JPH07171322A - 遠心流動層集塵方法及び装置 - Google Patents

遠心流動層集塵方法及び装置

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JPH07171322A
JPH07171322A JP34357893A JP34357893A JPH07171322A JP H07171322 A JPH07171322 A JP H07171322A JP 34357893 A JP34357893 A JP 34357893A JP 34357893 A JP34357893 A JP 34357893A JP H07171322 A JPH07171322 A JP H07171322A
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centrifugal
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Kazuo Tsutsumi
香津雄 堤
Tomoaki Takada
友昭 高田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠心流動層を用いて含塵ガス中の微粉を効率
よく集塵し、かつ、装置のコンパクト化を図る。 【構成】 微粉を含むガスを遠心流動層20に導入し
て、流動層20の遠心力及び流動媒体の微粉付着力によ
り、ガス中の微粉を効率よく捕捉する。そして、遠心流
動層20の表面近傍から、集塵微粉抜出管44により流
動している集塵微粉を遠心流動層20の圧力を利用して
抜き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心流動層を用いて、
その遠心力及び流動媒体の微粉付着能力を利用して、含
塵ガス中の微粉を集塵する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排ガス中の微粉を集塵する装置と
して、バグフィルター、電気集塵機などが用いられてい
る。一方、特開平4−322724号公報には、略円筒
型の流動層反応器を回転させて遠心流動層とすることに
より、大きな流動化ガス線速度を得、排ガス処理量を大
きくし、装置全体の小型化を図るようにした排ガスなど
の処理装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のバグフィルター
や電気集塵機では、材料、逆洗の関係で高温集塵を行う
ことが難しい。すなわち、バグフィルターの使用温度の
上限は200℃前後、電気集塵機の使用温度の上限は4
00℃前後であり、これらの温度以上の高温の含塵ガス
を処理することができない。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、遠心流動層の遠心力及び流動媒体の微
粉付着力を利用することにより、1000℃前後以上の
高温の含塵ガスであっても、効率よく集塵することがで
き、しかも、装置のコンパクト化を図ることができる方
法及び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の遠心流動層集塵方法は、微粉を含むガス
を遠心流動層に導入して、流動層の遠心力及び流動媒体
の微粉付着力により、ガス中の微粉を捕捉することを特
徴としている。上記の方法において、遠心流動層の表面
近傍から、流動している集塵微粉を遠心流動層の圧力を
利用して抜き出したり、又は、遠心流動層の内部から、
流動している集塵微粉及び流動媒体を遠心流動層の圧力
を利用して抜き出し、集塵微粉と流動媒体とを分離した
後、この流動媒体を遠心流動層へ循環したりするように
構成される。
【0006】本発明の遠心流動層集塵装置は、微粉を含
むガスが導入されるケーシングと、このケーシングの内
部に設けられた略円筒型のガス分散板とからなり、この
略円筒型のガス分散板は両端に端板を有するとともに、
中心軸線まわりで回転駆動可能とされて、ガス分散板の
内面に遠心流動層が形成されるようになっており、前記
端板の一方には排気管が接続されている遠心流動層装置
であって、遠心流動層の近傍に接続された流動媒体供給
管と、遠心流動層の表面付近で流動している集塵微粉を
抜き出すための集塵微粉抜出管とを備えたことを特徴と
している。集塵微粉は流動化しているので、容易に取り
出すことができる。
【0007】また、本発明の他の装置は、微粉を含むガ
スが導入されるケーシングと、このケーシングの内部に
設けられた略円筒型のガス分散板とからなり、この略円
筒型のガス分散板は両端に端板を有するとともに、中心
軸線まわりで回転駆動可能とされて、ガス分散板の内面
に遠心流動層が形成されるようになっており、前記端板
の一方には排気管が接続されている遠心流動層装置であ
って、遠心流動層の近傍に接続された流動媒体供給管
と、遠心流動層の内部で流動している、微粉を捕捉した
流動媒体を抜き出す流動媒体・微粉抜出管とを備え、こ
の流動媒体・微粉抜出管と前記流動媒体供給管とが、微
粉分離機を介して接続されたことを特徴としている。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成部材の形状、その相対配置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。 実施例1 図1は本発明の遠心流動層集塵装置の一実施例を示して
いる。10は微粉を含むガスが導入されるケーシング、
12は含塵ガス導入口である。このケーシング10の内
部には略円筒型のガス分散板14が設けられている。
【0009】この略円筒型のガス分散板14は両端に端
板16、18を有し、中心軸線Cまわりで回転駆動可能
で、かつ、回転数を自由に調整できるようにされて、ガ
ス分散板14の内面に流動媒体の遠心流動層20が形成
されるように構成されている。流動媒体としては、シリ
カボール、アルミナボールなどの多孔質でダストをキャ
ッチする性質があり、流動化特性に優れた粉粒体が用い
られる。
【0010】一方の端板18には、回転軸兼排気管24
が接続されている。26は風箱、28はフリーボード、
30、32は軸受けである。回転軸兼排気管24は、例
えば、次のような機構により回転される。すなわち、回
転軸兼排気管24にプーリー36をVベルトを巻き付け
て駆動源38により駆動させる。回転軸兼排気管24の
回転数を調整する必要が生じたときは、回転数制御装置
40により駆動源38を制御する。
【0011】上記のように構成された遠心流動層装置に
おいて、遠心流動層20の近傍、例えば、遠心流動層2
0の下流側のフリーボード28内に流動媒体供給管42
を配置する。また、遠心流動層20の表面付近で流動し
ている集塵微粉を抜き出すための集塵微粉抜出管44
を、この管44の先端が遠心流動層20の表面近傍に位
置するように設ける。46はロータリージョイントで、
このロータリージョイント46の右側の管42、44は
遠心流動層と一緒に回転し、ロータリージョイント46
の左側の管42、44は静止している。
【0012】つぎに、本実施例における作用について説
明する。略円筒型のガス分散板14内に流動媒体を供給
した後、回転軸兼排気管24を回転駆動させて略円筒型
のガス分散板14を回転させつつ、ケーシング10内に
微粉を含むガス、例えば、0.1μm 前後のダストを含
むディーゼルエンジン排ガスを供給する。流動媒体は遠
心力によりガス分散板14の内面に移動するとともに、
ガス分散板14から内方向に噴出する含塵ガスにより流
動化されて流動層20を形成するとともに、微粉ダスト
は流動媒体に付着し捕捉される。捕捉された微粉ダスト
は、遠心流動層20の表面近くで流動化しており、微粉
抜出管44により自圧で容易に抜き出すことができる。
【0013】実施例2 本実施例は、図2に示すように、流動媒体・微粉抜出管
50を、この管50の先端が遠心流動層20内に挿入さ
れるように設け、この流動媒体・微粉抜出管50と流動
媒体供給管42とを、微粉分離機52を介して接続した
ものである。微粉分離機52としては、微粉ダストを捕
捉した流動媒体を水で洗浄して、流動媒体と微粉ダスト
を含む洗浄排水とを分離する水洗装置、微粉ダストを捕
捉した流動媒体を流動媒体と微粉ダストとに分離する振
動ふるい、チャーなどの可燃物がダストの場合は焼却装
置、溶解性のダストならば酸処理装置やアルカリ処理装
置などが用いられる。分離された微粉ダスト洗浄排水又
は微粉ダストは系外に取り出され、一方、流動媒体は遠
心流動層内へ気流搬送などの手段により循環され再使用
される。他の構成及び作用は実施例1の場合と同様であ
る。
【0014】実施例1、2においては、含塵ガス入口1
2をケーシング10に設けているが、この代りに、端板
16に取り付けられた回転軸25内を通してケーシング
10内に含塵ガスを導入することも可能である(ただ
し、回転軸25に開口、仕切板を設ける必要がある)。
また、この回転軸25から排気するようにしてもよい。
また、図面では横型の場合を示しているが、縦型とする
こともできる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、つぎのような効果を奏する。 (1) 遠心流動層の遠心力及び流動媒体の微粉付着力
を利用して集塵するものであるから、高温含塵ガスでも
効率よく集塵することができ、かつ、装置のコンパクト
化を図ることができる。 (2) 集塵微粉のみを取り出す場合は、集塵微粉は流
動層表面で流動化しているので、遠心流動層の圧力を利
用して容易に取り出すことができる。 (3) 集塵微粉と流動媒体を一緒に取り出す場合は、
流動媒体と集塵微粉とを分離することにより、再生され
た流動媒体を循環し再使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠心流動層集塵装置の一実施例を示す
概略構成図である。
【図2】本発明の装置の他の実施例を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
10 ケーシング 12 含塵ガス入口 14 略円筒型のガス分散板 16 端板 18 端板 20 遠心流動層 24 回転軸兼排気管 25 回転軸 42 流動媒体供給管 44 集塵微粉抜出管 50 流動媒体・微粉抜出管 52 微粉分離機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粉を含むガスを遠心流動層に導入し
    て、流動層の遠心力及び流動媒体の微粉付着力により、
    ガス中の微粉を捕捉することを特徴とする遠心流動層集
    塵方法。
  2. 【請求項2】 遠心流動層の表面近傍から、流動してい
    る集塵微粉を遠心流動層の圧力を利用して抜き出すこと
    を特徴とする請求項1記載の遠心流動層集塵方法。
  3. 【請求項3】 遠心流動層の内部から、流動している集
    塵微粉及び流動媒体を遠心流動層の圧力を利用して抜き
    出し、集塵微粉と流動媒体とを分離した後、この流動媒
    体を遠心流動層へ循環することを特徴とする請求項1記
    載の遠心流動層集塵方法。
  4. 【請求項4】 微粉を含むガスが導入されるケーシング
    と、このケーシングの内部に設けられた略円筒型のガス
    分散板とからなり、 この略円筒型のガス分散板は両端に端板を有するととも
    に、中心軸線まわりで回転駆動可能とされて、ガス分散
    板の内面に遠心流動層が形成されるようになっており、 前記端板の一方には排気管が接続されている遠心流動層
    装置であって、 遠心流動層の近傍に接続された流動媒体供給管と、 遠心流動層の表面付近で流動している集塵微粉を抜き出
    すための集塵微粉抜出管とを備えたことを特徴とする遠
    心流動層集塵装置。
  5. 【請求項5】 微粉を含むガスが導入されるケーシング
    と、このケーシングの内部に設けられた略円筒型のガス
    分散板とからなり、 この略円筒型のガス分散板は両端に端板を有するととも
    に、中心軸線まわりで回転駆動可能とされて、ガス分散
    板の内面に遠心流動層が形成されるようになっており、 前記端板の一方には排気管が接続されている遠心流動層
    装置であって、 遠心流動層の近傍に接続された流動媒体供給管と、 遠心流動層の内部で流動している、微粉を捕捉した流動
    媒体を抜き出す流動媒体・微粉抜出管とを備え、 この流動媒体・微粉抜出管と前記流動媒体供給管とが、
    微粉分離機を介して接続されたことを特徴とする遠心流
    動層集塵装置。
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