JPH07180574A - 内燃機関の燃料調整装置 - Google Patents

内燃機関の燃料調整装置

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JPH07180574A
JPH07180574A JP34543793A JP34543793A JPH07180574A JP H07180574 A JPH07180574 A JP H07180574A JP 34543793 A JP34543793 A JP 34543793A JP 34543793 A JP34543793 A JP 34543793A JP H07180574 A JPH07180574 A JP H07180574A
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fuel
internal combustion
combustion engine
lever
drive
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JP34543793A
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English (en)
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Hitoshi Kurokuzuhara
整 黒葛原
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KURIEETEIBU TECHNOL INTERNATL KK
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KURIEETEIBU TECHNOL INTERNATL
KURIEETEIBU TECHNOL INTERNATL KK
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動走行型の自転車等の駆動機器に取り付け
られる内燃機関の燃料調整装置の提供。 【構成】 この燃料調整装置は、駆動機器100に燃料
操作部200とそれとは別の制御操作部300が設けら
れる。そして燃料操作部200と制御操作部300、お
よび内燃機関10の燃料調整部400が相互に連結され
ている。 【効果】 燃料操作部200と制御操作部300いずれ
かの操作により、内燃機関10への燃料供給量が調整さ
れる。特に制御操作部300として制動操作部300a
を使用すると好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は駆動機器に取り付けられ
た内燃機関の燃料調整装置に関し、特に駆動機器の制御
操作に連動して内燃機関への燃料供給量を自動的に調整
するようになされた燃料調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガソリンエンジンやジーゼル
エンジン等の内燃機関を取り付けた駆動機器、例えば自
動走行型の自転車、耕うん機、荷物の運搬車、車椅子等
が知られている。これら駆動機器には内燃機関への燃料
供給量を調整する燃料操作部の他に、種々の制御操作
部、例えば駆動機器の制動制御を行う制動操作部などが
設けられている。例えば自動走行型の自転車は、その後
部に小型の内燃機関が取り付けられると共に、前部に設
けたハンドルの一方に燃料操作部としてのアクセルレバ
ー、他方に制動操作部としてのブレーキレバーが設けら
れる。アクセルレバーは駆動ワイヤにより内燃機関に設
けられた燃料調整手段、例えばスロットルバルブのよう
な絞弁と連結され、そのレバー回動位置に応じて燃料供
給量が増減されるようになっている。
【0003】そして上記アクセルレバーを最低位置(最
低出力位置)から最高位置(最高出力位置)方向へ回動
することにより、その回動に比例して内燃機関への燃料
供給量、すなわち速度が増大される。そして所望の速度
になった回動位置でアクセルレバーを保持すれば、以後
はその速度で一定に駆動されるようになっている。この
ように小型の内燃機関を取り付けた耕耘機等において
は、運転中の煩雑さおよび疲労防止から一度アクセルレ
バーの位置を設定した後は、アクセルレバーから手を離
しても運転を継続できるように考慮されている。なお、
荷物の運搬車や自動走行型の自転車はアクセルレバーに
復帰バネを内装することにより、レバーから手や足を放
す動作に伴い、それが最低出力位置に自動復帰できるよ
うになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アクセ
ルレバーに復帰バネを内装したものは、運転中に復帰バ
ネの付勢力に抗して常に手や足で力を加え続ける必要が
あり、そのために疲労する欠点があった。またアクセル
の構造が比較的複雑となり、既存の自転車等にそれを取
りつけることはできなかった。また、運転中の煩雑さお
よび疲労防止から一度アクセルレバーの位置を設定した
後は、アクセルレバーから手を離しても運転を継続でき
るように考慮されている構造の駆動機器においては、燃
料操作部と制御操作部がそれぞれ独立しているので、制
御操作に連動して燃料を自動的に調整することはできな
かった。例えば制動操作部を操作して駆動機器の制動を
行うに際して、制動操作部の操作の他に燃料操作部の操
作を同時に行う必要があったので煩雑であった。そこで
本発明はこのような問題を解決することを課題とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の内燃機
関の燃料調整装置は、駆動機器に燃料操作部とそれとは
別の制御操作部が設けられ、燃料操作部および制御操作
部からの操作により内燃機関への燃料供給量が調整され
ることを特徴とするものである。本発明の好ましい実施
態様においては、内燃機関に燃料調整部が設けられ、該
燃料調整部、燃料操作部、および制御操作部相互が機械
的に連結され、それによって燃料操作部および制御操作
部からのいずれかの操作により内燃機関への燃料供給量
が調整されるようになされる。本発明の好ましい他の実
施態様においては、制御操作部が駆動機器の制動をする
制動操作部とされている。本発明の好ましいさらに他の
実施態様においては、燃料操作部としてアクセルレバ
ー、制御操作部としてブレーキレバーが駆動機器に取り
付けられる。そしてアクセルレバーは内燃機関に設けら
れた燃料調整部と駆動ワイヤで連結されると共に、ブレ
ーキレバーにも連結ワイヤで連結され、ブレーキレバー
の制動操作によりアクセルレバーが連動されて内燃機関
への燃料供給量が絞られる。本発明の好ましいさらに別
の実施態様においては、駆動機器が自転車であり、その
ハンドルの一方にアクセルレバー、他方にブレーキレバ
ーが設けられる。
【0006】
【作用】本発明の内燃機関の燃料調整装置は、駆動機器
に燃料操作部とそれとは別の制御操作部が設けられ、燃
料操作部および制御操作部からの操作により内燃機関へ
の燃料供給量が調整されるようになされているので、内
燃機関への燃料供給量が燃料操作部および制御操作部か
らのいずれの操作によっても調整できる。そのため例え
ば他の目的で制御操作部の制御操作をするときに、その
操作に適合させて自動的に内燃機関の燃料を調整するこ
とができる。また内燃機関に燃料調整部を設け、それと
燃料操作部および制御操作部を相互に機械的に連結した
場合は、燃料調整装置を極めて簡単に、且つ軽量に構成
することができる。さらに、燃料操作部としてアクセル
レバー、制御操作部としてブレーキレバーをそれぞれ駆
動機器に取り付け、アクセルレバーを内燃機関の燃料調
整部に駆動ワイヤで連結すると共に、ブレーキレバーに
も連結ワイヤで連結することにより、燃料調整装置全体
をさらに簡単に、且つ軽量に構成することができる。本
発明の燃料調整装置は特に自動走行型の既存の自転車や
既存の車椅子等に好適に適用できる。
【0007】
【実施例】次に図面により本発明の実施例を説明する。
図1は内燃機関を取り付けた自動走行型の自転車に本発
明の燃料調整装置を適用した例を示す全体斜視図であ
る。駆動機器100である自転車1は車体フレーム2、
前車輪3、後車輪4、ハンドル5、サドル6、ペダル
7、さらにチェインとスプロケットおよびそれらのカバ
ーを有する駆動伝達機構8等を主要部分として構成さ
れ、さらに必要により荷物運搬用のカゴ9が取り付けら
れている。後車輪4の車軸にガソリンエンジン装置から
なる内燃機関10が取り付けられており、ハンドル5の
一方(右側)に燃料操作部200であるアクセルレバー
11が取り付けられ、ハンドル5の他方(左側)に制御
操作部300として後車輪4を制動するための制動操作
部300aであるブレーキレバー12が取り付けられて
いる。
【0008】図2はハンドル5部分の斜視図で、図3お
よび図4はアクセルレバー11とブレーキレバー12部
分を拡大した斜視図である。図3において、アクセルレ
バー11は外周部に上下二段の溝を設けたレバー本体1
3と、そのレバー本体13に回動自在に連結された把手
14と、把手14の軸支部と本体13との間に介装され
た図示しない板バネと、レバー本体13をハンドル5に
着脱自在に取り付ける取付具15を有している。前記板
バネは把手14の位置を任意の位置に回動したとき、そ
の回動角度を保持するために、レバー本体13と把手1
4の軸支部との間に接触抵抗を与えるものである。そし
てレバー本体13の外周部に取り付けられた筒体16に
夫々ワイヤ内装の連結ケーブル17、駆動ケーブル18
が挿通されている。各ケーブル17、1827は伸縮し
ない可撓性の細長い筒状体からなり、その両端に筒状の
金具が固定されている。
【0009】このケーブルは密巻きコイルの外周に軟質
合成樹脂が被覆されたもの等からなる。そして二本のケ
ーブル17、18の一端の筒状金具が夫々レバー本体1
3のケーブル導入部に嵌入固定される。各ケーブルに内
装されたワイヤの端には夫々小柱状のピンが固定されて
いる。そして各ケーブルのワイヤーがレバー本体の溝部
に懸回され、その端にピンが前記把手14のピン挿入部
に嵌着固定されている。連結ケーブル17の他端の筒状
金具は後述するブレーキレバー12(図4)のケーブル
導入端に嵌着固定され、そのワイヤーが移動自在にブレ
ーキレバーの溝に挿入されている。また駆動ケーブル1
8の他端の筒状金具は、後述する燃料調整部400(図
5)のケーブル導入部に嵌着固定され、そのワイヤー端
がスロットル弁に連結されている。なお19は自転車1
の前車輪3を制動するためのブレーキレバーである。
【0010】図4において、ブレーキレバー12は ハ
ンドル5に取付具20により取り付けられたレバー本体
21と、レバー本体21に軸22により回動自在に連結
された把手23と、把手23に図示しないビスにより着
脱自在に固定された駆動片25とを有している。そして
レバー本体21の側面に取り付けられた筒体26を介し
て把手23のケーブル導入端に、前述したアクセルレバ
ー11からの連結ケーブル17の端部、および後車輪4
の制動手段である後ブレーキに連結された制動ケーブル
27の端部の夫々の筒状金具が挿通固定され、さらにそ
れらワイヤはレバー本体21に設けられた上下一対の孔
に挿通されている。連結ケーブル17のワイヤはさらに
把手23と駆動片25の間にスライド自在に挿通されて
おり、その端部に駆動片25が当接するストッパ28が
設けられている。また制動ケーブル27の端部のピン2
4は把手のピン嵌入孔に掛止めされている。
【0011】図5は内燃機関10が取り付けられた後車
輪4部分の左側面図であり、図6はその右側面図であ
る。これら図において、車体フレーム2の一部である水
平フレーム30の端部に後車輪4の車軸31が連結さ
れ、その車軸31と水平フレーム30および斜めフレー
ム42に内燃機関10が取り付けられている。そして内
燃機関10の燃料供給量を調整するための、例えばスロ
ットルバルブ(絞弁)からなる燃料調整部400にアク
セルレバー11からの駆動ケーブル18内のワイヤ端が
連結されている。また車体フレーム2の一部であってそ
の先端部にサドル6が取り付けられている前記斜フレー
ム32に、接離ハンドル35が取付部材36により着脱
自在に取り付けられている。この接離ハンドル35は内
燃機関10における駆動輪33を車輪4のリム34へ接
輪または離輪させるためのものである。なお37は後車
輪4のスポークで、38は制動ケーブル27により操作
される後ブレーキ(バンドブレーキ)である。
【0012】内燃機関10はエンジン39と減速機構4
0により構成されており、エンジン39にはエンジンの
回転数が所定値以上になったとき、外部への駆動力の伝
達を行い、所定以下の回転数ではその伝達を遮断する遠
心クラッチが設けられている。後車輪4の車軸31、水
平フレーム30、および斜フレーム42を利用して主取
付ブラケット41が取り付けられ、この主取付ブラケッ
ト41に取付けられた後述する副ブラケット48に内燃
機関10のエンジン39が固定されている。主取付ブラ
ケット41は、先ずその中心孔70が後輪の車軸に挿通
され、そのブラケット41に設けられた4つの長孔43
のそれぞれ一対を利用して水平フレーム30、および斜
フレーム42へUボルト44で取り付けられ、自転車の
大きさの違いなどに応じて長孔43で内燃機関10の取
り付け位置(後車輪4の回転方向の角度)を調整できる
ようになっている。なお、自転車に取りつける際、予め
主取付けブラケット41に副取付けブラケット47およ
び中間プレート53,54を介してエンジン39、減速
装置40、駆動輪33が組み立てられる。
【0013】次に、図7に示す内燃機関10およびその
取付部分の分解斜視図を参照し、内燃機関10を自転車
1に取り付ける方法を説明しておく。主取付ブラケット
41はその一部に段差部が設けられ、該段差部の水平部
にヒンジ用の筒部45が突設され、さらに段差部の先端
から垂直に取付片部46が延長され、その取付片部46
に水平方向に長軸の長孔71が設けられている。また、
主取付ブラケット41に軸支される断面L型の副取付ブ
ラケット47が用意され、その水平部内面に前記筒部4
5と同じ内径の筒部48が突設され、その垂直部外面に
エンジン取付用のスタッドボルト49が固定されてい
る。さらに前記垂直部の側端から水平方向直角に延長さ
れた取付片部50が設けられ、その取付片部50に取付
孔が設けられている。
【0014】そして前記筒部45、48が同軸になるよ
うに副取付ブラケット47を主取付ブラケット41に合
わせ、筒部45、48にボルト軸51を挿通してナット
52で主取付ブラケット41と副取付ブラケット47を
ヒンジ連結する。さらに主取付ブラケット41の取付片
部46における長孔と副取付ブラケット47の取付片部
50に設けられた取付孔の両者を取付ボルトで仮止めし
ておく。次に、減速機構40がビス止め固定された第一
中間プレート53、第二中間プレート54をエンジン3
9にを4つのボルトで固定する。その際エンジン39の
出力軸に結合された出力歯車(図示せず)が第一中間プ
レート53、第二中間プレート54のそれぞれに設けら
れた孔55、56、および減速機構40の開口57に挿
入され、減速機構40の内部歯車と噛み合わされる。な
お第一中間プレート53と第二中間プレート54は複数
のスタッドボルト58により相対回転がロックされる。
そして、第一中間プレート53に設けた孔53aに副取
付ブラケット47のスタッドボルト49が挿入され、ナ
ットにより抜け止めされてそのボルト49の回りに僅か
に回転自在に軸支される。また減速機構40の出力軸に
は駆動輪33が連結される。
【0015】次に、これらの組立て体を自転車への取付
けるには、まず主取付ブラケット41の中心孔70を車
軸に挿通すると共に、自転車の水平フレーム30および
斜フレーム31にUボルト44を介して主取付ブラケッ
トを締結する。このとき主取付ブラケットの長孔43を
利用して取付け位置の調整をする。それと共に減速機構
40の出力軸に連結された駆動輪33の外周面が後車輪
4のリム34の表面に接触するように、前記主取付ブラ
ケット41と副取付ブラケット47のヒンジ連結部を中
心として、内燃機関10をある微調整回動した後、主取
付ブラケット41の取付片部46における長孔と副取付
ブラケット47の取付片部50に設けられた取付孔の両
者を取付ボルトで締結固定する。次に、第二中間プレー
ト54の下部に突設された筒部59に接離ハンドル35
の先端部が挿入される。そして筒部59の下壁に螺合さ
れた固定ボルト60により接離ハンドル35が固定され
ている。なお、接離ハンドル35を斜フレーム32(図
5、図6)に取り付けるための取付部材36は、上方が
開口されたU型部材61と、そのU型部材61の上部に
架橋された取付部62と、その取付部62に設けられた
一対の孔に挿入されるUボルト63と、さらに取付部6
2のスタッドボルトによりそれに軸支される掛合部64
を有している。
【0016】図8は駆動輪33を構成する回転駆動体6
4および摩擦リング65の分解1視図、図9はその回転
駆動体64に摩擦リング65を取り付けて駆動輪33と
して完成した状態を示す断面図、図10はその斜視図で
ある。これら図において、回転体駆動64は一般にVベ
ルトを掛合するプーリと同様な形状のものを使用するこ
とができ、その中心部のボス部66に前記減速機構40
の出力軸が挿入され固定ボルト等により固定される。回
転駆動体64の円形の外周面に沿ってテーパ条の両側面
を有するV型の環状溝67が形成され、その環状溝67
に耐磨耗性および弾性を有する天然ゴムや合成ゴム、あ
るいは弾性プラスチック等の摩擦リング65がその張力
を利用して弾性嵌着さている。上記環状溝67の断面を
図9のようなV型とする場合には、摩擦リング65の安
定性等からその挟角はおよそ40度程度とすることが好
ましい。また、摩擦リング65としてゴム材を使用する
場合は、対象物に接触したときの接触性等からそのゴム
硬度を60〜80度、好ましくは50〜75度程度とす
るのがよい。
【0017】次に、上記した燃料調整装置の作用を説明
する。先ず内燃機関10を図示しない起動ボタンの操作
により起動すると共に、図7における接離ハンドル35
を図の上方へ回動し、その軸の途中を掛合部64に掛合
させロックして内燃機関10全体を副取付ブラケット4
7のスタッドボルト49を中心として回動させる。それ
により駆動輪33の外周は図6のように後車輪4のリム
34に接輪される。その接輪状態を図11で示す。次に
エンジンスタート用の紐を強く引っ張りエンジンを駆動
する。自転車1に跨がり、アクセルレバー11を回転
し、エンジンが所定回転数になるとその出力軸に連結さ
れた遠心クラッチが作動し、内燃機関10により自転車
1が駆動走行される状態になる。そのとき自転車1が所
望の速度になるようにアクセルレバー11を回動操作す
ると、その軸部に内装された図示しない板バネによりそ
の操作状態に保持される。そしてアクセルレバー11に
連結された駆動ケーブル18のワイヤを介して内燃機関
10の燃料調整部400に伝えられて速度が調整され
る。それと共にアクセルレバー11に連結された連結ケ
ーブル17のワイヤは引っ張られ、その端部のストッパ
28が図4の位置より駆動片25側に近接移動する。
【0018】上記のように自転車1が所望速度で走行し
ている状態で、ブレーキレバー12の把手23を把持し
て制動操作すると、制動ケーブル27のワイヤが把手2
3に引っ張られて後車輪4の後ブレーキ38が作動し自
転車1は減速される。それと同時に把手23により回動
される駆動部材25がワイヤ17端部のストッパ28を
引っ掛け、ワイヤ17をその端部方向へ引っ張る。する
と図3に示したアクセルレバー11が内燃機関10の燃
料供給量を絞るように回動復帰され、それによって内燃
機関10の駆動力が逓減もしくは零にされ、自転車1が
効果的に制動される。なお、その状態から再び自転車1
を加速するには、ブレーキレバー12を復帰させてから
アクセルレバー11を回動操作すればよい。通常このブ
レーキレバー12は内装され図示しない復帰バネによ
り、その把手23を握る手を弛めることにより自動復帰
される。
【0019】以上の例では、本発明の燃料調整装置を適
用する具体的な駆動機器として、自動走行型の自転車つ
いて説明したが、本発明の燃料調整装置は耕うん機、荷
物の運搬車、車椅子等の他の駆動機器にも適用できるこ
とは勿論である。また、駆動機器に設けられる制御操作
部として制動操作部の例について説明したが、それ以外
の制御操作部にも本発明の燃料調整装置を適用できるこ
とは明らかである。例えば荷物の運搬車において、走行
用と荷物を昇降させるリフトの駆動用として共通の内燃
機関を使用する場合、リフトを制御する制御操作部の操
作に連動して内燃機関への燃料供給量を連動させること
もできる。すなわち、リフト上昇操作時には内燃機関へ
の燃料供給量を所定量増加し、反対にリフト下降操作時
には燃料供給量を所定量抑制するような連動操作をさせ
ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳説したように、本発明の燃料調整
装置によれば、内燃機関への燃料供給量を燃料操作部と
制御操作部のいずれの操作によっても調整できる。その
ため制御操作部の制御操作をするだけで、その操作に応
じて自動的に内燃機関の燃料が調整される。また内燃機
関に設けられた燃料調整部と、燃料操作部、および制御
操作部を相互に機械的に連結した場合には、燃料調整装
置を極めて簡単に、且つ軽量に構成することができる。
さらに、燃料操作部としてアクセルレバー、制御操作部
としてブレーキレバーを使用し、アクセルレバーを駆動
ケーブルのワイヤで内燃機関の燃料調整部に連結し、連
結ケーブルのワイヤでアクセルレバーとブレーキレバー
を連結することにより、燃料調整装置全体をより簡単
に、且つ軽量に構成することができる。本発明の燃料調
整装置は特に既存の自転車または車椅子に好適に適用で
き、エンジン付きに改造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関を取り付けた自動走行型の自転車に本
発明の燃料調整装置を適用した例を示す全体斜視図。
【図2】図1におけるハンドル5部分の斜視図。
【図3】図2におけるアクセルレバー11部分を拡大し
た斜視図。
【図4】図2におけるブレーキレバー12部分を拡大し
た斜視図。
【図5】図1における内燃機関10が取り付けられた後
車輪4部分を拡大して示したの左側面図。
【図6】図1における内燃機関10が取り付けられた後
車輪4部分を拡大して示したの右側面図。
【図7】図1における内燃機関10およびその取付部分
の分解斜視図。
【図8】図6における駆動輪33を構成する支持体64
および摩擦リング65の分解斜視図。
【図9】図6における駆動輪33の断面図。
【図10】図6における駆動輪33の斜視図。
【図11】図6における駆動輪33の接輪状態を示す断
面図。
【符号の説明】
1 自転車 2 車体フレーム 3 前車輪 4 後車輪 5 ハンドル 6 サドル 7 ペタル 8 駆動伝達機構 9 カゴ 10 内燃機関 11 アクセルレバー 12 ブレーキレバー 13 レバー本体 14 把手 15 取付具 16 筒体 17 連結ケーブル 18 駆動ケーブル 19 ブレーキレバー 20 取付具 21 レバー本体 22 軸 23 把手 24 ピン 25 駆動片 26 筒体 27 制動ケーブル 28 ストッパ 30 水平フレーム 31 車軸 32 斜フレーム 33 駆動輪 34 リム 35 接離ハンドル 36 取付部材 37 スポーク 38 後ブレーキ 39 エンジン 40 減速機構 41 主取付ブラケット 42 斜フレーム 43 長孔 44 Uボルト 45 筒部 46 取付片部 47 副取付ブラケット 48 筒部 49 スタッドボルト 50 取付片部 51 軸 52 ナット 53 第一中間プレート 54 第二中間プレート 55 孔 56 孔 57 開口部 58 スタッドボルト 59 筒体 60 固定ボルト 61 U型部材 62 取付部 63 Uボルト 64 回転駆動体 65 摩擦リング 66 回転軸 67 環状溝 70 中心孔 71 長孔 100 駆動機器 200 燃料操作部 300 制御操作部 300a 制動操作部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動機器100に取り付けられた内燃機
    関10の燃料調整装置において、駆動機器100に燃料
    操作部200とそれとは別の制御操作部300が設けら
    れ、前記燃料操作部200および制御操作部300から
    の操作により内燃機関10への燃料供給量が調整される
    ようになされたことを特徴とする内燃機関の燃料調整装
    置。
  2. 【請求項2】 内燃機関10に燃料調整部400が設け
    られ、該燃料調整部400、燃料操作部200、および
    制御操作部300相互が機械的に連結され、それによっ
    て燃料操作部200および制御操作部300からの操作
    により内燃機関10への燃料供給量が調整されるように
    なされている請求項1の内燃機関の燃料調整装置。
  3. 【請求項3】 制御操作部300が駆動機器100の制
    動をする制動操作部300aである請求項1または2の
    内燃機関の燃料調整装置。
  4. 【請求項4】 燃料操作部200としてアクセルレバー
    11、制御操作部300としてブレーキレバー12がそ
    れぞれ駆動機器100に取り付けられ、アクセルレバー
    11が内燃機関10に燃料調整部400と駆動ワイヤ1
    8で連結されると共にブレーキレバー12と連結ワイヤ
    17で連結され、ブレーキレバー12の制動操作により
    アクセルレバー11が連動されて内燃機関10への燃料
    供給量が絞られるようになされている請求項2の内燃機
    関の燃料調整装置。
  5. 【請求項5】 駆動機器100が自転車1であり、その
    ハンドル5の一方にアクセルレバー11、他方にブレー
    キレバー12が設けられている請求項4の内燃機関の燃
    料調整装置。
  6. 【請求項6】 駆動機器100が車椅子であり、そのハ
    ンドル5の一方にアクセルレバー11、他方にブレーキ
    レバー12が設けられている請求項4の内燃機関の燃料
    調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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