JPH07182353A - 自己学習型文書検索方法およびその検索装置 - Google Patents

自己学習型文書検索方法およびその検索装置

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JPH07182353A
JPH07182353A JP5327190A JP32719093A JPH07182353A JP H07182353 A JPH07182353 A JP H07182353A JP 5327190 A JP5327190 A JP 5327190A JP 32719093 A JP32719093 A JP 32719093A JP H07182353 A JPH07182353 A JP H07182353A
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JP
Japan
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learning
search
key
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search key
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Application number
JP5327190A
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English (en)
Inventor
Isamu Iwai
勇 岩井
Yukio Nakamoto
幸夫 中本
Kenichi Nogami
謙一 野上
Toshihiro Ozaki
敏宏 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Publication date
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Publication of JPH07182353A publication Critical patent/JPH07182353A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】文書の検索処理を高速にし、ユーザの作業効率
を向上させる。 【構成】学習読込部210は、1度検索済みの検索キー
がその検索キーを含む文書のIDとリンク付けて登録さ
れた学習ファイルを外部記憶装置(図示せず)から読込
んで記録バッファ部235に格納する。学習キーマッチ
ング部212は、入力部202により入力された検索キ
ーと同じ検索キーが記録バッファ部235に登録済みで
あれば、当該検索キーにリンク付けられている文書のI
Dを検索結果として回答バッファ部234に格納する。
入力された検索キーが未登録であれば、学習部209
が、当該検索キーを、キーワードマッチング部206、
連結キーワードマッチング部207での検索の結果得ら
れた文書IDとリンク付けて記録バッファ部235に登
録する。検索が終了すると、学習書込部211は、記録
バッファ部235内の学習内容を学習ファイルとして外
部記憶装置に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーワードによる文書
検索方法とその検索方法を用いた文書検索装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】検索対象文書中の任意の文字列によって
検索することができるフルテキストリサーチ方式の文書
検索装置が従来から知られていた。このフルテキストリ
サーチ方式の文書検索装置では、大量の検索対象文書を
高速に検索するために、前処理でインデックスを作成し
ている。このインデックスとは、全検索対象文書中から
全ての単語および文字を分離抽出し、これら単語および
文字が含まれている検索対象文書を表現したものであ
る。この他に、インデックスとしては、原文書そのもの
ではなく文書情報をインデックス化したものなどもあ
る。ユーザは、前処理で抽出した単語および文字を検索
キーとして入力したい場合は、このインデックスを参照
することで、高速に検索処理することができている。
【0003】一方、ユーザは、単語および文字の合成
語、文章などにより、自由に検索キーを入力することが
できる。このような自由な検索キーがユーザにより入力
された場合、上記フルテキストリサーチ方式の文書検索
装置では、その入力された検索キーを構成している単語
および文字を含んでいる文書については、前処理で作成
したインデックスを用いて検索することができるが、単
語および文字の隣接関係については原文書を直接参照し
て検索しなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従
来、文書検索装置としては、全検索対象文書中から抽出
した単語および文字、すなわちキーワードに対して、こ
れらキーワードが含まれている検索対象文書を表現した
インデックスを持つフルテキスト方式の文書検索装置が
一般的なものであった。
【0005】このフルテキスト方式の文書検索装置で
は、ユーザがインデックスに割り当てられているキーワ
ードで検索する場合は、検索処理速度に問題はない。し
かし、一般に、ユーザは任意の文字列を検索キーとして
検索を行う。この場合、ユーザの入力する検索キーを予
測してインデックスを作成することは不可能である。
【0006】従来のフルテキスト方式の文書検索装置
は、複数のキーワードから構成されている検索キーが入
力された場合、当該検索キーを構成している個々のキー
ワードを含む検索対象文書についてはインデックスを参
照することにより、高速に検索することができる。
【0007】次に、文書検索装置は、検索された全ての
検索対象文書について、当該文書中でのキーワードの隣
接関係を見なければならない。そこで、文書検索装置
は、入力された検索キーが原文書中に含まれている文書
を検索する。このとき、従来の文書検索装置では、原文
書またはこれをインデックス化したものを参照しなけれ
ばならないので、検索処理速度が遅くなるという問題点
があった。
【0008】さらに、検索キーは、検索対象文書または
ユーザによってほぼ決まっている場合があるが、従来の
文書検索装置では、複数のキーワードから構成される検
索キーが入力される毎に、上記したような一連の文書検
索処理が行われるので、検索処理速度が遅くなるという
問題点があった。
【0009】このように、同じ検索キーを入力しても次
回からの検索処理速度に反映されていないというのは大
きな問題点である。さらに、上記したような従来のフル
テキスト方式の文書検索装置では、検索対象文書の容量
が膨大になればなるほど、検索処理速度は遅くなる。
【0010】以上述べた通り、従来のフルテキスト方式
の文書検索装置では、任意の文字列で検索することは可
能であるが、検索処理速度が遅くなるという問題点があ
った。
【0011】本発明は、上記問題点を考慮してなされた
ものであり、その目的は、文書の検索処理速度を高くす
ることができる文書検索方法およびその装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、単
語、文字などのキーワードと、各キーワードを含む文書
の識別子との対応関係を示す情報を表現した第1のイン
デックス、および上記文書の識別子と、その識別子が付
与された文書に含まれる全キーワードの並びとの対応関
係を示す情報を表現した第2のインデックスを記憶する
ための記憶手段と、検索キーを入力する入力手段と、入
力された検索キーからキーワードを取り出すキーワード
抽出手段と、この取り出されたキーワードを含む全ての
文書の識別子を、上記記憶手段に記憶されている第1の
インデックスを用いて求める第1のキーワードマッチン
グ手段と、この得られた識別子を持つ全文書に対して、
各文書中における上記キーワードの隣接関係を上記記憶
手段に記憶されている第2のインデックスを用いて判断
し、この判断の結果、上記入力された検索キーと同じキ
ーワード列を含む文書の識別子を求める第2のキーワー
ドマッチング手段と、上記入力された検索キーがキーワ
ード列から構成されている場合、当該検索キーの文字列
を、第2のキーワードマッチング手段により得られた文
書の識別子とリンク付けて登録する学習手段と、再度検
索キーが入力されたときに、上記学習手段により登録さ
れた検索キーとのマッチングをとり、マッチングの結
果、上記入力された検索キーと同じ検索キーが登録され
ている場合は、その検索キーにリンク付けられている文
書の識別子を検索結果とする学習キーマッチング手段
と、上記第1のキーワードマッチング手段、上記第2の
キーワードマッチング手段または上記学習キーマッチン
グ手段により得られた文書の識別子を検索結果として出
力する検索回答手段とを設けた構成としたことを特徴と
する。
【0013】上記した構成においては、複数のキーワー
ドから構成される検索キーが入力手段により入力される
と、学習キーマッチング手段が当該検索キーが既に登録
済みの検索キーか否かを判断する。この判断の結果、入
力された検索キーが未登録である場合は、キーワード抽
出手段により当該検索キーを構成するキーワードがすべ
て取り出される。
【0014】すると、第1のキーワードマッチング手段
が、この取り出された各キーワード毎に、そのキーワー
ドを含むすべての文書の識別子を、記憶手段に記憶され
ている第1のインデックスを用いて求める。
【0015】つぎに、第2のキーワードマッチング手段
が、入力された検索キーから取り出されたすべてのキー
ワードについて、その各文書中における隣接関係(つま
り、キーワードの並び)を第2のインデックスを用いて
判断する。そして、この判断の結果、入力された検索キ
ーと同じキーワードの並びを持つ文書の識別子を検索結
果として検索回答手段に出力する。
【0016】検索回答手段が、得られた検索結果を出力
する。これと共に、学習手段が、当該検索キーを、第2
のキーワードマッチング手段により得られた検索結果
(この場合、当該検索キーを含む文書の識別子)と共に
登録する。
【0017】このようにして、複数のキーワードから構
成されている検索キーの登録は行われる。さて、次回以
降の検索の際に、既に登録済みの検索キー(以下学習キ
ーと称す)と同じ検索キーが入力手段により入力された
場合には、学習キーマッチング手段が、登録されてる学
習キーの中から、入力された検索キーと同じ文字列の学
習キーにリンクつけられて登録されている文書の識別子
を検索結果として検索回答手段に出力する。検索回答手
段は、得られた検索結果、すなわち文書の識別子を出力
する。
【0018】このように、1度入力されて検索が行われ
た検索キーをその検索結果とリンク付けて登録する学習
手段を設け、次回以降の検索の際、既に登録済みの検索
キーが再度入力されたときに、学習キーマッチング手段
がこの登録済みの検索キーを参照して、検索結果を得る
構成としたことにより、原文書参照などによるキーワー
ドの隣接関係を判断する必要が無いので、高速に文書の
検索処理ができる。
【0019】さらに、上記した構成においては、学習手
段により登録された検索キーを外部の記憶装置により保
存する構成とすることもできるが、この場合は、記憶で
きる検索キーの最大容量、すなわち登録できる検索キー
の最大数を設定する学習検索キー数設定手段をさらに設
け、登録できる検索キーの数を制限する構成とすること
により、記憶容量の無限増加を防ぐことができる。
【0020】さらにこの学習検索キー数設定手段に加え
て、上記学習手段により登録された検索キー(学習キ
ー)の数が同学習検索キー数設定手段により設定された
最大数を越えた場合に、登録されている内容を更新する
学習更新手段をさらに設け、使用頻度の高い検索キーに
よる文書の検索処理をより高速にする構成とすることも
できる。
【0021】このような構成の場合、登録できる検索キ
ーの数が制限されていることから、既に登録されている
検索キーを削除して新しい検索キーを登録するという処
理が行われるが、削除する検索キーの決定は、上記学習
キーマッチング手段により最後にマッチングが行われた
時刻、または上記学習キーマッチング手段により行われ
たマッチングの回数を基に行うようにすれば良い。
【0022】例えば、検索キー文字列とその検索キー文
字列を含む文書の識別子と共に、マッチング時刻を記録
するマッチング時刻記録手段を設け、学習更新手段が、
学習キーの中で、1番マッチング時刻の古い学習キーを
削除して新しい検索キーを登録する構成としても良い
し、または、検索キー文字列とその検索キーを含む文書
の識別子と共に、マッチング回数を記録するマッチング
回数記録手段を設け、学習更新手段が、学習キーの中
で、1番マッチング回数の少ない検索キーを削除して新
しい検索キーを登録する構成としても良い。
【0023】また、検索キーはユーザの検索意図により
異なる。よって、上記した構成において、学習した検索
キーをユーザ名で管理するユーザ学習管理手段をさらに
設け、ユーザ単位で学習内容を管理する構成とすること
により、検索キーの学習内容が他のユーザに悪影響を及
ぼさないようにすることができる。
【0024】以上本発明の構成によれば、1度入力した
検索キーを学習するようにしたことにより、次回の検索
から、学習済みの検索キーと同じ検索キーを入力する
と、1度目の検索より高速に文書を検索することができ
る。よって、検索処理時間が短縮されるので、作業効率
が向上する。よって、ユーザが同じ検索キーを多数回入
力する場合、ユーザの作業時間が大幅に短縮される。
【0025】また、学習できる検索キーの最大数を設定
することができるので、記録した検索キーの数が膨大に
なり検索装置の負担になることはない。このとき、学習
した検索キーの更新処理は、検索キーが入力された時
刻、または学習キーを参照した回数に基づいて行われ
る。これにより、学習キーの数を少なくする(制限す
る)ことで検索処理を高速にすることができ、かつ、最
新の検索キーを記録することで現在の検索に生かされ
る。このように、本発明の構成によれば、ユーザの検索
内容に応じて検索結果を自動的に学習するので、ユーザ
の作業効率は大幅に向上する。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (第1実施例)図1は本発明の第1実施例に係る自己学
習型文書検索装置の概略的な構成を示すブロック図であ
る。
【0027】図1において、自己学習型文書検索装置
は、学習内容、検索データなどを格納するための外部記
憶装置1、CPU、メモリから構成される制御装置2、
キーボードなどの入力装置3、およびテキストデータな
どを表示する出力装置4から構成される。
【0028】外部記憶装置1内には、検索対象文書中に
含まれているキーワードおよびキーワードの隣接関係を
現したインデックスを格納するためのインデックス領域
11および1度検索したキーワードの検索結果を登録す
るのに用いられる学習ファイルを格納するための学習フ
ァイル領域12が確保されている。
【0029】このうちインデックス領域11に格納され
るインデックスは、キーワードとそのキーワードが含ま
れている文書の番号(文書ID)を現したキーワードイ
ンデックスと、各文書IDに対してキーワードの並びを
現した連結インデックスとから構成されている。
【0030】キーワードインデックスは、図10に示す
ように、例えば「キーワード文字列」および「文書I
D」から構成されている。このキーワードインデックス
では、1つのキーワード文字列に対して、当該キーワー
ド文字列を含むすべての文書の文書ID(文書番号)が
登録されている。図10の例では、キーワード文字列
「文書」は、文書ID「1,2,5,7,…」を持つ文
書に含まれていることを現している。
【0031】連結インデックスは、図11に示すよう
に、例えば「文書ID」および「内容」から構成されて
いる。この「内容」は、「文書ID」で示される文書中
の文章である。「内容」の文章には、キーワードインデ
ックスに登録されているキーワード単位にセパレータが
挿入されている。図11の例では、文書ID「5」の文
章は、内容「そこで/、/文書/検索/システム/…」
(「/」はセパレータを示す)であることを現してい
る。
【0032】このキーワードインデックスおよび連結イ
ンデックスは、それぞれインデックス領域11内に確保
されたキーワードインデックス領域111および連結イ
ンデックス112に格納される。
【0033】つぎに図1の制御装置2の詳細を説明す
る。図2および図3は、図1中の制御装置2の構成を
(作図の都合上)分割して示すもので、端子241〜2
49(物理的に存在するものではない)により互いに接
続されているものとする。
【0034】制御装置2は、図2および図3に示すよう
に、制御部200、初期化部201、入力部202、出
力部203、インデックス読込部204、キーワード抽
出部205、キーワードマッチング部206、連結キー
ワードマッチング部207、検索回答部208、学習部
209、学習読込部210、学習書込部211、学習キ
ーマッチング部212、学習検索キー数設定部213、
学習更新部214、マッチング時刻記録部215、マッ
チング回数記録部216、およびユーザ管理部217の
各処理部と、検索キー文字列バッファ部231、キーワ
ードバッファ部232、キーワードマッチングバッファ
部233、検索回答バッファ部234、学習記録バッフ
ァ部235、インデックスバッファ部236、学習検索
キー数バッファ部237、およびユーザ管理バッファ部
238の各バッファ部とから構成されている。
【0035】制御部200は、制御装置2内の各処理部
の制御を行う。初期化部201は、制御装置2内の各バ
ッファ部の初期化を行う。入力部202は、図1の入力
装置3からのユーザの任意のキーワードから構成されて
いる検索キーの入力、本検索装置の操作指示を行う。入
力部202は、入力装置3から入力された検索キーを検
索キー文字列バッファ部231に格納する。
【0036】出力部203は、入力部202により入力
された検索キー、検索結果、原文書の内容などを図1の
出力装置4に出力する。インデックス読込部204は、
図1の外部記憶装置1に格納されている文書の文書ID
(文書番号)を読み込む。
【0037】キーワード抽出部205は、検索キー文字
列バッファ部231に格納されているユーザが入力した
検索キーをキーワード単位に切り出す。キーワードマッ
チング部206は、キーワード抽出部205により切り
出された各キーワード(入力された検索キーを構成して
いるキーワード)を含んでいるすべての文書の文書ID
を抽出する。キーワードマッチング部206は、抽出し
た文書IDをキーワードマッチングバッファ部233に
格納する。
【0038】連結キーワードマッチング部207は、キ
ーワードマッチング部206により抽出された文書ID
の中から、入力された検索キーと同じキーワード列が含
まれている文書の文書IDを抽出する。連結キーワード
マッチング部207は、抽出した文書IDを検索回答バ
ッファ部234に格納する。
【0039】検索回答部208は、連結キーワードマッ
チング部207により検索回答として抽出された文書I
Dを得る。検索回答部208は、文書IDを制御部20
0に出力する。
【0040】学習部209は、入力部202により入力
された検索キー(検索キー文字列)と、連結キーワード
マッチング部207により検索回答として抽出された文
書IDとをリンク付ける。学習部209は、文書IDを
リンク付けた検索キー文字列を学習記録バッファ部23
5に格納する。
【0041】学習読込部210は、図1の外部記憶装置
1に格納されている学習ファイルを読み込んで、学習記
録バッファ部235に格納する。学習書込部211は、
学習記録バッファ部235に格納されている情報を学習
ファイルとして図1の外部記憶装置1に格納する。
【0042】学習キーマッチング部212は、ユーザに
より入力された検索キーおよびその検索キーを構成して
いるキーワードが学習記録バッファ部235に登録され
ているか否かを判断する。
【0043】学習検索キー数設定部213は、学習記録
バッファ部235に登録する検索キーの最大数を設定す
る。学習更新部214は、新しい検索キーの登録の際
に、学習記録バッファ部235に登録されている検索キ
ーの数が学習検索キー数設定部213で設定された最大
数を越える場合に、学習記録バッファ部235の内容を
削除した後、新しい検索キーとその検索結果とをリンク
付けて学習記録バッファ部235に登録する。
【0044】マッチング時刻記録部215は、入力され
た検索キー文字列が学習部209により当該検索キーを
含む文書IDとリンク付けて学習記録バッファ部235
に格納されるときに、学習部209の起動時刻(時刻を
示す情報)をリンクつけて学習記録バッファ部235に
格納する。また、マッチング時刻記録部215は、入力
された検索キーが学習キーマッチング部212により学
習記録バッファ部235に登録されていると判断された
場合に、学習記録バッファ部235内の当該検索キー文
字列にリンクつけられている時刻を現時刻に書き換え
る。
【0045】マッチング回数記録部216は、入力され
た検索キーが当該検索キーを含む文書IDとリンク付け
て学習部209により学習記録バッファ部235に格納
されるときに、当該検索キーにマッチング回数の初期値
をリンク付けて学習記録バッファ部235に格納する。
マッチング回数記録部216は、入力された検索キー文
字列が学習キーマッチング部212により学習記録バッ
ファ部235に登録されていると判断された場合に、学
習記録バッファ部235内の当該検索キー文字列にリン
ク付けられているマッチング回数の加算(更新)をす
る。
【0046】ユーザ管理部217は、図1の外部記憶装
置1から学習記録バッファ部235への学習ファイルの
読み込み、および学習記録バッファ部235から外部記
憶装置1への書き込みの各処理をユーザ名に応じて行
う。
【0047】つぎに上記した構成の自己学習型文書検索
装置の検索キーを学習する場合での文書検索処理を図4
のフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、
入力された検索キーが未登録であるとする。
【0048】まず、制御装置2内の制御部200は初期
化部201を起動する。初期化部201は各バッファ部
を初期化する(ステップS301)。つぎに、制御部2
00はインデックス読込部204を起動する。インデッ
クス読込部204は、検索対象文書中に含まれているキ
ーワードおよびそのキーワードの隣接関係を現したイン
デックスを図1の外部記憶装置1のインデックス領域1
1から読み込み、読み込んだインデックスをインデック
スバッファ部236に格納する(ステップS302)。
【0049】つぎに、制御部200は、入力部202を
起動する。すると、ユーザは、入力部202からの操作
指示に従い、図1の入力装置3を用いて検索キーを入力
する。ここでは検索キーとして「文書検索システム」が
入力されたものとする。
【0050】入力部202は、入力装置3から入力され
た検索キーの文字列(検索キー文字列)「文書検索シス
テム」を、図12に示すように検索キー文字列バッファ
部231に格納する(ステップS303)。
【0051】つぎに、制御部200は、学習キーマッチ
ング部212を起動する。学習キーマッチング部212
は、検索キー文字列バッファ部231内の検索キー文字
列「文書検索システム」が学習記録バッファ部235内
に登録されているか否を判断する(ステップS303
a)。
【0052】ここでは、検索キー文字列「文書検索シス
テム」が未登録なので、学習キーマッチング部212
は、その旨(入力された検索キー文字列が未登録である
こと)を制御部200に通告する。
【0053】すると、制御部200は、キーワード抽出
部205を起動する。キーワード抽出部205は、検索
キー文字列バッファ部231に格納されている検索キー
文字列「文書検索システム」からキーワードインデック
スに登録されているキーワード、学習記録バッファ部2
35に登録されている検索キーの単位でキーワードの切
り出しを行い(ステップS304)、切り出したキーワ
ードをキーワードバッファ部232に格納する。この例
では、検索キー文字列「文書検索システム」から「文
書」、「検索」および「システム」の各キーワードが切
り出され、図13に示すようにキーワードバッファ部2
32に格納される。
【0054】つぎに、制御部200は、キーワードマッ
チング部206および連結キーワードマッチング部20
7を用いて、検索キーと検索対象文書とのマッチング処
理を行う(ステップS305)。このマッチング処理の
詳細を以下に示す。
【0055】制御部200は、まず、キーワードマッチ
ング部206を起動する。キーワードマッチング部20
6は、キーワードバッファ部232に格納されているキ
ーワードを基に、インデックスバッファ部232に格納
されているキーワードインデックスおよび学習記録バッ
ファ部235内を参照して、検索キーを構成しているキ
ーワードを含むすべての文書の文書IDを得る。
【0056】つぎに、キーワードマッチング部206
は、得られた文書IDをキーワードマッチングバッファ
部233に格納する。この例では、「文書」、「検索」
および「システム」の3つのキーワードを含む文書の文
書ID「5,10,11,…」が得られ、図14に示す
ようにキーワードマッチングバッファ部233に格納さ
れる。
【0057】つぎに、制御部200は、連結キーワード
マッチング部207を起動する。連結キーワードマッチ
ング部207は、キーワードマッチングバッファ部23
3に格納されている文書IDを基に、インデックスバッ
ファ部236に格納されている連結インデックスを参照
して、検索キー文字列を含む文書の文書IDを得る。
【0058】連結キーワードマッチング部207は、得
られた文書IDを検索回答バッファ部234に格納す
る。この例では、検索キー文字列「文書/検索/システ
ム」を含む文書の文書ID「5,10,11」が得ら
れ、図15に示すように検索回答バッファ部234に格
納される。
【0059】つぎに、制御部200は、検索回答部20
8を起動する。検索回答部208は、検索回答バッファ
部234に格納されている文書IDを検索結果(回答)
として、制御部200を介して出力部203に出力す
る。
【0060】出力部203は、検索回答部208で得ら
れた検索結果(回答)を図1の出力装置4に出力する
(ステップS306)。つぎに、制御部200は、学習
部209を起動する。
【0061】学習部209は、検索キー文字列バッファ
部231に格納されている検索キー文字列「文書検索シ
ステム」と、検索回答バッファ部234に格納されてい
る文書ID「5,10,11」をリンク付けて、学習記
録バッファ部235に格納する(ステップS307)。
学習記録バッファ部235内は、図16に示すように、
「検索キー文字列」を記録するための領域、「フラグ」
を記録するための領域および「回答ID」を記録するた
めの領域から構成されている。この「フラグ」を記録す
るための領域は、検索キーの学習記録に関する付加情報
を格納するための補助領域である。
【0062】学習部209による学習記録バッファ部2
35への検索キーの登録が終了すると、制御部200
は、検索を継続するか否かを判断する(ステップS30
8)。ここで検索を継続する場合は、制御部200は、
再度初期化部201に学習記録バッファ部235以外の
バッファ部の初期化をさせる。
【0063】一方、ステップS308での判断の結果、
検索を継続しない場合は、制御部200は検索処理を終
了する。以上により、検索キー「文書検索システム」の
学習が完了する。
【0064】つぎに、登録済みの検索キーが入力された
場合の動作を説明する。ここでは、ステップS308で
検索続行であると判断され、再度検索キー文字列「文書
検索システム」が入力されたものとする(ステップS3
08,S303)。
【0065】すると、今度は学習キーマッチング部21
2は、学習記録バッファ部235内に登録されている検
索キー「文書検索システム」が登録されているか否かを
判断する(ステップS303a)。
【0066】このとき学習記録バッファ部235内に
は、図16に示したように、検索キー「文書検索システ
ム」にリンク付けて文書ID「5」,「10」,「1
1」が登録されているので、学習キーマッチング部21
2は、文書ID「5」,「10」,「11」を検索結果
として検索回答バッファ部234に格納する。
【0067】すると、検索回答部208は、検索回答バ
ッファ部234内の文書IDを検索結果(回答)とし
て、制御部200を介して出力部203に出力する。出
力部203は、検索回答部208で得られた検索結果
(回答)を図1の出力装置4に出力する(ステップS3
03b)。
【0068】以下、ステップS308で制御部200が
検索を続けると判断すれば、新しい検索キーでの検索を
続行し、そうでなければ検索処理を終了する。 (第2実施例)本実施例は、1度学習した検索結果を外
部記憶装置1内に学習ファイルとして記憶しておき、再
度同じ検索キーが入力された場合に、この学習ファイル
を用いて検索を行うようにしたものである。
【0069】なお、本実施例における自己学習型文書検
索装置の基本構成は、図1、図2および図3に示したも
のと同じであるので、説明を省略する。以下、本実施例
における自己学習型文書検索装置の動作を図5のフロー
チャートを用いて説明する。
【0070】まず、初期化部201が、制御装置2内の
各バッファ部を初期化する(ステップS401)。イン
デックス読込部204は、図1の外部記憶装置1内のイ
ンデックス領域11からインデックスを読み込み(ステ
ップS402)、読み込んだインデックスをインデック
スバッファ部236に格納する。
【0071】つづいて、初期化部201が、図1の外部
記憶装置1内に学習ファイルがあるか否かを判断する
(ステップS403)。外部記憶装置1内に学習ファイ
ルがあれば、学習読込部210が外部記憶装置1内の学
習ファイル領域12から学習ファイルを読み込み(ステ
ップS404)、読み込んだ学習ファイルを学習記録バ
ッファ部235に格納する。
【0072】ステップS403で外部記憶装置1内に学
習ファイルがないと初期化部201により判断されれ
ば、入力部202が検索キーを入力する(ステップS4
05)。
【0073】ここで、ステップS405に後続する図5
のステップS405a〜S410の処理は、図4のステ
ップS303a〜S308の処理、すなわち第1実施例
における処理と同じであるので、説明を省略する。
【0074】さて、ステップS410では、制御部20
0により検索を継続するか否かが判断される。ここで検
索を継続しないと判断されると、学習書込部210が学
習記録バッファ部235に格納されている情報を学習フ
ァイルとして図1の外部記憶装置1に格納し(ステップ
S411)、本処理を終了する。 (第3実施例)本実施例は、学習する検索キー(学習キ
ー)の最大数を予め設定することにより、学習できる検
索キーの数を管理するようにしたものである。
【0075】なお、本実施例における自己学習型文書検
索装置の基本構成も、図1、図2および図3に示したも
のと同じであるので、説明を省略する。以下、本実施例
における自己学習型文書検索装置の動作を図6のフロー
チャートを用いて説明する。
【0076】まず、初期化部201が、制御装置2内の
各バッファ部を初期化する(ステップS501)。つぎ
に、学習検索キー数設定部213が、ユーザが入力した
学習する検索キーの最大数(学習MAX値)を設定し、
図17に示すように学習検索キー数バッファ部237に
格納する(ステップS502)。図17の例では、最大
数が200個に設定されている。
【0077】インデックス読込部204は、図1の外部
記憶装置1内のインデックス領域11からインデックス
を読み込み(ステップS503)、読み込んだインデッ
クスをインデックスバッファ部236に格納する。
【0078】つづいて、初期化部201が、図1の外部
記憶装置1内に学習ファイルがあるか否かを判断する
(ステップS504)。外部記憶装置1内に学習ファイ
ルがあれば、学習読込部210が外部記憶装置1内の学
習ファイル領域12から学習ファイルを読み込み(ステ
ップS505)、読み込んだ学習ファイルを学習記録バ
ッファ部235に格納する。
【0079】一方、ステップS504で外部記憶装置1
内に学習ファイルがないと初期化部201により判断さ
れれば、入力部202が検索キーを入力する(ステップ
S506)。
【0080】ここでステップS505に後続する図6の
ステップS506〜S509の処理は、図4のステップ
S303〜S306の処理、すなわち第1実施例におけ
る処理と同じであるので、説明を省略する。
【0081】さて、ステップS509では、検索回答部
208にて得られた検索結果(回答)が出力部203に
より図1の出力装置4に出力される。すると、制御部2
00により学習更新部214が起動され、学習更新部2
14は、学習記録バッファ部235に格納されている検
索キー(学習キー)の数が学習検索キー数バッファ部2
37に格納されている最大数以下か否かを判断する(ス
テップS510)。
【0082】学習キーの登録数が最大数以下であれば、
学習部209は、新しい検索キーと検索回答結果とをリ
ンク付けて学習記録バッファ部235に追加登録する
(ステップS511)。
【0083】一方、ステップS510で学習キーの登録
数が最大数を越えていれば、ステップS512に進む。
ステップS512,S513での処理は、図5のステッ
プS410,S411の処理と同じであるの説明を省略
する。 (第4実施例)本実施例は、学習した検索キー(学習キ
ー)の数が予め設定された数を越えたときに、学習キー
の中で最も過去に学習された学習キーを削除して、新し
い検索キーを学習するようにしたものである。
【0084】なお、本実施例における自己学習型文書検
索装置の基本構成も、図1、図2および図3に示したも
のと同じであるので、説明を省略する。本実施例におけ
る自己学習型文書検索装置の動作を図7のフローチャー
トを用いて説明する。
【0085】ここで、ステップS601〜S605まで
の処理は、図6のステップS501〜S505の処理、
すなわち第3実施例における処理と概ね同じであるの
で、説明を省略する。
【0086】さらに、ステップS605に後続する図7
のステップS606〜S609の処理は、図4のステッ
プS303〜S306までの処理、すなわち第1実施例
における処理と概ね同じであるので、説明を省略する。
【0087】ただし、ステップS606aでは、図4の
ステップS303aでの学習キーマッチング部212に
よる学習キーマッチング処理に加えて、マッチング時刻
記録部215が、学習記録バッファ部235内で、マッ
チングした検索キー文字列にリンク付けられている時刻
を現時刻(マッチング時刻)に書き換える処理を行う。
【0088】さて、ステップS609では、検索回答部
208にて得られた検索結果(回答)が出力部203に
より図1の出力装置4に出力される。すると、制御部2
00により学習更新部214部が起動され、学習更新部
214は、学習記録バッファ部235に格納されている
検索キー(学習キー)の数が学習検索キー数バッファ部
237に格納されている最大数以下か否かを判断する
(ステップS610)。
【0089】ここで、学習キーの数が最大数以下であれ
ば、学習部209が、新しい検索キーと検索回答結果と
をリンク付けて学習記録バッファ部235に追加登録す
る(ステップS611)。つぎに、マッチング時刻記録
部215が、現在の時刻を当該検索キーにリンク付けて
学習記録バッファ部235に記録する(ステップS61
2)。このときの学習記録バッファ部235内の様子を
図19に示す。
【0090】図に示す例では、学習記録バッファ部23
5は、検索キー文字列を記録するための領域(検索キー
文字列記録領域)、最終マッチング時刻を記録するため
の領域(最終マッチング時刻記録領域)、およびテキス
トID(文書ID)を記録するための領域(テキストI
D記録領域)から構成されている。
【0091】テキストID記録領域には、各文書ID
(テキストID)毎にビット列が割り当てられている。
そして、文書が検索キー文字列を含んでいれば、テキス
トID記録領域の当該文書の文書ID(テキストID)
に割り当てられているビットに「1」が記録され、含ん
でいなければ当該ビットに「0」が記録されるようにな
っている。なお、図の例では、作図の都合上文書ID
「1」〜「9」までについてのみビット列が割り当てら
れているが、実際はすべての文書の文書IDについてビ
ット列が割り当てられている。
【0092】また、最終マッチング時刻記録領域には、
各検索キー文字列毎に、学習キーマッチング部212に
よるマッチング処理の際に最後にマッチングした時刻
(最終マッチング時刻)が各検索キー文字列毎に記録さ
れる。
【0093】一方、ステップS610での学習更新部2
14による判断の結果、学習キーの登録数が最大数を越
えていれば、同更新部214は、学習記録バッファ部2
35に格納されている各検索キーをそのマッチング時刻
によりソート(分類)する(ステップS613)。
【0094】マッチング時刻によるソート(分類)が完
了すると、学習更新部214が、学習記録バッファ部2
35に登録されている検索キーの中で、一番古いマッチ
ング時刻(最終アクセス時刻)を持つ検索キーを学習記
録バッファ部235から削除した後、新しい検索キーと
その検索回答結果とをリンク付けて学習記録バッファ部
235に登録する(ステップS614)。
【0095】つぎに、マッチング時刻記録部215が、
学習記録バッファ部235に登録された検索キー文字列
にリンク付けて現時刻を記録する(ステップS61
2)。ステップS615,S616での処理は、図5の
ステップS410,S411の処理と同じであるので、
説明を省略する。 (第5実施例)本実施例は、学習キーの数が予め設定さ
れた数を越えたときに、学習キーの中で最もアクセス回
数の少ない学習キーを削除して、新しい検索キーを学習
するようにしたものである。
【0096】なお、本実施例における自己学習型文書検
索装置の基本構成も、図1、図2および図3に示したも
のと同じであるので、説明を省略する。本実施例におけ
る自己学習型文書検索装置の動作を図8のフローチャー
トを用いて説明する。
【0097】ここで、ステップS701〜S705まで
の処理は図6のステップS501〜S505の処理、す
なわち第3実施例における処理と概ね同じであるので、
説明を省略する。
【0098】さらに、ステップS705に続くステップ
S706〜S709の処理は、図4のステップS303
〜S306までの処理、すなわち第1実施例における処
理と同じであるので、説明を省略する。
【0099】ただし、ステップS706aでは、図4の
ステップ303aでの学習キーマッチング部212によ
る学習キーマッチング処理に加えて、マッチング回数記
録部216が、学習記録バッファ部235内でマッチン
グした検索キー文字列にリンク付けられているマッチン
グ回数(アクセス回数)を「1」加算する処理を行う。
【0100】さて、ステップS709では、検索回答部
208にて得られた検索結果(回答)が出力部203に
より図1の出力装置4に出力される。すると、制御部2
00により学習更新部214部が起動され、学習更新部
214は、学習記録バッファ部235に格納されている
検索キー(学習キー)の数が学習検索キー数バッファ部
237に格納されている最大数以下か否かを判断する
(ステップS710)。
【0101】ここで、学習キーの数が最大数以下であれ
ば、学習部209が、新しい検索キーと検索回答結果と
をリンク付けて学習記録バッファ部235に追加登録す
る(ステップS711)。つぎに、マッチング回数記録
部216は、マッチング回数「1」を当該検索キーにリ
ンク付けて学習記録バッファ部235に記録する(ステ
ップS712)。このときの学習記録バッファ部235
内の様子を図20に示す。
【0102】図に示す例では、学習記録バッファ部23
5は、検索キー文字列を記録するための領域(検索キー
文字列記録領域)、最終マッチング回数を記録するため
の領域(最終マッチング回数記録領域)、およびテキス
トID(文書ID)を記録するための領域(テキストI
D記録領域)から構成されている。
【0103】テキストID記録領域には、各文書ID
(テキストID)毎にビット列が割り当てられている。
そして、文書が検索キー文字列を含んでいれば、テキス
トID記録領域の当該文書の文書ID(テキストID)
に割り当てられているビットに「1」が記録され、含ん
でいなければ当該ビットに「0」が記録されるようにな
っている。なお、図の例では、作図の都合上文書ID
「1」〜「9」までについてのみビット列が割り当てら
れているが、実際はすべての文書の文書IDについてビ
ット列が割り当てられている。
【0104】また、最終マッチング回数記録領域には、
各検索キー文字列毎に、学習キーマッチング部212に
よるマッチング処理の際に最後にマッチングした回数が
記録される。
【0105】一方、ステップS710での学習更新部2
14による判断の結果、学習キーの数が最大数を越えて
いれば、同更新部214は、学習記録バッファ部235
に登録されている各検索キーをそのマッチング回数によ
りソート(分類)する(ステップS713)。
【0106】マッチング回数によるソート(分類)が完
了すると、学習更新部214は、学習記録バッファ部2
35に登録されている検索キーの中で、一番古いマッチ
ング時刻を持つ検索キーを学習記録バッファ部235か
ら削除した後、新しい検索キーとその検索回答結果とを
リンク付けて学習記録バッファ部235に登録する(ス
テップS714)。
【0107】ステップS714に後続するステップS7
15,S716での処理は、図5のステップS410,
S411の処理と同じであるので、説明を省略する。 (第6実施例)本実施例は、ユーザ別に学習内容を管理
するようにしたものである。
【0108】なお、本実施例における自己学習型文書検
索装置の基本構成も、図1、図2および図3に示したも
のと同じであるので、説明を省略する。本実施例におけ
る自己学習型文書検索装置の動作を図9のフローチャー
トを用いて説明する。
【0109】まず、初期化部201が各バッファ部を初
期化する(ステップS801)。つぎに、インデックス
読込部204が、図1の外部記憶装置1から検索対象文
書中に含まれているキーワードの隣接関係を現したイン
デックスを読み込む(ステップ802)。
【0110】インデックスの読み込みが終了すると、制
御部200はユーザ管理部217を起動する。ユーザ管
理部217が、図1の入力装置3により入力された現ユ
ーザ名(現在装置を操作しているユーザのコード)、例
えば「owner」を図18に示すようにユーザ管理バ
ッファ部238に格納する(ステップS803)。
【0111】つぎに、インデックス読込部204が、図
1の外部記憶装置1内に、ユーザ管理バッファ部238
に格納されているユーザ名「owner」が付与されて
いる学習ファイル(ユーザファイル)があるか否かを判
断する(ステップS804)。
【0112】判断の結果、ユーザファイルがあれば、イ
ンデックス読込部204が同ファイルを読み込み、読み
込んだユーザファイルをインデックスバッファ部236
に格納した後(ステップS805)、ステップS806
へと進み、ユーザファイルがなければ、そのままステッ
プS806へと進む。
【0113】ここで、ステップS805に後続する図9
のステップS806〜S811での処理は、図4のステ
ップS303〜S308での処理と同じ、すなわち第1
実施例での処理と同じであるので説明を省略する。
【0114】さて、ステップS811では、制御部20
0により検索を継続するか否かが判断される。ここで、
新しい検索キーでの文書の検索を継続しない(検索を終
了する)と判断されると、学習書込部210が、学習記
録バッファ部235に格納されている情報に、ユーザ管
理バッファ部238に格納されているユーザ名「own
er」を付与したユーザファイルを、図1の外部記憶装
置1内の学習ファイル領域12に格納し(ステップS8
12)、本処理を終了する。
【0115】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザが1度入力した
検索キーとその検索回答結果とを自動的に学習するよう
にしたことにより、2度目に同じ検索キーを入力すると
1度目の検索より高速に検索回答結果を出力することが
できる。よって、ユーザの検索作業効率も大幅に向上す
る。
【0116】さらに、学習可能な検索キーの最大数が設
定でき、また、学習した検索キーへのマッチング回数、
またはマッチング時刻に基づいて学習内容の更新が行わ
れるので、学習機能は常に最適化される。
【0117】また、本発明によれば、学習する検索キー
がユーザ単位に管理されるので、検索環境は常にユーザ
に対応する。このように、本発明によれば、文書検索時
のユーザの作業負担を大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す自己学習型文書検索装置
のブロック構成図。
【図2】図1の制御装置2の一部の詳細な構成を示すブ
ロック図。
【図3】図1の制御装置2の残り部分の詳細な構成を示
すブロック図。
【図4】検索キーを学習する場合での文書検索処理を説
明するためのフローチャート。
【図5】学習内容を記憶する場合での文書検索処理を説
明するためのフローチャート。
【図6】学習内容を自動的に更新する場合での文書検索
処理を説明するためのフローチャート。
【図7】学習した検索キーへのアクセス時刻を利用して
学習内容を自動更新する場合での文書検索処理を説明す
るためのフローチャート。
【図8】学習した検索キーへのマッチング回数を利用し
て学習内容を自動更新する場合での文書検索処理を説明
するためのフローチャート。
【図9】学習した検索キーをユーザ別に管理する場合で
の文書検索処理を説明するためのフローチャート。
【図10】図1の外部記憶装置1に格納されているキー
ワードインデックスのデータ構造の一例を示す図。
【図11】図1の外部記憶装置1に格納されている連結
インデックスのデータ構造の一例を示す図。
【図12】図3の検索キー文字列バッファ部231内で
の検索キー文字列の格納例を示す図。
【図13】図3のキーワードバッファ部232内でのキ
ーワードの格納例を示す図。
【図14】図3のキーワードマッチングバッファ部23
3内での文書IDの格納例を示す図。
【図15】図3の検索回答バッファ部234内での検索
回答の格納例を示す図。
【図16】図3の学習記録バッファ部235内での学習
内容の格納例を示す図。
【図17】図2の学習検索キー数バッファ部237内で
の学習できる検索キーの最大数の設定例を示す図。
【図18】図2のユーザ管理バッファ部238内でのユ
ーザ名の格納例を示す図。
【図19】学習キーにマッチング時刻を付加した場合の
学習記録バッファ部235内でのデータ格納例を示す
図。
【図20】学習キーにマッチング回数を付加した場合の
学習記録バッファ部235内でのデータ格納例を示す
図。
【符号の説明】
1…外部記憶装置、2…制御装置、3…入力装置、4…
出力装置、200…制御部、201…初期化部、202
…入力部、203…出力部、204…インデックス読込
部、205…キーワード抽出部、206…キーワードマ
ッチング部(第1のキーワードマッチング手段)、20
7…連結キーワードマッチング部(第2のキーワードマ
ッチング手段)、208…検索回答部、209…学習
部、210…学習読込部、211…学習書込部、212
…学習キーマッチング部、213…学習検索キー数設定
部、214…学習更新部、215…マッチング時刻記録
部、216…マッチング回数記録部、217…ユーザ学
習管理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中本 幸夫 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュ―タエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 野上 謙一 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュ―タエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 尾崎 敏宏 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュ―タエンジニアリング株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書中に含まれる単語、文字などのキー
    ワードから構成される検索キーにより文書を検索する文
    書検索方法であって、 入力された検索キーを含む文書を抽出して出力し、 この出力された文書と入力された検索キーとをリンク付
    けて学習した後、再度同じ検索キーが入力されたとき
    に、 当該検索キーと前記学習された検索キーとのマッチング
    を取り、前記学習された検索キーにリンク付けられてい
    る文書を出力することを特徴とする自己学習型文書検索
    方法。
  2. 【請求項2】 文書中に含まれる単語、文字などのキー
    ワードから構成される検索キーにより文書を検索する文
    書検索装置において、 前記検索キーを入力する入力手段と、 文書を直接参照して、前記入力手段により入力された検
    索キーと同じ構成をなしているキーワード列を含む文書
    を抽出する第1のキーマッチング手段と、 前記第1のキーマッチング手段により得られた検索結果
    を用いて、前記検索キーの文字列を、前記第1のキーマ
    ッチング手段により抽出された前記文書とリンク付けて
    登録する学習手段と、 再度検索キーが入力されたときに、前記学習手段により
    登録された検索キーとのマッチングをとり、入力された
    検索キーと同じ検索キーが登録されている場合は、その
    検索キーにリンク付けられている文書を検索結果とする
    第2のキーマッチング手段と、 前記第1のキーマッチング手段または前記第2のキーマ
    ッチング手段により得られた検索結果を出力する検索回
    答手段と、 を具備することを特徴とする自己学習型文書検索装置。
  3. 【請求項3】 文書中に含まれる単語、文字などのキー
    ワードから構成される検索キーにより文書を検索する文
    書検索装置において、 前記キーワードと、各キーワードを含む文書の識別子と
    の対応関係を示す情報を表現した第1のインデックス、
    および前記文書の識別子と、その識別子が付与された文
    書に含まれる全キーワードの並びとの対応関係を示す情
    報を表現した第2のインデックスを記憶するための記憶
    手段と、 前記検索キーを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された前記検索キーからキーワ
    ードを取り出すキーワード抽出手段と、 前記キーワード抽出手段により前記検索キーから取り出
    されたキーワードを含む全ての文書の識別子を、前記記
    憶手段に記憶されている前記第1のインデックスを用い
    て求める第1のキーワードマッチング手段と、 前記第1のキーワードマッチング手段により得られた識
    別子を持つ全文書に対して、各文書中における前記キー
    ワードの隣接関係を前記記憶手段に記憶されている前記
    第2のインデックスを用いて判断し、この判断の結果、
    前記入力された検索キーと同じキーワード列を含む文書
    の識別子を求める第2のキーワードマッチング手段と、 前記入力手段により入力された前記検索キーがキーワー
    ド列から構成されている場合、当該検索キーの文字列
    を、第2のキーワードマッチング手段により得られた文
    書の識別子とリンク付けて登録する学習手段と、 再度検索キーが入力されたときに、前記学習手段により
    登録された検索キーとのマッチングをとり、マッチング
    の結果、前記入力された検索キーと同じ検索キーが登録
    されている場合は、その検索キーにリンク付けられてい
    る文書の識別子を検索結果とする学習キーマッチング手
    段と、段と、 前記第1のキーワードマッチング手段、前記第2のキー
    ワードマッチング手段または前記学習キーマッチング手
    段により得られた文書の識別子を検索結果として出力す
    る検索回答手段と、 を具備することを特徴とする自己学習型文書検索装置。
  4. 【請求項4】 前記学習手段により登録される検索キー
    の最大数を外部指示に応じて設定する学習検索キー数設
    定手段と、 前記学習手段により登録された検索キーの数が前記学習
    検索キー数設定手段により設定された最大数を超える場
    合、すでに登録されている検索キーを少なくとも1つ削
    除して、新しい検索キーを登録する学習更新手段と、 をさらにを具備したことを特徴とする請求項3記載の自
    己学習型文書検索装置。
  5. 【請求項5】 前記学習手段による検索キー登録の際に
    は、検索キーに前記学習手段の起動時刻も合わせて登録
    し、 前記学習キーマッチング手段によるマッチングの際に
    は、前記入力手段により入力された検索キーが前記学習
    手段によりすでに登録されていれば、当該検索キーにリ
    ンク付けられている時刻を、前記学習キーマッチング手
    段が起動された時刻に更新するマッチング時刻記録手段
    をさらに具備し、 前記学習更新手段は、前記学習手段により登録された検
    索キーの数が前記学習検索キー数設定手段によって設定
    された最大数を超える場合、各検索キーにリンク付けら
    れている時刻を基に、削除すべき検索キーを決定し、そ
    の決定した検索キーを削除して、新しい検索キーを登録
    することを特徴とする請求項4記載の自己学習型文書検
    索装置。
  6. 【請求項6】 前記学習手段による検索キー登録の際
    に、マッチング回数も合わせて登録し、 前記学習キーマッチング手段によるマッチングの際に、
    入力手段により入力された検索キーが前記学習手段によ
    り既に登録されている場合、検索キーにリンク付けられ
    ているマッチング回数を記録するマッチング回数記録手
    段をさらに具備し、 前記学習更新手段は、前記学習手段により登録されてい
    る検索キーの数が前記学習検索キー数設定手段によって
    設定された最大数を超える場合、各検索キーにリンク付
    けられているマッチング回数を基に削除すべき検索キー
    を決定し、その決定した検索キーを削除して、新しい検
    索キーを登録することを特徴とする請求項4記載の自己
    学習型文書検索装置。
  7. 【請求項7】 前記学習手段によって登録された検索キ
    ーを含む情報をユーザ単位に管理するユーザ学習管理手
    段をさらに具備することを特徴とする請求項2乃至請求
    項6のいずれかに記載の自己学習型文書検索装置。
JP5327190A 1993-12-24 1993-12-24 自己学習型文書検索方法およびその検索装置 Pending JPH07182353A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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