JPH0718522B2 - 加圧水型原子炉用蒸気発生器 - Google Patents
加圧水型原子炉用蒸気発生器Info
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- JPH0718522B2 JPH0718522B2 JP61011213A JP1121386A JPH0718522B2 JP H0718522 B2 JPH0718522 B2 JP H0718522B2 JP 61011213 A JP61011213 A JP 61011213A JP 1121386 A JP1121386 A JP 1121386A JP H0718522 B2 JPH0718522 B2 JP H0718522B2
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- tube
- thermal expansion
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/06—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits having a single U-bend
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F22—STEAM GENERATION
- F22B—METHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
- F22B1/00—Methods of steam generation characterised by form of heating method
- F22B1/02—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers
- F22B1/023—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers with heating tubes, for nuclear reactors as far as they are not classified, according to a specified heating fluid, in another group
- F22B1/025—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers with heating tubes, for nuclear reactors as far as they are not classified, according to a specified heating fluid, in another group with vertical U shaped tubes carried on a horizontal tube sheet
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F22—STEAM GENERATION
- F22B—METHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
- F22B37/00—Component parts or details of steam boilers
- F22B37/02—Component parts or details of steam boilers applicable to more than one kind or type of steam boiler
- F22B37/10—Water tubes; Accessories therefor
- F22B37/20—Supporting arrangements, e.g. for securing water-tube sets
- F22B37/205—Supporting and spacing arrangements for tubes of a tube bundle
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/007—Auxiliary supports for elements
- F28F9/013—Auxiliary supports for elements for tubes or tube-assemblies
- F28F9/0131—Auxiliary supports for elements for tubes or tube-assemblies formed by plates
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S165/00—Heat exchange
- Y10S165/051—Heat exchange having expansion and contraction relieving or absorbing means
- Y10S165/052—Heat exchange having expansion and contraction relieving or absorbing means for cylindrical heat exchanger
- Y10S165/06—Expandable casing for cylindrical heat exchanger
- Y10S165/061—Expandable casing for cylindrical heat exchanger for plural cylindrical heat exchangers
Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は熱交換器に関し、特に原子力蒸気発生器の管支
持板及び管束ラッパー部において熱により招来される負
荷を軽減する構造に関するものである。
持板及び管束ラッパー部において熱により招来される負
荷を軽減する構造に関するものである。
加圧水型原子炉用の代表的な蒸気発生器は、垂直に配向
された円筒形の厚肉胴部と、該胴部内に狭い間隔を置い
て配設された薄肉ラッパー部と、該ラッパー部内に配設
され管束を形成する複数のＵ形管と、該Ｕ形管の湾曲部
の反対側の端部近くで該Ｕ形管を支持する管板と、前記
ラッパー部内で長手方向に隔置されると共に、前記Ｕ形
管が貫通する複数の開口を有する、実質的に平行な複数
の管支持部材と、該管支持部材を半径方向に拘束するた
めに前記胴部及び前記ラッパー部に関連した複数の個々
の半径方向支持手段とを備えている。
された円筒形の厚肉胴部と、該胴部内に狭い間隔を置い
て配設された薄肉ラッパー部と、該ラッパー部内に配設
され管束を形成する複数のＵ形管と、該Ｕ形管の湾曲部
の反対側の端部近くで該Ｕ形管を支持する管板と、前記
ラッパー部内で長手方向に隔置されると共に、前記Ｕ形
管が貫通する複数の開口を有する、実質的に平行な複数
の管支持部材と、該管支持部材を半径方向に拘束するた
めに前記胴部及び前記ラッパー部に関連した複数の個々
の半径方向支持手段とを備えている。
各半径方向支持手段は、ラッパー部内に溶接されたジャ
ッキブロックと、胴部内のラッパー部を整列させ且つ支
持して該胴部及びラッパー部間に環状のスペースを生じ
させるべく前記ジャッキブロックにある穴に捩じ込まれ
るジャッキねじとから構成されている。次にジャッキね
じはジャッキブロックに溶接される。その後、管支持部
材ないしは管支持板が縦方向の支持を与えるブラケット
内に位置付けられる。くさびを未加熱の工場状態にある
間にジャッキブロックと管支持板の側縁との間に入れて
から溶接し、管支持板と胴部との間に構造的な荷重伝達
路を形成する。荷重伝達路は、蒸気発生器の取り扱い又
は搬送中に、或は地震のような出来事から起こりうる動
荷重を管束から胴部に伝達して、管束或は管支持部材の
曲がりを防止する。
ッキブロックと、胴部内のラッパー部を整列させ且つ支
持して該胴部及びラッパー部間に環状のスペースを生じ
させるべく前記ジャッキブロックにある穴に捩じ込まれ
るジャッキねじとから構成されている。次にジャッキね
じはジャッキブロックに溶接される。その後、管支持部
材ないしは管支持板が縦方向の支持を与えるブラケット
内に位置付けられる。くさびを未加熱の工場状態にある
間にジャッキブロックと管支持板の側縁との間に入れて
から溶接し、管支持板と胴部との間に構造的な荷重伝達
路を形成する。荷重伝達路は、蒸気発生器の取り扱い又
は搬送中に、或は地震のような出来事から起こりうる動
荷重を管束から胴部に伝達して、管束或は管支持部材の
曲がりを防止する。
原子力蒸気発生器は種々の腐食作用を受け易い。管支持
部材と管との交差部では、２次側の水中に存在する腐食
物が集まる傾向があり、管及び管支持部材の双方に有害
な影響を与える。改良された耐腐食性の有する管支持部
材を使用すれば管の腐食を軽減させうるであろう。しか
し、材料は耐腐食性が高くなればなる程、炭素鋼よりも
ニッケル及びクロムの量が多くなり、その結果、熱膨張
係数が大きくなる。蒸気発生器が運転温度まで加熱され
る時に、炭素鋼からなるラッパー部の膨張に対して耐腐
食性の管支持部材の膨張がより大きいために、管支持部
材及びラッパー部における応力レベルが望ましくない、
通常認容されない程になる。このような応力は局部的な
湾曲のもとになろう。
部材と管との交差部では、２次側の水中に存在する腐食
物が集まる傾向があり、管及び管支持部材の双方に有害
な影響を与える。改良された耐腐食性の有する管支持部
材を使用すれば管の腐食を軽減させうるであろう。しか
し、材料は耐腐食性が高くなればなる程、炭素鋼よりも
ニッケル及びクロムの量が多くなり、その結果、熱膨張
係数が大きくなる。蒸気発生器が運転温度まで加熱され
る時に、炭素鋼からなるラッパー部の膨張に対して耐腐
食性の管支持部材の膨張がより大きいために、管支持部
材及びラッパー部における応力レベルが望ましくない、
通常認容されない程になる。このような応力は局部的な
湾曲のもとになろう。
従って、管支持部材と胴部との間に半径方向の剛な構造
的荷重伝達路を維持しながら、蒸気発生器の諸構成要素
に認容できないような高応力を招来することなく、管支
持部材とラッパー部との間の熱膨張差を吸収することが
できる蒸気発生器が必要とされている。
的荷重伝達路を維持しながら、蒸気発生器の諸構成要素
に認容できないような高応力を招来することなく、管支
持部材とラッパー部との間の熱膨張差を吸収することが
できる蒸気発生器が必要とされている。
発明の概要 合金からなる管支持部材と炭素鋼からなるラッパー部と
の間の熱膨張差に対して補償するために、原子力蒸気発
生器内において管束を取り囲むラッパー部に細い膨張ス
ロット部が設けられている。典型的な原子力蒸気発生器
は、垂直に配向された円筒形の厚肉胴部と、該胴部内に
狭い間隔を置いて配設された薄肉ラッパー部と、該ラッ
パー部内に配設され管束を形成する複数のＵ形管と、該
Ｕ形管の湾局部の反対側の端部近くで該Ｕ形管を支持す
る管板と、前記ラッパー部内で長手方向に隔置されると
共に、前記Ｕ形管が貫通する複数の開口を有する、実質
的に平行な複数の管支持部材と、該管支持部材を半径方
向に拘束するために前記胴部及び前記ラッパー部に関連
した複数の個々の半径方向支持手段とを備えている。
の間の熱膨張差に対して補償するために、原子力蒸気発
生器内において管束を取り囲むラッパー部に細い膨張ス
ロット部が設けられている。典型的な原子力蒸気発生器
は、垂直に配向された円筒形の厚肉胴部と、該胴部内に
狭い間隔を置いて配設された薄肉ラッパー部と、該ラッ
パー部内に配設され管束を形成する複数のＵ形管と、該
Ｕ形管の湾局部の反対側の端部近くで該Ｕ形管を支持す
る管板と、前記ラッパー部内で長手方向に隔置されると
共に、前記Ｕ形管が貫通する複数の開口を有する、実質
的に平行な複数の管支持部材と、該管支持部材を半径方
向に拘束するために前記胴部及び前記ラッパー部に関連
した複数の個々の半径方向支持手段とを備えている。
薄肉ラッパー部は所定の熱膨張係数を有する鋼から形成
されている。管支持部材はラッパー部の熱膨張係数より
も大きい所定の熱膨張係数を有する高耐腐食性合金から
形成されている。運転温度においては、熱膨張差により
生ずる熱的に招来された応力は認容しえない程高い。
されている。管支持部材はラッパー部の熱膨張係数より
も大きい所定の熱膨張係数を有する高耐腐食性合金から
形成されている。運転温度においては、熱膨張差により
生ずる熱的に招来された応力は認容しえない程高い。
半径方向支持手段の大部分と各々は、薄肉ラッパー部に
ある長くて細い膨張スロット部により囲まれるようにし
て画成された局部的弾性領域に配置されると共に、該膨
張スロット部は、ラッパー部と管支持部材との間の熱膨
張係数の差に対して補償するように、同膨張スロット部
により囲まれた半径方向支持手段から離間している。
ある長くて細い膨張スロット部により囲まれるようにし
て画成された局部的弾性領域に配置されると共に、該膨
張スロット部は、ラッパー部と管支持部材との間の熱膨
張係数の差に対して補償するように、同膨張スロット部
により囲まれた半径方向支持手段から離間している。
本発明を更に良く理解するには、本発明を例示するため
添付図面に示された好適な実施例を参照するとよい。
添付図面に示された好適な実施例を参照するとよい。
好適な実施例の説明 本発明は、加圧水型原子炉（PWR）の原子力発電プラン
トにおける蒸気発生器に実施されるものとして説明する
が、他の管形熱交換器にも実施可能であることを理解さ
れたい。
トにおける蒸気発生器に実施されるものとして説明する
が、他の管形熱交換器にも実施可能であることを理解さ
れたい。
第１図において、加圧水型原子炉の蒸気発生器20はほぼ
円筒形の胴部22を有しており、該胴部22は、水平な管板
24の下方において、原子炉冷却材の入口28及び出口30を
有する半休形のハウジング26で終端している。原子炉冷
却材は入口28に入り、数百本のＵ形管32（簡略にするた
め３本のみを示す）を通って循環し、当該技術分野にお
いて周知の態様で出口30から排出される。給水入口34か
ら流入する給水は、給水リング36全体に分散し、ノズル
38から出て、環状部40をちょうど管板24の上方まで降下
する。給水は管板で半径方向内方に転回し、高温の原子
炉冷却材を運ぶＵ形管32の回りを胴部内において上昇し
循環して、蒸気に変換される。蒸気は、上昇してＵ形管
上方の湿分分離器（図示せず）に入り、その後、タービ
ンと発電機を駆動するのに使用するため排出される。
円筒形の胴部22を有しており、該胴部22は、水平な管板
24の下方において、原子炉冷却材の入口28及び出口30を
有する半休形のハウジング26で終端している。原子炉冷
却材は入口28に入り、数百本のＵ形管32（簡略にするた
め３本のみを示す）を通って循環し、当該技術分野にお
いて周知の態様で出口30から排出される。給水入口34か
ら流入する給水は、給水リング36全体に分散し、ノズル
38から出て、環状部40をちょうど管板24の上方まで降下
する。給水は管板で半径方向内方に転回し、高温の原子
炉冷却材を運ぶＵ形管32の回りを胴部内において上昇し
循環して、蒸気に変換される。蒸気は、上昇してＵ形管
上方の湿分分離器（図示せず）に入り、その後、タービ
ンと発電機を駆動するのに使用するため排出される。
胴部22内には、管支持板として形成されるのが好ましい
管支持部材24がある。円筒形のラッパー部44がＵ形管32
と管支持板42とを取り囲んでおり、このラッパー部44
は、給水と再循環水とがＵ形管との接触状態に該ラッパ
ー部44内に導入されるように、管板24の直上で終端して
いる。これ等の構成要素は、集合的に内部構造と呼ばれ
る。
管支持部材24がある。円筒形のラッパー部44がＵ形管32
と管支持板42とを取り囲んでおり、このラッパー部44
は、給水と再循環水とがＵ形管との接触状態に該ラッパ
ー部44内に導入されるように、管板24の直上で終端して
いる。これ等の構成要素は、集合的に内部構造と呼ばれ
る。
ラッパー部44と胴部22の間の直接的な荷重伝達路を提供
しているのは、管支持板42のところで長手方向に沿って
位置付けられ、且つラッパー部44と胴部22の間の環状部
40ないしはギャップの回りに角度を着けて配分された複
数の半径方向支持手段46である。第２図に示すように、
半径方向支持手段は、ラッパー部44にある開口50内に溶
接されたジャッキブロック48と、胴部22との係合状態に
ねじ込まれ所定位置に溶接されたジャッキねじ52とから
構成しうる。管支持部材と胴部22との間の構造的な荷重
伝達路を完成するために、半径方向支持手段46の箇所に
おいて、くさび54を管支持部材42とラッパー部44との間
に入れ込むことができる。
しているのは、管支持板42のところで長手方向に沿って
位置付けられ、且つラッパー部44と胴部22の間の環状部
40ないしはギャップの回りに角度を着けて配分された複
数の半径方向支持手段46である。第２図に示すように、
半径方向支持手段は、ラッパー部44にある開口50内に溶
接されたジャッキブロック48と、胴部22との係合状態に
ねじ込まれ所定位置に溶接されたジャッキねじ52とから
構成しうる。管支持部材と胴部22との間の構造的な荷重
伝達路を完成するために、半径方向支持手段46の箇所に
おいて、くさび54を管支持部材42とラッパー部44との間
に入れ込むことができる。
ラッパー部44は、関連温度範囲において代表的には7.2
×10-6in/in−゜Fの平均熱膨張係数を有する炭素鋼から
形成するのが好ましい。管支持部材42は高耐腐食性の材
料から形成するのが好ましく、一般的に、炭素鋼よりも
大きい熱膨張係数を有し、典型的には、関連温度範囲に
おいて9.8×10-6in/in−゜Fの平均的熱膨張係数を有す
る347ステンレス鋼である。全ての部材が未加熱の状態
でくさび54が管支持部材42とラッパー部44との間に入り
込まれるので、炭素鋼からなるラッパー部と熱膨張係数
の大きい管支持板との間における運転温度での熱的な相
互作用により、管支持板及びラッパー部において、望ま
しくない、通常認容されない応力レベルが発生する。
×10-6in/in−゜Fの平均熱膨張係数を有する炭素鋼から
形成するのが好ましい。管支持部材42は高耐腐食性の材
料から形成するのが好ましく、一般的に、炭素鋼よりも
大きい熱膨張係数を有し、典型的には、関連温度範囲に
おいて9.8×10-6in/in−゜Fの平均的熱膨張係数を有す
る347ステンレス鋼である。全ての部材が未加熱の状態
でくさび54が管支持部材42とラッパー部44との間に入り
込まれるので、炭素鋼からなるラッパー部と熱膨張係数
の大きい管支持板との間における運転温度での熱的な相
互作用により、管支持板及びラッパー部において、望ま
しくない、通常認容されない応力レベルが発生する。
第３図に示すように、本発明に従って、ラッパー部44に
は非常に細い膨張スロット部58が切られていて、ラッパ
ー部の局部的な可撓性を増すことにより、管支持部材と
胴部22との間と構造的な荷重伝達路を維持しながら、管
支持部材及びラッパー部44において熱的に招来される応
力を減少させ、それによりラッパー部44の局部的な湾曲
を防止している。即ち、半径方向支持手段46の大部分の
各々は、薄肉ラッパー部44にある長くて細い膨張スロッ
ト部58により囲まれるようにして画成された局部的弾性
領域に配置されると共に、該膨張スロット部58は、ラッ
パー部44と管支持部材42との間の熱膨張係数の差に対し
て補償するように、同膨張スロット部58により囲まれた
半径方向支持手段46から離間している。本発明の好適な
形態においては、第３図に示した形状の場合、約0.035i
n（0.9mm）の幅を有する膨張スロット部58が高出力の工
業レーザーにより0.375in（0.95cm）の厚さのラッパー
部44に切り込まれている。一例として挙げると、膨張ス
ロット部58は垂直に配向されると共に、ジャッキブロッ
ク48の両側において該ジャキブロック48から1in（25.4c
m）以内のところでラッパー部44に切り込まれており、
管支持部材42の上方及び下方に約10in（25.4cm）延長し
ている。膨張スロット部は、スロット端での応力集中を
減少させることにより疲労寿命を向上させるため、小さ
な湾曲端部60で終端していてよい。膨張スロット部は各
半径方向支持手段46の回りに設ける必要はなく、諸箇所
の少なくとも2/3位に設ければよい。
は非常に細い膨張スロット部58が切られていて、ラッパ
ー部の局部的な可撓性を増すことにより、管支持部材と
胴部22との間と構造的な荷重伝達路を維持しながら、管
支持部材及びラッパー部44において熱的に招来される応
力を減少させ、それによりラッパー部44の局部的な湾曲
を防止している。即ち、半径方向支持手段46の大部分の
各々は、薄肉ラッパー部44にある長くて細い膨張スロッ
ト部58により囲まれるようにして画成された局部的弾性
領域に配置されると共に、該膨張スロット部58は、ラッ
パー部44と管支持部材42との間の熱膨張係数の差に対し
て補償するように、同膨張スロット部58により囲まれた
半径方向支持手段46から離間している。本発明の好適な
形態においては、第３図に示した形状の場合、約0.035i
n（0.9mm）の幅を有する膨張スロット部58が高出力の工
業レーザーにより0.375in（0.95cm）の厚さのラッパー
部44に切り込まれている。一例として挙げると、膨張ス
ロット部58は垂直に配向されると共に、ジャッキブロッ
ク48の両側において該ジャキブロック48から1in（25.4c
m）以内のところでラッパー部44に切り込まれており、
管支持部材42の上方及び下方に約10in（25.4cm）延長し
ている。膨張スロット部は、スロット端での応力集中を
減少させることにより疲労寿命を向上させるため、小さ
な湾曲端部60で終端していてよい。膨張スロット部は各
半径方向支持手段46の回りに設ける必要はなく、諸箇所
の少なくとも2/3位に設ければよい。
蒸気発生器が始動され諸構成要素が加熱され始めると、
管支持部材42は、膨張の少ないラッパー部44の周辺によ
って吸収される以上に半径方向に膨張する。第４図及び
第５図に示すように、膨張スロット部58は、スロット部
間のジャッキブロック48を囲むラッパー部44の部分が、
管支持部材42の支持のためにラッパー部44に十分な強度
を保持しながらラッパー部44の残りの部分に関して湾曲
することを許容する。圧力及び熱的膨張は胴部22を十分
に膨張することを許容するので、ジャツキねじ52及び膨
張する管支持部材42により胴部には応力が殆ど或は全く
かからない。レーザービームによる切断機で達成できる
スロット部の幅が非常に小さいので、ギャップ或は環状
部40からラッパー部44にあるスロット部を通る水の流れ
による低温給水及び加熱給水の混合は最少である。
管支持部材42は、膨張の少ないラッパー部44の周辺によ
って吸収される以上に半径方向に膨張する。第４図及び
第５図に示すように、膨張スロット部58は、スロット部
間のジャッキブロック48を囲むラッパー部44の部分が、
管支持部材42の支持のためにラッパー部44に十分な強度
を保持しながらラッパー部44の残りの部分に関して湾曲
することを許容する。圧力及び熱的膨張は胴部22を十分
に膨張することを許容するので、ジャツキねじ52及び膨
張する管支持部材42により胴部には応力が殆ど或は全く
かからない。レーザービームによる切断機で達成できる
スロット部の幅が非常に小さいので、ギャップ或は環状
部40からラッパー部44にあるスロット部を通る水の流れ
による低温給水及び加熱給水の混合は最少である。
膨張スロット部はラッパー部44の全幅に瓦って延びるの
が好適である。スロット部はラッパーを貫通して種々の
角度で切ることができ、好適な実施例においては、ラッ
パー部と中心から半径方向支持手段の中心への半径に平
行にスロット部が切られており、このような角度は第４
図及び第５図に示されている。膨張スロット部は、切断
する前に、計画されているスロット場所でラッパー部を
機械加工することによってもっと狭くすることができ
る。
が好適である。スロット部はラッパーを貫通して種々の
角度で切ることができ、好適な実施例においては、ラッ
パー部と中心から半径方向支持手段の中心への半径に平
行にスロット部が切られており、このような角度は第４
図及び第５図に示されている。膨張スロット部は、切断
する前に、計画されているスロット場所でラッパー部を
機械加工することによってもっと狭くすることができ
る。
第６図に示した本発明の別の実施例においては、膨張ス
ロット部62はジャッキブロック48の外側にもっとよく倣
うように湾曲していて、局部的な可撓性を増大させる。
ロット部62はジャッキブロック48の外側にもっとよく倣
うように湾曲していて、局部的な可撓性を増大させる。
第７図に示すように多数のスロット部を使用することに
よって支持強度を維持しながら可撓性を増大させること
ができる。この実施例の場合、ほぼ上下方向に配設され
た細長く湾曲したスロット部64と、ジャッキブロック48
の上方及び下方の短い湾曲したスロット部66とを含んで
いる。応力集中を軽減して、疲労寿命を長くするために
湾曲した端部（図示せず）を用いることができる。
よって支持強度を維持しながら可撓性を増大させること
ができる。この実施例の場合、ほぼ上下方向に配設され
た細長く湾曲したスロット部64と、ジャッキブロック48
の上方及び下方の短い湾曲したスロット部66とを含んで
いる。応力集中を軽減して、疲労寿命を長くするために
湾曲した端部（図示せず）を用いることができる。
第８図に示した別の実施例は、縦方向のスロット部とい
うよりも円周方向のスロット部68を用いている。このス
ロット部は疲労軽減のために小さな湾曲部60で終端しう
る。
うよりも円周方向のスロット部68を用いている。このス
ロット部は疲労軽減のために小さな湾曲部60で終端しう
る。
第９図は１つの連続なスロット部70が半径方向支持手段
46の２つないしは３つの側辺を囲む更に別の実施例を示
している。図示しないが、小さな曲率の端部を前述した
ように有しうる。
46の２つないしは３つの側辺を囲む更に別の実施例を示
している。図示しないが、小さな曲率の端部を前述した
ように有しうる。
本発明の好適な実施例と考えられるものを説明したが、
勿論、当業者は種々の変更及び修正を考え付くことを理
解されたい。
勿論、当業者は種々の変更及び修正を考え付くことを理
解されたい。
前述したように長くて狭いスロット部を機械加工するの
に高出力のレーザーが適しているが、レーザーに代えて
他の加工技術を用いてもよい。
に高出力のレーザーが適しているが、レーザーに代えて
他の加工技術を用いてもよい。
第１図は、加圧水型原子炉発電プラントの蒸気発生器を
一部断面で示す部分側面図、第２図は第３図のII−II線
における断面図、第３図は本発明の好適な一実施例の側
面図、第４図は、蒸気発生器が低温の減圧状態にある時
の管支持部材、ラッパー部、半径方向支持手段、及び胴
部の相対位置を示す横断面図、第５図は、第４図に対応
する図ではあるが、運転温度及び圧力にある蒸気発生器
は本発明による改良構造を含むためにラッパー部におけ
る可撓性が増大していることを示す横断面図、第６図は
本発明の別の実施例の側面図、第７図は本発明の更に別
の実施例の側面図、第８図は本発明の他の実施例を示す
側面図、第９図は本発明による更に他の実施例を示す側
面図である。 20……蒸気発生器、22……胴部 24……管板、32……Ｕ形管 42……管支持部材、44……ラッパー部 46……半径方向支持手段 58、62、64、66、68、72……スロット部
一部断面で示す部分側面図、第２図は第３図のII−II線
における断面図、第３図は本発明の好適な一実施例の側
面図、第４図は、蒸気発生器が低温の減圧状態にある時
の管支持部材、ラッパー部、半径方向支持手段、及び胴
部の相対位置を示す横断面図、第５図は、第４図に対応
する図ではあるが、運転温度及び圧力にある蒸気発生器
は本発明による改良構造を含むためにラッパー部におけ
る可撓性が増大していることを示す横断面図、第６図は
本発明の別の実施例の側面図、第７図は本発明の更に別
の実施例の側面図、第８図は本発明の他の実施例を示す
側面図、第９図は本発明による更に他の実施例を示す側
面図である。 20……蒸気発生器、22……胴部 24……管板、32……Ｕ形管 42……管支持部材、44……ラッパー部 46……半径方向支持手段 58、62、64、66、68、72……スロット部
Claims (1)
- 【請求項１】垂直に配向された円筒形の厚肉胴部と、該
胴部内に狭い間隔を置いて配設された薄肉ラッパー部
と、該ラッパー部内に配設され管束を形成する複数のＵ
形管と、該Ｕ形管の湾曲部の反対側の端部近くで該Ｕ形
管を支持する管板と、前記ラッパー部内で長手方向に隔
置されると共に、前記Ｕ形管が貫通する複数の開口を有
する、実質的に平行な複数の管支持部材と、該管支持部
材を半径方向に拘束するために前記胴部及び前記ラッパ
ー部に関連した複数の個々の半径方向支持手段とを備え
ており、前記ラッパー部は所定の熱膨張係数を有する鋼
から形成され、前記管支持部材は前記ラッパー部の熱膨
張係数よりも大きい所定の熱膨張係数を有する高耐腐食
性合金から形成されている、加圧水型原子炉用蒸気発生
器において、前記半径方向支持手段の大部分の各々は、
前記薄肉ラッパー部にある長くて細い膨張スロット部に
より囲まれるようにして画成された局部的弾性領域に配
置されると共に、該膨張スロット部は、前記ラッパー部
と前記管支持部材との間の熱膨張係数の差に対して補償
するように、同膨張スロット部により囲まれた前記半径
方向支持手段から離間していることを特徴とする加圧水
型原子炉用蒸気発生器。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US69419185A | 1985-01-23 | 1985-01-23 | |
| US694191 | 1985-01-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61173002A JPS61173002A (ja) | 1986-08-04 |
| JPH0718522B2 true JPH0718522B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=24787793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61011213A Expired - Lifetime JPH0718522B2 (ja) | 1985-01-23 | 1986-01-23 | 加圧水型原子炉用蒸気発生器 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4768582A (ja) |
| EP (1) | EP0189033B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0718522B2 (ja) |
| DE (1) | DE3662461D1 (ja) |
| ES (1) | ES8704283A1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| FR2707372B1 (fr) * | 1993-07-05 | 1995-08-11 | Framatome Sa | Dispositif de maintien radial de l'enveloppe de faisceau et des plaques-entretoises d'un générateur de vapeur par des butées à excentrique. |
| FR2711223B1 (fr) * | 1993-10-14 | 1995-11-03 | Framatome Sa | Dispositif de maintien radial de l'enveloppe de faisceau et des plaques entretoises d'un générateur de vapeur par des butées à positionnement élastique. |
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|---|---|---|---|---|
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| US3494414A (en) * | 1968-03-21 | 1970-02-10 | American Standard Inc | Heat exchanger having improved seal for the floating tube sheet |
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| US4267020A (en) * | 1978-08-14 | 1981-05-12 | Westinghouse Electric Corp. | Nuclear steam generator wrapper and shell assembly and method for assembling |
| US4415021A (en) * | 1981-08-17 | 1983-11-15 | Westinghouse Electric Corp. | Positioning a thin wall round wrapper within a heavy wall out-of-round shell of a heat exchanger |
| US4503903A (en) * | 1982-07-06 | 1985-03-12 | Westinghouse Electric Corp. | Heat exchanger tube sheet radial support |
| US4583584A (en) * | 1984-10-19 | 1986-04-22 | Westinghouse Electric Corp. | Seismic snubber accommodating variable gaps in pressure vessels |
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1986
- 1986-01-03 EP EP86100047A patent/EP0189033B1/en not_active Expired
- 1986-01-03 DE DE8686100047T patent/DE3662461D1/de not_active Expired
- 1986-01-21 ES ES551083A patent/ES8704283A1/es not_active Expired
- 1986-01-23 JP JP61011213A patent/JPH0718522B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-06-19 US US07/065,123 patent/US4768582A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4768582A (en) | 1988-09-06 |
| EP0189033A3 (en) | 1987-04-29 |
| ES551083A0 (es) | 1987-03-16 |
| EP0189033A2 (en) | 1986-07-30 |
| ES8704283A1 (es) | 1987-03-16 |
| DE3662461D1 (en) | 1989-04-20 |
| JPS61173002A (ja) | 1986-08-04 |
| EP0189033B1 (en) | 1989-03-15 |
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