JPH07168769A - 不揮発性メモリに対するデータ更新方法 - Google Patents

不揮発性メモリに対するデータ更新方法

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JPH07168769A
JPH07168769A JP31667993A JP31667993A JPH07168769A JP H07168769 A JPH07168769 A JP H07168769A JP 31667993 A JP31667993 A JP 31667993A JP 31667993 A JP31667993 A JP 31667993A JP H07168769 A JPH07168769 A JP H07168769A
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JP
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JP31667993A
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Shigeyuki Morihiro
重幸 森広
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Toshiba Engineering Corp
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Toshiba Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーバーライト不可能な不揮発メモリに記憶
されたデータを更新する場合に、停電等に起因してデー
タが消滅して復元できなくなることを未然に防止する。 【構成】 不揮発性メモリ4内に、各データに対応して
同一データを記憶する複数のデータ領域8からなる複数
のデータブロック7を形成し、データ更新要求に応じ
て、この更新要求データに対応するデータブロック7内
の所定の手順で選択した一つのデータ領域8に記憶され
ているデータを読出して揮発性メモリ3に書込み、揮発
性メモリ3に記憶されたデータを更新し、選択されデー
タ領域8の記憶内容をクリアして、クリアされたデータ
領域8に更新後のデータを書込み、その後、選択されな
かった他の各データ領域8の記憶内容をクリアして、ク
リアされた各データ領域8に更新後のデータを書込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーバーライト不可能な
不揮発性メモリに記憶されている各データを更新する不
揮発性メモリに対するデータ更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータに組込まれている記憶素子
は大きく分けて揮発性メモリ素子と、不揮発性メモリ素
子とがある。代表的な揮発性メモリ素子であるDRAM
は大きな記憶容量を実現できるが、常時記保持動作が必
要であり、回路構成が複雑になる。また、停電等が発生
すると記憶されているデータは消滅する。
【0003】一方、不揮発性メモリ素子としてはSRO
M,EEPROM等がある。SROMは記憶されている
データを後から書換えることは不可能である。EEPR
OMは記憶避されているデータを電気的に書換えること
が可能である。しかし、この従来のEEPROMにおい
ては、記憶できるデータ量に一定の限界があり、大容量
のEEPROMを実現することは現在の技術では困難で
ある。
【0004】このような不都合を解消するために、近年
EEPROMの一種であるフラッシュメモリが実用化さ
れている。このフラッシュメモリを用いるによって大容
量の記憶素子を実現できる。
【0005】このフラッシュメモリのデータ領域に既に
記録されているデータを書換える手順は次の通りであ
る。 (1) フラッシュメモリに記憶されているデータを読出
して一旦RAM等の揮発性メモリに書込む。
【0006】(2) 揮発性メモリに書込まれたデータを
更新(書換)する。 (3) フラッシュメモリのデータ領域をクリアする。 (4) フラッシュメモリのクリア済みデータ領域へ更新
後のデータを書込む。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たフラッシュメモリにおいてもまだ次のような課題があ
った。すなわち、このフラッシュメモリにおいては、既
に書込まれているデータの上から新規のデータを書込む
(オーバーライト)ことが不可能であるので、このフラ
ッシュメモリに記憶されたデータを更新するには、前述
した (1)〜(4) で示される4つの工程を順番に行う必要
がある。
【0008】したがって、フラッシュメモリのデータ領
域をクリアしてからクリア済みデータ領域へ更新後のデ
ータを書込む(3)(4)の工程を実行期間中に停電等の起因
してコンピュータの電源が遮断されると、RAM等の揮
発性メモリに記憶保持している更新済みデータが消滅す
るので、このデータは揮発性メモリとフラッシュメモリ
との両方のメモリに記憶されていないので、例えば停電
復旧時にこの消滅したデータを復元する手段はない。
【0009】このような不都合を解消するためには、コ
ンピュータに電源遮断時にRAMの記憶内容を保持する
ための例えばバッテリ等からなるバックアップ電源を組
込むことが考えられる。しかし、バックアップ電源を組
込と回路構成が複雑になり、コンピュータ全体の製造費
が上昇し、フラッシュメモリを組込んだ長所が充分に発
揮できない問題がある。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、データ更新時に、オーバーライト不可能な
不揮発性メモリ内に同一データを記憶する複数の領域を
形成することによって、たとえ一方の領域のデータ更新
中に停電等によって不揮発性メモリから読出したデータ
が消滅したとしても、残りの領域に記憶されているデー
タで消滅したデータを復元でき、簡単な構成でデータの
保全を図ることができ、コンピュータ全体の信頼性を向
上できる不揮発性メモリに対するデータ更新方法を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明の請求項1の不揮発性メモリに対するデータ更
新方法においては、不揮発性メモリ内に、各データに対
応して同一データを記憶する複数のデータ領域からなる
複数のデータブロックを形成し、データ更新要求に応じ
て、この更新要求データに対応するデータブロック内の
所定の手順で選択した一つのデータ領域に記憶されてい
るデータを読出して揮発性メモリに書込み、この揮発性
メモリに記憶されたデータを更新し、選択されデータ領
域の記憶内容をクリアして、クリアされたデータ領域に
更新後のデータを書込み、その後、選択されなかった他
の各データ領域の記憶内容をクリアして、クリアされた
各データ領域に更新後のデータを書込むようにしてい
る。
【0012】また、請求項2の発明においては、不揮発
性メモリ内に、各データを記憶するための複数のデータ
領域及びデータを一時記憶するための一つの作業領域を
形成し、データ更新要求に応じて、この更新要求データ
に対応するデータ領域のデータを読出して揮発性メモリ
に書込み、作業領域をクリアして、クリアされた作業領
域に揮発性メモリに記憶されたデータを書込み、揮発性
メモリに記憶されたデータを更新し、データ領域の記憶
内容をクリアして、クリアされたデータ領域に更新後の
データを書込むようにしている。
【0013】さらに、請求項3の発明においては、不揮
発性メモリ内に、各データを記憶するための複数のデー
タ領域及びデータを一時記憶するための一つの作業領域
を形成し、データ更新要求に応じて、この更新要求デー
タに対応するデータ領域のデータを読出して揮発性メモ
リに書込み、揮発性メモリに記憶されたデータを更新
し、作業領域をクリアして、クリアされた作業領域に更
新後のデータを書込み、データ領域の記憶内容をクリア
して、クリアされたデータ領域に更新後のデータを書込
むようにしている。
【0014】
【作用】請求項1の発明においては、不揮発性メモリ内
に、各データに対応して同一データを記憶する複数のデ
ータ領域からなる複数のデータブロックが形成されてい
る。各データブロックの各データ領域には常時同一デー
タが記憶保持されている。
【0015】データ更新要求が発生した場合には、デー
タブロック内の一つのデータ領域を選択して、このデー
タ領域に対して前述した(1) 〜(4) の手順でデータ更新
が行われる。一つの選択されたデータ領域に対する書換
え処理が終了すると、選択されなかった他のデータ領域
のデータが更新後のデータに書換えられる。
【0016】したがって、いずれか一方のデータ更新過
程で電源が遮断されたとしても他方のデータは保全され
ているので、このデータを使用できる。請求項2の発明
及び請求項3の発明においては、不揮発性メモリ内に、
各データを記憶するための複数のデータ領域及びデータ
を一時記憶するための一つの作業領域が形成されてい
る。
【0017】データ更新要求が発生した場合には、先
ず、データ領域からデータが読取られて揮発性メモリに
書込まれる。そして、請求項2の発明においては、更新
前のデータが作業領域へ書込まれて保全される。その後
にデータ更新されて、更新後のデータがデータ領域へ書
込まれる。
【0018】また、請求項3の発明においては、先ず、
揮発性メモリに読取られたデータが更新され、更新され
た後のデータが作業領域へ書込まれれて保全される。そ
の後に、この更新後のデータがデータ領域へ書込まれ
る。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る、図1は実施例の不揮発性メモリに対するデータ更新
方法を採用したコンピュータを示す概略構成図である。
【0020】バス1に、各種情報処理を行う制御部2、
各種可変データを記憶する揮発性メリとしてのRAM
3、オーバーライト不可能な不揮発性メモリとしてのフ
ラッシュメモリ4、外部の他の機器に対するデータの送
受信を行うためのインタフェース5、各電子部品に駆動
電圧Vcを供給する電源回路6等が接続されている。
【0021】前記フラッシュメモリ4内には、例えばブ
ロック番号Ni (i=1.2.3.…,m) が付されたm個のデー
タブロック7が形成されている。そして、各データブロ
ック7内にはそれぞれ領域番号Nij(i=1.2.3.…,m,j=
1.2.3.…,n) が付されたn個のデータ他領域8が形成さ
れている。したがって、領域番号Nijを指定すると、何
番目のデータブロック9内の何番目のデータ領域8であ
るかが特定される。そして、各データ領域8にはそれぞ
れデータDijが記憶されている。
【0022】なお、同一データブロック7に所属するn
個の各データ領域8には原則として同一データが記憶さ
れている。前記各データ領域8内には、図2に示すよう
に、領域番号Nijを記憶する領域9a、データDijを記
憶する領域9b,記憶されたデータDijが正常か否かを
調べるためのチェックサムCHSを記憶する領域9cが
形成されている。また、必要に応じて、領域9bに記憶
されているデータDijのレビジョンRv を記憶する領域
9dが形成される。
【0023】前記制御部2内には各種アプリケーション
プログラムが記憶されており、例えばインタフェース5
を介して外部からデータ更新指令が入力するとフラッシ
ュメモリ4の各データブロック7の各データ領域8に記
憶されている各データDijを更新する業務を実行する。
【0024】このようなコンピュータにおいて、電源が
投入されると、電源回路6から各電子部品に駆動電圧V
cが供給され動作状態となる。制御部2は、駆動電圧V
cが供給され、リセット状態が解除されると、図3に示
すフラッシュメモリ4に対する初期化処理を実行する。
また、停電発生後の停電復旧して、駆動電圧Vcが供給
されてリセット状態が解除されさた場合も同一の初期化
処理を実行する。
【0025】流れ図が開始されると、データ領域8の領
域番号Nijの各インデッスクi,jを1に初期設定する
(P1)。次に、各インデッスクi,jで示す領域番号
ijのデータ領域8の領域9bに記憶されているデータ
ijが正しいか否かを領域9cに記憶されているチェッ
クサムCHSを用いて検証する(P2)。エラーチェッ
ク結果を例えばRAM3内に記憶保持する(P3)。そ
して、インデックスjを増加して、同一データブロック
7内の次のデータ領域8を選択する(P4)。
【0026】増加後のインデックスjがnを越えていな
いことを確認すると(P5)、P2へ戻り、次に選択さ
れたデータ領域8のデータDijに対するエラーチェック
を開始する。
【0027】P5にて一つのデータブロック7の全ての
データ領域8のエラー有無チェックが終了すると、エラ
ー有りと判断されたデータ領域数が予め定められた規定
個数以上の場合(P6)は、該当データブロック7を異
常と判定して、所定のエラー対策処理を行う(P7)。
【0028】次に、インデックスiを増加して(P
8)、次のデータブロック7の各データ領域8に対する
エラーチェックを実施する。フラッシュメモリ4の全て
のデータブロック7のデータ領域8に対するエラーチェ
ック処理が終了すると(P9)、P10において、各デ
ータブロック7のn個のデータ領域8のうちデータ更新
時に採用する1個のデータ領域8を選択する。
【0029】原則として同一データが記憶されたn個の
データ領域8のうちどのデータ領域8のデータを採用す
るかの手順(アルゴリズム)は、例えば、図4(a)に
示すように、正常と判定された先頭の領域番号Nijのデ
ータ領域8を選択する。例えば図4(a)においては、
領域番号1番のデータ領域8が選択される。
【0030】また、データDijにレビジョンRvが付さ
れていた場合には、図4(b)に示すように、正常なデ
ータDijのうちレビジョンRvの新しいデータのデータ
領域8を選択する。
【0031】図3のP10において、選択すべき一つの
データ領域8が決定されると、P11において、各デー
ダブロック7の選択されなかった各データ領域8のデー
タを選択したデータ領域8に記憶されているデータに書
換える処理を実行して、一つのデータブロック77内の
各データ領域8のデータを一致させる。
【0032】図5は一つのデータ領域8に記憶されたデ
ータDijの書換処理を示す流れ図である。該当データ領
域8のデータを読取って一旦RAM3へ書込む。次に、
RAM3に書込んだデータDijを新たに書込むべきデー
タに更新する。そして、該当データ領域8をクリアした
後、更新後のデータをこのデータ領域8へ書き込む。
【0033】図3における初期処理が終了すると、コン
ピュータば通常動作状態に移行する。そして、図6に示
すデータ更新に対するメインルーンを実行するようにプ
ログラム構成されている。
【0034】P12にて、例えばインタフェース5を介
してデータを指定したデータ更新要求が入力すると、該
当データに対応するデータブロック7内の採用すべきデ
ータ領域8を選択する(P13)。この選択手法は図4
(a)(b)で説明した通りである。
【0035】次に、選択されたデータ領域8に対するデ
ータ書換処理を図5の流れ図に従って実行する(P1
4)。次に、初期処理で異常と反対されたデータ領域8
及び正常であるが今回選択されなかったデータ領域8の
なかの一つのデータ領域8を指定し(P15)、この指
定されたデータ領域8をクリアし、先に選択(採用)し
たデータ領域8に書込んだ更新後のデータを書き込む
(P17)。
【0036】同一データブロック7に所属するn個のデ
ータ領域8に同一の更新後のデータが書き込まれると
(P18)、今回のデータ更新要求に対するデータ更新
処理を終了してP12へ戻り、次のデータ更新要求の入
力待ちとなる。
【0037】このように構成された不揮発性メモリに対
するデータ更新方法であれば、フラッシュメモリ4の各
データブロック7には同一データが常に複数のデータ領
域8に亘って記憶保持されている。そして、データ更新
要求が入力された場合は、複数のデータ領域8のデータ
を一度に書換えるのではなくて、順番に書換えるように
している。
【0038】したがって、複数のデータ領域8における
各データ更新過程におけるいずれか1つのデータ更新過
程において、停電等に起因して、更新過程のデータが消
滅したとしても、停電復旧時に、他のデータ領域8に記
憶されているデータを用いて消滅したデータを復元でき
る。
【0039】その結果、たとえオーバーライト不可能な
フラッシュメモリ4を用いたとしても、データ更新時に
重要なデータが消滅することが未然に防止され、コンピ
ュータ全体の信頼性を向上できる。
【0040】さらに、RAM3等の揮発性メモリに対す
る停電時に備えたバックアップ電源を備える必要がない
ので、回路構成を簡素化でき、コンピュータの製造費を
低減できる。
【0041】図7は本発明の他の実施例の不揮発性メモ
リに対するデータ更新方法を適用したコンピュータの概
略構成を示すプロック図である。図1の実施例と同一部
分には同一符号が付している。
【0042】この実施例においては、フラッシュメモリ
4内に、各データDj (j=1,2,…,m) の領域番号Nj
付されたm個のデータ領域10が形成されている。さら
に、このフラッシュメモリ4内には、データ更新中のデ
ータを一時記憶するための作業領域11が設けられてい
る。
【0043】前記作業領域11内には、図8に示すよう
に、この作業領域11に一時記憶するデータのデータ領
域10の領域番号Nj を記憶する領域12a、データD
j を記憶する領域12b,記憶されたデータDj が正常
か否かを調べるためのチェックサムCHSを記憶する領
域12cが形成されている。また、必要に応じて、領域
12bに記憶されているデータDj のレビジョンRv を
記憶する領域12dが形成される。
【0044】前記各データ領域10の構成は図2で示し
たデータ領域の構成に順ずる。前記制御部2は、電源投
入又は停電復旧に応動して、リセット状態が解除される
と、図9に示すフラッシュメモリ4の各データ領域10
に対する初期化処理を実行する。
【0045】流れ図が開始されると、Q1において、フ
ラッシュメモリ4の作業領域11の領域12bのデータ
j 及び領域12aの領域番号Nj を読出す(Q1)。
同時にエラーチェックを実行する。読取った領域番号N
j からデータ領域10を特定して、このデータ領域10
に記憶されているデータDj を読取る(Q2)。同時に
エラーチェックを実行する。
【0046】両方のデータDの種類が一致した場合には
(Q3)、各領域のレビジョンRvを比較する。作業領
域11のレビジョンRvがデータ領域10のレビジョン
Rvより新しい場合には(Q4)、この作業領域11の
データDi をデータ領域10へ書込(複写)する(Q
5)。すなわち、作業領域11からデータDi をRAM
3へ読出した後、データ領域10をクリアして、クリア
した後に読出したデータDi をデータ領域へ書込む。
【0047】両方のレビジョンRvが一致した場合は何
もしない。Q1のエラーチェックにおいて、作業領域1
1にエラーが発生した場合や、データ種類が一致しない
場合は(Q7)、何もしない。
【0048】Q2のエラーチェックにおいて、該当デー
タ領域10のデータDにエラーが発見された場合は(Q
8)、作業領域11のデータDをデータ領域10へ書込
(複写)する(Q9)。
【0049】すなわち、各データ領域10には最新のレ
ビジョンRvのデータが記憶保持するようにしている。
そして、制御部2は外部からデータ更新要求が入力する
と図10(a)に示す流れ図に従ってデータ更新処理を
実行する。
【0050】Q10にてデータ更新要求が入力すると、
先ず作業領域11をクリアする(Q11)。次に、更新
要求の指定するデータDj が記憶さているデータ領域1
0を特定して、該当データ領域10からデータDj を読
出してRAM3へ格納する(Q12)。
【0051】このRAM3の更新前のデータをフラッシ
ュメモリ4の作業領域11へ書込む。このデータ書込み
処理は前述したように、一旦作業領域11をクリアした
後に書込む(Q13)。
【0052】次に、RAM3のデータに対して今回のデ
ータ更新要求に対するデータ更新処理を行う(Q1
4)。フラッシュメモリ4の該当データ領域10をクリ
アした後(Q15)、更新後のデータを該当データ領域
10へ書込む(Q16)。
【0053】該当データ領域10に対するデータ更新処
理が終了すると、Q10へ戻り、次のデータ更新要求の
入力待ちとなる。このように構成された不揮発性メモリ
に対するデータ更新方法であれば、フラッシュメモリ4
のm個のデータ領域10に対して1個の作業領域11が
設けられている。そして、データ更新要求が発生した場
合には、更新予定のデータを一旦作業領域11に複写し
た後、該当データ領域10のデータを更新するようにし
ている。
【0054】したがって、データ領域10のデータに対
する更新処理過程で停電等に起因してデータが破壊され
た場合においては、作業領域11に記憶されている更新
前のデーダを用いて消滅したデータを復元できる。
【0055】よって、図1に示した実施例とほぼ同じ効
果を得ることができる。また、この実施例においては、
データ破壊に対処するためにフラッシュメモリ4には1
つの作業領域11のみを設けているので、図1に示した
フラッシュメモリ4に比較して、必要とする記憶容量を
大幅に低減できる。
【0056】図10(b)は本発明の他の実施例に係わ
る不揮発性メモリに対するデータ更新方法が採用された
コンピュータにおける制御部2のデータ更新処理を示す
流れ図である。その他の部分は図7,図8,図9と同じ
である。
【0057】S1にてデータ更新要求が入力すると、先
ず作業領域11をクリアする(S2)。次に、更新要求
の指定するデータDj が記憶さているデータ領域10を
特定して、該当データ領域10からデータDj を読出し
てRAM3へ格納する(S3)。
【0058】次に、RAM3のデータに対して今回のデ
ータ更新要求に対するデータ更新処理を行う(S4)。
このRAM3の更新後のデータをフラッシュメモリ4の
作業領域11へ書込むS5)。
【0059】最後に、フラッシュメモリ4の該当データ
領域10をクリアした後(S6)、更新後のデータを該
当データ領域10へ書込む(S7)。該当データ領域1
0に対するデータ更新処理が終了すると、S1へ戻り、
次のデータ更新要求の入力待ちとなる。
【0060】このように構成された不揮発性メモリに対
するデータ更新方法であれば、データ更新要求が発生し
た場合には、データを読取って更新し、更新後のデータ
を一旦作業領域11に複写した後に、該当データ領域1
0に書込むようにしている。
【0061】したがって、データ領域10のデータに対
する更新処理過程で停電等に起因してデータが破壊され
た場合においては、作業領域11に記憶されている更新
後のデーダを用いて消滅したデータを復元できる。よっ
て、図7に示した実施例とほぼ同じ効果を得ることがで
きる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明の不揮発性メ
モリに対するデータ更新方法によれば、データ更新時
に、フラッシュメモリ等のオーバーライト不可能な不揮
発性メモリ内に同一データを記憶する複数の領域を形成
して、複数の領域のデータ書換処理時間を互いにづらせ
て実施している。
【0063】したがって、たとえ一方の領域のデータ更
新中に停電等によって不揮発性メモリから読出したデー
タが消滅したとしても、残りの領域に記憶されているデ
ータで消滅したデータを復元でき、簡単な構成でデータ
の保全を図ることができ、コンピュータ全体の信頼性を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる不揮発性メモリに
対するデータ更新方法を適用したコンピュータの概略構
成図
【図2】 同コンピュータのデータ領域の構成を示す図
【図3】 同コンピュータの初期処理動作を示す図
【図4】 同コンピュータの動作を示す説明図
【図5】 同コンピュータのデータ書換処理動作を示す
【図6】 同コンピュータのデータ更新処理動作を示す
【図7】 本発明の他の実施例に係わる不揮発性メモリ
に対するデータ更新方法を適用したコンピュータの概略
構成図
【図8】 同コンピュータの作業領域の構成を示す図
【図9】 同コンピュータの初期処理動作を示す図
【図10】 実施例方法が適用されたデータ更新処理動
作を示す図
【符号の説明】
2…制御部、3…RAM、4…フラッシュメモリ、7…
データブロック、8,10…データ領域、11…作業領
域。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーバーライト不可能な不揮発性メモリ
    に記憶されている各データを更新する不揮発性メモリに
    対するデータ更新方法において、 前記不揮発性メモリ内に、前記各データに対応して同一
    データを記憶する複数のデータ領域からなる複数のデー
    タブロックを形成し、 データ更新要求に応じて、この更新要求データに対応す
    るデータブロック内の所定の手順で選択した一つのデー
    タ領域に記憶されているデータを読出して揮発性メモリ
    に書込み、 この揮発性メモリに記憶されたデータを更新し、 前記選択されデータ領域の記憶内容をクリアして、クリ
    アされたデータ領域に更新後のデータを書込み、 その後、選択されなかった他の各データ領域の記憶内容
    をクリアして、クリアされた各データ領域に前記更新後
    のデータを書込むことを特徴とする不揮発性メモリに対
    するデータ更新方法。
  2. 【請求項2】 オーバーライト不可能な不揮発性メモリ
    に記憶されている各データを更新する不揮発性メモリに
    対するデータ更新方法において、 前記不揮発性メモリ内に、前記各データを記憶するため
    の複数のデータ領域及びデータを一時記憶するための一
    つの作業領域を形成し、 データ更新要求に応じて、この更新要求データに対応す
    るデータ領域のデータを読出して揮発性メモリに書込
    み、 前記作業領域をクリアして、クリアされた作業領域に前
    記揮発性メモリに記憶されたデータを書込み、 前記揮発性メモリに記憶されたデータを更新し、 前データ領域の記憶内容をクリアして、クリアされたデ
    ータ領域に更新後のデータを書込むことを特徴とする不
    揮発性メモリに対するデータ更新方法。
  3. 【請求項3】 オーバーライト不可能な不揮発性メモリ
    に記憶されている各データを更新する不揮発性メモリに
    対するデータ更新方法において、 前記不揮発性メモリ内に、前記各データを記憶するため
    の複数のデータ領域及びデータを一時記憶するための一
    つの作業領域を形成し、 データ更新要求に応じて、この更新要求データに対応す
    るデータ領域のデータを読出して揮発性メモリに書込
    み、 前記揮発性メモリに記憶されたデータを更新し、 前記作業領域をクリアして、クリアされた作業領域に更
    新後のデータを書込み、 前データ領域の記憶内容をクリアして、クリアされたデ
    ータ領域に前記更新後のデータを書込むことを特徴とす
    る不揮発性メモリに対するデータ更新方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR100970064B1 (ko) * 2002-12-16 2010-07-16 후지쯔 가부시끼가이샤 차분 갱신 방법, 기록 매체 및 장치

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