JPH07180805A - 流動層ボイラ - Google Patents
流動層ボイラInfo
- Publication number
- JPH07180805A JPH07180805A JP32263293A JP32263293A JPH07180805A JP H07180805 A JPH07180805 A JP H07180805A JP 32263293 A JP32263293 A JP 32263293A JP 32263293 A JP32263293 A JP 32263293A JP H07180805 A JPH07180805 A JP H07180805A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluidized bed
- circulating
- circulating particle
- reservoir
- unburned coal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ループシール、リザーバー、外部熱交換器等
の循環粒子留に停滞している未燃炭の再循環を促進する
流動層ボイラを提供する。 【構成】 流動層ボイラに併設したループシール、リザ
ーバー、外部熱交換器等の循環粒子留6に未燃炭再循環
吸出管15を設けると共に、その入口を循環粒子留6の
天井6aと循環粒子レベル13との下半分のレベルに開
口させた。
の循環粒子留に停滞している未燃炭の再循環を促進する
流動層ボイラを提供する。 【構成】 流動層ボイラに併設したループシール、リザ
ーバー、外部熱交換器等の循環粒子留6に未燃炭再循環
吸出管15を設けると共に、その入口を循環粒子留6の
天井6aと循環粒子レベル13との下半分のレベルに開
口させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動層ボイラ、特に、
ループシール、リザーバー、外部熱交換器等の循環粒子
留内に滞留している未燃炭の循環を促進するようにした
流動層ボイラに関する。
ループシール、リザーバー、外部熱交換器等の循環粒子
留内に滞留している未燃炭の循環を促進するようにした
流動層ボイラに関する。
【0002】
【従来の技術】流動層ボイラに於ては、飛散循環する粒
子と共に未燃炭が循環すると期待されていたが、現実の
問題としては粒子分離装置の後のループシール、リザー
バー、熱交換器などで通常の循環する粒子と未燃炭が分
離され、未燃炭が粒子の上層に集積されて、未燃炭の再
循環が停滞し負荷に対する応答を著しく阻害されている
ことが判明した。
子と共に未燃炭が循環すると期待されていたが、現実の
問題としては粒子分離装置の後のループシール、リザー
バー、熱交換器などで通常の循環する粒子と未燃炭が分
離され、未燃炭が粒子の上層に集積されて、未燃炭の再
循環が停滞し負荷に対する応答を著しく阻害されている
ことが判明した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の問題を克服するためになされたものであり、その目的
とするところは、ループシール、リザーバー、外部熱交
換器等の循環粒子留に停滞している未燃炭の再循環を促
進する流動層ボイラを提供することにある。
の問題を克服するためになされたものであり、その目的
とするところは、ループシール、リザーバー、外部熱交
換器等の循環粒子留に停滞している未燃炭の再循環を促
進する流動層ボイラを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成し得る
本発明の流動層ボイラは、流動層ボイラに併設したルー
プシール、リザーバー、外部熱交換器等の循環粒子留に
未燃炭再循環吸出管を設けると共に、その入口を前記循
環粒子留の天井と循環粒子レベルとの下半分のレベルに
開口することを特徴とする。
本発明の流動層ボイラは、流動層ボイラに併設したルー
プシール、リザーバー、外部熱交換器等の循環粒子留に
未燃炭再循環吸出管を設けると共に、その入口を前記循
環粒子留の天井と循環粒子レベルとの下半分のレベルに
開口することを特徴とする。
【0005】
【作用】循環粒子と分離して循環粒子のレベルの上に集
積した未燃炭の層上又は層内に未燃炭吸出しパイプを設
けて未燃炭を直接吸い出し、未燃炭排出パイプを新設し
て両者を接続する。更に、両者(吸出しパイプと排出パ
イプ)の間の適当な箇所に未燃炭制御弁を設けて調節で
きるようにする。
積した未燃炭の層上又は層内に未燃炭吸出しパイプを設
けて未燃炭を直接吸い出し、未燃炭排出パイプを新設し
て両者を接続する。更に、両者(吸出しパイプと排出パ
イプ)の間の適当な箇所に未燃炭制御弁を設けて調節で
きるようにする。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1に示すように、ガスと粒子の混合体M
は、炉1内を上昇し、炉出口2を通ってサイクロン3内
で旋回してガス体Gと循環粒子固体Sに分離され、ガス
体Gはサイクロン気体出口4より排出され、循環粒子固
体Sはサイクロン粒子出口管5を通ってリザーバー6内
に留まる。
説明する。図1に示すように、ガスと粒子の混合体M
は、炉1内を上昇し、炉出口2を通ってサイクロン3内
で旋回してガス体Gと循環粒子固体Sに分離され、ガス
体Gはサイクロン気体出口4より排出され、循環粒子固
体Sはサイクロン粒子出口管5を通ってリザーバー6内
に留まる。
【0007】循環粒子固体Sは、本来、循環粒子12と
未燃炭の混合物であるが、流動化パイプ7より噴出され
る流動化空気11による流動化によって比重の小さい未
燃炭14と比重の大きい循環粒子12に分離されて循環
粒子レベル13なるレベル境界を形成してしまう。従っ
て、粒子再循環パイプ10を経由して循環粒子固体Sを
循環するように計画しても未燃炭14は残り気味にな
り、循環粒子のみ先行して循環してしまう。
未燃炭の混合物であるが、流動化パイプ7より噴出され
る流動化空気11による流動化によって比重の小さい未
燃炭14と比重の大きい循環粒子12に分離されて循環
粒子レベル13なるレベル境界を形成してしまう。従っ
て、粒子再循環パイプ10を経由して循環粒子固体Sを
循環するように計画しても未燃炭14は残り気味にな
り、循環粒子のみ先行して循環してしまう。
【0008】従って、未燃炭14は炉1内への循環が遅
れ、著しい燃焼遅れを生じてしまう。一方、流動化空気
11は、流動化ガスベントパイプ9より炉1内へ排出さ
れるが、元来、流動化ガスベントパイプ9では、循環粒
子固体S(循環粒子12と未燃炭14よりなる)は、極
力排出しないように設計されている。
れ、著しい燃焼遅れを生じてしまう。一方、流動化空気
11は、流動化ガスベントパイプ9より炉1内へ排出さ
れるが、元来、流動化ガスベントパイプ9では、循環粒
子固体S(循環粒子12と未燃炭14よりなる)は、極
力排出しないように設計されている。
【0009】この不都合(未燃炭14の停滞による燃焼
遅れ)を解消するために、図2に示すように、未燃炭再
循環吸出パイプ15をリザーバー、ループシール、外部
熱交換器等の循環粒子留6の天井6aと循環粒子レベル
13の間の下半分のレベルに開口させて未燃炭14を未
燃炭再循環排出パイプ17経由で炉1内に排出して未燃
炭14の再循環を促進させると、未燃炭14の燃焼遅れ
を著しく改善することができる。尚、符号16は未燃炭
再循環吸出パイプの出口に配した未燃炭再循環制御弁で
ある。
遅れ)を解消するために、図2に示すように、未燃炭再
循環吸出パイプ15をリザーバー、ループシール、外部
熱交換器等の循環粒子留6の天井6aと循環粒子レベル
13の間の下半分のレベルに開口させて未燃炭14を未
燃炭再循環排出パイプ17経由で炉1内に排出して未燃
炭14の再循環を促進させると、未燃炭14の燃焼遅れ
を著しく改善することができる。尚、符号16は未燃炭
再循環吸出パイプの出口に配した未燃炭再循環制御弁で
ある。
【0010】一方、二点鎖線で示すように、未燃炭再循
環吸出パイプ15′を流動化ガスベントパイプ9内に立
設させても同様の効果が得られる。16′は、未燃炭再
循環制御弁を示している。
環吸出パイプ15′を流動化ガスベントパイプ9内に立
設させても同様の効果が得られる。16′は、未燃炭再
循環制御弁を示している。
【0011】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、ループ
シール、リザーバー、外部熱交換器等の循環粒子留に停
滞している未燃炭の再循環が促進されるようになった。
例えば、従来、85%負荷から100%負荷に到達する
のに、循環粒子レベル13と循環粒子留6の天井6a間
に未燃炭14が充満するくらいにならないと負荷上昇せ
ず、負荷上昇に数時間を要することがあったが、本発明
により、数分で最大負荷に到達させることも可能になっ
た。
シール、リザーバー、外部熱交換器等の循環粒子留に停
滞している未燃炭の再循環が促進されるようになった。
例えば、従来、85%負荷から100%負荷に到達する
のに、循環粒子レベル13と循環粒子留6の天井6a間
に未燃炭14が充満するくらいにならないと負荷上昇せ
ず、負荷上昇に数時間を要することがあったが、本発明
により、数分で最大負荷に到達させることも可能になっ
た。
【図1】従来の流動層ボイラの断面図である。
【図2】本発明に係る流動層ボイラの要部拡大断面図で
ある。
ある。
1 炉 6 循環粒子留 6a 天井 13 循環粒子
レベル 15 未燃炭再循環吸出管
レベル 15 未燃炭再循環吸出管
Claims (1)
- 【請求項1】 流動層ボイラに併設したループシール、
リザーバー、外部熱交換器等の循環粒子留に未燃炭再循
環吸出管を設けると共に、その入口を前記循環粒子留の
天井と循環粒子レベルとの下半分のレベルに開口させた
ことを特徴とする流動層ボイラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32263293A JPH07180805A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 流動層ボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32263293A JPH07180805A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 流動層ボイラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07180805A true JPH07180805A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18145883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32263293A Withdrawn JPH07180805A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 流動層ボイラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07180805A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100661117B1 (ko) * | 2001-11-12 | 2006-12-22 | 이시카와지마-하리마 주고교 가부시키가이샤 | 순환 유동층 보일러 |
JP2010008043A (ja) * | 2009-10-14 | 2010-01-14 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 循環流動層ボイラの高温腐食低減装置 |
CN105413594A (zh) * | 2014-09-23 | 2016-03-23 | 中国科学院工程热物理研究所 | 具有压力平衡装置的多级返料循环流化床系统 |
CN105797655A (zh) * | 2014-12-31 | 2016-07-27 | 中国科学院工程热物理研究所 | 用于粉体的循环回路系统和用于粉体的循环方法 |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP32263293A patent/JPH07180805A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100661117B1 (ko) * | 2001-11-12 | 2006-12-22 | 이시카와지마-하리마 주고교 가부시키가이샤 | 순환 유동층 보일러 |
US7543553B2 (en) | 2001-11-12 | 2009-06-09 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Circulating fluidized bed boiler |
JP2010008043A (ja) * | 2009-10-14 | 2010-01-14 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 循環流動層ボイラの高温腐食低減装置 |
CN105413594A (zh) * | 2014-09-23 | 2016-03-23 | 中国科学院工程热物理研究所 | 具有压力平衡装置的多级返料循环流化床系统 |
CN105797655A (zh) * | 2014-12-31 | 2016-07-27 | 中国科学院工程热物理研究所 | 用于粉体的循环回路系统和用于粉体的循环方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010306 |