JPH0717257Y2 - ブラシ装置 - Google Patents

ブラシ装置

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JPH0717257Y2
JPH0717257Y2 JP1988070903U JP7090388U JPH0717257Y2 JP H0717257 Y2 JPH0717257 Y2 JP H0717257Y2 JP 1988070903 U JP1988070903 U JP 1988070903U JP 7090388 U JP7090388 U JP 7090388U JP H0717257 Y2 JPH0717257 Y2 JP H0717257Y2
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JP
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brush
spring
pigtail
pressing member
commutator
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JP1988070903U
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Inventor
純一 高崎
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純一 高崎
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転電機にコンミテータを通じて電力を供給
するためのブラシ装置に関し、特に、ピグテールの配線
構造についての改良に係り、例えば、燃料供給ポンプに
一体的に組み込まれる直流モータに利用して有効なもの
に関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車に搭載される燃料供給ポンプとして、ポ
ンプと、これを駆動するための直流モータとが一体的に
連設されているものがあり、このようなポンプ一体形の
直流モータに使用されるブラシ装置として、ディスク形
のコンミテータにブラシがコイルスプリングの弾性力下
で摺接されているとともに、ブラシに送電するためのピ
グテールがブラシの一端面に植設されているとともに、
コイルスプリングの巻き中心に貫通するように配線され
ているものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このようなブラシ装置においては、ブラシを長
さ方向に加圧して成形する必要上、ピグテールがブラシ
の一端面から長さ方向に引き出されているため、このピ
グテールがブラシの引き出し端面に当てがわれているコ
イルスプリングに接触することにより、ピグテールが断
線するという不安がある。そして、ピグテールが断線し
た場合、コイルスプリングに電力が流れて発熱するた
め、モータ一体形の燃料供給ポンプにおいては、発火の
危険性がある。
本考案の目的は、ピグテールとスプリングとの干渉を回
避することができるブラシ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るブラシ装置は、燃料供給ポンプ(1)に一
体的に組み込まれたモータに使用されているブラシ装置
であって、燃料供給ポンプ(1)のハウジング(2)に
おけるエンドプレート(3)に開設されたブラシ収容孔
(11)内にコンミテータ(7)に摺接するブラシ(13)
が摺動自在に収容されているとともに、このブラシ収容
孔(11)には外部リード線を接続される押さえ部材(1
8)が固定されており、また、ブラシ収容孔(11)内に
はスプリング(23)が押さえ部材(18)に反力をとって
ブラシ(13)をコンミテータ(7)の方向に付勢するよ
うに介設されており、さらに、ブラシ(13)には押さえ
部材(18)に電気的に接続されたピグテール(15)の一
端部が植設されているブラシ装置において、 前記ブラシ(13)とスプリング(23)との間に絶縁材料
から成るスプリングシート(24)に介設されているとと
もに、このスプリングシート(24)とブラシ(13)との
当接面の少なくとも一方に逃げ溝(14、25)が没設され
ており、 ブラシ(13)における逃げ溝(14、25)に対応する位置
に前記ピグテール(15)の一端部が植設されているとと
もに、このピグテール(15)の自由端部は逃げ溝(14、
25)を挿通されてブラシ(13)の側方に導出されてお
り、 前記押さえ部材(18)に端子部材(21、16)が電気的に
接続されているとともに、この端子部材(21、16)は前
記ブラシ収容孔(11)の外部でブラシ(13)の側方に配
されて、この端子部材(21、16)にピグテール(15)の
自由端部(15)が接続されていることを特徴とする。
〔作用〕
前記した手段によれば、ピグテールがブラシの側方に導
出されているため、スプリングとの干渉を回避すること
ができる。その結果、ピグテールとスプリングとの接触
によるピグテールの断線や、それに伴うスプリングの発
熱現象が未然に防止されることになる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例であるブラシ装置を備えてい
る燃料供給ポンプ用モータを示す部分断面図、第2図は
そのブラシ装置を示す一部省略分解斜視図である。
本実施例において、このブラシ装置は燃料供給ポンプに
一体的に組み込まれている直流モータに使用されてお
り、燃料供給ポンプ1のハウジング2におけるエンドプ
レート3に組み込まれている。すなわち、燃料供給ポン
プ1のハウジング2には直流モータ4が組み込まれてお
り、このモータ4はこのハウジング2に一体的に連設さ
れている容積形の回転ポンプ(図示せず)を回転駆動す
るように構成されている。このモータ4の界磁磁極とし
てのマグネット5はハウジング2の内周面に周方向に略
等間隔に配されて固装されており、そのアーマチュア6
はハウジング2内に同心的に配されて回転自在に軸架さ
れている。アーマチュア6のエンドプレート3側の片脇
にはコンミテータ7が同心的に配されて一体回転するよ
うに固装されている。このコンミテータ7は略円盤(デ
ィスク)形状に形成されており、そのエンドプレート3
側端面にブラシ装置10がコンミテータ7に給電するよう
に設備されている。
本実施例において、エンドプレート3は絶縁性を有する
樹脂を用いて一体成形されており、エンドプレート3に
はブラシ収容孔11がコンミテータ7の一部に対向するよ
うに配されて軸心と平行に開設されている。このブラシ
収容孔11にはピグテール案内溝12が径方向外側に配され
て、軸心方向に延在するように開設されている。ブラシ
収容孔にはブラシ13が一端面をコンミテータ7の一部に
摺接されるとともに、軸心方向に摺動自在になるように
配されて嵌入されており、ブラシ13はカーボン等を用い
て略六角柱形状に一体的に焼成されている。このブラシ
13には逃げ溝14がコンミテータ7側と反対側の端面に配
されて、その一側面においても開口するように没設され
ており、この逃げ溝14は後記するピグテールを余裕をも
って収容し得る大きさに一体形成されている。この逃げ
溝14の底部にはピグテール15が、その一端部を逃げ溝14
の中心部においてブラシ13の内部に植え込まれていると
ともに、その自由端部を逃げ溝14内に沿ってブラシ13の
側方に導出されている。ブラシ13の側方に導出されたピ
グテール15の自由端部は前記ピグテール案内溝12を径方
向外向きに挿通されており、ピグテール15の自由端部端
末部には雌端子部材16がかしめ加工等により止着されて
機械的かつ電気的に接続されている。
エンドプレート3には取付孔17が前記ブラシ収容孔11の
コンミテータ7と反対脇において同軸的に配されて、一
体的に連設されており、この取付孔17にはスプリング押
さえ部材18が同心的に圧入されて固定されている。スプ
リング押さえ部材18にはリード線(図示せず)を螺着す
るための雄ねじ部19が軸心方向外向きに配されて一体的
に突設されている。また、スプリング押さえ部材18の中
間部外周上には、導電材料を用いてリング形状に形成さ
れている導電リング20が嵌着されており、このリング20
の一部にはフオーク形状に形成されている雄端子部材21
が、スプリング押さえ部材18の側方においてその軸心と
平行になるように配されて、一体的に突設されている。
取付状態において、この雄端子部材21は前記ピグテール
案内溝12の外側脇に挿入されており、この雄端子部材21
には前記雌端子部材16が嵌合されることにより、機械的
かつ電気的に接続されている。
スプリング押さえ部材18にはスプリング収容穴22が同心
的に配されて一体的に没設されており、この収容穴22内
にはコイル形状に形成されたブラシスプリング23が収容
されている。前記ブラシ13の逃げ溝14が没設された側の
端面にスプリングシート24が当接されており、このシー
ト24は樹脂等のような絶縁性を有する材料を用いて、ブ
ラシ13と略同一横断面を有する平盤形状に一体成形され
ている。このスプリングシート24のブラシ13との当接面
には逃げ溝25が前記逃げ溝14と対応するように形成され
ており、その反対側の端面にはスプリング嵌合凸部26が
同心的に配されて一体的に突設されている。そして、こ
のスプリングシート24には前記スプリング23の一端が凸
部26に嵌合するように配されて押接されており、これに
より、スプリング23はスプリング押さえ部材18を介して
エンドプレート3に反力をとって、スプリングシート24
を介してブラシ13をコンミテータ7に所定の弾性力下で
常時摺接させるようになっている。
なお、第1図中、8は燃料供給ポンプ1の吐出口、9は
その吐出口8に介設されている吐出弁である。
次に作用を説明する。
スプリング押さえ部材18の雄ねじ部19に螺着されたリー
ド線(図示せず)により供給された電流は、スプリング
押さえ部材18→導電リング20→雄端子部材21→雌端子部
材16→ピグテール15を経由してブラシ13に送電され、ブ
ラシ13によりコンミテータ7に適宜給電される。これに
より、モータ4が回転されポンプ(図示せず)が駆動さ
れる。この給電作動中、ブラシ13はスプリング23により
コンミテータ7に所定の弾性力下で常時摺接されている
ため、適正な給電作用が確保される。
前記作動において、ピグテール15はコイルスプリング23
内の中心を挿通されずに、ブラシ13の側方に導出されて
外部配線されているため、ピグテール15がスプリング23
に接触したり干渉したりすることはなく、その結果、ピ
グテール15が断線する危険性が解消されることになる。
また、従来例のように、スプリングがブラシに接触して
いると、ピグテールが断線した時にスプリングに通電す
ることにより、当該スプリングが発熱し、燃料供給ポン
プに使用されている場合、燃料発火の危険性がある。
しかし、本実施例においては、スプリング23は絶縁性材
料からなるスプリングシート24によりブラシ13から電気
的に絶縁されているため、万一、ブラシ13とピグテール
15との間の電気的接続が遮断されたとしても、スプリン
グ23への通電は発生しない。このため、スプリング23の
発熱は未然に防止され、燃料供給ポンプに使用されてい
る場合であっても燃料発火の危険性は必然的に回避され
ることになる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であ
ることはいうまでもない。
例えば、ピグテール逃げ溝は、ブラシおよびスプリング
シートの両方に没設するに限らず、ブラシまたはスプリ
ングシートの当接面のうち、いずれか一方に没設しても
よい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ピグテールとス
プリングとの干渉を防止することができ、スプリングの
発熱を未然に防止することができるため、燃料供給ポン
プに一体的に連設されるモータであっても安全に使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるブラシ装置を備えてい
る燃料供給ポンプ用モータを示す部分断面図、第2図は
そのブラシ装置を示す一部省略分解斜視図である。 1…燃料供給ポンプ、2…ハウジング、3…エンドプレ
ート、4…モータ、5…マグネット、6…アーマチュ
ア、7…コンミテータ、10…ブラシ装置、11…ブラシ収
容孔、12…ピグテール案内溝、13…ブラシ、14、25…逃
げ溝、15…ピグテール、16…雌端子部材、17…取付孔、
18…スプリング押さえ部材、19…雄ねじ部、20…導電リ
ング、21…雄端子部材、22…スプリング収容穴、23…ス
プリング、24…スプリングシート、26…スプリング嵌合
凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料供給ポンプ(1)に一体的に組み込ま
    れたモータに使用されているブラシ装置であって、燃料
    供給ポンプ(1)のハウジング(2)におけるエンドプ
    レート(3)に開設されたブラシ収容孔(11)内にコン
    ミテータ(7)に摺接するブラシ(13)が摺動自在に収
    容されているとともに、このブラシ収容孔(11)には外
    部リード線を接続される押さえ部材(18)が固定されて
    おり、また、ブラシ収容孔(11)内にはスプリング(2
    3)が押さえ部材(18)に反力をとってブラシ(13)を
    コンミテータ(7)の方向に付勢するように介設されて
    おり、さらに、ブラシ(13)には押さえ部材(18)に電
    気的に接続されたピグテール(15)の一端部が植設され
    ているブラシ装置において、 前記ブラシ(13)とスプリング(23)との間に絶縁材料
    から成るスプリングシート(24)が介設されているとと
    もに、このスプリングシート(24)とブラシ(13)との
    当接面の少なくとも一方に逃げ溝(14、25)が没設され
    ており、 ブラシ(13)における逃げ溝(14、25)に対応する位置
    に前記ピグテール(15)の一端部が植設されているとと
    もに、このピグテール(15)の自由端部は逃げ溝(14、
    25)を挿通されてブラシ(13)の側方に導出されてお
    り、 前記押さえ部材(18)に端子部材(21、16)が電気的に
    接続されているとともに、この端子部材(21、16)は前
    記ブラシ収容孔(11)の外部でブラシ(13)の側方に配
    されて、この端子部材(21、16)にピグテール(15)の
    自由端部(15)が接続されていることを特徴とするブラ
    シ装置。
JP1988070903U 1988-05-27 1988-05-27 ブラシ装置 Expired - Lifetime JPH0717257Y2 (ja)

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JP1988070903U JPH0717257Y2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27 ブラシ装置

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JPH01180860U JPH01180860U (ja) 1989-12-26
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