JPH071780U - ねずみ用粘着捕獲器 - Google Patents

ねずみ用粘着捕獲器

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JPH071780U
JPH071780U JP3966793U JP3966793U JPH071780U JP H071780 U JPH071780 U JP H071780U JP 3966793 U JP3966793 U JP 3966793U JP 3966793 U JP3966793 U JP 3966793U JP H071780 U JPH071780 U JP H071780U
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道明 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘着したねずみにおける足場の不安定性、粘
着剤の厚肉化、製造固定の簡素化および輸送時もそのま
まの形態で輸送することが可能なねずみ捕獲用粘着捕獲
器を提供すること。 【構成】 側壁5と底面6からなる皿状本体7内に粘着
剤層3を有する粘着捕獲器において、該皿状本体の底面
6にある凹凸部が粘着剤層3に埋没する凹部14および
/または凸部8と、粘着剤層3より突出する凸部9とを
有することを特徴とするねずみ用粘着捕獲器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は主にねずみの粘着捕獲に用いる粘着捕獲器の改良に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
ねずみの出没する場所に粘着シートを配置してねずみを粘着捕獲することが公 知である。
【0003】 ねずみにおいては、ごきぶり等の虫類とは異なり強い体力を有するので、ごき ぶり等の粘着捕獲では問題視されないいろいろな点を勘案しなければならない。 まず粘着剤層の厚みを厚くすることが必要である。またねずみが粘着剤層を踏む と、四足中の三つの足を支点として踏張り、残りの足を粘着剤から引き離そうと するので、その踏張り支点を不安定にして、力を入れさせ難くすることも有効で ある。このような目的の粘着捕獲器として、例えば、図4に示すように、支持シ ート1上に波付シート2を固定し、該波付シート上に粘着剤を塗布し粘着剤層3 を設けたもの、図5に示すように、支持シート1上にクッション層4、例えば発 泡プラスチックシートを固定し、該クッション層4上に粘着剤層3を設けたもの 等が知られている。更に実開平3−18781号に示されている図6のように支 持シート本体1上にクッション層4を断続的に設け、さらに該クッション層4を 覆うように粘着剤層3を設けたもの、そして実開昭62−111381号に示さ れている図7のように支持シート1上に表面が凹凸をなす粘着剤層3を設けたも のも知られている。
【0004】
【解決しようとする課題】
しかして、図4に示す粘着捕獲器においては、波付シート凸凹のために足場が 平面に較べて不安定であり、また、図5に示す粘着捕獲器においては、支持シー ト1上のクッション層4がやわらかいために足場が硬い面に較べて不安定である から、いずれの粘着捕獲器においても、足場の不安定性という面からは、ねずみ の粘着捕獲に有利である。しかしながら、図5に示す粘着捕獲器においては、粘 着層の厚みを厚くすると、粘着剤の流動が顕著となる。また図4に示す粘着捕獲 器においては、谷部に沿っての粘着剤の横方向流動が避けられないので、いずれ の粘着捕獲器においても、粘着剤を厚くし難く、このような点はねずみ粘着捕獲 器に不利である。このように従来の粘着捕獲器においては、上記2要件を共に充 足させがたく改良が必要である。さらに図6に示された支持シート本体1上に他 の部材としてわざわざクッション層4を新たに用いた上に粘着剤層3を設けたり 、図7に示されたように粘着材層3に凹凸を設けることは製造工程を煩雑にする 。さらに図4乃至6に示された粘着捕獲器は輸送時のことが考慮されておらず、 使用時に粘着層を設けるかあるいは輸送時には他の部材にて粘着剤層3を保護す る必要性がある。そこで本考案の目的は、粘着したねずみにおける足場の不安定 性、粘着剤の厚肉化、製造固定の簡素化および輸送時もそのままの形態で輸送す ることが可能なねずみ捕獲用粘着捕獲器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、側壁5と底面6からなる皿状本体7内に粘着剤層3を有する粘着捕 獲器において、該皿状本体の底面6にある凹凸部が粘着剤層3に埋没する凹部1 4および/または凸部8と、粘着剤層3より突出する凸部9とを有することを特 徴とするねずみ用粘着捕獲器に係る。
【0006】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例を説明するが、本考案はこの図面に限定され るものではない。
【0007】 図1は本考案の一実施例を示す図2のA−A’縦断面図、図2は本考案の一実 施例の平面図である。図1ならびに図2において、皿状本体7(以下「本体」と いう)は側壁5と底面6にて構成され、皿状に成形できかつ適切な強度を示す材 質、例えば紙(ダンボール、合成紙を含む)、プラスチック、木材および金属な どが例示できる。また、ポリエチレン、ポリプロピレンなどで代表されるプラス チックシート類であるときはその厚みが0.3mm以上あるものが好ましく、ア ルミ板などのときはその厚みが0.2mm以上のものが好ましい。また必要に応 じ、紙とプラスチックフィルムをラミネートしたもの、あるいは紙とプラスチッ クシートを貼り合わせた積層体、もしくはワックスなどにより耐水処理を施した 紙およびダンボールなどを使用することにより補強効果あるいは後述する粘着物 質の紙への滲み出しを防ぐことができる。
【0008】 そして、粘着剤層3は、本体7の側壁5に囲まれた底面6に塗布された粘着物 質であり、常温で粘着性を有する不乾性のものでかつ常温で流動性のないもので あれば何ら制限されない。例えば天然ゴム、合成ゴム、エチレン一酢酸ビニル共 重合体、ポリイソブチレン、ポリブテン、アタクチックポリプロピレンおよびそ の他の液状重合体、石油樹脂等の粘着付与樹脂等を単独あるいは適宜溶剤の存在 下もしくは無溶剤で加熱によりあるいはラテックス、エマルジョン状態で混合し て、塗布して用いることができる。特にスチレン−ブタジエンブロックポリマー 、および又はエチレン−酢酸ビニル共重合体などと粘着付与樹脂、可塑剤の組み 合わせ、ポリイソブチレンと液状ポリブテンおよびアタクチックポリプロピレン の組み合わせ等は無溶剤系で加熱混合がてき、そのまま塗布できることなど、粘 着特性ばかりか作業性の面からも好ましいものである。これらの材料により底面 6に塗布される粘着剤の粘度はJIS K−6833(1980)に準拠する測 定方法により測定され160℃で100cp〜3000cpの間の粘着物質であ ればよい。
【0009】 本体7の横幅は通常5cm〜35cm、好ましくは約10cmであり、長さは 通常20cm〜50cm好ましくは約35cmである。そして本体7の周囲を形 作っている側壁5は粘着剤面から約2mm以上高く、かつねずみが容易に入り込 む高さであることが望ましく、さらに容易にねずみが入り込むように側壁5の外 面15は、本体内側方向に傾斜している。そして側壁5には別の本体7’(図示 せず)を重ねて輸送するときのずれを防止するため嵌合させる連結凸部11a, 11bおよび連結凹部12a,12bがある。つまり本体7の連結凸部11a, 11bに本体7’の連結凹部12a’,12b’を、そして本体7の連結凹部1 2a,12bを本体7’の連結凸部11a’,11b’に挿入することで輸送時 のずれが防止され、粘着剤層3の粘着剤が他の部材に付着することが防止できる 。
【0010】 さらに、側壁5の長手方向の一辺に差し込み部13があり、該差し込み部13 を使用時に本体7を収納して本体7の粘着剤層3を埃などより保護する外装部( 図示せず)に差し込み、外装部と本体7を固定できる。当該差し込み部13は本 体7より離れた所に行くほど大きくなり、一端外装部に差し込むと取り外されに くい構造をしている。
【0011】 底面6には、粘着剤層3に埋没する凸部8(以下凸部8という)と、粘着剤層 3より突出する凸部9(以下凸部9という)とを有する。凸部8は底面6に連続 的あるいは不連続的に形成しても良い。また場合によっては縦方向に凸部8を連 続的に形成することで、本体7の長さ方向の強度をあげることもできる。逆に凸 部9は、輸送時の粘着剤層3の表面が傾斜により動く場合を考慮して粘着剤層の 表面より少なくとも約2mm程度高いことが好ましい。さらに、凸部9の上面は 本体7’の凸部9’との接触面積はできるだけ少ないが、本体7と本体7’が重 ねられて輸送した時の重さに耐えられる強度が得られること必要がある。
【0012】 上記ねずみ用粘着捕獲器を製造するには、凸部8が埋没しかつ凸部9が埋没し ない量の粘着剤を本体7内に塗布して、粘着剤層3を形成するだけでよい。
【0013】 本考案に係る粘着捕獲器によりねずみを捕獲するには、重ねられた本体7およ び本体7’を開いた後、さらに必要に応じて該本体7を外装部に装着た後、ねず みのよく出没する通路の隅、例えば、壁面などの隅、すき間等に配置する。こう して、ねずみが一端粘着剤層3を踏んで、該粘着剤層3から足を離そうと踏張っ ても、足場となる面の高さが異なり(底面6と凸部8の高さの差)、足場が極め て不安定な状態になる。しかも、足が粘着剤の厚みの大なる底面6上にあること から、その足場を容易には離し得ず、遂には、倒れて体が粘着剤に接触してしま い、体の自由を失って死んでしまう。この死ねずみの廃棄処理は、本体7ごとあ るいは本体7と外装部とともに特別の用具を必要とすることなく廃棄できる。
【0014】 そして、図3は本考案の他の一例を示す断面図である。図において側壁5の下 端が床に接地しているが、底面6が床に接地していないこと。そして、底面6に 埋没する凹部14が設けられている以外は、実質的に図1および図2の実施例と 同一である。また製造方法も同一であるが、粘着剤の量を若干減量することがで きる。そして使用に際して、本体7の素材が耐油性および耐水性の点で若干弱い 時に、設置面が水で濡れるおそれがある場所に設置しても、設置面に接触する部 分が少ないため有意に耐久性を得ることができる。
【0015】
【考案の効果】
本考案に係るねずみ粘着捕獲器は上述した通り、足場が不安定であるために足 に力を入れ得ず、しかも厚い粘着剤のために多少の力では粘着した足を脱離し得 ず、従って、粘着したねずみを逃すことなく確実に捕獲できる。さらに構成部剤 も最小限であれば粘着剤と本体の2部材で構成されその2部材を組み合わせるだ けの製造工程は非常に簡単である。そして、輸送時に他の部材を用いる必要もな い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の図2のA−A’線断面図
【図2】本考案の平面図(但し、粘着剤層は透明)
【図3】本考案の他の一実施例の断面図
【図4】本考案でない従来の1例の断面図
【図5】本考案でない他の従来の1例の断面図
【図6】本考案でない更に他の従来の他の1例の断面図
【図7】本考案でない更に他の従来の他の1例の断面図
【符号の説明】
1 支持シート 2 波付シート 3 粘着剤層 4 クッション層 5 側壁 6 底面 7 皿状本体 8 埋没する凸部 9 突出する凸部 11 連結凸部 12 連結凹部 13 差し込み部 14 埋没する凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁5と底面6からなる皿状本体7内に
    粘着剤層3を有する粘着捕獲器において、該皿状本体の
    底面6にある凹凸部が粘着剤層3に埋没する凹部14お
    よび/または凸部8と、粘着剤層3より突出する凸部9
    とを有することを特徴とするねずみ用粘着捕獲器。
JP1993039667U 1993-06-14 1993-06-14 ねずみ用粘着捕獲器 Expired - Lifetime JP2606333Y2 (ja)

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JPH071780U true JPH071780U (ja) 1995-01-13
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000072A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Fumakilla Ltd ゴキブリ捕獲器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011000072A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Fumakilla Ltd ゴキブリ捕獲器

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