JPH071871B2 - Da変換装置 - Google Patents
Da変換装置Info
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- JPH071871B2 JPH071871B2 JP25117390A JP25117390A JPH071871B2 JP H071871 B2 JPH071871 B2 JP H071871B2 JP 25117390 A JP25117390 A JP 25117390A JP 25117390 A JP25117390 A JP 25117390A JP H071871 B2 JPH071871 B2 JP H071871B2
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Description
ーピング(デルタシグマ変調)技術を利用したDA変換装
置の改良に関するものである。
グとを組合せたDA変換装置において、ディジタル入力の
送付周波数をノイズシェーパのシステムクロック周波数
の整数倍又はその近傍の値と等しくなるように定めたこ
とによりシステムクロックに混入するデータノイズに基
づく折り返しノイズの低減を図ったものである。
グ技術を利用したDA変換装置としては、第2図に例示し
たものが提案されている。
をオーバーサンプリングするディジタルフィルタ、12は
ディジタルフィルタ10からのマルチビットのディジタル
信号Aをデルタシグマ変調(微積分処理)することによ
りビット数の低下したディジタル信号Bを送出するノイ
ズシェーパ(デルタシグマ変調器)、14はノイズシェー
パ12からのディジタル信号Bを構成するパルスを整形用
クロック信号に応じて波形整形する波形整形回路、16は
周波数fsを有するシステムクロック信号φsを発生する
クロック発生器、18は回路14からのパルス出力Cをろ波
して入力DIに対応したアナログ出力AOに変換するローパ
スフィルタ(LPF)である。
ブリッド形式の集積回路として構成され、1パッケージ
内に配置されるもので、16Aはクロック発生器16に対し
て外付けされる水晶振動子である。場合によっては、デ
ィジタルフィルタ10及びその関連部分(破線で囲んだ部
分)も含めて集積回路化が行なわれる。
ト(1ワード)のデータを含む波形データであり、デー
タ送付周波数は44.1KHzである。また、システムクロッ
ク信号φsの周波数は、16.9MHzであり、ディジタルフィ
ルタ10からノイズシェーパ12へのデータ送付周波数f
aは、通常fs/2(例えば8.45MHz)である。
いてオーバーサンプリング周波数を下げるために設けら
れたものである。ノイズシェーパ12として1次又は2次
のノイズシェーパを用いた場合には、ノイズシェーパ出
力Bとしてパルス密度変調(ビットストリーム)出力が
得られ、3次以上のノイズシェーパを用いた場合には出
力Bとしてパルス幅変調出力が得られる。
げた表現に変換されるが、このような変換によって生ず
る誤差は、高い周波数領域ほど大きくなる。すなわち、
第3図は、ノイズシェーパ12の理想出力のパワースペク
トラムを示すもので、ノイズシェーパ12のシステムクロ
ック周波数fsに鋭いピークPsをもつと共に、実線で示す
ようにfs/2の周波数に最大のノイズパワーをもつもので
ある。このスペクトラム形状は、fs,2fs,3fs…とfs毎に
繰返すが、図示を省略してある。また、理想状態を上回
る白色ノイズについては、実際は存在するが、第3図に
は示してない。
のゆらぎにより理想状態に諸々のノイズが加わっている
ので、出力Bを直接LPF18でアナログ出力に変換すると
ノイズ成分により誤差が生ずる。そこで、ノイズシェー
パ出力Bを波形整形回路14でシステムクロック信号φs
に基づいて波形整形してからLPF18に供給することによ
りノイズ成分による誤差を軽減している。
クロック信号φsとで実質的に掛算が行なわれ、各々の
周波数の和と差の周波数にノイズが折り返される。
付周波数faで送付されてくるディジタル信号は、入力端
子ピンから空間を飛んでクロック発振端子(水晶振動子
16Aの接続端子)にノイズとして入る。このため、クロ
ック発生器16の出力のスペクトラムを観測すると、本来
ならば第4図でPsとして示すようにfsの周波数成分しか
現われないものが、第4図に破線で示すようにディジタ
ル信号の送付周波数faの成分とfaの近傍の周波数成分と
がノイズとして現われる。faをfs/2とした場合には、fa
に基づく混入ノイズはfs/2及びその近傍に現われ、この
出現位置は第3図では破線で示すようにノイズパワーが
最大の個所に対応する。
混入ノイズと、第3図のfs/2付近の大きなノイズとの掛
算により折り返しノイズが生ずるが、特に差の周波数に
対応した折り返しノイズが第3図に示す可聴周波数帯域
Rに発生し、この帯域RでのS/N比を悪化させていた。
を問題にしたが、第2図においてディジタルフィルタ10
を含めて集積回路化を図ったような場合にはディジタル
フィルタ10に対するディジタル入力DIの送付周波数fiに
基づくシステムクロックへの混入ノイズが問題となる。
すなわち、ディジタル入力DIは、サンプル(ワード)単
位でみれば例えば44.1KHzの送付周波数となるが、通常
はビットシリアル形式で入力するのでビット単位でみる
と8MHz程度の送付周波数となる。このため、faの場合と
同様にしてfiに基づいてシステムクロック信号φsにノ
イズが混入し、この混入ノイズに基づいて可聴周波数帯
域Rに折り返しノイズが生じてS/N比を悪化させてい
た。
グ型のDA変換装置において、折り返しノイズを低減して
S/N比を向上させることにある。
換装置において、ノイズシェーパへの送付周波数faをシ
ステムクロック信号の周波数fsのn倍又はその近傍の値
に等しくなるように定めたことを特徴とするものであ
る。ここで、nは、1,2,3…のような任意の正の整数で
ある。
波数fiをnfs又はその近傍の値に等しくなるように定め
たことを特徴とするものである。
の混入ノイズは、ディジタル信号の送付周波数のまわり
に発生するので、送付周波数を変更することでノイズ発
生周波数領域を変更可能である。この発明では、ディジ
タル信号の送付周波数fa(又はfi)をnfs又はその近傍
の値に等しくなるように設定したので、例えばn=1と
すればシステムクロックへの混入ノイズは、ノイズシェ
ーパのノイズパワーが最小であるfs及びその近傍の周波
数領域に発生するようになり、折り返しノイズも最小と
することができる。
fs,2fs,3fs…のようにfsの整数倍の周波数のまわりでも
最小となるので、ディジタル信号の送付周波数を2fs,3
fs…等のいずれか又はその近傍に設定してもfa(又は
fi)=fsの場合と同様に折り返しノイズの低減が可能で
ある。なお、fa(又はfi)をnfsの近傍に限定するとき
は、nfs−fa(又はfi)が可聴周波数帯域に入らないよ
うにするのが好ましい。
ング型DA変換装置を示すもので、第2図と同様の部分に
は同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
テムクロック信号φsoを例えば1/2分周する分周回路20
を設け、この分周回路20からの分周出力としてのシステ
ムクロック信号φsをノイズシェーパ12及び波形整形回
路14に供給すると共に分周前のシステムクロック信号φ
soをディジタルフィルタ10に供給するようにしたことで
ある。この場合、システムクロック信号φso及びφsの
周波数は、それぞれ2fs及びfsであり、一例としてfs=
16.9MHzとすれば2fs=33.8MHzとなる。
号φsoに基づいてディジタル入力DIのオーバーサンプリ
ングが行なわれるが、その出力としてのディジタル信号
Aをノイズシェーパ12に送付する周波数faは2fs以下で
適宜設定可能である。この発明の教示によれば、faはfs
又はその近傍の値と等しくなるように設定される。例え
ばfs=16.9MHzとすれば、faをこれと等しい周波数に設
定することができる。
くなるように設定してもよい。例えばfs=16.9MHzとす
れば、faを33.8MHzに設定することができる。
適なものであるが、ディジタルフィルタ10も含めて集積
回路化を図る場合には、上記したfaの代りにディジタル
入力DIの送付周波数fiをfs又はその近傍の値、あるいは
2fs又はその近傍の値に設定すればよい。
と、波形整形回路14でノイズが折り返されてもノイズシ
ェーパ出力Bのノイズパワーがfs又は2fsのまわりの周
波数領域で最小となるので、波形整形出力Cに含まれる
折り返しノイズが最小となり、S/Nの比の良好なDA変換
を行なうことができる。
使用する場合には、一方のDA変換装置のfa(又はfi)に
基づくデータノイズが他方のDA変換装置のシステムクロ
ック信号に混入することがあるが、この混入ノイズによ
って他方のDA変換装置の折り返しノイズが増大すること
はない。これは、第1図の回路において水晶振動子16A
を接続したクロック発振端子に飛来するノイズがディジ
タルフィルタ10の入力(又は出力)からのものか又は近
傍のDA変換装置からのものかによって作用が異ならない
からである。
付周波数fa(又はfi)をノイズシェーパのノイズパワー
が最小となるシステムクロック周波数fsの整数倍又は近
傍に設定して折り返しノイズを最小としたので、S/N比
の大幅な向上が可能となる効果が得られるものである。
ブロック図、 第2図は、従来のDA変換装置を示すブロック図、 第3図は、ノイズシェーパ出力Bのパワースペクトラム
を示すグラフ、 第4図は、クロック出力のパワースペクトラムを示すグ
ラフである。 10……ディジタルフィルタ、12……ノイズシェーパ、14
……波形整形回路、16……クロック発生器、18……ロー
パスフィルタ、20……分周器。
Claims (2)
- 【請求項1】(a)システムクロック信号を発生する手段
と、 (b)オーバーサンプリングされたマルチビットのディジ
タル入力が送付され、このディジタル入力を前記システ
ムクロック信号に基づいてデルタシグマ変調することに
よりビット数の低下したディジタル信号を送出するノイ
ズシェーパと、 (c)このノイズシェーパからのディジタル信号を構成す
るパルスを前記システムクロック信号に基づいて波形整
形する波形整形回路と、 (d)この波形整形回路からのパルス出力を前記ディジタ
ル入力に対応したアナログ出力に変換する変換手段とを
そなえたDA変換装置において、 前記システムクロック信号の周波数をfs、前記ディジタ
ル入力の送付周波数をfa、任意の正の整数をnとしたと
き、faをnfs又はその近傍の周波数と等しくなるように
定めたことを特徴とするDA変換装置。 - 【請求項2】(a)システムクロック信号を発生する手段
と、 (b)マルチビットのディジタル入力が送付され、このデ
ィジタル入力を前記システムクロック信号に基づいてオ
ーバーサンプリングするディジタルフィルタと、 (c)このディジタルフィルタからのマルチビットのディ
ジタル信号を前記システムクロック信号に基づいてデル
タシグマ変調することによりビット数の低下したディジ
タル信号を送出するノイズシェーパと、 (d)このノイズシェーパからのディジタル信号を構成す
るパルスを前記システムクロック信号に基づいて波形整
形する波形整形回路と、 (e)この波形整形回路からのパルス出力を前記ディジタ
ル入力に対応したアナログ出力に変換する変換手段とを
そなえたDA変換装置において、 前記システムクロック信号の周波数をfs、前記ディジタ
ル入力の送付周波数をfi、任意の正の整数をnとしたと
き、fiをnfs又はその近傍の周波数と等しくなるように
定めたことを特徴とするDA変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25117390A JPH071871B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | Da変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25117390A JPH071871B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | Da変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04129427A JPH04129427A (ja) | 1992-04-30 |
JPH071871B2 true JPH071871B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=17218772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25117390A Expired - Lifetime JPH071871B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | Da変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071871B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP25117390A patent/JPH071871B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04129427A (ja) | 1992-04-30 |
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