JPH0717806Y2 - 気化器の空燃比補正用電磁弁装置 - Google Patents

気化器の空燃比補正用電磁弁装置

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JPH0717806Y2
JPH0717806Y2 JP3950988U JP3950988U JPH0717806Y2 JP H0717806 Y2 JPH0717806 Y2 JP H0717806Y2 JP 3950988 U JP3950988 U JP 3950988U JP 3950988 U JP3950988 U JP 3950988U JP H0717806 Y2 JPH0717806 Y2 JP H0717806Y2
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JP3950988U
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宏 松尾
孝男 新藤
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株式会社日本気化器製作所
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は気化器の恒油面室内に設置されて空燃比の補正
を行なう電磁弁装置に関するものである。
(従来の技術) 自動車エンジンの排気対策としてフイードバツク方式に
より空燃比制御を行なうことはよく知られており,その
一つに補正用燃料を主燃料通路へ導入する補正用主ジエ
ツトと補正用ブリード空気を低速空気ブリードへ導入す
る補正用空気ブリードジエツトとを一つの軸線上に設置
するとともにそれらの間に電磁コイルやプランジヤを配
置し,プランジヤと一体動作する弁体によつて補正用ジ
エツトと補正用空気ブリードジエツトとを交互に開閉さ
せるようにした電磁弁装置がある。そして,この電磁弁
装置が広く用いられていることは,例えば「カーテクノ
ロジイ 13」昭和59年3月1日発行(株式会社鉄道日本
社)の第56〜59,99,100,129〜131頁に掲載された記事か
らも明らかである。
更に,この電磁弁装置の一般的な構造を第2図に示し
た。即ち,円筒形のハウジング31の内部に電磁コイル3
2,プランジヤ33,磁極芯34,プランジヤ案内35が同心に配
置されており,ハウジング31の下端に燃料補正用の燃料
弁36の磁極芯34と一体の弁本体37が固着されているとと
もに上端にブリード空気補正用の空気弁42の弁本体43が
固着されている。そして,電磁コイル32の通電時にはプ
ランジヤ33が下降して磁極芯34に吸着し燃料弁36の弁体
38と一体の弁棒39を押して弁本体37に固着されて弁座と
して働く補正用主ジエツト40を閉じ,非通電時には弁体
38に作用させたプランジヤばね41のばね力でプランジヤ
33が上昇してその上端に一体に設けた弁体44が弁本体43
に固着されて弁座として働く補正用空気プリードジエツ
ト45を閉じることにより,電磁コイル32に供給する電流
のデユーテイ比に応じた空燃比制御が行なわれるのであ
る。
(考案が解決しようとする課題) 前記電磁弁装置の空気弁42の附近について検討すると,
プランジヤ案内35はハウジング31の上端部に嵌装されて
電磁コイル32を支持したボビン46の上端面と弁本体43の
肩部43aとの間に挟まれており,プランジヤ33の上端部
がプランジヤ案内35の案内孔35aと肩部43aの中心の挿通
孔43bとを貫通している。プランジヤ33は平均的に1秒
間に20回程度往復動するものであつて磁性材料で作られ
ており,一般に銅,亜鉛合金で作られているプランジヤ
案内35を摩耗して案内孔35aを次第に大きくし,その結
果プランジヤ33が半径方向に動き或いは傾いて挿通孔43
bの孔壁に接近または接触するようになる。弁本体43は
一般に鉄で作られているので,通電時にプランジヤ33を
吸引し,接触したときは摩擦も加わつてプランジヤ33を
作動させるために高い電圧を必要とするようになる。ま
た,プランジヤ33が作動不良となる結果,空気弁42が閉
弁不良となつて補正用空気ブリードジエツト45から空気
が漏洩し空燃比を狂わせる原因となる。
本考案は従来の電磁弁装置がもつている前記のようなプ
ランジヤの作動不良およびそれに伴う空気漏洩という課
題を解決することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は,電磁コイルとプランジヤとが内部に同心に配
置されたハウジングの下端に燃料補正用の燃料弁が設け
られているとともに上端にブリード空気補正用の空気弁
が設けられ,前記プランジヤの上下往復動により前記燃
料弁と空気弁とが交互に開閉する気化器の空燃比補正用
電磁弁装置において,前記ハウジングの上端部に嵌装さ
れて前記プランジヤの上端部を貫通させたプランジヤ案
内はハウジングの上端縁よりも上方へ突出した小径部を
有しており,前記ハウジングの上端に固着された前記空
気弁の弁本体の前記プランジヤを直接囲んだ部分が前記
小径部の外径と等しい内径とされている構成としたこと
により前記課題を解決するための手段とした。
尚,プランジヤ案内はプランジヤ径の1.2〜2倍の長さ
とし,弁本体のプランジヤを直接囲んだ部分はプランジ
ヤ径の1.5〜2倍の内径とするのが好ましい。
(作用) 電磁コイルに所要のデユーテイ比で通電することにより
燃料弁と空気弁とが交互に開閉し空燃比制御を行なう。
(実施例) 本考案を第1図に示す実施例に基いて説明する。
気化器の恒油面室に竪に配置される円筒形のハウジング
1の内部にボビン2に支持された電磁コイル3とプラン
ジヤ4と磁極芯5とプランジヤ案内6とが同心に配置さ
れており,ボビン2は恒油面室のふたに固着されるとと
もに図示しない電子式制御装置からの駆動信号を電磁コ
イル3に送る配線を取付けたブラケット7を一体に有し
ている。
ハウジング1の下端には燃料補正用の燃料弁8の弁本体
9が固着突設されており,この弁本体9は磁極芯5を一
体に有しているとともに補正用燃料を図示しない主燃料
通路へ導入する弁座兼用の補正用主ジエツト10を固着さ
せており,また弁本体9に内蔵された弁体11は開弁方向
へ働くプランジヤばね12が作用しているとともに一体の
弁棒13が磁極芯5の中心を貫通してプランジヤ4の下端
に接している。電磁コイル3に通電するとプランジヤ4
が下降して磁極芯5に吸着すると同時に弁棒13を押して
弁体11を補正用主ジエツト10に密着させ補正用燃料を遮
断し,電磁コイル3の非通電時にプランジヤばね12のば
ね力で弁体11,プランジヤ4を押し上げて補正用燃料を
供給するのである。
ハウジング1の上端にはブリード空気補正用の空気弁14
の弁本体15が固着突設されているとともに,プランジヤ
案内6がボビン2の上に重なつて嵌装されており,プラ
ンジヤ案内6はハウジング1の上端縁よりも上方へ突出
した小径部6aを有しており,弁本体15のハウジング1の
上端縁から上方へ延びる突出部分15aは小径部6aの外径
と等しい内径に作られている。即ち,弁本体15は肩部15
bがハウジング1の上端縁とプランジヤ案内6の段部と
に重なり,突出部分15aが小径部6aの外側周面に接して
いて,プランジヤ案内6の案内孔6bを貫通したプランジ
ヤ4を突出部分15aが囲んでいる。この弁本体15には補
正用ブリード空気を低速空気ブリードへ導入する弁座兼
用の補正用空気ブリードジエツト16が固着されていると
ともに,プランジヤ4の上端に一体に突出形成した弁体
17が内蔵されている。電磁コイル3に通電してプランジ
ヤ4が下降したとき弁体17が補正用空気ブリードジエツ
ト16から離間して補正用ブリード空気を供給し,電磁コ
イル3の非通電時に弁体17が補正用空気ブリードジエツ
ト16に密着するのである。
次に,第1図の本考案品と第2図の従来品とについてプ
ランジヤ案内6,35の案内孔6b,35aの径を変化させて空気
弁14,42の特性がどのように変化するかを試験した結果
について述べる。
プランジヤ4,33は直径4mm,プランジヤ案内6,35の長さは
本案品で6mm,従来品で4.5mm,本考案品におけるプランジ
ヤ案内6の小径部6aの外径は6.9mmとした。案内孔6b,35
aの径は最小4.2mmから0.1mm間隔で増大させ,閉弁時の
空気漏れ量と開弁に要する作動電圧とを測定した。
空気漏れ量については,第3図から従来品が案内孔径4.
4mm以上で増加したのに対して本考案品では4.8mm以上で
増大しており,閉弁状態が著しく改善されたことが判
る。また,作動電圧については,第4図から従来品が案
内孔径4.4mm以上で増大しているのに対して本考案品で
は殆んど変化がなく,弁本体15による磁力の影響や接触
がないことが判る。
尚,プランジヤ案内6は長くした方がプランジヤ4の傾
きを小さくできるか,装置全長に制限があるのでプラン
ジヤ4の直径の1.2〜2倍とする。また,プランジヤ案
内6の小径部6aの外径即ち弁本体15の突出部分15aの内
径は大きくした方がプランジヤ4に対する磁力の影響を
軽減できるが,装置外径に制限があるのでプランジヤ4
の直径の1.5〜2倍とする。
(考案の効果) 本考案によると,プランジヤ案内に小径部を設けてハウ
ジング上端縁から突出させ,空気弁の弁本体の内径を前
記小径部の外径と等しくしたので,弁本体がプランジヤ
案内を押える機能を具えたままプランジヤに磁力の影響
を与えないように配置され,プランジヤ案内の案内孔が
摩耗により大きくなつても空気弁の開弁に高い駆動電圧
を必要としないとともに閉弁不良を生じることがなく,
適正な空燃比制御を行なわせることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図,第2図は従来
例を示す縦断面図,第3図および第4図は本考案品と従
来品との試験結果を示すグラフである。 1……ハウジング,3……電磁コイル,4……プランジヤ,6
……プランジヤ案内,6a……小径部,6b……案内孔,8……
燃料弁,10……補正用主ジエツト,14……空気弁,15……
弁本体,15a……突出部分,16……補正用空気ブリードジ
エツト,

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁コイル(3)とプランジヤ(4)とが
    内部に同心に配置されたハウジング(1)の下端に燃料
    補正用の燃料弁(8)が設けられているとともに上端に
    ブリード空気補正用の空気弁(14)が設けられ,前記プ
    ランジヤ(4)の上下往復動により前記燃料弁(8)と
    空気弁(14)とが交互に開閉する気化器の空燃比補正用
    電磁弁装置において,前記ハウジング(1)の上端部に
    嵌装されて前記プランジヤ(4)の上端部を貫通させた
    プランジヤ案内(6)はハウジング(1)の上端縁より
    も上方へ突出した小径部(6a)を有しており,前記ハウ
    ジング(1)の上端に固着された前記空気弁(14)の弁
    本体(15)の前記プランジヤ(4)を直接囲んだ部分が
    前記小径部(6a)の外径と等しい内径とされている空燃
    比補正用電磁弁装置。
  2. 【請求項2】プランジヤ案内(6)はプランジヤ(4)
    径の1.2〜2倍の長さとされ,弁本体(15)のプランジ
    ヤ(4)を直接囲んだ部分はプランジヤ(4)径の1.5
    〜2倍の内径とされている請求項(1)記載の空燃比補
    正用電磁弁装置。
JP3950988U 1988-03-25 1988-03-25 気化器の空燃比補正用電磁弁装置 Expired - Lifetime JPH0717806Y2 (ja)

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JPH01142553U JPH01142553U (ja) 1989-09-29
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