JPH07172703A - ボビン巻層体の剥脱処理装置 - Google Patents

ボビン巻層体の剥脱処理装置

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JPH07172703A
JPH07172703A JP32049893A JP32049893A JPH07172703A JP H07172703 A JPH07172703 A JP H07172703A JP 32049893 A JP32049893 A JP 32049893A JP 32049893 A JP32049893 A JP 32049893A JP H07172703 A JPH07172703 A JP H07172703A
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JP
Japan
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bobbin
wound layer
layer body
bobbin wound
actuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP32049893A
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English (en)
Inventor
Shikio Uesugi
四紀夫 上杉
Youkou Shindou
陽鋼 進藤
Masanori Sugiyama
正則 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mishima Shokusan Inc
Original Assignee
Mishima Shokusan Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 品質不合格になったボビン巻層体の剥脱処理
を簡単に行える剥脱処理装置を提供すること。 【構成】 糸条又はフィルムを巻回したボビン巻層体P
のボビン両端を支持するプラグ3,4を一対設け、該プ
ラグ3,4に支持されたボビン巻層体Pの側部に、該ボ
ビン巻層体Pの軸方向と径方向との少なくとも二方向に
作動するアクチュエータ機構8を設け、該アクチュエー
タ機構8に前記ボビン巻層体P表面を切断するカッター
11を取り付け、さらに前記ボビン巻層体Pの下方に屑
受箱14を配置した剥脱処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は糸条又はフィルムを巻回
したボビン巻層体の剥脱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維生産工程では、糸条をボビンに巻き
上げたパッケージ(ボビン巻層体)を厳密な品質検査を
経たのち出荷するようにしている。この品質検査で不合
格になったパッケージは、その糸巻層をボビンから屑糸
として剥脱処理するようになっている。従来、この不良
パッケージの剥脱処理作業は、作業者が手作業によりカ
ッターを使用して切断するようにしていたが、非常に煩
雑な作業であるためパッケージ1本当たりの剥脱処理に
相当の時間を要し、生産性を低下させる原因になってい
た。
【0003】このような品質不合格品の剥脱処理は、フ
ィルム生産工程でもフィルムのボビン巻層体について行
われている。しかし、このフィルムのボビン巻層体の剥
脱処理の場合も同様に作業が煩雑であり、1本当たりの
剥脱処理に相当の時間を要し、生産性を低下させる原因
になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した品質不合格になったボビン巻層体の剥脱処理を簡単
に行える剥脱処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、糸条又はフィルムを巻回したボビン巻層体のボビ
ン両端を支持するプラグを一対設け、該プラグに支持さ
れたボビン巻層体の側部に、該ボビン巻層体の軸方向と
径方向との少なくとも二方向に作動するアクチュエータ
機構を設け、該アクチュエータ機構に前記ボビン巻層体
表面を切断するカッターを取り付け、さらに前記ボビン
巻層体の下方に屑受箱を配置したことを特徴とするもの
である。
【0006】このように少なくとも二方向に作動するア
クチュエータ機構にカッターを取り付け、そのアクチュ
エータ機構の作動によってカッターを巻層体表面に作用
させて切断するようにするため、短時間に自動的に剥脱
処理することができるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例によって具体
的に説明する。図1は、本発明を糸巻パッケージの剥脱
処理に適用した剥脱処理装置の実施例を示す。図1にお
いて、Pが本発明の装置により剥脱処理すべきパーン型
のパッケージ(ボビン巻層体)である。このパッケージ
Pは、品質検査の結果、ボビン20に巻かれた巻層Pm
の糸条が不良と判定されたものである。
【0008】1はフレーム材から箱状に構成された支持
台であり、キャスター2により任意の場所に移動可能に
なっている。この支持台1の上に、固定プラグ3と移動
プラグ4がパッケージPのボビン20両端部を挟持する
ように設置され、移動プラグ4の方はアクチュエータ5
により軸方向に往復移動するようになっている。パッケ
ージPは、ボビン20の一方の端部を固定プラグ3に差
し込み、他方の端部に移動プラグ4を差し込むことによ
り固定されるようになっている。
【0009】さらに、移動プラグ4の下方にボビン20
の端部を下面から支える受台6が設けられており、この
受台6もアクチュエータ7によって、移動プラグ4とは
独立に軸方向に移動可能になっている。受台6は、パッ
ケージPを固定プラグ3と移動プラグ4により固定する
とき、予めボビン端部を支えた状態にし、それから移動
プラグ4を移動して固定するようにしてある。また、受
台6は、図中に鎖線で示すように、パッケージPのサイ
ズに応じて移動することができ、パッケージPの大きさ
に係わらず任意のサイズに適応できるようになってい
る。
【0010】上述のようにプラグ3,4等によって支え
られたパッケージPの横側部には、アクチュエータ機構
8が設けられている。このアクチュエータ機構8は、第
1アクチュエータ8aと第2アクチュエータ8bから構
成されている。第1アクチュエータ8aは、第2アクチ
ュエータ8bをX方向(パッケージPの軸方向)に往復
作動させ、また第2アクチュエータ8bは、カッター1
1を設けた支持板12をY方向(パッケージPの径方
向)に往復作動させるようになっている。
【0011】第1アクチュエータ8aの作動機構は、直
線的な往復運動をするものであれば任意の機構であって
よい。例えば、同期モータ10によって往復回転させる
親ネジ9を第2アクチュエータ8bのベースに螺合させ
たものが使用でき、その親ネジ9を往復回転させること
によって第2アクチュエータ8bを往復移動させること
ができる。また、第2アクチュエータ8bも同様の機構
により支持板12を往復移動させることができる。
【0012】支持板12上のカッター11は、舟形のハ
ウジングに回転刃11aをその刃先がハウジングの下側
に突出するように内設し、かつその回転刃11aをベル
ト18を介してモータ13により駆動するように構成さ
れている。このカッター11を搭載したアクチュエータ
機構8が、第1アクチュエータ8aによってX方向に作
動すると、カッター11の回転刃11aがパッケージP
の巻層Pmの表面を軸方向に切開し、さらにアクチュエ
ータ機構8が往復移動する毎に第2アクチュエータ8b
によってY方向(巻層Pmの半径方向)に移動すると、
カッター11が押し下げられて巻層Pmを深さ方向に切
断していく。
【0013】このように切断操作されるパッケージPの
下方には屑受箱14が設置され、上方から落下する糸屑
を収納するようになっている。この屑受箱14は支持台
1から出し入れ可能になっており、所定量の屑糸が集積
されると、空の屑受箱14と交換できるようになってい
る。さらに、上述した剥脱処理装置にはスタータスイッ
チ15、緊急停止スイッチ16、制御盤17などが設け
られている。スタータスイッチ15は、剥脱処理装置を
起動する押釦であり、緊急停止スイッチ16は剥脱作業
中に緊急事態が発生したとき、剥脱処理装置を停止する
ものである。
【0014】制御盤17は、自動剥脱処理作業を制御す
る回路を内蔵しており、パッケージPのサイズ等を入力
することにより、アクチュエータ5,7、第1アクチュ
エータ8a、第2アクチュエータ8bなどの操作量が設
定され、これらの作動によってパッケージPの巻層Pm
の剥脱処理を自動的に行うようになっている。また、屑
受箱14の底面には計量部(図示せず)が設置され、そ
の屑受箱14内の屑量が所定重量に達すると、計量部が
それを検知してカッター11の剥脱処理作業を自動停止
し、かつランプ或いはブザー等の警報部により報知する
ようになっている。
【0015】上述した本発明の剥脱処理装置によりパッ
ケージPの巻層Pmの自動剥脱処理を行うと、パッケー
ジ1本当たりの剥脱処理時間が20〜30秒ですみ、従
来の手作業による場合の数分の1〜数十分の1にも短縮
することができ、生産性を著しく向上することができ
る。図2〜図4は、カッターの一例を示すが、本発明は
必ずしもこのカッター構造に限定されるものではない。
【0016】カッター11は、ハウジング21に回転刃
11aを刃先が下面から突出するように内蔵して構成さ
れている。ハウジング21は全体として舟形に形成さ
れ、かつ左右に分割されたブロック21a,21bから
構成されている。一方のブロック21aには回転軸22
が軸支され、その外側に突出する軸端にプーリ23を固
定し、これに巻回するベルト18を介してモータ13か
ら動力を入力するようになっている(図1参照)。
【0017】ブロック21aに軸支された回転軸22の
内端は、ブロック21bとの合面部分に形成された空間
部24に臨み、そこに回転刃11aが固定されている。
回転刃11aは刃先をハウジング21の下方へ突出させ
ており、この刃先が突出しているハウジング下面側は、
パッケージPの巻層Pm上面を覆うように凹形の円筒状
に形成されている(図3参照)。
【0018】また、二つのブロック21a,21bが密
着した合面部分には、空間部24の上部位置にノズル2
5aが設けられ、またこの空間部24の前後の位置に、
ハウジング底面に開口するようにしたノズル25b,2
5bが設けられている。これらノズル25a及びノズル
25b,25bには、それぞれ可撓性チューブ26,2
6,26が接続されて圧縮空気が供給されるようになっ
ている。
【0019】ノズル25aに供給された圧縮空気は、空
間部24に噴射して回転刃11aを冷却するようになっ
ている。この冷却作用により、回転刃11aが巻層Pm
を切断する際に発生する摩擦熱による温度上昇を抑制
し、回転刃11aの切断効果を低下させないようにす
る。すなわち、巻層Pmを切断する回転刃11aには、
摩擦熱によって溶融した糸条が付着することにより、そ
の切れ味が次第に低下していくところであるが、ノズル
25aから圧縮空気を噴射することによって、それを防
止することができる。
【0020】また、空間部24の前後のハウジング21
下面に開口させたノズル25b,25bに供給された圧
縮空気は、回転刃11aで切断された巻層Pmの切れ目
に噴射されることによって押し広げる作用を行う。この
切断口の拡開作用によって回転11aに対する巻層Pm
の摩擦抵抗を低減させると共に、切屑の落下を促進し、
切断効果を一層向上させるようにする。
【0021】上述した本発明の装置は、実施例で説明し
たような糸条パッケージに適用できるばかりでなく、フ
ィルムを巻いたボビン巻層体にも適用可能である。ま
た、糸条パッケージの場合は、その形態がパーンの場合
に限らず、ドラム形やチーズ巻の場合にも適用可能であ
る。また、糸条の種類としては合成繊維にかぎらず、天
然繊維にも適用可能である。
【0022】
【発明の効果】上述したように、本発明によるボビン巻
層体の剥脱処理装置では、少なくとも二方向に作動する
アクチュエータ機構にカッターを取り付け、そのアクチ
ュエータ機構の作動によってカッターを巻層体表面に作
用させるため、巻層の剥脱処理を自動的に短時間に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例からなる糸巻パッケージの剥脱
処理装置の斜視図である。
【図2】本発明の剥脱処理装置に使用するカッターの一
例を示すもので、図4のB−B矢視から見た断面図であ
る。
【図3】同剥脱処理装置を図2のA−A矢視から見た断
面図である。
【図4】同剥脱処理装置の平面図である。
【符号の説明】
1 支持台 3 固定プラグ 4 移動プラグ 8 アクチュエ
ータ機構 8a 第1アクチュエータ 8b 第2アク
チュエータ 11 カッター 11a 回転刃 12 支持板 14 屑受箱 20 ボビン P パッケージ
(ボビン巻層体) Pm 巻層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸条又はフィルムを巻回したボビン巻層
    体のボビン両端を支持するプラグを一対設け、該プラグ
    に支持されたボビン巻層体の側部に、該ボビン巻層体の
    軸方向と径方向との少なくとも二方向に作動するアクチ
    ュエータ機構を設け、該アクチュエータ機構に前記ボビ
    ン巻層体表面を切断するカッターを取り付け、さらに前
    記ボビン巻層体の下方に屑受箱を配置したボビン巻層体
    の剥脱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータ機構を、前記ボビン
    巻層体の軸方向に作動する第1アクチュエータと、該第
    1アクチュエータに支持されて前記ボビン巻層体の径方
    向に作動する第2アクチュエータとから構成し、該第2
    アクチュエータに前記カッターを取り付けた請求項1に
    記載のボビン巻層体の剥脱処理装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のプラグの一方を前記ボビン巻
    層体の軸方向に移動自在にし、該移動自在にしたプラグ
    の下方に前記ボビン巻層体のボビン端部下面を支える受
    台を設置し、該受台をボビンの軸方向に移動可能にした
    請求項1に記載のボビン巻層体の剥脱処理装置。
  4. 【請求項4】 前記屑受箱の計量部を設け、該計量部に
    より前記屑受箱内の屑量を検知して前記カッターの切断
    操作を停止するようにした請求項1に記載のボビン巻層
    体の剥脱処理装置。
JP32049893A 1993-12-20 1993-12-20 ボビン巻層体の剥脱処理装置 Pending JPH07172703A (ja)

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JP32049893A JPH07172703A (ja) 1993-12-20 1993-12-20 ボビン巻層体の剥脱処理装置

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JP32049893A Pending JPH07172703A (ja) 1993-12-20 1993-12-20 ボビン巻層体の剥脱処理装置

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JP (1) JPH07172703A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110803586A (zh) * 2019-09-27 2020-02-18 广州旺特机电设备有限公司 一种绕丝筒缠纱全自动清除设备
CN112707252A (zh) * 2020-12-08 2021-04-27 山东省智能机器人应用技术研究院 用于切割纱管上残丝的定位机构

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CN110803586A (zh) * 2019-09-27 2020-02-18 广州旺特机电设备有限公司 一种绕丝筒缠纱全自动清除设备
CN110803586B (zh) * 2019-09-27 2021-07-20 广州旺特机电设备有限公司 一种绕丝筒缠纱全自动清除设备
CN112707252A (zh) * 2020-12-08 2021-04-27 山东省智能机器人应用技术研究院 用于切割纱管上残丝的定位机构

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