JPH07177220A - 複数ジョブへの資源割当方法 - Google Patents

複数ジョブへの資源割当方法

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JPH07177220A
JPH07177220A JP5318645A JP31864593A JPH07177220A JP H07177220 A JPH07177220 A JP H07177220A JP 5318645 A JP5318645 A JP 5318645A JP 31864593 A JP31864593 A JP 31864593A JP H07177220 A JPH07177220 A JP H07177220A
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JP
Japan
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job
jobs
value
fixed
constraint
Prior art date
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Application number
JP5318645A
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English (en)
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Makoto Yokoo
真 横尾
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、不都合なプランの選択が原
因となった場合の網羅的な探索を避け、大規模な問題に
おいて、現実的な時間で制約を満足する解を求めること
ができる複数ジョブへの資源割当方法を提供することで
ある。 【構成】 本発明は、複数の仕事(ジョブ)が存在し、
各ジョブに対してそのジョブを達成するためのいくつか
の資源の割当方法(プラン)が存在する場合に、他のジ
ョブがプランが同じ資源を必要とするために同時に実行
できない状態である資源の制約を満足し、全てのジョブ
が実行可能になるような資源の割り当てを動的な順序で
変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数ジョブへの資源割
当方法に係り、特に、通信ネットワークにおける回線割
当の決定方法のように、複数のジョブに対する制約を満
たす資源を割り当てる複数ジョブへの資源割当方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】資源割当問題は、次のように定義され
る。
【0003】図5は、ジョブとプランとの関係を示す図
である。複数の仕事(ジョブ)10が存在し、各ジョブ
には、そのジョブを実行するための複数のプラン(資源
の割当方法)11,12,…、nが存在する。このう
ち、実行可能な複数のプランを実行することによりジョ
ブが実行される。
【0004】以下、例を示して説明する。
【0005】例えば、あるジョブをxi と記述し、その
ジョブを実行するプランの集合を、 Di ={di1,di2,…,dik } として記述する。また、ジョブに対するプランの割当方
法({di1,di2,…,dik }のいずれか)をジョブ
の値と呼ぶ。また、共有資源の制約、即ち、資源の制約
により、異なるジョブのプランが同じ資源を必要とする
ため、同時に実行できないことをジョブの間の制約とし
て表現する。
【0006】2つのジョブxi とxj の間の制約は、2
引数の述語p(xi ,xj )で表される。この述語は、
i ,xj の値(プランの割当)の整合がとれている時
に『真』となる。
【0007】問題全体としては、値を領域D1 ,D2
…,Dn のそれぞれから取るジョブ(x1 ,x2 ,…)
で表現される制約が存在する。目的は、すべての制約を
『真』とするジョブの値の組を見つけることである。即
ち、述語論理で記述すると、次の整式が『真』である場
合の変数の値を見つけることである。
【0008】
【数1】
【0009】これは、すべてのジョブが実行可能になる
ように、各ジョブのプラン即ち、資源の割当方法を固定
したことに相当する。
【0010】このような資源割当問題解決の具体的な例
を図6に示す。
【0011】同図において、地図上に丸印で表されてい
るのはスイッチングノードであり、それらを接続してい
るのは、ネットワークエレメントである。R1〜R10
はジョブを意味する。この例は、通信ネットワークにお
ける回線割当問題であり、通信ネットワーク中の2つの
交換局を接続したいという複数の要求(ジョブ)が存在
する。各要求に対してその要求を満足する複数の回線の
設定方法(プラン)が存在する。
【0012】図6において、具体的なジョブの例として
以下のようなものがある。 ジョブ1:東京−金沢の交換局を接続 ジョブ2:名古屋−大阪の交換局を接続 ジョブ3:東京−大阪の交換局を接続 さらに、上記のジョブのプランとして、以下のようなも
のがあげられれる。 ジョブ1のプラン:プラン1−1:東京−金沢の回線を
利用 プラン1−2:東京−上越−金沢の回線を利用 ジョブ2のプラン:プラン2−1:名古屋−大阪の回線
を利用 ジョブ3のプラン:プラン3−1:東京−名古屋大阪の
回線を利用 プラン3−2:東京−金沢−大阪の回線を利用 等があったとする。ここで、プラン1−1とプラン3−
2の組み合わせ、及びプラン2−1とプラン3−1の組
み合わせは同一回線を利用しているため、制約条件違反
とされる。
【0013】制約を満足する資源割当を見つける方法と
して、従来からバックトラックによる探索方法とし
て『'Solving Large-Scale Constraint Satisfaction a
nd Scheduling Problems Using a Heuristic Repair Me
thod', Minton, S., M.D., Philips, A,B., and Laird,
P., Proc. of AAAI-90, pp. 17-24, 1990年』が提案さ
れている。この方法では、値を固定したジョブ(回線設
定方法を暫定的に固定した要求に当たる)のリストであ
るDONE(初期値は空のリスト)と、まだ、値が固定
されていないジョブ(回線設定方法をまだ固定していな
い要求に当たる)のリストREST(初期値は全てのジ
ョブのリスト)、及び各ジョブxi に関する他のジョブ
との制約を満足するために取ることが許されない値(必
要な回線が他の要求に取られてしまった割当方法に当た
る)のリスト、BADi (初期値は空のリスト)が用い
られる。
【0014】図7,図8は、バックトラックにより探索
方法の処理のフローチャートを示す。同図のフローチャ
ートを説明する上で、各リストを説明する。
【0015】DONE:回線設定方法が暫定的に固定し
たジョブのリスト REST:回線設定方法がまだ固定していないジョブの
リスト BAD:他のジョブとの制約を満足するために要求する
回線を取得できないリスト CONDIDATES:DONEのジョブの値と制約を
満たし、BADに含まれないジョブの集合 ステップ201)RESTが空集合になれば、回線設定
方法が全て固定されたものとして、処理を終了する。
【0016】ステップ202)RESTが空集合でなけ
れば、まだ、回線設定方法が固定されていないジョブが
あるため、RESTの最初の要素をジョブxi とする。
【0017】ステップ203)残りの要素を回線設定方
法が未固定のジョブとしてRESTとする。
【0018】ステップ204)回線設定方法を暫定的に
固定した要求にあたるDONEのジョブの値と制約を満
たし、かつ必要とする回線が他の要求に取られてしたま
ったBADi に含まれないジョブXi の値の集合をCA
NDIDATESとする。
【0019】ステップ205)CANDIDATESが
空集合(φ)である場合には、図8に示す手続バックト
ラックの処理を実行する。
【0020】ステップ206)CANDIDATESの
要素が存在する場合には、ジョブX i の値をCANDI
DATES中の値からREST中のジョブとの制約条件
違反の個数を最小化する値に設定する。
【0021】ステップ207)ジョブXi をDONEの
最後に加える。
【0022】図8は、上記ステップ5において、CAN
DIDATESが空集合である場合(固定されたジョブ
の値と制約を満たす値が存在しない場合)に行うバック
トラック処理である。
【0023】ステップ210)DONEが空集合(φ)
であれば、解が存在しないため(回線設定方法がな
い)、制約を満たし、且つ他のジョブとの制約を満たし
ている処理を終了する。
【0024】ステップ211)DONEがφでなけれ
ば、回線を取得できないBADi をφとする。
【0025】ステップ212)ジョブXi を、回線設定
方法がまだ固定していないものとしてRESTの先頭に
加える。
【0026】ステップ213)DONEの最後の要素を
ジョブXj とする。
【0027】ステップ214)ジョブXj の現在の値を
BADj に加える。
【0028】ステップ215)DONEからジョブXj
を除く。
【0029】ステップ216)ジョブXj をRESTの
先頭に加える。
【0030】即ち、上記従来の方法は、各ジョブには暫
定的な初期値が割り当てられており、基本的にこの処理
では、既に固定されたジョブの値(DONE中のジョブ
の値との制約を全て満たし、かつまだ固定されていない
ジョブの値(REST中のジョブの値))との制約をな
るべく多く満たすように順番にジョブの値を固定する。
もし、既に固定されたジョブの値と制約を満たす値が存
在しない場合には、バックトラックにより直前に固定さ
れたジョブの値の割当をやり直す。
【0031】この処理は、ジョブの値が段階的に決定・
実行されるものではなく、全てのジョブに関して制約を
満足する値が見つかった時に初めて決定されものであ
る。ここで、ショブの値を固定するというのは、実際に
決定して実行するのではなく、制約を満たす値の組み合
わせを見つけるために、一時的に値を固定して考えるも
のである。制約を満足するジョブの値の組み合わせを求
めるために、ジョブの値を一つ一つ固定していく場合
に、既に固定されたジョブの値と制約を満足するような
ジョブの値を選択する。
【0032】従って、上記従来の方法は、既に固定され
た仕事(ジョブ)の割当と共有資源の制約を満たす割当
方法が存在しない場合、即ち、異なるジョブのプランが
同じ資源を必要としているために同時に実行できない場
合には、直前に固定されたジョブの資源への割当を変更
することによりジョブを実行するものである。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法は、既に固定されたジョブへの資源の割り当て
と制約を満たす割当方法が存在しない場合には、直前に
固定されたジョブへの資源の割当を変更しているため、
最初に固定されたジョブの割当が、最終的な解(割当方
法)になり得ないような悪いジョブのプランを選択した
場合は、網羅的な探索により、そのプランが解になり得
ないことが示された後で、このプランの変更が行われ
る。提示されている問題が大規模である場合に、このよ
うな網羅的な探索を行うことは、事実上不可能であり、
最初に固定するジョブの割り当てを誤る、即ち、実行で
きないプランを選択してしまった場合には、割当方法を
得ることは不可能となる。
【0034】本発明は、上記の点に鑑みなされたもので
上記従来の問題点を解決し、資源を割り当てる場合に各
ジョブへの割り当てをなるべく均等に変更することによ
り、不都合なプランの選択が原因となった場合の網羅的
な探索を避け、大規模な問題において、現実的な時間で
制約を満足する解を求めることができる複数ジョブへの
資源割当方法を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の仕事
(ジョブ)が存在し、各ジョブに対してそのジョブを達
成するためのいくつかの資源の割当方法(プラン)が存
在する場合に、他のジョブのプランが同じ資源を必要と
するために同時に実行できない状態である資源の制約を
満足し、全てのジョブが実行可能になるような資源の割
り当てを動的な順序で変更する。
【0036】図1は、本発明の原理説明図である。ま
た、本発明は、既に固定されたジョブの割当と制約を解
決する割当方法が存在しない場合には(ステップ1)、
最も早い時点で固定されていたジョブへの資源割当を変
更し(ステップ2)、各ジョブへの資源の割当が均等に
なるように変更する。
【0037】
【作用】本発明は、既に固定されたジョブの割当と制約
を満たす割当方法値が存在しない場合には、直前に固定
されたジョブの値の割当を変更するのではなく、最も早
い時点で固定されていたジョブの割当を変更し、各ジョ
ブの割当を資源に対してなるべく均等になるように変更
することにより、最初に固定されたジョブの値でも、他
のジョブで制約を満たす値が存在しない場合に、改めて
割当方法の設定が行われることになり、悪いプランの選
択を原因とする網羅的な探索を避けることができる。
【0038】
【実施例】以下、図面とともに本発明の実施例を説明す
る。
【0039】図2は、本発明の一実施例の資源割当を行
う場合のフローチャートである。同図に用いられている
DONE,REST,COUNT,CANDIDATE
Sのそれぞれ以下のように定義されるものとする。
【0040】例では、従来の方法と同様に、 DONE:値を固定したジョブのリスト(回線設定方法
を暫定的に固定した要求に当たるリスト); REST:まだ、値が固定されていないジョブのリスト
(回線設定方法がまだ決定していない要求):初期値…
すべてのジョブのリスト; COUNT:処理のステップ数:初期値=0; CANDIDATE:DONEのジョブの値と制約を満
たし、BADに含まれないジョブの集合; ステップ100)回線設定方法が固定していないRES
Tが空集合(φ)である場合には、未固定のジョブのリ
ストが存在しないものとして、現時点で固定しているの
値の始点割当を解として処理を終了する。ここでいう解
とは、資源割当されたジョブのことである。従って、現
時点で固定されている回線設定方法で資源の割り当てを
行う。
【0041】ステップ101)回線設定方法が未固定の
RESTが残っている場合には、RESTの中の最初の
要素をジョブXi とする。
【0042】ステップ102)ジョブXi 以上のRES
Tの残りの要素をRESTとする。
【0043】ステップ103)DONE中のジョブの値
と制約を満たし、かつ必要とする回線が他の要求に取ら
れてしまたBADi に含まれないジョブXi の値の集合
をCANDIDATESとする。
【0044】ステップ104)CANDIDATESが
φであれば、ステップ107に移行する。
【0045】ステップ105)CANDIDATESが
φでなければ、ジョブXi の値をCANDIDATES
中の値からREST中のジョブと制約条件違反の個数を
最小化する値に設定する。
【0046】ステップ106)ジョブXi をDONEの
最後に加え、ステップ100に移行する。
【0047】ステップ107)COUNTの値が所定の
上限値以上であれば、従来の方法と同様に図8に示すバ
ックトラックの手続を実行し、ステップ100の処理に
戻る(ステップ112)。
【0048】ステップ108)COUNTが所定の上限
値に満たない場合には、COUNTをインクリメントす
る。
【0049】ステップ109)RESTとDONEをつ
なげたリストをRESTとする。
【0050】ステップ110)Xi の値をREST中の
ジョブとの制約条件違反の個数を最小化する値に変更す
る。
【0051】ステップ111)要素がXi のみのリスト
をDONEとし、ステップ100の処理に戻る。
【0052】上記のフローチャートに沿って、各リスト
の値の遷移を以下に示す。
【0053】(a)初期状態 DONE: φ REST:{x1,x2,x3,x4} COUNT: 0 ジョブの値:x1=1,x2=4,x3=2,x4=4 (b) DONE: {x4} REST: {x1,x2,x3} COUNT: 1 ジョブの値: x1=1,x2=4,x3=2,x4=
3 (c) DONE: {x3} REST: {x4,x1,x2} COUNT: 2 ジョブの値: x1=1,x2=4,x3=1,x4=
3 (d) DONE: {x3,x4,x1} REST: {x2} COUNT: 2 ジョブの値: x1=2,x2=4,x3=1,x4=
3 即ち、上記の処理では、ジョブには暫定的な初期値が割
り当てられている。この処理では、従来の方法と同様に
順番にジョブの値を既に固定されたジョブの値((DO
NE)中のジョブの値)との制約を全て満たし(既に固
定したジョブへの資源割当との資源の制約を満足し)、
かつ、まだ固定されていないジョブの値(REST中の
ジョブの値)との制約をなるべく多く満たす値、即ち、
まだ、割当が固定していない要求との資源の制約をなる
べく多く満足するジョブに(予め与えられているジョブ
の値の中から制約を満足する)固定する。
【0054】本実施例のこの処理では、COUNTの値
が予め設定された条件値を越えない間は、既に固定され
たジョブの値と制約を満たす値が存在しない場合には、
DONEの要素を現在、処理を行っているジョブのみと
し、これまでに固定されたジョブ全てをRESTに戻し
て、改めて値の設定を行う。
【0055】このため、値の変更は、従来のように直前
に変更されたジョブの値ではなく、最も早い時点で固定
されたジョブの値から行われる。この方法によれば、最
初に固定されたジョブの値でも、他の異なるジョブで資
源の制約を満たす値が存在しない場合には、改めて値の
設定が行われることとなり、資源の割当に対して不都合
なジョブを設定した場合でも網羅的な探索を行うことな
く、ショブの値の修正が可能となる。
【0056】この処理の回数が予め設定された上限値を
越えた場合は、従来の方法と同様の処理を行う。このた
め、本実施例の方法は、ジョブの値の変更回数をなるべ
く均等化するように値の変更を行う段階と、従来の方法
と同様に網羅的な探索を行う段階の2つの段階からな
る。実際の問題では、殆どの場合、第1段階のみで解が
得られ、第2段階の網羅的な探索が必要とされるのは、
制約を満たす解が存在しない場合である。
【0057】図3は、本発明の一実施例の例題を示す。
同図に示す問題は、資源割当問題を抽象化した例題とし
てよく用いられるn−クイーン問題と呼ばれる問題であ
り、n×nのチェスの盤上に、n個のチェスクイーン
を、互いに取りあわないように配置する問題である。こ
の例では、チェスのクイーンがお互いに取りあわないこ
とが制約であるので、同じ行または、斜めの位置に2つ
のクイーンがおかれると制約条件違反となる。従って、
クイーンの位置を変更することにより制約条件違反の個
数が縮小される。
【0058】明らかに、盤上の各列には、1つのクイー
ンしか配置できないため、この問題は、{1,2,…,
n}となる領域から値を取る。n個のジョブに値を割り
当てる問題として表現できる。これは、各ジョブの値が
各列のクイーンの位置に対応する。
【0059】この問題は、各クイーンがネットワークの
回線割当問題における各要求に対応し、クイーンの位置
が回線割当方法に対応させることにより、この問題は、
ネットワークの回線割当問題を表現しているとみなすこ
とができる。
【0060】各ジョブの初期値は、図3(a)に示すよ
うに定められているとする。RESTの初期値は
{x1 ,x2 ,x3 ,x4 }であり、最初はこの順に値
が固定される。x3 までは、すべて初期値がDONE中
のジョブの値と制約を満たし、かつREST中のジョブ
の値との制約を最小化するため、初期値のまま値は変化
しない。x4 の値を固定する際に、DONE中のジョブ
{x1 ,x2 ,x3 }と制約を満たす値が存在しないた
め、DONE中のジョブがRESTに戻され、図3
(c)に示すように、x3 の値がREST中のジョブと
の制約条件違反の個数を最小化する値に変更される。こ
こで、DONEは{x3 }、RESTは、{x4
1 ,x2 }となっている。
【0061】x4 に関しては、現在の値が他のジョブの
値との制約を全て満足するため変化しない。ここでDO
NEは{x3 ,x4 }となる。x1 の値は、図3(d)
に示すように、DONE中のジョブの値と制約を満た
し、REST中のジョブ(x2)との制約を満足する値
に変更される。ここで、全てのジョブの値は制約を満足
し、解が得られる。
【0062】本実施例の効果を示すために、100クイ
ーンズ問題に対して、従来の方法と本実施例との処理の
ステップ数の比較を図4に示す。ここでは、100個の
ジョブがあり、各ジョブに100個の可能な値が存在す
るため、可能な組み合わせの総数は100100 となる。
ここでは、100通りの異なる初期値に関して処理を行
い、その平均を求める。ステップ数が5000回を越え
たものに関しては、処理を打切り、その試行に関するス
テップ数は、5000回とカウントする。処理の打切り
が生じた場合は、全体の試行の回数に対する処理が打ち
切られずに成功した試行の回数の比率を同図の括弧内に
示す。COUNTの値の上限は、5000以上に設定し
てあるため、本発明は、網羅的探索段階に移行する前に
処理が打ち切られる。
【0063】このように、本発明によれば、図4に示す
ように、全ての試行に関して処理が打ち切られることな
く、解が得られ、同図に示すデータからもわかるように
30倍の効果が得られる。
【0064】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ジョブの
値の変更を均等に行うことにより、悪い値の選択を原因
とする網羅的な探索を避け、大規模な問題において、3
0倍以上の性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例の資源割当を行う場合のフロ
ーチャートである。
【図3】本発明の一実施例の例題を示す図である。
【図4】本発明の効果を示す図である。
【図5】ジョブとプランとの関係を示す図である。
【図6】資源割当問題の具体的な例を示す図である。
【図7】従来のバックトラック探索方法の処理のフロー
チャートである。
【図8】バックトラックを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ジョブ 11、12 プラン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の仕事(ジョブ)が存在し、各ジョ
    ブに対してそのジョブを達成するためのいくつかの資源
    の割当方法(プラン)が存在する場合に、 他のジョブのプランが同じ資源を必要とするために同時
    に実行できない状態である該資源の制約を満足し、全て
    のジョブが実行可能になるような資源の割り当てを動的
    な順序で変更することを特徴とする複数ジョブへの資源
    割当方法。
  2. 【請求項2】 前記複数ジョブへの資源割当方法は、 既に固定されたジョブの割り当てと前記制約を満足する
    割当方法が存在しない場合には、最も早い時点で固定さ
    れていたジョブへの資源割当を変更し、各ジョブへの資
    源の割当が均等になるように変更する請求項1記載の複
    数ジョブへの資源割当方法。
JP5318645A 1993-12-17 1993-12-17 複数ジョブへの資源割当方法 Pending JPH07177220A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010205209A (ja) * 2009-03-06 2010-09-16 Hitachi Ltd 管理計算機、計算機システム、物理リソース割り当て方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010205209A (ja) * 2009-03-06 2010-09-16 Hitachi Ltd 管理計算機、計算機システム、物理リソース割り当て方法

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