JPH07178813A - 熱収縮チューブの製造装置 - Google Patents
熱収縮チューブの製造装置Info
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- JPH07178813A JPH07178813A JP32237393A JP32237393A JPH07178813A JP H07178813 A JPH07178813 A JP H07178813A JP 32237393 A JP32237393 A JP 32237393A JP 32237393 A JP32237393 A JP 32237393A JP H07178813 A JPH07178813 A JP H07178813A
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Abstract
抑え、高速で連続膨張させて作れる製造装置を提供す
る。 【構成】 加熱炉1をターンシーブ2を有する炉として
そのシーブ2に樹脂チューブAをかけ、炉内で軟化点以
上の温度に加熱する。このとき、送り装置4とターンシ
ーブ2の送り速度を速度制御装置10でV1 <V2 に制
御し、この速度差でチューブの縦伸びによるシーブ間で
の弛みを防止する。このため、弛みによるチューブのス
リップが起こらず高速加工が可能になる。
Description
造において、樹脂チューブの縦伸びを極めて小さく抑え
て高速で連続的に膨張成形するための装置に関する。
合、従来は、特公昭55−6045号公報や特公平5−
25664号公報などに開示されるように、樹脂チュー
ブを一方向に供給して加熱炉内の熱媒体(エチレングリ
コール、空気等)で加熱し、その後、軟化した樹脂チュ
ーブを外側からの真空引きやチューブ内圧等により径方
向に所定寸法に膨張させる方法を採っている。
収縮チューブの製造を行う従来の装置は、加熱炉温度を
150℃にして膨張加工速度を速めると厚肉(0.5m
m以上)樹脂チューブの場合、その温度が軟化点(90
℃)に達しないため、2〜5m/分程度の低速膨張にせ
ざるを得ず、加工能率が低いと云う問題があった。ま
た、高速送りで軟化点以上の温度に加熱しようとすれ
ば、加熱炉長を長く取る必要があり、作業スペース、作
業性、設備面等に問題があった。
脂チューブを炉内で何回か行き来させることにより加熱
炉長を長くしたのと実質的に差のない状態を作り出すこ
とを考えた。
ンシーブ間で樹脂チューブの縦伸びによる弛みが発生
し、チューブがスリップして送り不能となり、加工がで
きないことが判明した。
の大型化を招かずに高速加工を可能ならしめることを課
題としている。
チューブの縦伸びによるターンシーブ間での弛みを、加
熱炉の入口側と出口側でのチューブ速度に差を付けて無
くすが、このような方法を採ると、加熱炉内で樹脂チュ
ーブの径が微小に変動し、シールパッキンの内径に合っ
たチューブ径を保持できないため、膨張が安定せず、完
成品の品質が低下すると云う問題がある。
るものである。
の発明の熱収縮チューブの製造装置は、内部にターンシ
ーブを有し、樹脂チューブをそのシーブで送りながら軟
化点以上の温度に加熱する加熱炉と、前記樹脂チューブ
を加熱炉に送り込む送り装置と、送り装置通過後の樹脂
チューブの速度制御装置を有し、この制御装置による制
御で加熱炉内樹脂チューブの移動速度を前記送り装置に
よる送り速度より早めて樹脂チューブの縦伸びによるタ
ーンシーブ間での弛みを無くすようにしてある。
を軟化点以上の温度に加熱する加熱炉と、加熱された樹
脂チューブの外径制御装置を有し、前記外径制御装置が
加熱された樹脂チューブの外径を測定し、その測定値に
応じて樹脂チューブに加える内圧を増減させ、チューブ
径の変動量を補正するようにしてある。
装置を合体させたものである。
かれる樹脂チューブの長さが長くなるので、設備の大型
化等を招かずに速度を速めても軟化点付近の温度(軟化
点+20℃)に加熱して膨張に必要十分な熱をチューブ
に与えることができる。また、炉内チューブ長を長くと
れるこのターンシーブ型の炉であれば、熱伝導の悪いチ
ューブも急激に加熱する必要がなく均一加熱もし易い。
ンシーブ間での弛みは、図2における駆動装置の各送り
速度がV1 =V2 に設定されていると、加熱が進むにつ
れて軟化した樹脂チューブが自重により縦伸びして図3
に示す弛みδが生じ、時間経過と共に伸びが累積されて
グラフから判るようにδが増大し、ついには送り不能即
ち加工不能となってしまうが、速度制御装置を設けてV
1 <V2 の条件で加熱を行うと、前述の弛みδが吸収さ
れる。実験的にV2 =1.03V1 〜1.05V1 で加
熱を行った結果、実際に弛みが無くなる(図3のグラフ
、を参照)ことを確認済である。
負圧による吸引力と補助的にチューブ内に供給している
内圧により(内圧だけの場合もある)膨張させている
が、加熱炉出入口での速度差で引き延ばされた樹脂チュ
ーブの外径を測定し、設定値からのずれ分を外径制御装
置の制御による内圧増減によって補正すれば、常に適切
なチューブ外径を保持でき、高品質の維持が図れる。
工の高速化と高品質製品の製造を両立させることが可能
である。
置の具体例を説明する。
示している。図の1は加熱炉である。この加熱炉1は、
図2に示すように、樹脂チューブAを架け渡して何回か
ターンさせる複数のターンシーブ2と、シーブ間のチュ
ーブを下から受けるキャリヤローラ3を内部に有してい
る。この加熱炉1はヒータで樹脂チューブを直接加熱す
るものでもよいが、加熱した熱媒体(エチレングリコー
ル、空気など)を内部に入れてこの媒体でチューブを加
熱するものであると、徐々に均一に加熱できる。
熱炉に送り込む送り装置4が設けられ、後段には成形槽
6と、加熱後の樹脂チューブをその成形槽6に送り込む
送り装置5と、樹脂チューブの外径測定器8(この測定
器は図1に示すように送り装置5の後方におくとシール
パッキン内径との誤差をより少なくし得る)と、膨張後
のチューブの引出装置7が設けられている。
g/cm2 の範囲で内圧を変える内圧制御装置9と組合
わせた。外径制御装置は、その2者によって構成されて
おり、測定器8による測定値が設定値から外れると、内
圧制御装置9が樹脂チューブAに加える内圧を増減させ
てチューブ外径のずれを補正する。
御装置10は、送り装置4、ターンシーブ2、送り装置
5、引出装置7の各部での送り速度V1 、V2 、V3 、
V4の比率調整を行う。その比率調整は、加熱炉1内で
の樹脂チューブAの縦伸び量を計算してコントローラで
各部の速度を変更してもよいし、シーブ間での弛み検出
センサ(図示せず)を設けてそこからの信号で弛みが一
定値内に収まるように自動調整を行わしめてもよい。
的に加える内圧とにより樹脂チューブを膨張させ、冷却
しながらダイスでチューブ外周を成形して送り出すもの
(特公平5−25664号に開示されるもの)や、内圧
のみを加えて冷却しながら膨張させ、ダイスで成形する
もの等、周知のもので間に合う。
記す。
線照射架橋ポリエチレンチューブを膨張加工した。
り圧縮空気を圧入し内圧0.005kg/cm2 の状態
にした。そして、この樹脂チューブAを16ターンのタ
ーンシーブ2とキャリヤローラ3を有している加熱炉1
に導入し、120℃で加熱して加熱炉1からの引出し端
を送り装置5経由で成形槽6に導入した。また、外径測
定器8による加熱後チューブA’の外径測定の基準を1
9.8mmに設定し、その設定基準値に対する誤差が±
0.1mmに対して内圧が±0.001kg/cm2 だ
け補正される設定にした。
を送り装置4より加熱炉1に向けて18.6m/分の速
度で送り出しながら加熱後のチューブA’を送り装置5
により19.1m/分で引出して成形槽6に送り込み、
さらに、膨張成形後の熱収縮チューブA”を引出装置7
により18.0m/分で引出した。
は、測定点での外径が20mmで安定し、また、加熱炉
内シーブ間での縦伸びによる弛みも見られず、内径4
0.0mm、肉厚0.50mmの熱収縮チューブA”を
安定して連続的に得ることができた。この完成品の熱収
縮チューブは、125℃に加熱して熱収縮させたとこ
ろ、内径17.0mm、肉厚1.0mmとなり、収縮前
後の長さ変化も収縮前100mmに対し、収縮後99〜
100mmと殆ど差が無く、高品質を維持できた。
は、加熱炉内のターンシーブ間での縦伸びによる弛みを
吸収し得る構成にしたので、設置スペース、作業性、設
備面で有利な小型のターンシーブ方式の加熱炉を用いて
加工の高速化を図ることが可能である。
をもつものは、成形槽入口部で適切な樹脂チューブ外径
を保持できるので、連続膨張を安定して進めることがで
き、加工速度の更なる向上と高品質の維持の面でより優
れた効果を期待できる。
のシーブ間での弛み量の関係を示す図
Claims (3)
- 【請求項1】 内部にターンシーブを有し、樹脂チュー
ブをそのシーブで送りながら軟化点以上の温度に加熱す
る加熱炉と、前記樹脂チューブを加熱炉に送り込む送り
装置と、送り装置通過後の樹脂チューブの速度制御装置
を有し、この制御装置による制御で加熱炉内樹脂チュー
ブの移動速度を前記送り装置による送り速度より早めて
樹脂チューブの縦伸びによるターンシーブ間での弛みを
無くすようにしてある熱収縮チューブの製造装置。 - 【請求項2】 樹脂チューブを軟化点以上の温度に加熱
する加熱炉と、加熱された樹脂チューブの外径制御装置
を有し、前記外径制御装置が加熱された樹脂チューブの
外径を測定し、その測定値に応じて樹脂チューブに加え
る内圧を増減させ、チューブ径の変動量を補正するよう
にしてある熱収縮チューブの製造装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の加熱炉、送り装置及び速
度制御装置と、請求項2記載のチューブ外径制御装置を
含んでいる熱収縮チューブの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32237393A JP3448929B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 熱収縮チューブの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32237393A JP3448929B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 熱収縮チューブの製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07178813A true JPH07178813A (ja) | 1995-07-18 |
JP3448929B2 JP3448929B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=18142925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32237393A Expired - Lifetime JP3448929B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 熱収縮チューブの製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3448929B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103302850A (zh) * | 2013-07-03 | 2013-09-18 | 深圳市沃尔核材股份有限公司 | 热缩管扩张系统 |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP32237393A patent/JP3448929B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103302850A (zh) * | 2013-07-03 | 2013-09-18 | 深圳市沃尔核材股份有限公司 | 热缩管扩张系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3448929B2 (ja) | 2003-09-22 |
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