JPH07170263A - 光パケットスイッチ - Google Patents

光パケットスイッチ

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JPH07170263A
JPH07170263A JP31232593A JP31232593A JPH07170263A JP H07170263 A JPH07170263 A JP H07170263A JP 31232593 A JP31232593 A JP 31232593A JP 31232593 A JP31232593 A JP 31232593A JP H07170263 A JPH07170263 A JP H07170263A
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JP
Japan
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optical
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signal
packet
address
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Application number
JP31232593A
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English (en)
Inventor
Ayanori Shiyou
文徳 鐘
Masahito Tsukada
雅人 塚田
Kenichi Yukimatsu
健一 行松
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 10Tbit/s程度の大容量への拡張性,
増設性に優れた光パケットスイッチを提供する。 【構成】 対応する入力信号線1からパケットを入力し
データ,アドレスパケットを出力するN個の入力インタ
ーフェイス2と、K個のデータ,アドレスパケットを光
データ,光アドレスパケットに変換するM個の光時分割
多重化モジュール3と、光データ,光アドレスパケット
を合波する光スターカプラ4と、グループアドレスが一
致したM個の光データ,光アドレスパケットを波長多重
して出力するM個のグルーピングバッファ5と、1個の
グルーピングバッファ5からの光データ,光アドレスパ
ケットをK個に分配するM個の光分配器6と、対応する
出力信号線9のアドレスに一致した光データパケットを
選択して出力するN個の出力バッファ7と、光パケット
を時間長Tのパケットに変換し対応する出力信号線9か
ら出力するN個の光パケット伸長器8とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光時分割多重技術お
よび波長分割多重技術を活用し、数10Gbit/s〜
10Tbit/sの大容量への拡張性および増設性に優
れた光パケットスイッチに関し、特に、B−ISDN
(B channel Integrated Services Digital Netwaork:
サービス総合ディジタル網)に用いられる超大容量のA
TM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モー
ド)スイッチに用いて好適な光パケットスイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードウェア規模を抑え、かつ、
大容量のパケットスイッチを実現するために、電気技術
を用いた時分割と空間時分割多重を組み合わせた電気パ
ケットスイッチが"Performance of hiararchical multi
plexing in ATM switching design"(Proc. Supercom/IC
C'92, PP.269-275, June 1992)に提案されている。ここ
で、図14に上記電気パケットスイッチの構成を示す。
【0003】この電気パケットスイッチは、N本の入力
信号線701〜70Nと、M個の(K:1)(K=N/
M)の時分割多重回路711〜71Mと、1個のM入力M
出力の空間分割パケットスイッチ72と、M個の(1:
K)のパケット分割回路731〜73Mと、N本の出力信
号線741〜74Nとから構成されている。N本の入力信
号線701〜70Nは、M個のグループに分割され、それ
ぞれ1つの時分割多重回路71に接続されている。ま
た、N本の出力信号線741〜74NもM個のグループに
分割され、それぞれ1つのパケット分配回路73に接続
されている。
【0004】次に、この電気パケットスイッチの動作原
理について説明する。まず、各グループのK本の入力信
号線70から入力された電気パケット信号は、1つの時
分割多重回路71に供給される。各時分割多重回路71
は、K本の入力信号線70からそれぞれ入力された電気
パケット信号をそれぞれ高速化(たとえば、シリアル信
号をパラレル信号に変換)し、時分割多重を行う。この
高速化により、空間分割パケットスイッチ72の入出力
端子数がM(M=N/K)個に抑えられるので、空間分
割パケットスイッチ72のハードウェア規模を削減する
ことができる。
【0005】次に、M個の時分割多重回路711〜71M
から出力された電気パケット信号は、空間分割パケット
スイッチ72において高速にスイッチングされ、対応す
る出力ポートからそれぞれ出力される。空間分割パケッ
トスイッチ72から出力された電気パケット信号は、さ
らにM個のパケット分配回路731〜73Mにおいて、そ
れぞれ対応するN本の出力信号線741〜74Nに分配さ
れる。なお、空間分割パケットスイッチ72およびパケ
ット分配回路73の各出力ポートは、それぞれバッファ
を有しており、バッファが満杯になると、電気パケット
信号の廃棄を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の電気パケット信号を用いた電気パケットスイッチに
おいては、電気技術による時分割多重回路71および空
間分割パケットスイッチ72の信号転送能力の限界や動
作速度の限界から、その交換容量がTbit/sに達す
るには非常に困難である。この発明は、このような背景
の下になされたもので、超短光パルスによる光時分割多
重技術および波長分割多重技術を活用し、数10Gbi
t/s〜10Tbit/sの大容量への拡張性および増
設性に優れた光パケットスイッチを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、時間長T、
ビット数Wの電気パケット信号を伝送するN本の入力信
号線と、N本の出力信号線とを備え、前記N本の入力信
号線のいずれかを介して入力された電気パケット信号を
前記N本の出力信号線のいずれかを介して出力する光パ
ケットスイッチにおいて、対応する入力信号線を介して
入力された電気パケット信号の、前記N本の出力信号線
のいずれを介して出力すべきかを表す出力アドレスを取
得し、他の入力信号線との同期を取って、電気アドレス
パケット信号と電気データパケット信号とを別々の信号
線を介して出力するN個の入力インターフェイスモジュ
ールと、M個のグループに分割された前記N個の入力信
号線の各グループに対応して設けられ、当該グループに
属するK本(K=N/M)の入力信号線およびK個の入
力インターフェイスモジュールを介して入力されたK個
の電気データパケット信号を、グループ毎に異なる所定
の1つの波長を有する超短光パルスからなる光データパ
ケット信号に変換した後、時間長TでK本の入力信号線
に対応したK個の光データパケットが時分割多重可能な
ように、前記光データパケット信号の前記超短光パルス
の間隔を圧縮するとともに、前記光データパケット信号
を、対応する、K個の電気アドレスパケット信号から変
換された、グループ毎に異なり、かつ、前記所定の1つ
の波長とも異なる所定の1つの波長を有する光アドレス
パケット信号と波長多重した後、光時分割多重するM個
の光時分割多重化モジュールと、M個の入力端およびM
個の出力端を有し、各光時分割多重化モジュールから出
力された光データパケット信号および光アドレスパケッ
ト信号を波長多重して合波し、前記M個の出力端に分配
する光スターカプラと、前記光スターカプラのM個の出
力端からそれぞれ出力されたM個の光データパケット信
号およびM個の光アドレスパケット信号のうち、グルー
プアドレスが一致したものを同時にM個選択した後、バ
ッファリングして、所定周期毎に、波長多重されている
1個の光データパケット信号と1個の光アドレスパケッ
ト信号を出力するM個のグルーピングバッファモジュー
ルと、1個のグルーピングバッファモジュールから出力
された光データパケット信号および光アドレスパケット
信号をK個に分配するM個の光分配器と、前記M個の光
分配器からそれぞれ出力された光データパケット信号の
うち、対応する出力信号線のアドレスに一致したものを
選択した後、バッファリングして、所定周期毎に、1個
の光パケット信号を出力するN個の出力バッファモジュ
ールと、対応する出力バッファモジュールから出力され
た光パケット信号を、前記N本の入力信号線を介して入
力された電気パケット信号の時間長Tに等しい時間長の
電気パケット信号に変換して、対応する出力信号線を介
して出力するN個の光パケット伸長器とを具備すること
を特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、時間長Tでビット数Wの電
気パケット信号は、N本の入力信号線を介して、対応す
る入力インターフェイスモジュールに供給され、各入力
インターフェイスモジュールにおいて出力アドレスが取
得され、他の入力信号線との同期が取られて、電気アド
レスパケット信号と電気データパケット信号とが別々の
信号線を介して出力され、対応する光時分割多重化モジ
ュールに供給される。
【0009】そして、各光時分割多重化モジュールにお
いて、当該グループに属するK個の入力インターフェイ
スモジュールを介して入力されたK個の電気データパケ
ット信号が、グループ毎に異なる所定の1つの波長を有
する超短光パルスからなる光データパケット信号に変換
され後、時間長TでK本の入力信号線に対応したK個の
光データパケットが時分割多重可能なように、超短光パ
ルスの間隔が圧縮される。
【0010】いっぽう、K個の電気アドレスパケット信
号は、各光時分割多重化モジュールにおいて、グループ
毎に異なり、かつ、所定の1つの波長とも異なる所定の
1つの波長を有する光アドレスパケット信号に変換され
る。そして、各光時分割多重化モジュールにおいて、超
短光パルスの間隔が圧縮された光データパケット信号
は、対応する光アドレスパケット信号と波長多重された
後、光時分割多重される。
【0011】その後、各光時分割多重化モジュールから
出力された光データパケット信号および光アドレスパケ
ット信号は、スターカプラによって波長多重され、合波
された後、スターカプラの各出力端から出力され、M個
のグルーピングバッファモジュールに分配される。次
に、スターカプラの各出力端から出力され、グルーピン
グバッファモジュールに入力された光データパケット信
号のうち、グループアドレスが一致したものが、それぞ
れ各グルーピングバッファモジュールおいて同時にM個
選択された後、バッファリングされて、常に、所定周期
毎に、波長多重されている1個の光データパケット信号
と1個の光アドレスパケット信号とが各グルーピングバ
ッファモジュールから出力される。
【0012】その後、1個のグルーピングバッファモジ
ュールから出力された光データパケット信号および光ア
ドレスパケット信号は、対応する光分配器によりそれぞ
れK個の出力バッファモジュールに均一に分配される。
出力バッファモジュールにおいては、M個の光分配器か
らそれぞれ出力された光データパケット信号のうち、対
応する出力信号線のアドレスに一致したものが選択され
た後、バッファリングされて、所定周期毎に、1個の光
パケット信号が各出力バッファモジュールから出力され
る。そして、各パケット伸長器においては、対応する出
力バッファモジュールによって供給された光パケット信
号が時間長Tの電気パケット信号に変換されて、対応す
る出力信号線を介して出力される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。図1はこの発明の一実施例による光パ
ケットスイッチの構成を表すブロック図である。この光
パケットスイッチは、N本の入力信号線11〜1Nと、N
個の入力インターフェイスモジュール21〜2Nと、M個
の光時分割多重化モジュール31〜3Mと、1個の光スタ
ーカプラ4と、M個のグルーピングバッファモジュール
1〜5Mと、M個の光分配器61〜6Mと、N個の出力バ
ッファモジュール71〜7Nと、N個の光パケット伸長器
1〜8Nと、N本の出力信号線91〜9Nとから構成され
ている。なお、図1において、細線で示された部分は電
気信号が処理される部分であり、いっぽう、太線で示さ
れた部分は光信号が処理される部分である。
【0014】次に、図1に示す光パケットスイッチの動
作の概要について説明する。ビットレートVbit/s
が遅く(たとえば、2.4Gbit/s)、時間長Tで
ビット数Wの電気パケット信号は、N本の入力信号線1
1〜1Nを介して、対応する入力インターフェイスモジュ
ール2に供給され、各入力インターフェイスモジュール
2においてヘッダが解析され、それぞれの宛先アドレス
(出線番号)が求められる。次に、各入力インターフェ
イスモジュール2によって、システムのクロックと同期
して、アドレス情報(以下、電気アドレスパケット信号
という)と電気データパケット信号とが同時に別々の信
号線を介して対応する光時分割多重化モジュール3に供
給される。
【0015】そして、各光時分割多重化モジュール3に
おいて、K本の入力信号線1に対応する電気データパケ
ット信号および電気アドレスパケット信号に対して光時
分割多重が行われ、それぞれ光データパケット信号およ
び光アドレスパケット信号に変換される。その後、各光
時分割多重化モジュール3から出力された光データパケ
ット信号および光アドレスパケット信号は、(M×M)
のスターカプラ4によってM波長多重され、合波された
後、スターカプラ4の各出力ポートから出力され、M個
のグルーピングバッファモジュール51〜5Mに分配され
る。
【0016】次に、スターカプラ4の各出力ポートから
出力され、グルーピングバッファモジュール51〜5M
入力された光データパケット信号のうち、グループアド
レスが一致したものが、それぞれ各グルーピングバッフ
ァモジュール51〜5Mおいて選択され、バッファリング
されて、常に、1サブタイムスロット(時間長L)毎
に、波長多重されている1個の光データパケット信号と
1個の光アドレスパケット信号とが出力される。
【0017】その後、1個のグルーピングバッファモジ
ュール5から出力された光データパケット信号および光
アドレスパケット信号は、対応する光分配器6によりそ
れぞれK個の出力バッファモジュール7i〜7i+K-1に均
一に分配される。ただし、1<i<(N−K+1)であ
る。グルーピングバッファモジュール5には、1サブタ
イムスロット(時間長L)毎に1個の光データパケット
信号が供給されるので、1タイムスロット(時間長T)
に最大K個の光データパケット信号が同一出力チャンネ
ルに到達することができる。
【0018】出力バッファモジュール7においては、そ
れらの光データパケット信号のうち、対応する出力信号
線9のアドレスに一致したものが選択され、バッファリ
ングされて、1タイムスロット毎に、1個の光パケット
信号が出力される。そして、各パケット伸長器81〜8N
においては、対応する出力バッファモジュール7によっ
て供給された、時間長L(L=T/K)の光パケット信
号が時間長Tの電気パケット信号に変換されて、対応す
る出力信号線9を介して出力される。
【0019】次に、図2に光時分割多重化モジュール3
の構成を示す。図2において、光時分割多重化モジュー
ル3は、それぞれK本の入力信号線101〜10K,11
1〜11Kと、超短光パルス発振器12と、光分配器13
と、K個の変調器141〜14Kと、K個の電気/光変調
器151〜15Kと、K個の光パケット圧縮器161〜1
Kと、K個の光合波器171〜17Kと、K本の光遅延
線181〜18Kと、光結合器19とから構成されてい
る。なお、図2において、細線で示された部分は電気信
号が処理される部分であり、いっぽう、太線で示された
部分は光信号が処理される部分である。
【0020】入力信号線101〜10Kには、対応するK
個の入力インターフェイスモジュール2からそれぞれ出
力された電気アドレスパケット信号が入力され、入力信
号線111〜11Kには、対応するK個の入力インターフ
ェイスモジュール2からそれぞれ出力された電気データ
パケット信号が入力される。超短光パルス発振器12に
おいては、電気データパケット信号と同一ビットレート
の超短光パルスが生成される。超短光パルス発振器12
から出力された超短光パルスは、光分配器13におい
て、K個の変調器141〜14Kに分配される。超短光パ
ルスは、対応する入力信号線11を介して供給された電
気データパケット信号で強度変調されて時間長Tの光デ
ータパケット信号に変換される。時間長Tの光データパ
ケット信号は、各光パケット圧縮器16において、その
光パルス間隔が短縮されることにより、時間長T/K、
波長λi(i=1,2,……,K)の光データパケット
信号に圧縮される。この光パケット圧縮器16として
は、たとえば、特開平2−281825号公報に開示さ
れた光パケット圧縮器を用いればよい。
【0021】いっぽう、各入力信号線10を介して供給
された電気アドレスパケット信号は、対応する電気/光
変調器15において、時間長が上記時間長T/Kより短
い、波長λ'i(i=1,2,……,K)の光アドレスパ
ケット信号に変換される。電気アドレスパケット信号
は、電気データパケット信号より時間長がはるかに短い
ので、電気データパケット信号のように圧縮する必要は
ない。圧縮された波長λi(i=1,2,……,K)の
光データパケット信号と波長λ'i(i=1,2,……,
K)の光アドレスパケット信号とは、各光合波器17に
おいて、合波されて出力される。
【0022】光遅延線181〜18Kは、各光合波器17
で合波された光データパケット信号および光アドレスパ
ケット信号とが他の合波された光データパケット信号お
よび光アドレスパケット信号と時間軸上で重ならないよ
うにするために、それぞれの遅延時間が0,L,2L,
……,(K−1)・Lに設定されている。光結合器19
においては、各光遅延線181〜18Kを介して供給され
る光データパケット信号および光アドレスパケット信号
が合流される。なお、1つの光時分割多重化モジュール
3において、光データパケット信号の波長λと光アドレ
スパケット信号の波長λ'とは異なり、また、各光時分
割多重化モジュール3i(i=1,2,……,K)の間
においても、互いの光データパケット信号の波長λi
よび光アドレスパケット信号の波長λ’iは異なる。以
下、説明を簡単にするために、時間長Tの1タイムスロ
ットが時間長L(L=T/K)のK個のサブタイムスロ
ットに分割され、それぞれK個の光データパケット信号
および光アドレスパケット信号が光時分割多重化される
ものとする。
【0023】ところで、図1に示すスターカプラ4から
出力されたある波長λの出力光データパケット信号およ
び出力光アドレスパケット信号の強さは、同一波長λの
入力光データパケット信号および入力光アドレスパケッ
ト信号の強さの1/Mの強さに減少してしまうので、分
配数Mが大きいほど、スターカプラ4の出力光データパ
ケット信号および出力光アドレスパケット信号をそれぞ
れ増幅する必要がある。しかしながら、この実施例にお
いては、数Tbit/sの交換容量を実現するために、
光スターカプラ4で合波された出力光データパケット信
号および出力光アドレスパケット信号の帯域が数10T
Hzとなる。
【0024】いっぽう、現在の光増幅器の帯域が数TH
zしか得られないので、合波された出力光データパケッ
ト信号および出力光アドレスパケット信号を直接増幅す
ることが不可能である。そのため、この実施例において
は、図3に示すように、2段の(m×m)のスターカプ
ラ211〜21m,221〜22mによって(M×M)のス
ターカプラ4を構成する。ただし、m=√Mである。そ
して、1段目のスターカプラ211〜21mのm個の出力
端に光増幅器を設けることによって光増幅器の帯域が1
/mに抑えられる。
【0025】次に、図4にグルーピングバッファモジュ
ール5の構成を示す。このグルーピングバッファモジュ
ール5は、波長分波器23と、それぞれM個の波長変換
器241〜24M,251〜25Mと、M個の光合波器26
1〜26Mと、M個の光分配器271〜27Mと、多入力1
出力FIFO光バッファメモリ35とから概略構成され
ている。
【0026】さらに、多入力1出力FIFO光バッファ
メモリ35は、光バッファリングレイヤ35aと、電気
制御レイヤ35bとから構成されている。光バッファリ
ングレイヤ35aは、バッファルーチング網32と、
(Y−1)本の光遅延線330〜33(Y-1)と、光結合器
34とから構成されている。いっぽう、電気制御レイヤ
35bは、M個の光検出器281〜28Mと、M個のアド
レスデコーダ291〜29Mと、(16×16)のバッフ
ァ割当網30と、ルーチング制御網31とから構成され
ている。なお、図4において、細線で示された部分は電
気信号が処理される部分であり、いっぽう、太線で示さ
れた部分は光信号が処理される部分である。
【0027】まず、スターカプラ4によってM波長多重
されて供給された波長λi(i=1,2,……,K)の
光データパケット信号と、同じくスターカプラ4によっ
てM波長多重されて供給された波長λ'i(i=1,2,
……,K)の光アドレスパケット信号とは、それぞれ波
長分波器23によって(2×M)本に分波される。(2
×M)本に分波された各光データパケット信号は、さら
にM個の波長変換器241〜24Mによって同一波長λi
(i=1,2,……,M)の光データパケット信号にそ
れぞれ変換される。いっぽう、(2×M)本に分波され
た各光アドレスパケット信号も、同様に、M個の波長変
換器251〜25Mによって波長λi(i=1,2,…
…,M)とは異なる同一波長λ'i(i=1,2,……,
M)の光アドレスパケット信号にそれぞれ変換される。
【0028】そして、各光アドレスパケット信号は、M
個の光分配器271〜27Mによって2つの部分に分配さ
れ、その一部がM個の光合波器261〜26Mにおいて対
応する光データパケット信号と合波された後、多入力1
出力FIFO光バッファメモリ35の光バッファリング
レイヤ35aに供給される。いっぽう、分配された各光
アドレスパケット信号の他の一部は、多入力1出力FI
FO光バッファメモリ35の電気制御レイヤ35bに供
給される。
【0029】次に、電気制御レイヤ35bに供給された
各光アドレスパケット信号の他の一部は、それぞれ対応
する光検出器281〜28Mによって電気アドレスパケッ
ト信号に変換された後、対応するアドレスデコーダ29
1〜29Mに供給される。各アドレスデコーダ29におい
ては、内部に保持されているグループ番号と電気アドレ
スパケット信号の先頭の(log2M)個のビットとが
比較されてアドレス判定が行われ、制御信号としてルー
チングパケットが生成される。このルーチングパケット
は、セル選択用のアクティブビット(AC)フィールド
とルーチングアドレス(RA)フィールドとからなる。
【0030】各アドレスデコーダ29において、電気ア
ドレスパケット信号の先頭の(log2M)個のビット
と、内部に保持されているグループ番号との比較の結
果、これらが一致している場合には、アクティブビット
(AC)フィールドが”1”に指定され、いっぽう、こ
れらが一致していない場合には、アクティブビット(A
C)フィールドが”0”に指定され、さらに、ルーチン
グアドレス(RA)フィールドの値がアクティブビット
(AC)フィールドの値と等しく指定される。
【0031】その後、バッファ割当網30において、ア
ドレスが一致した電気アドレスパケット信号のランニン
グ和(running sum)が求められ、そのランニング和(r
unning sum)に基づいて、バッファアドレス(光遅延線
33の番号)が対応する光データパケット信号に割り当
てられる。ここで、図5にバッファ割当網30の構成を
示す。バッファ割当網30は、時間長Lの遅延線40
と、一定の規則で並べられた複数の加算器Pからなる進
行型加算回路網(Running Adder Network:RAN)41
と、アドレスエンコーダ42とから構成されている。進
行型加算回路網41においては、アドレスが一致した電
気アドレスパケット信号のランニング和(running su
m)が求められ、そのランニング和(running sum)がル
ーチングアドレス(RA)フィールドに書き換えられ
る。
【0032】次に、進行型加算回路網41の構成素子で
ある加算器Pの動作について図6を参照して説明する。
加算器Pは、基本的には、2入力(入力端AとB)、2
出力(出力端CとD)である。加算器Pの出力端Cから
出力されるACフィールドは、入力端Aから入力される
ACフィールドと同じであり、いっぽう、加算器Pの出
力端Cから出力されるRAフィールドは、入力端Aから
入力されるRAフィールドと、入力端Bから入力される
RAフィールドとの和である。また、加算器Pの出力端
Dから出力されるACフィールドおよびRAフィールド
は、入力端Bから入力されるACフィールドおよびRA
フィールドの転送である。
【0033】次に、図5の進行型加算回路網41から出
力されたルーチングパケットのACフィールドおよびR
Aフィールドは、アドレスエンコーダ42において、以
下に示すアルゴリズムによって更新される。ここで、こ
のアルゴリズムを説明するために、以下に示す変数を定
義する。 Y:等価的な出力バッファの数、すなわち、光遅延線3
3の数 ACI:アドレスエンコーダ42から入力されるACフ
ィールドの値 ACO:アドレスエンコーダ42から出力されるACフ
ィールドの値 RAI:アドレスエンコーダ42から入力されるRAフ
ィールドの値 RAO:アドレスエンコーダ42から出力されるRAフ
ィールドの値
【0034】アルゴリズム (1)ACI=1かつRAI≦Yであれば、ACI=1,
RAO=RAI−1 (2)ACI=1かつRAI>Yであれば、ACI=0,
RAO=0 (3)ACI=1であれば、ACI=0,RAO=0 (1)の場合は、対応する光データパケット信号が選択
され、出力RAフィールドRAOの値が定められた光遅
延線33に届けられる。 (2)の場合は、バッファの溢れを表し、対応する光デ
ータパケット信号は廃棄される。 (3)の場合は、対応する光データパケット信号が他の
グループへ出力されるために、廃棄される。または、次
のサブタイムスロットに入力される光データパケット信
号を適当な光遅延線33に振り分け、それらの光遅延線
33をFIFO光バッファメモリとして機能させるため
に、最終のアドレスエンコーダ42(図5中最下段)
は、入力されたルーチングパケットのRAフィールドの
値をQ=max{0,min{RAI,Y−1}−1}
に変更して、次のサブタイムスロットの始めに、すなわ
ち、遅延線40で時間長L(L=T/K)の遅延を取っ
て、初段の加算器Pに入力する(図5参照)。ここで、
Qは、ちょうど光遅延線33に次のサブタイムスロット
の始めに蓄えられている光データパケット信号の数を表
している。
【0035】その後、図4に示すバッファ割当網30か
ら出力されたルーチングパケットに基づいて、ルーチン
グ制御網31により、光バッファリングレイヤ35a
バッファルーチング網32へ供給される制御信号が生成
される。バッファルーチング網32において、出力RA
フィールドRAOの値により、グループアドレスが一致
した光データパケット信号が選択され、適切な光遅延線
33に届けられる。
【0036】ここで、図7にバッファルーチング網32
の構成を示す。今、要求される出力バッファの数を上述
したアルゴリズムの場合と同様、Yとすると、バッファ
ルーチング網32は、M個の光ゲートスイッチ361
36Mと、(M/Y)個の(Y×Y)の光リバースバン
ヤン網371〜37M/Yと、Y個の光結合器381〜38Y
とから構成される。光リバースバンヤン網37は、複数
の光スイッチから構成されている。
【0037】また、図4に示す電気制御レイヤ35b
ルーチング制御網31は、(Y×Y)の光リバースバン
ヤン網37と同様の構成の(Y×Y)の電気リバースバ
ンヤン網が(M/Y)個並列に並べられて構成されてお
り、かつ、ルーチング制御網31の各電気スイッチと、
バッファルーチング網32の(Y×Y)の光リバースバ
ンヤン網37の各光スイッチとは1対1に対応している
ので、ルーチング制御網31の制御論理がそのままバッ
ファルーチング網32の制御論理となる。
【0038】ここで、リバースバンヤン網は、入力パケ
ット信号が各出力端に単調増加順(または単調減少順)
に振り分けられるアドレスを有する場合、ノンブロック
であるという特徴を有する。したがって、ルーチング制
御網31において、入力されるルーチングパケットのA
CフィールドとRAフィールドとに従って、上記各電気
スイッチの切り換えがルーチングパケットが衝突なしに
それぞれの出力線にルーチングされる。電気スイッチの
制御論理は、電気アドレスパケット信号のガイドタイム
の間にそのまま対応する光ゲートスイッチ36に移るこ
とによって、バッファルーチング網32において、光パ
ケット信号は衝突なしに所望の出力線に振り分けられ
る。
【0039】1例として、図8にM=16、Y=8の場
合のバッファルーチング網32における光パケット信号
の流れを示す。まず、ACフィールドに従って光ゲート
スイッチ361〜3616の開閉を制御することにより、
光パケット信号の選択が行われる。その後、RAフィー
ルドの各ビットに従って、ルーチング制御網31からの
制御信号によって光リバースバンヤン網371,372
光スイッチが切り換えられ、各光結合器38を介してR
Aフィールドの定めた値の光遅延線330〜33
( Y-1)(図4参照)に光パケット信号が届けられる。そ
の後、図4に示す光結合器34により各光遅延線33か
らの光パケット信号が合流され、出力される。これによ
り、常に、1サブタイムスロットにおいて波長多重され
ている1個の光データパケット信号と、1個の光アドレ
スパケット信号とが多入力1出力FIFO光バッファメ
モリ35から出力される。
【0040】次に、図9に出力バッファモジュール7の
構成を示す。この出力バッファモジュール7は、1入力
1出力FIFO光バッファメモリ回路(以下、単に光バ
ッファメモリ回路という)58と、パケット間隔調整回
路59とから構成されている。このうち、光バッファメ
モリ回路58の詳細については、特開平4−58643
号公報に開示されている。
【0041】光バッファメモリ回路58は、波長分波器
44と、複数の(1×2)光スイッチからなる(1×
n)のツリー型光スイッチ45と、(n−1)個の光遅
延線51と、光結合器52と、これらを制御する制御回
路とから構成されている。なお、(n−1)個の光遅延
線51は、(n−1)個の光パケットバッファに相当す
る。また、制御回路は、さらに、光検出器46と、アド
レスデコーダ47と、論理反転ゲート48と、論理和ゲ
ート49と、パケットカウンタ50とから構成されてい
る。
【0042】光バッファメモリ回路58に入力された光
パケット信号は、波長分波器44により、光データパケ
ット信号と光アドレスパケット信号とに分波される。光
アドレスパケット信号は、光検出器46により、電気ア
ドレスパケット信号に変換された後、アドレスデコーダ
47により、最後の(log2K)個のビットが調べら
れてアドレス判定が行われる。
【0043】そして、アドレスデコーダ47によるアド
レス判定の結果、アドレスが一致すれば、論理1の信号
がアドレスデコーダ47により生成され、対応する光デ
ータパケット信号は、その時のパケットカウンタ50の
カウント値が定めた(1×n)光スイッチ45の出力ポ
ートi(i=0,1,2,……,(n−1))にスイッ
チングされる。
【0044】最後の出力ポート(n−1)を除いて、i
番目の出力ポートにスイッチングされた光データパケッ
ト信号は、時間長(i×T)の遅延を受ける。パケット
カウンタ50のカウント値は、0から(n−1)までに
設定されると仮定する。また、アドレスデコーダ47の
アドレス判定の結果、アドレスが一致した場合、パケッ
トカウンタ50のカウント値は、該当サブタイムスロッ
トの終わりに1増える。
【0045】いっぽう、アドレスデコーダ47によるア
ドレス判定の結果、アドレスが一致しなければ、論理0
の信号がアドレスデコーダ47により生成され、対応す
る光データパケット信号は、(1×n)光スイッチ45
の最後の出力ポート(n−1)にスイッチングされ、廃
棄される。また、アドレスデコーダ47によるアドレス
判定の結果、アドレスが一致した場合でも、(n−1)
個の光遅延線51からなる(n−1)個の光パケットバ
ッファが満杯になった時には、パケットカウンタ50の
値が(n−1)となってオーバーフローするので、対応
する光データパケット信号は、(1×n)光スイッチ4
5の最後の出力ポート(n−1)にスイッチングされ、
廃棄される。さらに、1タイムスロット毎に1個の光パ
ケットが光バッファメモリ回路58から出力されるの
で、周期T毎に制御線57からパケットカウンタ50に
制御パルスを与え、1タイムスロットTの終わりにパケ
ットカウンタ50の値を1減少させる。
【0046】ここで、光バッファメモリ回路58におけ
る光データパケット信号の入出力とパケットカウンタ5
0のカウント値の変化との関係のタイミングチャートの
一例を図10(a)〜(c)に示す。図10(c)から
わかるように、時間長Tの間に、光バッファメモリ回路
58から常に1個の光パケットが出力されるが、2つの
連続なタイムスロットに出力された光パケットの間隔
は、Lから(2K−L)までの間にランダムに変動する
ので、2つの光パケットの間隔が常に、T(T=K×
L)となるように調整する必要がある。
【0047】パケット間隔調整回路59は、光遅延線5
3と、光結合器54と、(1×2)光スイッチ55とか
ら構成されている。(1×2)光スイッチ55に入力さ
れた光データパケット信号は、通常、図9の上側の出力
ポート562に接続され、時間長Lの遅延を受ける。い
っぽう、制御線57を介して制御パルスが(1×2)光
スイッチ55に加えられると、(1×2)光スイッチ5
5に入力された光データパケット信号は、図9の下側の
出力ポート561から出力される。ここで、パケット間
隔調整回路59における入力光データパケット信号と出
力光データパケット信号との関係のタイミングチャート
の一例を図10(c)および(d)に示す。なお、制御
線57を介して供給される制御パルスは、図10(d)
に示す光データパケット信号と同様な波形の矩形電気信
号である。
【0048】次に、図11にパケット伸長器8の構成を
示す。光パケット信号のビット数をW=2rとすると、
このパケット伸長器8は、r段のパルス間隔伸長器65
1〜65rと、光検出器66と、これらを制御する制御回
路とから構成される。各パルス間隔伸長器65は、制御
信号が供給される(1×2)光スイッチ60と、光結合
器61と、光遅延線62とから構成される。制御回路
は、制御信号を1/2分周して各段のパルス間隔伸長器
65の(1×2)光スイッチ60に供給する1/2分周
器641〜64r-1から構成される。
【0049】パケット伸長器8に入力された時間長Lの
光パケット信号は、r段のパルス間隔伸長器65を経た
後、光検出器66により、時間長Tの電気パケット信号
に変換される。ここで、光パケット信号が8ビット長で
ある場合の図11に示すパケット伸長器8における光パ
ルスと各(1×2)光スイッチ60に供給される制御信
号との関係のタイミングチャートの一例を図12(a)
〜(d)に示す。
【0050】以上説明した動作により、図1に示す、光
時分割多重技術および波長分割多重技術を活用した光パ
ケットスイッチは、任意の入力信号線からの光パケット
信号を任意の出力信号線にセルフルーチング接続でき、
(N×N)のスイッチ機能を正確に果たすことが分か
る。なお、N=K×Mである。
【0051】次に、図1に示す光パケットスイッチの拡
張性、モジュール性およびシステムのスイッチ交換容量
などの特性について説明する。この光パケットスイッチ
においては、データとアドレス情報とは、別々の波長に
多重化されて伝送される。ただし、データパケットは圧
縮され、アドレスパケットは圧縮されない。したがっ
て、アドレスパケットの時間長を、圧縮されたデータパ
ケットの時間長より短くしなければならない。すなわ
ち、時間長Tと、時分割多重数Kと、波長分割多重数M
と、データパケットのビット数Wとは、次に示す関係式
を満足する必要がある。 T×(log2K+log2M)/W≦T/K
【0052】ここで、入力信号線の速度を2.4Gbi
t/s、データパケットのビット数Wを512とした場
合、時分割多重数Kと、波長分割多重数Mと、スイッチ
交換容量との関係の一例を図13に示す。この図より、
波長分割多重数Mが増えるにつれて時分割多重数Kが減
少する。また、図13によれば、時分割多重数Kをあら
かじめ39に固定すれば、システムのスイッチ交換容量
を数10Gbit/sから10Tbit/sに拡大する
際に、各モジュールの設計パラメータ(たとえば、光遅
延線の長さ)を変更する必要がなく、特に、入力インタ
ーフェイスモジュール2、光時分割多重化モジュール
3、出力バッファモジュール7、パケット伸長器8がそ
のまま使えるので、必要なモジュール数をつけ加えるだ
けで、システムのスイッチ交換容量を容易に拡大できる
ことがわかる。
【0053】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による光
パケットスイッチにおいては、超短光パルスを用いた光
信号処理技術を利用しており、光パルスはパルス時間幅
が非常に小さい(数ピコ秒)ため、光時分割多重化され
た光パケット信号の速度を100Gbit/sに上げる
ことができる。また、この発明による光パケットスイッ
チにおいては、波長分割多重技術を用いることにより、
1波から100波までの波長多重で数10Gbit/s
から10Tbit/sまでの大容量の光パケットスイッ
チを個々の機能モジュールで構成することができる。つ
まり、拡張性、モジュール性が優れている。
【0055】すなわち、この発明によれば、光時分割多
重技術と波長分割多重技術とをうまく組み合わせて、従
来の電気パケットスイッチでは得られない数Tbit/
sのスイッチ交換容量を達成することができる。たとえ
ば、超短光パルスのパルス幅を10ps、時分割多重数
を39、データパケット用波長分割多重数を64とすれ
ば、6Tbit/sのスイッチ交換容量が達成される。
なお、この発明による光パケットスイッチに用いられて
いるグルーピングバッファモジュールは、多入力1出力
光バッファメモリとして使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による光パケットスイッチ
の構成を表すブロック図である。
【図2】光時分割多重化モジュール3の構成を表すブロ
ック図である。
【図3】光スターカプラ4の構成を表すブロック図であ
る。
【図4】グルーピングバッファモジュール5の構成を表
すブロック図である。
【図5】バッファ割当網30の構成を表すブロック図で
ある。
【図6】図5に示す加算器Pの動作を説明するための図
である。
【図7】バッファルーチング網32の構成を表すブロッ
ク図である。
【図8】M=16、Y=8の場合のバッファルーチング
網32における光パケット信号の流れを示すブロック図
である。
【図9】出力バッファモジュール7の構成を表すブロッ
ク図である。
【図10】光バッファメモリ回路58における光データ
パケット信号の入出力とパケットカウンタ50のカウン
ト値の変化との関係の一例を示すタイミングチャートで
ある。
【図11】パケット伸長器8の構成を表すブロック図で
ある。
【図12】パケット伸長器8における光パルスと各(1
×2)光スイッチ60に供給される制御信号との関係の
一例を示すタイミングチャートである。
【図13】この発明の一実施例による光パケットスイッ
チにおける時分割多重数Kと、波長分割多重数Mと、ス
イッチ交換容量との関係の一例を示す図である。
【図14】従来の電気パケットスイッチの構成例を表す
ブロック図である。
【符号の説明】
1〜1N 入力信号線 21〜2N 入力インターフェイスモジュール 31〜3M 光時分割多重化モジュール 4 スターカプラ 51〜5M グルーピングバッファモジュール 61〜6M 光分配器 71〜7N 出力バッファモジュール 81〜8N パケット伸長器 91〜9N 出力信号線
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 3/52 101 Z 9076−5K B 9076−5K 9077−5K H04L 11/20 102 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間長T、ビット数Wの電気パケット信
    号を伝送するN本の入力信号線と、N本の出力信号線と
    を備え、前記N本の入力信号線のいずれかを介して入力
    された電気パケット信号を前記N本の出力信号線のいず
    れかを介して出力する光パケットスイッチにおいて、 対応する入力信号線を介して入力された電気パケット信
    号の、前記N本の出力信号線のいずれを介して出力すべ
    きかを表す出力アドレスを取得し、他の入力信号線との
    同期を取って、電気アドレスパケット信号と電気データ
    パケット信号とを別々の信号線を介して出力するN個の
    入力インターフェイスモジュールと、 M個のグループに分割された前記N個の入力信号線の各
    グループに対応して設けられ、当該グループに属するK
    本(K=N/M)の入力信号線およびK個の入力インタ
    ーフェイスモジュールを介して入力されたK個の電気デ
    ータパケット信号を、グループ毎に異なる所定の1つの
    波長を有する超短光パルスからなる光データパケット信
    号に変換した後、時間長TでK本の入力信号線に対応し
    たK個の光データパケットが時分割多重可能なように、
    前記光データパケット信号の前記超短光パルスの間隔を
    圧縮するとともに、前記光データパケット信号を、対応
    する、K個の電気アドレスパケット信号から変換され
    た、グループ毎に異なり、かつ、前記所定の1つの波長
    とも異なる所定の1つの波長を有する光アドレスパケッ
    ト信号と波長多重した後、光時分割多重するM個の光時
    分割多重化モジュールと、 M個の入力端およびM個の出力端を有し、各光時分割多
    重化モジュールから出力された光データパケット信号お
    よび光アドレスパケット信号を波長多重して合波し、前
    記M個の出力端に分配する光スターカプラと、 前記光スターカプラのM個の出力端からそれぞれ出力さ
    れたM個の光データパケット信号およびM個の光アドレ
    スパケット信号のうち、グループアドレスが一致したも
    のを同時にM個選択した後、バッファリングして、所定
    周期毎に、波長多重されている1個の光データパケット
    信号と1個の光アドレスパケット信号を出力するM個の
    グルーピングバッファモジュールと、 1個のグルーピングバッファモジュールから出力された
    光データパケット信号および光アドレスパケット信号を
    K個に分配するM個の光分配器と、 前記M個の光分配器からそれぞれ出力された光データパ
    ケット信号のうち、対応する出力信号線のアドレスに一
    致したものを選択した後、バッファリングして、所定周
    期毎に、1個の光パケット信号を出力するN個の出力バ
    ッファモジュールと、 対応する出力バッファモジュールから出力された光パケ
    ット信号を、前記N本の入力信号線を介して入力された
    電気パケット信号の時間長Tに等しい時間長の電気パケ
    ット信号に変換して、対応する出力信号線を介して出力
    するN個の光パケット伸長器とを具備することを特徴と
    する光パケットスイッチ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420949B1 (ko) * 2001-08-14 2004-03-02 한국전자통신연구원 광 스위칭 방법 및 그 장치

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