JPH07188675A - 炭化水素装入物の流動状態における触媒クラッキング装置の改良 - Google Patents

炭化水素装入物の流動状態における触媒クラッキング装置の改良

Info

Publication number
JPH07188675A
JPH07188675A JP4290714A JP29071492A JPH07188675A JP H07188675 A JPH07188675 A JP H07188675A JP 4290714 A JP4290714 A JP 4290714A JP 29071492 A JP29071492 A JP 29071492A JP H07188675 A JPH07188675 A JP H07188675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
elevator
stripping
catalyst particles
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4290714A
Other languages
English (en)
Inventor
Marc Fersing
マルク、フェルシング
Denis Pontvianne
ドニ、ポントビアンヌ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Total Marketing Services SA
Original Assignee
Total Raffinage Distribution SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Total Raffinage Distribution SA filed Critical Total Raffinage Distribution SA
Publication of JPH07188675A publication Critical patent/JPH07188675A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G11/00Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils
    • C10G11/14Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils with preheated moving solid catalysts
    • C10G11/18Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils with preheated moving solid catalysts according to the "fluidised-bed" technique
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/005Separating solid material from the gas/liquid stream

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベータ型の反応器(2)と、前記エレベ
ータの頂部に同軸的に配置され炭化水素蒸気とコークス
化された触媒粒子とを分離するケーシング(1)と、前
記ケーシングの中において前記エレベータの頂上オリフ
ィスの垂直上方に配置された弾道セパレータ(3)と、
前記ケーシングからストリッピング処理された粒子を供
給される少なくとも1つの使用済み触媒再生ユニットと
を含む炭化水素装入物の流動状態での触媒クラッキング
装置を提供する。 【構成】 コークス化された触媒粒子の分離およびこれ
らの粒子のストリッピングを実施する前記ケーシング
(1)は、ストリッピング中の粒子の流動床(6)とエ
レベータ(2)のオリフィスとの中間レベルにおいて、
このケーシング(1)の直径およびエレベータ(2)の
周囲の自由通路を局所的に制限するよう成されたそらせ
板を成す手段(11)を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭化水素装入物の流動
状態での触媒クラッキング装置の改良に関するものであ
る。特に本発明は、一般に前記クラッキング装置の中に
使用される上昇流反応器、いわゆるエレベータ(英語で
「ライザー」)の頂上に配置されるコークス化された触
媒粒子の弾道分離/ストリッピングチャンバの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】公知のように、石油工業においては通
常、高分子量、高沸点の炭化水素分子を所望の用途に対
応する比較的低い温度領域で沸騰する事のできる比較的
小分子量の炭化水素分子に分割するクラッキング法が使
用される。
【0003】このため現在もっとも広く使用されている
方法は、いわゆる流動触媒クラッキング法である(英語
で、Fluid Catalytic CrackingまたはFCC法)。この
型の方法においては、炭化水素装入物は、蒸発されると
同時に、この装入物の蒸気中に懸濁状態に保持されたク
ラッキング触媒と高温接触させられる。クラッキングに
よって所望の分子量範囲に達しこれに対応して沸点が低
下した後に、触媒が得られた生成物から分離される。
【0004】この型の方法においては、沸点の所望の低
下は制御された触媒反応と熱反応の結果として生じる。
噴霧化された装入物が触媒と接触させられると同時に反
応がほとんど瞬間的に生じる。しかし触媒は、装入物と
接触する短時間で、主としてその活性部位上の炭化水素
の吸着とコークスの堆積との故に急速に不活化する。従
ってできるだけ急速に炭化水素流出物をコークス化触媒
から分離し、コークス化触媒を例えば水蒸気で連続的に
ストリッピングして、吸着された炭化水素を回収し、ま
た触媒を反応区域に戻す前に一段式または多段式再生区
域において、コークスの制御燃焼により触媒粒子を連続
的に、その特性を劣化させる事なく活性化する必要があ
る。
【0005】実際に、FCC法の触媒と処理される触媒
は、反応塔、いわゆる「装入物エレベータ」(技術者が
しばしば英語でライザーと呼ぶ反応塔)の基部に高圧高
温で噴射される。前記ライザーの頂部には、ライザーと
同軸的にチャンバが配置される。このチャンバの中に、
ライザーの上方に、弾道セパレータが配置され、この弾
道セパレータはコークス化触媒と炭化水素蒸気とを分離
する。炭化水素はサイクロン中での触媒微粒子の回収後
に、分留装置に向かって排出される。コークス化された
触媒粒子は重力によって分離チャンバの底部に向かって
落下し、蒸気ストリッピングされて、粒子の細孔の中に
なお存在する炭化水素を回収され、次に再生器に排出さ
れ、この再生器中で、クラッキング反応中に堆積したコ
ークスの燃焼によって触媒活性が回復される。
【0006】従ってFCC法は、そのクラッキングユニ
ットが熱平衡状態となるように実施され、反応に必要な
熱量全部がクラッキング反応中に触媒粒子上に堆積した
コークスの燃焼によって与えられる。
【0007】触媒と接触した装入物のクラッキング反応
は非常に急速であって、1秒以下、一般に半秒のオー
ダ、継続する。
【0008】従って反応区域中において触媒粒子と接触
する装入物の滞留時間を慎重に最適化する事が重要であ
る。この時間が長すぎると、過度に多量のコークス、水
素および乾性ガス(エタン、プロパン)が形成されて生
成ガソリンが減少し、またクラッキング時間が短かすぎ
ると、ガソリンの収率が不十分となる。
【0009】出願人の研究により、分離チャンバの中に
おいて、炭化水素が使用済み触媒粒子によって同伴され
て接触による熱クラッキングを続ける事を防止するた
め、炭化水素蒸気とこれらの触媒粒子とのできるだけ迅
速な分離が望ましい事が確認された。
【0010】さらに、分離チャンバの中において、炭化
水素の滞留時間を最小限に成して均一化する事が望まし
い。実際上、弾道セパレータの上方においても下方にお
いても、炭化水素の循環流の故にその滞留時間が1倍か
ら2倍の間に変動する。実際に、炭化水素蒸気循環流は
一方では、弾道セパレータの上方に、このセパレータと
分離ケーシングの上部との間に形成され、また他方にお
いては、このセパレータの下方に、セパレータとストリ
ッピング中にコークス化された触媒粒子流動床との間に
形成される。これらの種々の炭化水素蒸気流の蒸気の滞
留時間が相当に相異なるのみならず、セパレータの下方
に存在する炭化水素蒸気の一部を流動床の中に再導入す
る危険がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
先行技術の問題点を簡便に解決しようとするものであ
る。
【0012】従って本発明の第1の主旨は、炭化水素装
入物の流動状態における触媒クラッキング装置におい
て、コークス化された触媒の弾道分離とそのストリッピ
ングを実施するチャンバの中での前記粒子と炭化水素蒸
気との接触時間を短縮するために前記チャンバを改良す
るにある。
【0013】本発明の第2の主旨は、前記チャンバ内部
における炭化水素蒸気流の滞留時間を均一化するにあ
る。
【0014】本発明のその他の主旨は、前記のチャンバ
中のストリッピング効率を改良し、コークス化された触
媒粒子上に形成されるコークスの量を制限するにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため本発明の目的
は、エレベータ型の反応器と、前記エレベータに炭化水
素装入物とクラッキング触媒粒子とを圧下供給するため
に前記エレベータの底部に配置された手段と、前記エレ
ベータの頂部に同軸的に配置され炭化水素蒸気とコーク
ス化された触媒粒子とを分離するケーシングであって、
このケーシングはその底部にストリッピングガスをコー
クス化された触媒粒子に対して向流に供給されるように
成されたケーシングと、エレベータの上端オリフィスの
垂直上方に前記ケーシングの中に配置された弾道セパレ
ータと、前記ケーシングからストリッピング処理された
粒子を供給される少なくとも1つの使用済み触媒再生ユ
ニットと、前記再生ユニットから前記供給手段まで再生
触媒を循環させる手段とを含む炭化水素装入物の流動状
態での触媒クラッキング装置において、コークス化され
た触媒粒子の分離およびこれらの粒子のストリッピング
を実施する前記ケーシングは、ストリッピング中の粒子
の流動床とエレベータのオリフィスとの中間レベルにお
いて、このケーシングの直径およびエレベータの周囲の
自由通路を局所的に制限するように前記ケーシングの内
側面から延在するそらせ板を成す手段を含む装置であ
る。
【0016】実際に、出願人は、エレベータの頂上オリ
フィスの下方、相当間隔にこのようなそらせ板が存在す
る事によって、弾道セパレータの下方の炭化水素蒸気の
循環流を大幅に減少させ、ケーシング中のこれらの炭化
水素蒸気の滞留時間を制限し、従って触媒との接触時間
を低減させる事を確認した。そらせ板下方の炭化水素の
濃度はもはや、そらせ板を有しない場合の通常濃度の約
10%でしかない。このようにして、炭化水素の熱クラ
ッキング、およびストリッピング中の触媒粒子の流動床
による炭化水素蒸気の再同伴の危険を大幅に低下させ
る。
【0017】望ましくは、そらせ板を形成する前記手段
は、高さ方向において、前記エレベータのオリフィスと
ストリッピング中の触媒粒子の流動床との間隔の0.5
0乃至0.95倍、好ましくは0.7乃至0.9倍の範
囲内の間隔Hをもってエレベータオリフィスから離間し
たレベルに配置されている。
【0018】また好ましくは、そらせ板を形成する前記
手段は、エレベータと前記ケーシングの内側面との間の
通路断面の5乃至35%を閉鎖する。
【0019】前記そらせ板を形成する手段は、前記ケー
シングの内側面に接しエレベータと同軸的に配置された
リングによって構成される。
【0020】前記そらせ板を形成する手段は、前記ケー
シングの内側面に接しエレベータと同軸的に配置された
羽根によって構成される。
【0021】前記そらせ板を成すリングは、ストリッピ
ング中の流動床に向かって傾斜し、ケーシングの軸線に
対して垂直な面に対して5乃至20゜の角度を成す。
【0022】またこれらのリムは、その上に堆積する可
能性のある触媒粒子を排除するためのオリフィスおよび
/または突出部分を含む事ができる。同様の主旨から、
そらせ板を成すリングの上方または下方に、好ましくは
エレベータの軸線に向けられた水蒸気などのガスの噴射
装置を備える事ができる。
【0023】またそらせ板を成す手段そのものが、エレ
ベータの軸線に向けられた圧下ガス層、例えば水蒸気層
を噴射する手段を含む事ができる。
【0024】
【作用】出願人は、前記の使用済みの触媒粒子の分離ス
トリッピングケーシングの内部にそらせ板を成す手段を
使用する事により、前述のようにストリッピング中に触
媒粒子を流動床の中に再導入する危険を低減させるのみ
ならず、希釈相ストリッピングの効率を顕著に改良する
事を確認した。これにより、触媒のコークス含有量を最
高15%低下させる事ができる。本発明の装置によって
コークス化された触媒粒子を除去された炭化水素ガス流
量は、そらせ板手段を備えていない同一装置において通
常の方法で触媒粒子を除去されたガス流量の約2倍であ
る。
【0025】さらに、分離ストリッピングケーシング中
の炭化水素の滞留時間の約50%の短縮が見られ、その
結果、生成された水素収率の約5乃至10%の低下、乾
性ガスの収率の約15乃至約20%の低下、およびガソ
リン収率の増大(0.5乃至1重量%の増大)が見られ
る。このような結果は、コークス化触媒粒子の分離スト
リッピングケーシング内部における熱クラッキング反応
が乾性ガスの50%以上を形成するという先行技術の研
究と一致している。
【0026】
【実施例】付図は本発明によるそらせ板を備えた弾道分
離/ストリッピング装置を図示する。
【0027】全体的に円筒形を成すケーシング1がエレ
ベータまたはライザー2の頂部に同軸的に取付けられ、
このライザー2はケーシング1の中において弾道セパレ
ータを成すシールド3に対向する。このシールド3は使
用済みの触媒粒子の大部分をケーシング1の底部に向か
って跳ね返し、この底部においてライン4からデフュー
ザ5に送られた水蒸気がこれらの触媒粒子を希釈流動床
6状に保持してそのストリッピングを実施する。ストリ
ッピングされた触媒粒子はライン7を通して再生ユニッ
ト(図示されず)に向かって排出される。
【0028】ケーシング1の上部において、サイクロン
8が炭化水素蒸気と混合された触媒微粒子を吸引し、こ
れらの微粒子をライン9によって流動床6に向かって排
出するが、このサイクロンのライン10を通して炭化水
素蒸気を分留ユニット(図示されず)に向かって排出す
る。
【0029】本発明によれば、ケーシング1の内側面に
達しまた流動床6に向かって傾斜したリング11から成
るそらせ板が、エレベータ2に対して同軸的に、このエ
レベータ2の頂点オリフィスと流動床6の上側面との中
間レベルに配置される。
【0030】この場合、そらせ板を成すリング11は、
このそらせ板と流動床6の間のケーシング1の容積がそ
らせ板上方のケーシング容積と概ね等しくなるように配
置される。
【0031】付図に略示するように、シールド3の下方
に跳ね返されたされた炭化水素蒸気の大部分はデフレク
ターとしてのそらせ板11によって矢印F1 方向にそら
され、このように形成された炭化水素蒸気の流は、流動
床6と接触してこの流動床によって同伴される危険はな
い。シールド3の上方の炭化水素蒸気はサイクロン8の
方向に矢印F2 に従って通常の軌道を通る。
【0032】出願人によってテストされた本発明の実施
態様において、ケーシング1は6.6mの直径を有する
が、エレベータ2の直径は1.30mに等しく、装置の
操作条件は、エレベータ2中の炭化水素の上昇速度が2
0m/sとなり、ケーシングの中においてそらせ板11
の下方の触媒流動床から出る蒸気の速度が0.1m/s
となるように成される。そらせ板としてのリング11は
エレベータ2のオリフィスのレベルから、高さ方向にお
いて1,500mm の距離Hにあり、またこのリングの幅Lは
400mm、水平面に対するその傾斜角度αは7゜であ
る。このそらせ板の傾斜の目的は、触媒粒子の滑りをよ
くし、これらの粒子がそらせ板上に堆積する事を防止す
るにある。この角度はそらせ板の効率を向上させるた
め、できるだけ小でなければならない。
【0033】そらせ板を設置する前と後のこのケーシン
グについて実施された比較テストを下記の非制限的例に
ついて説明する。
【0034】実施例 1 この実施例は、付図に図示の装置のそらせ板11がライ
ザーの出口において流体のストリッピングを改良するた
めに有効である事を示す。
【0035】このため、付図に図示の型の触媒クラッキ
ングユニットにおいて、同一の炭化水素装入物から2回
の触媒クラッキングテストを実施した。
【0036】一方のテスト(テスト1)はそらせ板11
の設置前に実施され、第2テスト(テスト2)は図示の
ようにそらせ板を設置した後に実施された。そらせ板の
設置はユニットの停止中に実施された。
【0037】第2テスト中に使用された装置の特性は下
記であった。
【0038】 −ストリッピング装置の内径 :6,500mm −そらせ板の幅 :400mm (そら
せ板の末端とストリッピング装置の内側面との間隔) −そらせ板の傾斜 :7゜(下方に
向かって) −間隔H :1.50m 処理された装入物は真空蒸留物であって、下記の特性を
有する。
【0039】 −密度(15℃) :0.935 −硫黄分(重量%) :1.6 −塩基性窒素(重量ppm) :470.0 −バナジウム(重量ppm) :0.6 −ニッケル(重量ppm) :0.1 −コンラドソン炭素(重量ppm) :1.0 2回のテスト中の操作条件を下記の表1に示す。
【0040】 表 1 テスト1 テスト2 再生温度(℃) 735 722 予熱温度(℃) 293 289 流出物温度(℃) 530 530 触媒の型 ゼオライトUSY ゼオライトUSY 炭化水素の希釈相滞留時間、秒 25 12 触媒/装入物比率、c/c 5.8 6.2 テスト1と2の結果を下記の表2に表示する。
【0041】 表 2 テスト1 テスト2 乾性ガス(重量%/装入物) 5.55 4.85 液化石油ガス 14.54 14.91 ガソリン 43.26 44.46 軽質希釈剤 20.02 19.52 スラリ 11.64 11.27 コークス 5.00 5.00 転化率 68.34 69.21 前記の表1は再生温度の顕著な低下(13℃)を示し、
その結果として触媒の循環量が増大する。
【0042】表2は、触媒の循環の増大により、転化率
の増大(+0.9重量%)を示す。
【0043】そらせ板の故に、選択性が改良されてい
る。
【0044】全体として、乾性ガス、触媒スラリおよび
軽質希釈剤の低下に対して、ガソリンが増大している。
液化石油ガスも少し増大している。
【0045】この実施例は、流動床中への炭化水素の再
同伴の危険の減少、流動相の触媒粒子のストリッピング
の改良、ストリッピングケーシング中の触媒の滞留時間
の減少、この触媒クラッキング装置のガソリン収率の付
随的改良を明白に示している。
【0046】実施例 2 この第2実施例は、ライザー出口の流動床のストリッピ
ングの改良のためにケーシングの中にそらせ板を配置す
る結果として有価生成物の収率の改良をもたらす事を示
す。
【0047】触媒クラッキングの5テストを実施例1と
同一装置の中において同一条件で実施したが、他の真空
蒸留物を処理した。この場合の相違点は、ケーシング内
側面の沿ったそらせ板の位置、またはライザーそのもの
の上のそらせ板の配置である。
【0048】処理された真空蒸留物は下記の特性を有す
る: −密度(15℃) :0.917 −粘度(100℃)(Cst) :9.22 −硫黄分(重量%) :0.68 −塩基性窒素(重量ppm) :561.0 −バナジウム(重量ppm) :<2. −ニッケル(重量ppm) :<2. テスト1は実施例1と同様に、そらせ板を備えていない
ケーシングに対応する。
【0049】テスト2は、1.50mの間隔Hのそらせ
板を備えたケーシングに関するものである。
【0050】テスト3の場合、そらせ板は流動床から4
mの間隔Hのレベルに配置されている。
【0051】テスト4と5においては、そらせ板はもは
やケーシングの内側面に配置されず、エレベータそのも
のの上に、それぞれエレベータのオリフィスの下方、
1.5mおよび0.5mの間隔Hに配置されている。
【0052】テスト生成物の収率を下記の表3におい
て、装入物に対する重量%で示す。
【0053】 表 3 テスト1 テスト2 テスト3 テスト4 テスト5 H,m − 1.50 4.00 1.50 0.50 乾性ガス 3.1 2.7 3.0 3.1 3.0 LPG 11.3 13.5 12.2 11.9 11.8 ガソリン 47.2 48.0 47.4 47.3 47.1 LCO 18.1 17.5 18.0 18.1 18.2 スラリ 14.6 13.5 14.3 14.6 14.5 コークス 4.5 4.5 4.5 4.5 4.5 転化率 67.2 69.2 67.6 67.3 66.9 ガソリンとLCOの収率を改良し、また転化率を改良
し、同時に乾性ガス、コークスおよびスラリの生産量を
低下させるためには、そらせ板をテスト2の位置に配置
しなければならない事が明かである。この場合の利得は
転化率2%である。
【0054】テスト3のように、そらせ板が低すぎる場
合にその効果はほとんどゼロであり、またそらせ板がエ
レベータそのものの上に、オリフィスに近接して配置さ
れた場合(テスト5)、またはオリフィスから実施例2
と同一間隔Hに配置された場合も同様である。
【0055】従ってこの実施例は、本発明の型のそらせ
板の効率はそのケーシング内側面上の妥当な配置と関連
する事を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によりそらせ板を備えた弾道分離/スト
リッピングケーシングを示す断面図。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 エレベータまたはライザー 3 シールド 4 ストリッピングガス 5 デフューザ 6 流動床 7 ストリッピングされた触媒 8 サイクロン 11 そらせ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドニ、ポントビアンヌ フランス国モンルージュ、リュ、ジュル、 グエスド、2

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータ型の反応器(2)と、前記エレ
    ベータに炭化水素装入物とクラッキング触媒粒子とを圧
    下供給するために前記エレベータの底部に配置された手
    段と、前記エレベータ(2)の頂部に同軸的に配置され
    炭化水素蒸気とコークス化された触媒粒子とを分離する
    ケーシング(1)であって、このケーシングはその底部
    (5)にストリッピングガスをコークス化された触媒粒
    子に対して向流に供給されるように成されたケーシング
    と、エレベータ(2)の上端オリフィスの垂直上方に前
    記ケーシング(1)の中に配置された弾道セパレータ
    (3)と、前記ケーシングからストリッピング処理され
    た粒子を供給される少なくとも1つの使用済み触媒再生
    ユニットと、前記再生ユニットから前記供給手段まで再
    生触媒を循環させる手段とを含む炭化水素装入物の流動
    状態での触媒クラッキング装置において、 コークス化された触媒粒子の分離およびこれらの粒子の
    ストリッピングを実施する前記ケーシング(1)は、ス
    トリッピング中の粒子の流動床(6)とエレベータ
    (2)のオリフィスとの中間レベルにおいて、このケー
    シング(1)の直径およびエレベータ(2)の周囲の自
    由通路を局所的に制限するように前記ケーシングの内側
    面から延在するそらせ板を成す手段(11)を含む事を
    特徴とする触媒クラッキング装置。
  2. 【請求項2】そらせ板(11)を形成する前記手段は、
    前記エレベータ(2)のオリフィスとストリッピング中
    の触媒粒子の流動床(6)との間隔の0.50乃至0.
    95倍、好ましくは0.7乃至0.9倍の範囲内の間隔
    Hをもってエレベータオリフィスから離間したレベルに
    配置されている事を特徴とする請求項1に記載の装置
  3. 【請求項3】そらせ板(11)を形成する前記手段は、
    エレベータ(2)と前記ケーシング(1)の内側面との
    間の通路断面の5乃至35%を閉鎖する事を特徴とする
    請求項1乃至2のいずれかに記載の装置
  4. 【請求項4】前記そらせ板を形成する手段は、前記ケー
    シング(1)の内側面に接しエレベータ(2)と同軸的
    に配置されたリング(11)によって構成される事を特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。
  5. 【請求項5】前記そらせ板を形成する手段は、前記ケー
    シング(1)の内側面に接しエレベータ(2)と同軸的
    に配置された羽根によって構成される事を特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の装置
  6. 【請求項6】前記リングは、ストリッピング中の流動床
    (6)に向かって傾斜し、ケーシング(1)の軸線に対
    して垂直な面に対して5乃至20゜の角度(α)を成す
    事を特徴とする請求項4または5のいずれかに記載の装
  7. 【請求項7】前記リングの下方または上方に、好ましく
    は前記ケーシング(1)の軸線に向けられたガス噴射装
    置を含む事を特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記
    載の装置
  8. 【請求項8】そらせ板を形成する手段は前記ケーシング
    の軸線に向かって圧下ガスを噴射する手段を含む事を特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装置
JP4290714A 1991-10-04 1992-10-05 炭化水素装入物の流動状態における触媒クラッキング装置の改良 Pending JPH07188675A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR919112252A FR2682119B1 (fr) 1991-10-04 1991-10-04 Perfectionnements aux dispositifs de craquage catalytique a l'etat fluide de charges d'hydrocarbures.
FR9112252 1991-10-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07188675A true JPH07188675A (ja) 1995-07-25

Family

ID=9417609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4290714A Pending JPH07188675A (ja) 1991-10-04 1992-10-05 炭化水素装入物の流動状態における触媒クラッキング装置の改良

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5430222A (ja)
EP (1) EP0536054B1 (ja)
JP (1) JPH07188675A (ja)
AT (1) ATE127145T1 (ja)
DE (1) DE69204413T2 (ja)
ES (1) ES2076715T3 (ja)
FR (1) FR2682119B1 (ja)
GR (1) GR3017521T3 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2400500C (en) * 2000-03-03 2008-08-26 China Petroleum And Chemical Corporation A stripper and a stripping process for removing the flue gas carried by regenerated catalyst
US6846405B2 (en) * 2001-08-31 2005-01-25 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Circulating fluid bed reactor system
US7758817B2 (en) * 2006-08-09 2010-07-20 Uop Llc Device for contacting high contaminated feedstocks with catalyst in an FCC unit
US20110058989A1 (en) * 2009-09-09 2011-03-10 Uop Llc Apparatus for contacting hydrocarbon feed and catalyst
US8691081B2 (en) * 2009-09-09 2014-04-08 Uop Llc Process for contacting hydrocarbon feed and catalyst
US8435452B2 (en) * 2010-02-23 2013-05-07 Exxonmobil Research And Engineering Company Circulating fluid bed reactor with improved circulation

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4574044A (en) * 1982-03-31 1986-03-04 Chevron Research Company Method for spent catalyst treating for fluidized catalytic cracking systems
US4721603A (en) * 1983-06-13 1988-01-26 Chevron Research Company Separation of reacted hydrocarbons and catalyst in fluidized catalytic cracking
FR2610638B1 (fr) * 1987-02-11 1990-04-13 Total France Perfectionnements aux procedes et dispositifs pour le craquage catalytique de charges d'hydrocarbures
US5015363A (en) * 1987-11-06 1991-05-14 Uop FCC stripping method

Also Published As

Publication number Publication date
ATE127145T1 (de) 1995-09-15
EP0536054B1 (fr) 1995-08-30
FR2682119B1 (fr) 1994-09-30
DE69204413T2 (de) 1996-03-21
EP0536054A1 (fr) 1993-04-07
FR2682119A1 (fr) 1993-04-09
ES2076715T3 (es) 1995-11-01
DE69204413D1 (de) 1995-10-05
GR3017521T3 (en) 1995-12-31
US5430222A (en) 1995-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0106052B1 (en) Demetallizing and decarbonizing heavy residual oil feeds
US4332674A (en) Method and apparatus for cracking residual oils
US4786400A (en) Method and apparatus for catalytically converting fractions of crude oil boiling above gasoline
US4331533A (en) Method and apparatus for cracking residual oils
RU2306974C2 (ru) Устройство и способ глубокого каталитического крекинга углеводородного сырья
US11214741B2 (en) Fluid catalytic cracking process for cracking multiple feedstocks
US4588558A (en) Closed FCC cyclone system
EP0151882B1 (en) Method and apparatus for injecting liquid hydrocarbon feed steam into a catalytic cracking zone
US4601814A (en) Method and apparatus for cracking residual oils
US5087349A (en) Process for selectively maximizing product production in fluidized catalytic cracking of hydrocarbons
US4749471A (en) Closed FCC cyclone process
JPH0247517B2 (ja)
US5302280A (en) Fluidized catalytic cracking utilizing a vented riser
US4584090A (en) Method and apparatus for catalytically converting fractions of crude oil boiling above gasoline
EP0369536B1 (en) Process for selectively maximizing product production in fluidized catalytic cracking of hydrocarbons
CA1055915A (en) Method and system for regenerating fluidizable catalyst particles
JP2996791B2 (ja) 固体粒子流動床式の管状炭化水素クラッキング反応器の内部においてこれらの粒子と処理される炭化水素蒸気との混合物を均質化する方法および装置
JPH03223392A (ja) 上昇流動床式管状反応器の中において炭化水素装入物を熱い固体粒子と接触させる方法および装置
US11261143B2 (en) Apparatus and process for separating gases from catalyst
US4664889A (en) Apparatus for separating hydrocarbon products from catalyst particles
KR20110101214A (ko) 촉매 재생 장치
JP2002530467A (ja) ドロッパー反応器およびライザー反応器を備えた接触クラッキング方法並びに装置
JP3955332B2 (ja) 改良された接触区域を使用する炭化水素装入物の流動床触媒クラッキング方法および装置
JPH06200259A (ja) 流動接触分解法及びそのための装置
JPH07188675A (ja) 炭化水素装入物の流動状態における触媒クラッキング装置の改良