JPH07184626A - 紙巻きタバコ製造機および紙巻きタバコの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 過剰のタバコの再分配によって充填葉流れの
通常の整形の必要を無くする吸引コンベヤを備えた紙巻
きタバコ製造機および紙巻きタバコを製造する方法を提
供する。 【構成】 実質的にその深さより幅の広い充填葉流れを
搬送するように配置され吸引コンベヤ１０と、充填葉流
れが吸引コンベヤに形成される区域の下流に位置されて
いて充填葉流れを貫くまたはそれに沿う空気流を生じさ
せそれにより充填葉流れにおける頂からのタバコが前方
へ運搬されてタバコのより少ない区域において吸引コン
ベヤを通じて及ぼされる吸引力によって吸引コンベヤに
引き付けられるように配置された高レベル吸引力室２６
とが設けられる。さらに、充填葉流れがタバコロッド形
成部へ搬送される前に充填葉流れの幅を減じかつ深さを
増すための集中帯２８、３０が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は充填葉流れが、恐らく整
形ないしトリミング（ｔｒｉｍｍｉｎｇ）後に、そこで
連続紙巻きタバコロッドないし連続紙巻き棒状タバコ
（ｒｏｄ）を形成するために連続巻紙ウェブ内に包囲さ
れるロッド形成装置へ充填葉流れを運ぶコンベヤ、通常
は吸引帯、に向かってシャワー状に供給されるタバコか
ら紙巻きタバコの充填葉流れを形成することに関する。
前記ロッドは個々の紙巻きタバコ部分または倍長さ部分
を形成するため後に一定の長さに切断される。

【０００２】

【課題を解決するための手段】本発明による紙巻きタバ
コ製造機は、実質的にその深さより幅の広いタバコ充填
葉流れを搬送するように配置された吸引コンベヤと、充
填葉流れが吸引コンベヤに形成されまたは吸引コンベヤ
によって受取られる区域の下流に位置されていて充填葉
流れを貫くかつまた充填葉流れに沿う空気流を生じさせ
それにより充填葉流れにおける頂からのタバコが前方へ
運搬されてタバコのより少ない区域において吸引コンベ
ヤを通じて及ぼされる吸引力によって吸引コンベヤに引
き付けられる傾向を生じさせるように配置された吸引力
室とを有し、そしてその後、そこで充填葉流れが（おそ
らく整形ないしトリミング（ｔｒｉｍｍｉｎｇ）後に）
連続紙巻きタバコロッドないし棒状紙巻きタバコを形成
すべく巻紙ウェブないし帯状等の巻紙で包まれる前記機
械のロッド形成部へ搬送される前に、充填葉流れの幅を
減じかつその深さを増すための手段を有する。

【０００３】充填葉流れはシャワー流路（ｓｈｏｗｅｒ
ｃｈａｎｎｅｌ）を通じて直接に、例えば上向きに、
コンベヤにタバコをシャワー状に供給することによって
形成されて吸引力によって該コンベヤに保持される。シ
ャワー流路を通るタバコの上向き運動はシャワー流路上
方の区域において部分的にまたは完全に吸引コンベヤを
通じて及ぼされる吸引力によって生じさせられる。

【０００４】シャワー流路の下流において、吸引コンベ
ヤ上方の吸引力のレベルは実質的に減じられ従って充填
葉流れは吸引コンベヤに比較的軽く引き付けられる。こ
れは充填葉流れにおける頂からの過剰のタバコが既に記
述された空気流によって前方へ引張られることを可能に
する。この空気流は高レベル吸引力室から吸引コンベヤ
を通じて及ぼされる吸引力であって好ましくはシャワー
流路上方の吸引コンベヤを通じて及ぼされる吸引力より
有意的に高いものによって実質的にすべて生じさせられ
る。シャワー流路と高レベル吸引力室との間において、
吸引力は好ましくはそこにおける吸引力レベルがシャワ
ー流路上方の吸引力レベルより実質的に低い低レベル吸
引力室によって吸引コンベヤに及ぼされる。

【０００５】代替的に、共通の吸引力室がシャワー流路
の下流において吸引コンベヤに沿って（そしておそらく
シャワー流路に沿って）延在し得、そして吸引力は空気
流量を制御するため異なる寸法の開口を経て吸引コンベ
ヤを通じて伝達され得る。タバコがより少ない区域にお
ける再分配のためタバコの頂が分離されることが要求さ
れるところにおいては吸引力伝達開口は省略され得る。

【０００６】初めに形成される充填葉流れの幅は好まし
くはそれがロッド形成装置に進入するときの充填葉流れ
の幅の約二倍である。例えば、初めの幅はほぼ１８ｍｍ
であり、そしてこれは充填葉流れがロッド形成装置に進
入する前にほぼ８ｍｍに減じられる。

【０００７】充填葉流れはそれが初めにそこで形成され
る吸引コンベヤによってロッド形成装置（“ガーニチャ
（ｇａｒｎｉｔｕｒｅ）”）内に運搬される。この場
合、吸引コンベヤは、充填葉流れが幅を減じられた後、
充填葉流れがガーニチャに入るにつれて吸引コンベヤの
有効幅を減縮するため吸引コンベヤの縁が上方へ指向さ
れるように横断面を漸次変えられることが好ましい。代
替的に、充填葉流れは第１の吸引コンベヤから、狭くさ
れた充填葉流れをガーニチャに運搬するように配置され
たより狭い第２の吸引コンベヤへ移転され得る。

【０００８】本発明はまた、英国特許第２２２１１３７
号に一般的に記述される方式で、それぞれ二つの集中吸
引帯に形成され次いで完全な紙巻きタバコの充填葉流れ
を形成するように合体されるタバコの部分流れ（ｓｕｂ
−ｓｔｒｅａｍ）のおのおのにも適用され得る。

【０００９】上に記述された方式による過剰のタバコの
再分配によって充填葉流れの通常の整形のいかなる必要
も無くされると信じるが、狭くされた充填葉流れが巻紙
ウェブ内に包囲される前にそれから過剰のタバコを移転
するため整形器が使用されてもよい。

【００１０】次ぎに本発明による紙巻きタバコ製造機の
いくつかの例が添付図面を参照して記述される。

【００１１】

【実施例】図１に示される機械はプーリ１２、１４を回
って通過するように配置された吸引帯１０の形式にされ
たコンベヤと、吸引帯１０の下面に充填葉流れ（ｆｉｌ
ｌｅｒ ｓｔｒｅａｍ）２０（図２参照）を形成するよ
うにタバコがそれを通って概ね上方にシャワー状に供給
されるシャワー流路１６とを有する。シャワー流路１６
はタバコが吸引帯１０の運動方向における成分を有する
方向を以て吸引帯１０に到達するように垂直に対して有
意的に傾斜していることが注目さるべきである。代替的
にそれは垂直であり得る。

【００１２】シャワー流路１６を貫く上向き空気流は吸
引力室１８から吸引帯を通じて供給される吸引力によっ
てすべてひき起こされる。換言すると、モリンス製紙巻
きタバコ製造機、例えばマーク９、において通常使用さ
れている過給装置（別個の吸引力給源と連通している吸
引帯下方のルーバ）は省略されている。しかし、もし望
まれるならば過給装置は実際上組込まれ得る。比較的薄
いタバコ流れは十分な空気がそれを通じて吸引されるこ
とを許すから、過給装置は省略され得る。

【００１３】吸引帯１０に形成される充填葉流れ２０の
近似的横断面形状が図２に示されている。この横断面は
充填葉流れの深さ（すなわち、吸引帯１０に対して垂直
に測定される）が変化するから近似的である。平均深さ
はほぼ４ｍｍであり、一方、この例において側壁１６
Ａ、１６Ｂによって画成される幅は１８ｍｍである。

【００１４】シャワー流路１６のすぐ下流において、充
填葉流れは低レベル吸引力室２２を通じて供給される吸
引力によって吸引帯１０すなわちコンベヤに軽く保持さ
れる。この区域において充填葉流れの下に空気入口ベー
ン（ｖａｎｅ）２４が存在し、これらベーン２４は吸引
帯および充填葉流れの運動方向における成分を有する方
向にベーン上方の空間に空気を導くように吸引帯１０に
対して傾斜している。空気は部分的に低レベル吸引力室
２２内の吸引力によって、しかし、特に高レベル吸引力
室２６から吸引帯を通じて供給される吸引力によってベ
ーンを通じて誘導される。低レベル吸引力室２２および
高レベル吸引力室２６内における吸引力レベルは、例え
ば、それぞれ水位計でほぼ１０〜１５ｃｍ（４〜６イン
チ）および１００ｃｍ（４０インチ）である。

【００１５】主として、高レベル吸引力室２６によって
吸引帯を通じて供給される高レベル吸引力の結果とし
て、空気流は吸引帯の運動方向に比較的高い速度で充填
葉流れの低面に沿って通過させられる。これは充填葉流
れの頂（ｐｅａｋ）からタバコを移動させ、そしてその
ようなタバコの少なくとも一部分は充填葉流れの比較的
薄い部分によって表される充填葉流れの谷（ｖａｌｌｅ
ｙ）内に誘引される。従って、充填葉流れは、それが高
レベル吸引力室２６を越えて進むにつれて、より均等の
深さを有し従って充填葉流れの通常の整形すなわちトリ
ミング（ｔｒｉｍｍｉｎｇ）を省略することが可能と信
じられる。しかし、もし望まれるならば、例えば図５を
参照して後に記述されるように、トリミングは使用され
得る。

【００１６】特に図４に示されるように、充填葉流れは
次いで集中帯２８、３０によって幅を減じられ（従って
深さを増され）、その後、充填葉流れはそれがガーニチ
ャテープ（ｇａｒｎｉｔｕｒｅ ｔａｐｅ）３８によっ
て紙巻きタバコ製造機（図示されていない）のガーニチ
ャ（ｇａｒｎｉｔｕｒｅ）を通じて運搬される巻紙ウェ
ブ３６（図１）上に配置されるまでレール３２、３４に
よってその両側において実質的に制限される。集中帯２
８、３０によって充填葉流れのタバコの内方向集中を助
けるため、吸引力は三角形区域２９、３１において吸引
帯１０から消される。代替的に、吸引力がこれら区域に
おいて吸引帯１０を通じて供給されないことに代えて、
空気が吸引帯上方の適切に形成された圧力室から吸引帯
を通じて下方へ吹送され得、一方、吸引力が集中帯２
８、３０の対向隣接能動走行帯間の区域において吸引帯
に供給される。

【００１７】図３に示されるように、プーリ１４は凸状
周縁横断面を有し従って吸引帯１０の縁部分は吸引帯１
０が充填葉流れを巻紙ウェブ３６上に送出するにつれて
吸引帯１０の有効幅を減じるように上方へ傾斜させられ
る。この段階において、ガーニチャテープ３８およびそ
れに従って巻紙ウェブ３６は横断面において凹状であ
る。固定案内３９が吸引帯１０の縁と巻紙ウェブ３６と
の間の接触を防止する。ガーニチャテープ３８はその横
断面形状を限定するガーニチャ台４０によって支持され
ている。この形状は充填葉流れが、吸引帯１０を離去し
た後、通常のトング（図示されない）によって圧縮され
そしてさらに成形されるにつれて漸進的により深く凹状
になる。

【００１８】プーリ１４が図３に示されるようにその周
縁において固定半径横断曲線を有することに代えて、そ
の周縁横断面は吸引帯１０がガーニチャに接近するにつ
れてその縁が上方へ偏向されることを許すような他の形
状を有し得る。例えば、プーリ１４の周縁の中心区域は
横断面において平坦であり得そして外区域は（図３の横
断面において見られるように）上方へ湾曲または傾斜さ
せられ得または上方へ凹形にされ得る。

【００１９】もう一つの可能性は、例えば、英国特許第
２２６９９７５号明細書にその図１５から図１７を参照
して記述されるように、充填葉流れが初めに狭い幅およ
び対応的に比較的大きい深さを以て吸引帯１０に形成さ
れ、そのような形状を保っている間に（すなわち、シャ
ワ流路を通過した直後に）整形（ｔｒｉｍｍｉｎｇ）さ
れ、そしてほぼ図２に示される横断面を形成するように
空気圧によって横方向に散開されることである。タバコ
の深さの不均一は、その後、上に記述されたごとき高レ
ベル吸引力室２６によって発生される空気流の作用によ
って均等化されるであろう。

【００２０】図５は異なる紙巻きタバコ製造機を示す。
この例においては、タバコは流路１１０を上ってシャワ
ー状に供給されて、吸引帯１１２の下面に（図２に例示
されたごとき）広いが浅い充填葉流れを形成する。タバ
コ再分配プロセスが区域１１４において充填葉流れに適
用され、該プロセスはおそらく第１の例を参照して記述
されたごときものであり、または代替的に以下において
図６および図７を参照して記述されるごときものであ
り、次いで充填葉流れは吸引帯１１６に移転される。こ
の吸引帯１１６は吸引帯１１２のそれと同様の幅を有
し、そして吸引帯１１６はそれが回って通るプーリ１１
８、１２０の間を充填葉流れが移動するにつれて充填葉
流れを折り重ねることによって充填葉流れの幅を効率的
に減じるように働く。この目的のために、プーリ１２０
は凹状周縁横断面を有し、そして吸引帯１１２は好適に
可撓の材料（例えば、織られたナイロン）から成ってお
り、従って吸引帯１１６の横断面形状は該帯がプーリ１
１８と１２０との間を通過するにつれて漸進的により深
く凹形になり、かくして充填葉流れを狭い形に折り重ね
る。この形で充填葉流れはそれを巻紙ウェブ１２４上に
搬送する狭い吸引帯１２２の下面に移転される。整形器
ないしトリミング器（ｔｒｉｍｍｅｒ）が充填葉流れが
吸引帯１２２によって搬送されている間に充填葉流れを
整形するために設置され得る。このトリミング即ち整形
作業は完成された紙巻きタバコの端部に相当する位置に
一定間隔を以て離された高密度端部分を有する充填葉流
れを形成するのに主としてまたは部分的に役立ち得る。

【００２１】タバコの再分配が図１を参照して記述され
たごとき低レベルおよび高レベル吸引力室２２、２６に
よって達成されることに代えて、次ぎの代替方法が使用
され得る。単一の吸引力室が図１における吸引力室２
２、２６の総合長さに沿って延び、そして吸引力がこの
単一の吸引力室から吸引帯支持部材の複数の開口を介し
て吸引帯１０を通じて伝達される。これら開口は下流端
に向かっていて（または吸引力室２６に相当する区域に
おいて）比較的大きい横断面を有し、従って空気が該区
域において比較的高い速度で吸引帯を通じて引張られる
ことを可能にする。そのような機構の一例が図６および
図７において例示されている。

【００２２】図６は図１における吸引力室２２、２６の
総合長さまたは図５における区域１１４に沿って効率的
に延びる帯支持部材の一部の拡大下面図である。この帯
支持部材はその下面に多数の平行する溝１３２を図７に
示されるように形成されている。これら溝の間のランド
は吸引帯１０のための支持面を形成する。吸引力は吸引
力室１３４から各溝１３２に対し開いている開口１３６
を介して吸引帯１０を通じて伝達される。

【００２３】図６において、帯支持部材１３０の長さに
対してその幅は例示を明瞭にする目的を以て多少誇張さ
れて図示されている。

【００２４】帯支持部材１３０は、上流区域１３８に沿
っては、前記のごとき開口を有しないが、下流区域１４
０における開口は最小可能圧力低下を以て吸引力を伝達
するように連続スロットの形式にされている。上流区域
１３８と下流区域１４０との間において、開口１３６は
長さを漸増しており、従って吸引帯１０に供給される吸
引力（または吸引帯１０を通じて引張られる空気）のレ
ベルは、吸引帯１０が上流区域１３８（そこにおいて吸
引力は一時的に吸引帯１０に供給されない）から下流区
域１４０、そこにおいて最大吸引力が吸引帯１０に供給
される、へ運動するにつれて漸増する。

【００２５】それに沿っては吸引力が吸引帯１０に供給
されない区域１３８は比較的短く（例えば、２５〜５０
ｍｍ）そして出願人は吸引帯１０への吸引力を短時間を
締切ることは、充填葉流れにおいて頂（ｐｅａｋ）を形
成するタバコが特に帯支持部材１３０の下流区域１４０
を通じて供給される吸引力によって生じる空気流によっ
て分離して吸引帯１０より速く加速され得ることを保証
することにおいて役立つことを見いだした。図１におけ
るがごとく、空気入口ベーン２４は空気が吸引帯の移動
方向における運動成分によってそれらの上方の空間に進
入することを可能にするように設けられており、そして
充填葉流れにおいてその頂から谷へ再分配されるタバコ
を加速するのはこの空気である。

【００２６】一例として、帯支持部材１３０の下流区域
１４０はほぼ７５〜１００ｍｍの長さを有し得、そして
上流区域１３８と下流区域１４０との間の中間区域は図
６に例示されたそれと同様の長さを有し得る。

【００２７】図８は本発明による紙巻きタバコ製造機の
異なる一形式の平面図である。本例においては、タバコ
は実質的に垂直の回転軸線を有するプーリ２０４、２０
８を回って通過する吸引帯２０２に広いが浅い充填葉流
れを形成するためシャワー流路２００を通じて実質的に
水平にシャワー状に供給される。このようにして形成さ
れた充填葉流れは図２に示されたそれと同様であり、そ
して本機は図１に示された機構または図６および図７を
参照して記述されたそれに相当する再分配区域２０８を
有する。充填葉流れはそれを巻紙ウェブ（図示されな
い）上に搬送する狭い頭上吸引帯２１０へ移転される。
吸引帯２１０によって搬送されている間に、充填葉流れ
は図５を参照して記述されたように整形され得る。

【００２８】図９は吸引帯２０２から吸引帯２１０への
移転区域における充填葉流れの横断面の変化を例示す
る。図９に示されるように、吸引帯２０２は横断面にお
いて垂直に向かされておりそして広いが浅い充填葉流れ
２１２を担持している。これはその近似的輪郭２１４が
示される吸引帯２１０におけるより狭いがより深い充填
葉流れに変形する。

【００２９】図９はさらに第２の広い吸引帯２１６が、
第１の紙巻きタバコロッドに平行する第２のロッドを形
成するように第２の頭上吸引帯２２０へ移転される充填
葉流れ２１８を形成するため設置される可能性を例示す
る。平面図におけるこの目的のための配列は、図８に示
されたそれの実質的に鏡像である。該形式の紙巻きタバ
コ製造機は出願人の英国特許第２２２１１３７Ｂ号明細
書、第２２４３５２９Ｂ号明細書および第２２６９９７
５Ａ号明細書にそれぞれ開示された紙巻きタバコ製造機
のいくつかと若干の類似点を有する。これら特許のおの
おのにおける紙巻きタバコ製造機は単一の紙巻きタバコ
充填葉流れを形成するため合体させられる二つのタバコ
部分流れ（ｔｏｂａｃｃｏ ｓｕｂ−ｓｔｒｅａｍ）を
形成するため二つの集中吸引帯を使用することに関連し
ている。それにもかかわらず、前記明細書に開示された
特徴が図８および図９を参照して上に記述された例に適
用され得る限度まで前記明細書が参照される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による紙巻きタバコ製造機の一部分の概
略前面図。

【図２】図１のｌｌ−ｌｌ線に沿った紙巻きタバコ製造
機の一部分の拡大横断面図。

【図３】図１のｌｌｌ−ｌｌｌ線に沿った紙巻きタバコ
製造機の一部分の拡大横断面図。

【図４】図１の矢印ｌＶの区域における紙巻きタバコ製
造機の一部分の拡大下面図。

【図５】異なる紙巻きタバコ製造機の一部分の概略前面
図。

【図６】図１または図５に示された紙巻きタバコ製造機
の一部分の上面図。

【図７】図６におけるＶｌｌ−Ｖｌｌ線に沿った拡大横
断面図。

【図８】もう一つの異なる紙巻きタバコ製造機の一部分
の概略平面図。

【図９】図８におけるｌＸ−ｌＸ線に沿った拡大横断面
図。

【符号の説明】

１０ 吸引帯 １６ シャワー流路 １８ 吸引力室 ２０ 充填葉流れ ２２ 低レベル吸引力室 ２４ 空気入口ベーン ２６ 高レベル吸引力室 ２８ 集中帯 ３０ 集中帯 ３８ ガーニチャテープ １１２ 吸引帯 １１６ 吸引帯 １２２ 吸引帯 １３０ 帯支持部材 １３４ 吸引力室 １３６ 開口 ２０２ 吸引帯 ２１０ 頭上吸引帯

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 紙巻きタバコ製造機において、該機械が
   実質的にその深さより幅の広いタバコ充填葉流れ（２
   ０）を運ぶように配置された吸引コンベヤと、充填葉流
   れが吸引コンベヤに形成されまたは吸引コンベヤによっ
   て受取られる区域の下流に位置していて充填葉流れを貫
   きかつまた充填葉流れに沿う空気流を生じさせそれによ
   り充填葉流れにおける頂（ｐｅａｋ）からのタバコが前
   方へ運ばれてタバコのより少ない区域において吸引コン
   ベヤを介して受ける吸引力によって吸引コンベヤに引き
   付けられる傾向を生じるように構成された吸引力室（２
   ６、１３４）とを有し、その後であって、充填葉流れが
   （おそらく整形後）連続紙巻きタバコロッドを形成すべ
   く巻紙ウェブで包まれる前記機械のロッド形成部へ搬送
   される前に、充填葉流れの幅を減じかつその深さを増す
   ための手段（２８、３０；１１６；２１０）を更に有す
   る紙巻きタバコ製造機。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の紙巻きタバコ製造機に
   おいて、充填葉流れの幅は、それが減じられる前、充填
   葉流れの平均深さの少なくとも二倍である紙巻きタバコ
   製造機。
3. 【請求項３】 請求項２に記載の紙巻きタバコ製造機に
   おいて、充填葉流れの幅は、それが減じられる前、充填
   葉流れの平均深さの少なくとも三倍である紙巻きタバコ
   製造機。
4. 【請求項４】 請求項２に記載の紙巻きタバコ製造機に
   おいて、充填葉流れの幅は、それが減じられる前、充填
   葉流れの平均深さの少なくとも四倍である紙巻きタバコ
   製造機。
5. 【請求項５】 請求項１から４までの何れか一つの項に
   記載の紙巻きタバコ製造機において、充填葉流れに沿っ
   て空気流を形成する空気が傾斜したベーン（２４）また
   はその他の手段を通して引き込まれそれにより空気が吸
   引コンベヤの移動の方向における運動成分によって充填
   葉流れに隣接する空間に進入するように構成された紙巻
   きタバコ製造機。
6. 【請求項６】 請求項１から５までの何れか一つの項に
   記載の紙巻きタバコ製造機において、空気流が、部分的
   にまたは主として、低レベル吸引力室（２２）の下流に
   形成された高レベル吸引力室（２６）から吸引コンベヤ
   を通じて及ぼされる吸引力によって生じるように構成さ
   れた紙巻きタバコ製造機。
7. 【請求項７】 請求項１から６までの何れか一つの項に
   記載の紙巻きタバコ製造機において、充填葉流れを吸引
   コンベヤに保持するための吸引力は、充填葉流れにおけ
   る頂からのタバコが空気流によって分離され前方へ運ば
   れ得るように、吸引コンベヤの通路の一部分に沿って減
   じられまたは遮断されるように構成された紙巻きタバコ
   製造機。
8. 【請求項８】 請求項１から７までの何れか一つの項に
   記載の紙巻きタバコ製造機において、該機械が漸次増大
   する寸法の開口（１３６）の形成されたコンベヤ支持部
   材（１３０）を更に有し、前記開口を通って漸次増大す
   る空気流がコンベヤ支持部材（１３０）の吸引コンベヤ
   （１０）から遠い側において吸引室（１３４）から充填
   葉流れを貫いて生じるように構成された紙巻きタバコ製
   造機。
9. 【請求項９】 請求項１から８までの何れか一つの項に
   記載の紙巻きタバコ製造機において、充填葉流れの幅を
   減じるための手段が集中コンベヤ（２０、３０）から成
   る紙巻きタバコ製造機。
10. 【請求項１０】 請求項１から８までの何れか一つの項
    に記載の紙巻きタバコ製造機において、充填葉流れの幅
    を減じるために、平坦な横断面を以て出発して充填葉流
    れをより狭い形式に折り重ねるように漸次凹状になるコ
    ンベヤ（１１６）によって充填葉流れが運ばれる紙巻き
    タバコ製造機。
11. 【請求項１１】 請求項１０に記載の紙巻きタバコ製造
    機において、充填葉流れが初めに一コンベヤ（１１２）
    上で形成され、該充填葉流れをより狭い形に折り重ねる
    コンベヤ（１１６）に移され、次いで該充填葉流れを巻
    紙ウェブ（１２４）上に運ぶ第３のコンベヤ（１２２）
    によって受取られる紙巻きタバコ製造機。
12. 【請求項１２】 請求項１から８の何れか一つの項に記
    載の紙巻きタバコ製造機において、該機械がタバコ受け
    面が横断面において実質的に垂直である実質的に水平の
    運動する吸引コンベヤ（２０２）に実質的に水平にタバ
    コをシャワー状に供給することによって充填葉流れを形
    成するように構成されており、充填葉流れが最初に言及
    した上記吸引コンベヤ（２０２）から、その下面の充填
    葉流れを巻紙ウェブ上に運搬する頭上吸引コンベヤ（２
    １０）に移転されることによってより狭い形態に形成さ
    れる紙巻きタバコ製造機。
13. 【請求項１３】 紙巻きタバコを製造する方法におい
    て、充填葉流れを運ぶコンベヤの表面に対し垂直に測っ
    た深さより実質的に大きい幅を有する充填葉流れを形成
    し、そして充填葉流れを貫き且つ充填葉流れに沿う空気
    流を生じさせるようにコンベヤを通じて吸引力を及ぼ
    し、それにより充填葉流れにおける頂からのタバコが充
    填葉流れに沿って運ばれてタバコのより少ない区域にお
    いてコンベヤを通じて及ぼされる吸引力によってコンベ
    ヤに引き付けられる傾向を生じさせ、そして充填葉流れ
    が（おそらく整形後）連続紙巻きタバコロッドを形成す
    べく巻紙ウェブで包む前に、充填葉流れの幅を減少させ
    かつその深さを増大させる紙巻きタバコを製造する方
    法。