JPH0717862A - 脂肪組織の成長のインヒビターとしてのアンギオテンシン(aii)拮抗物質 - Google Patents
脂肪組織の成長のインヒビターとしてのアンギオテンシン(aii)拮抗物質Info
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 脂肪組織の成長のインヒビターとしてアンギ
オテンシン(AII)拮抗物質を使用し、脂肪細胞の成
長を減少しそして体重増加を減少する方法。 【効果】 肥満症及び非インスリン依存性糖尿病の処置
に有用である。
オテンシン(AII)拮抗物質を使用し、脂肪細胞の成
長を減少しそして体重増加を減少する方法。 【効果】 肥満症及び非インスリン依存性糖尿病の処置
に有用である。
Description
【0001】本発明は、脂肪組織(adipose tissue)の成
長のインヒビターとしてアンギオテンシン(AII)拮
抗物質(antagonists)を使用し、脂肪細胞(adipocyte)の
成長を減少しそして体重増加(body weigtht gain)を減
少する方法に関する。
長のインヒビターとしてアンギオテンシン(AII)拮
抗物質(antagonists)を使用し、脂肪細胞(adipocyte)の
成長を減少しそして体重増加(body weigtht gain)を減
少する方法に関する。
【0002】アンギオテンシンは、心臓血管の血流遮断
に関係するよく特徴づけられたペプチドである。数10
年間、アンギオテンシンは血圧および電解質に顕著な効
果をもつ、効力のある血管収縮剤に示すであることが知
られている。腎臓からのレニンの放出を経るアンギオテ
ンシンの代謝のコントロールの古典的概念は、末梢組織
の部位を含むように最近修正された。末梢組織から局所
的に発生したアンギオテンシンII(AII)の有意な
量の観測は、また、AIIが細胞培養において成長因子
として作用し、そして生体内で脈管形成を刺激すること
ができるということを示すデータと一致した。
に関係するよく特徴づけられたペプチドである。数10
年間、アンギオテンシンは血圧および電解質に顕著な効
果をもつ、効力のある血管収縮剤に示すであることが知
られている。腎臓からのレニンの放出を経るアンギオテ
ンシンの代謝のコントロールの古典的概念は、末梢組織
の部位を含むように最近修正された。末梢組織から局所
的に発生したアンギオテンシンII(AII)の有意な
量の観測は、また、AIIが細胞培養において成長因子
として作用し、そして生体内で脈管形成を刺激すること
ができるということを示すデータと一致した。
【0003】アンギオテンシンIIのための膜レセプタ
ーは種々の種からの多数の組織において同定され、そし
てレセプタータンパク質をエンコードする遺伝子は最近
クローニングされた。レセプターの2つのサブタイプ、
すなわち、典型的には血管細胞の中に見いだされる高い
親和性のAT1および神経の中に見いだされる低い親和
性のAT2が観察された。アンギオテンシノゲン遺伝子
は褐色脂肪組織中の部位特異的ハイブリダイゼーション
により同定され、そして全体の体のオートラジオグラフ
ィー技術はAIIが致死的発育の間に特異的組織の中で
減少することを示した。現在、AIIは効力のある血管
収縮剤、および成長および分化のエフェクターの両者と
して特徴づけられた。しかしながら、今日まで、心臓血
管の効果を生成する機能に加えてAIIの機能が提案さ
れてきているが、大部分未解決のままである。
ーは種々の種からの多数の組織において同定され、そし
てレセプタータンパク質をエンコードする遺伝子は最近
クローニングされた。レセプターの2つのサブタイプ、
すなわち、典型的には血管細胞の中に見いだされる高い
親和性のAT1および神経の中に見いだされる低い親和
性のAT2が観察された。アンギオテンシノゲン遺伝子
は褐色脂肪組織中の部位特異的ハイブリダイゼーション
により同定され、そして全体の体のオートラジオグラフ
ィー技術はAIIが致死的発育の間に特異的組織の中で
減少することを示した。現在、AIIは効力のある血管
収縮剤、および成長および分化のエフェクターの両者と
して特徴づけられた。しかしながら、今日まで、心臓血
管の効果を生成する機能に加えてAIIの機能が提案さ
れてきているが、大部分未解決のままである。
【0004】脂肪組織は高度に脈管化(vascularize)さ
れており、そして大人の寿命の大部分を通じて拡張し続
けことができるわずかの組織の1つである。アンギオテ
ンシノゲンのmRNAは、脈管、接続および脂肪の細胞
を含有する全脂肪組織の調製物において観察され、そし
て外因性アンギオテンシンIIの存在下にインキュベー
ションした単離された脂肪細胞は投与量依存性の方法で
プロスタサイクリンを放出する。さらに、最初に、ラッ
ト脂肪細胞中のAIIのレセプターが最近同定され、分
離された脂肪細胞膜中で特徴づけられ、そして報告され
た(D.L.Crandallら、Metabolis
m、42、511−515(1993)。
れており、そして大人の寿命の大部分を通じて拡張し続
けことができるわずかの組織の1つである。アンギオテ
ンシノゲンのmRNAは、脈管、接続および脂肪の細胞
を含有する全脂肪組織の調製物において観察され、そし
て外因性アンギオテンシンIIの存在下にインキュベー
ションした単離された脂肪細胞は投与量依存性の方法で
プロスタサイクリンを放出する。さらに、最初に、ラッ
ト脂肪細胞中のAIIのレセプターが最近同定され、分
離された脂肪細胞膜中で特徴づけられ、そして報告され
た(D.L.Crandallら、Metabolis
m、42、511−515(1993)。
【0005】本発明の要旨 本発明は、脂肪細胞膜中のAIIレセプターの同定およ
びアンギオテンシンIIレセプターを使用して脂肪細胞
AIIレセプターのブロッキング剤を阻害し、これによ
り脂肪細胞の増殖および体重の増加を減少することに関
する。したがって、本発明は、また、肥満症(obesity)
および非インスリン依存性糖尿病(non-insulin depende
nt diabetes mellitus)を包含する脂肪細胞の増殖に関
連する疾患を処置するとき、アンギオテンシンIIレセ
プターのブロッキング剤の使用に関する。
びアンギオテンシンIIレセプターを使用して脂肪細胞
AIIレセプターのブロッキング剤を阻害し、これによ
り脂肪細胞の増殖および体重の増加を減少することに関
する。したがって、本発明は、また、肥満症(obesity)
および非インスリン依存性糖尿病(non-insulin depende
nt diabetes mellitus)を包含する脂肪細胞の増殖に関
連する疾患を処置するとき、アンギオテンシンIIレセ
プターのブロッキング剤の使用に関する。
【0006】本発明の実施に適当な治療剤は、アンギオ
テンシンIIレセプターのブロッキング剤として活性を
有するすることが知られている化合物であり、そして式
Iの種々の化合物を包含する:
テンシンIIレセプターのブロッキング剤として活性を
有するすることが知られている化合物であり、そして式
Iの種々の化合物を包含する:
【0007】
【化1】
【0008】式中、Arは
【0009】
【化2】
【0010】から成る群より選択され、RaおよびReは
各々独立に1〜5個の炭素原子を有する低級アルキルで
あり、Rbは、 (a)置換されていてもよい(C1−C6)アルキル、こ
こで置換基はヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、
(C1−C4)アルキル、フェニル、置換フェニル(置換
基は(C1−C4)アルキル、CF3、ニトロ、−NH2、
(C1−C4)アルコキシおよびハロから選択される)、
ピリジン、チオフェン、フラン、−CHO、−COOR
f、−O−CORf、−CON(Rf)2およびカルボ
キシメチルフェニルから選択される; (b)置換されていてもよい5〜15員の1、2および
3環の複素環式基、ここで異種原子は1〜4個の酸素、
硫黄または窒素原子から選択され、置換基は(C1−
C4)アルキル(−ORf、−CO2Rf、−CN、−N
H2、−NHRf、−N(Rf)2、フェニル、置換フェ
ニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級ア
ルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素
原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから
選択される)で置換されていてもよい)、フェニル、置
換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ
低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個
の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはB
rから選択される)、ピリジン、チオフェン、フラン、
−ORf、−CO2Rf、−CN、−CF3、−CON
(Rf)2、−SPh、−N(Rf)2から選択される;
から選択され、Rcは水素、ハロまたはピロール基であ
り、前記ピロール基は窒素原子に結合しており、そして
置換されていないか、あるいは1〜4を有する低級アル
キルで置換されており、RdおよびRfは独立に水素お
よび1〜4個の炭素原子を有する低級アルキルから選択
される、化合物、その互変異性体およびその製剤学的に
許容されうる塩類。
各々独立に1〜5個の炭素原子を有する低級アルキルで
あり、Rbは、 (a)置換されていてもよい(C1−C6)アルキル、こ
こで置換基はヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、
(C1−C4)アルキル、フェニル、置換フェニル(置換
基は(C1−C4)アルキル、CF3、ニトロ、−NH2、
(C1−C4)アルコキシおよびハロから選択される)、
ピリジン、チオフェン、フラン、−CHO、−COOR
f、−O−CORf、−CON(Rf)2およびカルボ
キシメチルフェニルから選択される; (b)置換されていてもよい5〜15員の1、2および
3環の複素環式基、ここで異種原子は1〜4個の酸素、
硫黄または窒素原子から選択され、置換基は(C1−
C4)アルキル(−ORf、−CO2Rf、−CN、−N
H2、−NHRf、−N(Rf)2、フェニル、置換フェ
ニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級ア
ルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素
原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから
選択される)で置換されていてもよい)、フェニル、置
換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ
低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個
の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはB
rから選択される)、ピリジン、チオフェン、フラン、
−ORf、−CO2Rf、−CN、−CF3、−CON
(Rf)2、−SPh、−N(Rf)2から選択される;
から選択され、Rcは水素、ハロまたはピロール基であ
り、前記ピロール基は窒素原子に結合しており、そして
置換されていないか、あるいは1〜4を有する低級アル
キルで置換されており、RdおよびRfは独立に水素お
よび1〜4個の炭素原子を有する低級アルキルから選択
される、化合物、その互変異性体およびその製剤学的に
許容されうる塩類。
【0011】とくに好ましい化合物は、式IIおよび式
IIIの種々の化合物である:
IIIの種々の化合物である:
【0012】
【化3】
【0013】式中、Rは−CO2H、−NHSO2CF3
または
または
【0014】
【化4】
【0015】であり、Xは〜5個の炭素原子を有する直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記の
部分から選択される:
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記の
部分から選択される:
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】
【0018】
【化7】
【0019】
【化8】
【0020】
【化9】
【0021】R59は下記の部分から選択される:
【0022】
【化10】
【0023】式中、 (A)グループ(A)と表示する部分を参照すると:R
1はH、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキ
ル、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素
原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、
ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから
選択される)、2−ピリジニル、4−ピリジニル、ベン
ジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有
するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、
1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択され
る)であり、R2はH、および1〜4個の炭素原子を有
する直鎖状低級アルキルであり、R3はトリフェニルメ
チル、ベンジル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭
素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチ
ル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル
から選択される)、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状
低級アルキルであり、R4はH、および1〜4個の炭素
原子を有する直鎖状低級アルキル、
1はH、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキ
ル、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素
原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、
ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから
選択される)、2−ピリジニル、4−ピリジニル、ベン
ジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有
するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、
1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択され
る)であり、R2はH、および1〜4個の炭素原子を有
する直鎖状低級アルキルであり、R3はトリフェニルメ
チル、ベンジル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭
素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチ
ル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル
から選択される)、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状
低級アルキルであり、R4はH、および1〜4個の炭素
原子を有する直鎖状低級アルキル、
【0024】
【化11】
【0025】であり、R11は1〜3個の炭素原子を有す
る低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は1
〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフル
オロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−
アルキルから選択される)、−OR7、ベンジルオキ
シ、−NH2、−NHR7、−NR7R8であり、R7は1
〜4個の炭素原子を有する低級アルキルであり、R8は
1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル、フェニルで
ある、の化合物およびその製剤学的に許容されうる塩
類。
る低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は1
〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフル
オロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−
アルキルから選択される)、−OR7、ベンジルオキ
シ、−NH2、−NHR7、−NR7R8であり、R7は1
〜4個の炭素原子を有する低級アルキルであり、R8は
1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル、フェニルで
ある、の化合物およびその製剤学的に許容されうる塩
類。
【0026】(B)グループ(B)と表示される部分を
参照すると:R9は独立にH、または1〜4個の炭素原
子を有する直鎖状低級アルキルであり、R5は
参照すると:R9は独立にH、または1〜4個の炭素原
子を有する直鎖状低級アルキルであり、R5は
【0027】
【化12】
【0028】であり、nは2、3または4であり、mは
2、3または4であり、R7は1〜4個の炭素原子を有
する直鎖状低級アルキルである、およびその製剤学的に
許容されうる塩類。
2、3または4であり、R7は1〜4個の炭素原子を有
する直鎖状低級アルキルである、およびその製剤学的に
許容されうる塩類。
【0029】(C)グループ(C)と表示される部分を
参照すると:R31はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル(−OR17、−CO2R17、−CN、
−NH2、−NHR17、−N(R17)2、フェニル、置換
フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低
級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の
炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはBr
から選択される)で置換されていてもよい)、フェニ
ル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1
〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、ま
たはBrから選択される)、ピリジン、チオフェン、フ
ラン、−OR17、−CO2R17、−CN、−CF3、−C
ON(R17)2、−SPh、−N(R17)2または
参照すると:R31はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル(−OR17、−CO2R17、−CN、
−NH2、−NHR17、−N(R17)2、フェニル、置換
フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低
級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の
炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはBr
から選択される)で置換されていてもよい)、フェニ
ル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1
〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、ま
たはBrから選択される)、ピリジン、チオフェン、フ
ラン、−OR17、−CO2R17、−CN、−CF3、−C
ON(R17)2、−SPh、−N(R17)2または
【0030】
【化13】
【0031】であり、R32はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル(−OR17、−CO2R17、
−CN、−NH2、−NHR17、−N(R17)2、フェニ
ル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1
〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、ま
たはBrから選択される)で置換されていてもよい)、
フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子
を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、C
l、またはBrから選択される)、ピリジン、チオフェ
ン、フラン、−CO2R17、−CN、−CON(R17)2
または
有する直鎖状低級アルキル(−OR17、−CO2R17、
−CN、−NH2、−NHR17、−N(R17)2、フェニ
ル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1
〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、ま
たはBrから選択される)で置換されていてもよい)、
フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子
を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、C
l、またはBrから選択される)、ピリジン、チオフェ
ン、フラン、−CO2R17、−CN、−CON(R17)2
または
【0032】
【化14】
【0033】であり、R33はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)、ピリジン、チオフェン、フラン、−CO2R
17、−CON(R17)2、−CN、−NO2または
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)、ピリジン、チオフェン、フラン、−CO2R
17、−CON(R17)2、−CN、−NO2または
【0034】
【化15】
【0035】であり、R40はH、−CO2R17、−SO2
R17、1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル、ベン
ジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有
するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、
1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、
またはBrから選択される)、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)、−CON(R17)2または
R17、1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル、ベン
ジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有
するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、
1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、
またはBrから選択される)、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)、−CON(R17)2または
【0036】
【化16】
【0037】であり、R12はフェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)であり、R15はH、1〜4個の炭素原子を有す
る低級アルキルであり、R17は独立にH、または1〜4
個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の低級ア
ルキルであり、R38はH、1〜4個の炭素原子を有する
直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基
は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリ
フルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有する
O−アルキル、F、Cl、またはBrから選択され
る)、−CO2R17、−CH2OH、−CN、−CON
(R17)2または
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)であり、R15はH、1〜4個の炭素原子を有す
る低級アルキルであり、R17は独立にH、または1〜4
個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の低級ア
ルキルであり、R38はH、1〜4個の炭素原子を有する
直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基
は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリ
フルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有する
O−アルキル、F、Cl、またはBrから選択され
る)、−CO2R17、−CH2OH、−CN、−CON
(R17)2または
【0038】
【化17】
【0039】であり、R39はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)であり、R10は独立にH、1〜4個の炭素原子
を有する直鎖状低級アルキル(−OR17、−CO
2R17、−CN、−NH2、−NHR17、−N
(R17)2、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロ
メチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アル
キル、F、Cl、またはBrから選択される)で置換さ
れていてもよい)、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフ
ルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキル、F、Cl、またはBrから選択される)、
ピリジン、チオフェン、フラン、−CO2R17、−C
N、−CF3、−CON(R17)2または
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)であり、R10は独立にH、1〜4個の炭素原子
を有する直鎖状低級アルキル(−OR17、−CO
2R17、−CN、−NH2、−NHR17、−N
(R17)2、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロ
メチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アル
キル、F、Cl、またはBrから選択される)で置換さ
れていてもよい)、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフ
ルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキル、F、Cl、またはBrから選択される)、
ピリジン、チオフェン、フラン、−CO2R17、−C
N、−CF3、−CON(R17)2または
【0040】
【化18】
【0041】であり、Qは単結合、−(CR10R10)p
−またはOであり、Q1は単結合、−(CR10R10)
p−、O、
−またはOであり、Q1は単結合、−(CR10R10)
p−、O、
【0042】
【化19】
【0043】であり、pは1〜5であり、Aは−(CR
10R10)q−であり、qは2〜5であり、ただしp+q
は6より大きくない、およびその製剤学的に許容されう
る塩類。
10R10)q−であり、qは2〜5であり、ただしp+q
は6より大きくない、およびその製剤学的に許容されう
る塩類。
【0044】(D)グループ(D)と表示される部分を
参照すると:R41はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル、−CF3、−CN、
参照すると:R41はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル、−CF3、−CN、
【0045】
【化20】
【0046】フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニ
トロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選
択される)、ピリジン、チオフェンまたはフランであ
り、R43は−CO2R19、
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニ
トロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選
択される)、ピリジン、チオフェンまたはフランであ
り、R43は−CO2R19、
【0047】
【化21】
【0048】フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニ
トロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選
択される)、ピリジン、CN、直鎖状もしくは分枝鎖状
の(C1−C6)アルキル、
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニ
トロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選
択される)、ピリジン、CN、直鎖状もしくは分枝鎖状
の(C1−C6)アルキル、
【0049】
【化22】
【0050】であり、R36はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキルであり、R14およびR16は水
素、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖
状の低級アルキル、−CO2R19、−CN、フェニル、
置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモ
ノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原
子を有するO−アルキルから選択される)、ピリジン、
チオフェンまたはフラン
有する直鎖状低級アルキルであり、R14およびR16は水
素、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖
状の低級アルキル、−CO2R19、−CN、フェニル、
置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモ
ノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原
子を有するO−アルキルから選択される)、ピリジン、
チオフェンまたはフラン
【0051】
【化23】
【0052】であり、R19は1〜4個の炭素原子を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状の低級アルキルである、およ
びその製剤学的に許容されうる塩類。
る直鎖状もしくは分枝鎖状の低級アルキルである、およ
びその製剤学的に許容されうる塩類。
【0053】(E)グループ(E)と表示される部分を
参照すると:R21、R29およびR25は同一であるか、あ
るいは異なることができ、R21はH、1〜4個の炭素原
子を有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニ
ル(置換基は1〜4個の炭素原子を有するモノ低級アル
キル、−CF3、ニトロ、NH2、1〜4個の炭素原子を
有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択さ
れる)、ピリジン、チオフェンまたはフランであり、R
29はH、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキ
ル、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜4個の炭素
原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、N
H2、1〜4個の炭素原子を有するO−アルキル、F、
Cl、またはBrから選択される)、ピリジン、チオフ
ェンまたはフランであり、R28はフェニル、置換フェニ
ル(置換基は1〜4個の炭素原子を有するモノ低級アル
キル、−CF3、F、Cl、ニトロ、1〜4個の炭素原
子を有するO−アルキルから選択される)であり、R25
は1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル、フ
ェニル、置換フェニル(置換基は1〜4個の炭素原子を
有するモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜4個
の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはB
rから選択される)、ピリジン、チオフェンまたはフラ
ンであり、vは0〜3である、およびその製剤学的に許
容されうる塩類。
参照すると:R21、R29およびR25は同一であるか、あ
るいは異なることができ、R21はH、1〜4個の炭素原
子を有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニ
ル(置換基は1〜4個の炭素原子を有するモノ低級アル
キル、−CF3、ニトロ、NH2、1〜4個の炭素原子を
有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択さ
れる)、ピリジン、チオフェンまたはフランであり、R
29はH、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキ
ル、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜4個の炭素
原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、N
H2、1〜4個の炭素原子を有するO−アルキル、F、
Cl、またはBrから選択される)、ピリジン、チオフ
ェンまたはフランであり、R28はフェニル、置換フェニ
ル(置換基は1〜4個の炭素原子を有するモノ低級アル
キル、−CF3、F、Cl、ニトロ、1〜4個の炭素原
子を有するO−アルキルから選択される)であり、R25
は1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル、フ
ェニル、置換フェニル(置換基は1〜4個の炭素原子を
有するモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜4個
の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはB
rから選択される)、ピリジン、チオフェンまたはフラ
ンであり、vは0〜3である、およびその製剤学的に許
容されうる塩類。
【0054】(F)グループ(F)と表示される部分を
参照すると:Aは−(CH2)uであり、uは1、2、3
または4であり、Wは−CH2−または
参照すると:Aは−(CH2)uであり、uは1、2、3
または4であり、Wは−CH2−または
【0055】
【化24】
【0056】であるか、あるいはAおよびWの各々は
【0057】
【化25】
【0058】であり、そして−(CH2)r−架橋により
接続されており、ここでrは1、2または3であり、Q
は−O−、−CH2−または
接続されており、ここでrは1、2または3であり、Q
は−O−、−CH2−または
【0059】
【化26】
【0060】であり、Dは−(CH2)fであり、fは3
または4であり、R18はH、1〜4個の炭素原子を有す
る直鎖状低級アルキル(−OR35、−CO2R35、−C
N、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素
原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、
ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、
F、Cl、またはBrから選択される)で置換されてい
てもよい)、ピリジン、チオフェン、フラン、−CH
O、−CO2R35、−CN、
または4であり、R18はH、1〜4個の炭素原子を有す
る直鎖状低級アルキル(−OR35、−CO2R35、−C
N、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素
原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、
ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、
F、Cl、またはBrから選択される)で置換されてい
てもよい)、ピリジン、チオフェン、フラン、−CH
O、−CO2R35、−CN、
【0061】
【化27】
【0062】であり、R27はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル(−OR35、−CO2R35、
−CN、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の
炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチ
ル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキ
ル、F、Cl、またはBrから選択される)で置換され
ていてもよい)、ピリジン、チオフェン、フラン、−C
O2R35、−CHO、−CO2R35、−CN、または
有する直鎖状低級アルキル(−OR35、−CO2R35、
−CN、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の
炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチ
ル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキ
ル、F、Cl、またはBrから選択される)で置換され
ていてもよい)、ピリジン、チオフェン、フラン、−C
O2R35、−CHO、−CO2R35、−CN、または
【0063】
【化28】
【0064】であり、R37はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)、ピリジン、チオフェン、フラン、−O−
R35、−N(R35)、−CO2R35、−CH2OR35、−
CN、−CHO、
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)、ピリジン、チオフェン、フラン、−O−
R35、−N(R35)、−CO2R35、−CH2OR35、−
CN、−CHO、
【0065】
【化29】
【0066】であり、R35は独立にH、1〜4個の炭素
原子を有する低級アルキルであり、R13はH、1〜4個
の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル、5または6個
の炭素原子を有するシクロアルキル、フェニル、置換フ
ェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級
アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭
素原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrか
ら選択される)、ピリジン、チオフェン、フラン、ベン
ジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有
するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、
1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、
またはBrから選択される)、−CO2R35、−SO2R
30、
原子を有する低級アルキルであり、R13はH、1〜4個
の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル、5または6個
の炭素原子を有するシクロアルキル、フェニル、置換フ
ェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級
アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭
素原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrか
ら選択される)、ピリジン、チオフェン、フラン、ベン
ジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有
するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、
1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、
またはBrから選択される)、−CO2R35、−SO2R
30、
【0067】
【化30】
【0068】であり、R27はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状の低級アルキルであり、
R34はH、−CO2R35、−SO2R30、
有する直鎖状もしくは分枝鎖状の低級アルキルであり、
R34はH、−CO2R35、−SO2R30、
【0069】
【化31】
【0070】であり、R30はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)である、およびその製剤学的に許容されうる塩
類。
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)である、およびその製剤学的に許容されうる塩
類。
【0071】(G)グループ(G)と表示される部分を
参照すると:R42はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル、−CF3、−CN、
参照すると:R42はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル、−CF3、−CN、
【0072】
【化32】
【0073】フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニ
トロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選
択される)、ピリジン、チオフェンまたはフランであ
り、R44は1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アル
キル、3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル、フ
ェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を
有するモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個
の炭素原子を有するO−アルキルから選択される)、ピ
リジン、チオフェン、フラン、ベンジル、置換ベンジル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)であり、R45はH、1〜4
個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル、フェニル、
置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモ
ノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原
子を有するO−アルキルから選択される)、ピリジン、
チオフェン、フラン、−CHO、−CO2R53、−OR
53または
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニ
トロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選
択される)、ピリジン、チオフェンまたはフランであ
り、R44は1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アル
キル、3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル、フ
ェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を
有するモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個
の炭素原子を有するO−アルキルから選択される)、ピ
リジン、チオフェン、フラン、ベンジル、置換ベンジル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)であり、R45はH、1〜4
個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル、フェニル、
置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモ
ノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原
子を有するO−アルキルから選択される)、ピリジン、
チオフェン、フラン、−CHO、−CO2R53、−OR
53または
【0074】
【化33】
【0075】であり、R46はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)、ピリジン、チオフェン、
フラン、−CHO、、−OR53、−CO2R53または
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)、ピリジン、チオフェン、
フラン、−CHO、、−OR53、−CO2R53または
【0076】
【化34】
【0077】であり、R52はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R47
はH、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキ
ル、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素
原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1
〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択され
る)、ピリジン、チオフェンまたはフランであり、R48
はH、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキ
ル、3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル、フェ
ニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有
するモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個の
炭素原子を有するO−アルキルから選択される)、ピリ
ジン、チオフェン、フラン、ベンジル、置換ベンジル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)、−OR52、O−フェニ
ル、O−置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を
有するモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個
の炭素原子を有するO−アルキルから選択される)、O
−ピリジン、O−チオフェン、O−フラン、−NH2、
−NHR53、−NR53R53、−CO2R53、または−C
ONR52R52であり、R49はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル、3〜8個の炭素原子を有す
るシクロアルキル、−CF3、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)、ピリジン、チオフェン、
フラン、ベンジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の
炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択
される)、−OR52、O−フェニル、O−置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)、O−ピリジン、O−チオ
フェン、O−フラン、−NH2、−NHR53、−NR53
R53、−CO2R53、または−CONR52R52であり、
R50はH、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アル
キル、3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル、−
CF3、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の
炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択
される)、ピリジン、チオフェン、フラン、ベンジル、
置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモ
ノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原
子を有するO−アルキルから選択される)、−OR52、
O−フェニル、O−置換フェニル(置換基は1〜3個の
炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択
される)、O−ピリジン、O−チオフェン、O−フラ
ン、−NH2、−NHR53、−NR53R53、−CO
2R53、または−CONR52R52であり、R53は1〜4
個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
ルであり、R51は−CHO、−OR53、−CO2R53ま
たは
有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R47
はH、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキ
ル、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素
原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1
〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択され
る)、ピリジン、チオフェンまたはフランであり、R48
はH、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキ
ル、3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル、フェ
ニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有
するモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個の
炭素原子を有するO−アルキルから選択される)、ピリ
ジン、チオフェン、フラン、ベンジル、置換ベンジル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)、−OR52、O−フェニ
ル、O−置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を
有するモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個
の炭素原子を有するO−アルキルから選択される)、O
−ピリジン、O−チオフェン、O−フラン、−NH2、
−NHR53、−NR53R53、−CO2R53、または−C
ONR52R52であり、R49はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル、3〜8個の炭素原子を有す
るシクロアルキル、−CF3、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)、ピリジン、チオフェン、
フラン、ベンジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の
炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択
される)、−OR52、O−フェニル、O−置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)、O−ピリジン、O−チオ
フェン、O−フラン、−NH2、−NHR53、−NR53
R53、−CO2R53、または−CONR52R52であり、
R50はH、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アル
キル、3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル、−
CF3、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の
炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択
される)、ピリジン、チオフェン、フラン、ベンジル、
置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモ
ノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原
子を有するO−アルキルから選択される)、−OR52、
O−フェニル、O−置換フェニル(置換基は1〜3個の
炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択
される)、O−ピリジン、O−チオフェン、O−フラ
ン、−NH2、−NHR53、−NR53R53、−CO
2R53、または−CONR52R52であり、R53は1〜4
個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
ルであり、R51は−CHO、−OR53、−CO2R53ま
たは
【0078】
【化35】
【0079】である、およびその製剤学的に許容されう
る塩類。
る塩類。
【0080】(H)グループ(H)と表示される部分を
参照すると:sは1または2であり、R54は1〜4個の
炭素原子を有する直鎖状低級アルキル(−OR56、−C
O2R56、−CN、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフ
ルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキル、F、Cl、またはBrから選択される)で
置換されていてもよい)、フェニル、置換フェニル(置
換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、
トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有
するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択され
る)、−CN、−CO2R56、−CHO、−CON(R
56)2、Br、チオフェン(1〜4個の炭素原子を有す
る直鎖状低級アルキルで置換されていてもよい)、フラ
ン(1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキルで
置換されていてもよい)であり、R55はH、1〜4個の
炭素原子を有する直鎖状低級アルキル(−OR56、−C
O2R56、−CN、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフ
ルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキル、F、Cl、またはBrから選択される)で
置換されていてもよい)、ベンジル、置換ベンジル(置
換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、
トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有
するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択され
る)、−CO2R56、−SO2R58、
参照すると:sは1または2であり、R54は1〜4個の
炭素原子を有する直鎖状低級アルキル(−OR56、−C
O2R56、−CN、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフ
ルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキル、F、Cl、またはBrから選択される)で
置換されていてもよい)、フェニル、置換フェニル(置
換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、
トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有
するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択され
る)、−CN、−CO2R56、−CHO、−CON(R
56)2、Br、チオフェン(1〜4個の炭素原子を有す
る直鎖状低級アルキルで置換されていてもよい)、フラ
ン(1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキルで
置換されていてもよい)であり、R55はH、1〜4個の
炭素原子を有する直鎖状低級アルキル(−OR56、−C
O2R56、−CN、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフ
ルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキル、F、Cl、またはBrから選択される)で
置換されていてもよい)、ベンジル、置換ベンジル(置
換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、
トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有
するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択され
る)、−CO2R56、−SO2R58、
【0081】
【化36】
【0082】であり、R56は独立にH、または1〜4個
の炭素原子を有する直鎖状低級アルキルであり、R57は
H、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキルで
あり、R58はフェニル、置換フェニル(置換基は1〜3
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロ
メチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アル
キル、F、Cl、またはBrから選択される)、ベンジ
ル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1
〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、ま
たはBrから選択される)である、およびその製剤学的
に許容されうる塩類。
の炭素原子を有する直鎖状低級アルキルであり、R57は
H、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキルで
あり、R58はフェニル、置換フェニル(置換基は1〜3
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロ
メチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アル
キル、F、Cl、またはBrから選択される)、ベンジ
ル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1
〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、ま
たはBrから選択される)である、およびその製剤学的
に許容されうる塩類。
【0083】(I)グループ(I)と表示される部分を
参照すると:R20はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフ
ルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)、ベンジル、置換ベンジル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキルから選択される)であり、R24は
H、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル、
フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子
を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択
される)、ベンジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個
の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメ
チル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキ
ルから選択される)であり、R22はH、1〜4個の炭素
原子を有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェ
ニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級ア
ルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素
原子を有するO−アルキルから選択される)、ベンジ
ル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1
〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択され
る)であり、R23はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフ
ルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)、ベンジル、置換ベンジル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキルから選択される)であり、tは1
または2である、およびその製剤学的に許容されうる塩
類。
参照すると:R20はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフ
ルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)、ベンジル、置換ベンジル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキルから選択される)であり、R24は
H、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル、
フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子
を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択
される)、ベンジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個
の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメ
チル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキ
ルから選択される)であり、R22はH、1〜4個の炭素
原子を有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェ
ニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級ア
ルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素
原子を有するO−アルキルから選択される)、ベンジ
ル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1
〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選択され
る)であり、R23はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフ
ルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキルから選択される)、ベンジル、置換ベンジル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキルから選択される)であり、tは1
または2である、およびその製剤学的に許容されうる塩
類。
【0084】(J)グループ(J)と表示される部分を
参照すると:R60はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF
3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキ
ル、OR、−NH2から選択される)、ピリジン、チオ
フェン、またはフランであり、R61はH、1〜4個の炭
素原子を有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フ
ェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級
アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有
するO−アルキル、OR、−NH2から選択される)、
ピリジン、チオフェン、またはフランであり、ただしR
60およびR61はHであることができず、R62はH、1〜
4個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の低級
アルキルであり、R63はH、1〜4個の炭素原子を有す
る直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換
基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−
CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アル
キル、OR、−NH2から選択される)、ピリジン、チ
オフェン、またはフランであり、R64は1〜4個の炭素
原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであ
り、wは1〜3である、およびその製剤学的に許容され
うる塩類。
参照すると:R60はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF
3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキ
ル、OR、−NH2から選択される)、ピリジン、チオ
フェン、またはフランであり、R61はH、1〜4個の炭
素原子を有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フ
ェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級
アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有
するO−アルキル、OR、−NH2から選択される)、
ピリジン、チオフェン、またはフランであり、ただしR
60およびR61はHであることができず、R62はH、1〜
4個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の低級
アルキルであり、R63はH、1〜4個の炭素原子を有す
る直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換
基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−
CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アル
キル、OR、−NH2から選択される)、ピリジン、チ
オフェン、またはフランであり、R64は1〜4個の炭素
原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであ
り、wは1〜3である、およびその製剤学的に許容され
うる塩類。
【0085】製剤学的に許容されうる塩類は、金属(無
機)塩類および有機塩類を包含する:それらのリストは
Remington’s Pharmaceutica
lScience、第17版、p.1418(198
5)に記載されている。
機)塩類および有機塩類を包含する:それらのリストは
Remington’s Pharmaceutica
lScience、第17版、p.1418(198
5)に記載されている。
【0086】詳細な記述 脂肪の組織はかなりの成長の可能性を有し、そして成長
促進性デカペプチドのアンギオテンシンIIのための前
駆体分子であるアンギオテンシノゲン(angiotensinoge
n)の有意な源として最近記載された。アンギオテンシン
の拮抗物質が脂肪の組織の拡大に関係するかどうかを決
定するために、生体内および生体外の両者のアッセイを
実施する。
促進性デカペプチドのアンギオテンシンIIのための前
駆体分子であるアンギオテンシノゲン(angiotensinoge
n)の有意な源として最近記載された。アンギオテンシン
の拮抗物質が脂肪の組織の拡大に関係するかどうかを決
定するために、生体内および生体外の両者のアッセイを
実施する。
【0087】生体外の試験において、アンギオテンシン
IIレセプターの結合アッセイを異なる成長段階におけ
るラット脂肪細胞において実施する。脂肪細胞をコラゲ
ナーゼ消化により単離し、そして日齢40、70または
100の動物の精巣上体または腹膜後の脂肪貯蔵所から
原形質膜を調製した。精巣上体の貯蔵所重量は最初に腹
膜後の貯蔵所重量より大きいが、研究過程の間に、精巣
上体の質量は15倍に増加したが、腹膜後の質量は25
倍に増加した。形態学的分析において、腹膜後の脂肪細
胞は検査した各年令においてより大きい体積を有し、そ
して精巣上体に対する比較的差は年令とともに増加する
ことが示される。125I−[Sar1,Ile8]AII
の結合は各部位についての膜において急速であり、飽和
可能かつ特異的であり、両者の貯蔵所においてかつ検査
したすべての年令においてほぼ1.5nMの同様な親和
性をもつレセプターを同定する。しかしながら、Bma
xの有意差が観察され、貯蔵所および動物の年令ととも
に変化する。精巣上体の脂肪細胞膜は、データを結合/
膜タンパク質の単位として表したとき、腹膜後の脂肪細
胞と比較して、かなりより大きい数のAIIレセプター
を示す。レセプターの部位の数/細胞は各年令における
腹膜後の脂肪細胞において一定に止まり、細胞が拡大す
るとき精巣上体より有意に小さい。いくつかのペプチド
および非ペプチドのAII拮抗物質についての相対的阻
害定数は、精巣上体および腹膜後の脂肪細胞の間の有意
差を示す。これらのデータは、解剖学的に明確な脂肪組
織の貯蔵所におけるいくつかのAII結合パラメーター
の有意差を示し、成長の異なるパターンを示す。
IIレセプターの結合アッセイを異なる成長段階におけ
るラット脂肪細胞において実施する。脂肪細胞をコラゲ
ナーゼ消化により単離し、そして日齢40、70または
100の動物の精巣上体または腹膜後の脂肪貯蔵所から
原形質膜を調製した。精巣上体の貯蔵所重量は最初に腹
膜後の貯蔵所重量より大きいが、研究過程の間に、精巣
上体の質量は15倍に増加したが、腹膜後の質量は25
倍に増加した。形態学的分析において、腹膜後の脂肪細
胞は検査した各年令においてより大きい体積を有し、そ
して精巣上体に対する比較的差は年令とともに増加する
ことが示される。125I−[Sar1,Ile8]AII
の結合は各部位についての膜において急速であり、飽和
可能かつ特異的であり、両者の貯蔵所においてかつ検査
したすべての年令においてほぼ1.5nMの同様な親和
性をもつレセプターを同定する。しかしながら、Bma
xの有意差が観察され、貯蔵所および動物の年令ととも
に変化する。精巣上体の脂肪細胞膜は、データを結合/
膜タンパク質の単位として表したとき、腹膜後の脂肪細
胞と比較して、かなりより大きい数のAIIレセプター
を示す。レセプターの部位の数/細胞は各年令における
腹膜後の脂肪細胞において一定に止まり、細胞が拡大す
るとき精巣上体より有意に小さい。いくつかのペプチド
および非ペプチドのAII拮抗物質についての相対的阻
害定数は、精巣上体および腹膜後の脂肪細胞の間の有意
差を示す。これらのデータは、解剖学的に明確な脂肪組
織の貯蔵所におけるいくつかのAII結合パラメーター
の有意差を示し、成長の異なるパターンを示す。
【0088】125I−AIIのその結合部位への連合速
度の測定を使用して、平衡を達成するために要求される
時間を計算する。80μlの希釈した試料中のほぼ35
μgの膜タンパク質を、10μlのBSA緩衝液または
非標識AII(10μmol/l)および10μlの
1.0mmol/lの125I−AII(300,000
cpm)を含有する96ウェルのプレートの中に配置す
る。次いで、試料を22℃において変化する時間(1、
5、10、15、30、45および60分)の間震盪水
浴中でインキュベーションした。適当な時間において、
管を氷浴の中に配置することによってインキュベーショ
ンを停止する。次いでプレートをスキャッチャード分析
のために使用する手順に従い濾過する。フィルターを1
2×75mmのガラス管の中に配置し、そして放射能を
測定する。
度の測定を使用して、平衡を達成するために要求される
時間を計算する。80μlの希釈した試料中のほぼ35
μgの膜タンパク質を、10μlのBSA緩衝液または
非標識AII(10μmol/l)および10μlの
1.0mmol/lの125I−AII(300,000
cpm)を含有する96ウェルのプレートの中に配置す
る。次いで、試料を22℃において変化する時間(1、
5、10、15、30、45および60分)の間震盪水
浴中でインキュベーションした。適当な時間において、
管を氷浴の中に配置することによってインキュベーショ
ンを停止する。次いでプレートをスキャッチャード分析
のために使用する手順に従い濾過する。フィルターを1
2×75mmのガラス管の中に配置し、そして放射能を
測定する。
【0089】80μl(35μg)の新しく調製した脂
肪細胞膜および10μlの125I−AII(1.0nm
ol/l、300,000cpm)を震盪水浴中でイン
キュベーションすることによって、結合した125I−A
IIの連合を測定する。前インキュベーション時間後、
10μlの非標識AII(10μmol/l)を添加
し、そして膜を22℃においておだやかに震盪しながら
増加する時間(15、30、75、90および120
分)の間第2のインキュベーションにかける。適当な時
間後、プレートを取り出し、そして前述したように冷
0.9%生理食塩水で濾過した。前述の時間間隔におけ
る放射能の計数/分/非標識AIIの添加前の量とし
て、結合%を計算する。
肪細胞膜および10μlの125I−AII(1.0nm
ol/l、300,000cpm)を震盪水浴中でイン
キュベーションすることによって、結合した125I−A
IIの連合を測定する。前インキュベーション時間後、
10μlの非標識AII(10μmol/l)を添加
し、そして膜を22℃においておだやかに震盪しながら
増加する時間(15、30、75、90および120
分)の間第2のインキュベーションにかける。適当な時
間後、プレートを取り出し、そして前述したように冷
0.9%生理食塩水で濾過した。前述の時間間隔におけ
る放射能の計数/分/非標識AIIの添加前の量とし
て、結合%を計算する。
【0090】脂肪細胞膜への125I−AIIの結合は、
飽和可能、可逆性であり、そして既知の作用物質および
拮抗物質により置換される。22℃において、結合は急
速であり、ほぼ15分で平衡に到達し、そして1時間を
通じて安定に止まる(図1)。3つの調製物中の結合を
37℃において決定することによって温度の依存性を評
価し、その間に特異的結合は7〜10分で平衡に到達
し、この速度は22℃において観測されるより速い速度
である。5μgの間隔で5〜50μgのタンパク質の特
異的結合を決定することによって、膜タンパク質の増加
する量に対する線型を評価する。特異的結合はこの範囲
において線型であり、そして25〜35μgの中点を選
択してすべての引き続く結合実験を実施する。
飽和可能、可逆性であり、そして既知の作用物質および
拮抗物質により置換される。22℃において、結合は急
速であり、ほぼ15分で平衡に到達し、そして1時間を
通じて安定に止まる(図1)。3つの調製物中の結合を
37℃において決定することによって温度の依存性を評
価し、その間に特異的結合は7〜10分で平衡に到達
し、この速度は22℃において観測されるより速い速度
である。5μgの間隔で5〜50μgのタンパク質の特
異的結合を決定することによって、膜タンパク質の増加
する量に対する線型を評価する。特異的結合はこの範囲
において線型であり、そして25〜35μgの中点を選
択してすべての引き続く結合実験を実施する。
【0091】脂肪細胞膜への125I−AIIの特異的結
合は合計の結合の90%より大きい。1nmol/lに
おいて、30分のインキュベーションおよび濾過後に添
加した合計の放射能のほぼ0.5%が膜調製物に結合し
た。組織不含ブランクを常に膜と平行にインキュベーシ
ョンして、フィルターへの非特異的結合を決定する。こ
の実験において使用したジュラポア(Durapor
e)フィルターでは、インキュベーションおよび各回2
00μlの冷生理食塩水で6回すすぎ後の非特異的放射
能は15%±1%である;追加のすすぎは非特異的フィ
ルターの結合をこの値より下に減少しない。10μmo
l/lのAIIの存在下に非特異的フィルターおよび非
特異的脂肪細胞膜の結合は一緒に合計の結合のほぼ20
%である。AIIレセプターの飽和は図2に示されてい
る。等しい量の膜タンパク質を使用して、飽和は3.5
nmol/lに到達する。10μmol/lの非標識A
IIの存在下の特異的結合のスキャッチャード分析は、
精巣上体の脂肪細胞膜について53.7±10.1fm
ol/mgタンパク質のBmaxを示した;Kd値は
0.90±0.21nmol/lである。原形質膜結合
酵素である5’−ヌクレオチドは、また、膜調製物中で
2.01±0.24U/μgタンパク質の濃度で同定さ
れた。125I−AIIの解離は第3図に示す;ほぼ50
%の解離は40分以内に達成され、そして連続的解離は
選択した時間を通じて起こる。
合は合計の結合の90%より大きい。1nmol/lに
おいて、30分のインキュベーションおよび濾過後に添
加した合計の放射能のほぼ0.5%が膜調製物に結合し
た。組織不含ブランクを常に膜と平行にインキュベーシ
ョンして、フィルターへの非特異的結合を決定する。こ
の実験において使用したジュラポア(Durapor
e)フィルターでは、インキュベーションおよび各回2
00μlの冷生理食塩水で6回すすぎ後の非特異的放射
能は15%±1%である;追加のすすぎは非特異的フィ
ルターの結合をこの値より下に減少しない。10μmo
l/lのAIIの存在下に非特異的フィルターおよび非
特異的脂肪細胞膜の結合は一緒に合計の結合のほぼ20
%である。AIIレセプターの飽和は図2に示されてい
る。等しい量の膜タンパク質を使用して、飽和は3.5
nmol/lに到達する。10μmol/lの非標識A
IIの存在下の特異的結合のスキャッチャード分析は、
精巣上体の脂肪細胞膜について53.7±10.1fm
ol/mgタンパク質のBmaxを示した;Kd値は
0.90±0.21nmol/lである。原形質膜結合
酵素である5’−ヌクレオチドは、また、膜調製物中で
2.01±0.24U/μgタンパク質の濃度で同定さ
れた。125I−AIIの解離は第3図に示す;ほぼ50
%の解離は40分以内に達成され、そして連続的解離は
選択した時間を通じて起こる。
【0092】成長するラットからの脂肪細胞膜における
AII結合特性を決定するための実験の計画は、表1に
示されている。異なる年令、体重および脂肪貯蔵所重量
を示す3つの異なる群を使用する。体重は群の間で有意
に異なる。小さいラットおよび大きいラットの間の個々
の対の貯蔵所重量を比較するとき、精巣上体重量は0.
82gから12.55g(15×)に増加し、そして腹
膜後重量は0.25gから13.72g(25×)に増
加する。表2は2つの脂肪組織貯蔵所の細胞の組成を含
有し、成長の各段階において、腹膜後脂肪細胞を体積が
精巣上体細胞より有意に大きいが、小さいラットにおけ
る定量的平均の差が20plより小さいことを示す。脂
肪細胞が拡大するとき、細胞の数/mgの膜は必然的に
減少する。
AII結合特性を決定するための実験の計画は、表1に
示されている。異なる年令、体重および脂肪貯蔵所重量
を示す3つの異なる群を使用する。体重は群の間で有意
に異なる。小さいラットおよび大きいラットの間の個々
の対の貯蔵所重量を比較するとき、精巣上体重量は0.
82gから12.55g(15×)に増加し、そして腹
膜後重量は0.25gから13.72g(25×)に増
加する。表2は2つの脂肪組織貯蔵所の細胞の組成を含
有し、成長の各段階において、腹膜後脂肪細胞を体積が
精巣上体細胞より有意に大きいが、小さいラットにおけ
る定量的平均の差が20plより小さいことを示す。脂
肪細胞が拡大するとき、細胞の数/mgの膜は必然的に
減少する。
【0093】脂肪細胞膜上のAII結合部位の数および
親和性についてのスキャッチャード分析の結果を表3に
示し、すべての6つの群についての同様な親和性が示さ
れる。しかしながら、Bmaxの有意差が観察され、そ
して結合のパターンは貯蔵所の間で変化する。fmol
/mgタンパク質で表すと、精巣上体の脂肪細胞は小さ
いラットおよび中程度のラットにおいて同様なBmax
を示し、これはより年とった動物において有意に減少す
る。腹膜後の貯蔵所において同様なパターンが観察さ
れ、両者の部位におけるレセプター濃度の年令に関連す
る減少を示唆する。同一の年令のラットにおける貯蔵所
の間の差を比較するとき、結合の有意差はまた明らかで
ある。各年令について腹膜後の脂肪細胞と精巣上体の脂
肪細胞の間のBmaxを比較するとき、統計学的有意差
が明らかである。例外なく、腹膜後の脂肪細胞は検査し
たすべての年令において、40日齢のラットにおいてさ
え、より少ないレセプター部位を示す(表4)。
親和性についてのスキャッチャード分析の結果を表3に
示し、すべての6つの群についての同様な親和性が示さ
れる。しかしながら、Bmaxの有意差が観察され、そ
して結合のパターンは貯蔵所の間で変化する。fmol
/mgタンパク質で表すと、精巣上体の脂肪細胞は小さ
いラットおよび中程度のラットにおいて同様なBmax
を示し、これはより年とった動物において有意に減少す
る。腹膜後の貯蔵所において同様なパターンが観察さ
れ、両者の部位におけるレセプター濃度の年令に関連す
る減少を示唆する。同一の年令のラットにおける貯蔵所
の間の差を比較するとき、結合の有意差はまた明らかで
ある。各年令について腹膜後の脂肪細胞と精巣上体の脂
肪細胞の間のBmaxを比較するとき、統計学的有意差
が明らかである。例外なく、腹膜後の脂肪細胞は検査し
たすべての年令において、40日齢のラットにおいてさ
え、より少ないレセプター部位を示す(表4)。
【0094】脂肪細胞は細胞の体積および数を活性的に
増加するので、結合データは細胞の大きさに相関関係づ
けられ、結合部位/細胞の推定を可能とする。この単位
の表現を使用して、精巣上体の脂肪細胞の結合は70日
齢においてほぼ6400レセプター部位/細胞に有意に
増加する。逆に、腹膜後の細胞は、年令または細胞の大
きさに無関係に、レセプター部位の数の最小の変動を示
す。再び、腹膜後の脂肪細胞は70および100日齢に
おいて精巣上体細胞より有意により少ないAIIの結合
部位を示す。
増加するので、結合データは細胞の大きさに相関関係づ
けられ、結合部位/細胞の推定を可能とする。この単位
の表現を使用して、精巣上体の脂肪細胞の結合は70日
齢においてほぼ6400レセプター部位/細胞に有意に
増加する。逆に、腹膜後の細胞は、年令または細胞の大
きさに無関係に、レセプター部位の数の最小の変動を示
す。再び、腹膜後の脂肪細胞は70および100日齢に
おいて精巣上体細胞より有意により少ないAIIの結合
部位を示す。
【0095】異なるペプチドおよび非ペプチドの拮抗物
質に対する膜レセプターの相対的親和性を表5に示す。
両者の貯蔵所について、アッセイした拮抗物質について
効能の階級の順序は、[Sar1,Ala8]AII>2
−n−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1
−[(2’−(1H−テトラゾル−1−イル)ビフェニ
ル−4−イル)メチル]イミダゾール>((S)−)−
[[4−(ジメチルアミノ)−3−メチルフェニル]メ
チル−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン
−6−カルボン酸。
質に対する膜レセプターの相対的親和性を表5に示す。
両者の貯蔵所について、アッセイした拮抗物質について
効能の階級の順序は、[Sar1,Ala8]AII>2
−n−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1
−[(2’−(1H−テトラゾル−1−イル)ビフェニ
ル−4−イル)メチル]イミダゾール>((S)−)−
[[4−(ジメチルアミノ)−3−メチルフェニル]メ
チル−5−(ジフェニルアセチル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン
−6−カルボン酸。
【0096】 表1 ラットの形態学 ──────────────────────────────────── 群 体重 日齢 ラットの数/調製物 合計の貯蔵所重量 精巣上体 腹膜後 ──────────────────────────────────── 小さい 149a 40 12 9.75 6.78 ±6 ±0.94 ±0.20 中程度 390a 70 3 7.75 7.71 ±11 ±0.40 ±0.65 大きい 620a 100 1 12.55 13.72 ±17 ±1.62 ±3.07 ─────────────────────────────────── *貯蔵所重量/動物は合計の重量/ラットの数/調製物
に等しい。
に等しい。
【0097】ap<0.001で他の群の体重と有意に
異なる。
異なる。
【0098】 表2 脂肪細胞の形態学 ────────────────────┬─────────────── 精巣上体 │ 腹膜後 ────────────────────┴─────────────── 細胞/mg 細胞/mg 細胞 細胞直径 細胞体積 膜タンパ 細胞直径 細胞体積 膜タンパ 大きさ (μm) (pl) ク質a (μm) (pl) ク質a ──────────────────────────────────── 小さい 50.0 82 7.78 51.9 98* 6.84 ±0.8 ±4 ±0.44 ±0.2 ±4 ±0.48 中程度 67.8 192 4.49 75.7* 276* 3.72 ±1.7 ±13 ±0.33 ±1.8 ±20 ±0.30 大きい 95.1 508 2.76 98.3 603* 2.63 ±5.2 ±80 ±0.50 ±4.0 ±68 ±0.26 ──────────────────────────────────── *p<0.01で精巣上体値より有意に大きい。いかな
る部位においても精巣上体/腹膜後について細胞/mg
タンパク質の間に有意差は存在しない。
る部位においても精巣上体/腹膜後について細胞/mg
タンパク質の間に有意差は存在しない。
【0099】a 値は細胞×106を表す。細胞の体積、
直径、および膜タンパク質の値は、各貯蔵所内で次の日
齢の群と常に有意に異なる(p<0.01)。
直径、および膜タンパク質の値は、各貯蔵所内で次の日
齢の群と常に有意に異なる(p<0.01)。
【0100】 表3 脂肪細胞膜のスキャッチャード分析 ─────────────────────────────────── 精巣上体 腹膜後 ─────────────────────────────────── 細胞の大きさ Bmax(fmol/mg KD Bmax(fmol/mg KD タンパク質) (nM) タンパク質 (nM) ─────────────────────────────────── 小さい 46.4 1.44 30.0* 1.84 (6.8) (0.20) (4.6) (0.31) n=8 中程度 57.2 1.73 24.6* 1.82 (7.2) (0.65) (7.1) (0.71) n=5 n=5 大きい 26.0a 1.68 11.2b* 1.76 (3.9) (0.26) (3.2) (0.51) n=3 n=3 ───────────────────────────────────a 中程度の大きさの精巣上体膜とp<0.05で有意
に異なる。
に異なる。
【0101】b 小さいおよび中程度の大きさの精巣上
体膜とp<0.05で有意に異なる。 * 対応する精巣上体値とp<0.05で有意に異な
る。
体膜とp<0.05で有意に異なる。 * 対応する精巣上体値とp<0.05で有意に異な
る。
【0102】すべての値は「n」実験の括弧内のSEM
をもつ平均である。
をもつ平均である。
【0103】 表4 アンギオテンシンレセプター部位/細胞 ──────────────────────────────── 精巣上体(E) 腹膜後(R) ──────────────────────────────── 細胞の大きさ 小さい(S) 2695 2493 ±392 ±378 中程度(M) 6379a 3371* ±195 ±881 大きい(L) 5672a 2561* ±845 ±730 ────────────────────────────────a 小さい精巣上体膜(ES)とp<0.005で有意
に異なる。
に異なる。
【0104】* 対応する精巣上体値とp<0.05で
有意に異なる。
有意に異なる。
【0105】 表5 ラット脂肪細胞膜における125I−[Sar1,Ile8] AIIの結合の置換についてのリガンドの阻害定数(IC50) ───────────────────────────────── 化合物 精巣上体 腹膜後 ───────────────────────────────── ** 1.09×10-8M 7.36×10-9M (0.32) (2.17) Sar1-Ala8AII 4.31×10-9M 2.63×10-9M (0.61) (0.26) *** 1.73×10-4M 2.42×10-4M (0.23) (0.36) AII 3.34×10-9M 3.71×10-9M (0.25) (0.45) AIII 2.23×10-8M 1.85×10-8M (0.69) (0.43) Sar1-Leu8AII 4.41×10-9M 2.66×10-9M (0.72) ───────────────────────────────── 値は各処置についての1〜4の異なるアッセイから計算
したIC50。
したIC50。
【0106】** 2−n−ブチル−4−クロロ−5−
ヒドロキシメチル−1−[(2’−(1H−テトラゾル
−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル]イミダゾ
ール ***((S)−)−[[4−(ジメチルアミノ)−3
−メチルフェニル]メチル−5−(ジフェニルアセチ
ル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ
[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸 アンギオテンシンII(AII)を有することが知られ
ている合成化合物をラットに与えて、2週の期間にわた
って脂肪組織へのAII拮抗物質の効果を決定する。雄
のラットに蒸留水(対照)、蒸留水中で配合した2−n
−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1−
[(2’−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル
−4−イル)メチル]イミダゾールまたはシス−(+/
−)−2−ブチル−6−(ヘキサヒドロ−2−メチルピ
ロロ[1,2−b]イソオキサゾル−2−イル)−3−
[[2’−(1H−テトラゾル−5−イル)[1,1’
−ビフェニル]−4−イル]メチル−4(3H)−キナ
ゾリノンナトリウム塩(各15mg/kg)を栄養によ
り1日1回与えた。体重および食物の摂取を毎日モニタ
ーする。2週の終わりにおいて、ラットを殺しそして組
織を秤量する。脂肪細胞膜をコラゲナーゼ消化、均質化
および遠心分離により調製する。200脂肪細胞の直径
をせん別することによって細胞の体積を決定し、そして
放射リガンドの結合アッセイを使用して脂肪細胞AII
レセプターへの結合を決定する。表6に示すように、A
IIレセプターの拮抗物質を与えたラットはより低い最
終体重および体重の増加を示した。サンプリングした器
官のうちで、重量の組み合わせた最大の相対的および定
量的重量変化は脂肪組織の中に存在した。表7が示すよ
うに、AII拮抗物質を経口投与されるラットはより小
さい精巣上体細胞体積および結合能力の減少を示した。
ヒドロキシメチル−1−[(2’−(1H−テトラゾル
−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル]イミダゾ
ール ***((S)−)−[[4−(ジメチルアミノ)−3
−メチルフェニル]メチル−5−(ジフェニルアセチ
ル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ
[4,5−c]ピリジン−6−カルボン酸 アンギオテンシンII(AII)を有することが知られ
ている合成化合物をラットに与えて、2週の期間にわた
って脂肪組織へのAII拮抗物質の効果を決定する。雄
のラットに蒸留水(対照)、蒸留水中で配合した2−n
−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1−
[(2’−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル
−4−イル)メチル]イミダゾールまたはシス−(+/
−)−2−ブチル−6−(ヘキサヒドロ−2−メチルピ
ロロ[1,2−b]イソオキサゾル−2−イル)−3−
[[2’−(1H−テトラゾル−5−イル)[1,1’
−ビフェニル]−4−イル]メチル−4(3H)−キナ
ゾリノンナトリウム塩(各15mg/kg)を栄養によ
り1日1回与えた。体重および食物の摂取を毎日モニタ
ーする。2週の終わりにおいて、ラットを殺しそして組
織を秤量する。脂肪細胞膜をコラゲナーゼ消化、均質化
および遠心分離により調製する。200脂肪細胞の直径
をせん別することによって細胞の体積を決定し、そして
放射リガンドの結合アッセイを使用して脂肪細胞AII
レセプターへの結合を決定する。表6に示すように、A
IIレセプターの拮抗物質を与えたラットはより低い最
終体重および体重の増加を示した。サンプリングした器
官のうちで、重量の組み合わせた最大の相対的および定
量的重量変化は脂肪組織の中に存在した。表7が示すよ
うに、AII拮抗物質を経口投与されるラットはより小
さい精巣上体細胞体積および結合能力の減少を示した。
【0107】 表6 ラットの体および組織の重量へのAIIレセプターの拮抗物質の生体内効果 対照 対照から 対照から * の変化% ** の変化% 初期の体重(g) 399 399 399 (9.2) (9.2) (7.0) 最終の体重(g) 455 424 -7 431 -5 (11.4) (11.5) (11.2) 平均重量増加(g) 56 25 -55 35 -38 (4.1) (6.8) (6.2) 平均の毎日の食物摂取(g) 32.8 30.4 -7 30.1 -8 (.82) (.92) (.78) 精巣上体脂肪重量(g) 5.20 4.33 -17 4.10 -21 (.39) (.31) (.19) 腹膜後脂肪重量(g) 4.87 4.35 -11 4.10 -16 (.42) (.47) (.46) 心臓重量(g) 1.49 1.41 -5 1.39 -7 (.03) (.06) (.07) 肝臓重量(g) 17.5 15.8 -10 16.5 -6 (.74) (1.0) (.49) 精巣重量(g) 3.4 3.5 +5 3.3 -1 (.09) (.13) (.16) 腎臓重量(g) 3.8 3.5 -7 3.6 -4 (.19) (.13) (.15) 脾臓重量(g) .96 .71 -25 .78 -20 (.06) (.05) (.03) 値はn=6ラット/群の(SEM)をもつ平均である。
【0108】* シス−(+/−)−2−ブチル−6−
(ヘキサヒドロ−2−メチルピロロ[1,2−b]イソ
オキサゾル−2−イル)−3−[[2’−(1H−テト
ラゾル−5−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イ
ル]メチル−4(3H)−キナゾリノンナトリウム塩 **2−n−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチ
ル−1−[(2’−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イル)メチル]イミダゾール 表7 精巣上体脂肪細胞AIIレセプターの結合および脂肪細胞体積 対照 * ** Bmax 48.6 31.8 24.7 (fmol/mgタンパク質) (15.7) (8.5) (3.4) 脂肪細胞 256 187 163 細胞体積(pl) (30.3) (22.1) (4.9) 値は2週の間1日1回水(対照)またはAII拮抗物質
を経口的に投与した4ラット/群の平均(SEM)であ
る。
(ヘキサヒドロ−2−メチルピロロ[1,2−b]イソ
オキサゾル−2−イル)−3−[[2’−(1H−テト
ラゾル−5−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イ
ル]メチル−4(3H)−キナゾリノンナトリウム塩 **2−n−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチ
ル−1−[(2’−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イル)メチル]イミダゾール 表7 精巣上体脂肪細胞AIIレセプターの結合および脂肪細胞体積 対照 * ** Bmax 48.6 31.8 24.7 (fmol/mgタンパク質) (15.7) (8.5) (3.4) 脂肪細胞 256 187 163 細胞体積(pl) (30.3) (22.1) (4.9) 値は2週の間1日1回水(対照)またはAII拮抗物質
を経口的に投与した4ラット/群の平均(SEM)であ
る。
【0109】* シス−(+/−)−2−ブチル−6−
(ヘキサヒドロ−2−メチルピロロ[1,2−b]イソ
オキサゾル−2−イル)−3−[[2’−(1H−テト
ラゾル−5−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イ
ル]メチル−4(3H)−キナゾリノンナトリウム塩 **2−n−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチ
ル−1−[(2’−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イル)メチル]イミダゾールアンギオテンシンIIレセプターの結合について 脂肪細胞膜をスクリーニングする方法 実験の計画は、3つの異なる年令において2つの異なる
解剖学的部位から収獲した脂肪細胞膜の結合特性を決定
することを含む。雄のスプレイクーダウレイ(Spra
que−Dawley)ラット(チャールス・リバーラ
ボラトリーズ(Charles River Labo
ratories)、マサチュセッツ州ウィルミント
ン)を日齢40、70および100において使用する。
(ヘキサヒドロ−2−メチルピロロ[1,2−b]イソ
オキサゾル−2−イル)−3−[[2’−(1H−テト
ラゾル−5−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イ
ル]メチル−4(3H)−キナゾリノンナトリウム塩 **2−n−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチ
ル−1−[(2’−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イル)メチル]イミダゾールアンギオテンシンIIレセプターの結合について 脂肪細胞膜をスクリーニングする方法 実験の計画は、3つの異なる年令において2つの異なる
解剖学的部位から収獲した脂肪細胞膜の結合特性を決定
することを含む。雄のスプレイクーダウレイ(Spra
que−Dawley)ラット(チャールス・リバーラ
ボラトリーズ(Charles River Labo
ratories)、マサチュセッツ州ウィルミント
ン)を日齢40、70および100において使用する。
【0110】ラットを実験の朝に二酸化炭素の吸入で殺
し、そして精巣上体および腹膜後の貯蔵所から脂肪組織
を急速に切除し、そして冷生理食塩水の中に入れる。精
巣の動脈および静脈を精巣上体脂肪を除去し、そして褐
色脂肪の堆積物を腹膜後貯蔵所から解剖除去する。脂肪
組織を秤量し、小片に細かく切り、そしてほぼ10gの
各々を25mlのクレブス−リンゲル−重炭酸塩緩衝液
(KRB)、6mMのグルコースおよび50mgのコラ
ゲナーゼpH7.4を含有するフラスコに移す。細かく
切った脂肪組織を含有するフラスコを30分間激しく
(150ストローク/分)震盪し、次いで脂肪細胞を含
有する管を追加の4×20mlの各冷トリス緩衝液(1
0mMのトリスHCl、pH8.0)で洗浄し、ここで
まず浮遊により消化媒質から脂肪細胞を分離させ、注射
器に取り付けたポリエチレン管を通して遊泳下の物質を
除去し、トリス緩衝液の中に細胞を再懸濁させ、そして
この手順を反復する。
し、そして精巣上体および腹膜後の貯蔵所から脂肪組織
を急速に切除し、そして冷生理食塩水の中に入れる。精
巣の動脈および静脈を精巣上体脂肪を除去し、そして褐
色脂肪の堆積物を腹膜後貯蔵所から解剖除去する。脂肪
組織を秤量し、小片に細かく切り、そしてほぼ10gの
各々を25mlのクレブス−リンゲル−重炭酸塩緩衝液
(KRB)、6mMのグルコースおよび50mgのコラ
ゲナーゼpH7.4を含有するフラスコに移す。細かく
切った脂肪組織を含有するフラスコを30分間激しく
(150ストローク/分)震盪し、次いで脂肪細胞を含
有する管を追加の4×20mlの各冷トリス緩衝液(1
0mMのトリスHCl、pH8.0)で洗浄し、ここで
まず浮遊により消化媒質から脂肪細胞を分離させ、注射
器に取り付けたポリエチレン管を通して遊泳下の物質を
除去し、トリス緩衝液の中に細胞を再懸濁させ、そして
この手順を反復する。
【0111】結合研究について使用した脂肪細胞膜を次
のようにして調製する。小さい鈍いプローブを使用する
ブリンクカン(Brinkmann)ポリトロンを使用
して、脂肪細胞を中程度の速度の設定で20秒間均質化
し、そして生ずるホモジネートを4℃において35分間
40,000×gで遠心する。遠心後、脂肪のケークを
注意して除去し、そして沈澱を1mlのトリス緩衝液の
中に再懸濁させる。高速沈澱のタンパク質含量を決定
し、再懸濁させたタンパク質を直ちにアッセイするか、
あるいは結合アッセイを実施する前に−75℃において
貯蔵する。
のようにして調製する。小さい鈍いプローブを使用する
ブリンクカン(Brinkmann)ポリトロンを使用
して、脂肪細胞を中程度の速度の設定で20秒間均質化
し、そして生ずるホモジネートを4℃において35分間
40,000×gで遠心する。遠心後、脂肪のケークを
注意して除去し、そして沈澱を1mlのトリス緩衝液の
中に再懸濁させる。高速沈澱のタンパク質含量を決定
し、再懸濁させたタンパク質を直ちにアッセイするか、
あるいは結合アッセイを実施する前に−75℃において
貯蔵する。
【0112】脂肪細胞膜を0.25%のウシ血清アルブ
ミン緩衝液(ウシ血清アルブミン、50mMのトリスH
Cl、5mMのMgCl2、pH7.4)の中に5μg
のタンパク質/10μlの緩衝液の最終濃度に懸濁させ
ることによって、結合を開始する。スキャッチャード分
析のために、膜を0.015〜5.0nMの12の異な
る濃度の125I−[Sar1,Ile8]AIIとインキ
ュベーションした。典型的なインキュベーション管は、
160μl(80μg)の脂肪細胞膜タンパク質、20
μlのアイソトープおよび非特異的結合の決定に適当に
要求されるとき20μlの1μMの2−n−ブチル−4
−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1−[(2’−(1
H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル)メ
チル]イミダゾールを含有する。膜タンパク質を添加
し、次いでゆっくり震盪水浴中で22℃において30分
間インキュベーションすることによって、アッセイを開
始する。ジュラポア(Durapore)またはワット
マン(Whatman)GF/Bフィルターを含有する
ミリポア(Millipore)またはブランデル(B
randel)型収獲装置を使用し、次いで5mlの各
冷生理食塩水で6回さらにすすぐ。フィルターを管の中
に入れ、そしてアイソトープの半減期について補正する
ようにプログラミングしたガンマシンチレーションカウ
ターの中で放射能を測定する。この実験のプロトコルを
使用して、脂肪細胞膜上のアンギオテンシンIIのため
の親和性(Kd)および結合部位の数(Bmax)を計
算することができる。
ミン緩衝液(ウシ血清アルブミン、50mMのトリスH
Cl、5mMのMgCl2、pH7.4)の中に5μg
のタンパク質/10μlの緩衝液の最終濃度に懸濁させ
ることによって、結合を開始する。スキャッチャード分
析のために、膜を0.015〜5.0nMの12の異な
る濃度の125I−[Sar1,Ile8]AIIとインキ
ュベーションした。典型的なインキュベーション管は、
160μl(80μg)の脂肪細胞膜タンパク質、20
μlのアイソトープおよび非特異的結合の決定に適当に
要求されるとき20μlの1μMの2−n−ブチル−4
−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1−[(2’−(1
H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル)メ
チル]イミダゾールを含有する。膜タンパク質を添加
し、次いでゆっくり震盪水浴中で22℃において30分
間インキュベーションすることによって、アッセイを開
始する。ジュラポア(Durapore)またはワット
マン(Whatman)GF/Bフィルターを含有する
ミリポア(Millipore)またはブランデル(B
randel)型収獲装置を使用し、次いで5mlの各
冷生理食塩水で6回さらにすすぐ。フィルターを管の中
に入れ、そしてアイソトープの半減期について補正する
ようにプログラミングしたガンマシンチレーションカウ
ターの中で放射能を測定する。この実験のプロトコルを
使用して、脂肪細胞膜上のアンギオテンシンIIのため
の親和性(Kd)および結合部位の数(Bmax)を計
算することができる。
【0113】種々のペプチドおよび非ペプチドの拮抗物
質について異なる解剖学的に明確な脂肪細胞膜の相対的
親和性を、また、決定することができる。脂肪細胞膜を
1nMの125I−[Sar1,Ile8]AIIの存在下
に10-6〜10-13Mの範囲の変化する濃度の拮抗物質
と一緒に1/3対数単位の増加する勾配でインキュベー
ションする。濃度の範囲は、脂肪細胞膜のレセプターに
対する特定の拮抗物質の親和性に依存して変更すること
ができる。結合したリガンドの50%を置換するために
要求される相対的阻害定数(IC50)を、拮抗物質の存
在下に放射リガンドの比較的特異的結合に基づいて計算
する。
質について異なる解剖学的に明確な脂肪細胞膜の相対的
親和性を、また、決定することができる。脂肪細胞膜を
1nMの125I−[Sar1,Ile8]AIIの存在下
に10-6〜10-13Mの範囲の変化する濃度の拮抗物質
と一緒に1/3対数単位の増加する勾配でインキュベー
ションする。濃度の範囲は、脂肪細胞膜のレセプターに
対する特定の拮抗物質の親和性に依存して変更すること
ができる。結合したリガンドの50%を置換するために
要求される相対的阻害定数(IC50)を、拮抗物質の存
在下に放射リガンドの比較的特異的結合に基づいて計算
する。
【0114】ラット精巣上体脂肪細胞膜における125I
−[Sar1,Ile8]AII結合の置換について試験
した種々の化合物の阻害定数(IC50)を表8に示す。
−[Sar1,Ile8]AII結合の置換について試験
した種々の化合物の阻害定数(IC50)を表8に示す。
【0115】 表8ラットの精巣上体脂肪細胞膜における125I−[Sar,Ile]AIIの結合 の置換についての被験化合物の阻害定数(IC50) 化合物 精巣上体のIC50 (3S−トランス)−2−ブチル−6−[5−(ヒ 1.86×10-8 ドロキシメチル)−2−メチル−3−イソオキサゾ リジニル]−3−[[2’−(1H−テトラゾル− 5−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル] メチル]−4(3H)−キナゾリノン (3R−シス)−2−ブチル−6−[5−(ヒドロ 8.20×10-9 キシメチル)−2−メチル−3−イソオキサゾリジ ニル]−3−[[2’−(1H−テトラゾル−5− イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチ ル−4(3H)−キナゾリノン 2−ブチル−6−(フェノキシメチル)−3−[[ 1.63×10-7 2’−(1H−テトラゾル−5−イル)[1,1’ −ビフェニル]−4−イル]メチル−4(3H)− キナゾリノン 2−ブチル−6−[(2−ピリジニルオキシ)メチ 1.72×10-8 ル]−3−[[2’−(1H−テトラゾル−5−イ ル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル] −4(3H)−キナゾリノン塩酸塩 2−ブチル−6−(3,3a,4,5,6,7−ヘ 8.67×10-8 キサヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2− イル]−3−[[2’−(1H−テトラゾル−5− イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチ ル−4(3H)−キナゾリノン (3aα,6aα)−3−[2−ブチル−3,4− 5.50×10-7 ジヒドロ−4−オキソ−3−[[2’−(1H−テ トラゾル−5−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−6−キナゾリニル]−2,3, 3a,6a−テトラヒドロ−3,5−ジメチルピロ ロ[3,4−c]ピラゾール−4,6−(1H,5 H)−ジオン 2−ブチル−6−[4,5−ジヒドロ−3−(4− 1.26×10-7 メチルフェニル)−5−イソオキサゾリル]−3− [[2’−(1H−テトラゾル−5−イル)[1, 1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−4(3 H)−キナゾリノン 5−[2−ブチル−3,4−ジヒドロ−4−オキソ 3.57×10-8 −3−[[2’−(1H−テトラゾル−5−イル) [1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 6−キナゾリニル]−4,5−ジヒドロ−5−メチ ル−3−イソオキサゾールカルボン酸エチルエステル 表8(続き)ラットの精巣上体脂肪細胞膜における125I−[Sar,Ile]AIIの結合 の置換についての被験化合物の阻害定数(IC50) 化合物 精巣上体のIC50 [2S−(2α,3aα,3bβ,8aα]−2− 1.41×10-8 ブチル−6−(6,6−ジメチルオクタヒドロフロ [3,2−d]ピロロ[1,2−d]イソオキサゾ ル−2−イル)−3−[[2’−(1H−テトラゾ ル−5−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イ ル]メチル]−4(3H)−キナゾリノン 2−ブチル−6−[ヒドロキシ(テトラヒドロ−2 1.68×10-9 −チエニル)メチル]−3−[[2’−(1H−テ トラゾル−5−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−4(3H)−キナゾリノンS, S−ジオキシド異性体1 2−ブチル−6−[ヒドロキシ(テトラヒドロ−2 3.14×10-9 −チエニル)メチル]−3−[[2’−(1H−テ トラゾル−5−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−4(3H)−キナゾリノンS, S−ジオキシド異性体2 2−ブチル−6−[1−ヒドロキシ−1−(1−メ 7.90×10-9 チル=2−オキソ−3−ピロリジニル)エチル]− [2’−(1H−テトラゾル−5−イル)[1,1’ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−4(3H)− キナゾリノン異性体1 トランス−(+/−)−2−[2−ブチル−3,4 2.35×10-8 −ジヒドロ−4−オキソ−3−[[2’−(1H− テトラゾル−5−イル)[1,1’−ビフェニル] −4−イル]メチル]−6−キナゾリニル]ヘキサ ヒドロピロロ[1,2−b]イソオキサゾル−2− カルボン酸メチルエステルモノヒドロ シス−(+/−)−2−ブチル−6−(ヘキサヒド 1.46×10-8 ロ−2−メチルピロロ[1,2−b]イソオキサゾ ル−2−イル)−3−[[2’−(1H−テトラゾ ル−5−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イ ル]メチル]−4(3H)−キナゾリノンナトリウ ム塩 2−ブチル−3,5,7,8−テトラヒドロ−3− 1.79×10-8 [[2’−(1H−テトラゾル−5−イル)[1, 1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−ピロロ [4,3−d]ピリミジン−6(4H)カルボン酸 フェニルメチルエステル 2−ブチル−3,5,7,8−テトラヒドロ−6− 1.36×10-9 (2−ヒドロキシ−2−メチル−1−オキソプロピ ル)−3−[[2’−(1H−テトラゾル−5−イ ル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル] −4(3H)−キナゾリノン 2−エチル−5,7−ジメチル−3−[[2’−( 2.44×10-9 1H−テトラゾル−5−イル)[1,1’−ビフェ ニル]−4−イル]メチル]−3H−イミダゾ[4, 5−b]ピリジン 5−メチル−7−プロピル−8[(2′−(1H− 5.63×10-9 テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル)メ チル]−1,2,4−トリアゾロ[1,5−c]ピ リミジン−2(3H)−オン追加の計算 各調製物における膜タンパク質の量および脂肪細胞の数
を最初に決定することによって、AIIレセプター結合
部位の数/細胞を推定することができる。この情報は膜
タンパク質の量/細胞の推定を可能とし、これはfmo
l/mgタンパク質として表されるBmaxと一緒に部
位/細胞の計算を生ずる。
を最初に決定することによって、AIIレセプター結合
部位の数/細胞を推定することができる。この情報は膜
タンパク質の量/細胞の推定を可能とし、これはfmo
l/mgタンパク質として表されるBmaxと一緒に部
位/細胞の計算を生ずる。
【0116】ヒト脂肪細胞膜の調製物 ヒト脂肪組織を外科的バイオプシーから入手しそして冷
生理食塩水の中に直ちに入れる。試料を受け取って1時
間以内に、それを秤量し、そして小片に細かく切り、そ
して6mMのグルコースおよびコラゲナーゼを2mg/
mlで含有するクレブス−リンゲル−重炭酸塩緩衝液
(pH7.4)の中に入れる。組織を150ストローク
/分で37℃において震盪し、そして10分の間隔で溶
液をナイロンメッシュに通過させて遊離の脂肪細胞を組
織の残部から分離する。この手順はラットの脂肪組織と
異なる。なぜなら、ヒトの細胞はいっそうもろくそして
消化媒質からの分離前に消化のより短い期間を必要とす
るからである。未消化の組織を再び細かく切った後、コ
ラゲナーゼ−クレブス緩衝液に添加し戻し、そして完全
に消化するまで10分の間隔で消化する。脂肪細胞を冷
トリス緩衝液ですすぎ、そして膜調製の手順、および脂
肪細胞膜へのアンギオテンシンIIの結合の決定をラッ
ト脂肪細胞を使用するときのように進行させる。
生理食塩水の中に直ちに入れる。試料を受け取って1時
間以内に、それを秤量し、そして小片に細かく切り、そ
して6mMのグルコースおよびコラゲナーゼを2mg/
mlで含有するクレブス−リンゲル−重炭酸塩緩衝液
(pH7.4)の中に入れる。組織を150ストローク
/分で37℃において震盪し、そして10分の間隔で溶
液をナイロンメッシュに通過させて遊離の脂肪細胞を組
織の残部から分離する。この手順はラットの脂肪組織と
異なる。なぜなら、ヒトの細胞はいっそうもろくそして
消化媒質からの分離前に消化のより短い期間を必要とす
るからである。未消化の組織を再び細かく切った後、コ
ラゲナーゼ−クレブス緩衝液に添加し戻し、そして完全
に消化するまで10分の間隔で消化する。脂肪細胞を冷
トリス緩衝液ですすぎ、そして膜調製の手順、および脂
肪細胞膜へのアンギオテンシンIIの結合の決定をラッ
ト脂肪細胞を使用するときのように進行させる。
【0117】ヒト脂肪細胞は、AII拮抗物質2−n−
ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1−
[(2’−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル
−4−イル)メチル]イミダゾールによる高い親和性の
125I−Sar Ileとの置換を示す(表9)。
ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1−
[(2’−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル
−4−イル)メチル]イミダゾールによる高い親和性の
125I−Sar Ileとの置換を示す(表9)。
【0118】 表9 ヒト脂肪細胞において125I−Sar−イソロイシンアンギオ テンシンIIのアンギオテンシンII拮抗物質の置換 脂肪組織の部位 * 大網 皮下 (nM) (nM) 平均IC50 9.26 16.11 SEM 3.39 4.51 * 2−n−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチ
ル−1−[(2’−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イル)メチル]イミダゾール 本発明の主な特徴および態様は、次の通りである。
ル−1−[(2’−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イル)メチル]イミダゾール 本発明の主な特徴および態様は、次の通りである。
【0119】1.治療量のアンギオテンシン(AII)
拮抗物質を投与することからなる、哺乳動物における脂
肪組織を処置および減少する方法。
拮抗物質を投与することからなる、哺乳動物における脂
肪組織を処置および減少する方法。
【0120】2.治療量のアンギオテンシン(AII)
拮抗物質を投与することからなる、哺乳動物における肥
満症を減少および抑制する方法。
拮抗物質を投与することからなる、哺乳動物における肥
満症を減少および抑制する方法。
【0121】3.治療量のアンギオテンシン(AII)
拮抗物質を投与することによって哺乳動物における脂肪
組織を減少することからなる、哺乳動物における非イン
スリン依存性糖尿病を処置する方法。
拮抗物質を投与することによって哺乳動物における脂肪
組織を減少することからなる、哺乳動物における非イン
スリン依存性糖尿病を処置する方法。
【0122】4.アンギオテンシン(AII)拮抗物質
が、式:
が、式:
【0123】
【化37】
【0124】式中、Arは
【0125】
【化38】
【0126】から成る群より選択され、RaおよびReは
各々独立に1〜5個の炭素原子を有する低級アルキルで
あり、Rbは、 (a)置換されていてもよい(C1−C6)アルキル、こ
こで置換基はヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、
(C1−C4)アルキル、フェニル、置換フェニル(置換
基は(C1−C4)アルキル、CF3、ニトロ、−NH2、
(C1−C4)アルコキシおよびハロから選択される)、
ピリジン、チオフェン、フラン、−CHO、−COOR
f、−O−CORf、−CON(Rf)2およびカルボ
キシメチルフェニルから選択される; (b)置換されていてもよい5〜15員の1、2および
3環の複素環式基、ここで異種原子は1〜4個の酸素、
硫黄または窒素原子から選択され、置換基は(C1−
C4)アルキル(−ORf、−CO2Rf、−CN、−N
H2、−NHRf、−N(Rf)2、フェニル、置換フェ
ニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級ア
ルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素
原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから
選択される)で置換されていてもよい)、フェニル、置
換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ
低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個
の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはB
rから選択される)、ピリジン、チオフェン、フラン、
−ORf、−CO2Rf、−CN、−CF3、−CON
(Rf)2、−SPh、−N(Rf)2から選択される;
から選択され、Rcは水素、ハロまたはピロール基であ
り、前記ピロール基は窒素原子に結合しており、そして
置換されていないか、あるいは1〜4を有する低級アル
キルで置換されており、RdおよびRfは独立に水素お
よび1〜4個の炭素原子を有する低級アルキルから選択
される、化合物、その互変異性体およびその製剤学的に
許容されうる塩類である、上記第1、2または3項記載
の方法。
各々独立に1〜5個の炭素原子を有する低級アルキルで
あり、Rbは、 (a)置換されていてもよい(C1−C6)アルキル、こ
こで置換基はヒドロキシ、(C1−C4)アルコキシ、
(C1−C4)アルキル、フェニル、置換フェニル(置換
基は(C1−C4)アルキル、CF3、ニトロ、−NH2、
(C1−C4)アルコキシおよびハロから選択される)、
ピリジン、チオフェン、フラン、−CHO、−COOR
f、−O−CORf、−CON(Rf)2およびカルボ
キシメチルフェニルから選択される; (b)置換されていてもよい5〜15員の1、2および
3環の複素環式基、ここで異種原子は1〜4個の酸素、
硫黄または窒素原子から選択され、置換基は(C1−
C4)アルキル(−ORf、−CO2Rf、−CN、−N
H2、−NHRf、−N(Rf)2、フェニル、置換フェ
ニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級ア
ルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素
原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから
選択される)で置換されていてもよい)、フェニル、置
換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ
低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個
の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはB
rから選択される)、ピリジン、チオフェン、フラン、
−ORf、−CO2Rf、−CN、−CF3、−CON
(Rf)2、−SPh、−N(Rf)2から選択される;
から選択され、Rcは水素、ハロまたはピロール基であ
り、前記ピロール基は窒素原子に結合しており、そして
置換されていないか、あるいは1〜4を有する低級アル
キルで置換されており、RdおよびRfは独立に水素お
よび1〜4個の炭素原子を有する低級アルキルから選択
される、化合物、その互変異性体およびその製剤学的に
許容されうる塩類である、上記第1、2または3項記載
の方法。
【0127】5.アンギオテンシン(AII)拮抗物質
は、式:
は、式:
【0128】
【化39】
【0129】式中、Rは−CO2H、−NHSO2CF3
または
または
【0130】
【化40】
【0131】であり、Xは〜5個の炭素原子を有する直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記の
部分:
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記の
部分:
【0132】
【化41】
【0133】から選択され、R1はH、1〜4個の炭素
原子を有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェ
ニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級ア
ルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素
原子を有するO−アルキルから選択される)、2−ピリ
ジニル、4−ピリジニル、ベンジル、置換ベンジル(置
換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、
トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有
するO−アルキルから選択される)であり、R2はH、
および1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル
であり、R3はトリフェニルメチル、ベンジル、置換フ
ェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級
アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭
素原子を有するO−アルキルから選択される)、1〜4
個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキルであり、R4
はH、および1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級ア
ルキル、
原子を有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェ
ニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級ア
ルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素
原子を有するO−アルキルから選択される)、2−ピリ
ジニル、4−ピリジニル、ベンジル、置換ベンジル(置
換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、
トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有
するO−アルキルから選択される)であり、R2はH、
および1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル
であり、R3はトリフェニルメチル、ベンジル、置換フ
ェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級
アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭
素原子を有するO−アルキルから選択される)、1〜4
個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキルであり、R4
はH、および1〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級ア
ルキル、
【0134】
【化42】
【0135】であり、R11は1〜3個の炭素原子を有す
る低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は1
〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフル
オロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−
アルキルから選択される)、−OR7、ベンジルオキ
シ、−NH2、−NHR7、−NR7R8であり、R7は1
〜4個の炭素原子を有する低級アルキルであり、R8は
1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル、フェニルで
ある、の化合物およびその製剤学的に許容されうる塩類
である、上記第1、2または3項記載の方法。
る低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は1
〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフル
オロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−
アルキルから選択される)、−OR7、ベンジルオキ
シ、−NH2、−NHR7、−NR7R8であり、R7は1
〜4個の炭素原子を有する低級アルキルであり、R8は
1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル、フェニルで
ある、の化合物およびその製剤学的に許容されうる塩類
である、上記第1、2または3項記載の方法。
【0136】6.アンギオテンシン(AII)拮抗物質
は、式:
は、式:
【0137】
【化43】
【0138】式中、Rは−CO2H、−NHSO2CF3
または
または
【0139】
【化44】
【0140】であり、Xは3〜5個の炭素原子を有する
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記
の部分:
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記
の部分:
【0141】
【化45】
【0142】から選択され、R9は独立にH、または1
〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキルであり、
R5は
〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキルであり、
R5は
【0143】
【化46】
【0144】であり、nは2、3または4であり、mは
2、3または4であり、R7は1〜4個の炭素原子を有
する直鎖状低級アルキルである、の化合物およびその製
剤学的に許容されうる塩類である、上記第1、2または
3項記載の方法。
2、3または4であり、R7は1〜4個の炭素原子を有
する直鎖状低級アルキルである、の化合物およびその製
剤学的に許容されうる塩類である、上記第1、2または
3項記載の方法。
【0145】7.アンギオテンシン(AII)拮抗物質
は、式:
は、式:
【0146】
【化47】
【0147】式中、Rは−CO2H、−NHSO2CF3
または
または
【0148】
【化48】
【0149】であり、Xは3〜5個の炭素原子を有する
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記
の部分:
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記
の部分:
【0150】
【化49】
【0151】
【化50】
【0152】から選択され、R31はH、1〜4個の炭素
原子を有する直鎖状低級アルキル(−OR17、−CO2
R17、−CN、−NH2、−NHR17、−N(R17)2、
フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子
を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、C
l、またはBrから選択される)で置換されていてもよ
い)、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭
素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチ
ル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキ
ル、F、Cl、またはBrから選択される)、ピリジ
ン、チオフェン、フラン、−OR17、−CO2R17、−
CN、−CF3、−CON(R17)2、−SPh、−N
(R17)2または
原子を有する直鎖状低級アルキル(−OR17、−CO2
R17、−CN、−NH2、−NHR17、−N(R17)2、
フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子
を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、C
l、またはBrから選択される)で置換されていてもよ
い)、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭
素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチ
ル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキ
ル、F、Cl、またはBrから選択される)、ピリジ
ン、チオフェン、フラン、−OR17、−CO2R17、−
CN、−CF3、−CON(R17)2、−SPh、−N
(R17)2または
【0153】
【化51】
【0154】であり、R32はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル(−OR17、−CO2R17、
−CN、−NH2、−NHR17、−N(R17)2、フェニ
ル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1
〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、ま
たはBrから選択される)で置換されていてもよい)、
フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子
を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、C
l、またはBrから選択される)、ピリジン、チオフェ
ン、フラン、−CO2R17、−CN、−CON(R17)2
または
有する直鎖状低級アルキル(−OR17、−CO2R17、
−CN、−NH2、−NHR17、−N(R17)2、フェニ
ル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1
〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、ま
たはBrから選択される)で置換されていてもよい)、
フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子
を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニト
ロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、C
l、またはBrから選択される)、ピリジン、チオフェ
ン、フラン、−CO2R17、−CN、−CON(R17)2
または
【0155】
【化52】
【0156】であり、R33はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)、ピリジン、チオフェン、フラン、−CO2R
17、−CON(R17)2、−CN、−NO2または
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)、ピリジン、チオフェン、フラン、−CO2R
17、−CON(R17)2、−CN、−NO2または
【0157】
【化53】
【0158】であり、R40はH、−CO2R17、−SO2
R17、1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル、ベン
ジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有
するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、
1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、
またはBrから選択される)、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)、−CON(R17)2または
R17、1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル、ベン
ジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有
するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、
1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、
またはBrから選択される)、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)、−CON(R17)2または
【0159】
【化54】
【0160】であり、R12はフェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)であり、R15はH、1〜4個の炭素原子を有す
る低級アルキルであり、R17は独立にH、または1〜4
個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の低級ア
ルキルであり、R38はH、1〜4個の炭素原子を有する
直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基
は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリ
フルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有する
O−アルキル、F、Cl、またはBrから選択され
る)、−CO2R17、−CH2OH、−CN、−CON
(R17)2または
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)であり、R15はH、1〜4個の炭素原子を有す
る低級アルキルであり、R17は独立にH、または1〜4
個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の低級ア
ルキルであり、R38はH、1〜4個の炭素原子を有する
直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基
は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリ
フルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有する
O−アルキル、F、Cl、またはBrから選択され
る)、−CO2R17、−CH2OH、−CN、−CON
(R17)2または
【0161】
【化55】
【0162】であり、R39はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)であり、R10は独立にH、1〜4個の炭素原子
を有する直鎖状低級アルキル(−OR17、−CO
2R17、−CN、−NH2、−NHR17、−N
(R17)2、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロ
メチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アル
キル、F、Cl、またはBrから選択される)で置換さ
れていてもよい)、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフ
ルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキル、F、Cl、またはBrから選択される)、
ピリジン、チオフェン、フラン、−CO2R17、−C
N、−CF3、−CON(R17)2または
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)であり、R10は独立にH、1〜4個の炭素原子
を有する直鎖状低級アルキル(−OR17、−CO
2R17、−CN、−NH2、−NHR17、−N
(R17)2、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロ
メチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アル
キル、F、Cl、またはBrから選択される)で置換さ
れていてもよい)、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフ
ルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO
−アルキル、F、Cl、またはBrから選択される)、
ピリジン、チオフェン、フラン、−CO2R17、−C
N、−CF3、−CON(R17)2または
【0163】
【化56】
【0164】であり、Qは単結合、−(CR10R10)p
−またはOであり、Q1は単結合、−(CR10R10)
p−、O、
−またはOであり、Q1は単結合、−(CR10R10)
p−、O、
【0165】
【化57】
【0166】であり、pは1〜5であり、Aは−(CR
10R10)q−であり、qは2〜5であり、ただしp+q
は6より大きくない、の化合物およびその製剤学的に許
容されうる塩類である、上記第1、2または3項記載の
方法。
10R10)q−であり、qは2〜5であり、ただしp+q
は6より大きくない、の化合物およびその製剤学的に許
容されうる塩類である、上記第1、2または3項記載の
方法。
【0167】8.アンギオテンシン(AII)拮抗物質
は、式:
は、式:
【0168】
【化58】
【0169】式中、Rは−CO2H、−NHSO2CF3
または
または
【0170】
【化59】
【0171】であり、Xは3〜5個の炭素原子を有する
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記
の部分:
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記
の部分:
【0172】
【化60】
【0173】から選択され、R41はH、1〜4個の炭素
原子を有する直鎖状低級アルキル、−CF3、−CN、
原子を有する直鎖状低級アルキル、−CF3、−CN、
【0174】
【化61】
【0175】フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニ
トロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選
択される)、ピリジン、チオフェンまたはフランであ
り、R43は−CO2R19、
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニ
トロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選
択される)、ピリジン、チオフェンまたはフランであ
り、R43は−CO2R19、
【0176】
【化62】
【0177】フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニ
トロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選
択される)、ピリジン、CN、直鎖状もしくは分枝鎖状
の(C1−C6)アルキル、
個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、ニ
トロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキルから選
択される)、ピリジン、CN、直鎖状もしくは分枝鎖状
の(C1−C6)アルキル、
【0178】
【化63】
【0179】であり、R36はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキルであり、R14およびR16は水
素、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖
状の低級アルキル、−CO2R19、−CN、フェニル、
置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモ
ノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原
子を有するO−アルキルから選択される)、ピリジン、
チオフェンまたはフラン
有する直鎖状低級アルキルであり、R14およびR16は水
素、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖
状の低級アルキル、−CO2R19、−CN、フェニル、
置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモ
ノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、1〜3個の炭素原
子を有するO−アルキルから選択される)、ピリジン、
チオフェンまたはフラン
【0180】
【化64】
【0181】であり、R19は1〜4個の炭素原子を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状の低級アルキルである、の化
合物およびその製剤学的に許容されうる塩類である、上
記第1、2または3項記載の方法。
る直鎖状もしくは分枝鎖状の低級アルキルである、の化
合物およびその製剤学的に許容されうる塩類である、上
記第1、2または3項記載の方法。
【0182】9.アンギオテンシン(AII)拮抗物質
は、式:
は、式:
【0183】
【化65】
【0184】式中、Rは−CO2H、−NHSO2CF3
または
または
【0185】
【化66】
【0186】であり、Xは3〜5個の炭素原子を有する
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記
の部分:
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記
の部分:
【0187】
【化67】
【0188】から選択され、R21、R29およびR25は同
一であるか、あるいは異なることができ、R21はH、1
〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル、フェニ
ル、置換フェニル(置換基は1〜4個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、NH2、1〜4
個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、または
Brから選択される)、ピリジン、チオフェンまたはフ
ランであり、R29はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜4個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF
3、ニトロ、NH2、1〜4個の炭素原子を有するO−ア
ルキル、F、Cl、またはBrから選択される)、ピリ
ジン、チオフェンまたはフランであり、R28はフェニ
ル、置換フェニル(置換基は1〜4個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、−CF3、F、Cl、ニトロ、1
〜4個の炭素原子を有するO−アルキルから選択され
る)であり、R25は1〜4個の炭素原子を有する直鎖状
低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜
4個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、
ニトロ、1〜4個の炭素原子を有するO−アルキル、
F、Cl、またはBrから選択される)、ピリジン、チ
オフェンまたはフランであり、vは0〜3である、の化
合物およびその製剤学的に許容されうる塩類である、上
記第1、2または3項記載の方法。
一であるか、あるいは異なることができ、R21はH、1
〜4個の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル、フェニ
ル、置換フェニル(置換基は1〜4個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、−CF3、ニトロ、NH2、1〜4
個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、または
Brから選択される)、ピリジン、チオフェンまたはフ
ランであり、R29はH、1〜4個の炭素原子を有する直
鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は
1〜4個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF
3、ニトロ、NH2、1〜4個の炭素原子を有するO−ア
ルキル、F、Cl、またはBrから選択される)、ピリ
ジン、チオフェンまたはフランであり、R28はフェニ
ル、置換フェニル(置換基は1〜4個の炭素原子を有す
るモノ低級アルキル、−CF3、F、Cl、ニトロ、1
〜4個の炭素原子を有するO−アルキルから選択され
る)であり、R25は1〜4個の炭素原子を有する直鎖状
低級アルキル、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜
4個の炭素原子を有するモノ低級アルキル、−CF3、
ニトロ、1〜4個の炭素原子を有するO−アルキル、
F、Cl、またはBrから選択される)、ピリジン、チ
オフェンまたはフランであり、vは0〜3である、の化
合物およびその製剤学的に許容されうる塩類である、上
記第1、2または3項記載の方法。
【0189】10.アンギオテンシン(AII)拮抗物
質は、式:
質は、式:
【0190】
【化68】
【0191】式中、Rは−CO2H、−NHSO2CF3
または
または
【0192】
【化69】
【0193】であり、Xは3〜5個の炭素原子を有する
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記
の部分:
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルであり、R6は下記
の部分:
【0194】
【化70】
【0195】から選択され、Aは−(CH2)uであり、
uは1、2、3または4であり、Wは−CH2−または
uは1、2、3または4であり、Wは−CH2−または
【0196】
【化71】
【0197】であるか、あるいはAおよびWの各々は
【0198】
【化72】
【0199】であり、そして−(CH2)r−架橋により
接続されており、ここでrは1、2または3であり、Q
は−O−、−CH2−または
接続されており、ここでrは1、2または3であり、Q
は−O−、−CH2−または
【0200】
【化73】
【0201】であり、Dは−(CH2)fであり、fは3
または4であり、R18はH、1〜4個の炭素原子を有す
る直鎖状低級アルキル(−OR35、−CO2R35、−C
N、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素
原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、
ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、
F、Cl、またはBrから選択される)で置換されてい
てもよい)、ピリジン、チオフェン、フラン、−CH
O、−CO2R35、−CN、
または4であり、R18はH、1〜4個の炭素原子を有す
る直鎖状低級アルキル(−OR35、−CO2R35、−C
N、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の炭素
原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、
ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、
F、Cl、またはBrから選択される)で置換されてい
てもよい)、ピリジン、チオフェン、フラン、−CH
O、−CO2R35、−CN、
【0202】
【化74】
【0203】であり、R27はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル(−OR35、−CO2R35、
−CN、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の
炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチ
ル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキ
ル、F、Cl、またはBrから選択される)で置換され
ていてもよい)、ピリジン、チオフェン、フラン、−C
O2R35、−CHO、−CO2R35、−CN、または
有する直鎖状低級アルキル(−OR35、−CO2R35、
−CN、フェニル、置換フェニル(置換基は1〜3個の
炭素原子を有するモノ低級アルキル、トリフルオロメチ
ル、ニトロ、1〜3個の炭素原子を有するO−アルキ
ル、F、Cl、またはBrから選択される)で置換され
ていてもよい)、ピリジン、チオフェン、フラン、−C
O2R35、−CHO、−CO2R35、−CN、または
【0204】
【化75】
【0205】であり、R37はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)、ピリジン、チオフェン、フラン、−O−
R35、−N(R35)、−CO2R35、−CH2OR35、−
CN、−CHO、
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)、ピリジン、チオフェン、フラン、−O−
R35、−N(R35)、−CO2R35、−CH2OR35、−
CN、−CHO、
【0206】
【化76】
【0207】であり、R35は独立にH、1〜4個の炭素
原子を有する低級アルキルであり、R13はH、1〜4個
の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル、5または6個
の炭素原子を有するシクロアルキル、フェニル、置換フ
ェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級
アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭
素原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrか
ら選択される)、ピリジン、チオフェン、フラン、ベン
ジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有
するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、
1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、
またはBrから選択される)、−CO2R35、−SO2R
30、
原子を有する低級アルキルであり、R13はH、1〜4個
の炭素原子を有する直鎖状低級アルキル、5または6個
の炭素原子を有するシクロアルキル、フェニル、置換フ
ェニル(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級
アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭
素原子を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrか
ら選択される)、ピリジン、チオフェン、フラン、ベン
ジル、置換ベンジル(置換基は1〜3個の炭素原子を有
するモノ低級アルキル、トリフルオロメチル、ニトロ、
1〜3個の炭素原子を有するO−アルキル、F、Cl、
またはBrから選択される)、−CO2R35、−SO2R
30、
【0208】
【化77】
【0209】であり、R27はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状の低級アルキルであり、
R34はH、−CO2R35、−SO2R30、
有する直鎖状もしくは分枝鎖状の低級アルキルであり、
R34はH、−CO2R35、−SO2R30、
【0210】
【化78】
【0211】であり、R30はH、1〜4個の炭素原子を
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)である、の化合物およびその製剤学的に許容さ
れうる塩類である、上記第1、2または3項記載の方
法。
有する直鎖状低級アルキル、フェニル、置換フェニル
(置換基は1〜3個の炭素原子を有するモノ低級アルキ
ル、トリフルオロメチル、ニトロ、1〜3個の炭素原子
を有するO−アルキル、F、Cl、またはBrから選択
される)である、の化合物およびその製剤学的に許容さ
れうる塩類である、上記第1、2または3項記載の方
法。
【図1】精巣上体脂肪細胞膜への125I−AIIの連
合の時間経過を示すグラフである。
合の時間経過を示すグラフである。
【図2】脂肪細胞膜への125I−AIIの結合の飽和
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図3】放射線標識AIIとの前インキュベーションお
よび時間=0における10μmol/lの非標識AII
の添加後の、脂肪細胞膜からの125I−AIIの結合
の解離を示すグラフである。
よび時間=0における10μmol/lの非標識AII
の添加後の、脂肪細胞膜からの125I−AIIの結合
の解離を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07D 403/10 239
Claims (3)
- 【請求項1】 治療量のアンギオテンシン(AII)拮
抗物質を投与することを特徴とする哺乳動物における脂
肪組織の処置および減少方法。 - 【請求項2】 治療量のアンギオテンシン(AII)拮
抗物質を投与することを特徴とする哺乳動物における肥
満症の減少および抑制方法。 - 【請求項3】 治療量のアンギオテンシン(AII)拮
抗物質を投与することによって哺乳動物における脂肪組
織を減少することを特徴とする哺乳動物における非イン
スリン依存性糖尿病の処置方法。
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP (1) | JPH0717862A (ja) |
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FR2677984B1 (fr) * | 1991-06-21 | 1994-02-25 | Elf Sanofi | Derives d'imidazoline n-substitues, leur preparation, les compositions pharmaceutiques en contenant. |
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US5212195A (en) * | 1992-05-13 | 1993-05-18 | Syntex (U.S.A.) Inc. | Substituted indole antagonists derivatives which are angiotensin II |
US5266583A (en) * | 1992-09-01 | 1993-11-30 | Merck & Co., Inc. | Angitotensin II antagonist |
US5376666A (en) * | 1992-11-30 | 1994-12-27 | The Du Pont Merck Pharmaceutical Company | Angiotension-II receptor blocking, azacycloalkyl or azacycloalkenyl |
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- 1994-06-27 KR KR1019940015112A patent/KR950000147A/ko not_active Application Discontinuation
- 1994-06-27 AU AU65991/94A patent/AU680659B2/en not_active Ceased
-
1996
- 1996-07-19 US US08/684,609 patent/US5830909A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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---|---|
CA2126709A1 (en) | 1994-12-29 |
AU680659B2 (en) | 1997-08-07 |
US5830909A (en) | 1998-11-03 |
AU6599194A (en) | 1995-01-05 |
KR950000147A (ko) | 1995-01-03 |
EP0635263A3 (en) | 1995-09-27 |
EP0635263A2 (en) | 1995-01-25 |
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