JPH071908U - 口腔外吸引装置の固定具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 口腔外吸引装置をユニットに固定する装置
で、ユニット背板にあらかじめ口腔外吸引装置と連結さ
せたベルト状の固定具を使用し、確実に固定できる様に
した。この装置により簡単に、ユニットに口腔外吸引装
置の取付け、取り外しをすることを可能とした。 【構成】 本考案は、口腔外吸引装置（２）をベルト状
の固定具（３）で連結しそのベルト状の固定具（３）を
ユニット（１）の背板に直接固定することにより、従来
のボルトで固定する場合より誰でもより容易に口腔外吸
引装置（２）をユニット（１）に固定することができ
又、取り外しが生じた場合にも、その手間は、ほんの短
時間で可能にした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、歯科医療設備のうち、口腔外吸引装置を治療ユニットに固定させる ための器具である。

【０００２】

【従来の技術】

口腔外吸引装置は、歯科治療において、患者から放出される飛沫を吸引回収す る装置で、医療従事者を、飛沫感染から救うため、近年特にその使用が有用とな っている。

【０００３】 従来、口腔外吸引装置を導入するには、治療ユニットに隣接して設置したり、 吸引機本体のブロワ−に中空パイプを接続し、金属フレ−ム等で導いて、フ−ド 部分を患者の口腔近辺に設置させていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

口腔外吸引装置の吸引口となるフ−ド部分は、治療の障害にならない範囲で、 できるかぎり患者の口腔に近い方が良い。

【０００５】 そこで、口腔外吸引装置を、治療ユニットに固定して設置したいという希望が あった。

【０００６】 しかし、治療ユニットに口腔外吸引装置を内蔵する場合を除いて、概製の治療 ユニットに口腔外吸引装置を固定するには、ボルトで固定させるように、治療ユ ニットを大きく改造する必要があった。

【０００７】

【問題を解決するための手段】

図１、図２のごとく口腔外吸引装置（２）を治療ユニット（１）に、本考案の ベルト状の固定具（３）によって、背負う形で固定することによって、容易に両 者を固定させることができる。

【０００８】

【実施例】

第１の実施例につき図３の様にユニットチェア−（１）の背板の両肩部にひっ かける様に折り曲げ部（５）を有した金具（４）を取付け、それと接合させたベ ルト（３）にて背板に確実に金具（４）を固定した。 又、金具（４）には、ボルト（６）にて口腔外吸引装置（２）を固定し使用し た。

【０００９】 第２の実施例につき図４の様に金具（４）を折り曲げ部（５）を上下に有した 形態でかつ長さの調節を小ボルト（７）にて行い金具（４）のベルト状にした部 分でユニット（１）の背板に完全に固定した。

【００１０】

【考案の効果】

口腔外吸引装置を治療ユニットに固定する時、治療ユニットを改造することな く、特別な技術や工事を伴うことなしに、経済的に導入することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の全体図である。

【図２】治療ユニットに装着した全体図である。

【図３】第１の実施例での斜視図である。

【図４】第２の実施例での斜視図である。

【符号の説明】

（１） ベルト状の固定具 （２） 口腔外吸引装置 （３） 治療ユニット （４） 金具 （５） 金具の折り曲げ部 （６） ボルト （７） 小ボルト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 治療ユニットに口腔外吸引装置を固定す
   るための、ベルト状に形成されたことを特徴とする、口
   腔外吸引装置の固定具