JPH0717402Y2 - 噴霧力調整型スプレーガン - Google Patents

噴霧力調整型スプレーガン

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JPH0717402Y2
JPH0717402Y2 JP1990118410U JP11841090U JPH0717402Y2 JP H0717402 Y2 JPH0717402 Y2 JP H0717402Y2 JP 1990118410 U JP1990118410 U JP 1990118410U JP 11841090 U JP11841090 U JP 11841090U JP H0717402 Y2 JPH0717402 Y2 JP H0717402Y2
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JP
Japan
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piston
circuit
spray gun
cylinder
electromagnet
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JP1990118410U
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Inventor
敏一 山田
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株式会社北日本製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、繊維製品に洗浄溶剤を噴霧するスプレーガン
の改良に関し、更に詳しくは、液剤噴霧力を調整できる
噴霧力調整型スプレーガンに関するものである。
〔従来の技術、及び解決すべき技術的課題〕
繊維製品の部分的な油汚れなどを落とすために、スプレ
ーガンで有機溶剤などを吹きかけることがある。液剤の
噴霧は強ければ強いほど汚れ落ちが良いのは当然である
が、生地によっては、液剤の噴霧力が強すぎると傷んで
しまうことがある。このため、生地に合わせた噴霧力の
調節が望まれていた。
また、現在の多くのスプレーガンは、電磁石とスプリン
グとで往復運動するピストン形ポンプを用いて噴霧して
おり、電磁石への電力供給が間歇的に行なわれなければ
ならない。しかし、この間歇的な電力の発生に、スプレ
ーガン内に収まらない程の大型の装置が必要であったの
である。
本考案は、電気系統が小型で、しかも噴霧力の調整も簡
単なスプレーガンを実現することを目的としてなされた
ものである。
〔目的達成のために採用した手段〕
本考案者が上記目的達成のために採用した手段は、次の
とおりである。
即ち、シリンダ2の先端をノズル1に導通し、所定の液
体吸上孔22を設けると共に、このシリンダ2内にピスト
ン3を進退運動可能に配置する一方、付勢手段でピスト
ン3を後方へ付勢した上で、電磁石52と磁性体からなる
電動手段でピストン3を前進可能にし、更に、サイリス
タ回路6内のゲート電路に整流ダイオードと可変抵抗器
61とを配設して間歇電流生成回路を構成した上、このサ
イリスタ回路6のカソード電路を交流電源と電磁石52を
に繋げて、電磁石52へ間歇的に電力を供給するというも
のである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を説明する。
ノズル1、シリンダ2、ピストン3が一列に配列され、
ピストン3後方には、磁性体利用の揺動アーム51が連結
される。シリンダ2最先端のノズル1に接続される部分
には、鋼球付勢スプリング27によって後方へ付勢される
付勢鋼球26が設けられていて、ノズル1への入口を塞い
でいるが、シリンダ2内から液剤を含むエアが圧送され
てきたときには、付勢力に逆らって付勢鋼球26が前方へ
移動し、ノズル1から液剤を噴霧することができる。一
方、シリンダ2の前方部分には細径管21が設けられてお
り、細径管21は液体吸上孔22、吸上管23を通して、シリ
ンダ2下方に付設される容器4内の液剤を吸い上げるこ
とができる。また、細径管21は後方にピストン付勢スプ
リング24を備えていて、このスプリング24によりピスト
ン3を後方へ付勢する。更に、シリンダ2は、ピストン
3の前方に、容器4へ通ずる空気孔25を備えている。
電動手段は、ピストン3後方に連結される磁性体揺動ア
ーム51と、ピストン3下方、揺動アーム51前方のコイル
型電磁石52とによって、構成される。また、鋼製の板バ
ネ53により、揺動アーム51とそれに連結されるピストン
3を後方に付勢する。揺動アーム51の後方には、螺子込
み式に進退して位置調整が可能な調整ロック部材54が配
設されており、また、同アーム51の前方には固定ロック
部材55が配設されている。揺動アーム51は磁性体であっ
て、コイル型電磁石52が磁力を生起すると前方へ振れ動
き、コイル型電磁石52の生起する磁力が消滅すると付勢
力によって後方へ復帰する。
さて、コイル型電磁石52は、スプレーガンのグリップ内
に配置されるサイリスタ回路6のカソード電路を経て、
交流100V電源に接続されている。このサイリスタ回路6
は、コイル型電磁石52の下方に配設されると共に、その
ゲート電路内にトリガースイッチ62と可変抵抗器61と整
流ダイオードとを備える。そして、これらトリガースイ
ッチ62と可変抵抗器61と整流ダイオードとサイリスタ回
路6によって、間歇電流生成回路が構成される。
この間歇電流生成回路中のトリガースイッチ62をオンす
ると、サイリスタ回路6のカソード電路とそれに繋がる
コイル型電磁石52には、間歇的に電流が流れる。詳しく
説明すると、交流電源によって、整流ダイオードを含む
ゲート電路内には間歇的に電流が流れる。ゲート電路内
の当該電流によってサイリスタ回路6のカソード電路が
スイッチングされカソード電路内を電流が流れるが、当
該カソード電路内を流れるのは交流電流であり、交流電
源の電圧変化によって必ずカソード電路の電流がゼロと
なる。この結果、サイリスタ回路6のスイッチが切れ
て、事後はゲート電路内を電流が流れてスイッチングさ
れるまでカソード電路内に電流が流れない。このサイリ
スタ回路6のスイッチ切断と、整流ダイオードによる電
流遮断とが同期するので、交流電源の位相変化により再
度サイリスタ回路6のカソード電路がスイッチングされ
るまで、電流が流れず、また、ゲート回路内に再度電流
が流れたときには、当然にカソード電路内に電流が流れ
出す。これによって、間歇電流が生成されるのである。
そして、この間歇的な電流によって、コイル型電磁石52
が磁力の生滅を繰り返し、これに従って、揺動アーム51
が揺れ動く。揺動アーム51が揺れ動くと、ピストン3が
前方へ動いた後、後方へ復帰する。この復帰動作中に、
シリンダ2のピストン3前方の空間内を負圧にするの
で、液体吸上孔22、吸上管23を通して容器4内の液剤を
吸い上げると共に、空気孔25を通して容器4内からエア
を導入する。また、このときは、付勢鋼球26がノズル1
への入口を塞いでいるのでノズル1側からエアが流入す
ることはない。次いで、ピストン3が再び前進する。す
ると、シリンダ2内のピストン3前方の液剤を含むエア
は圧縮されて高圧になり、液体吸上孔22、空気孔25より
流出すると共に、付勢鋼球26を前方へ押し出し、細径管
21の細径効果により高速化されながら、ノズル1から噴
霧される。ピストン3が進退運動を繰返すと、ノズル1
から液剤が連続的に噴霧されるのである。
また、サイリスタ回路6のゲート回路に設けられた可変
抵抗器61を調節すると、カソード電路内を流れる電流が
変化し、電磁石52の動作状態に変化が生じ、噴霧力が変
化する。特に、可変抵抗器61の抵抗値を大きくしたとき
は、コイル型電磁石52の磁力生起が変化して、揺動アー
ム51の動き方が変化し、噴霧力が弱まる。また、逆に、
可変抵抗器61の抵抗値を小さくすると、噴霧力が強くな
る。つまり、当該スプレーガンの噴霧力は、可変抵抗器
61により調節可能である。
なお、この可変抵抗器61の抵抗値の変化は、スプレーガ
ン下部に設けられる図示しない出力調整摘みを回すこと
によって得られる。
〔本考案の効果〕
以上実施例を以て説明したとおり、本考案のスプレーガ
ンは、噴霧力を簡単に調節できるので、噴霧力を弱めて
生地を傷つけないで洗浄作業することも、噴霧力を強め
て洗浄効果を高めて作業することも、思いのままであ
る。これによって、繊維製品の洗浄作業が高能率化され
ることは、間違いない。
また、本考案のスプレーガンは、その駆動源たる電磁石
への電力供給に、サイリスタ回路と可変抵抗器と整流ダ
イオードを主要構成要素とする間歇電流生成回路を採用
している。このため、当然のことながら、この間歇電流
生成回路の組み合わせ、つまりサイリスタ回路と可変抵
抗器と整流ダイオードの組み合わせは、小型化が可能で
あって、従来のそれとは異なって、スプレーガンに一体
化が可能である。
このように、本考案の噴霧力調整型スプレーガンは、間
歇噴射機構のコンパクト化と噴霧調整の容易化を同時に
達成できるものであり、頗る実用性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部断面側面図、第2図は同
実施例におけるシリンダ、ピストン部分の断面図であ
り、第3図は同実施例の回路図である。 1……ノズル、2……シリンダ、21……細径管、22……
液体吸上孔、23……吸上管、24……ピストン付勢スプリ
ング、25……空気孔、26……付勢鋼球、27……鋼球付勢
スプリング、3……ピストン、4……容器、51……揺動
アーム、52……コイル型電磁石、53……板バネ、54……
調整ロック部材、55……固定ロック部材、6……サイリ
スタ回路、61……可変抵抗器、62……トリガースイッ
チ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端がノズル1に導通すると共に、液体吸
    上孔22を有するシリンダ2と;シリンダ2内を進退運動
    可能なピストン3と; ピストン3を後方へ付勢する付勢手段24と; 所定の電磁石52とピストン3に具備される磁性体とから
    構成され、ピストン3を前進させる電動手段と; サイリスタ回路6と当該サイリスタ回路6のゲート電路
    に繋がれる整流ダイオードと可変抵抗器61とから構成さ
    れ、交流電源に接続されて電磁石へ間歇的に電力を供給
    する間歇電流生成回路と; を有することを特徴とする噴霧力調整型スプレーガン。
JP1990118410U 1990-11-08 1990-11-08 噴霧力調整型スプレーガン Expired - Lifetime JPH0717402Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0474561U JPH0474561U (ja) 1992-06-30
JPH0717402Y2 true JPH0717402Y2 (ja) 1995-04-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4691180A (en) * 1986-06-19 1987-09-01 Westinghouse Electric Corp. Circuit breaker with electrical disconnect means

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JPH0474561U (ja) 1992-06-30

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