JPH07180447A6 - ガレージの扉開閉装置 - Google Patents
ガレージの扉開閉装置Info
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- JPH07180447A6 JPH07180447A6 JP1993346205A JP34620593A JPH07180447A6 JP H07180447 A6 JPH07180447 A6 JP H07180447A6 JP 1993346205 A JP1993346205 A JP 1993346205A JP 34620593 A JP34620593 A JP 34620593A JP H07180447 A6 JPH07180447 A6 JP H07180447A6
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Abstract
【目的】遠隔操作によるガレージの扉開閉装置において、扉開閉時の安全管理を自動的に完全に行えるようにして事故を未然に防止すると共に、車の入庫を安全に誘導すること。
【構成】ガレージの天井部に設ける扉開閉用オープナーにマイコン搭載の制御基板によるCPUを内蔵し、ガレージの入口部両側に光電センサーを対設して之をCPUと連絡すると共に、庫内適所にパトライトとブザーを設けて之をCPUと連絡し、車の入庫時に光と音で車を誘導するよう構成する。
【効果】車の入庫時にはパトライトとブザーで安全に入庫して定位置に駐車でき、入庫後シャッター扉を下降させる時に入口に人その他の障害物があれば下降中の扉を止めて上昇させるから、入口に侵入した人、動物及び物体に損傷を与えず、事故を未然に防いで安全管理を全うする。
【選択図】図2
【構成】ガレージの天井部に設ける扉開閉用オープナーにマイコン搭載の制御基板によるCPUを内蔵し、ガレージの入口部両側に光電センサーを対設して之をCPUと連絡すると共に、庫内適所にパトライトとブザーを設けて之をCPUと連絡し、車の入庫時に光と音で車を誘導するよう構成する。
【効果】車の入庫時にはパトライトとブザーで安全に入庫して定位置に駐車でき、入庫後シャッター扉を下降させる時に入口に人その他の障害物があれば下降中の扉を止めて上昇させるから、入口に侵入した人、動物及び物体に損傷を与えず、事故を未然に防いで安全管理を全うする。
【選択図】図2
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、ガレージの扉開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来公知のガレージの扉開閉装置は、図1にその概略図を図示しているように、シャッター扉1の後端部を連杆2で遊動子3の下端に連絡し、オープナー4の駆動でレール5に沿って遊動子3を前後方向に摺動させて往復運動を行わさせることにより、シャッター扉1をガレージの天井部と前面開口部(入口)との間で開閉作動させるようにしてあり、電波発信器(リモコン)6によりオープナー4に内蔵したモーターを駆動しその駆動により遊動子3を前後運動させるようモーター軸の回転でレール上に張設したチェーンを回動させ該チェーンに遊動子3を連結してある。なお前記オープナー4は下部にシャッター扉1の開閉力調整クラッチ7を備えると共に、ガレージの入口周辺外部に設けたキースイッチ8と接続してあり、キースイッチ8と電波発信器6のどちらかの操作によりモーターを作動してシャッター扉1を開閉するようにし、そのシャッター扉の開閉力の調整を開閉力調整クラッチ7により行わせるもので、シャッター扉に過分(通常より多い)の負荷が加わると扉閉止中(扉下降中)にはモーターが反転して扉が開放状態に戻り、照明灯を点滅させるし、扉開放中(扉上昇中)にはモーターを停止し、照明灯を点滅させるような制御装置(図3に示すカスタムIC)が備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来型の扉開閉装置においては、次のような5点の問題が認められる。 その第1点は、シャッター扉の開閉力調整を1個の調整クラッチで操作するため、シャッター扉の吊下げバランスの良否により、開閉力調整時に整合が行い難い。その第2点は、シャッター扉の下方に障害物がある時又は扉下降中に人や動物が扉下方を通過している場合において、扉下端がそれらに当るまで異状を検知することができず、その対処が遅延し安全確保ができ難い。その第3点は、車の車庫入れ時に完全に入庫したかどうかを感覚により判断しなければならないので、その確認が不正確である。その第4点は、庫内の照明灯はオープナーが作動開始しなければ点灯しなく、又その点灯は4分30秒で消灯するので時間的な不都合が生じる。その第5点は、長期間ガレージを使用しないと、アンテナがノイズ電波や同周波電波を感知してオープナーを誤って作動させる場合があるので不都合が生じる。等の安全上の欠陥が認められる。そこで本発明において、前記諸問題を解消しガレージ扉の誤作動を防止し開閉操作上における安全管理を全うすることを目的とし、次のような対策を講じた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
1 従来型扉開閉装置における調整クラッチによる機械的な調整手段を変更し、2個のボリウム(開閉力調整つまみ)を備えて電気的に扉の開閉力を調整する構成を採用した。
2 モーター軸にエンコーダーを取付け、エンコーダーによりパルスを発生させ時間当りのパルス数と、設定パルスをCPUのマイコンで比較し、設定パルス以下になると異状信号を発して開閉装置の作動停止とモーター反転の指令をCPUから発する構成を採用した。
3 ガレージ正面入口(正面開口部)でシャッター扉下方部両側に左右一対の光電センサーを取付け、シャッター扉の下降中に該両センサー間を遮ると、即時に異状信号をCPUに送信して開閉装置の停止とモーター反転の指令を発する構成を採用した。
4 光電センサー信号にパルス信号を採用し、そのパルス信号が常にマイコンに送られていないと電波発信器による扉下降ができないように構成し、ただしキースイッチの操作でスイッチONになっている時間にのみシャッター扉が下降するようにし、シャッター扉の上昇は光電センサーに関係なく作動するよう構成した。
5 光電センサー信号にパルス信号を採用することにより、一般市販の光電センサーでは作動しないよう制御される構成を採用した。
6 光電センサーのパルス信号回路中に分岐回路を設け分岐回路にデジタルアナログコンバーター(D/A)と出力リレーを設置し、前記パルス信号をD/Aを経て出力リレーを介しパトライトとブザーに送信して両者を作動させることにより、光と音で扉の作動中を表示する構成を採用した。
7 オープナーのスイッチ端子から配線して照明灯スイッチを適所に設けることにより、オープナー作動中でない時にも任意に点灯、消灯ができる構成とした。
8 電波受信OFFスイッチを設けてそれを入れておくとキースイッチの外ではオープナーを作動させることができないよう構成した。
【0005】
【作用】
前記段落0004における1項記載の構成により、扉の開閉力調整を早く適確に行うことができ、2項記載の構成により、モーターに過度の負荷を与えず円滑なモーター回転を持続させ、3項記載の構成により、シャッター扉下降時における危険を防止して人体、車体その他の安全を確保し、4項記載の構成により、シャッター扉操作上の安全確保ができ、5項記載の構成により、シャッター扉作動の安全管理を正確に行い得られ、6項記載の構成により、光と音の両者でシャッター扉の作動中であることを知らして安全な車庫入れを行い得られ、7項記載の構成により、ガレージ内の照明を適正にし、8項記載の構成により、ガレージの長期不使用時におけるシャッター扉の誤作動を防止する。
【0006】
【実施例】
添付図面の図1は従来型のガレージの扉開閉装置の概略を示し、図2はそれを改良した本発明におけるガレージの扉開閉装置の概略を示したものであって、図2において、符号1はシャッター扉、2は連杆、3は遊動子、4はオープナー、5はレール、6は電波発信器、イはアンテナ、9は電動・手動切替えレバー、10は前記レバー9から垂下する操作紐を夫夫示し、これらの各部材の構成と配置は前記従来型の扉開閉装置と共通するものであるが、オープナー4における作動制御装置とガレージ周辺の状況検知手段とにおいて以下に述べる構成が従来型のものから変更改良されたり追加されたりすることにより、扉開閉装置に適確なる安全管理システムを装備しており、順次その各システムにつき説明する。
【0007】
先ず、ガレージの正面開口部(入口)でシャッター扉1の前端下方両側壁部に左右一対の光電センサー11、11′を対設し、ガレージ内の壁部適当位置にパトライト12及びブザー13が一体的に結合されて設置されてある。また、ガレージ入口の一側壁外側にキースイッチ14を設け、ガレージ内適所に照明灯15とそのスイッチ16を設けると共に、受信OFFスイッチ17を設けてある。
【0008】
次に、オープナー4の内部にはマイコン搭載のプリント制御基板によるCPU(中央処理装置)が内蔵されており、オープナー4の箱体外側一面部4aに前記プリント制御基板端部を突出させて上から下へと共通端子18、キースイッチ端子19、受信OFF端子20、電球用端子21、光電センサープラグ22、電波パターン設定スイッチ23及び上下一対の開閉力調整つまみ24、24′が上下方向に列設されてある。そして前記キースイッチ14、照明灯15のスイッチ16、受信OFFスイッチ17、光電センサーの差込み25、パトライト12とブザー13の差込プラグ26が夫夫対応する端子やプラグに接続されるよう設けられている。
【0009】
図3は、前記従来型のガレージの扉開閉装置(図1のもの)のブロック図であって、図1に対応して図示されてあり、図中の符号イはアンテナ、ロは電波、6は遠隔操作用の電波発信器、7は扉開閉力調整クラッチ、8′はキースイッチ端子を示す。図4は、本発明におけるガレージの扉開閉装置(図2のもの)のブロック図であって、図2に対応して図示されてあり、図中の符号も夫夫図2のものと共通しているが、図2に示されていない符号27はモーター軸、28はエンコーダー、29はパルス、30はアンプを夫夫示す。
【0010】
本発明の構成は前述のようであり、扉開閉装置の作動につき車の入庫時から順を追って説明すると次のようである。先ず、遠隔操作用の電波発信器でアンテナへ電波を送るか又は入口外側のキースイッチを操作するかすれば、シャッター扉が自動的に開放されるので庫内に向って車を進め車体が入口にさしかかると両側壁に対設された光電センサーが検知してパルス信号をCPUに送ると内壁部の照明灯が点灯しパトライトが点滅しブザーが発音するので、それにより車体を安全に誘導して入庫させる。車が完全に入庫した時に再び電波発信器の釦を押すとシャッター扉が下降し始め入口に障害物がなければ下降を続けて扉が閉塞する。しかし扉下降中に入口に障害物例えば車体の一部、人体、動物、その他の物があって両側の光電センサー間を遮ると光電センサーがそれらを検知し、その検知信号(パルス)をCPUに送信しCPUの制御装置が働いてモーターを停止し、逆回転させることにより扉が上昇開放し、車体や人体その他の障害物の安全を確保する。そして前記障害物が扉下方から除去されればもう一度電波発信器の釦を押すか、又はキースイッチを入れるかにより扉が下降し始め全閉する。また、ガレージから車を出す時には、電波発信器又はキースイッチの操作によりシャッター扉を開放して発車させ、車が出たら再び電波発信器又はキースイッチの操作によりシャッター扉を閉塞する。この場合にも光電センサーによる安全装置が作動する。
【0011】
【発明の効果】
1 ガレージの入口に設けた光電センサーとCPUとの連係によりシャッター扉の開閉作動中における安全を確保し、ガレージ周辺部の事故を未然に防止して車を安全に入出庫できる。
2 パトライトとブザーの働きにより車をガレージ内へ安全に誘導して定位置に駐車させる。
3 遠隔操作とキースイッチ操作の両用でシャッター扉の開閉作動が行い得られ、車入出庫時の事情、情況によりどちらの操作ででも任意に選択して扉を開閉させることができる。
4 ガレージ内の照明時間を任意に調整でき、必要最適な照明ができる。
5 開閉力調整装置及びパルス信号によりシャッター扉の開閉作動を円滑にして扉開閉装置の故障を防止する。
6 電波受信OFFスイッチを設けたことにより、ガレージの長期不使用時におけるシャッター扉の誤作動を防止し、必要時の外にはガレージのシャッター扉が作動しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来公知のガレージの扉開閉装置の概略図
【図2】本発明によるガレージの扉開閉装置の概略図
【図3】従来公知のガレージの扉開閉装置を図1に対応させて示したブロック図
【図4】本発明によるガレージの扉開閉装置を図2に対応させて示したブロック図
【符号の説明】
1…シャッター扉
2…連杆
3…遊動子
4…オープナー
5…レール
6…電波発信器
8…キースイッチ
9…電動・手動切替えレバー
11、11′…光電センサー
12…パトライト
13…ブザー
14…キースイッチ
15…照明灯
16…照明灯のスイッチ
17…受信OFFスイッチ
18…共通端子
19…キースイッチ端子
20…受信OFF端子
21…電球用端子
22…光電センサープラグ
23…電波パターン設定スイッチ
24、24′…開閉力調整つまみ
25…光電センサーの差込みプラグ
26…パトライト・ブザーの差込プラグ
27…モーター軸
28…エンコーダ
29…パルス
30…アンプ
イ…アンテナ
ロ…電波
ハ…導線
【産業上の利用分野】
この発明は、ガレージの扉開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来公知のガレージの扉開閉装置は、図1にその概略図を図示しているように、シャッター扉1の後端部を連杆2で遊動子3の下端に連絡し、オープナー4の駆動でレール5に沿って遊動子3を前後方向に摺動させて往復運動を行わさせることにより、シャッター扉1をガレージの天井部と前面開口部(入口)との間で開閉作動させるようにしてあり、電波発信器(リモコン)6によりオープナー4に内蔵したモーターを駆動しその駆動により遊動子3を前後運動させるようモーター軸の回転でレール上に張設したチェーンを回動させ該チェーンに遊動子3を連結してある。なお前記オープナー4は下部にシャッター扉1の開閉力調整クラッチ7を備えると共に、ガレージの入口周辺外部に設けたキースイッチ8と接続してあり、キースイッチ8と電波発信器6のどちらかの操作によりモーターを作動してシャッター扉1を開閉するようにし、そのシャッター扉の開閉力の調整を開閉力調整クラッチ7により行わせるもので、シャッター扉に過分(通常より多い)の負荷が加わると扉閉止中(扉下降中)にはモーターが反転して扉が開放状態に戻り、照明灯を点滅させるし、扉開放中(扉上昇中)にはモーターを停止し、照明灯を点滅させるような制御装置(図3に示すカスタムIC)が備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来型の扉開閉装置においては、次のような5点の問題が認められる。 その第1点は、シャッター扉の開閉力調整を1個の調整クラッチで操作するため、シャッター扉の吊下げバランスの良否により、開閉力調整時に整合が行い難い。その第2点は、シャッター扉の下方に障害物がある時又は扉下降中に人や動物が扉下方を通過している場合において、扉下端がそれらに当るまで異状を検知することができず、その対処が遅延し安全確保ができ難い。その第3点は、車の車庫入れ時に完全に入庫したかどうかを感覚により判断しなければならないので、その確認が不正確である。その第4点は、庫内の照明灯はオープナーが作動開始しなければ点灯しなく、又その点灯は4分30秒で消灯するので時間的な不都合が生じる。その第5点は、長期間ガレージを使用しないと、アンテナがノイズ電波や同周波電波を感知してオープナーを誤って作動させる場合があるので不都合が生じる。等の安全上の欠陥が認められる。そこで本発明において、前記諸問題を解消しガレージ扉の誤作動を防止し開閉操作上における安全管理を全うすることを目的とし、次のような対策を講じた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
1 従来型扉開閉装置における調整クラッチによる機械的な調整手段を変更し、2個のボリウム(開閉力調整つまみ)を備えて電気的に扉の開閉力を調整する構成を採用した。
2 モーター軸にエンコーダーを取付け、エンコーダーによりパルスを発生させ時間当りのパルス数と、設定パルスをCPUのマイコンで比較し、設定パルス以下になると異状信号を発して開閉装置の作動停止とモーター反転の指令をCPUから発する構成を採用した。
3 ガレージ正面入口(正面開口部)でシャッター扉下方部両側に左右一対の光電センサーを取付け、シャッター扉の下降中に該両センサー間を遮ると、即時に異状信号をCPUに送信して開閉装置の停止とモーター反転の指令を発する構成を採用した。
4 光電センサー信号にパルス信号を採用し、そのパルス信号が常にマイコンに送られていないと電波発信器による扉下降ができないように構成し、ただしキースイッチの操作でスイッチONになっている時間にのみシャッター扉が下降するようにし、シャッター扉の上昇は光電センサーに関係なく作動するよう構成した。
5 光電センサー信号にパルス信号を採用することにより、一般市販の光電センサーでは作動しないよう制御される構成を採用した。
6 光電センサーのパルス信号回路中に分岐回路を設け分岐回路にデジタルアナログコンバーター(D/A)と出力リレーを設置し、前記パルス信号をD/Aを経て出力リレーを介しパトライトとブザーに送信して両者を作動させることにより、光と音で扉の作動中を表示する構成を採用した。
7 オープナーのスイッチ端子から配線して照明灯スイッチを適所に設けることにより、オープナー作動中でない時にも任意に点灯、消灯ができる構成とした。
8 電波受信OFFスイッチを設けてそれを入れておくとキースイッチの外ではオープナーを作動させることができないよう構成した。
【0005】
【作用】
前記段落0004における1項記載の構成により、扉の開閉力調整を早く適確に行うことができ、2項記載の構成により、モーターに過度の負荷を与えず円滑なモーター回転を持続させ、3項記載の構成により、シャッター扉下降時における危険を防止して人体、車体その他の安全を確保し、4項記載の構成により、シャッター扉操作上の安全確保ができ、5項記載の構成により、シャッター扉作動の安全管理を正確に行い得られ、6項記載の構成により、光と音の両者でシャッター扉の作動中であることを知らして安全な車庫入れを行い得られ、7項記載の構成により、ガレージ内の照明を適正にし、8項記載の構成により、ガレージの長期不使用時におけるシャッター扉の誤作動を防止する。
【0006】
【実施例】
添付図面の図1は従来型のガレージの扉開閉装置の概略を示し、図2はそれを改良した本発明におけるガレージの扉開閉装置の概略を示したものであって、図2において、符号1はシャッター扉、2は連杆、3は遊動子、4はオープナー、5はレール、6は電波発信器、イはアンテナ、9は電動・手動切替えレバー、10は前記レバー9から垂下する操作紐を夫夫示し、これらの各部材の構成と配置は前記従来型の扉開閉装置と共通するものであるが、オープナー4における作動制御装置とガレージ周辺の状況検知手段とにおいて以下に述べる構成が従来型のものから変更改良されたり追加されたりすることにより、扉開閉装置に適確なる安全管理システムを装備しており、順次その各システムにつき説明する。
【0007】
先ず、ガレージの正面開口部(入口)でシャッター扉1の前端下方両側壁部に左右一対の光電センサー11、11′を対設し、ガレージ内の壁部適当位置にパトライト12及びブザー13が一体的に結合されて設置されてある。また、ガレージ入口の一側壁外側にキースイッチ14を設け、ガレージ内適所に照明灯15とそのスイッチ16を設けると共に、受信OFFスイッチ17を設けてある。
【0008】
次に、オープナー4の内部にはマイコン搭載のプリント制御基板によるCPU(中央処理装置)が内蔵されており、オープナー4の箱体外側一面部4aに前記プリント制御基板端部を突出させて上から下へと共通端子18、キースイッチ端子19、受信OFF端子20、電球用端子21、光電センサープラグ22、電波パターン設定スイッチ23及び上下一対の開閉力調整つまみ24、24′が上下方向に列設されてある。そして前記キースイッチ14、照明灯15のスイッチ16、受信OFFスイッチ17、光電センサーの差込み25、パトライト12とブザー13の差込プラグ26が夫夫対応する端子やプラグに接続されるよう設けられている。
【0009】
図3は、前記従来型のガレージの扉開閉装置(図1のもの)のブロック図であって、図1に対応して図示されてあり、図中の符号イはアンテナ、ロは電波、6は遠隔操作用の電波発信器、7は扉開閉力調整クラッチ、8′はキースイッチ端子を示す。図4は、本発明におけるガレージの扉開閉装置(図2のもの)のブロック図であって、図2に対応して図示されてあり、図中の符号も夫夫図2のものと共通しているが、図2に示されていない符号27はモーター軸、28はエンコーダー、29はパルス、30はアンプを夫夫示す。
【0010】
本発明の構成は前述のようであり、扉開閉装置の作動につき車の入庫時から順を追って説明すると次のようである。先ず、遠隔操作用の電波発信器でアンテナへ電波を送るか又は入口外側のキースイッチを操作するかすれば、シャッター扉が自動的に開放されるので庫内に向って車を進め車体が入口にさしかかると両側壁に対設された光電センサーが検知してパルス信号をCPUに送ると内壁部の照明灯が点灯しパトライトが点滅しブザーが発音するので、それにより車体を安全に誘導して入庫させる。車が完全に入庫した時に再び電波発信器の釦を押すとシャッター扉が下降し始め入口に障害物がなければ下降を続けて扉が閉塞する。しかし扉下降中に入口に障害物例えば車体の一部、人体、動物、その他の物があって両側の光電センサー間を遮ると光電センサーがそれらを検知し、その検知信号(パルス)をCPUに送信しCPUの制御装置が働いてモーターを停止し、逆回転させることにより扉が上昇開放し、車体や人体その他の障害物の安全を確保する。そして前記障害物が扉下方から除去されればもう一度電波発信器の釦を押すか、又はキースイッチを入れるかにより扉が下降し始め全閉する。また、ガレージから車を出す時には、電波発信器又はキースイッチの操作によりシャッター扉を開放して発車させ、車が出たら再び電波発信器又はキースイッチの操作によりシャッター扉を閉塞する。この場合にも光電センサーによる安全装置が作動する。
【0011】
【発明の効果】
1 ガレージの入口に設けた光電センサーとCPUとの連係によりシャッター扉の開閉作動中における安全を確保し、ガレージ周辺部の事故を未然に防止して車を安全に入出庫できる。
2 パトライトとブザーの働きにより車をガレージ内へ安全に誘導して定位置に駐車させる。
3 遠隔操作とキースイッチ操作の両用でシャッター扉の開閉作動が行い得られ、車入出庫時の事情、情況によりどちらの操作ででも任意に選択して扉を開閉させることができる。
4 ガレージ内の照明時間を任意に調整でき、必要最適な照明ができる。
5 開閉力調整装置及びパルス信号によりシャッター扉の開閉作動を円滑にして扉開閉装置の故障を防止する。
6 電波受信OFFスイッチを設けたことにより、ガレージの長期不使用時におけるシャッター扉の誤作動を防止し、必要時の外にはガレージのシャッター扉が作動しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来公知のガレージの扉開閉装置の概略図
【図2】本発明によるガレージの扉開閉装置の概略図
【図3】従来公知のガレージの扉開閉装置を図1に対応させて示したブロック図
【図4】本発明によるガレージの扉開閉装置を図2に対応させて示したブロック図
【符号の説明】
1…シャッター扉
2…連杆
3…遊動子
4…オープナー
5…レール
6…電波発信器
8…キースイッチ
9…電動・手動切替えレバー
11、11′…光電センサー
12…パトライト
13…ブザー
14…キースイッチ
15…照明灯
16…照明灯のスイッチ
17…受信OFFスイッチ
18…共通端子
19…キースイッチ端子
20…受信OFF端子
21…電球用端子
22…光電センサープラグ
23…電波パターン設定スイッチ
24、24′…開閉力調整つまみ
25…光電センサーの差込みプラグ
26…パトライト・ブザーの差込プラグ
27…モーター軸
28…エンコーダ
29…パルス
30…アンプ
イ…アンテナ
ロ…電波
ハ…導線
Claims (6)
- モーターと扉開閉制御装置を内蔵したオープナーと、該オープナーから前方へ延びるレールとをガレージの屋根下天井部に設置し、シャッター扉の後端(上端)を遊動子に連絡し、モーターの駆動でレールに沿って前後回動するチェーンに遊動子を固定して前後運動させシャッター扉を天井部と正面開口部間で開閉作動させ、モーターの駆動を遠隔操作用の電波発信器の電波により操作するようにしたガレージの扉開閉装置において、ガレージの正面開口の左右両側壁に一対の光電センサーを対設し、該光電センサーにパルス信号を発信させ、該パルス信号をオープナーに内蔵したCPUに送信すると共に、該パルス送信回路からの分岐回路中にデジタルアナログコンバーターと出力リレーを配置した回路をガレージ内壁部に設けたパトライト及びブザーに接続したガレージの扉開閉装置。
- オープナーに内蔵したCPUに扉開閉力調整回路を設け該CPUのプリント制御基板の突出端部に開閉力調整つまみを備えた請求項1記載のガレージの扉開閉装置。
- モーター軸にエンコーダを取付け、エンコーダから発するパルス信号の時間当りのパルス数と、予め設定したパルス数とをCPUのマイコンで比較して異状の有無を検知し、異状であれば異状信号を発してモーターの反転指令を発信するよう構成した請求項1記載のガレージの扉開閉装置。
- 光電センサーからパルス信号を発信させ、該パルス信号を常時CPUのマイコンに送信し、その送信が止まるとシャッター扉の作動を遠隔操作で行えないよう構成した請求項1記載のガレージの扉開閉装置。
- プリント制御基板のスイッチ端子からガレージ内の照明灯スイッチに配線することにより、オープナー停止中にも任意に点灯、消灯が行えるよう構成した請求項1記載の扉開閉装置。
- プリント制御基板に電波受信OFF端子を設け、そのスイッチをガレージ内に設けてそれをONにしておくことにより、キースイッチ操作の外ではオープナーを作動できないよう構成した請求項1記載のガレージの扉開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5346205A JPH07180447A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | ガレージの扉開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Family
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Family Applications (1)
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1993
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