JPH07169576A - 放電灯点灯装置 - Google Patents
放電灯点灯装置Info
- Publication number
- JPH07169576A JPH07169576A JP35307993A JP35307993A JPH07169576A JP H07169576 A JPH07169576 A JP H07169576A JP 35307993 A JP35307993 A JP 35307993A JP 35307993 A JP35307993 A JP 35307993A JP H07169576 A JPH07169576 A JP H07169576A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge lamp
- high frequency
- point
- electric potential
- lead wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】直流電源1と、直流電源1を高周波電圧に交換
するスイッチング素子4とを備え、前記高周波電圧を印
加することにより昇圧可能な共振回路5・7を備えたイ
ンバータ形放電灯点灯装置において、インバータ出力よ
り放電灯6に至るリード線のうち、高周波電位を帯びた
リード線を前記放電灯6の管壁に沿って配置する。 【効果】インバータの放電灯6寿命性能が飛躍的に向上
し、小型で安価なインバータを提供することができる。
するスイッチング素子4とを備え、前記高周波電圧を印
加することにより昇圧可能な共振回路5・7を備えたイ
ンバータ形放電灯点灯装置において、インバータ出力よ
り放電灯6に至るリード線のうち、高周波電位を帯びた
リード線を前記放電灯6の管壁に沿って配置する。 【効果】インバータの放電灯6寿命性能が飛躍的に向上
し、小型で安価なインバータを提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ形放電灯点
灯装置において、共振を利用して昇圧し、放電灯起動を
行う放電灯点灯装置に関する。
灯装置において、共振を利用して昇圧し、放電灯起動を
行う放電灯点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、LC共振を利用して放電灯の起
動を行うインバータ形放電灯点灯装置では、放電灯起動
後の点灯周波数と同一の周波数で、放電灯を起動するた
め、起動時の電圧を最適に設定するのは難しい。放電灯
起動時に放電灯の電極に印加する電圧については、高い
程良好となる反面、印加電圧を極端に高めると、予熱完
了前に放電灯が起動し、フィラメントに対する負担が大
きくなるため、放電灯の短寿命化を招く。そこで従来の
放電灯点灯装置では、放電灯起動時の必要以上の高電圧
の発生を抑えるため、ソフトスタート回路等の専用回路
を付加していた。このため、点灯装置の回路が複雑とな
り、電子部品の増加、追加にともない非常に高価な装置
となっていた。
動を行うインバータ形放電灯点灯装置では、放電灯起動
後の点灯周波数と同一の周波数で、放電灯を起動するた
め、起動時の電圧を最適に設定するのは難しい。放電灯
起動時に放電灯の電極に印加する電圧については、高い
程良好となる反面、印加電圧を極端に高めると、予熱完
了前に放電灯が起動し、フィラメントに対する負担が大
きくなるため、放電灯の短寿命化を招く。そこで従来の
放電灯点灯装置では、放電灯起動時の必要以上の高電圧
の発生を抑えるため、ソフトスタート回路等の専用回路
を付加していた。このため、点灯装置の回路が複雑とな
り、電子部品の増加、追加にともない非常に高価な装置
となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、放電灯起動時の放電灯電極印加電圧の加減を、ソフ
トスタート回路等の付加回路の追加により行っているた
め、回路が複雑化し、これにより、電子部品点数の増加
とともに、非常に高価な点灯回路となってしまう。
と、放電灯起動時の放電灯電極印加電圧の加減を、ソフ
トスタート回路等の付加回路の追加により行っているた
め、回路が複雑化し、これにより、電子部品点数の増加
とともに、非常に高価な点灯回路となってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明はインバータ形放電灯点灯装置の出力より、
放電灯の電極へ至るリード線のうち、高周波電位を帯び
たリード線を、放電灯起動を遅らせるように放電灯の管
壁に沿って配線した。
め、本発明はインバータ形放電灯点灯装置の出力より、
放電灯の電極へ至るリード線のうち、高周波電位を帯び
たリード線を、放電灯起動を遅らせるように放電灯の管
壁に沿って配線した。
【0005】
【作用】上記手段を施すことで、放電灯起動時に、放電
開始までに要する時間が長くなり、十分なフィラメント
予熱を行った後、点灯するようになる。これは、放電開
始直前の放電灯内部の電位差により電離された陽イオ
ン、電子等が、放電灯近傍に設置されたリード線を流れ
る高周波電流の誘導の影響を受け、拡散が促進され、フ
ィラメントに到達できずに管壁に当たり消失するため、
十分にフィラメントが熱せられ、フィラメントからの熱
電子放出量が十分な量とならないと、放電を開始しない
ためと考えられる。
開始までに要する時間が長くなり、十分なフィラメント
予熱を行った後、点灯するようになる。これは、放電開
始直前の放電灯内部の電位差により電離された陽イオ
ン、電子等が、放電灯近傍に設置されたリード線を流れ
る高周波電流の誘導の影響を受け、拡散が促進され、フ
ィラメントに到達できずに管壁に当たり消失するため、
十分にフィラメントが熱せられ、フィラメントからの熱
電子放出量が十分な量とならないと、放電を開始しない
ためと考えられる。
【0006】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。図1は、並
列接続されたチョーク2、コンデンサ3とトランジスタ
4を備え、トランジスタ4のスイッチングにより直流電
源1より供給される直流を高周波電圧に交換する回路と
この出力端に、チョーク5、放電灯6、コンデンサ7か
らなる直列共振回路を備えた電圧共振形インバータであ
る。放電灯6起動時には、高周波電圧を、チョーク5、
放電灯6のフィラメント、コンデンサ7からなる共振回
路に印加、昇圧し、放電灯6の起動に必要な高電圧を得
る。図中のA点、B点はそれぞれ放電灯6の両端の電位
を示す点であり、この差は、放電灯両端電圧となる。こ
れらのうち、A点は、直流電源1の陽極に接続されてい
るため、電位の変化は、非常に少ない。一方、B点に
は、トランジスタ4のスイッチングと、チョーク2、コ
ンデンサ3の共振回路により発せられる高周波電流が流
れるため、高周波電位を帯びている。このB点の放電灯
6に至るリード線を、図3に示す様に、放電灯6の管壁
に沿って配線することにより、放電灯6起動時に、高周
波電位の影響を受け、放電灯6は、放電を開始しにくく
なるため、十分な予熱の後、点灯する運びとなる。すな
わち、放電灯6の瞬点を防止できるため、放電灯6のフ
ィラメントに対する負担を軽減でき、インバータの放電
灯寿命性能を飛躍的に向上させることができる。図2に
本発明の他の実施例を示す。図2は直流電源1より高周
波電圧を発生させるインバータ部にトランジスタ8、9
を2石使用したものである。前の実施例と同様に、A点
の電位は安定、B点は高周波電位となっているので、B
点のリード線を図3に示す様に放電灯6の管壁に沿って
配線することにより、故意に放電開始を妨げ、放電灯起
動時に十分な予熱を行うことができる。
列接続されたチョーク2、コンデンサ3とトランジスタ
4を備え、トランジスタ4のスイッチングにより直流電
源1より供給される直流を高周波電圧に交換する回路と
この出力端に、チョーク5、放電灯6、コンデンサ7か
らなる直列共振回路を備えた電圧共振形インバータであ
る。放電灯6起動時には、高周波電圧を、チョーク5、
放電灯6のフィラメント、コンデンサ7からなる共振回
路に印加、昇圧し、放電灯6の起動に必要な高電圧を得
る。図中のA点、B点はそれぞれ放電灯6の両端の電位
を示す点であり、この差は、放電灯両端電圧となる。こ
れらのうち、A点は、直流電源1の陽極に接続されてい
るため、電位の変化は、非常に少ない。一方、B点に
は、トランジスタ4のスイッチングと、チョーク2、コ
ンデンサ3の共振回路により発せられる高周波電流が流
れるため、高周波電位を帯びている。このB点の放電灯
6に至るリード線を、図3に示す様に、放電灯6の管壁
に沿って配線することにより、放電灯6起動時に、高周
波電位の影響を受け、放電灯6は、放電を開始しにくく
なるため、十分な予熱の後、点灯する運びとなる。すな
わち、放電灯6の瞬点を防止できるため、放電灯6のフ
ィラメントに対する負担を軽減でき、インバータの放電
灯寿命性能を飛躍的に向上させることができる。図2に
本発明の他の実施例を示す。図2は直流電源1より高周
波電圧を発生させるインバータ部にトランジスタ8、9
を2石使用したものである。前の実施例と同様に、A点
の電位は安定、B点は高周波電位となっているので、B
点のリード線を図3に示す様に放電灯6の管壁に沿って
配線することにより、故意に放電開始を妨げ、放電灯起
動時に十分な予熱を行うことができる。
【0O07】
【発明の効果】本発明によれば、放電灯起動時に、放電
開始を遅らせ、十分なフィラメント予熱が行えるため、
インバータの放電灯寿命性能が飛躍的に向上し、ソフト
スタート回路等の付加回路が不要となり、小型で安価な
インバータを提供することができる。
開始を遅らせ、十分なフィラメント予熱が行えるため、
インバータの放電灯寿命性能が飛躍的に向上し、ソフト
スタート回路等の付加回路が不要となり、小型で安価な
インバータを提供することができる。
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】本発明の第二の実施例の回路図である。
【図3】本発明の実施例の配線の説明図である。
1…直流電源、2…共振チョーク、3…コンデンサ、4
・8・9…トランジスタ、5…共振、バラストチョー
ク、6…放電灯、7…予熱コンデンサ。
・8・9…トランジスタ、5…共振、バラストチョー
ク、6…放電灯、7…予熱コンデンサ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
Claims (1)
- 【請求項1】直流電源と、前記直流電源を高周波電圧に
交換するスイッチング素子とを備え、前記高周波電圧を
印加することにより昇圧可能な共振回路を備えたインバ
ータ形放電灯点灯装置において、インバータ出力より放
電灯に至るリード線のうち、高周波電位を帯びたリード
線を放電灯起動を遅らせるように放電灯の管壁に沿って
配置したことを特徴とする放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35307993A JPH07169576A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35307993A JPH07169576A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 放電灯点灯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07169576A true JPH07169576A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18428422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35307993A Pending JPH07169576A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07169576A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002184569A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-06-28 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP35307993A patent/JPH07169576A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002184569A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-06-28 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置 |
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