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMASHITA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
YAMASHITA SEISAKUSHO KK
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Publication date
Application filed by YAMASHITA SEISAKUSHO KK filed Critical YAMASHITA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オトリ鮎を素早く水中の野鮎の縄張り内に侵入
可能とするとともに、おもりを所定の水深に素早く潜行
させて適切な水深を保って安定して潜泳可能とすること
により、水底の石や藻等へのおもりの根掛りおよび道糸
の切断等を防止する。 【構成】水中において潜泳可能に形成した本体部1の前
部下側に棒状の錘部14、後部に任意形状の空洞部15
を内設し、前部側に傾斜した傾斜部11a、11bを設
け、これに起立部12を垂直に突成し、起立部12の先
端および本体部1の末端に道糸およびハリスを係止する
止着部16a、16bを設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鮎の友釣りに供して、
所定の水深に素早く潜行可能とし、かつ、適切な水深を
保って安定して潜泳可能とした鮎の友釣用おもりに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に鮎の友釣りとは、個々の野鮎が
自分の餌場として独占する領域、いわば縄張り内に予め
捕獲したオトリ鮎を侵入させ、縄張りを防衛しようとし
て追って来る野鮎をオトリ鮎後方に仕掛けた引掛針で引
掛けて釣る方法である。従来は、釣竿とオトリ鮎を連結
する道糸の途中に球状のおもりを付けて、前記オトリ鮎
を縄張り内に侵入させる方法が一般的に実施されてい
た。しかし、球状のおもりは水中で不規則な動きをして
水の流れに乗りにくいので、オトリ鮎の泳ぎ方が不自然
で衰弱が早く、かつ、おもりが水底の石や藻に根掛りし
易く、これらを防止するには、釣竿を絶えず上下あるい
は左右に動かしておもりの位置を川底からある程度上方
に保持する操作が必要で、相当の熟練を要するため、お
もりを適切な水深を保って安定して潜泳させることは困
難であった。このため、水の流れに乗りやすい種々の潜
行器が提案されているが、本出願人は先に特公平3−6
8654号により、水中において潜遊可能な材料で流線
形状に形成した本体部に回転防止部材および潜行板を突
設して、適切な水深を保って安定して潜泳可能とした潜
行器を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鮎の友釣りには、おも
りを短時間に所定の水深に潜行させて、オトリ鮎を野鮎
の縄張り内に素早く侵入させることも必要であり、本発
明は、これらの機能も付加しうるように、前記提案の潜
行器について鋭意改良研究がなされたものであって、水
中において潜泳可能に形成した本体部の前部側および後
部側に錘部および空洞部を設け、かつ、本体部に起立部
および傾斜部を設けることにより、所定の水深に素早く
潜行させて適切な水深を保って安定して潜泳可能とする
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、第一
に、水中において潜泳可能に形成した本体部と、該本体
部の前部側に傾斜した傾斜部と、該傾斜部に突成した起
立部よりなり、該本体部の前部側に錘部を設け、該本体
部の後部側に空洞部を設けてなるものとすることによ
る。第二に、錘部を本体部の前部下側に設けてなるもの
とすることによる。さらに、第三に、道糸を係止する止
着部を起立部に設け、ハリスを係止する止着部を本体部
に設けてなるものとすることにより、上記目的を達成し
ようとするものである。
【0005】
【作用】上記構成によりなる本発明においては、おもり
の重心が錘部と空洞部により下方に変位しているため、
水中で道糸とハリスを係止したおもりの姿勢をやや前に
傾斜した正規の状態で安定して保持することが可能であ
る。また、この状態で、道糸を川岸から川中へ川の流れ
と直角方向に移動すると、起立部が道糸の移動方向に傾
斜し、起立部の側面に流水の動圧が作用して、おもりは
容易に川岸から川中に移動する。さらに、道糸を下方に
下げると、空洞部に作用する浮力も加わって傾斜部の傾
斜角は増加し、傾斜部に衝突する流水の動圧および錘部
による沈潜力が本体部および空洞部に作用する浮力に勝
って、おもりを下方に移動する。反対に、道糸を上方に
上げると、傾斜部の傾斜角は減少し、前記浮力が沈潜力
に勝っておもりは上方に移動するので、道糸の横および
上下方向の移動操作により、おもりを川岸から川中の所
定の水深に素早く潜行させることが可能となる。また、
一般的に、川の流速は水深が大きくなるほど漸減し、前
記沈潜力も流速が小さくなるほど減少するため、道糸の
位置を変化しなければ、おもりは川の流れに乗って位置
を変えるので、流速が割合に小さくて鮎が好んで食する
藻が付着し易い流域において前記沈潜力と浮力が平衡す
るように、おもりの正規の状態における傾斜部の傾斜角
を調節しておくことにより、道糸の位置を変化させず
に、おもりを所定の水深に保持することが可能となる。
さらに、錘部を本体部の前部下側に設けてなるものとす
ることにより、前記沈潜力と浮力との釣り合いを一層鋭
敏なものとして、おもりをより素早く所定の水深に潜行
させて、適切な水深に保持することが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、引き続き本発明の鮎の友釣り用おもり
の要旨をさらに明確にするため、図1ないし図5を利用
して一実施例を説明する。Wは本発明によるおもりであ
り、本体部1は合成樹脂製で外形形状を縦断面が凡そ後
部ほど幅狭の逆三角形状で横断面が凡そ流線形状に形成
されており、該本体部1の前部側に傾斜部11a、11
bが斜め前方に取付角を備え傾斜して設けられており、
また、該傾斜部11a、11b間に起立部12が板状で
先端部を円弧状として鉛直方向に突成されており、さら
に、該本体部1の後部側の両外周に沿いかつ斜め後方に
取付角を備え傾斜して補助傾斜部13a、13bが突成
されている。また、該本体部1の前部下側に棒状の錘部
14、後部側に空気層でなる空洞部15を内設し、該お
もり本体1と図示しない釣竿を連結する道糸Mを係止す
る三個の止着部16aを起立部12の先端に設け、おも
りWとオトリ鮎Aを連結するハリスHを係止する止着部
16bを本体部1の末端に設けている。なお、前記内設
の方法は、本体部1を縦に分割した二個の本体素体部に
より構成して、該各本体素体部に錘部14および空洞部
15を設ける穴を凹設し、該穴に錘部14を挿入した
後、二個の本体素体部を接着剤等により接着している。
【0007】次に、本実施例の作用については、おもり
Wの重心が錘部14と空洞部15により下方に変位して
いるため、図5に示すように、河川R内で道糸Mとハリ
スHを係止したおもりWを、やや前に傾斜した正規の状
態で安定して保持することが可能となる。また、この状
態で、河川Rの表層部の流域Raにおいて、道糸Mを川
岸から川中へ流れと直角方向に移動すると、起立部12
が道糸Mの移動方向に傾斜し、起立部12の側面に流水
の動圧が作用して、おもりWは容易に川岸から川中に移
動する。さらに、道糸Wを下方に下げると、空洞部15
に作用する浮力も加わって傾斜部11a、11bの傾斜
角は増加し、補助傾斜部13a、13bの傾斜角は減少
するため、傾斜部11a、11bに衝突する流水の動圧
および錘部14による沈潜力が本体部1、空洞部15お
よび補助傾斜部13a、13bに作用する浮力に勝っ
て、おもりWを下方の所定水深の流域Rbに移動する。
反対に、道糸Mを上方に上げると、傾斜部11a、11
bの傾斜角は減少し、補助傾斜部13a、13bの傾斜
角は増加するため、前記浮力が沈潜力に勝って、おもり
Wは上方の表層部の流域Raに移動するので、道糸Mの
横および上下方向の移動操作により、おもりWを河川R
の川岸から川中の所定水深の流域Rbに素早く潜行させ
ることが可能となる。また、河川Rの流速は水深が大き
くなるほど漸減し、前記沈潜力も減少するため、道糸W
の位置を変化しなければ、おもりWは河川Rの流れに乗
って位置を変えるので、流速が割合に小さくて鮎が好ん
で食する藻が付着し易い所定水深の流域Rbにおいて前
記沈潜力と浮力が平衡するように、おもりWの正規の状
態における傾斜部11a、11bの傾斜角を予め調節し
ておくことにより、道糸Wの位置を変化させずに、おも
りWを適切な水深を保持して安定して潜泳させることが
可能となる。さらに、錘部14を本体部1の前部下側に
設けることにより、前記沈潜力と浮力との釣り合いを一
層鋭敏なものとして、おもりをより素早く所定の水深の
流域Rbに潜行させて、適切な水深により安定して潜泳
させることが可能となる。
【0008】なお、前記実施例では、錘部および空洞部
の内設方法を二分割した本体素体部に穴を凹設して錘部
を挿入した後該本体素体部を接着する方法としたが本体
部の成形の際に内設する方法でもよいなど、本発明のお
もりの各構成部分の形状、大きさ、材質、個数、成形方
法等は、前記した目的、作用および後記する発明の効果
が達成される範囲内においてそれぞれ任意に定められて
よく、これらの変更はいずれも本発明の要旨を何ら変更
するものでないことは申すまでもない。
【0009】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
おもりの重心を錘部と空洞部により下方に変位させて、
おもりの姿勢を前方にやや傾斜した状態に保持し、道糸
の横および上下方向の移動動作により、おもりを川岸か
ら川中の所定の水深の野鮎の縄張りなどに容易かつ迅速
に潜行可能として、素人でも簡単に鮎の友釣り操作を可
能とした効果は大である。また、道糸の位置を変化しな
くても、流速の一定な川の流れに沿って、おもりを安定
して潜泳させることができるため、野鮎の縄張り内など
流速の割合に小さい流域において、オトリ鮎を自然に近
い状態で遊泳させて、オトリ鮎の衰弱を防止するととも
に、野鮎をおびき寄せる効果は大である。さらに、川底
からある程度上方の流速の割合に小さい適切な水深に、
おもりを安定して保持しうるため、おもりを障害物等の
多い水底から離隔し、水底の石や藻等に対する根掛りを
防止して、根掛りを解除するための時間のロス、仕掛け
全体の喪失による経済的な損失を回避する効果は大であ
る。以上説明したように、本発明は従来にない独特の効
果を奏し、まことに実用的ですぐれた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の底面図である。
【図4】図1の中央縦断面図である。
【図5】本発明の使用例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体部 11a、11b 傾斜部 12 起立部 13a、13b 補助傾斜部 14 錘部 15 空洞部 16a、16b 止着部 A オトリ鮎 M 道糸 H ハリス R 河川 Ra、Rb 流域 W おもり

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中において潜泳可能に形成した本体部
    と、該本体部の前部側に傾斜した傾斜部と、該傾斜部に
    突成した起立部よりなり、該本体部の前部側に錘部を設
    け、該本体部の後部側に空洞部を設けてなることを特徴
    とする鮎の友釣用おもり。
  2. 【請求項2】 錘部を本体部の前部下側に設けてなる請
    求項1記載の鮎の友釣用おもり。
  3. 【請求項3】 道糸を係止する止着部を起立部に設け、
    ハリスを係止する止着部を本体部に設けてなる請求項1
    および2記載の鮎の友釣用おもり。
JP35248393A 1993-12-28 1993-12-28 鮎の友釣用おもり Pending JPH07194281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35248393A JPH07194281A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 鮎の友釣用おもり

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JP35248393A JPH07194281A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 鮎の友釣用おもり

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JPH07194281A true JPH07194281A (ja) 1995-08-01

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ID=18424384

Family Applications (1)

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JP35248393A Pending JPH07194281A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 鮎の友釣用おもり

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JP (1) JPH07194281A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011097961A (ja) * 2011-02-21 2011-05-19 Tsuriken:Kk 根掛かり防止用のルアー用錘
US20120090218A1 (en) * 2008-02-29 2012-04-19 Matthew Sawrie Fishing weight

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