JPH07170130A - 増幅回路及びこれを用いた半導体集積回路 - Google Patents

増幅回路及びこれを用いた半導体集積回路

Info

Publication number
JPH07170130A
JPH07170130A JP31507493A JP31507493A JPH07170130A JP H07170130 A JPH07170130 A JP H07170130A JP 31507493 A JP31507493 A JP 31507493A JP 31507493 A JP31507493 A JP 31507493A JP H07170130 A JPH07170130 A JP H07170130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier circuit
resistor
circuit
transistor
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31507493A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiko Arakawa
文彦 荒川
Atsushi Takai
厚志 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Device Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd, Hitachi Consumer Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Device Engineering Co Ltd
Priority to JP31507493A priority Critical patent/JPH07170130A/ja
Publication of JPH07170130A publication Critical patent/JPH07170130A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 微小電流(iin)を入力とし、増幅した電圧
(vo)を出力とする増幅回路において、トランスイン
ピ−ダンス(Zt=vo/iin)を小さくすることなく、
最大線形入力電流を大きくできる増幅回路を得る。 【構成】 トランジスタQ1のコレクタは、トランジス
タQ2のベースに接続すると共に抵抗RLを介して電源V
CCに接続する。トランジスタQ1のエミッタは、接地す
る。トランジスタQ2のコレクタは電源VCCに接続し、
エミッタは出力端子OUTに接続すると共に抵抗Rf2
eを介して接地する。抵抗Rf2とReとの接続点は、抵
抗Rf1を介してトランジスタQ1のベースに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微小電流入力から増幅
した出力電圧を取り出す増幅回路に係り、特に光インタ
コネクションに使用される受信IC用に好適な最大線形
入力電流範囲の大きい前置増幅回路およびこれを用いた
半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大型計算機や交換機において、装
置間や装置内のボード間の接続に光ファイバを利用した
光インタコネクションが使用されるようになってきた。
これは、多数の同軸ケーブルを用いた従来の接続では、
ケーブル重量が重たくなること、周囲の電磁界ノイズの
影響を受けやすいこと、信号の相互干渉や寄生容量の影
響に弱いこと等の理由によって光コネクションに置き換
えている。特に、同軸ケーブルを用いた従来の接続では
数mに制限される装置間やボード間の接続距離を、光フ
ァイバに置き換えることにより数十m以上と長くするこ
とができる利点がある。このような光インタコネクショ
ンには、アレイ状に配置した光ファイバが用いられる。
【0003】従来、この種の光インタコネクションとし
ては、図4に示す構成が知られている。図4において、
参照符号10は大型計算機や交換機の各装置または各ボ
ード(不図示)毎に設けられる送信ICを示し、この送
信IC10には数チャネルから数十チャネル(図4では
8チャネルとして示されている)のECLレベルの信号
が並列に入力される。この送信IC10の各出力信号
は、レーザダイオードアレイ20へ入力されてそれぞれ
光信号に変換された後、光ファイバアレイ22を介して
フォトダイオードアレイ24へ送られる。フォトダイオ
ードアレイ24で受光された各光信号はそれぞれ電気信
号に変換され、各装置または各ボード(不図示)毎に設
けられた受信IC30へ並列に入力される。受信IC3
0は、各入力信号に対応したECLレベルの「ハイ」,
「ロー」信号を並列出力する。
【0004】ここで、送信IC10は、電力を供給する
バイアス回路12、チャネル数分のECL入力バッファ
14,14…、およびチャネル数分の電流スイッチ回路
16,16…から構成される。各ECL入力バッファ1
4,14…は、ECLレベルの入力信号の「ハイ」,
「ロー」を判定し、次段の各電流スイッチ回路16,1
6…を動作させる信号を発生する。各電流スイッチ回路
16,16…は、レーザダイオードを駆動するための1
0mA〜20mAの電流を発生する。また、受信IC3
0は、電力を供給するバイアス回路31、およびそれぞ
れ帰還抵抗を備えたチャネル数分の前置増幅回路(以
下、プリアンプと称する。)32,32…、増幅回路
(以下、ポストアンプと称する。)34,34…、コン
パレータ36,36…、ECLバッファ38,38…か
ら構成される。プリアンプ32,32…は、フォトダイ
オードに発生する50μA〜数100μAの微小電流を
増幅し、電圧信号に変換する。ポストアンプ34,34
…は、それぞれに入力されるプリアンプ32,32…の
出力信号を次段のコンパレータ36,36…で充分に
「ハイ」,「ロー」判定可能な信号レベルまで増幅す
る。コンパレータ36,36…は、入力信号を一定の基
準電圧をもとに「ハイ」,「ロー」を判定して信号を出
力し、ECLバッファ38,38…はECLレベルの
「ハイ」または「ロー」を出力する。
【0005】このように並列にリンクされて数チャネル
から数十チャネルの信号を伝送する図4に示した光イン
タコネクションでは、各チャネル間の信号遅延時間のズ
レ、すなわちスキューが充分小さいことが要求される。
このスキューは、送信IC10、レーザダイオードアレ
イ20、光ファイバアレイ22、フォトダイオードアレ
イ24、受信IC30のそれぞれにおいて発生するけれ
ども、受信IC30のプリアンプに起因するスキューが
最も大きな割合を占める。この受信IC30でのスキュ
ーは、プリアンプ32の入力部トランジスタが飽和動作
領域に入ると大幅に増大するため、プリアンプ32とし
ては最大非飽和入力電流(以下、最大線形入力電流と称
する。)の大きいことが要求される。同時に、プリアン
プ32には電源電圧変動や温度変化に対して、トランス
インピ−ダンスが安定であることも要求される。このた
め、この種のプリアンプには、広帯域化が可能な負帰還
増幅回路が用いられている。例えば、セミコンダクタ
デバイス フォ− オプティカル コミュニケ−ション
(R.G.スミス,S.D.パ−ソニック著,1980
年)第130頁(Semiconductor Devices for optical
communication (D.G.Smith,S.D.Personick 1980)p.1
30)に示されたような、エミッタ接地並列帰還増幅回路
が用いられる。
【0006】図2は、このエミッタ接地並列帰還増幅回
路を用いた従来のプリアンプの構成を示す回路図であ
る。図2において、参照符号40はプリアンプを示し、
このプリアンプ40は、2つのトランジスタQ1,Q2
3本の抵抗RL,Rf,Reとから構成される。トランジ
スタQ1のエミッタは接地され、ベースは入力端子IN
に接続される。トランジスタQ1のコレクタは、トラン
ジスタQ2のベースに接続されると同時に抵抗RLを介し
て高電位側の電源VCCおよびトランジスタQ2のコレク
タに接続される。トランジスタQ2のエミッタは、出力
端子OUTに接続されると共に、帰還抵抗Rfを介して
トランジスタQ1のベースに、および抵抗Reを介してグ
ラウンドにそれぞれ接続される。
【0007】このように構成される従来のプリアンプ4
0の最大線形入力電流に関して、以下説明する。図2に
おいて、トランジスタQ1のエミッタ接地増幅率が充分
でトランジスタQ1へのベース電流の流入が無視できる
ものとすると、入力電流iinは全て帰還抵抗Rfを流れ
ることになる。帰還抵抗Rfを流れる電流ifは、入力部
電圧vinとエミッタ出力端の出力電圧voとの電位差と
帰還抵抗Rfの大きさで決まる。入力電流iinが小さい
ときはトランジスタQ1は非飽和動作状態であり、入力
電流iinに対し出力電圧voは線形な出力となる。しか
し、入力電流iinが所定以上に大きくなりトランジスタ
1へのベース電流の流入が無視できなくなると、トラ
ンジスタQ1が飽和動作状態となって、入力電流iin
対し出力電圧voは線形な出力ではなくなる。このよう
にトランジスタQ1が飽和動作状態となり、出力電圧vo
が入力電流iinに対して線形な出力ではなくなるとき
の、帰還抵抗Rfを流れる電流が最大線形入力電流であ
る。
【0008】一方、トランスインピーダンスに関して
は、回路のオ−プンル−プ利得≫1であればトランスイ
ンピ−ダンスは帰還抵抗Rfにほぼ等しいことが一般に
知られている。図2に示す従来回路構成のプリアンプ4
0では、上記最大線形入力電流は帰還抵抗Rfが小さい
ほど大きく、トランスインピ−ダンスは帰還抵抗Rf
小さいほど小さい。このため、最大線形入力電流が大き
くなるように帰還抵抗Rfを小さくすると、トランスイ
ンピ−ダンスも小さくなってしまう。従って、図2の従
来回路構成のプリアンプ40では、トランスインピーダ
ンスを低下させずに、最大線形入力電流を大きくする必
要がある光インタコネクションの受信IC用の条件を満
足するのは困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トラ
ンスインピ−ダンスを小さくすることなく、最大線形入
力電流を大きくできる光インタコネクションの受信用に
好適な増幅回路及びこれを用いた半導体集積回路を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る増幅回路は、第1のトランジスタ増幅
回路と、この第1のトランジスタ増幅回路の出力を増幅
すると共に出力電圧の一部を第1のトランジスタ増幅回
路の入力に帰還する帰還抵抗を出力端に備えた第2のト
ランジスタ増幅回路とから構成される増幅回路におい
て、帰還抵抗と第2のトランジスタ増幅回路の出力端と
の間に新たに抵抗を付加したことを特徴とする。これに
より、光インタコネクションにおいて受信ICのプリア
ンプ部に要求される広帯域化が可能で、電源電圧変動や
温度変化に対してトランスインピーダンスが安定し、し
かもこのトランスインピーダンスを低下させることなく
最大線形入力電流を大きくすることができる。
【0011】この場合、第1のトランジスタ増幅回路は
エミッタ接地、第2のトランジスタ増幅回路はエミッタ
フォロワ構成とすれば好適である。
【0012】また、上記回路において、第1のトランジ
スタ増幅回路のエミッタをダイオードを介して接地すれ
ば、トランスインピーダンスを低下させずに更に最大線
形入力電流を大きくすることができる。
【0013】更に、前記エミッタフォロワ構成の第2の
トランジスタ増幅回路の出力端と付加した前記抵抗との
間にダイオードを接続配置すれば、本発明に係る増幅回
路の出力端子OUTに接続される次段の回路との入力レ
ベルを合わせる場合に好適である。
【0014】
【実施例】<実施例1>以下、本発明に係る増幅回路に
ついて、図1を用いて詳細に説明する。図1は、本発明
に係る増幅回路の一実施例を示す帰還抵抗を備えたプリ
アンプの回路図である。なお、図2に示した従来例と同
一の構成部分については、説明の便宜上、同一参照符号
を付してその詳細な説明は省略する。すなわち、図1に
示すプリアンプ50おいて、図2の帰還抵抗Rfとして
抵抗Rf1を接続すると共に、Q2のエミッタ出力端と抵
抗Reとの間に新たに抵抗Rf2を接続している点が、図
2のプリアンプ40と相違する。
【0015】このように構成されるプリアンプ50の最
大線形入力電流について、以下説明する。図1におい
て、抵抗Reと抵抗Rf2との接続点の電位をveと置く
と、電位veは次式で表される。
【0016】
【数1】
【0017】ここで、vinはトランジスタQ1のベース
入力電圧であり、vBEはトランジスタQ1のベース・エ
ミッタ間電圧である。抵抗Reを流れる電流ieは、次の
(2)式で表される。
【0018】
【数2】
【0019】従って、各電流の関係より抵抗Rf2を流れ
る電流if2は次式となる。なお、トランジスタQ1は非
飽和動作をしておりベースへ流入する電流は無視できる
ものとする。
【0020】
【数3】
【0021】従って、(3)式に(1)式と(2)式を
代入すると、抵抗Rf2を流れる電流if2は次の(4)式
で表される。
【0022】
【数4】
【0023】ここで、図1に示す回路が非飽和動作をす
るときはIf2≧0であるので、(4)式より、(5)式
で表される入力電流iinの関係式が得られる。
【0024】
【数5】
【0025】従って、(5)式より、図1のプリアンプ
50における最大線形入力電流は、Rf1とReの和が小
さいほど大きく、Rf2には依存しないことが分かる。
【0026】一方、トランスインピ−ダンスは次のよう
に算出される。図1においてトランジスタQ1への電流
の流入はないものとし、回路のオ−プンル−プ利得を
A、トランスインピ−ダンスをZtとすると、入力電圧
inと出力電圧voの関係は(6)式で表される。
【0027】
【数6】
【0028】また、帰還抵抗Rf1の両端の電位関係より
(7)式が得られ、抵抗Reを流れる電流は(8)式で
表される。また、トランスインピ−ダンスZtは、トラ
ンスインピ−ダンスの定義より(9)式で表される。
【0029】
【数7】
【0030】従って、(9)式のトランスインピーダン
スZtは(6)式〜(8)式を用いてvin,vo,ve
inを消去した形の式として求めると(10)式が得ら
れ、このとき、オ−プンル−プ利得A≫1であれば、
(10)式は簡略化されて、(11)式となる。
【0031】
【数8】
【0032】(11)式から、Rf1+Rf2の値を、図2
の従来回路構成のプリアンプ40の帰還抵抗Rfの値と
同じ大きさとした場合、トランスインピ−ダンスZt
従来回路より(Rf1・Rf2)/Reだけ大きくなること
が分かる。従って、(5)式より最大線形入力電流は抵
抗Rf2には依存しないことが分かっているから、最大線
形入力電流を増加させるためにRf1+Reの値を小さく
しても、本発明に係るプリアンプ50は新たに付加した
抵抗Rf2を大きくすることによって、トランスインピ−
ダンスZtの低下を抑えることができる。
【0033】ここで、本発明に係るプリアンプ50を図
4に示した装置間光インタコネクションの受信IC30
用プリアンプ32に適用した場合について、図2に示し
た従来のプリアンプ40と入出力特性を比較する。フォ
トダイオードアレイ24で発生する最小電流を50μA
とした場合、コンパレータ36で判定可能な入力信号の
大きさ及びポストアンプ36のゲインを考慮して、プリ
アンプのトランスインピーダンスZtは少なくとも20
00Ω以上を必要とする。更に、フォトダイオードアレ
イ24の最大電流を400μAとした場合、この電流値
により受信ICのスキューが増大しないためには、前述
したように入力部トランジスタを非飽和動作領域で使用
しなければならないから、最大線形入力電流が少なくと
も400μA以上であることを必要とする。従って、具
体的な数値としては、それぞれ抵抗RL=2000Ω、
抵抗Rf=2000Ω、抵抗Rf1=Rf2=1000Ω、
および抵抗Re=1000Ωとした。なお、電源関係は
後段の装置側のECL入力レベルの回路(不図示)に合
わせて、高電位側はグラウンド、低電位側は−5Vとし
た。図3は、両プリアンプの入出力特性の比較結果であ
リ、(A)は本発明に係るプリアンプ50の入出力特
性、(B)は従来のプリアンプ40の入出力特性であ
る。
【0034】図3によれば、従来回路(B)では最大線
形入力電流は約0.35mAであり、これに対して本発
明の回路(A)では最大線形入力電流は約0.49mA
となり受信ICの要求を満足し、従来に比べて0.14
mAの増加を確認できた。一方、トランスインピーダン
スZtは、図3の入出力特性線図の線形出力部分の傾き
で示されるが、従来例(B)と本発明の実施例(A)と
は傾きがほとんど同じであり、トランスインピーダンス
tは低下していないことが分かる。これにより、フォ
トダイオードアレイ24から入力される最大電流まで、
スキューの小さい良好な受信ICを得ることができた。
なお、集積回路として抵抗Rf1及び抵抗Rf2をトランジ
スタQ1,Q2と同一チップ上に形成する場合は、従来の
プリアンプ40の帰還抵抗部分の抵抗パターンの変更
と、コンタクト及び配線の接続変更を行うだけで容易に
実施することができる。
【0035】図3では、抵抗Rf2/Rf1=1の場合につ
いてに示したが、図1の回路を光インタコネクションの
受信IC30用に適用して、例えば、トランスインピー
ダンZtとして最低2000Ωと最大線形入力電流40
0μA以上とが要求される場合、これを満足する範囲
は、Rf2/Rf1≧0.3であることが図5より分かる。
ここで、図5はトランスインピーダンスZtを2000
Ωとした場合の、Rf2/Rf1と最大線形入力電流の関係
を示した特性線図であり、Reは1000Ωを用いてい
る。
【0036】<実施例2>本発明に係る増幅回路の別の
実施例について、図6を用いて説明する。なお、図6に
おいて、図1に示した増幅回路の構成部分と同一部分に
ついては、説明の便宜上、同一の参照符号を付してその
詳細な説明は省略する。すなわち、本実施例では、入力
側のトランジスタQ1で構成するエミッタ接地増幅回路
の構成が異なる点を除いて図1に示した構成と同様であ
る。図6に示す増幅回路60では、エミッタ接地のトラ
ンジスタQ1のエミッタと低電位側電源との間にダイオ
ードQ3を設けている。このように構成することによ
り、前述した(5)式で表される分数式の分子がVBE
ら2VBEと2倍に増加することに相当するので、本実施
例ではトランスインピーダンスZtを小さくすることな
く、最大線形入力電流をさらに大きくすることができ
る。
【0037】<実施例3>また、本発明に係る増幅回路
の更に別の実施例について、図7を用いて説明する。な
お、図7においても、図1に示した増幅回路の構成部分
と同一部分については、説明の便宜上、同一の参照符号
を付してその詳細な説明は省略する。すなわち、本回路
では、トランジスタQ2のエミッタフォロワ出力端子O
UTと抵抗Rf2との間に、ダイオードQ4を接続配置し
た点が図1の構成と相違する。このように構成すること
により、増幅回路70の出力電圧voはダイオードQ4
順方向電圧VBEだけシフトさせることができ、次段のポ
ストアンプとの入力レベルを合わせる場合に好適であ
る。本実施例でも、図1と同様にトランスインピーダン
スZtを低下させずに最大線形入力電流を増加させるこ
とがでる。勿論、前記実施例2のように入力側トランジ
スタQ1のエミッタにダイオードQ3を更に追加しても、
同様の効果を得ることができる。
【0038】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得ることは勿論であり、例えば、上記実施例で抵
抗を可変抵抗としたり、バイポ−ラトランジスタに換え
て電界効果トランジスタを用いても良い。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な回路構成で、ト
ランスインピ−ダンスを小さくすること無く最大線形入
力電流を大きくした増幅回路を得ることができ、光イン
タコネクションにおける受信IC用に最適なプリアンプ
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る増幅回路の一実施例を示す回路図
である。
【図2】従来回路の構成を示す回路図である。
【図3】図1に示した本発明に係る増幅回路と従来回路
との入出力特性線図である。
【図4】光インタコネクションのブロック図である。
【図5】図1に示した本発明に係る増幅回路を、光イン
タコネクションの受信IC用に適用した場合の最大線形
入力電流と抵抗比Rf2/Rf1との関係を示す特性線図で
ある。
【図6】本発明に係る増幅回路の別の実施例を示す回路
図である。
【図7】本発明に係る増幅回路の更に別の実施例を示す
回路図である。
【符号の説明】
10…送信IC 20…レーザダイオードアレイ 22…光ファイバアレイ 24…フォトダイオードアレイ 30…受信IC 31…バイアス回路 32…前置増幅回路(プリアンプ) 34…増幅回路(ポストアンプ) 36…コンパレータ 38…ECLバッファ 40,50,60,70…プリアンプ RL,Re,Rf,Rf1,Rf2…抵抗 iin…入力電流 vo …出力電圧

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のトランジスタ増幅回路と、この第1
    のトランジスタ増幅回路の出力を増幅すると共に出力電
    圧の一部を第1のトランジスタ増幅回路の入力に帰還す
    る帰還抵抗を出力端に備えた第2のトランジスタ増幅回
    路とから構成される増幅回路において、帰還抵抗と第2
    のトランジスタ増幅回路の出力端との間に新たに抵抗を
    付加したことを特徴とする増幅回路。
  2. 【請求項2】前記第1のトランジスタ増幅回路はエミッ
    タ接地構成の増幅回路であり、前記第2のトランジスタ
    増幅回路はエミッタフォロワ構成の増幅回路である請求
    項1に記載の増幅回路。
  3. 【請求項3】前記第1のトランジスタ増幅回路のエミッ
    タをダイオードを介して接地したことを特徴とする請求
    項2に記載の増幅回路。
  4. 【請求項4】前記第2のトランジスタ増幅回路の出力端
    と付加した前記抵抗との間にダイオードを接続配置した
    ことを特徴とする請求項2に記載の増幅回路。
  5. 【請求項5】微小信号電流を入力として電圧出力を得る
    前置増幅回路と、この前置増幅回路の出力信号を次段の
    コンパレータで判定可能なレベルまで増幅する増幅回路
    と、この増幅回路からの入力信号を所定の基準電圧と比
    較判定して「ハイ」,「ロー」信号を出力するコンパレ
    ータと、このコンパレータ出力をECLの「ハイ」,
    「ロー」レベルにするECLバッファとから構成される
    直列接続回路が複数アレイ状に配置された半導体集積回
    路において、前置増幅回路に請求項1乃至請求項4のい
    ずれか一に記載の増幅回路を用いたことを特徴とする半
    導体集積回路。
JP31507493A 1993-12-15 1993-12-15 増幅回路及びこれを用いた半導体集積回路 Pending JPH07170130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31507493A JPH07170130A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 増幅回路及びこれを用いた半導体集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31507493A JPH07170130A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 増幅回路及びこれを用いた半導体集積回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07170130A true JPH07170130A (ja) 1995-07-04

Family

ID=18061108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31507493A Pending JPH07170130A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 増幅回路及びこれを用いた半導体集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07170130A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19645821A1 (de) * 1996-11-07 1998-05-28 Bosch Gmbh Robert Schaltungsanordnung mit wenigen Transistoren
JP2007150380A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Hitachi High-Technologies Corp 演算増幅器及びそれを用いた走査電子顕微鏡
JP2011182230A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> トランスインピーダンス増幅器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19645821A1 (de) * 1996-11-07 1998-05-28 Bosch Gmbh Robert Schaltungsanordnung mit wenigen Transistoren
JP2007150380A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Hitachi High-Technologies Corp 演算増幅器及びそれを用いた走査電子顕微鏡
JP2011182230A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> トランスインピーダンス増幅器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010081014A (ko) 검출 회로
US4075576A (en) Sensitive high speed solid state preamp
US6323734B1 (en) Trans-impedance amplifier
US20120249241A1 (en) Light receiving circuit with differential output
US9509259B2 (en) Amplifier
US20050052248A1 (en) Elevated front-end transimpedance amplifier
US6801084B2 (en) Transimpedance amplifier and circuit including the same
US5039952A (en) Electronic gain cell
US5113151A (en) Equalizing and amplifying circuit in an optical signal receiving apparatus
US20060244526A1 (en) High bandwidth resistor
JPH07170130A (ja) 増幅回路及びこれを用いた半導体集積回路
US5055799A (en) Amplifier circuit with non-linear load resistance which increases amplifier forward gain at high frequency
EP0525807B1 (en) Opto-electronic integrated circuit
US20130181771A1 (en) Light receiving circuit and photo-coupling type insulated circuit
US6750712B1 (en) Method and apparatus for voltage clamping in feedback amplifiers using resistors
US11038467B2 (en) Power detector with all transistors being bipolar junction transistors
US6768384B1 (en) High-speed differential preamplifier
JP3415986B2 (ja) 光受信用増幅器
US6545544B1 (en) Efficient high overdrive transimpedance amplifiers
PL89521B1 (ja)
JP3217806B2 (ja) 光検出回路
JP3106437B2 (ja) 光電子集積回路素子
JP5571732B2 (ja) 差動増幅器
JP2013157806A (ja) 信号増幅回路
US20060244541A1 (en) Methods and apparatus for precision limiting in transimpedance amplifiers