JPH0717206U - 動物x線診断用防護装置 - Google Patents

動物x線診断用防護装置

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JPH0717206U
JPH0717206U JP5547593U JP5547593U JPH0717206U JP H0717206 U JPH0717206 U JP H0717206U JP 5547593 U JP5547593 U JP 5547593U JP 5547593 U JP5547593 U JP 5547593U JP H0717206 U JPH0717206 U JP H0717206U
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JP
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animal
hood
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plate
ray
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JP5547593U
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English (en)
Inventor
実 真々田
Original Assignee
千葉商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 動物の出入れの際には鉛カーテンをわずかな
力で昇降させることができるようにした構造簡単にして
製作容易な動物のX線診断用防護装置。 【構成】 背面を2本の支柱3により支持固定された取
付板1の前面上方に鉛ガラス製のぞき窓7が設けられた
前面及び左右両側面が外側に向って傾斜した箱型の防護
フード2を取付け、フードの下面は開放され、支持杆1
2には多数の帯状片からなる鉛カーテン13が吊設さ
れ、左右の縦軸体の頭端をつなぐ横軸体は左右ガイド枠
頭端どうしを連結した横板17上に臨ませ、横軸体の中
間部には2本の平行するガイド杆18が垂設されて取付
板の後側に配置され、ガイド杆下端を互いに連結する連
結杆19と横板間には引張スプリング20を取付けて連
結杆を引上げ方向に賦勢してなる動物X線診断用防護装
置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、犬や猫等の比較的小動物のX線診断に使用されるX線の防護装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に動物用X線撮影装置では、動物をX線撮影する場合、上端に下向きにX 線を発するX線管を取付けた下面開放ののぞき窓付き箱型フードを用い、このフ ード下周縁にはX線の漏洩を防止するために鉛粉をゴム等の軟質材料で固めた帯 状片を多数すだれ状に吊下したカーテン(鉛カーテン)が取付けられていて、撮 影台上のこのカーテン内側に動物を入れて手で押えながらX線撮影を行なってい る。
【0003】 しかるに、従来の上記防護フードは内面に鉛板を張設しているほか、鉛カーテ ンやX線管の重量もあることから、例えばこれを支持するため四隅に支柱を立設 し、これがために動物の出入れや動物を押える際に邪魔となり、撮影操作の点で も邪魔となる。そこで、支柱をなくして、鉛カーテンを吊下したフード全体を上 昇・下降できるように構成し、動物の出入れや撮影を容易としたものも提案され ているが、相当の重量となるので、昇降のために電動モータ等が使用され、装置 全体も大型となり、高価なものとなってしまう。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記のような従来の問題点に鑑み、動物の出入れや撮影操作の邪魔 となるような支柱がなく、撮影時の動物の状況も無理な姿勢をとらなくても容易 に視認でき、動物の出入れの際には鉛カーテンをわずかな力で上昇・下降させる ことができるようにした構造簡単にして製作容易な動物のX線診断用防護装置を 提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案は、背面を2本の支柱により支持固定された取付板の前面上方に 鉛ガラス製のぞき窓が設けられた前面及び左右両側面が外側に向って傾斜した箱 型の防護フードを取付け、該フードの下面は開放され、また上面はX線管の管球 を挿入する開口部が形成されてなり、上記取付板の左右両側に設けられたガイド 枠にはそれぞれスライドフレームの縦軸体が昇降自在に支持され、該縦軸体には 平面コ字形に折曲されて上記防護フード外側を近接して上昇・下降可能な支持杆 の両端が固定され、該支持杆には多数の帯状片からなる鉛カーテンが吊設され、 上記左右の縦軸体の頭端をつなぐ横軸体は上記左右ガイド枠頭端どうしを連結し た横板上に臨ませ、該横軸体の中間部には2本の平行するガイド杆が垂設されて 上記取付板の後側に配置され、該ガイド杆下端を互いに連結する連結杆と上記横 板間には引張スプリングを取付けて該連結杆を引上げ方向に賦勢してなる動物X 線診断用防護装置に関するものである。以下、本考案の実施例を図により説明す る。
【0006】
【実施例】
1は後記する箱型防護フード2を前面の中央部上方に取付ける取付板で、該取 付板1は背面に固定した2本の支柱3,3に支持されて立設され、該支柱3の下 方には左右方向に伸縮自在のアウトリガー4,4が左右に配設されると共に、該 アウトリガー4の下端前面にはそれぞれ下側に2個の車輪5を取付けた支持脚6 が突出形成されている。
【0007】 2は内面に鉛板を張設したステンレス製の防護フードで、その前面及び左右両 側面は外側に向って傾斜し、該傾斜面にはそれぞれ鉛ガラスを嵌込んだのぞき窓 7及び8が設けられている。該フード2の下面は開放され、また上面にはX線管 の管球(図示せず)を臨ませるための開口部9が開設してある。10は上記フー ド2の左右両側面に基部を固定されて上方へ突出した2本の取付杆11,11の 頭部間に差渡し固定された支持板で、該支持板10にX線管(図示せず)が固定 され、その管球が上記フード3上面の開口部9に挿入されることになる。
【0008】 12は前記取付板1に沿って上記フード2外側を近接して上昇・下降自在の平 面コ字形に折曲形成された支持杆で、該支持杆12には前記したような鉛粉をゴ ム等で固めた多数の帯状片からなる鉛カーテン13がすだれ状に一様に吊設され ており、該支持杆12の両端は前記取付板1に沿って昇降自在のスライドフレー ム14を構成する左右両側の縦軸体14a,14bに支持固定されている。15 は支持杆12の左右両側下面中間部と上記縦軸体14a,14bの支持杆12取 付位置より下側とを連結した棒状の補強部材である。
【0009】 上記スライドフレーム14は棒材を折曲して正面コ字形をなし、上記した左右 両縦軸体14a,14bと該両縦軸体14a,14b頭端をつなぐ横軸体14c とからなり、左右縦軸体14a,14bは前記取付板1の左右両側に沿って形成 されたガイド枠16内に挿通して上下に摺動自在に支持されており、また横軸体 14cは左右ガイド枠16頭端を連結する横板17上に臨ませる。
【0010】 18は上記スライドフレーム横軸体14c中間部下側に垂設した2本の平行す るガイド杆で、この両ガイド杆18はそれぞれ前記取付板1の後側に配置され、 上記横板17を貫挿して下方へ延び、その下端は互いに連結杆19によって連結 されている。20は該連結杆19と上記横板17間に取付けられた引張スプリン グで、連結杆19を引上げ方向に賦勢し、これによりスライドフレーム14を介 して支持杆12に吊設した鉛カーテン13を引上げようとするが、それらの自重 に抗して引上げるだけの引張力はなく、鉛カーテン13が所望の上下位置で静止 できるようにバランスをとっている。
【0011】 なお、引張スプリング20の引張力が小さくて、鉛カーテン13等の自重によ りスライドフレーム14がすぐに降下してしまうようなときは、更に他の引張ス プリングや巻きバネ等を使用して引張力を補完するようにする。また、必要によ りカーテン13が自然に降下して行かないように、ストッパーを設けるようにし てもよい。
【0012】 21は支持杆12の前面中央に取付けた把手で、該把手21により支持杆12 に垂設した鉛カーテン13の上昇・下降操作を手動により行なう。
【0013】 しかして、動物を載せる撮影台(図示せず)は既存のものを使用でき、撮影台 にセットしたX線フィルムの直上に防護フード2が来るように位置決めする。動 物をX線撮影するには、まず鉛カーテン13を上方に引き上げておく(図6参照 )。これには、支持杆12前面の把手21をつかんで押上げるが、上記したよう に鉛カーテン13を吊持する支持杆12を取付けたスライドフレーム14は取付 板1背面に設けられた引張スプリング20により引上げ方向に賦勢されているの で、把手21の押上げにはそれ程の労力は要しない。
【0014】 そこで、撮影台上の所定位置に動物を置いて、動物が動かないように1〜2名 で手で押えながら把手21により支持杆12を引下げ、動物が鉛カーテン13内 側に入るようにしてフード2直上の支持板10に取付けたX線管(図示せず)か らX線を発射すべく足踏み式スイッチ(図示せず)を押してX線撮影を行なうの である。
【0015】 図7は本考案の装置に撮影台を組込んだ他の実施例を示すもので、22は鉛カ ーテン13の降下端において該カーテン13下端が接するような高さ位置に水平 に配置された透明アクリル板を上面に張設した動物載せ用のテーブルで、該テー ブル22は前記した取付板1の支柱3,3前面に取付けられたキャビネット23 上に設けられ、テーブル22下面に設けられたローラ(図示せず)がキャビネッ ト23上面に形成された長溝(図示せず)内に嵌合して、該テーブル22はキャ ビネット23上を左右にスライド移動可能に構成されている。24はキャビネッ ト23上部中央に設けられたX線フィルム挿入用の収納ボックスである。この実 施例によれば、テーブル22が自由にスライドできるので、動物の撮影位置の微 妙な調整も可能となる。
【0016】
【考案の効果】
本考案の動物X線診断用防護装置は上述のようにしてなり、X線撮影時に邪魔 となるような支柱がなく、鉛カーテンは防護フードに直接取付けないで、該フー ド外側を近接して昇降可能な支持杆に吊設され、該支持杆も鉛カーテンを吊下し て相当重量があってもわずかな力で上げ下げすることができるので、撮影台上へ の動物の出入れも容易である。
【0017】 また、鉛ガラス製のぞき窓を正面及び左右両側面に嵌込んだ防護フードは外側 へ向って傾斜しているので、X線撮影時に動物の状況を無理な姿勢をとらなくと も簡単にのぞくこどができ、構造簡単,製作容易にして種々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る動物X線診断用防護装置の実施例
を示す正面図である。
【図2】本考案に係る動物X線診断用防護装置の実施例
を示す側面図である。
【図3】本考案に係る動物X線診断用防護装置の実施例
を示す背面図である。
【図4】本考案に係る動物X線診断用防護装置の実施例
を示す平面図である。
【図5】本考案に係る動物X線診断用防護装置の実施例
を示す中央縦断側面図である。
【図6】鉛カーテンを上げた状態の側面説明図である。
【図7】本考案に係る動物X線診断用防護装置に撮影台
を組込んだ状態の正面図である。
【符号の説明】
1−取付板 2−防護フード 3−支柱 4−アウトリガー 5−車輪 6−支持脚 7−のぞき窓 8−のぞき窓 9−開口部 10−支持板 11−取付板 12−支持杆 13−鉛カーテン 14−スライドフレーム 15−補強部材 16−ガイド枠 17−横板 18−ガイド杆 19−連結杆 20−引張スプリング 21−把手 22−テーブル 23−キャビネット 24−X線フィルム収納ボックス

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面を2本の支柱により支持固定された
    取付板の前面上方に鉛ガラス製のぞき窓が設けられた前
    面及び左右両側面が外側に向って傾斜した箱型の防護フ
    ードを取付け、該フードの下面は開放され、また上面は
    X線管の管球を挿入する開口部が形成されてなり、上記
    取付板の左右両側に設けられたガイド枠にはそれぞれス
    ライドフレームの縦軸体が昇降自在に支持され、該縦軸
    体には平面コ字形に折曲されて上記防護フード外側を近
    接して上昇・下降可能な支持杆の両端が固定され、該支
    持杆には多数の帯状片からなる鉛カーテンが吊設され、
    上記左右の縦軸体の頭端をつなぐ横軸体は上記左右ガイ
    ド枠頭端どうしを連結した横板上に臨ませ、該横軸体の
    中間部には2本の平行するガイド杆が垂設されて上記取
    付板の後側に配置され、該ガイド杆下端を互いに連結す
    る連結杆と上記横板間には引張スプリングを取付けて該
    連結杆を引上げ方向に賦勢してなることを特徴とする動
    物X線診断用防護装置。
  2. 【請求項2】 前記2本の支柱の下方には左右方向に伸
    縮自在のアウトリガーが配設され、該アウトリガー下端
    前面にはそれぞれ下側に車輪を取付けた支持脚が突出形
    成され、前記防護フードにはその左右両側面に基部を固
    定した取付杆を上方に突出せしめ、該取付杆上部間には
    X線管を固定する支持版が指渡し固定されてなる請求項
    1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記2本の支柱前面にはキャビネットが
    取付けられ、該キャビネット上には左右方向にスライド
    可能な動物載せ用のテーブルが載設されてなる請求項1
    又は2記載の装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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