JPH07193050A - 真空プラズマ処理装置 - Google Patents
真空プラズマ処理装置Info
- Publication number
- JPH07193050A JPH07193050A JP33105893A JP33105893A JPH07193050A JP H07193050 A JPH07193050 A JP H07193050A JP 33105893 A JP33105893 A JP 33105893A JP 33105893 A JP33105893 A JP 33105893A JP H07193050 A JPH07193050 A JP H07193050A
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- JP
- Japan
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- flange
- bellows
- vacuum
- heat medium
- substrate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ベロ−ズを均一に加温することによりべロ−ズ
表面への反応生成物の堆積を防止し、処理の歩留まりを
向上させることにある。 【構成】べロ−ズフランジ30と円筒フランジ40の間
に、流量制御及び、ヒ−トアップされた熱媒体を、円筒
フランジ40内の配管を介して供給することにより、べ
ロ−ズフランジ30を温調する。これにより、べロ−ズ
フランジ30表面上への反応生成物の堆積,剥離、更
に、塵埃化への進行を防止し、処理の歩留まりを向上さ
せる信頼性の高い装置を提供できる。
表面への反応生成物の堆積を防止し、処理の歩留まりを
向上させることにある。 【構成】べロ−ズフランジ30と円筒フランジ40の間
に、流量制御及び、ヒ−トアップされた熱媒体を、円筒
フランジ40内の配管を介して供給することにより、べ
ロ−ズフランジ30を温調する。これにより、べロ−ズ
フランジ30表面上への反応生成物の堆積,剥離、更
に、塵埃化への進行を防止し、処理の歩留まりを向上さ
せる信頼性の高い装置を提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空プラズマ処理装置に
係わり、特にプラズマ処理に伴う反応生成物が生じやす
いものに好敵な真空プラズマ処理装置に関するものであ
る。
係わり、特にプラズマ処理に伴う反応生成物が生じやす
いものに好敵な真空プラズマ処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の真空プラズマ処理装置は、例え
ば、特開昭63−69234号公報に記載のように、真
空槽底部の開口部に取り付けられた円筒フランジと、下
端に前記円筒フランジを有し上端にフランジを有するべ
ロ−ズフランジと、前記円筒フランジの円筒内部をスラ
イド可能で前記上端のフランジに固定されたスライド軸
と、前記真空槽に支持され、前記スライド軸の下部に支
持されたサポ−トの下部で前記スライド軸の軸心上に設
けた伸縮手段を設けて成るものであった。
ば、特開昭63−69234号公報に記載のように、真
空槽底部の開口部に取り付けられた円筒フランジと、下
端に前記円筒フランジを有し上端にフランジを有するべ
ロ−ズフランジと、前記円筒フランジの円筒内部をスラ
イド可能で前記上端のフランジに固定されたスライド軸
と、前記真空槽に支持され、前記スライド軸の下部に支
持されたサポ−トの下部で前記スライド軸の軸心上に設
けた伸縮手段を設けて成るものであった。
【0003】また、処理に伴う蒸着源例えばガスあるい
はガスと基板との反応生成物がプラズマ発生室内で堆積
し、やがて剥離して塵埃化するため、処理の歩留まりを
低下させるという課題を解決する技術として、例えば、
特開昭58−53883号公報に代表されるように加熱
によって反応生成物の堆積を低減させようとしたもの
や、更に他の技術として、例えば、特公昭60−564
31号公報では加熱によって堆積物の洗浄除去効果を高
めようとしたものが知られている。
はガスと基板との反応生成物がプラズマ発生室内で堆積
し、やがて剥離して塵埃化するため、処理の歩留まりを
低下させるという課題を解決する技術として、例えば、
特開昭58−53883号公報に代表されるように加熱
によって反応生成物の堆積を低減させようとしたもの
や、更に他の技術として、例えば、特公昭60−564
31号公報では加熱によって堆積物の洗浄除去効果を高
めようとしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、処理
に伴う反応生成物がベロ−ズ表面上に堆積するという問
題点について、配慮がなされていなかった。特に、半導
体産業では半導体デバイスの微細化が進んでおり堆積物
の低減,除去が重要な問題となっている。また、従来の
反応生成物の低減方法はヒ−タの加熱によるものであ
り、被加温部温度の不均一性,ヒ−タ取付によるスペ−
ス効率,メンテナンス性の悪化という問題があった。
に伴う反応生成物がベロ−ズ表面上に堆積するという問
題点について、配慮がなされていなかった。特に、半導
体産業では半導体デバイスの微細化が進んでおり堆積物
の低減,除去が重要な問題となっている。また、従来の
反応生成物の低減方法はヒ−タの加熱によるものであ
り、被加温部温度の不均一性,ヒ−タ取付によるスペ−
ス効率,メンテナンス性の悪化という問題があった。
【0005】本発明の目的は、加温システムの占有スペ
−スを最小限に抑え、且つ、ベロ−ズを均一に加温する
ことによりべロ−ズ表面への反応生成物の堆積を防止
し、処理の歩留まりを向上させることにある。
−スを最小限に抑え、且つ、ベロ−ズを均一に加温する
ことによりべロ−ズ表面への反応生成物の堆積を防止
し、処理の歩留まりを向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、下端に真空槽底部の開口部に取り付けられる下フラ
ンジを上端に上フランジを有するべロ−ズフランジと、
前記下フランジの内側に挿入される熱媒体供給流路及び
熱媒体排出流路を有する中空円筒付きの円筒フランジ
と、該円筒フランジの円筒内部をスライド可能で前記べ
ロ−ズフランジ上端のフランジに固定したスライド軸
と、前記真空槽に支持され前記スライド軸の下部に支持
されたサポ−トの下部で前記スライド軸の軸心上に設け
た伸縮手段と、前記真空槽に支持され前記円筒フランジ
に熱媒体を供給する供給流路に接続される流量計,レギ
ュレ−タ、及びヒ−タを設けたものである。
に、下端に真空槽底部の開口部に取り付けられる下フラ
ンジを上端に上フランジを有するべロ−ズフランジと、
前記下フランジの内側に挿入される熱媒体供給流路及び
熱媒体排出流路を有する中空円筒付きの円筒フランジ
と、該円筒フランジの円筒内部をスライド可能で前記べ
ロ−ズフランジ上端のフランジに固定したスライド軸
と、前記真空槽に支持され前記スライド軸の下部に支持
されたサポ−トの下部で前記スライド軸の軸心上に設け
た伸縮手段と、前記真空槽に支持され前記円筒フランジ
に熱媒体を供給する供給流路に接続される流量計,レギ
ュレ−タ、及びヒ−タを設けたものである。
【0007】
【作用】べロ−ズフランジと円筒フランジの間に、流量
制御及びヒ−トアップされた熱媒体を、円筒フランジ内
の配管を介して供給することにより、べロ−ズフランジ
を温調する。これにより、べロ−ズフランジ表面上への
反応生成物の堆積,剥離,更に、塵埃化への進行を防止
し、処理の歩留まりを向上させる信頼性の高い装置を提
供できる。
制御及びヒ−トアップされた熱媒体を、円筒フランジ内
の配管を介して供給することにより、べロ−ズフランジ
を温調する。これにより、べロ−ズフランジ表面上への
反応生成物の堆積,剥離,更に、塵埃化への進行を防止
し、処理の歩留まりを向上させる信頼性の高い装置を提
供できる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1,図2により説明す
る。
る。
【0009】図1は、本発明の真空プラズマ処理装置の
構成を示し、例えば、マイクロ波プラズマエッチング処
理装置に適用した場合について述べる。
構成を示し、例えば、マイクロ波プラズマエッチング処
理装置に適用した場合について述べる。
【0010】真空排気装置16が連結されエッチングガ
ス導入用のガス導管20が設けられた、この場合、上方
が開放された真空槽14には、石英,アルミナ等の電気
絶縁材料で形成され、下端が開放された放電管12が真
空槽14とOリング13で真空シ−ルされ気密に構設さ
れている。放電管12の外側には、導電性材料で形成さ
れた導波管6が放電管12を含み同心上に配設されてい
る。導波管6の長手方向、すなわち高さ方向には、空心
ソレノイドコイル8が頂部と対応するような位置で環装
されている。空心ソレノイドコイル8には、処理時に前
記空心ソレノイドコイル8への供給電流を所定振幅で変
動させる機能を有する直流電源10が、接続されてい
る。導波管6とマイクロ波発生装置2とは、導波管,同
軸ケ−ブル等のマイクロ波伝播手段4で連結されてい
る。ガス導管20の他端は処理ガス供給装置18に連結
されている。放電管12内の放電領域に対応して基板台
26が設けられ、また、この基板台26には、イオン入
射エネルギ−を制御するために基板軸72を介して高周
波電源79が接続されている。
ス導入用のガス導管20が設けられた、この場合、上方
が開放された真空槽14には、石英,アルミナ等の電気
絶縁材料で形成され、下端が開放された放電管12が真
空槽14とOリング13で真空シ−ルされ気密に構設さ
れている。放電管12の外側には、導電性材料で形成さ
れた導波管6が放電管12を含み同心上に配設されてい
る。導波管6の長手方向、すなわち高さ方向には、空心
ソレノイドコイル8が頂部と対応するような位置で環装
されている。空心ソレノイドコイル8には、処理時に前
記空心ソレノイドコイル8への供給電流を所定振幅で変
動させる機能を有する直流電源10が、接続されてい
る。導波管6とマイクロ波発生装置2とは、導波管,同
軸ケ−ブル等のマイクロ波伝播手段4で連結されてい
る。ガス導管20の他端は処理ガス供給装置18に連結
されている。放電管12内の放電領域に対応して基板台
26が設けられ、また、この基板台26には、イオン入
射エネルギ−を制御するために基板軸72を介して高周
波電源79が接続されている。
【0011】真空槽14の底部開口部には、下端に下フ
ランジ30bを有し上端に上フランジ30aを有するベ
ロ−ズフランジ30が、真空槽14の内側から挿入さ
れ、前記下フランジ30bがOリング42で真空シ−ル
されている。真空槽14の外側には、内部が中空の底容
器46が、ボルト44で取り付けてある。
ランジ30bを有し上端に上フランジ30aを有するベ
ロ−ズフランジ30が、真空槽14の内側から挿入さ
れ、前記下フランジ30bがOリング42で真空シ−ル
されている。真空槽14の外側には、内部が中空の底容
器46が、ボルト44で取り付けてある。
【0012】ベロ−ズフランジ30の下フランジ30b
の内側には、熱媒体供給流路38及び熱媒体排出流路3
4を有する中空円筒付きの円筒フランジ40が挿入され
ている。円筒フランジ40には、リニアスリ−ブベアリ
ング36を介してスライド軸74が通され、スライド軸
74の上端は上フランジ30aに取り付けて支持され
る。
の内側には、熱媒体供給流路38及び熱媒体排出流路3
4を有する中空円筒付きの円筒フランジ40が挿入され
ている。円筒フランジ40には、リニアスリ−ブベアリ
ング36を介してスライド軸74が通され、スライド軸
74の上端は上フランジ30aに取り付けて支持され
る。
【0013】スライド軸74の内側には基板軸72が貫
通し、基板軸72の上端部にはボルト22によって基板
台26が取り付けてあり、基板台26と上フランジ30
aとの間、及び基板軸72とスライド軸74との間に
は、それぞれ絶縁材28a,28bが挿入されて電気絶
縁を行っている。この場合、絶縁材28aと上フランジ
30a、及び基板軸72と絶縁材28bとの間に、Oリ
ング25及び23を入れて真空シ−ルを行っている。基
板軸72はスライド軸74の下端面に絶縁材28bを介
してナット75で締め付けて固定されており、スライド
軸74の下端部にはサポ−ト76がボルト77により吊
り下げ支持されている。
通し、基板軸72の上端部にはボルト22によって基板
台26が取り付けてあり、基板台26と上フランジ30
aとの間、及び基板軸72とスライド軸74との間に
は、それぞれ絶縁材28a,28bが挿入されて電気絶
縁を行っている。この場合、絶縁材28aと上フランジ
30a、及び基板軸72と絶縁材28bとの間に、Oリ
ング25及び23を入れて真空シ−ルを行っている。基
板軸72はスライド軸74の下端面に絶縁材28bを介
してナット75で締め付けて固定されており、スライド
軸74の下端部にはサポ−ト76がボルト77により吊
り下げ支持されている。
【0014】底容器46の下側開口部には、支持座70
がボルト59で取り付けられ、基板軸72と同心上で支
持座70の上面に伸縮手段、この場合はエア−シリンダ
78が取り付けられ、エア−シリンダ78のロッド先端
部はサポ−ト76の下端部にナット73で取り付けられ
ている。
がボルト59で取り付けられ、基板軸72と同心上で支
持座70の上面に伸縮手段、この場合はエア−シリンダ
78が取り付けられ、エア−シリンダ78のロッド先端
部はサポ−ト76の下端部にナット73で取り付けられ
ている。
【0015】底容器46の側面には作業用の穴が設けら
れ、エア−導入及び排出用の穴が設けられたカバ−50
及び66がボルト48及び68で取り付けてある。
れ、エア−導入及び排出用の穴が設けられたカバ−50
及び66がボルト48及び68で取り付けてある。
【0016】円筒フランジ40の熱媒体供給流路38の
導入口38aには、継手60を介してチュ−ブ62の一
端が取り付けられ、その一端はカバ−66に明けられた
穴部に内側から取り付けられたエルボ64に接続されて
いる。
導入口38aには、継手60を介してチュ−ブ62の一
端が取り付けられ、その一端はカバ−66に明けられた
穴部に内側から取り付けられたエルボ64に接続されて
いる。
【0017】図2は図1におけるA−A部の側面図を示
している。
している。
【0018】カバ−66の外側には、ヒ−タ82,ヒ−
タコントロ−ラ80,流量計94及びレギュレ−タ98
が取り付けられている。ヒ−タコントロ−ラ80は信号
線81によりヒ−タ82と接続されている。ヒ−タ82
は、前記穴部に外側から取り付けられたエルボ86を介
してヒ−タ排出口84が接続されており、ヒ−タ導入口
88はチュ−ブ90を介して流量計排出口92に接続さ
れている。流量計導入口95はチュ−ブ91を介してレ
ギュレ−タ排出口96に接続されており、レギュレ−タ
導入口100には熱媒体供給チュ−ブ102が接続され
ている。
タコントロ−ラ80,流量計94及びレギュレ−タ98
が取り付けられている。ヒ−タコントロ−ラ80は信号
線81によりヒ−タ82と接続されている。ヒ−タ82
は、前記穴部に外側から取り付けられたエルボ86を介
してヒ−タ排出口84が接続されており、ヒ−タ導入口
88はチュ−ブ90を介して流量計排出口92に接続さ
れている。流量計導入口95はチュ−ブ91を介してレ
ギュレ−タ排出口96に接続されており、レギュレ−タ
導入口100には熱媒体供給チュ−ブ102が接続され
ている。
【0019】カバ−50の前記穴部には、外側からダク
ト57がボルト58により取り付けられており、前記ダ
クト57には熱媒体排出チュ−ブ54が装着されてい
る。
ト57がボルト58により取り付けられており、前記ダ
クト57には熱媒体排出チュ−ブ54が装着されてい
る。
【0020】次に、上記のように構成した装置の動作
を、例えば、半導体製造装置の場合について説明する。
を、例えば、半導体製造装置の場合について説明する。
【0021】図1に於いて、基板24が図示しない搬送
装置によって真空槽14と放電管12で形成されるプラ
ズマ発生室19内に搬入され、被処理面を上面として基
板台26に積載,保持される。次に、エア−シリンダ7
8を押出し操作すると、エア−シリンダ78のロッド先
端がサポ−ト76を押し上げ、これに伴いスライド軸7
4が上昇してベロ−ズフランジ30が真空を保持したま
ま伸びると共に、基板台26を押し上げる。その後、真
空排気装置16を駆動することでプラズマ発生室19は
所定圧力まで減圧排気される。その後、処理ガス供給装
置18から処理ガス、例えばエッチングガスがガス導管
20を経てプラズマ発生室19に所定流量で導入される
と共に、プラズマ発生室19の圧力は真空排気装置16
により処理圧力に調整され維持される。一方、マイクロ
波発生装置2で発生した例えば2.45GHzのマイク
ロ波は、マイクロ波伝播手段4を伝播して導波管6に導
入された後に放電管12に吸収され電場が発生する。ま
た、直流電源10から空心ソレノイドコイル8に電流が
供給され、これにより電場と直交する磁場が発生する。
これら電場と磁場とによって分子のサイクロトロン運動
を引越こし、このエネルギでプラズマ発生室19の放電
管12に対応する部分に存在しているエッチングガスは
プラズマ化され、このプラズマにより基板24はエッチ
ング処理される。エッチング処理が終了すると、エア−
シリンダ78の引込み操作により前記エア−シリンダ7
8が押出し操作時の逆動作をなし、基板台26が下降す
る。処理後の基板24は、図示しない搬送装置によって
真空槽14より運び出される。
装置によって真空槽14と放電管12で形成されるプラ
ズマ発生室19内に搬入され、被処理面を上面として基
板台26に積載,保持される。次に、エア−シリンダ7
8を押出し操作すると、エア−シリンダ78のロッド先
端がサポ−ト76を押し上げ、これに伴いスライド軸7
4が上昇してベロ−ズフランジ30が真空を保持したま
ま伸びると共に、基板台26を押し上げる。その後、真
空排気装置16を駆動することでプラズマ発生室19は
所定圧力まで減圧排気される。その後、処理ガス供給装
置18から処理ガス、例えばエッチングガスがガス導管
20を経てプラズマ発生室19に所定流量で導入される
と共に、プラズマ発生室19の圧力は真空排気装置16
により処理圧力に調整され維持される。一方、マイクロ
波発生装置2で発生した例えば2.45GHzのマイク
ロ波は、マイクロ波伝播手段4を伝播して導波管6に導
入された後に放電管12に吸収され電場が発生する。ま
た、直流電源10から空心ソレノイドコイル8に電流が
供給され、これにより電場と直交する磁場が発生する。
これら電場と磁場とによって分子のサイクロトロン運動
を引越こし、このエネルギでプラズマ発生室19の放電
管12に対応する部分に存在しているエッチングガスは
プラズマ化され、このプラズマにより基板24はエッチ
ング処理される。エッチング処理が終了すると、エア−
シリンダ78の引込み操作により前記エア−シリンダ7
8が押出し操作時の逆動作をなし、基板台26が下降す
る。処理後の基板24は、図示しない搬送装置によって
真空槽14より運び出される。
【0022】上記の処理が行われている間、以下の動作
が行われる。
が行われる。
【0023】図2に於いて、熱媒体供給チュ−ブ102
より供給された、例えば常温の加圧エア−は、レギュレ
−タ98により減圧され流量計94により所定の流量に
流量制御された後にヒ−タ導入口88へと供給される。
ヒ−タコントロ−ラ80で設定の設定温度までヒ−タ8
2によりヒ−トアップされたエア−は、ヒ−タ排出口8
4よりエルボ86を通じて底容器46内に導入される。
より供給された、例えば常温の加圧エア−は、レギュレ
−タ98により減圧され流量計94により所定の流量に
流量制御された後にヒ−タ導入口88へと供給される。
ヒ−タコントロ−ラ80で設定の設定温度までヒ−タ8
2によりヒ−トアップされたエア−は、ヒ−タ排出口8
4よりエルボ86を通じて底容器46内に導入される。
【0024】図1に於いて、前記底容器46内に導入さ
れたエア−はエルボ64に接続されたチュ−ブ62,継
手60を経由して、円筒フランジ40の熱媒体導入口3
8aへと流入する。さらに、円筒フランジ40内の熱媒
体供給流路38によりベロ−ズフランジ30の内側へと
導入されたエア−は、ベロ−ズフランジ30全面を内面
より加熱した後に、リニアスリ−ブベアリング36と円
筒フランジ40間流路34a,熱媒体排出流路34及び
下フランジ30bと円筒フランジ40間の流路34bを
経由して底容器40内へと排出される。その後、エア−
は、カバ−50に取り付けられたダクト57に装着の熱
媒体排出チュ−ブ54より排気される。
れたエア−はエルボ64に接続されたチュ−ブ62,継
手60を経由して、円筒フランジ40の熱媒体導入口3
8aへと流入する。さらに、円筒フランジ40内の熱媒
体供給流路38によりベロ−ズフランジ30の内側へと
導入されたエア−は、ベロ−ズフランジ30全面を内面
より加熱した後に、リニアスリ−ブベアリング36と円
筒フランジ40間流路34a,熱媒体排出流路34及び
下フランジ30bと円筒フランジ40間の流路34bを
経由して底容器40内へと排出される。その後、エア−
は、カバ−50に取り付けられたダクト57に装着の熱
媒体排出チュ−ブ54より排気される。
【0025】これによって、ベロ−ズフランジ30の内
面全面にわたって加熱することが可能であり、また、前
記べロ−ズフランジ30の伸縮動作を妨げること無し
に、基板の処理に伴うべロ−ズフランジ30への反応生
成物の堆積量を低減でき、真空プラズマ処理装置の信頼
性を向上させることができる。
面全面にわたって加熱することが可能であり、また、前
記べロ−ズフランジ30の伸縮動作を妨げること無し
に、基板の処理に伴うべロ−ズフランジ30への反応生
成物の堆積量を低減でき、真空プラズマ処理装置の信頼
性を向上させることができる。
【0026】以上、本実施例によれば次の効果がある。
【0027】(1)べロ−ズフランジの加熱により物品
の処理に伴う前記べロ−ズフランジへの反応生成物の堆
積量を低減できる。
の処理に伴う前記べロ−ズフランジへの反応生成物の堆
積量を低減できる。
【0028】(2)堆積物が生じた場合に行うプラズマ
洗浄時に、加熱することによりべロ−ズフランジの洗浄
速度が高められる。
洗浄時に、加熱することによりべロ−ズフランジの洗浄
速度が高められる。
【0029】(3)熱媒体の使用によりべロ−ズフラン
ジを均一に温調することが可能である。
ジを均一に温調することが可能である。
【0030】(4)熱媒体供給装置は昇降装置外部への
設置が可能であるためべロ−ズフランジの構造の変更が
なく、また、伸縮動作を妨げること無しに前記べロ−ズ
フランジの温調が可能である。
設置が可能であるためべロ−ズフランジの構造の変更が
なく、また、伸縮動作を妨げること無しに前記べロ−ズ
フランジの温調が可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、加温システムの占有ス
ペ−スを最小限に抑え、且つ、ベロ−ズを均一に加温す
ることによりべロ−ズ表面への反応生成物の堆積を防止
し、処理の歩留まりを向上することができるという効果
がある。
ペ−スを最小限に抑え、且つ、ベロ−ズを均一に加温す
ることによりべロ−ズ表面への反応生成物の堆積を防止
し、処理の歩留まりを向上することができるという効果
がある。
【図1】本発明の一実施例である真空プラズマ処理装置
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】図1の装置をA−Aから見た側面図である。
2…マイクロ波発生装置、4…マイクロ波伝播装置、6
…導波管、8…空心ソレノイドコイル、10…直流電
源、12…放電管、14…真空槽、16…真空排気装
置、18…処理ガス排気装置、19…プラズマ発生室、
24…基板、26…基板台、30…ベロ−ズフランジ、
30a…上フランジ、30b…下フランジ、34…熱媒
体排出流路、38…熱媒体供給流路、40…円筒フラン
ジ、46…底容器、50…カバ−、54…熱媒体排出チ
ュ−ブ、66…カバ−、70…支持座、72…基板軸、
74…スライド軸、76…サポ−タ、78…エア−シリ
ンダ、79…高周波電源、80…ヒ−タコントロ−ラ、
82…ヒ−タ、94…流量計、98…レギュレ−タ、1
02…熱媒体供給チュ−ブ。
…導波管、8…空心ソレノイドコイル、10…直流電
源、12…放電管、14…真空槽、16…真空排気装
置、18…処理ガス排気装置、19…プラズマ発生室、
24…基板、26…基板台、30…ベロ−ズフランジ、
30a…上フランジ、30b…下フランジ、34…熱媒
体排出流路、38…熱媒体供給流路、40…円筒フラン
ジ、46…底容器、50…カバ−、54…熱媒体排出チ
ュ−ブ、66…カバ−、70…支持座、72…基板軸、
74…スライド軸、76…サポ−タ、78…エア−シリ
ンダ、79…高周波電源、80…ヒ−タコントロ−ラ、
82…ヒ−タ、94…流量計、98…レギュレ−タ、1
02…熱媒体供給チュ−ブ。
フロントページの続き (72)発明者 三井 一彦 山口県下松市大字東豊井794番地 日立笠 戸エンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】基板が配置され内部にプラズマを発生させ
て前記基板を処理する真空槽と、 前記真空槽内で前記真空槽外から貫通導入され内部で移
動する移動部材と、 前記真空槽側に一方を気密固定し、他方を前記移動部材
側に気密固定されたベロ−ズと、前記ベロ−ズの反真空
槽側の空間に熱媒体を導入する手段とを具備したことを
特徴とする真空プラズマ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33105893A JPH07193050A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 真空プラズマ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33105893A JPH07193050A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 真空プラズマ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07193050A true JPH07193050A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18239388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33105893A Pending JPH07193050A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 真空プラズマ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07193050A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100445341B1 (ko) * | 2001-11-16 | 2004-08-25 | 주성엔지니어링(주) | 반도체소자 제조장치 |
US10221478B2 (en) * | 2013-04-30 | 2019-03-05 | Tokyo Electron Limited | Film formation device |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33105893A patent/JPH07193050A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100445341B1 (ko) * | 2001-11-16 | 2004-08-25 | 주성엔지니어링(주) | 반도체소자 제조장치 |
US10221478B2 (en) * | 2013-04-30 | 2019-03-05 | Tokyo Electron Limited | Film formation device |
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