JPH07185954A - プラグ圧入装置及びプラグ圧入方法 - Google Patents

プラグ圧入装置及びプラグ圧入方法

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JPH07185954A
JPH07185954A JP5331804A JP33180493A JPH07185954A JP H07185954 A JPH07185954 A JP H07185954A JP 5331804 A JP5331804 A JP 5331804A JP 33180493 A JP33180493 A JP 33180493A JP H07185954 A JPH07185954 A JP H07185954A
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JP
Japan
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plug
press
fitting
displacement
switch
Prior art date
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Application number
JP5331804A
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English (en)
Inventor
Sadakazu Sugiyama
貞和 杉山
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ばらつきを抑制してプラグを圧入するととも
に圧入の良否を自動的に判定する。 【構成】 アクチュエータ51に駆動されてプラグ52
をワーク53へ圧入する手段54と、プラグに加わる圧
力を検出する手段55と、前記アクチュエータの変位量
を検出する手段56と、前記変位量の検出値が予め設定
した変位区間であるときに作動するスイッチ57と、前
記スイッチ57が作動状態のときに前記検出圧力が所定
値以上であるかを判定する手段58と、この判定結果に
基づいて前記アクチュエータを駆動する手段59とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のシリンダブ
ロックなどを切削加工する際等に形成された捨て加工穴
を封止するプラグの圧入装置及びプラグの圧入方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の内燃機関を構成するシリンダ
ブロック等にはオイルギャラリ等の管路などを加工する
ための貫通孔としての捨て加工穴が形成されており、加
工終了後には捨て加工穴を封止するためにプラグを圧入
している。
【0003】このプラグを圧入する装置としては、図1
6に示すように、ワーク3の貫通孔30に向けてベッド
10で摺動自由に支持された圧入ヘッド91の基端は油
圧シリンダ4に連結される一方、圧入ヘッド91の自由
端はプラグ2を支持可能に形成され、切換弁95を介し
て圧油を供給された油圧シリンダ4の伸長駆動に伴って
圧入ヘッド91は供給装置20で供給されたプラグ2を
ワーク3の貫通孔30へ圧入するもので、圧入ヘッド9
1の最大伸長位置はプラグ2が貫通孔30の所定の圧入
位置となるようにベッド10に突設したストッパ11と
圧入ヘッド91に設けたストッパ92によって変位を規
制される。
【0004】そして、プラグ2の所定の圧入位置への制
御はコントローラ94によって行われ、コントローラ9
4は圧入ヘッド91の後退位置を検出するリミットスイ
ッチ5、同じく圧入ヘッド91の所定の圧入位置を検出
するリミットスイッチ93及びプラグ2に加わる圧力を
検出するために油圧シリンダ4と切換弁95との間に介
装された圧力スイッチ9からの信号に基づいて切換弁9
5を駆動する。
【0005】コントローラ94は図17に示すように、
リミットスイッチ5がONである圧入ヘッド91の後退
位置で切換弁95を前進位置に切り換えて油圧シリンダ
4を伸長駆動し、供給装置20からプラグ2を受け取っ
た圧入ヘッド91がワーク3の貫通孔30へ向けて前進
し、プラグ2がワーク3の貫通孔30に当接した位置で
油圧シリンダ4に加わる負荷、すなわち、プラグ2に加
わる圧力が上昇するため圧力スイッチ9がONとなり、
さらに圧入ヘッド91を前進させるとリミットスイッチ
93がONとなってプラグ2が所定の位置へ圧入され
る。この後、切換弁95を後退側へ切り換えてリミット
スイッチ5がONとなるまで油圧シリンダ4を収縮させ
て圧入ヘッド91を後退位置へ復帰させるのである。
【0006】この圧入動作において、リミットスイッチ
93がONとなって圧入ヘッド91が所定の圧入位置へ
到達したにもかかわらず圧力スイッチ9がOFFの場合
は、プラグ2と貫通孔30のはめあいが緩い圧入不良と
判定する一方、圧力スイッチ9がONとなった後にリミ
ットスイッチ93がONにならない場合には、プラグ2
と貫通孔30のはめあいがきつい圧入不良であると判定
し、コントローラ94は加工の良否を判定するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラグ2と
貫通孔30のはめあい精度は図示しない前処理工程によ
り決定され、この精度に応じて圧入を行うためには、圧
力スイッチ5がONになってからリミットスイッチ93
がONになるまでの間隔を調整することにより行ってい
た。
【0008】しかしながら、上記従来の圧入装置におい
ては、はめあい精度のばらつきに応じて圧入位置にばら
つきが発生し、このばらつきがある場合にはリミットス
イッチ93の取付位置を調整することで所定の圧入位置
を保持しており、この調整作業では実際に圧入動作を繰
り返す必要があるために熟練を要するだけでなく多大な
労力を必要とし、また、複数のワークを取り扱う場合に
は、ワークに応じたリミットスイッチ93の調整作業が
必要になって生産効率を低下させる場合があった。
【0009】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、容易に調整作業が行えるとともに圧入位置
のばらつきを抑制し、かつ、圧入の良否を確実に判定可
能なプラグ圧入装置及びプラグ圧入方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図1に示
すように、アクチュエータ51に駆動されてプラグ52
をワーク53へ圧入する手段54と、プラグに加わる圧
力を検出する手段55と、前記アクチュエータの変位量
を検出する手段56と、前記変位量の検出値が予め設定
した変位区間であるときに作動するスイッチ57と、前
記スイッチ57が作動状態のときに前記検出圧力が所定
値以上であるかを判定する手段58と、この判定結果に
基づいて前記アクチュエータを駆動する手段59とを備
える。
【0011】また、第2の発明は、図2に示すように、
アクチュエータ51に駆動されてプラグ52をワーク5
3へ圧入する手段54と、前記プラグ52の変位量を検
出する手段56と、前記変位量の検出値が予め設定した
第1の変位区間であるときに作動する第1のスイッチ6
0と、前記変位量の検出値が前記第1の変位区間と隣合
う位置で予め設定した第2の変位区間であるときに作動
する第2のスイッチ61と、前記第1のスイッチ60が
作動したときに所定の時間をカウントするタイマ62
と、このタイマ62の所定時間経過後に前記第2のスイ
ッチ61が作動状態にあるかを判定する手段63と、こ
の判定結果に基づいて前記アクチュエータ51の駆動力
を切り換える手段64とを備える。
【0012】また、第3の発明は、図3に示すように、
アクチュエータ51に駆動されてプラグ52をワーク5
3へ圧入する手段54と、前記プラグ52の変位量を検
出する手段56と、前記変位量の検出値が予め設定した
第1の変位区間であるときに作動する第1のスイッチ6
0と、前記変位量の検出値が前記第1の変位区間と隣合
う位置で予め設定した第2の変位区間であるときに作動
する第2のスイッチ61と、前記プラグ52に加わる圧
力を検出する手段55と、前記検出した圧力と所定値と
を比較する手段65と、前記第1のスイッチ60が作動
したときに所定の時間をカウントする第1のタイマ62
と、この第1のタイマ62の所定時間経過後に前記第2
のスイッチ61が作動状態にあるかを判定する手段63
と、この判定で第2のスイッチ61が作動状態になけれ
前記アクチュエータ51の駆動力を切り換える手段64
と、この切り換え手段64が作動したときに所定の時間
をカウントする第2のタイマ66と、この第2のタイマ
66の所定時間経過後に前記比較結果が所定値以上であ
れば圧入適正を判定する一方、そうでない場合には圧入
不良を判定する手段67とを備える。
【0013】また、第4の発明は、図4に示すように、
アクチュエータで駆動されたプラグをワークへ圧入する
プラグの圧入方法において、前記プラグがワークに嵌合
するアクチュエータの変位方向に予め第1の変位区間を
設定するとともに、同じくアクチュエータの変位方向で
前記第1の変位区間と隣合う第2の変位区間を予め設定
してから前記プラグを駆動し(ステップS1)、プラグ
が第1の変位区間を通過してから所定時間後に前記第2
の変位区間にあるかを判定し(ステップS2、S3)、
プラグが第2の変位区間になければプラグに加わる圧力
を所定値まで増大する一方(ステップS4、S5)、プ
ラグが第2の区間にあれば圧入不良と判定する(ステッ
プS6)。
【0014】また、第5の発明は、図5に示すように、
アクチュエータで駆動されたプラグをワークへ圧入する
プラグの圧入方法において、前記プラグがワークに嵌合
するアクチュエータの変位方向に予め第1の変位区間を
設定するとともに、同じくアクチュエータの変位方向で
前記第1の変位区間と隣合う第2の変位区間を予め設定
してからプラグを駆動し(ステップS1)、前記プラグ
が第1の変位区間を通過してから所定時間後に前記第2
の変位区間にあるかを判定し(ステップS2〜S4)、
プラグが第2の変位区間になければプラグに加わる圧力
を所定値まで増大させてプラグを駆動し(ステップS
5)、所定時間を経過した後にプラグに加わる圧力の検
出値が所定値以上であれば圧入を終了する一方(ステッ
プS8、S9)、前記圧力の検出値が所定値未満であれ
ば圧入不良と判定する(ステップS8、S6)。
【0015】また、第6の発明は、図6に示すように、
アクチュエータに駆動されたプラグをワークへ圧入する
プラグの圧入方法において、プラグがワークへ嵌合する
アクチュエータの変位方向で互いに隣合う複数の変位区
間を予め設定するとともにプラグを駆動し(ステップS
10)、プラグの変位に応じて前記変位区間を検出する
一方(ステップS11)、前記プラグに加わる圧力が所
定値以上であるかを判定し(ステップS12)、この判
定結果と検出した変位区間に応じて圧入の良否を判定す
る(ステップS13)。
【0016】
【作用】したがって、第1の発明は、アクチュエータに
駆動されたプラグをワークへ向けて変位させ、プラグが
ワークに圧入されると圧力検出手段の検出値が上昇し、
さらにアクチュエータを駆動して所定の変位区間まで到
達するとスイッチが作動する。このスイッチが作動して
いるあいだに圧力の検出値が所定値以上であるかを判定
し、この判定結果に応じてアクチュエータを駆動するよ
うにしたため、スイッチが作動中に圧力が所定値以上で
あればプラグが所定の位置に圧入されたと判定してアク
チュエータを復帰駆動することができ、前記変位区間の
設定を変更することで複数のワークに対応した圧入位置
を容易に設定することが可能となる。
【0017】また、第2の発明は、アクチュエータの変
位方向でプラグがワークに圧入される第1の変位区間と
第2の変位区間が互いに隣合うよう予め設定するととも
に、プラグをワークへ圧入して第1の変位区間に入ると
タイマのカウントが開始される。所定時間後にアクチュ
エータで押圧駆動されたプラグが第2の変位区間まで変
位したかを判定し、この判定結果に基づいてアクチュエ
ータの駆動力を切り換えるようにしたため、プラグが第
2変位区間になければ切換手段を操作してアクチュエー
タの駆動力を増大させてプラグに加わる圧力を増大して
適正な位置へ圧入することができる。
【0018】また、第3の発明は、アクチュエータの変
位方向で第1の変位区間と第2の変位区間が互いに隣合
うよう配設するとともに、第2の変位区間を所定の圧入
位置を含むように設定し、アクチュエータに駆動された
プラグをワークへ向けて変位させ、プラグをワークへ圧
入して第1の変位区間に変位すると第1のタイマのカウ
ントが開始され、この第1のタイマの作動中にプラグは
所定の圧力で圧入される。所定時間後にアクチュエータ
で押圧駆動されたプラグが第2の変位区間まで変位した
かを判定し、この判定結果に基づいてプラグが第2変位
区間になければ切換手段でアクチュエータの駆動力を増
大するように切り換えるとともに、この切換手段の作動
開始に呼応して第2のタイマのカウントが開始される。
所定時間経過後にプラグに加わる圧力が所定値以上であ
れば適正な位置に圧入されたと判定する一方、そうでな
い場合にはプラグとワークのはめあいが緩い加工不良で
あると判定することができ、第1、第2の変位区間を適
宜設定することにより複数のワークに対応するととも
に、加工の良否を正確に行うことができる。
【0019】また、第4の発明は、アクチュエータの変
位方向で第1の変位区間と第2の変位区間が互いに隣合
うよう配設するとともに、第2の変位区間を所定の圧入
位置を含むよう設定すると、アクチュエータに駆動され
たプラグをワークへ向けて変位させ、プラグが第1の変
位区間を通過してから所定時間後に前記第2の変位区間
にあるかを判定し、プラグが第2の変位区間になければ
プラグに加わる圧力を所定値まで増大してさらに圧入す
る一方、第2の変位区間にプラグがあればはめあいが緩
い圧入不良と判定することで、自動的に加工の良否を判
定することができ、第2の変位区間でプラグに加わる圧
力を第1の変位区間より増大させたため、プラグのはめ
あいがきつい場合にもワークの破損を抑制することがで
きる。
【0020】また、第5の発明は、アクチュエータの変
位方向で第1の変位区間と第2の変位区間が互いに隣合
うよう配設するとともに、第2の変位区間を所定の圧入
位置を含むよう設定すると、アクチュエータに駆動され
たプラグをワークへ向けて変位させ、プラグが第1の変
位区間を通過してから所定時間後に前記第2の変位区間
にあるかを判定し、プラグが第2の変位区間になければ
プラグに加わる圧力を所定値まで増大してさらに圧入
し、さらに所定時間経過後にプラグに加わる圧力を判定
して、この圧力が所定値以上であれば適正な位置及び圧
力で圧入されたと判定して圧入を終了する一方、圧力が
所定の値未満であれば圧入不良と判定することで、自動
的に加工の良否を判定することができる。
【0021】また、第6の発明は、プラグがワークへ嵌
合するアクチュエータの変位方向で互いに隣合う複数の
変位区間を予め設定するとともにプラグをワークに向け
て駆動し、プラグの変位に応じて前記変位区間を検出す
る一方、前記プラグに加わる圧力が所定値以上であるか
を判定して、この判定結果と検出した変位区間に応じて
圧入の良否を判定するため、所定の区間を圧入位置に設
定した場合、その前後の区間で圧力が所定値以上であれ
ば加工不良と判定することができ、プラグのはめあいが
きついための圧力上昇や、プラグのはめあいが緩いため
の過大な変位を容易に検出して圧入結果の判定精度を向
上させるとともに、圧入精度を向上させることができ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0023】図7〜図9に示すように、内燃機関のシリ
ンダブロックなどを構成するワーク3に開口した捨て加
工穴としての貫通孔30を封止するプラグ2を圧入する
圧入装置を示し、圧入ヘッド1がワーク3の貫通孔30
に向けてベッド10で摺動自由に支持される。
【0024】圧入ヘッド1の基端は油圧シリンダ4に連
結される一方、圧入ヘッド1の自由端はプラグ2を支持
可能に形成され、油圧シリンダ4を伸長させて圧入ヘッ
ド1をワーク3に向けて変位させる途中で供給装置20
からプラグ2が供給される。
【0025】油圧シリンダ4はコントローラ8で駆動さ
れる切換弁41、42を介して高圧油圧源43H、低圧
油圧源43Lから選択的に圧油を供給され、油圧シリン
ダ4の伸長駆動に伴って圧入ヘッド1は前進して供給装
置20で供給されたプラグ2をワーク3の貫通孔30へ
圧入する。
【0026】圧入ヘッド1の最大伸長位置はプラグ2が
貫通孔30の所定の圧入位置を越えないようにベッド1
0に突設したストッパ11と圧入ヘッド1に設けたスト
ッパ12が当接する所定の位置で規制され、圧入ヘッド
1の最大収縮位置は所定の後退位置に設けられたリミッ
トスイッチ5により検出されてコントローラ8により規
制される。
【0027】ベッド10に突設されたストッパ11には
変位量検出手段としての位置検出器6が設けられ、位置
検出器6からの検出値は予め設定した変位区間で作動す
るスイッチSW1、SW2で構成された位置判定器7へ
送られる。
【0028】位置検出器6は圧入ヘッド1の変位量、す
なわち、プラグ2の変位量を検出するセンサ等で構成さ
れ、例えば、図示はしないが、差動トランス、ポテンシ
ョメータ、レゾルバなどで構成される。
【0029】位置検出器6からの検出値に基づいて作動
する位置判定器7は、図8に示すように構成され、入力
された位置検出器6の検出値は、まず変換アンプ70で
位置信号として増幅された後に、第1、第2の変位区間
がそれぞれ設定された比較器71、72において前記検
出された位置が予め設定された変位区間にあるかを判定
する。
【0030】この比較器71、72の判定において、検
出値が第1の変位区間内にあればスイッチSW1がON
となり、同じく第2の変位区間にあればスイッチSW2
がONとなる。これらスイッチSW1、2の出力はコン
トローラ8へそれぞれ入力される。
【0031】ここで、第1及び第2の変位区間は、図9
に示すように、プラグ2が圧入されて圧入ヘッド1側の
端面2Aが所定の圧入位置と一致する基準位置をL0
し、プラグ2の圧入ヘッド1側の端面2Aと貫通孔30
の開口端が一致する位置をL2、この位置L2からΔL1
だけ圧入ヘッド1側でプラグ2がワーク3に当接する位
置をL1とした場合、この当接位置L1から位置L2まで
の区間ΔL1を第1変位区間ΔL1として比較器71に設
定する。
【0032】一方、位置L2から圧入方向へ変位して基
準位置L0を所定量だけ通過した位置を検出器6の検出
終了位置L3とし、位置L2からこの検出終了位置L3
での区間ΔL2を第2変位区間ΔL2として比較器72に
設定する。なお、これら比較器71、72への変位区間
の設定は設定器7Aによって行われ、適宜変更すること
ができる。
【0033】また、コントローラ8にはプラグ2が適正
な圧力で圧入されたかを判定する圧力検出手段として油
圧スイッチ9が接続される。油圧スイッチ9は切換弁4
1、42と油圧シリンダ4との間の油圧回路に介装され
るとともに、油圧シリンダ4に加わる負荷圧を検出する
ことでプラグ2に加わる圧力を検出するもので、所定の
圧力になるとONとなる。
【0034】圧入ヘッド1にプラグ2を供給する供給装
置20にはプラグ2の有無を検出する検知ロッド21が
供給装置20の所定の供給位置に向けて伸縮自由に配設
され、検知ロッド21はエアシリンダ22に駆動され
る。そして、検知ロッド21にはプラグ2の有無を検出
するためのリミットスイッチLS1、LS2、LS3が
それぞれ配設され、これらリミットスイッチLS1〜L
S3のON、OFFに応じてコントローラ8は表1に示
すように供給されたプラグ2の良否を判定する。
【0035】
【表1】
【0036】なお、エアシリンダ22はコントローラ8
で駆動される切換弁23を介して加圧空気源に接続さ
れ、プラグ2を検出するときには検知ロッド21の伸長
方向へ切換弁23を駆動する一方、検出終了後には検知
ロッド21の収縮方向へ切換弁23を駆動して、検知ロ
ッド21を収縮させることでワーク3へ向けて伸長する
圧入ヘッド1との衝突を防止する。
【0037】次に、コントローラ8で行われる圧入動作
の制御内容を図10〜図13のフローチャートを参照し
ながら詳述する。
【0038】コントローラ8による制御は図10に示す
ように、まず、油圧シリンダ4を駆動する以前に供給装
置20へプラグ2を供給した後に、ワーク3が所定の位
置に配置されているかを図示しない検出手段により判定
する(ステップS21)。
【0039】ワーク3が配置されていれば、切換弁23
を駆動して検知ロッド21をプラグ2へ向けて伸長さ
せ、検知ロッド21の変位が停止したときのリミットス
イッチLS1〜LS3の作動状況に基づいて判定処理を
行う(ステップS22、S23)。
【0040】ステップS23では上記表1にも示したよ
うに、リミットスイッチLS1、LS2がOFFかつ、
リミットスイッチLS2がONであればプラグ2が所定
の位置にあるとしてステップS24の処理へ進む一方、
そうでない場合には図11のステップS40へ進む。
【0041】ステップS24で検知ロッド21を所定の
位置まで収縮させてから油圧シリンダ4を駆動する圧入
が開始される(ステップS24〜S26)。
【0042】圧入ヘッド1をワーク3へ向けて伸長駆動
するために、高圧油圧源43Hを遮断する一方、低圧油
圧源43Lを接続するよう切換弁41、42を駆動する
(ステップS27)。
【0043】圧入ヘッド1は低圧油圧源43Lからの圧
油によってワーク3へ向けて伸長し、まず、供給装置2
0を通過する際にプラグ2を自由端で支持してからワー
ク3に開口した貫通孔30へ接近する。
【0044】プラグ2を支持した圧入ヘッド1がワーク
3へ向けて変位し、図9に示した位置検出器6の当接位
置L1まで変位すると、圧入ヘッド1は第1変位区間Δ
L1に入るため、位置判定器7のスイッチSW1がON
となる。
【0045】コントローラ8はスイッチSW1がONと
なると、図示しないタイマ1で所定の時間までカウント
を行う(ステップS28、S29)。
【0046】このタイマ1のカウント中には、低圧油圧
源43Lからの圧油によって圧入ヘッド1は自由端に支
持したプラグ2を貫通孔30へ圧入しながら伸長する。
【0047】ステップS30で所定の時間が経過すると
プラグ2の位置、すなわち、圧入ヘッド1の位置の判定
が行われ、圧入ヘッド1が第2変位区間ΔL2にないこ
と、すなわち、スイッチSW2がOFFであるかを判手
する(ステップS31)。
【0048】ステップS31の判定において、圧入ヘッ
ド1が第2変位区間ΔL2にあれば、プラグ2と貫通孔
30のはめあいが緩いため、低圧の圧油によってプラグ
2の圧入ヘッド1側の端面2Aが貫通孔30内周を圧入
方向へ変位する圧入不良の場合であると判定して図12
に示すステップS50以降の処理へ進む一方、スイッチ
SW2がOFFとなる第1変位区間ΔL1にあればステ
ップS32へ進む。
【0049】ステップS32では油圧シリンダ4の駆動
力を増大、換言すれば、プラグ2に加わる圧力を増大す
るために、切換弁41を遮断する一方、切換弁42を開
弁し、油圧シリンダ4を伸長駆動する圧油を低圧油圧源
43Lから高圧油圧源43Hへ切り換える。
【0050】油圧シリンダ4の駆動力の切り換えに伴っ
て、図示しないタイマ2の作動が開始される(ステップ
S33)。
【0051】タイマ2のカウント中には、高圧油圧源4
3Hからの圧油によって圧入ヘッド1は自由端に支持し
たプラグ2を貫通孔30へさらに圧入しながら伸長し、
図9においてプラグ2の端面2Aは所定の位置L2を通
過して基準位置L0へ向かって圧入される。
【0052】タイマ2で所定の時間が経過した後には、
圧入ヘッド1の位置が第2変位区間ΔL2にあるかの判
定が行われる(ステップS34、S35)。
【0053】このステップS35の判定において、スイ
ッチSW2がONであればプラグ2は基準位置L0を含
む第2変位区間ΔL2内の所定の位置に圧入されたと判
定してステップS36の処理へ進む一方、スイッチSW
2がOFFの場合にはプラグ2が第1変位区間ΔL1
で停止するはめあいがきつい場合、あるいは第2変位区
間ΔL2を通過したはめあいの緩い場合であると判定し
て図13に示すステップS60以降の処理へ進む。
【0054】プラグ2が第2変位区間ΔL2にある正常
な位置へ圧入された場合にはステップS36で油圧スイ
ッチ9がONになっているかを判定する。
【0055】ステップS36の判定で油圧スイッチ9が
ONであれば、プラグ2は適正な位置かつ適正な圧力で
圧入されたと判定して圧入動作を終了するステップS3
7へ進む一方、油圧スイッチ9がOFFの場合にはプラ
グ2のはめあいが緩い場合などで圧入圧力が不足した加
工不良であると判定するとともに、図12のステップS
50以降の処理へ進む。
【0056】プラグ2の圧入が正常に終了した後は、ス
テップS37で切換弁41を油圧シリンダ4の収縮側へ
切り換えて、リミットスイッチ5がONになるまで圧入
ヘッド1を収縮駆動させて圧入動作の1サイクルを終了
する。
【0057】一方、上記ステップS31、S36あるい
はステップS35の判定で圧入不良と判定された場合に
ついて説明する。
【0058】ステップS31、S36の判定でNOとな
る圧入不良の場合は、図12に示すステップS50の処
理へ進み、プラグ2と貫通孔30のはめあいが緩いと判
定し圧入サイクルを中止する。
【0059】この圧入サイクルの中止は、ステップS5
1で上記ステップS37と同様にして油圧シリンダ4を
所定の収縮位置まで駆動してワーク3から圧入ヘッド1
を退避させた後、圧入ヘッド1の駆動を停止する(ステ
ップS52)。
【0060】この圧入ヘッド1の停止後は、詳述はしな
いが、ワーク3あるいはプラグ2を圧入装置から取り除
く処理が行われる。
【0061】同様にして、ステップS35の判定でNO
となる圧入不良の場合は、図13に示すステップS60
の処理へ進み、プラグ2と貫通孔30のはめあいがきつ
い、あるいは緩いための圧入不良と判定し圧入サイクル
を中止する。ステップS60では、詳述はしないが、ス
イッチSW1がONであればはめあいがきついためにプ
ラグ2が第1変位区間ΔL1で停止した場合で、スイッ
チSW1、スイッチSW2が共にOFFであればプラグ
2が第2変位区間ΔL2を圧入方向へ通過したはめあい
が緩い場合であるとそれぞれ判定することができる。
【0062】この圧入サイクルの中止は、ステップS6
1で上記ステップS37と同様にして油圧シリンダ4を
所定の収縮位置まで駆動してワーク3から圧入ヘッド1
を退避させた後、圧入ヘッド1の駆動を停止し(ステッ
プS62)、上記と同様にして圧入ヘッド1の停止後
は、ワーク3あるいはプラグ2を圧入装置から取り除く
処理が行われる。
【0063】さらに、上記ステップS23の判定で供給
装置20におけるプラグ2の配置が不適切な場合には、
図11に示すステップS40以降の処理が行われ、リミ
ットスイッチLS1がONかつリミットスイッチLS
2、LS3がOFFであれば、プラグ2が2個重なって
セットされていると判定し(ステップS40、S4
1)、リミットスイッチLS1,LS2がOFFかつリ
ミットスイッチLS3がONであればプラグ2がセット
されていないと判定し、そうでない場合にはリミットス
イッチLS1〜LS3に以上があると判定する(ステッ
プS44〜46)。
【0064】そして、ステップS42で検知ロッド21
を収縮させてから圧入装置を停止させ(ステップS4
3)、図示はしないがプラグ2の配置不良を修正するの
である。
【0065】上記ステップS21〜62を繰り返すこと
によりプラグ2の端面2Aを所定の第2変位区間ΔL2
でかつ、所定の圧力でワーク3へ順次自動的に圧入する
ことが可能となる一方、寸法公差等によりプラグ2とワ
ーク3のはめあいが適正でない場合には自動的に圧入の
良否を正確かつ迅速に判定することが可能となるのであ
る。
【0066】このようにして、位置検出器6の検出値に
基づいて予め設定した第1または第2変位区間ΔL1
ΔL2になるとONとなるスイッチSW1、SW2を備
えた位置判定器7と、所定の圧力になるとONとなる油
圧スイッチ9の出力に基づいてプラグ2を圧入する圧入
ヘッド1を油圧シリンダ4で油圧を切り換えながら駆動
し、プラグ2がワーク3に当接する第1変位区間ΔL1
までは低圧で駆動するためプラグ2でワーク3に損傷を
与えることを抑制することができ、第2変位区間ΔL2
へは高圧でプラグ2を圧入するとともに、スイッチSW
1、SW2及び作油圧スイッチ9の作動状況に応じてプ
ラグ2を圧入するため、圧入位置のばらつきを抑制して
常時プラグ2を所定の位置及び圧力でワーク3へ圧入す
ることができるとともに、加工誤差などによるはめあい
不良をこれらスイッチのON、OFFによって判定する
ため、高速かつ正確に圧入状況を判定することが可能と
なり、さらに、位置判定器7のスイッチSW1、SW2
の設定値を設定器7Aで適宜変更することで複数のワー
クの圧入位置に対応することが可能となり、上記従来例
に示したようなリミットスイッチの調整作業が不要とな
って、従来に比して短時間で圧入位置を変更することが
でき、生産性を向上させることができるのである。
【0067】図14は他の実施例を示し、上記第1の実
施例における位置判定器7に第3変位区間ΔL3を予め
設定したスイッチSW3を追加したもので、その他の構
成は上記第1の実施例と同様である。
【0068】スイッチSW3は図15に示すように、上
記第1の実施例と同様にプラグ2が圧入されて圧入ヘッ
ド1側の端面2Aが所定の圧入位置と一致する基準位置
をL0とし、プラグ2の圧入ヘッド1側の端面2Aと貫
通孔30の開口端が一致する位置をL2、この位置L2
らΔL1だけ圧入ヘッド1側でプラグ2がワーク3に当
接する位置をL1とし、当接位置L1から位置L2までの
区間ΔL1を第1変位区間として位置判定器7のスイッ
チSW1に設定する。
【0069】一方、位置L2から基準位置L0までの変位
区間を第2変位区間ΔL2とし、基準位置L0から所定量
だけ通過した位置を検出器6の検出終了位置L3までの
区間を第3変位区間ΔL3としてそれぞれ位置判定器7
のスイッチSW2、SW3に予め設定したものである。
【0070】このように設定した第1〜第3変位区間Δ
1〜L3へのプラグ2の圧入は、上記第1実施例に示し
た、図10〜13のフローチャートとほぼ同様に行わ
れ、圧入ヘッド1でプラグ2がワーク3に当接するまで
の第1変位区間ΔL1までは低圧油圧源43Lからの圧
油により油圧シリンダ4を駆動し、第2変位区間ΔL2
以降は高圧油圧源43Hからの圧油によって油圧シリン
ダ4を駆動する。
【0071】そして、スイッチSW2がONのときに油
圧スイッチ9がONになれば、プラグ2は適正な位置か
つ適正な圧力で圧入されたと判定する一方、スイッチS
W3がONとなって油圧スイッチ9がONになればはめ
あいが緩いと判定し、スイッチSW1がONのときに油
圧スイッチ9がONになればはめあいがきつい圧入不良
であると判定することができる。
【0072】このように、プラグ2の圧入区間を互いに
隣会う複数の変位区間で構成して、プラグ2の位置をス
イッチSW1〜SW3の作動により検出するとともに、
油圧スイッチ9の作動状態で圧入状態を判定すれば、上
記第1の実施例に比してさらに高速かつ高精度でプラグ
2の圧入状況を迅速に判定することができ、この判定結
果を図示しない前処理工程へフィードバックさせること
により加工ラインの歩止まり及び加工精度を向上させる
ことも可能である。
【0073】なお、上記実施例においてアクチュエータ
として油圧シリンダ4を開示したが、これに限定される
ことはなく、図示はしないが空圧シリンダなど空圧回路
で構成してもよい。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明は、所
定の変位区間に到達すると作動するスイッチの作動状況
と、圧力の検出値が所定値以上であるかの判定に応じて
アクチュエータを駆動するようにしたため、プラグの圧
入位置のばらつきを抑制して常時所定の位置へ所定の圧
力でプラグをワークへ圧入することができ、変位区間の
設定値を変更するだけで複数のワークに対応した圧入位
置を容易に設定することが可能となり、従来のようなリ
ミットスイッチの調整作業が不要となって、従来に比し
て短時間で圧入位置を変更することができ、生産性を向
上させることが可能となる。
【0075】また、第2の発明は、アクチュエータの変
位方向でプラグがワークに圧入される第1の変位区間と
第2の変位区間が互いに隣合うよう予め設定し、これら
変位区間に対応した第1及び第2のスイッチの作動状態
に基づいてアクチュエータの駆動力を切り換えるように
したため、プラグを圧入位置に応じた所定の圧力で所定
の位置へ圧入することが可能となり、プラグの圧入精度
を向上させることができる。
【0076】また、第3の発明は、アクチュエータの変
位方向でプラグがワークに圧入される第1の変位区間と
第2の変位区間が互いに隣合うよう予め設定し、これら
変位区間に対応した第1及び第2のスイッチの作動状態
と、プラグに加わる圧力の比較結果に基づいてアクチュ
エータの駆動力を切り換えるとともに、圧入不良を判定
するよようにしたため、常時適正な位置及び圧力でプラ
グをワークへ圧入することができるとともに、高速かつ
高精度で圧入の良否を自動的に判定することが可能とな
って、加工精度を向上させることができる。
【0077】また、第4の発明は、第1の変位区間では
第2の変位区間より低圧でアクチュエータを駆動すると
ともに、プラグの位置とプラグに加わる圧力の比較結果
に応じて圧入の良否を判定するため、プラグの圧入によ
るワークの破損を抑制して常時所定の位置及び圧力でプ
ラグを圧入できるとともに、高速かつ高精度で圧入の良
否を自動的に判定することが可能となり、変位区間の設
定値を変更するだけで複数のワークに対応した圧入位置
を容易に設定することが可能となり、従来に比して短時
間で圧入位置を変更することができ、生産性を向上させ
ることが可能となる。
【0078】また、第5の発明は、第1及び第2の変位
区間でプラグの位置を判定するとともに、検出圧力の比
較結果に応じて圧入良否を判定するようにしたため、プ
ラグを常時所定の位置及び圧力で圧入することができ、
高速かつ高精度で圧入の良否を自動的に判定することが
可能となって、加工精度を向上させることができる。
【0079】また、第6の発明は、プラグの圧入区間を
互いに隣会う複数の変位区間で構成して、プラグの位置
を各変位区間で検出するとともに、圧力の判定結果で圧
入状態を判定するようにしたため、高速かつ高精度でプ
ラグの圧入状況を精度よく自動的に判定することができ
るとともに、複数の変位区間を設けることで圧入精度を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に対応するクレーム対応図である。
【図2】第2の発明に対応するクレーム対応図である。
【図3】第3の発明に対応するクレーム対応図である。
【図4】第4の発明に対応するクレーム対応図である。
【図5】第5の発明に対応するクレーム対応図である。
【図6】第6の発明に対応するクレーム対応図である。
【図7】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図8】位置判定器のブロック図である。
【図9】圧入位置と位置判定結果の関係を示す概略図で
ある。
【図10】制御の一例を示すフローチャートである。
【図11】同じく制御の一例を示すフローチャートであ
る。
【図12】同じく制御の一例を示すフローチャートであ
る。
【図13】同じく制御の一例を示すフローチャートであ
る。
【図14】他の実施例を示すブロック図である。
【図15】圧入位置と位置判定結果の関係を示す概略図
である。
【図16】従来の例を示すブロック図である。
【図17】圧入動作のタイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 圧入ヘッド 2 プラグ 3 ワーク 4 油圧シリンダ 5 リミットスイッチ 6 変位検出器 7 位置判定器 9 油圧スイッチ 30 貫通孔 41、42 切換弁 43L 低圧油圧源 43H 高圧油圧源 51 アクチュエータ 52 プラグ 53 ワーク 54 圧入手段 55 圧力検出手段 56 変位量検出手段 57 スイッチ 58 判定手段 59 駆動手段 60 スイッチ1 61 スイッチ2 62 タイマ 63 判定手段 64 切換手段 65 比較手段 66 タイマ2 67 判定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータに駆動されてプラグをワ
    ークへ圧入する手段と、プラグに加わる圧力を検出する
    手段と、前記アクチュエータの変位量を検出する手段
    と、前記変位量の検出値が予め設定した変位区間である
    ときに作動するスイッチと、前記スイッチが作動状態の
    ときに前記検出圧力が所定値以上であるかを判定する手
    段と、この判定結果に基づいて前記アクチュエータを駆
    動する手段とを備えたことを特徴とするプラグ圧入装
    置。
  2. 【請求項2】 アクチュエータに駆動されてプラグをワ
    ークへ圧入する手段と、前記プラグの変位量を検出する
    手段と、前記変位量の検出値が予め設定した第1の変位
    区間であるときに作動する第1のスイッチと、前記変位
    量の検出値が前記第1の変位区間と隣合う位置で予め設
    定した第2の変位区間であるときに作動する第2のスイ
    ッチと、前記第1のスイッチが作動したときに所定の時
    間をカウントするタイマと、このタイマの所定時間経過
    後に前記第2のスイッチが作動状態にあるかを判定する
    手段と、この判定結果に基づいて前記アクチュエータの
    駆動力を切り換える手段とを備えたことを特徴とするプ
    ラグ圧入装置。
  3. 【請求項3】 アクチュエータに駆動されてプラグをワ
    ークへ圧入する手段と、前記プラグの変位量を検出する
    手段と、前記変位量の検出値が予め設定した第1の変位
    区間であるときに作動する第1のスイッチと、前記変位
    量の検出値が前記第1の変位区間と隣合う位置で予め設
    定した第2の変位区間であるときに作動する第2のスイ
    ッチと、前記プラグに加わる圧力を検出する手段と、前
    記検出した圧力と所定値とを比較する手段と、前記第1
    のスイッチが作動したときに所定の時間をカウントする
    第1のタイマと、この第1のタイマの所定時間経過後に
    前記第2のスイッチが作動状態にあるかを判定する手段
    と、この判定で第2のスイッチが作動状態になけれ前記
    アクチュエータの駆動力を切り換える手段と、この切り
    換え手段が作動したときに所定の時間をカウントする第
    2のタイマと、この第2のタイマの所定時間経過後に前
    記比較結果が所定値以上であれば圧入適正を判定する一
    方、そうでない場合には圧入不良を判定する手段とを備
    えたことを特徴とするプラグ圧入装置。
  4. 【請求項4】 アクチュエータで駆動されたプラグをワ
    ークへ圧入するプラグの圧入方法において、前記プラグ
    がワークに嵌合するアクチュエータの変位方向に予め第
    1の変位区間を設定するとともに、同じくアクチュエー
    タの変位方向で前記第1の変位区間と隣合う第2の変位
    区間を予め設定してから前記プラグを駆動し、プラグが
    第1の変位区間を通過してから所定時間後に前記第2の
    変位区間にあるかを判定し、プラグが第2の変位区間に
    なければプラグに加わる圧力を所定値まで増大する一
    方、プラグが第2の区間にあれば圧入不良と判定するこ
    とを特徴とするプラグ圧入方法。
  5. 【請求項5】 アクチュエータで駆動されたプラグをワ
    ークへ圧入するプラグの圧入方法において、前記プラグ
    がワークに嵌合するアクチュエータの変位方向に予め第
    1の変位区間を設定するとともに、同じくアクチュエー
    タの変位方向で前記第1の変位区間と隣合う第2の変位
    区間を予め設定してからプラグを駆動し、前記プラグが
    第1の変位区間を通過してから所定時間後に前記第2の
    変位区間にあるかを判定し、プラグが第2の変位区間に
    なければプラグに加わる圧力を所定値まで増大させてプ
    ラグを駆動して、所定時間を経過した後にプラグに加わ
    る圧力の検出値が所定値以上であれば圧入を終了する一
    方、前記圧力の検出値が所定値未満であれば圧入不良と
    判定することを特徴とするプラグ圧入方法。
  6. 【請求項6】 アクチュエータに駆動されたプラグをワ
    ークへ圧入するプラグの圧入方法において、プラグがワ
    ークへ嵌合するアクチュエータの変位方向で互いに隣合
    う複数の変位区間を予め設定するとともにプラグを駆動
    し、プラグの変位に応じて前記変位区間を検出する一
    方、前記プラグに加わる圧力の検出値が所定値以上であ
    るかを判定し、この判定結果と検出した変位区間に応じ
    て圧入の良否を判定することを特徴とするプラグ圧入方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0914900A2 (en) * 1997-10-14 1999-05-12 COMAU S.p.A. System and method for checking the quality of a hammering operation on a mechanical component during the hammering operation
KR20010066574A (ko) * 1999-12-31 2001-07-11 양재신 로드셀과 리니어 게이지를 병용한 프레스압 판정장치
JP2009012140A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Toyota Motor Corp 組立体検査装置及び組立体検査方法
JP2015048836A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロック

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