JPH07190835A - タールデカンターの操業方法 - Google Patents

タールデカンターの操業方法

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JPH07190835A
JPH07190835A JP5333337A JP33333793A JPH07190835A JP H07190835 A JPH07190835 A JP H07190835A JP 5333337 A JP5333337 A JP 5333337A JP 33333793 A JP33333793 A JP 33333793A JP H07190835 A JPH07190835 A JP H07190835A
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実 三宅
Yukinori Sato
幸徳 佐藤
Takaharu Fuchigami
高治 淵上
Yasuo Arakawa
康雄 荒川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は安水とタールを的確分離するデカン
ターの操業方法である。 【構成】 界面センサー20はタールデカンター2内の
安水6の表層部に、汚れ防止機構21を備えて設置し、
タールデカンター2内に装入された凝縮液体を静置し
て、上層部の安水6と下層部のタール8、さらには最下
層のタール滓9に分離する。安水6とタール8の間にエ
マルジョン7が存在している。界面センサー20でエマ
ルジョン7の界面レベルを連続的に検出し、その信号を
自動調整装置24に入力し、その検出値が設定値を超え
た場合は、その検出値に基づいて、直ぐに、次の処置が
取られる。 【効果】 界面センサーの長期使用が出来、エマルジョ
ンの高さ方向の界面レベルを連続的に精確に検出できる
ので、迅速に適切な処置を行い、タールデカンターの安
定操業が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コークス炉から排出さ
れた粗ガス(以降粗COGと云う)のうち、冷却により
凝縮された液体を、安水とタールに分離するタールデカ
ンターの操業方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コークス炉の石炭乾留時に発生する粗C
OGは炉から排出された後に、安水で冷却される。安水
は石炭の付着水分と石炭の分解で生成する排水である。
一方、安水で凝縮された液体はタールデカンターで安水
とタールに分離され、その安水はコークス炉から排出さ
れる粗COGの冷却に循環して使用されている。
【0003】図4は通常のコークス炉とタールデカンタ
ー間の安水循環系を示す図である。図4において、1は
コークス炉で、石炭乾留で発生した粗COGを炉外に排
出するための上昇管を備えている。2はタールデカンタ
ーで粗COGの冷却による凝縮液体を、安水とタールに
分離するために用いられている。コークス炉1の石炭乾
留により発生した粗COGは上昇管3を経て、冷却ノズ
ル5で冷却され、粗COGとして回収される。
【0004】一方、安水による冷却で凝縮された液体は
タールとタール滓を含んでいるので、安水とタールとタ
ール滓を分離するために、タールデカンター2に装入さ
れる。ここでは静置分離により上層部の安水6と下層部
のタール8、さらには最下層のタール滓を分離して、安
水6はサクションポンプ4により、循環用の配管13を
経て、粗COGの冷却に循環して使用される。
【0005】一方、タール8はタールポンプ10により
タールタンクに回収される。タール滓9も同様に底部か
ら取出して回収される。しかし、実際には安水6とター
ル8の間にエマルジョン7が存在する。循環する安水6
にエマルジョン7が混入すると、粗COGを冷却するた
めの冷却ノズル5が閉塞する危険性がある。
【0006】そのために、図5に示すように、タールデ
カンター2に10段からなるコック10を設けて、随時
コック10を開けて、サンプルを抽出し、その濁り具合
(色)により、エマルジョン界面レベルを推定し、それ
によって、循環する安水6にエマルジョン7が混入しな
いように管理している。
【0007】しかし、上記のような目視判断では個人差
が大きく、エマルジョンレベル管理の判断を誤る危険性
があり、種々の改善が試みられている。その一例とし
て、特開平4−64020号公報には、タールデカンタ
ー内の液体を所定の高さ位置より抜取り、その液体を光
透過性及び自己潤滑性を有するチューブを通過させ、こ
れに光を投射し、その液体を透過する光量を演算するこ
とにより、タールデカンター内の安水とエマルジョンの
界面を監視することが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような技術は次のような問題がある。前述したよう
に、コック12を開けて、サンプルを抽出し、その濁り
具合により目視判断する方法は個人差が大きく、また、
煩雑である。そのために、一環として行われるコークス
炉操業の安定維持に支障を来すことがある。
【0009】特開平4−64020号公報に示されてい
る技術は目視判断に比べて、精度が高いが、チューブの
濁りを生じ易く、長期の使用が出来ない。また、抜取り
のためのコックの位置に制約され、高さ方向の連続測定
が出来ず、エマルジョン界面位置についての信頼性に乏
しい。
【0010】本発明は上記のような問題点の解決を図っ
たものであり、長期の使用が出来、エマルジョンの高さ
方向の界面レベルを連続的に検出して管理し、タールデ
カンターを操業する方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は次のようにし
て達成される。本説明はコークス炉から排出された粗ガ
スのうち、冷却により凝縮された液体を安水とタールに
分離するタールデカンターの操業方法において、そのデ
カンターの下流側の安水表層部に汚れ防止機構を備えた
界面センサーを設置し、前記安水とタールの間に形成さ
れるエマルジョンについて、安水とのエマルジョンの界
面レベルを界面センサーで検出し、その検出値が設定し
た界面レベル値を超えた場合に、その界面レベルを自動
的に調整することを特徴としたタールデカンターの操業
方法である。本発明では界面センサーの浸漬する部分を
カバーする保護筒を設け、その保護筒に清浄水を導入し
て、界面センサーを保護することを行う。
【0012】
【作用】本発明では界面センサーとして、例えば超音波
センサーを用いる。超音波センサーは発信機と受信機を
一体化したセンサーであり、エマルジョン中のタール粒
子による反射波を検出し、その伝播時間から界面のレベ
ルを求める。この場合、安水中にはタール、滓が浮遊し
ており、界面センサーは短時間で汚れ、測定不能になる
ので、界面センサーに汚れ防止の付属機構を備えること
が必要である。これによって、長時間の連続的測定が出
来る。
【0013】本発明では安水とのエマルジョンの界面レ
ベルを界面センサーで検出し、その検出値が設定した界
面レベル値を超えた場合に、その界面レベルを自動的に
調整する。
【0014】即ち、設定したエマルジョンの界面レベル
値を超えた場合に、次の処置を自動的に行う。 他プラントからのナフタリン、ピッチ等逆送液のデ
カンター受入れの停止、 タール抜出量の増加によるタールレベルの低下調
整、 エマルジョン分解用薬剤の投入等。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を図によって説明す
る。図1は本発明の一実施例の説明図である。図1にお
いて、20は界面センサーで、例として超音波センサー
を用いている。21は界面センサーを汚れている安水か
ら保護する汚れ防止機構である。
【0016】界面センサー20はタールデカンター2内
の安水6の表層部に、汚れ防止機構21を備えて設置さ
れている。ここではタールデカンター2の安水を循環す
るサクションポンプ4の吸引口付近の乱流を考慮して、
その吸引口より上流に2個設置している。界面センサー
20は2個に限定されるものではなく、必要に応じて、
1個、さらには3個以上設置することが出来る。
【0017】タールデカンター2内に装入された凝縮液
体は、ここで静置されて、上層部の安水6と下層部のタ
ール8、さらには最下層のタール滓9に分離される。安
水6とタール8の間にエマルジョン7が存在している。
界面センサー20はタールデカンター2内の安水6の表
層部に、汚れ防止機構21を備えて設置されている。界
面センサー2は汚れ防止機構21を備えることにより、
従来短時間で測定不能になっていたのが、長期連続検出
が可能になった。
【0018】界面センサー20はタールデカンター2の
安水6のレベルの変動を考慮して、通常レベルより20
〜80cm下の位置に設置している。界面センサー20
の取付け位置は一つは安水6を循環するサクションポン
プ4の吸引口付近(吸引口より3〜7m)の位置A、他
方はこれより上流(5〜10m)の位置Bに設定してい
る。
【0019】両位置A、Bでのエマルジョンの界面レベ
ルを検出して、その界面レベル調整を自動で行う。即
ち、界面センサー20でエマルジョン7の界面レベルを
連続的に検出し、その信号を自動調整装置24に入力
し、そこでエマルジョン7の設定界面レベル値と比較演
算されて、その検出値が設定値を超えた場合は、その検
出値に基づいて、直ぐに、次の処置が取られる。自動調
整装置24はエマルジョン界面レベルの検出値の信号を
入力して、設定カイメンレベル値と比較演算する機構2
8と、その結果によって処置する指令機構29からなっ
ている。
【0020】 他プラントからのナフタリン、ピッチ
等逆送液の送入管のバルブ25を「閉」にてタールデカ
ンター2の受入れの停止する。 タール抜出しのタールポンプ10のバルブを「開」
にして、タール抜出量を増加させて、タールレベルを低
下調整する。 エマルジョン分解用薬剤の送入管のバルブ26を
「開」にしてその薬剤を投入する。
【0021】本発明のエマルジョンの界面レベル調整を
更に詳述する。エマルジョンの界面レベルを通常レベ
ル、危険レベル、上限レベル、最適上限レベルに
分類し、各レベル毎に調整内容を設定する。
【0022】
【表1】
【0023】表1は安水の表面からエマルジョンとの界
面迄の深さをレベル区分により規定している。A、B位
置のレベル分類が異なる場合は、より危険レベルの高い
方に判定する。この界面自動調整装置24を設けること
により、界面レベルを安定的に管理して操業することが
出来る。
【0024】図2は本発明に用いる汚れ防止機構の一実
施例を示す図である。図2において、22は保護筒で清
浄水を導入して、界面センサーを保護する。23はガス
シール層を設けたマンホールである。
【0025】界面センサー21はマンホール23より、
タールデカンター1の内部に挿入される。マンホール2
3には保護筒22を接続して、これに清浄水27を導入
して、界面センサーを20を保護する。
【0026】清浄水27は通常はコークス炉1へ循環す
る安水6の一部を分岐して使用するが、エマルジョン界
面が設定のレベルを超えた場合、界面センサー20の信
号により、調整弁24により工業用水に自動で切り替え
る機構としている。
【0027】上記のように、保護筒22は清浄水27を
導入しているので、挿入された界面センサー21は常時
清浄に保持されるので、その機能を十分に発揮すること
が出来る 図3は図2の汚れ防止機構を用いて、本発明
方法を行った場合のエマルジョン界面レベルの管理状況
を示す図である。横軸に操業時間(時)、縦軸にエマル
ジョン界面レベル(段)を目盛った。
【0028】(a)図は従来の目視によるエマルジョン
界面レベルの管理状況を示す図である。(b)は本発明
によるエマルジョン界面レベルの管理状況を示す図であ
る。ここでは設定エマルジョンレベルとして、6段目の
安水表面から2mの深さのレベルを設定した。上記図3
(a)、(b)より明らかなように、本発明方法によれ
ば、従来の方法に比べて、エマルジョン界面レベルの変
動が小さく、安定した管理によって操業が出来る。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように、界面セ
ンサーの長期使用が出来、エマルジョンの高さ方向の界
面レベルを連続的に精確に検出できるので、迅速に適切
な処置を行い、タールデカンターの安定操業が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】本発明に用いる汚れ防止機構の一実施例を示す
図である。
【図3】本発明方法によるエマルジョン界面レベルの管
理状況を示す図である。
【図4】通常のコークス炉とタールデカンター間の安水
の循環系を示す図である。
【図5】タールデカンターのコックによるサンプル抽出
のエマルジョン界面レベル推定の状況を示す図である。
【符号の説明】
20 界面センサー 21 汚れ防止機構 22 保護筒 23 マンホール 24 自動調整装置 25 逆送液の送入管のバルブ 26 エマルジョン分解用薬剤の送入管のバルブ 27 清浄水 28 演算機構 29 指令機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 康雄 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス炉から排出された粗ガスのう
    ち、冷却により凝縮された液体を安水とタールに分離す
    るタールデカンターの操業方法において、そのデカンタ
    ーの下流側の安水表層部に汚れ防止機構を備えた界面セ
    ンサーを設置し、前記安水とタールの間に形成されるエ
    マルジョンについて、安水とのエマルジョンの界面レベ
    ルを界面センサーで検出し、その検出値が設定した界面
    レベル値を超えた場合に、その界面レベルを自動的に調
    整することを特徴としたタールデカンターの操業方法。
  2. 【請求項2】 界面センサーの浸漬する部分をカバーす
    る保護筒を設け、その保護筒に清浄水を導入して、界面
    センサーを保護することを特徴とする請求項1記載のタ
    ールデカンターの操業方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100817179B1 (ko) * 2001-05-18 2008-03-27 주식회사 포스코 플러싱 리퀴어 데칸타에서 복수층 액체 위치측정장치
JP2014156131A (ja) * 2009-06-23 2014-08-28 Cmet Inc 光造形装置および光造形方法

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KR100817179B1 (ko) * 2001-05-18 2008-03-27 주식회사 포스코 플러싱 리퀴어 데칸타에서 복수층 액체 위치측정장치
JP2014156131A (ja) * 2009-06-23 2014-08-28 Cmet Inc 光造形装置および光造形方法

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